JP2008274587A - 作業車両 - Google Patents

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Koichi Hachitsuka
浩一 八塚
Kiyobumi Sakurahara
清文 桜原
Shigetoshi Ishioka
成利 石岡
Noboru Sagawa
昇 佐川
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Abstract

【課題】作業車両において、操作を簡単化しながら誤操作を防止する。
【解決手段】走行車体の前側部あるいは後側部にフロントローダやバックホウ等の作業機を具備する作業車両において、自己復帰する押しボタンを備える走行入り切りスイッチ、及び自己復帰する押しボタンであってこの押しボタンが押圧操作されているときにだけ指示信号を出力する前後進スイッチを設け、前記走行入り切りスイッチを押しながら前記前後進スイッチの前進スイッチあるいは後進スイッチを押すと前進あるいは後進する構成とし、該前進スイッチあるいは後進スイッチからの前進あるいは後進の信号有の状態を検出している状態においては、前記走行入り切りスイッチから切り信号が入力されても、前進あるいは後進の実行信号出力を継続する制御手段を設けたことを特徴とする作業車両の構成とする。
【選択図】図10

Description

本発明は、車体の前側部あるいは後側部にフロントローダやバックホウ等の作業装置を装着する作業車両に関する。
作業車両の前後進操作装置において、前進、後進、中立を指示する前後進レバー装置と、前後進レバー装置の指示を前後進スイッチ装置の指示よりも優先させて前後進切換制御を行なうコントローラと、切換操作部材の操作で前後進スイッチ制御状態、及び前後進スイッチ制御状態の解除をコントローラに指示する切換スイッチを設けたものは公知である(特許文献1)。
特開2005−256408号公報
前述のような構成では、切換スイッチの操作により前後進スイッチ制御状態にコントローラを切り換えると、前後進スイッチの一操作で作業車両が前後進を開始する。従って、前後進スイッチに不用意に手が触れると不意に走行を開始し、安全走行が阻害されるという不具合があった。そこで、この発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
請求項1の発明は、走行車体(1)の前側部あるいは後側部にフロントローダ(10)やバックホウ(11)等の作業機を具備する作業車両において、自己復帰する押しボタンを備える走行入り切りスイッチ(81)、及び自己復帰する押しボタンであってこの押しボタンが押圧操作されているときにだけ指示信号を出力する前後進スイッチ(82)を設け、前記走行入り切りスイッチ(81)を押しながら前記前後進スイッチ(82)の前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)を押すと前進あるいは後進する構成とし、該前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)からの前進あるいは後進の信号有の状態を検出している状態においては、前記走行入り切りスイッチ(81)から切り信号が入力されても、前進あるいは後進の実行信号出力を継続する制御手段(35)を設けたことを特徴とする作業車両とする。
前記構成によると、走行入り切りスイッチ(81)を押して走行入りにしながら前後進スイッチ(82)の前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)を押すと、走行車体(1)が前後進する。そして、作業車両が前後進を開始すると、前記走行入り切りスイッチ(81)を切り状態にしても前後進を続ける。その後、前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)を切り状態にすると、作業車両の走行が停止する。
請求項1の発明は、走行開始時には走行入り切りスイッチ(81)を押して走行入りしながら前後進スイッチ(82)の前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)を押す、所謂ダブルアクション操作により走行が開始するので誤操作を防止することができる。
また、一旦前後進を開始すると走行入り切りスイッチ(81)を切りにしても前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)のみで走行できるので、走行入り切りスイッチ(81)を押し続ける必要がない。即ち、前後進スイッチ(82)の押し操作だけで走行が継続し、操作性の向上を図ることができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、作業車両の一例としての乗用型トラクタを示すもので、この走行車体1の前側部のボンネット2内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝達し、この変速装置で減速された回転動力を前輪4、4と後輪5,5に伝達するようにしている。運転席6の前方にステアリングハンドル7を装備し、これらをキャビン8で覆っている。
走行車体1の前側部にフロントローダ10を装備し、走行車体1の後側にはバックホウ11等を装着する構成である。フロントローダ10は、フロントブラケット12にローダブーム13を上下回動自在に軸支して油圧により伸縮するリフトシリンダ14により昇降し、ローダブーム13の先端に設けたバケット15をバケットシリンダ16の伸縮作動により、掻き込み、ダンプ放出可能に構成している。
また、走行車体1の後側端部のリヤーブラケット17にバックホウ11を取り付けて、アウトリガー18で支持する構成である。リヤーブラケット17の後側部には、旋回ブラケット19を上下方向の旋回軸20回りに旋回可能に架設し、この旋回ブラケット19に対してリフトブーム21を昇降回動自在に設け、ブームシリンダ22の油圧伸縮により昇降可能に構成している。また、このリフトブーム21の後側端部にバケットアーム23を上下回動自在に枢支し、アームシリンダ24の油圧伸縮により上下回動可能に構成している。バケットアーム23の先端にはバケットリンク26を介してバケット25が回動自在に支持され、バケットシリンダ27の油圧伸縮によりバケット25は回動する構成である。
バックホウ11の操作用の後座席28や操作台29をリヤーブラケット17上に設け、オペレータが後座席28に後向き姿勢で着座し、操作台29上の後部作業機操縦用の操作具30や、後シャトルスイッチ31、操向スイッチ32等を操作してバックホウ11の作業操作を行なうように構成している。なお、前記操作具30は、前後方向の操作でバケット25が上下動し、左右方向の操作で旋回軸20回りに旋回する構成である。
図2に示すように、走行車体1の主体を構成するクラッチハウジング40や、ミッションケース3及びアクスルハウジング42等には、エンジンEから動力の入力される入力軸43に主クラッチ44を設け、この入力軸43から伝動される前後進軸45上に前後進切替手段Aとして、シャトルクラッチ伝動停止の中立位置Nから前進位置Fと後進位置Rのギヤ伝動に切り替えるシャトルクラッチ(前進)46,シャトルクラッチ(後進)47を設けている。
この前後進軸45から伝動される主変速軸48に主変速ギヤ49を設け、この前後進軸48から伝動される副変速軸50に副変速ギヤ51を設けて、ピニオンギヤ軸52に伝動している。このピニオンギヤ軸52からリヤーデフギヤ53を介して後輪5,5を駆動し、また、ピニオンギヤ軸52から前輪取出軸54に伝動している。この前輪取出軸54には前輪切り状態、四駆状態、前輪倍速状態に切り替える前輪伝動切替装置55を設けている。
また、前進入力軸43からPTO伝動軸56にギヤを介して動力を伝達し、後側のPTO軸57に伝達している。また、ミッションケース3の後側上端部に油圧シリンダ58により昇降できるリフトアーム59を設け、三点リンク機構等を介してロータリ耕耘装置等の作業機を装着し昇降可能に構成している。
ステアリングハンドル7のフロアの近くには、図4及び図5に示すように、左右後輪5,5への走行用制動装置60の左右ブレーキぺダル61L,61Rやパーキングブレーキレバー62等を備えた構成となっている。走行用制動装置60は、左右後輪5,5への走行伝動系に制動作用を付与するもので、前進左右ブレーキぺダル60L,60Rの踏み込み操作で、左右のブレーキソレノイド63L,63R及び左右のブレーキシリンダ64L,64Rを介して作動するように連動構成している。また、パーキングブレーキレバー62のON/OFF状態感知スイッチ64で感知できるように構成することで、重複作動を回避できるようにしている。なお、パーキングブレーキ作動時には、ロッドにて機械的リンク機構を介して制動することにより、油圧出力はオフする構成となっている。
運転席6及び後座席28には、オペレータの着座、非着座によってON/OFFするシートスイッチ33を設け、オペレータが運転席6に座ると、シートスイッチ33のスイッチオンし、エンジン始動スイッチ34の操作によりエンジンEが始動できるように構成している。また、エンジンEの始動後は、シートスイッチ33が「切り」になると、即ち、オペレータの非着座によってシートスイッチ33がオフになると、前後進切替主変速Aが制御手段(コントローラ)35を介して自動的に前後進中立位置に切り替えられるようになっている。
また、前後進切替手段Aの中立位置では、前記シートスイッチ33の「切り」作動に基づき走行用制動装置60も作動するようになっており、走行伝動系にブレーキがかかり、走行停止状態を確実に維持できる構成となっている。なお、このブレーキと同時にPTO軸57も停止することができるが、この場合には、走行停止状態での作用ができなくなるので、オペレータは運転席6に座ってシートスイッチ33を元のスイッチオン状態に戻し、走行停止状態を解除してからでなければ、通常通りのPTO作業が行なえないようになっている。
作業車両において、前側のフロントローダ10等で作業を行なう際には、運転席6に座って、前シャトルスイッチ36の操作で前後進スイッチ36L,36RをON/OFFし、前進ソレノイド66に出力、あるいは、後進ソレノイド67に出力して前後進切替弁を作動し、シャトルクラッチ(前進)46,シャトルクラッチ(後進)47の前後進操作をする。
また、操作台29の例えば左手側に、図9に示すように、車体2の走行を微速で前後進させる後シャトルスイッチ31(前進スイッチ31F、後進スイッチ31R)と、サブスイッチ37、操向スイッチ32(左スイッチ31L、右スイッチ31R)等を設けている。そして、サブスイッチ37を押した状態で後シャトルスイッチ31の前進スイッチ31F、後進スイッチ31Rを押すことによって、微速での前後進が行われる。また、サブスイッチ37を押した状態で、操向スイッチ32の左スイッチ31L、右スイッチ31Rを押すことによって、微速走行での左右操向がなされる。なお、操作台29には図9に示すように、スロットルレバー用のガイド溝38、バックホウ用の上昇高さ設定ダイヤル38a、各種ランプスイッチ38b、バックホウ用の最上昇スイッチ38c等を設けている。
バックホウ11等の後作業は、後座席28に着座して、後シャトルスイッチ31を操作して前後進する。この後向き作業操作では、後シャトルスイッチ31の前進スイッチ31F、後進スイッチ31Rの操作で、前後進スイッチ36L,36RをON/OFFし、前進ソレノイド66あるいは後進ソレノイド67に出力して前後切替弁を作動し、シャトルクラッチ(前進)46、シャトルクラッチ(後進)47の前後進操作をする。また、操向スイッチ32は、左操向スイッチ32Lあるいは右操向スイッチ32Rを押してONにし、左操向ソレノイド68あるいは右操向ソレノイド69に作動し、操向制御弁を作動して操向クラッチを作動し機体の進行方向を制御する。
前記操作具30の操作でバックホウ11への作動シリンダを制御する制御弁70において、図6、図8に示すように、この制御弁70が作動しないように操作具30をロックする状態と、制御弁70が作動するように操作具30の作動を許容する作動状態とに切り替えるロックアーム71を設け、このロックアーム71に設けたロックピン72に対し係止可能な係止フック73を設け、エンジンEが稼働中であるか、あるいはシートスイッチ33のONを検出すると、モータ(又はソレノイド)74でワイヤ75を引っ張り、係止フック73をロックピン72から外して非ロック状態とし、また、前記以外では、即ち、エンジンEが停止しているか、シートスイッチ33がオフの場合には、ワイヤ75を引かずに、ロックスプリング76の復元力で係止フック73をロックピン72に係合させて、インターロックするように構成している。
次に、図10に基づきバックホウ11の操作装置の他の実施形態について説明する。
操作台29には走行入り切りスイッチ81及び前後進スイッチ82を設け、コントローラ35の入力側に接続している。この走行入り切りスイッチ81を押しながら、前後進スイッチ82の前進スイッチ82aあるいは後進スイッチ82bを押すことにより、トラクタを前進あるいは後進するように構成している。
この走行入り切りスイッチ81は、自己復帰する押しボタンを備える押しボタンスイッチからなり、押しボタンが押圧操作されると指示信号を出力し、再び押しボタンが押圧操作されると、指示信号の出力が停止される構成としている。また、前後進スイッチ82の前進スイッチ82a、後進スイッチ82bは、自己復帰する押しボタンを備える押しボタンスイッチからなり、押しボタンが押圧操作されているときだけ指示信号を出力し、押しボタンの押圧を解除すると、指示出力が停止する構成である。
しかして、走行入り切りスイッチ81を走行ONし、且つ、前後進スイッチ82の前進スイッチ82aをONにすると、前進ソレノイド66に出力を開始し走行車体1が微速前進し、また、走行入り切りスイッチ81を走行ONし且つ前後進スイッチ82の後進スイッチ82bをONすると、後進ソレノイド67に出力を開始し走行車体1が微速で後進する。そして、走行開始後は前後進スイッチ(82)の前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)の押し操作だけで、微速前進走行あるいは微速後進走行が継続される。
また、走行入り切りスイッチ81を走行OFFし且つ前後進スイッチ82の前進スイッチ82aをOFFすると、前進ソレノイド66への出力を停止し走行車体1が停止し、また、走行入り切りスイッチ81を走行OFFし且つ前後進スイッチ82の後進スイッチ82bをOFFすると、後進ソレノイド67への出力を停止し走行車体1が停止する。
なお、この実施形態では、図10(B)に示すように、走行入り切りスイッチ81及び前後進スイッチ82の故障時の誤操作を防止するために、スイッチ操作がOFF(電圧H)からON(電圧L)に変化したときに有効としている。また、前記副変速ギヤ51の低速変速状態を副変速センサ(図示省略)が検出し、且つ前記主変速ギヤ49の低速変速状態を主変速センサ(図示省略)が検出している微速走行時にのみ、走行入り切りスイッチ81及び前後進スイッチ82の前進スイッチ82a、後進スイッチ82bの操作を有効としている。
トラクタの走行安全性の向上を目的として、誤操作の防止のため、二つのスイッチを設けてダブルアクション操作とし、二つのスイッチを共にONしている間のみにソレノイド出力をするものがある。しかし、このような操作方式であると、走行中の振動や衝撃がある状態で二つのスイッチを押し続ける状態を維持するのは難しく、意図したとおりの走行ができにくいという不具合があった。
しかし、前記構成によると、走行中に走行入り切りスイッチ81を押し続ける必要がなくなるため、走行開始時には二つのスイッチ81,82を操作し誤操作防止機能を維持したまま、操作性の向上を図ることができる。
次に、図11に基づきコントローラ35の半クラッチの警報制御装置について説明する。
主クラッチ44の入切をクラッチぺダル(図示省略)の操作位置からクラッチポジションセンサ(図示省略)により検出し、半クラッチ状態が所定時間継続すると警報ブザーを鳴らすように構成し、半クラッチ状態の単位時間あたりの割合が所定比率を超えると、半クラッチ状態が解除されるまでの間にわたり、警報ブザーを鳴らすものである。
図11に示すように、制御が開始されると、例えば1秒経過すると(ステップS1)、クラッチポジションセンサの検出値(SK)をコントローラ35に入力し(ステップS2)、半クラッチ状態か否かを判定し(ステップS3)、例えば、過去40秒間の半クラッチ状態の検出回数(N)を算出する(ステップS4)。そして、検出回数(N)が例えば30回を超えていると(ステップS5)、コントローラ35から警報ブザーに出力を開始する(ステップS7)。次いで、クラッチポジションセンサの検出値(SK)をコントローラ35に入力して(ステップS7)、半クラッチ状態か否かを判定し(ステップS8)、半クラッチ状態が解除されたか否かを判定する(ステップS9)。半クラッチ状態が解除されていないときには、前記ステップS7に戻り、また、半クラッチ状態が解除されていると、警報ブザーの出力を停止する(ステップS10)。
半クラッチ状態が一定時間連続すると警報ブザーを鳴らすものであると、半クラッチ状態が頻繁に発生するが連続して所定時間を超えない場合には、警報を発しないため、半クラッチによる主クラッチの早期摩耗を防止できないという不具合がある。しかし、前記構成によると、このような不具合を解消することができる。
次に、図12に基づきコントローラ35の他の制御形態について説明する。
この実施形態は、前側作業機のフロントローダ10や後側作業機のバックホウ11を昇降制御するにあたり、作業位置調整ダイヤル(図示省略)の昇降操作と作業機の昇降特性線を、図12(B)に示すように、作業領域である地面に近い下部領域(A〜B’)では、緩やかな傾斜線とし、上昇位置付近の上部領域(B’〜C)では、急な傾斜線とする。
作業位置調整ダイヤルの操作と作業機の昇降特性線を、下部領域から上部領域にわたり一本の直線(A−B−C)状にすると、下部の作業領域では昇降位置の微調整が難しいという不具合がある。しかし、前記構成によると、作業領域では昇降位置の微調整が容易となり、また、上げ位置付近では迅速に昇降することができ、操作性を向上させながら作業能率を高めることができる。
次に、図13に基づきトラクタの燃料タンク84の給油口のロック構成について説明する。ボンネット2内に燃料タンク84を配設し、燃料タンク84の給油口部に開閉自在の開閉蓋2aを設けている。燃料タンク84の給油口を給油キャップ85で開閉可能に構成し、キャップ85の凹凸外周部に規制板86の凹凸穴部を嵌合装着し、キャップ85と規制板86を一体的に燃料タンク84に回動装着可能に構成する。また、燃料タンク84側に設けた固定プレート87の穴と、規制板86側の穴86aとを合致させて、鍵88により施錠するように構成している。
前記構成によると、燃料タンク84のキャップ85が回動不能となり、燃料タンク84部のいたずらや、燃料の盗難を防止することができる。
また、図14に示すように、規制板86の穴86aの反対側にフック86bを設け、燃料タンク84側のガイド杆84aにフック86bを係合して規制板86の上方への抜け止めをし、固定プレート87の穴と規制板86側の穴86aとを合致させて鍵88により施錠するように構成する。前記構成によると、前記効果を更に高めることができる。
また、図15に示すように、燃料タンク84のキャップ85を上側から押さえる押圧板91を設け、燃料タンク84側の支持棒92に押圧板91側の支持孔を嵌合し、鍵88で施錠し押圧板91の浮き上がりを防止しても、同様の効果が期待できる。
また、図16に示すように構成してもよい。ボンネット2内に燃料タンク84を配設し、燃料タンク84の給油口部に開閉自在の開閉蓋2aを設け、燃料タンク84の給油口を給油キャップ85で開閉可能に構成する。また、ボンネット2の上側面部に牽制体89を縦軸89a回りに回動自在に設け、この牽制体89を反時計方向に回動し給油キャップ85の上方に位置させたり、時計方向に回動して給油キャップ85から退避可能に構成している。そして、牽制体89をボンネット2の内側で鍵88を施錠したり、ロック部材90により固定するように構成する。前記構成によると、トラクタの燃料タンク84部のいたずらや、燃料の盗難を防止することができる。
また、図17に示すように、走行車体1とボンネット2の間にロック装置93を設けて、閉鎖状態のボンネット2をロック装置93によりロック可能に構成し、このロック装置93の孔93aに鍵88により施錠し、ロック装置93の解除作動を不能に構成する。前記構成によると、ボンネット2の開放ができなくなって、燃料タンク84の給油キャップ85を確実に保護することができ、エンジンE回りの補機類へのいたずらも防止することができる。
次に、図18に基づきトラクタの油圧回路について説明する。
油圧タンク95の油をメイン回路96を経由して油圧ポンプ97により油圧シリンダ(図示省略)に送るように構成し、メイン回路96の油圧タンク95と油圧ポンプ97との間にメインフィルタ98を設け、メイン回路96のメインフィルタ98から極力離れた部位からバイパス回路96aを分岐し、リリーフバルブ99を介して油圧タンク95に還流するように構成している。前記構成によると、バイパス回路96aの使用時に、目詰りしたメインフィルタ98のゴミがバイパス回路96aに流れ込むのを防止することができる。
また、バイパス回路96aにサブフィルタ98aを追加し、このサブフィルタ98aをメインフィルタ98よりも小型で安価なものとし、オペレータにメインフィルタ98の詰まり状態を知らせる機能をもたすように構成する。このようにすると、油圧アクチュエータの作動速度によりメインフィルタ98の詰まり具合を知ることができ、また、バイパス回路96aを経て油圧タンク95に還流するときには、油圧ポンプ97や制御弁に大きなダメージを及ぼすようなゴミの通過を抑制することができる。
次に、図19に基づき操作装置の他の実施形態について説明する。
ミッションケース3の運転席6の例えば左側方に、主変速軸48の主変速ギヤ49変速用の主変速レバー101、及び、副変速軸50の副変速ギヤ51変速用の副変速レバー102を設けている。また、ミッションケース3の後側上部で且つ運転席6の例えば左側方には、前輪変速レバー102を設け、前輪取出軸54の前輪伝動切替装置55の切替操作をするように構成している。
また、図20及び図21に示すように、ミッションケース3の後側上部で且つ運転席6の右側方には、PTOレバー103を設け、PTOレバー103、PTOシフトアーム103a、シフタ103bを介して、PTO伝動軸56のギヤを切り替えるように構成している。
前記構成によると、前進状態で操作する主変速レバー101、副変速レバー102、前輪変速レバー102及びPTO変速レバー103を、運転席6の例えば左側方にまとめて配置することができ、後座席28及びバックホウ11操作用の後進操作レバーの配置が容易になる。
次に、図2及び図22基づきミッションケース3の油圧回路構成について説明する。ミッションケース3の後側上端部に油圧シリンダ58を配設し、油圧シリンダ58によりリフトアーム59を昇降可能に構成している。また、図22に示すように、ミッションケース3の後側下部の取出口3aから油を取り出し、油圧ホース、制御弁58aを経由して油圧シリンダ58に油圧を送り込むように構成している。また、油圧シリンダ58から排出された油をミッションケース3の側壁3bに穿ち構成した戻り油路104、戻り口104aを経由してミッションケース(油圧タンクを兼用)3の底部に還流するように構成している。そして、ミッションケース3の戻り口104の側方に接近させて油温センサ105を設けて、油の温度上昇を早く発見できるようにしている。
また、図23、図24に示すように構成してもよい。ミッションケース3の後側部にはリヤーデフギヤ53を設け、リヤーデフギヤ53の前方の側壁3cに送り出し油路106を穿ち構成し、送り出し油路106の下部取出口106aから油を取り出し、連通筒体18、制御弁58aを経由して油圧シリンダ58に油圧を送り込む。また、油圧シリンダ58から排出された油を、戻り連通筒体109、ミッションケース3の側壁3bに穿ち構成した戻り油路104、戻り口104aを経由して、ミッションケース3の底部に還流するように構成する。前記構成によると、ミッションケース3の油面よりも下方に油を戻すと共に吸入し、油への空気の流入を防止することができる。
また、前記バックホウ11等の後作業機優先スイッチ(図示省略)を設けてコントローラ35に接続し、後作業機優先スイッチをオンすると、後作業機操作中のオペレータの意志を最優先しながら作業をすることができる。
また、後作業機優先スイッチ及びPTO優先スイッチ(図示省略)を設け、後作業機優先スイッチがオンのときには、PTO軸57を伝動切りとしてPTO作業ができないようにする。また、後作業機優先スイッチをオフし、PTO優先スイッチをオンすると、初めてPTO作業ができるようにする。前記構成によると、オペレータの意志を優先しながら安全に作業をすることができる。
フロントローダ及びバックホウを備えたトラクタの側面図 トラクタの伝動装置の側面図 制御ブロック図 走行車体の側面図 走行車体の側面図 走行車体の側面図 走行車体の正面図 走行車体の側面図 操作台の平面図 (A)スイッチの正面図 (B)スイッチのON/OFFと電圧高低変化を示す図 フローチャート (A)作業機の昇降状態を示す側面図 (B)昇降調整ダイヤル操作と作業機の昇降特性線を示す図 (A)燃料タンクの斜視図 (B)燃料タンクのキャップ部の平面図、側面図 (A)燃料タンクの斜視図 (B)燃料タンクのキャップ部の平面図、側面図 (A)燃料タンクの斜視図 (B)燃料タンクのキャップ部の平面図、側面図 燃料タンクの斜視図 ボンネットのロック部材の斜視図 油圧回路図 走行車体の側面図 ミッションケースの側面図、平面図 ミッションケースの切断側面図 ミッションケースの切断側面図 ミッションケースの切断側面図 (A)ミッションケースの連通筒体の正面図 (B)ミッションケースの連通筒体の側面図
符号の説明
1 走行車体
10 フロントローダ
11 バックホウ
35 制御手段(コントローラ)
81 走行入り切りスイッチ
82 前後進スイッチ
82a 前進スイッチ
82b 後進スイッチ

Claims (1)

  1. 走行車体(1)の前側部あるいは後側部にフロントローダ(10)やバックホウ(11)等の作業機を具備する作業車両において、自己復帰する押しボタンを備える走行入り切りスイッチ(81)、及び自己復帰する押しボタンであってこの押しボタンが押圧操作されているときにだけ指示信号を出力する前後進スイッチ(82)を設け、前記走行入り切りスイッチ(81)を押しながら前記前後進スイッチ(82)の前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)を押すと前進あるいは後進する構成とし、該前進スイッチ(82a)あるいは後進スイッチ(82b)からの前進あるいは後進の信号有の状態を検出している状態においては、前記走行入り切りスイッチ(81)から切り信号が入力されても、前進あるいは後進の実行信号出力を継続する制御手段(35)を設けたことを特徴とする作業車両。
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