JP2008273583A - 振り出し容器用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋本体部を容易に開けることができ、使い易い振り出し容器用キャップを提供することを目的とする。
【解決手段】キャップ本体4の天板部41の表面に凹部43が形成され、この凹部43の一端側に、振り出し口47が配設されるとともに蓋本体部51が収容され、蓋体5には、キャップ本体4の側面に開口した凹部43の他端側に収容され、凹部43に沿って進退移動可能な押圧部52と、蓋本体部51と押圧部52との間に介設され凹部43の進退移動に従って弾性変形可能な弾性部53と、を備えた蓋体5が収容され、押圧部52には、凹部43の一方側に向けて延びた延在部52dが設けられ、延在部52dには、蓋本体部51に当接する当接部52fが形成され、当接部52f、及び蓋本体部51の被当接部51eのうちの少なくとも一方は、凹部43の一端側へ向うに従いキャップ軸方向の容器本体2側へ向けて傾斜した傾斜面となっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、容器本体の口部に取り付けられるキャップであって、振る動作によって容器本体内の内容物を外に出す振り出し容器に用いられる振り出し容器用キャップに関する。
従来より、粉状或いは顆粒状の内容物を収容する容器として振り出し容器がある。振り出し容器は、容器本体の口部に取り付けられたキャップに、複数の貫通穴からなる振り出し口が設けられた構成となっている。このような振り出し容器では、容器を下向き或いは横向きにした状態で繰り返し振ることで、振り出し口から容器内の内容物が振り出される。
また、振り出し容器用のキャップには、振り出し口を塞ぐための蓋体が取り付けられているものが多い。蓋体としては、キャップ本体に対して回転可能に取り付けられた蓋本体部と、蓋本体部の端部に連結された押圧部と、からなるものがある。この押圧部の中間部にはヒンジ部が設けられ、押圧部はく字状に屈曲可能な構成となっている。このような蓋体では、指等で押圧部をキャップ径方向内側へ押圧すると、押圧部がヒンジ部により屈曲され、これに連動して蓋本体部が回転して上方に開かれる。これにより、開閉する際の操作性が向上し、片手で容器を持ったまま蓋本体部を開閉させることができる(例えば、特許文献1参照。)。
実公平7−54119号公報
しかしながら、上記蓋体を備える従来の振り出し容器用キャップでは、蓋本体部を開ける際に、押圧部を押圧してもその押圧方向又は/及び押圧した箇所によっては、押圧部が屈曲されず、蓋本体部が開かない場合がある。つまり、蓋本体部を開ける際、押圧部における特定箇所を限定した方向へ押圧する必要があり、使い難いという問題がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、蓋本体部を容易に開けることができ、使い易い振り出し容器用キャップを提供することを目的としている。
本発明に係る振り出し容器用キャップは、容器本体の口部に取り付けられ、前記容器本体内の内容物を振り出すための振り出し口が設けられた筒形状のキャップ本体と、該キャップ本体の天板部に取り付けられた蓋体と、を備え、前記蓋体に備えられた蓋本体部が、キャップ軸の垂直面に沿って延在する回転軸周りに回転可能に設けられ、前記振り出し口を開閉する振り出し容器用キャップであって、前記天板部の表面には、キャップ径方向のうち前記回転軸に直交する方向に沿って延在し、前記蓋体が収容される凹部が形成され、該凹部内の一端側には、前記振り出し口が配設されるとともに、前記蓋本体部が収容され、前記蓋体には、前記キャップ本体の側面に開口した前記凹部の他端側に収容され、前記凹部に沿って進退移動可能な押圧部と、前記蓋本体部と前記押圧部との間に介設され、前記進退移動に従って弾性変形可能な弾性部と、が備えられ、前記押圧部には、前記凹部の一端側に向けて延びた延在部が設けられ、該延在部には、前記蓋本体部に当接する当接部が形成され、該当接部、及び該当接部が当接する前記蓋本体部の被当接部のうちの少なくとも一方は、前記凹部の一端側へ向うに従いキャップ軸方向の容器本体側へ向けて傾斜した傾斜面となっていることを特徴としている。
このような特徴により、蓋本体部が閉じられた状態で、押圧部をキャップ径方向内側へ向けて押圧すると、弾性部が弾性変形しながら押圧部は凹部に沿って蓋本体部に近接する方向へ移動する。これにより、押圧部の延在部に形成された当接部が、蓋本体部に形成された被当接部を押圧する。このとき、当接部および被当接部のうちの少なくとも一方が傾斜面であるため、その傾斜面上を当接部又は被当接部が摺動するのに伴い、閉じられた状態の蓋本体部が摺り上げられる。その結果、蓋本体部が開けられる。上述のように蓋体を開閉するときに、押圧部が、キャップ軸方向にぐらつくことなく、凹部に沿って移動される。
また、本発明に係る振り出し容器用キャップは、前記弾性部が、前記蓋本体部における前記回転軸よりもキャップ軸方向の容器本体側の部分に連結されていることが好ましい。
これにより、上述したように蓋本体部の回動操作において、弾性部の弾性付勢力により、蓋本体部が開位置方向へ回転軸周りに回転して開けられる。
また、本発明に係る振り出し容器用キャップは、前記キャップ本体に、前記凹部の他端側の部分に被せるカバーが取り付けられることが好ましい。
これにより、カバーが凹部を覆うことになる。従って、カバーによって蓋体が凹部の内側から抜け出ることが防止されるとともに、外観に優れたものとすることができる。また、カバーによって押圧部の上方が塞がれることで、押圧部のうちの凹部他端側の端面だけが露出されることになるので、押圧方向を明確にすることができ、押圧部が正確な方向へ確実に押圧される。
本発明に係る振り出し容器用キャップによれば、押圧部をキャップ径方向内側へ押圧すると、押圧部は凹部によってガイドされるため、蓋本体部を容易に開けることができ、使い易さを向上させることができる。
以下、本発明に係る振り出し容器用キャップの実施の形態について、図面に基いて説明する。
図1〜図3は振り出し容器用キャップ1の斜視図であり、図4は振り出し容器用キャップ1の分解斜視図であり、図5は振り出し容器用キャップ1の平面図であり、図6は図5に示すA−A間の断面図である。
なお、以下に説明する実施の形態では、振り出し容器用キャップ1からみてキャップ軸Oの容器本体2側(図6における下側)を「下方」とし、その反対側(図6における上側)を「上方」とする。また、後述する回転軸50の延在方向(図5における縦方向)を「左右方向」とする。さらに、キャップ軸Oの垂直面において回転軸50の延在方向に直交する方向(図5における横方向)を「前後方向」とし、振り出し口47側(図5における左側)を前面側とし、その反対側(図5における右側)を後面側とする。
図1〜図6に示すように、振り出し容器用キャップ1は、粉状或いは顆粒状の内容物を収容する容器本体2に装着されるキャップであり、容器本体2の円筒形状の口部20に被せるように取り付けられる略円筒形状のキャップ本体4と、キャップ本体4の天板部41に取り付けられた蓋体5と、蓋体5を閉位置(図1、図2に示す位置)に保持する係止手段6と、キャップ本体4に設けられたカバー7と、から構成されている。
上記した容器本体2の口部20は、その下の胴部21よりも小径になっており、キャップ本体4の外周面と容器本体2の胴部21外周面とは略面一になっている。
[キャップ本体]
キャップ本体4は、例えば合成樹脂などからなる部材であって、天板部41と、天板部41の外周縁に垂設された外筒部40と、天板部41の裏面に垂設された内筒部42とを備えた構成からなる。
外筒部40の内周面には、雌ネジ部40aが形成されている。この雌ネジ部40aが容器本体2の口部20に形成された雄ネジ部20aに螺着することによって、振り出し容器用キャップ1が容器本体2に取り付けられている。
天板部41は、縦断面弓形に湾曲したドーム状に形成されている。この天板部41には、天板部41の中央を横断するように、キャップ径方向(前後方向)に延在する凹部43が形成されている。この凹部43のうちの一端側(前面側)の半分は、前半凹部44となっており、他端側(後面側)の残りの半分は、前半凹部44よりも深く凹んだ後半凹部45となっている。
前半凹部44は、対向配置された左右両側の側壁面44a、44aと、側壁面44a、44a間に形成されキャップ軸Oの垂直面に沿って延在する底面44bと、により形成された断面矩形の凹形状の溝である。底面44bの平面視略中央部には、複数の貫通穴47a…からなる振り出し口47が形成されている。この振り出し口47(貫通穴47a…)が内筒部42の内部空間に開放されている。また、底面44bには、振り出し口47を囲う立上げ部44cが凸設されている。この立上げ部44cの上面は、前面側に向うに従い下方へ向けて緩やかに傾斜した湾曲形状になっている。この立上げ部44cの平面視略中央部には、キャップ軸O方向に延在する穴状の被係合部(以下、被係合穴46と記す。)が形成されている。この被係合穴46は、キャップ軸O方向に延在する円形穴であり、その内側には上記振り出し口47が形成されている。また、立上げ部44cの側面は、前半凹部44の側壁面44aに間隔を置いて対向配置されており、立上げ部44cの側面と前半凹部44の側壁面44aとの間には、隙間が形成されている。また、前半凹部44の前面側は、外筒部40の前面側の外周面に開口されており、前半凹部44の後面側は、後述する後半凹部45に連通されている。
また、後半凹部45は、対向配置された側壁面45a、45aと、側壁面45a、45a間に設けられているとともに前半凹部44の立上げ部44cの上面から下方側に延在された垂れ壁面45bと、側壁面45a、45a間に設けられているとともに垂れ壁面45bの下端から斜めに延在された傾斜面45cと、側壁面45a、45a間に設けられているとともに傾斜面45cからキャップ径方向に延在された底面45dとによって形成されている。そして、上記側壁面45a、45aには、後述する回転軸50,50を軸支する凹状の軸受け部48,48が形成されている。なお、後半凹部45の後面側は、外筒部40の後面側の外周面に開口されている。
内筒部42は、外筒部40よりも径が小さい略円筒形状の部位であり、外筒部40の内側に設けられている。この内筒部42は、外筒部40と同軸に配設されており、キャップ軸Oに沿って延在されている。内筒部42の下端面は、容器本体2の口部20の上端面に当接されており、口部20上に内筒部42が支持された状態となっている。なお、内筒部42が口部20より小径であり、内筒部42の下端部が口部20の内側に嵌合された構成であってもよい。また、内筒部42の下端部が、段状に形成され、口部20の内側に嵌合されるとともに口部20上に支持された構成であってもよい。
また、キャップ本体4の表面には、カバー7が嵌合される窪み49,49が形成されている。窪み49,49は、凹部43に沿って延在するものであり、凹部43の左右両側にそれぞれ形成されている。具体的に説明すると、窪み49,49は、天板部41の表面から外筒部40の後面側の外周面に亘って形成されている。窪み49,49の前面側の端部には、カバー7の後述する嵌合凸部72,72を嵌合させる嵌合穴30,30がそれぞれ形成されている。
[蓋体]
蓋体5は、振り出し口47を開閉するためのものであり、上記した凹部43の内側に配置されている。蓋体5は、回転軸50、50周りに回転可能な蓋本体部51と、凹部43に沿って進退移動可能な押圧部52と、押圧部52の進退移動に従って弾性変形可能な弾性部53と、から構成されている。
蓋本体部51は、その先端部(前面側の端部)が上昇するように回転して開けられる蓋である。蓋本体部51は、閉じられた状態において、凹部43の一端側(前面側)の内側に配置される。すなわち、閉位置の蓋本体部51は、後半凹部45の前面側の部分から前半凹部44の前端部まで延在されている。蓋本体部51は、円弧状に湾曲した蓋板部51aと、蓋板部51aの先端部の左右両側の側辺部からそれぞれ垂設された先端側の側壁部51b,51bと、蓋板部51aの基端部(後面側の端部)の左右両側の側辺部からそれぞれ垂設された基端側の側壁部51c,51cと、蓋板部51aの基端から垂設され左右両側の基端側の側壁部51c,51c間に設けられた端壁部51dと、から構成されている。
蓋板部51aは、上記した前半凹部44の立上り部44cの上に被せるようにして閉じられ、振り出し口47を閉塞する板部材である。蓋本体部51が閉位置にある状態では、蓋板部51aは、その表面が天板部41及び外筒部40の表面に対してほぼ段差無く配置される。
また、先端側の側壁部51b,51bは、蓋本体部51が閉位置にある状態では、上記した前半凹部44の側面44aと立上り部44cの側面との間の隙間にそれぞれ差し込まれる。また、先端側の側壁部51b,51bの基端側の端面には、後述する押圧部52の当接面52fが当接する被当接面51e,51e(当接部)が形成されている。この被当接面51e,51eは、蓋本体部51が閉位置にある状態において、凹部43の一端側、つまり蓋本体部51の先端側(前面側)へ向うに従い下方側へ向けて傾斜した平滑な傾斜面となっている。
基端側の側壁部51c,51cは、上記した後半凹部45の前面側の部分に配置されている。この基端側の側壁部51c,51cの外側面には、回転軸50がそれぞれ突設されている。すなわち、回転軸50は、蓋本体部51の基端部(後面側の端部)に設けられており、弾性部53の近傍であって弾性部53の上方の位置に配設されている。回転軸50は、キャップ軸Oの垂直面に沿って延在する円柱形状のものであり、凹部43の内側に形成された上記した軸受け部48,48に嵌め込まれて支持されている。
また、蓋板部51aの裏面には、円筒形状の係合筒54が突設されている。この係合筒54は、蓋本体部51が閉じられた状態のときにキャップ本体4の被係合穴46に対向する位置に配設されている。また、係合筒54の外径は、キャップ本体4の被係合穴46の内径とほぼ等しい。したがって、蓋本体部51が閉じられると、被係合穴46の中に係合筒54が挿嵌され、係合筒54と被係合穴46とが係合される。一方、蓋本体部51が開けられると、上記した係合筒54は、キャップ軸O方向の上方に向けて立ち上がる蓋本体部51とともに移動し、被係合穴46内から引き抜かれる。
また、係合筒54の内側には、蓋板部51aの裏面から突設された複数のピン55…が配設されている。これらのピン55…は、蓋本体部51が閉じられたとき、振り出し口47の貫通穴47a…にそれぞれ挿入される。なお、このピン55…に代えて栓を用いて、この栓を貫通穴47a…に嵌合させ、貫通穴47a…を閉塞させてもよい。また、蓋本体部51が開けられると、各貫通穴47a…内に挿入された複数のピン55…は、キャップ軸O方向の上方に向けて立ち上がる蓋本体部51とともに移動し、貫通穴47a…内から引き抜かれる。
押圧部52は、指等によりキャップ径方向内側へ向けて押圧されるものである。押圧部52は、凹部43の他端側(後面側)の内側に配置されている。すなわち、押圧部52は、蓋本体部51の後面側に配置され、上記した後半凹部45の内側に収容されている。押圧部52は、上壁部52aと、上壁部52aの左右両側の側辺部からそれぞれ垂設された側壁部52b,52bと、上壁部52aのキャップ径方向外側(後面側)の端部から垂設され左右両側の側壁部52b,52b間に設けられた端壁部52cと、左右両側の側壁部52b,52bのキャップ径方向内側(前面側)の端部の上部から凹部43の一端側(前面側)へ向けてそれぞれ延在された延在部52d,52dと、から構成されている。
上壁部52aは、キャップ軸Oの垂直面に沿って形成された平滑な平板部である。
また、側壁部52b,52bは、凹部43に沿って前後方向に延在されており、側壁部52b,52bの外側面は後半凹部45の側壁面45a、45aに対して摺動可能に当接されている。また、押圧部52は、後半凹部45の底面44b上に載置されており、側壁部52b,52bの下端面は、底面44bに対して摺動可能に当接されている。
端壁部52cは、円弧状に湾曲された壁体であり、その外側面が外筒部40の外周面と略面一になるように形成されている。この端壁部52cの外側面は、外筒部40の後面側から露出されており、指等で押圧される押圧面52eとなっている。
延在部52dは、凹部43に沿って前後方向に延在した長尺の部材である。具体的に説明すると、延在部52dは、側壁部52bから凹部43の一端側(前面側)に向けて張り出され、弾性部53の側方、および蓋本体部51の基端側の側壁部51c,51cの下方をそれぞれ通って、前半凹部44の側面44aと立上り部44cの側面との間の隙間に挿入されている。なお、延在部52dは、蓋本体部51の基端側の側壁部51c、および弾性部53の左右方向の端部に対してそれぞれ切り離されている。また、延在部52dの基端は、延在部52dをキャップ軸Oの垂直面に沿って回転させるヒンジになっており、延在部52dは、成形時においては押圧部52の側壁部52bから左右方向の側方に向けて延在され、成形後に前記ヒンジ周りに回動させることで前面側に向けて延在される。これにより、蓋体5の成形が容易となる。
また、左右両側の延在部52d,52dの先端には、上記した蓋本体部51の被当接面51e,51eに当接する当接面52f,52fがそれぞれ形成されている。この当接面52fは、凹部43の一端側、つまり延在部52dの先端側(前面側)へ向うに従い下方側へ向けて傾斜した平滑な傾斜面となっている。
弾性部53は、略U字状に湾曲された板状の弾性部材であり、前後方向に弾性変形可能なものである。弾性部53は、左右両側の延在部52d,52d間に配置されているとともに、蓋本体部51と押圧部52との間に介設されている。また、具体的に説明すると、弾性部53の前面側の端部は、蓋本体部51における回転軸50よりも下方の部分、つまり、蓋本体部51の端壁部51dの下端に屈曲自在に連結されている。また、弾性部53の後面側の端部は、押圧部52の上壁部52aの前端部に連結されている。
[カバー]
カバー7は、キャップ本体4と一体に成形されるとともに、天板部41に対して着脱可能に取り付けられる部材である。カバー7は、後半凹部45に被せられるカバー本体部70と、カバー本体部70の後面側の端部の左右両側から下方へそれぞれ垂設された一対の板部71,71と、から構成されている。
カバー本体部70は、湾曲した板状の部材である。このカバー本体部70の左右両側の側端部は、天板部41に形成された窪み49,49にそれぞれ嵌合されており、カバー本体部70は、その表面が天板部41の表面に対してほぼ段差無く配置されている。このとき、カバー本体部70の左右両側の側端部の裏面には、矩形の嵌合凸部72,72がそれぞれ設けられており、この嵌合凸部72,72が、上記したキャップ本体4の嵌合穴30,30にそれぞれ嵌合されることで、カバー7がキャップ本体4に係合されている。また、カバー本体部70の前面側の端部中央には、凹形状の切欠部70aが形成されており、この切欠部70aの内側に蓋本体部51の基端部が配置されている。
板部71,71は、キャップ軸O方向へ延在する矩形板状の部材であり、左右両側の板部71,71は平行に延在されている。板部71,71は、外筒部40に形成された窪み49,49にそれぞれ嵌合されており、その表面が外筒部40の外周面に対してほぼ段差無く配置されている。また、一対の板部71,71は間隔をおいて配設されており、これら板部71,71間に押圧部52の押圧面52eが配置されている。また、板部71,71の下端は、屈曲自在のヒンジ部71a,71aを介して外筒部40に一体に連結されており、このヒンジ部71a,71aを軸に板部71,71が回動することにより、板部71,71が、外筒部40に形成された窪み49,49にそれぞれ嵌合される。また、板部71,71の上端は、屈曲自在のヒンジ部71b,71bを介してカバー本体部70に一体に連結されており、このヒンジ部71b,71bを軸にカバー本体部70が回動することにより、カバー本体部70が後半凹部45に被せられ、その左右両側の側端部が、天板部41に形成された窪み49,49にそれぞれ嵌合される。
また、カバー本体部70の裏面には、前後方向に延在する垂壁部73が配置されている。この垂壁部73は、押圧部52の上方に配置され、その下端面が押圧部52の上壁部52aに沿って延在されている。
[係止手段]
係止手段6は、上記したキャップ本体4に設けられた被係合穴46と、蓋体5に設けられた係止筒54と、から構成されている。
次に、上記した構成からなる振り出し容器用キャップ1の作用について説明する。
上記した振り出し容器用キャップ1では、蓋本体部51を回転させて閉位置に配置し、上記した係止筒54を被係合穴46内に挿嵌させることで、蓋本体部51が、図1、図2に示すように閉位置で保持される。これにより、振り出し口47が蓋本体部51によって閉塞される。
一方、蓋本体部51を開ける際には、図7に示すように、押圧部52をキャップ径方向内側へ押圧する。例えば、容器本体2を片手で握り、その握った手の人差し指で押圧部52の押圧面52eを押圧する。これにより、弾性部53が撓むように弾性変形しながら押圧部52は凹部43に沿って蓋本体部51に近接する方向(前面側)へ移動する。そして、押圧部52の延在部52d,52dに形成された当接面52f,52fが、蓋本体部51に形成された被当接面51e,51eに当接し、さらにその被当接面51e,51eを押圧しながら被当接面51e,51e上をそれぞれ摺動し、閉じられた状態の蓋本体部51が、傾斜面である当接面52f,52f及び被当接面51e,51eによって摺り上げられる。その結果、蓋本体部51に設けられた係止筒54が被係合穴46から抜け出て係止が解除される。そして、係止が解除された後、弾性部53の前面側へ向けた弾性付勢力により、蓋本体部51が開位置方向へ回転軸50周りに回転し、図3に示す開位置まで開けられる。
一方、蓋本体部51を閉じる際には、蓋本体部51を指等で閉位置の方向へ押圧する。これにより、係止筒54が被係合穴46内に嵌入されるとともに、押圧部52が元の位置まで戻される。
上記した構成からなる振り出し容器用キャップ1によれば、押圧部52をキャップ径方向内側へ押圧したとき、押圧部52は、凹部43によって案内され、キャップ軸O方向にぐらつくことなく凹部43に沿って移動するため、蓋本体部51を容易に開けることができ、使い易くなる。
また、仮に、延在部52dの先端の当接面52fが、係止筒54と被係合穴46との嵌合部分から離れた位置に形成されていると、その当接面52fを蓋本体部51の被当接面51eに当接させて蓋本体部51を摺り上げる際に大きな力を要するが、上記した構成からなる振り出し容器用キャップ1によれば、係止筒54と被係合穴46との嵌合部分の近傍に当接面52fが配設されているため、小さい力で蓋本体部51を摺り上げることができ、操作が容易である。
特に、上記した構成からなる振り出し容器用キャップ1によれば、弾性部53の前面側の端部が、蓋本体部51における回転軸50よりも下方の部分に連結されており、押圧部52を押圧して係止筒54と被係合穴46との係止を解除した後、弾性部53による弾性付勢力により蓋本体部51が開けられるため、使い易さがより一層向上させることができる。
また、上記した構成からなる振り出し容器用キャップ1によれば、キャップ本体4に、凹部43の後面側の部分に被せるカバー7が取り付けられているため、当該カバー7が凹部43を覆うことになる。これにより、振り出し容器用キャップ1のデザイン性が向上し、外観に優れたものになるとともに、凹部43内に塵や埃等が入り難くなる。
また、上記カバー7によって押圧部52が覆われるため、カバー7が蓋体5の抜け止めとなり、蓋体5が凹部43内から抜け出ることが防止される。これにより、壊れ難い振り出し容器用キャップ1を実現することができる。
さらに、カバー7によって押圧部52の上方が塞がれることで、押圧部52の押圧面52eだけが露出されることになるので、押圧方向を明確にすることができ、押圧部52が正確な方向へ確実に押圧される。これにより、振り出し容器用キャップ1の操作性が一層向上し、より使い易くすることができる。
以上、本発明に係る振り出し容器用キャップの実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、振り出し容器用キャップ1の上部がドーム形状になっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、振り出し容器用キャップの上端が平面形状或いはその他の形状のものであってもよい。
また、上記した実施の形態では、振り出し容器用キャップ1が略円筒形状を成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、角筒形状の振り出し容器用キャップであってもよく、その他の形状の振り出し容器用キャップであってもよい。
また、上記した実施の形態では、被係合穴46内に係止筒54を挿嵌させることで係止される係止手段6が用いられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、係止部及び被係止部の構成は適宜変更可能である。例えば、キャップ本体に形成された凹状の被係止部に鉤状の係止部を引っ掛ける構成の係止手段であってもよく、或いは、キャップ本体4に、上端にフランジが形成された被係止部が突設され、この被係止部のフランジに鉤状の係止部を引っ掛ける構成の係止手段であってもよい。さらに、蓋本体部51の閉位置において、蓋本体部51が閉方向に付勢される構成とすることによって、係合筒54と被係合穴46からなる係止手段を設けない構成を採用することも可能である。
また、上記した実施の形態では、複数の貫通穴47a…からなる振り出し口47が天板部41の前面側の位置に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、振り出し口の位置や形状は適宜変更可能である。例えば、天板部41の中央位置に振り出し口を形成することも可能であり、また、長穴形状の振り出し口であってもよい。
また、上記した実施の形態では、キャップ本体4とカバー7とが一体成形された構成となっているが、本発明は、キャップ本体とカバーとがそれぞれが別々に成形される別パーツであってもよい。キャップ本体とカバーとを別パーツ化することにより、互いに異なる材質のものを簡単に形成することができる。例えば、互いに色の異なるキャップ本体とカバーとを簡単に形成することができ、二色化を簡単に実現することができる。
また、上記した実施の形態では、蓋体5を構成する蓋本体部51と弾性部53と押圧部52とが一体成形された構成になっているが、本発明は、蓋体5を構成するこれらの部材51〜53のうちの少なくとも1つが別に成形される別パーツであってもよい。
また、上記した実施の形態では、略U字状に湾曲された板状の弾性部53が用いられているが、本発明は、これに限定されるものではなく、弾性部は、押圧部の進退移動に従って弾性変形するものであれば、その構成は適宜変更可能である。例えば、コイルバネ状の弾性部であってもよい。
さらに、本発明は、上記カバー7が備えられていない構成にすることも可能である。例えば、凹部の側壁面の上部に、凹部の内方側に突出したフランジが形成され、このフランジによって押圧部の抜け止めする構成であってもよく、或いは、押圧部の側壁部と凹部の側壁面との間に、押圧部の移動を案内するガイドレールを介在させた構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、延在部52dの先端に形成された当接面52f及び蓋本体部51に形成された被当接面51eがそれぞれ傾斜面になっており、これらの傾斜面(当接面52f及び被当接面51e)同士が互いに当接される構成になっているが、本発明は、延在部の当接部及び蓋本体部の被当接部のうちの何れか一方が、凹部の一端側へ向うに従いキャップ軸方向の容器本体側へ向けて傾斜した傾斜面となっていればよい。例えば、延在部の先端に上記した傾斜面からなる当接面が形成され、一方、蓋本体部の側壁部の端面は傾斜されてなく、蓋本体部の側壁部の隅角部(被当接部)が前記当接面に当接された構成であってもよい。また、蓋本体部の側壁部に上記した傾斜面からなる被当接面が形成され、一方、延在部の先端面が傾斜されてなく、延在部の先端の隅角部が前記被当接面に当接した構成であってもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態を説明するための分解斜視図である。 本発明の実施の形態を説明するための平面図である。 本発明の実施の形態を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための蓋体の側面図である。
符号の説明
1 振り出し容器用キャップ
2 容器本体
4 キャップ本体
5 蓋体
6 係止手段
7 カバー
41 天板部
43 凹部
47 振り出し口
50 回転軸
51 蓋本体部
51e 被当接面(被当接部)
52 押圧部
52d 延在部
52f 当接面(当接部)
53 弾性部

Claims (3)

  1. 容器本体の口部に取り付けられ、前記容器本体内の内容物を振り出すための振り出し口が設けられた筒形状のキャップ本体と、
    該キャップ本体の天板部に取り付けられた蓋体と、
    を備え、
    前記蓋体に備えられた蓋本体部が、キャップ軸の垂直面に沿って延在する回転軸周りに回転可能に設けられ、前記振り出し口を開閉する振り出し容器用キャップであって、
    前記天板部の表面には、キャップ径方向のうち前記回転軸に直交する方向に沿って延在し、前記蓋体が収容される凹部が形成され、
    該凹部内の一端側には、前記振り出し口が配設されるとともに、前記蓋本体部が収容され、
    前記蓋体には、
    前記キャップ本体の側面に開口した前記凹部の他端側に収容され、前記凹部に沿って進退移動可能な押圧部と、
    前記蓋本体部と前記押圧部との間に介設され、前記進退移動に従って弾性変形可能な弾性部と、
    が備えられ、
    前記押圧部には、前記凹部の一端側に向けて延びた延在部が設けられ、該延在部には、前記蓋本体部に当接する当接部が形成され、
    該当接部、及び該当接部が当接する前記蓋本体部の被当接部のうちの少なくとも一方は、前記凹部の一端側へ向うに従いキャップ軸方向の容器本体側へ向けて傾斜した傾斜面となっていることを特徴とする振り出し容器用キャップ。
  2. 請求項1記載の振り出し容器用キャップにおいて、
    前記弾性部は、前記蓋本体部における前記回転軸よりもキャップ軸方向の容器本体側の部分に連結されていることを特徴とする振り出し容器用キャップ。
  3. 請求項1または2記載の振り出し容器用キャップにおいて、
    前記キャップ本体には、前記凹部の他端側の部分に被せるカバーが取り付けられていることを特徴とする振り出し容器用キャップ。
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