JP2008274773A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境性能とドライバビリティとを両立させることのできる燃料噴射制御装置を提供すること。
【解決手段】ドライバビリティを満足する要求トルク(TRQTRG)が、環境性能をより向上させる最適トルク(TRQFIN1,2)より小さい回では、最適トルクが得られるように燃料噴射を行うか(S230)、或いは燃料噴射を休止し(S240)、トルク不足が生じた場合には、その不足分を次回以降の燃料噴射のための処理(S220)に反映させてその次回以降で補うことで、環境性能の向上を図りつつドライバビリティが満たされるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射制御装置に関する。
従来より、例えば自動車では、電子制御装置(以下、ECUと記載する)がアクセルペダルセンサからの信号に基づきアクセル操作量を検出して、このアクセル操作量に応じて目標出力を定め、その目標出力が得られるように内燃機関への燃料噴射量を調整する(例えば、特許文献1参照)。内燃機関の出力は、おおよそ燃料噴射量に比例して変化する。
ところで、内燃機関の燃料消費率(以下、燃費と記載する)は、その内燃機関の出力により変化する。燃費とは、機関が1kWの軸出力で1時間の仕事をするために、どれだけの燃料を消費するかをグラム数で示したものであり、単位はg/kWhである。一般に、出力が低過ぎたり高過ぎたりすると、燃費は高くなる(悪くなる)。
図2は、燃費と負荷(出力)との関係を表すグラフである。尚、出力(kW)=α×回転数(rpm)×トルク(N・m)である。但し、αは比例定数である。
横軸を回転数(rpm)とし、縦軸をトルク(N・m)として、燃費が同値となる点を結ぶと、図2のグラフに示すような曲線(以下、等値線と記載する)が得られる。図2において、等値線の中心部に行くほど燃費が低くなり(良くなり)、逆に、等値線の外側にいくほど燃費が高くなる(悪くなる)。
そして、図2において、回転数を変数として、燃費が最も良いとされる点を結ぶと、TRQFIN1で示す曲線が得られる。つまり、例えば回転数がA(rpm)のとき、トルクがB(N・m)であれば、燃費は最も良くなる。言い換えると、回転数がAのときには、燃料噴射量を、トルクがBとなるような量とすれば燃費が良くなる。尚、TRQFIN2は、TRQFIN1のトルク値を1/2倍した点を結んだ曲線である。
このように、燃料噴射量を、トルクがTRQFIN1の曲線に合致するような量とすれば、燃費が良くなる。また、図示は省略するが、例えば排気物質である排気ガスや粒子状物質の量も、燃料噴射量を調整することで例えばより小さい値にすることがある程度可能である。
特開平9−264163号公報
ところで、アクセル操作量に応じて燃料噴射量を決定する現状の制御は、燃費や排気物質量という環境性能の観点からみたときに最適であるとは限らない。例えば、アクセル操作量に応じて決定した燃料噴射量で得られるトルクが、図2のTRQFIN1の曲線に合致するとは限らないためである。排気物質量についても同様である。
これに対し、近年、環境問題は益々重要になってきており、燃費を良くすることや排気物質量を低減させることは必須の課題となっている。
この点、例えばアクセル操作量に応じて燃料噴射量を決定すると、運転者の要望には合致するためドライバビリティは向上するものの、環境性能は良くならない、或いは悪化する。一方、例えば環境性能が良くなるように燃料噴射量を決定すると、運転者の要望には必ずしも合致せず、ドライバビリティが悪化する。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、運転手の操作に基づき燃料噴射を行う燃料噴射制御装置において、環境性能とドライバビリティとを両立させることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の燃料噴射制御装置では、噴射実施手段が、内燃機関の出力が設定される要求出力となるように、内燃機関への燃料噴射を行う。一方、要求出力設定手段が、車両の運転手の操作に基づき、内燃機関が発生すべき出力(以下、操作出力と言う)を算出すると共に、その算出した操作出力を要求出力として設定するようになっている。つまり、運転手の操作に基づき燃料噴射が行われることが前提となっている。
そして特に、請求項1の装置は、内燃機関の動作性能を表す項目のうち、環境性能に関する項目の値が所望の値となるための内燃機関の出力(以下、環境重視出力と言う)を算出する環境重視出力算出手段を備えている。
そして、要求出力設定手段は、操作出力が環境重視出力以下となる回が連続する場合、1回目では、要求出力として0の値を設定し、2回目では、1回目の操作出力とその1回目で設定した要求出力との差分に応じた補正量を今回算出された操作出力に加えた出力を、補正後出力として算出すると共に、要求出力の設定処理として、補正後出力が環境重視出力以上であればその環境重視出力を要求出力として設定し、その補正後出力がその環境重視出力より小さければ要求出力として0の値を設定する処理を実行する。さらに、3回目以降は、前回の補正後出力とその前回と同じ回で設定した要求出力との差分に応じた補正量を今回算出された操作出力に加えた出力を、補正後出力として算出して、設定処理を実行するようになっている。
この請求項1の装置では、操作出力が環境重視出力より大きい場合には、操作出力を満たすように燃料噴射が実施されることを前提とし、一方で、操作出力が環境重視出力以下となる場合には、要求出力の値は、0或いは環境重視出力と同じ値となる。
そして、要求出力が0となった場合でも、それにより生じた不足分(補正量)が次回の操作出力に加えられ、加えた後の補正後出力が環境重視出力を超えれば、その環境重視出力を満たすように燃料噴射が実施されるため、環境重視出力と今回の操作出力との差分だけ、前回の不足分が補われることとなる。補いきれない不足分は次回の計算に持ち越される。このため、不足分が徐々に補われていくことになる。このように不足分が補われていくことで、所定の期間(ある程度長い期間)でみれば、内燃機関の出力が、操作出力に近づく(つまり、運転手の操作に要望に合致する)ことになる。
このため、請求項1の装置は、操作出力が環境重視出力以下の回が連続する場合に、内燃機関の出力が0或いは環境重視出力となるように燃料噴射を実施することで内燃機関の環境性能を向上させることができると共に、出力不足が生じた場合には次回以降に補うため、ドライバビリティを維持できるようになる。
請求項1の装置では、請求項2のように構成するとなお良い。
請求項2の装置は、請求項1の装置において、要求出力設定手段は、操作出力が、環境重視出力より小さい所定の出力以下である場合には、その操作出力を要求出力として設定するようになっている。
例えば、操作出力が微小の場合、要求出力として0の値が設定された時の不足分(操作出力と要求出力との差分)も微小であるから、補正後出力が環境重視出力を超える可能性が低くなる。補正後出力が環境重視出力を超えなければ、要求出力として再び0の値が設定される。このため、要求出力が0となる回数が連続するかもしれない。また一方、不足分が累積されると、あるタイミングで補正後出力が環境重視出力を超えて環境重視出力が要求出力として設定されるが、その時の操作出力と要求出力(環境重視出力)とは、環境重視出力の大きさによっては値がかけ離れてしまうことも心配される。
この点、請求項2の装置によれば、操作出力が、環境重視出力より小さい所定の出力以下である場合には、その操作出力が要求出力として設定されるため、上記のような要求出力が0となる回数が連続するという問題や、操作出力と要求出力とがかけ離れてしまうという問題を回避できるようになるため、ドライバビリティの悪化を防止できる。
次に、請求項3の装置では、請求項1,2の装置において、要求出力設定手段は、今回の操作出力から前回の操作出力を減じて、その減算値が第1の所定値(第1の所定値<0とする)よりも小さいと判定した場合には、今回の操作出力と環境重視出力との大小にかかわらず、要求出力として0の値を設定するようになっている。
例えば、今回の操作出力−前回の操作出力<第1の所定値(第1の所定値<0)が成立する場合とは、減速している場合である。本請求項3の装置のように、減速しているときに要求出力として0の値を設定するようにすれば、減速遅れが生じることを防止できると共に、燃料消費や排気物質量を抑えることができ、一石二鳥である。尚、特に、減速の度合いが大きい急減速状態のときに要求出力として0の値が設定されるような構成とすれば、より有効である。
次に、請求項4の装置は、請求項1〜3の装置において、噴射実施手段は、要求出力設定手段により要求出力として0の値が設定された回では、内燃機関への燃料噴射を休止するようになっている。
つまり、請求項4の装置では、いわゆる減筒運転を行うようになっている。これによれば、実施しなくても大丈夫な燃料噴射をカットするため、ドライバビリティを悪化させることなく、環境性能を向上させることができる。
次に、請求項5の装置は、請求項1〜4の装置において、内燃機関は複数の気筒を有しており、噴射実施手段は、要求出力設定手段により要求出力として0の値が設定された回では、複数の気筒のうち、少なくとも何れか1つへの燃料噴射を休止するようになっている。
このような請求項5の装置によれば、燃料噴射を休止する場合の休止態様の自由度が向上する。例えば、複数の気筒について均等に、燃料噴射が休止されるようにすることができる。そしてこれによれば、熱分布に偏りが生じたり、部品の消耗度合いに偏りが生じたりするというような問題を回避できる。尚、逆に、特定の気筒についてのみ燃料噴射を休止するようにしても良いことは勿論である。
次に、請求項5の装置では、請求項6のように構成するとより好ましい。
請求項6の装置は、複数の気筒のうち、燃料噴射を休止する気筒を決定するルールを記憶するルール記憶手段を備え、噴射実施手段は、複数の気筒のうち燃料噴射を休止する気筒を、ルール記憶手段に記憶されたルールに基づき決定するようになっている。
このような構成によれば、噴射実施手段は、例えば燃料噴射を休止する気筒を決定するための複雑な計算や処理をしなくても良くなり、噴射実施手段の負荷を抑えることができる。また、ルールの内容により、より望ましい制御を実現することができる。尚、ルールとしては、具体的には、複数の気筒のそれぞれについて均等に燃料噴射が休止されるようなルールが考えられる。また、記憶させておくルールとしては、1種類でも良いし、複数種類でも良い。
次に、請求項7の装置は、請求項1〜6の装置において、操作出力が環境重視出力以下となる回が連続する場合、1回目における操作出力と要求出力との差分、或いは2回目以降における補正後出力と要求出力との差分に合致した不足トルクを算出する不足トルク算出手段と、内燃機関の回転数を検出する検出手段とを備えている。
そして、要求出力設定手段は、補正後出力を算出する際、今回の操作出力に、不足トルク算出手段により前の回で算出された不足トルクを検出手段により検出された現在の回転数を用いて変換した出力を加えるようになっている。
尚、出力(kW)=α×回転数(rpm)×トルク(N・m)である。但し、αは比例定数である。この式によれば、同じ出力値でも、回転数によりトルク値は異なる。
そして例えば、車両においては、内燃機関の回転数は刻一刻と変化する。そうすると、不足分の出力がそのまま反映されても、その出力が所望のトルクを得られるような出力であるとは限らない。例えば、不足分の出力は補われたものの、所望のトルクは得られなかった、というような自体も懸念される。
この点、請求項7の装置によれば、不足することとなったトルクを算出しておき、そのトルクが燃料噴射を行う際の回転数を用いて出力に変換されてからその燃料噴射の計算に反映されるため、回転数の変化に関係なく、不足分のトルク(或いは出力)の補完が適切に行われるようになる。
次に、請求項8の装置は、請求項1〜7の装置において、要求出力設定手段は、今回の操作出力から前回の操作出力を減じて、その減算値が第2の所定値(第2の所定値>0とする)よりも大きいと判定した場合には、今回の操作出力と環境重視出力との大小にかかわらず、今回の操作出力を、要求出力として設定するようになっている。
例えば、今回の操作出力−前回の操作出力=第2の所定値(第2の所定値>0)が成立する場合とは、加速している場合である。本請求項8の装置のように、加速しているときには、操作出力が要求出力として設定されるようにすれば、加速遅れが生じることを防止できる。操作出力が0でない限り、要求出力として0の値が設定されることがないためである。尚、特に、加速の度合いが大きい急加速状態のときに操作出力が要求出力として設定されるように構成すると、より有効である。具体的に、例えば緩やかな加速状態では環境性能の向上が図られ得るようにし、その緩やかな加速状態より加速度の大きい急加速状態では、必ず操作出力が要求出力として設定されるようにして加速遅れを防止するようにすることが現実的であり好ましい。
ところで、環境性能に関する項目としては、請求項9に記載のように、内燃機関の燃料消費率及び排気物質量の少なくとも何れかとすることが望ましい。
つまり、環境重視出力は、燃料消費率(燃費)が小さくなる(良くなる)ようなものでも良いし、排気物質量が少なくなるようなものでも良いし、両方の値が良くなるようなものでも良い。さらに、排気物質には、NOx、CO2、粒子状物質等、様々なものがあるが、その何れかを対象としても良いし、複数を対象としても良い。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明が適用されたエンジン制御システム1の構成図である。
エンジン制御システム1は、6つの気筒を有したディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと記載する)20と、このエンジン20を制御するための電子制御装置(以下、ECUと記載する)10と、高圧燃料を蓄えるコモンレール30と、ポンプ40と、燃料タンク50と、アクセルペダル70とを中心に構成されている。
エンジンECU10は、周知のCPU11a、ROM11b、RAM11c等を有するマイコン11を備えている。
このうち、ROM11bには、「背景技術」の欄で説明した図2のグラフを表す情報が記憶されている。また、後述の如く燃料噴射を休止する場合に、どの気筒への燃料噴射を休止するかを表す休止ルールが記憶されている。
エンジン20の各気筒には、それぞれ、その気筒内に燃料を噴射するためのインジェクタ60が設けられている。また、エンジン20には、冷却水温を検出するための水温センサ14が設けられており、さらに、エンジン20のクランクシャフトには、エンジン20の回転数を検出するための回転センサ16が設けられている。
コモンレール30には、このコモンレール30に蓄圧された燃料の圧力を検出するための圧力センサ12が設けられている。
アクセルペダル70には、このアクセルペダル70の操作量を検出するためのアクセルペダルセンサ18が設けられている。
以上のような構成において、エンジンECU10は、水温センサ14、回転センサ16、アクセルペダルセンサ18のそれぞれからの信号に基づき、冷却水温、エンジン回転数、アクセル開度を算出して、エンジン20の各気筒への燃料噴射量や噴射タイミングを決定する。また、エンジンECU10は、エンジン20の運転状態に応じて、複数の気筒のうち、少なくとも何れかへの燃料噴射を休止することができるようになっている。
図2は、図1のエンジン20について、燃費と負荷(出力)との関係を表すグラフである。尚、この図2については、「背景技術」の欄で説明した通りであり、ここでは説明を省略することとする。
次に、図3は、ECU10のマイコンが実行する処理を表すフローチャートである。
まず、図3で使用している記号の定義を列挙する。
・NE:エンジン回転数
・QFIN:最終噴射量(噴射すべき噴射量。)
・TRQTRG:要求トルク(冷却水温、エンジン回転数、アクセルペダル70の操作量等に基づき算出される。)
・TRQFIN:瞬時最適トルク(ある瞬間において、最適なトルク。)
・TRQFRC:フリクショントルク(クランクシャフトの回転方向とは反対方向に働く抵抗分のトルクである。)
・PWRTRM:調整出力(要求される出力(要求トルクから求まる)に対し、QFINで燃料噴射を行ったときの不足分の出力である。尚、理論値(計算値)である。また、マイナス値=不足という趣旨である。)
尚、図3では、図2に示すTRQFIN1,2も用いている。
また、記号の末尾に付している符号(i、i−1)は、データの新旧を表す趣旨である。例えば図3では、「i」は「今回の」という意味であり、これに対し、「i−1」は「前回の」という意味である。
ここで、具体例を挙げると、「TRQTRGi」は、今回算出された要求トルクであり、「TRQTRGi-1」は、前回算出された要求トルクである。
ところで、図3において、S110は急加速状態か否かを判定する趣旨であり、S130は急減速状態か否かを判定する趣旨である。そして、S110:NO→S130:NOの場合においては、急加速状態でもなく急減速状態でもない状態(定常状態)である。
図3の処理では、まず、S110で、TRQTRGi(今回の要求トルク)−TRQTRGi-1(前回の要求トルク)が第1スレッショルド(以下、スレッショルドのことを、単にスレッシュと記載する)より大きいか否かを判定し、第1スレッシュより大きいと肯定判定すると(S110:YES)、急加速状態と判断してS120に移行する。
S120では、TRQTRG(要求トルク)をTRQFIN(瞬時最適トルク)とする(TRQFIN=TRQTRG)。尚、ここで言う要求トルクは、具体的には今回の要求トルクである。
そして、NE(エンジン回転数)及びTRQFIN(瞬時最適トルク)に基づき、QFIN(最終噴射量)を算出する(QFIN=f(NE,TRQFIN))。この場合、理論上は、要求トルクを満たす、言い換えると要求トルクに対しトルクの過不足が生じない燃料噴射量となるため、PWRTRM(調整出力)は0となる。S120の後は、S110に戻る。
ここで、S110:YES→S120の趣旨は、急加速状態の場合には要求トルクを満たすように燃料噴射を実施して、加速遅れが生じないようにすることである。
一方、S110で、TRQTRGi(今回の要求トルク)−TRQTRGi-1(前回の要求トルク)が第1スレッシュ以下であると否定判定すると(S110:NO)、急加速状態でないと判断してS130に移行する。
S130では、TRQTRGi(今回の要求トルク)−TRQTRGi-1(前回の要求トルク)が第2スレッシュより小さいか否かを判定し、第2スレッシュより小さいと肯定判定すると(S130:YES)、急減速状態であると判断して、S140に移行する。
S140では、QFIN(最終噴射量)を0とする。この場合、PWRTRM(調整出力)は、−NE×(TRQFRC+TRQTRG)となる。つまり、抵抗分であるフリクショントルク(TRQFRC)と要求トルク(TRQTRG)とを合わせたトルクに、エンジン回転数(NE)を乗算して算出される出力が、不足することとなる。S140の後は、S110に戻る。
ここで、S130:YES→S140の趣旨は、急減速状態の場合には燃料噴射量を0とすることで燃料噴射を休止(減筒運転)し、減速遅れが生じないようにすることである。
一方、S130でTRQTRGi(今回の要求トルク)−TRQTRGi-1(前回の要求トルク)が第2スレッシュ以上であると否定判定すると(S130:NO)、急減速状態でないと判断してS150に移行する。
S150では、TRQTRGi(今回の要求トルク)が1/2×TRQFIN2以下であるか否かを判定し、肯定判定すると(S150:YES)、S160に移行する。尚、TRQFIN2は、前述したように、図2で、燃費が最適となる点を結んだ曲線TRQFIN1に対し、トルクがそのTRQFIN1の場合の1/2となる点を結んだ曲線である。
S160では、TRQTRG(要求トルク)をTRQFIN(瞬時最適トルク)とする(TRQFIN=TRQTRG)。つまり、処理内容としてはS120と同じであり、ここでは説明を省略する。S160の後は、S110に戻る。
一方、S150で、TRQTRGi(今回の要求トルク)が1/2×TRQFIN2より大きいと否定判定すると(S150:NO)、S170に移行する。
S170では、TRQTRGi(今回の要求トルク)がTRQFIN2以下か否かを判定し、TRQTRGiがTRQFIN2より大きいと否定判定すると(S170:NO)、S180に移行する。
S180では、TRQTRGi(今回の要求トルク)がTRQFIN1以下であるか否かを判定し、TRQTRGiがTRQFIN1より大きいと否定判定すると(S180:NO)、S190に移行する。
S190では、TRQTRG(要求トルク)をTRQFIN(瞬時最適トルク)とする(TRQFIN=TRQTRG)。つまり、処理内容としてはS120及びS160と同じであり、ここでは説明を省略する。S190の後は、S110に戻る。
一方、S180で、TRQTRGi(今回の要求トルク)がTRQFIN1以下であると肯定判定した場合は(S180:YES)、S200に移行する。
S200では、TRQFIN1をTRQFIN(瞬時最適トルク)とする(TRQFIN=TRQFIN1)。そして次に、S220に移行する。
またここで、S170で、TRQTRGi(今回の要求トルク)がTRQFIN2以下であると肯定判定した場合は(S170:YES)、S210に移行する。
S210では、TRQFIN2をTRQFIN(瞬時最適トルク)とする(TRQFIN=TRQFIN2)。そして次に、S220に移行する。
ここで、S150〜S210の処理をまとめると、1/2×TRQFIN2<TRQTRGi(今回の要求トルク)≦TRQFIN2ならばTRQFIN2を瞬時最適トルクとし、TRQFIN2<TRQTRGi(今回の要求トルク)≦TRQFIN1ならばTRQFIN1を瞬時最適トルクとして、さらに次のS220に進み、それ以外ならTRQTRGi(今回の要求トルク)を満たすように燃料噴射を実施する。
S220では、TRQTRG−PWRTRM/NEが、TRQFIN(瞬時最適トルク)以上か否かを判定し、TRQFIN以上であると肯定判定すると(S220:YES)、S230に移行する。より具体的には、今回の要求トルクに不足分のトルクを加えたトルクが瞬時最適トルク以上であると判定すると、S230に移行する。
S230では、NE(エンジン回転数)とTRQFIN(瞬時最適トルク)とから、QFIN(最終噴射量)を算出する(QFIN=f(NE,TRQFIN))。この場合、PWRTRM(調整出力)は、PWRTRMi-1−NE(TRQTRG−TRQFIN)となる。つまり、PWRTRMi-1(前回の調整出力:不足分)に、今回TRQTRG(要求トルク)に対して余分に出力した分(TRQTRG−TRQFIN)の出力を加える。この場合、不足分は小さくなる。S230の後は、S110に戻る。
一方、S220で、TRQTRG−PWRTRM/NEが、TRQFINより小さいと否定判定すると(S220:NO)、S240に移行する。
S240では、QFIN(最終噴射量)を0とする。この場合、PWRTRM(調整出力)は、PWRTRMi-1−NE(TRQFRC+TRQTRG)となる。つまり、PWRTRMi-1(前回の調整出力:マイナス値)から、TRQFRC(フリクショントルク:抵抗分)とTRQTRG(要求トルク)とに相当する分の出力を減算した値となる。言い換えると、前回の不足分の出力に今回の不足分の出力を加える。S240の後は、S110に戻る。
次に、本実施形態の作用について、図4を用いて説明する。ここで、図4では、エンジン20の回転数を一定としている。
そして、図4(a)は、QFIN(最終噴射量)を時系列で表したグラフである。図4(b)は、トルク(TRQTRG、TRQFIN、及び調整のトルク)を時系列で表したグラフである。また、細い波線で、TRQFIN1及びTRQFIN2を示している。尚、図4(a),(b)では、説明の便宜上、燃料噴射のタイミングについて個々に、(1)〜(12)の番号を付している。また、その1〜12を、データの新旧を表す前述の「i」に当てはめることとする。ただし、便宜上、文字サイズは同一にしている。
図4において、(1)〜(6)、(10)〜(12)のタイミングは、TRQTRG(要求トルク)の変動が少ない定常状態である。
一方、(7)及び(8)のタイミングは、TRQTRG(要求トルク)が急激に増加している(急加速状態)。また、(9)のタイミングは、TRQTRG(要求トルク)が急激に低下している(急減速状態)。
まず、(1)のタイミングは、定常状態であるため、図3の処理でS110及びS130で否定判定され、S150まで進む。
そして、S150でTRQTRGi(今回の要求トルク)は1/2×TRQFIN2より大きいと否定判定され、S170に進む。
S170では、TRQTRGi(今回の要求トルク)はTRQFIN2より大きいと否定判定され、S180に進む。
S180で、TRQTRGi(今回の要求トルク)はTRQFIN1以下であると肯定判定され、S200に進む。
S200では、TRQFIN1をTRQFIN(瞬時最適トルク)とする。次に、S220で、TRQTRG(要求トルク)−PWRTRM/NE≧TRQFIN(瞬時最適トルク)か否かが判定されるが、ここでは前回の燃料噴射の実績がないためPWRTRMは0である。そして、図4の例によれば(1)のタイミングではTRQTRGはTRQFINより小さいため、S220で否定判定され、S240に進む。
次に、S240で、QFIN(最終噴射量)は0とされる。つまり、図4(a)に示すように、(1)のタイミングでは燃料噴射は実施されない。尚、ROM11bに記憶された休止ルールに基づいて、所定の気筒への燃料噴射が休止される(減筒運転)。また、PWRTRM(調整出力)が算出されるが、今回の場合をS240の計算式に当てはめると、PWRTRM=0−NE×(TRQFRC+TRQTRG)となる。つまり、TRQFRC(フリクショントルク:抵抗分)と今回のTRQTRG(要求トルク)とを合わせた分に相当する出力が不足することとなる。そして、この不足分の出力が、次回の燃料噴射の計算に持ち越される。
次に、(2)のタイミングでは、(1)と同様に、S110,130,S150,S170:NO→S180:YES→S200→S220と進む。
そして、図4の例では、今回のTRQTRG(要求トルク)と前回不足したトルクとを合わせた分(TRQTRG−PWRTRM1/NE)が、TRQFIN以上であり、このためS220で肯定判定され、S230に進む。
S230では、NE(回転数)及びS200で決定したTRQFIN(つまり、TRQFIN1)に基づき、QFIN(最終噴射量)を決定する。この場合、結局、TRQFIN1の曲線に合致するように噴射量が決定される。また、PWRTRM2(調整出力)は、前回の調整分((1)での不足分)から、今回TRQTRG2に対して余分に出力した分を減算したものとなる(PWRTRM=PWRTRMi-1−NE×(TRQTRG−TRQFIN)。つまり、図4では、TRQFINの線から上部にはみ出した部分に相当する分の出力が調整出力(不足分)となり、次回の計算に持ち越される。
(3)のタイミングでは、今回のTRQTRG3と前回の調整分のトルク(不足分のトルク)とを合わせた分が、おおよそTRQFINと同じである。図3のフローでは、(2)のタイミングの場合と同じようにS220まで進み、S220で、TRQTRG(要求トルク)−PWRTRM/NE=TRQFIN(瞬時最適トルク)であると肯定判定される。そして、S230に進む。S230では、NE及びTRQFINに基づき噴射量が決定される。この場合、(2)のタイミングの場合と同じ噴射量となる。つまり、図2のTRQFIN1に合致するような燃料噴射量となる。
このように、(1)〜(3)のタイミングでは、TRQTRG(要求トルク)とPWRTRM/NE(不足分のトルク)とを合わせたトルク(以下、前者)がTRQFIN1(最適なトルクであり、以下、後者)よりも小さい場合は燃料噴射を休止すると共に、前者が後者よりも大きい場合は、最適なトルクとなるように燃料噴射を行っている。つまり、エンジン20への噴射量を、TRQFIN1の曲線に合致するような噴射量にしている。一方、本来要求されるトルク(前述した「前者」のトルク)に対する不足分を、次回の燃料噴射の計算に反映させている。これにより、例えば図4の(1)〜(3)では、全体としてみれば、エンジン20のトルク(出力)は、本来要求されるトルク(出力)に一致している。(4)〜(6)においても同様である。
次に、(7),(8)は、急加速状態であり、この場合、S110で肯定判定され、S120に進む。つまり、(7),(8)のような急加速状態では、要求トルクとなるように燃料噴射が実施され、加速遅れが生じないようにされる。
次に、(9)は、急減速状態であり、この場合、S110:NOでS130に進み、S130で肯定判定されてS140に進む。つまり、(9)のような急減速状態では、燃料噴射を休止して、減速遅れが生じないようにされる。
一方、(9)で燃料噴射を休止することにより不足することとなったトルクは次回の(10)における計算に持ち越される。以下、(1)〜(3)と同様であり説明を省略する。
このように、本実施形態では、燃費が良くなるような燃料噴射をなるべく多くの回数実施するようにすると共に、不足することとなったトルクは次回の燃料噴射に反映させるようにしているため、燃費の向上を図ることができるし、また、全体としてみれば、エンジン20の出力が運転手の要求する出力に一致するようになる。したがって、車両の環境性能の向上とドライバビリティの維持とを両立させることができる。
また、急加速状態では要求トルクとなるように燃料噴射を実施して、ドライバビリティを優先するようにしているため、ドライバビリティが著しく悪化してしまうことがない。一方、急減速状態では燃料噴射を休止するため、減速遅れを防止できると共に、無用な燃料消費を抑えることができる。
尚、本実施形態において、インジェクタ60,エンジンECU10,S120,S140,S160,S190,S230及びS240の処理が噴射実施手段に相当し、エンジンECU10,S110,S130,S150,S180及びS220が要求出力設定手段に相当し、エンジンECU10及び図2のグラフを記憶するROM11bが環境重視出力算出手段に相当し、ROM11bがルール記憶手段に相当し、S140及びS240の処理が不足トルク算出手段に相当し、回転センサ16が検出手段に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記実施形態では、燃費の向上とドライバビリティの維持とを両立させる例について説明したが、排気物質量の低減とドライバビリティの維持とを両立させるべく、本発明を適用することもできる。ところで、見方によっては、燃費の向上が排気物質量の低減につながるとも言えるため、本発明によれば、燃費の向上・排気物質量の低減と、ドライバビリティの維持とを両立させることができると言える。尚、排気物質には、NOx、CO2、粒子状物質などの種類があり、排気物質量の低減といった場合、何れを対象にしても良い。
また、上記実施形態において、TRQFIN2のさらに1/2となる(トルクが1/2となる)曲線(例えばTRQFIN3とする)を定義し、そのTRQFIN3を、TRQFINを決定する際に用いてもよい。この場合、1/2×TRQFIN3<TRQTRG(要求トルク)≦TRQFIN3を満たす場合、「TRQFIN=TRQFIN3」とする、というような計算処理を行うように構成することができる。さらに、同様にして、TRQFIN4、TRQFIN5を順次定義しても良い。
また、上記実施形態において、エンジン20は例えば4気筒であっても良く、気筒数は問わない趣旨である。
本実施形態のエンジン制御システム1の構成図である。 燃費と出力との関係を表すグラフである。 エンジンECU10のマイコン11が実行する処理のフローチャートである。 本実施形態の作用を表すタイムチャートである。
符号の説明
1…エンジン制御システム、11…マイコン、11a…CPU、11b…ROM、11c…RAM、12…圧力センサ、14…水温センサ、16…回転センサ、18…アクセルペダルセンサ、20…エンジン、30…コモンレール、40…ポンプ、50…燃料タンク、60…インジェクタ、70…アクセルペダル。

Claims (9)

  1. 内燃機関の出力が、設定される要求出力となるように、前記内燃機関への燃料噴射を行う噴射実施手段と、
    前記内燃機関を搭載した車両の運転手の操作に基づき、その内燃機関が発生すべき出力(以下、操作出力と言う)を算出すると共に、その算出した操作出力を前記要求出力として設定する要求出力設定手段とを備えた燃料噴射制御装置において、
    前記内燃機関の動作性能を表す項目のうち、環境性能に関する項目の値が所望の値となるための前記内燃機関の出力(以下、環境重視出力と言う)を算出する環境重視出力算出手段を備え、
    前記要求出力設定手段は、
    前記操作出力が前記環境重視出力以下となる回が連続する場合、1回目では、前記要求出力として0の値を設定し、2回目では、1回目の操作出力とその1回目で設定した要求出力との差分に応じた補正量を今回算出された操作出力に加えた出力を、補正後出力として算出すると共に、前記要求出力の設定処理として、該補正後出力が前記環境重視出力以上であればその環境重視出力を前記要求出力として設定し、その補正後出力がその環境重視出力より小さければ前記要求出力として0の値を設定する処理を実行し、3回目以降は、前回の補正後出力とその前回と同じ回で設定した要求出力との差分に応じた補正量を今回算出された操作出力に加えた出力を、補正後出力として算出して、前記設定処理を実行するようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記要求出力設定手段は、
    前記操作出力が、前記環境重視出力より小さい所定の出力以下である場合には、その操作出力を前記要求出力として設定するようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記要求出力設定手段は、
    今回の操作出力から前回の操作出力を減じて、その減算値が第1の所定値(第1の所定値<0とする)よりも小さいと判定した場合には、今回の操作出力と前記環境重視出力との大小にかかわらず、前記要求出力として0の値を設定するようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記噴射実施手段は、
    前記要求出力設定手段により前記要求出力として0の値が設定された回では、前記内燃機関への燃料噴射を休止するようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記内燃機関は複数の気筒を有しており、
    前記噴射実施手段は、前記要求出力設定手段により前記要求出力として0の値が設定された回では、前記複数の気筒のうち、少なくとも何れか1つへの燃料噴射を休止するようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  6. 請求項5に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記複数の気筒のうち、燃料噴射を休止する気筒を決定するルールを記憶するルール記憶手段を備え、
    前記噴射実施手段は、前記複数の気筒のうち燃料噴射を休止する気筒を、前記ルール記憶手段に記憶された前記ルールに基づき決定するようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記操作出力が前記環境重視出力以下となる回が連続する場合、1回目における前記操作出力と要求出力との差分、或いは2回目以降における前記補正後出力と要求出力との差分に合致した不足トルクを算出する不足トルク算出手段と、
    前記内燃機関の回転数を検出する検出手段とを備え、
    前記要求出力設定手段は、前記補正後出力を算出する際、今回の操作出力に、前記不足トルク算出手段により前の回で算出された前記不足トルクを前記検出手段により検出された現在の回転数を用いて変換した出力を加えるようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記要求出力設定手段は、
    今回の操作出力から前回の操作出力を減じて、その減算値が第2の所定値(第2の所定値>0とする)よりも大きいと判定した場合には、今回の操作出力と前記環境重視出力との大小にかかわらず、今回の操作出力を、前記要求出力として設定するようになっていることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  9. 請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記環境性能に関する項目は、前記内燃機関の燃料消費率及び排気物質量の少なくとも何れかであることを特徴とする燃料噴射制御装置。
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