JP2008280065A - 簡易開栓キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザがスコアで切断したキャップのスコア切断部に直接触れないようにする簡易開封キャップを提供すること。
【解決手段】キャップ1は、天面壁5と、該天面壁5の周囲から実質的に垂下されているスカート壁6と、スカート壁6の下端から突出する舌片8が形成され、舌片8に続くプルリング3とを備えている。キャップ1には、スカート壁6を上方に延び、更に天面壁5の周縁をプルリング3の反対方向へ延びる一対のスコア9が形成されている。キャップ1には、スコア9が最初に切断される引き裂き開始部のスコア9部分を跨ぐようにしてスカート壁を被覆するカバー14を配設している。カバー14は、スコア9の外側領域でキャップ本体2に接着している。
【選択図】図7

Description

本発明は、キャップ本体のスカート壁の下端部に把持部が形成され、天面壁の周縁を把持部の反対方向へ延びる一対のスコアが形成された簡易開栓キャップに関する。
従来、容器等に対して栓抜きなどの開封器具を用いることなくキャップを開封できる手段として、開封可能な天面壁とこれに連なるスカート壁の一部に端縁から突出するようなプルリングなどの把持部が設けられ、該把持部の付け根からスカート壁、さらには天面壁に延びている弱化線であるスコアを形成した簡易開栓キャップが知られている。
図9〜図11は、そのようなスコアを形成したキャップ51を示し、キャップ51は、キャップ本体52とプルリング53とを備えている。キャップ本体52の内面側には樹脂製のライナー54が設けられている。
キャップ本体52は、天面壁55と、この天面壁55の周縁部から下方に延びるスカート壁56を設け、該スカート壁56の下端には、その端縁より下側へ突出するように舌片58が一体的に連結されている。この舌片58の左右両端部に形成された付根には、一対のスコア59が形成されている。また、舌片58の付根には、比較的小さな切り欠き部61が形成されており、スコア59は切り欠き部61の最深部からスカート壁56の下方から上方へ向けて天面壁55に延び、さらに天面壁55ではプルリング53の位置と反対側へ延びるように形成されている。
このような、キャップ51の開封方法は、人様々であり通常は、容器62等を片手で握り、容器61を持たない方の手の指をプルリング53の孔60に差し込んで、プルリング53を引っ張りながらスコア59に沿って切断し、閉塞力のなくなったキャップ51が開栓できるようになっている。
なお、金属製キャップとしては、プルリングへの指の挿入が容易で、スコアの切断による開封操作が円滑になるとした技術が、下記の特許文献1に開示されている。
特公平7−23168号公報
キャップ51は、スコア59が切断されることによって開栓ができ、スコア59のラインが分離された切断面が外側に露出する。開封後のキャップ51を廃棄するときには、ユーザはプルリング53の孔60に人差し指、中指などの指を差し込んでいる。ユーザはそのままプルリング53を指に差し込んだままゴミ箱などに、キャップ51を廃棄することは不可能でないが、通常は、プルリング53の孔60から指を抜き取り、プルリング53を持たない方の手で、キャップ51の天面壁55やスカート壁56のいずれか一方、若しくは両者を掴んで、プルリング53を指から外す。
あるいは、キャップ51を外した後に、一旦、キャップ51をテーブルなどにおいて、飲料を飲み干した後に、容器62とともにキャップ51を廃棄することがある。そのようなときには、ユーザはキャップ51のいずれかの部分を持って、キャップ51を廃棄する。したがって、ユーザはキャップ51を、1度のみならず、数回掴む機会がある。キャップ51を掴む際には、ユーザがキャップ51のスコア59の部分で形成されたスコア切断部に触れることがある。このようにユーザがキャップ51を把持したときに、ユーザがスコア切断部に触れたときには、不快感や違和感などを受けることも予想される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ユーザがスコアに沿って切断したキャップのスコア切断部に直接、触れないようにする簡易開封キャップを提供することを目的とする。
本発明の簡易開栓キャップは、天面壁と、該天面壁の周囲から実質的に垂下されているスカート壁と、該スカート壁の下端から突出する基端部が形成され、該基端部に続く把持部とを備え、該基端部両端からスカート壁を上方に延び、更に天面壁の周縁を把持部の反対方向へ延びる一対のスコアが形成された金属製のキャップ本体を有する簡易開栓キャップにおいて、少なくとも前記スコアが最初に切断される引き裂き開始部のスコア部分を跨ぐようにしてスカート壁を被覆する被覆部材を形成し、前記被覆部材は、前記スコアの外側のスコア外側部領域領域でキャップ本体に接着し、前記スコアで挟まれた引き裂き領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に形成するようにした。
上記簡易開栓キャップは、前記スカート壁側のスコア全体及び前記天面壁に形成されている天面壁側のスコアにわたって、これらのスコアを跨ぐようにして前記被覆部材が形成され、前記スコア外側部領域に位置する被覆部材の部分を前記スカート壁及び前記天面壁に接着することができる。
上記簡易開栓キャップは、前記スコアの引き裂き開始位置の前記スコア外側部領域側に位置する部分に該スコア外側部領域の一部を切り欠いた切り欠き部を形成し、前記被覆部材を該切り欠き部の切り欠いた部分まで延ばすことができる。
上記簡易開栓キャップは、前記スコアの切り裂き開始位置から前記天面壁にわたって被覆した前記被覆部材を、前記スカート壁の下縁部を越えて延ばすことができる。
上記簡易開栓キャップは、前記キャップ本体の内面にはシール部材が形成され、該シール部材は前記スコアで挟まれた引き裂き領域でキャップ本体に接着し、前記スコアの外側領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に貼り付けることができる。
本発明の簡易開栓キャップは、少なくともスコアが最初に切断される引き裂き開始部のスコア部分を跨ぐようにしてスカート壁を被覆する被覆部材を形成し、被覆部材は、前記スコアの外側領域でキャップ本体に接着し、前記スコアで挟まれた引き裂き領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に形成するようにしたので、ユーザが引き裂き領域が引き裂かれた後のキャップを掴むときに、スコアの引き裂き開始部の外側領域におけるスコア切断部、すなわち、ユーザが触れると一番不快感及び違和感をうける場所に触れても、その部分をカバーで覆っているので、不快感、違和感を防止することができる。
上記簡易開栓キャップは、前記スカート壁側のスコア全体及び前記天面壁に形成されている天面壁側のスコアにわたって、これらのスコアを跨ぐようにして前記被覆部材が形成され、これらのスコアによって引き裂かれる領域の外側領域に位置する被覆部材の部分を前記スカート壁及び前記天面壁に接着するようにしたので、スコア切断部の全体をカバーで覆うようにすることができ、さらなるユーザの不快感、違和感を抑制することができる。さらに、スコアの引き裂き開始部からスコアの終点位置、切欠き部、スカート壁の下側へ延長することによって、さらなる不快感、違和感をより広い範囲で抑制することができる。
上記簡易開栓キャップは、前記キャップ本体の内面にはシール部材が形成され、該シール部材は前記スコアで挟まれた引き裂き領域でキャップ本体に接着し、前記スコアの外側領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に貼り付けたので、引き裂き領域を引き裂くときに、シール部材とスコアの外側領域との接着が非接着乃至弱接着なので、引き裂き領域側にシール部材が付着してキャップ本体のスコアの外側領域と容器口頸部とで挟まれたシール部材が引き裂き領域側と共にスコア外側領域側から抜け出し、キャップを容器口頸部から容易に取り除くことができる。
以下、本発明の第1の実施形態の簡易開栓キャップについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による簡易開栓キャップの一例を示す平面図、図2はその正面図、図3はプルリングがある部分の断面図、図4は簡易開栓キャップを容器に装着した状態の正面図、図5は図4の簡易開栓キャップのプルリングがある部位の断面図、図6はその簡易開栓キャップのプルリングがない部分の断面図である。
本発明に係る簡易開栓キャップ(以下、単にキャップとする)1は、金属製のキャップ本体2と把持部であるプルリング3とを備えている。
キャップ本体2は、アルミニウム基合金薄板、クロム酸処理鋼薄板、ブリキ薄板等の適宜金属薄板をプレス等により絞り成形することにより形成されている。このキャップ本体2は、円板形状の天面壁5とこの天面壁5の周縁部から実質的に垂下する円筒状のスカート壁6とを備えている。
スカート壁6の下端には、該スカート壁6の下縁部の一部に連結し、その端縁よりさらに下側へ突出するように舌片8が形成され、舌片8には舌片8の下端縁から折り曲げ部13を経て、外側斜め下方に突出する取付突部10(図3参照)を一体に形成している。なお、舌片8及びこの取付突部10は、キャップ本体2と一体成形により形成される。取付突部10には、把持部である上述したプルリング3が連結されている。
図5に示すように、プルリング3は、取付突部10から下方に、容器17の側面にほぼ沿うようにして延在させている。このプルリング3は、プラスチック製の樹脂で形成され、取付突部10に連結されたリング連結部12と、リング22とから成っている。プルリング3は、高密度ポリエチレン又はアイソタクティックポリプロピレンで一体に成形されており、例えば、下型内にキャップ本体2の取付突部を挿入し、その上に溶融樹脂のペレットを供給後、上型を押圧し、冷却固化してプルリング3を取付突部10に一体成形することができる。
舌片8のスカート壁6への付根には、比較的小さな切り欠き部11が形成されている。切り欠き部11は、舌片8の延長部で最深部15が形成され、この切り欠き部11の最深部15には、この最深部15からスカート壁6を高さ方向に横切り、天面壁5まで延びる一対のスコア9が形成されている。このスコア9は一般に弱化部から成り、スカート壁6では下から上へ向けて中間位置で細くなるようにウエスト形状に湾曲するように形成されている。そして、スコア9は、図1に示すように、天面壁5では、プルリング3の位置とは反対側へ延び、天面壁5の周縁部に沿うように形成されている。
引き続き図1を参照にして、スコア9の終端16は、天面壁5のプルリング3の反対側で天面壁5の周縁部、又は該周縁部を若干越えたところまで形成されている。このスコア9が形成されている部分は、薄肉に形成するなどして、他の部分よりも弱化させて、プルリング3を引っ張ることにより、引き裂きが可能に形成されている。
なお、説明の便宜上、一対のスコア9間に位置する部分を引き裂き領域Aとし、この引き裂き領域Aの外側、すなわちスコア9の外側をスコア外側部領域Bと呼ぶ。また、本実施形態では、一対のスコア9を天面壁5では、周縁部に沿って湾曲するように形成して、キャップ1の容器口頸部からの取り除きを容易にしている。
本実施形態では、天面壁5及びスカート壁6側の引き裂き領域Aの周縁からスコア9を跨いで、外側部領域Bへ延びるカバー14を配設している。そして、カバー14は、天面壁5の周縁部からスカート壁6まで延び、さらにはスカート壁6の裾を越える位置まで配設されている。言い換えれば、カバー14が配設されている部分は、外側部領域Bから引き裂き領域Aに僅かにはみ出した部分に配設されている。したがって、切り欠き部11が形成されている部分については、少なくとも切り欠き部11の最深部15がカバー14によって覆い隠されていることが好ましく、図1〜図6では切り欠き部11の全体がカバー14によって覆い隠されている。
キャップ本体2とカバー14との接着は、接着塗料で行われ、接着塗料はスコア外側部領域Bに塗布され、引き裂き領域Aではカバー14と接着をしてない。ただし、カバー14が僅かな剥離力で剥がれるように弱接着でカバー14を接着することについては差し支えがない。また、カバー14と外側部領域Bとの接着範囲は、これらの当接する部分全体を接着してもよいが、スコア9に沿った部分だけ接着するようにしてもよい。
図5及び図6に示すように、キャップ本体2の天面壁5の内面側には有機高分子からなる薄板円形状のライナー4が設けられている。一方、容器17の上部には、容器17の上端部を上方外側に丸くなるように折り曲げて開口部よりも外側へ突出する口頸部18を形成している。ライナー4と天面壁5との接着は、天面壁5における引き裂き領域A側に接着し、外側部領域B側の天面壁5に接着しないようにする。ただし、外側部領域Bについて、簡単に剥離できる程度の弱接着であれば、接着してもよい。
なお、キャップ本体2のスカート壁6の下部は、当初天面壁5から直線状に下方に垂下された形状に形成されているが、閉栓時に絞り部20が絞り加工がされることによって、口頸部18の外径よりも下端側は小径に絞り加工されて、容器17が閉栓される。この状態で、ライナー4の周縁シール部19が容器の口頸部18の頂面から外面にかけて密着し、密封状態が確保される。したがって、キャップ1を開栓するには、絞り部20の口頸部18との係合状態を解除することによって開栓される。
このような構成により、ユーザが容器17を開栓するときは、プルリング3を指に差し込んで、プルリング3をスカート壁6の上方側へ引っ張って切断する。この際、まず、プルリング3をキャップの径方向外方に引っ張り、スカート壁6のスコア9を引き裂いた後、プルリング3を上方に引き上げて、天面壁5側のスコア9を引き裂き、更に上方に引き上げるとキャップ1は容器口頸部から取り除かれることになる。
スコア9の部分を覆うカバーは、引き裂き領域Aでない部分であるスコア外側部領域Bを接着剤で接着、引き裂き領域Aの引き裂き時に、接着剤がユーザに余計な負担をかけることなく、引き裂くことが可能である。同様に、ライナー4についても、ライナー4が外側部領域Bに接着されていないので、引き裂き領域Aの引き裂き時に余計な負担がかかることがない。また、引き裂き領域Aの縁部がカバー14に接触してカバー14を乗り越える際にも、カバー14がフィルム等の弾性部材であるので、容易に引き裂き領域Aは、カバー14を乗り越えることができる。
そして、キャップ1は、引き裂き領域Aを引き裂いた後は、スカート壁6が引き裂き領域Aで分断されていることに加えて、更に、引き裂き領域A側に接着されたライナー4の周縁部により、スコア外側部領域Bを外側に押し広げることができ、絞り部20の保持力が軽減されることとなり、絞り部20と口頸部18との係合を容易に解除することができる。
ユーザがキャップ1を外した状態では、カバー14はスコア9により形成された外側部領域B側の切断部(以後スコア切断部9とする)からはみ出すようにして、スコア切断部9を覆っている。したがって、ユーザはキャップ1を把持するときに、スコア切断部9に相当する部分を指先で触れても、直接カバー14の表面に触れることになる。同様に、ユーザが切り欠き部11の縁部に相当する部分を指先で触れても、直接カバー14に触れることになって、ユーザはスコア切断部9や切り欠き部11の縁部に触れる不快感や違和感を防止することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
なお、キャップ1のキャップ本体2、プルリング3、ライナー4及び容器17の形状は上記第1の実施形態と同じ構造であるので、同一の符合を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、スコア9が切り欠き部11の最深部15からスカート壁6及び天面壁5にかけて上記第1の実施形態と同様に形成されている。本実施形態では、カバー25は、スカート壁6の下端から突出する舌片8の縁部から切り欠き部11の最深部15、さらにスカート壁6に形成したスコア9の該スカート壁6のほぼ中間位置に配設されている。カバー25は、スコア外側部領域Bのみを接着剤で接着している。ただし、スコア外側部領域Bに強接着し、引き裂き領域Aを弱接着してもよい。
このような構成により、ユーザは上記第1の実施形態と同様に、プルリング3を掴んでキャップ1のスコア4を引き裂いて、キャップ1を容器17から外すことができる。スコア9の部分を覆うカバーは、引き裂き領域Aでない部分であるスコア外側部領域Bに接着剤で接着しているので、カバー25は、スコア外側部領域B側に付着してスコア外側部領域B側に残される。スコア4の引き裂き時には、接着剤がユーザに余計な負担をかけることなく、引き裂くことが可能である。
また、引き裂き領域Aが引き裂かれた後のキャップ1をユーザが掴むときに、特に不快感や違和感を有する場所は、切り欠き部11があるスコア9の引き裂き開始点である。したがって、この構成により、ユーザがその切り欠き部11とスコア9の引き裂き開始点周辺に触れても、不快感や違和感を防止、軽減できる。本実施形態では、その部分のみをカバー25で覆っているので、カバー25のキャップ本体2への接着作業の負担が軽減され、カバー25や接着剤の材料費も軽減される効果がある。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
なお、キャップ1のキャップ本体2、プルリング3及び容器17の形状は上記第1の実施形態と同じ構造であるので、同一の符合を付して、その詳細な説明は省略する。
図8のAに示すように、本実施形態では、スコア9が切り欠き部11の最深部15からスカート壁6及び天面壁5にかけて上記第1の実施形態と同様に形成されている。本実施形態では、カバー26をほぼ帯状に形成し、カバー26をスコア9の全領域に沿って、或いは大部分において配設している。すなわちスカート壁6の下端から突出する舌片8の縁部から切り欠き部11の最深部15、さらにスカート壁6を越えて、図8のBに示すように、天面壁5に形成されたスコア9の終点位置にわたって配設されている。カバー26は、スコア外側部領域Bのみを接着剤で接着している。ただし、スコア外側部領域Bを強接着し引き裂き領域Aを容易に剥離可能に弱接着してもよい。
このような構成により、ユーザは上記実施形態と同様に、プルリング3を掴んでキャップ1のスコア4を引き裂いて、キャップ1を容器17から外すことができる。スコア9の部分を覆うカバー26は、引き裂き領域Aでない部分であるスコア外側部領域Bに接着剤で接着しているので、カバー26は、スコア外側部領域B側に付着してスコア外側部領域B側に残される。引き裂き領域Aの引き裂き時には、接着剤が引き裂き領域Aに接着されていないので、ユーザに余計な負担をかけることなく、引き裂くことが可能である。
本実施形態では、スコア9の切断部の全体をカバー26が覆っているので、ユーザがスコア9の切断部に相当する部分に触れても、カバー26に触れることとなり、不快感や違和感を防止、軽減できる。また、カバー26の材料費も軽減される効果がある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的思想に基づいて、勿論、本発明は種々の変形又は変更が可能である。
本発明の第1の実施形態による簡易開栓キャップの容器に装着する前の平面図である。 図1の簡易開栓キャップの正面図である。 図1におけるX−X線方向の断面図である。 図1の簡易開栓キャップを容器に装着した状態の正面図である。 図1の簡易開栓キャップを容器に取付けた状態の図1におけるX−X線方向の断面図である。 図1の簡易開栓キャップを容器に取付けた状態の図1におけるY−Y線方向の断面図である。 本発明の第2の実施形態による簡易開栓キャップを容器に取付けた状態の正面図である。 本発明の第3の実施形態による簡易開栓キャップを容器に取付けた状態の正面図(A)及び平面図(B)である。 従来の簡易開栓キャップの容器に装着する前の平面図である。 図9の簡易開栓キャップを容器に装着した状態の正面図である。 図9の簡易開栓キャップを容器に取付けた状態の図8におけるZ−Z線方向の断面図である。
符号の説明
1 キャップ
2 キャップ本体
3 プルリング
4 ライナー
5 天面壁
6 スカート壁
8 舌片
9 スコア(スコア切断部)
11 切り欠き部
14,25,26 カバー
17 容器

Claims (5)

  1. 天面壁と、該天面壁の周囲から実質的に垂下されているスカート壁と、該スカート壁の下端から突出する基端部が形成され、該基端部に続く把持部とを備え、
    該基端部両端からスカート壁を上方に延び、更に天面壁の周縁を把持部の反対方向へ延びる一対のスコアが形成された金属製のキャップ本体を有する簡易開栓キャップにおいて、
    少なくとも前記スコアが最初に切断される引き裂き開始部のスコア部分を跨ぐようにしてスカート壁を被覆する被覆部材を形成し、
    前記被覆部材は、前記スコアの外側のスコア外側部領域でキャップ本体に接着し、前記スコアで挟まれた引き裂き領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に形成されたことを特徴とする簡易開栓キャップ。
  2. 前記スカート壁側のスコア全体及び前記天面壁に形成されている天面壁側のスコアにわたって、これらのスコアを跨ぐようにして前記被覆部材が形成され、前記スコア外側部領域に位置する被覆部材の部分を前記スカート壁及び前記天面壁に接着するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の簡易開栓キャップ。
  3. 前記スコアの引き裂き開始位置の前記スコア外側部領域側に位置する部分に該スコア外側部領域の一部を切り欠いた切り欠き部を形成し、前記被覆部材を該切り欠き部の切り欠いた部分まで延ばすようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易開栓キャップ。
  4. 前記スコアの切り裂き開始位置から前記天面壁にわたって被覆した前記被覆部材を、前記スカート壁の下縁部を越えて延ばすようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の簡易開栓キャップ。
  5. 前記キャップ本体の内面にはシール部材が形成され、該シール部材は前記スコアで挟まれた引き裂き領域でキャップ本体に接着し、前記スコアの外側領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に貼り付けされたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の簡易開栓キャップ。
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