JP2014181072A - 飲料用容器の栓体 - Google Patents

飲料用容器の栓体 Download PDF

Info

Publication number
JP2014181072A
JP2014181072A JP2013058196A JP2013058196A JP2014181072A JP 2014181072 A JP2014181072 A JP 2014181072A JP 2013058196 A JP2013058196 A JP 2013058196A JP 2013058196 A JP2013058196 A JP 2013058196A JP 2014181072 A JP2014181072 A JP 2014181072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
button
locking
portions
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013058196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5525078B1 (ja
Inventor
Yasuhiro Kurabe
泰宏 倉部
Makoto Matsuyama
真 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thermos KK
Original Assignee
Thermos KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thermos KK filed Critical Thermos KK
Priority to JP2013058196A priority Critical patent/JP5525078B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5525078B1 publication Critical patent/JP5525078B1/ja
Publication of JP2014181072A publication Critical patent/JP2014181072A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ロック解除状態、ロック部材の視認性を向上させると共に、耐衝撃性を損なわずに生産性を向上させる。
【解決手段】蓋体12を閉状態に保持するU字ロック20は、左右一対のアーム部71,71と、これらアーム部71,71の先端側を連結する連結部72とを備え、ロック回動軸62を中心として、蓋体12を閉状態に保持する第1の位置、及び蓋体12の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、第1の位置、第2の位置のそれぞれにおいて、外面に露出する色が別々の表裏2色の外面部材20G及び内面部材20Nを備え、少なくとも第1と第2の位置の一方の位置において裏面側となる色が表面側に跨って配色され、正面視で視認できるから、U字ロック20が第1の位置、第2の位置にあるときの外観面の色を変えることで、ロック解除状態、ロック状態を容易に見分けることが出来る。
【選択図】図15

Description

本発明は、ロック機構を備えた飲料用容器の栓体に関するものである。
従来、この種のものとして、容器本体と、該容器本体の開口を着脱自在に開閉する蓋と、該蓋を閉状態に保持するロック部材を有する容器において、前記ロック部材は前記容器本体または蓋のいずれか一方の側面に回動自在に軸支され、前記ロック部材は両側にアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端にヒンジ部を有し、前記アーム部に係止部を設け、前記蓋が閉じた状態で前記ロック部材により保持された状態において、前記ロック部材の係止部に相対して係止する係止受け部を前記容器本体または蓋のいずれか他方に設けた蓋付き容器(例えば特許文献1)や、栓体の前記ロック回動軸に同軸状に軸支され前記蓋を閉状態に保持する第2のロック部材を設け、前記第2のロック部材は、左右一対のアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端に前記ロック回動軸を有し、前記ロック回動軸を中心として、前記蓋を閉状態に保持する第1の位置、及び上下反転した向きで前記蓋の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動する引用容器の栓体(例えば特許文献2)や、容器にヒンジを介して装着された蓋と、前記容器及び前記蓋の一方側に第2ヒンジを介して装着された係止操作部材(ロック部材に相当)とを備え、前記蓋が閉止位置にある状態で前記係止操作部材を係止側回転させられることにより該係止操作部材の係合部が前記容器及び前記蓋の他方側の係合部を乗り越えて両係合部が掛かり合い、該掛かり合いにより前記蓋の開側回転が規制される蓋付き容器(例えば特許文献3)などが提案されている。
そして、上記従来技術のものは、子供も多く使用し、保護者が多少離れていても直ぐにロックの状態が分かることが重要である。
これに対して、前記従来の略U字状のロック構造では、ロック部材のロック解除状態、ロック状態で外観面の色が同一であり、ロックがどのような状況にあるか分かり難い。また、ロック部材の色が、栓体や蓋体と同一色である場合には特に分かりづらかった。さらに、このロック部材は外面に露出するものであるため、落下衝撃などに対する強度も重要である。
そのため、前記特許文献1及び2ではロック部材を肉厚にしたり、前記特許文献3ではロック部材の断面形状をL字形状としたりと工夫していた。
しかし、ロック部材が肉厚である場合には成形が難しく、外観にヒケが発生する可能性があり、断面形状がL字形状である場合には汚れ溜りとなり、且つ、洗浄しにくいといった問題があった。
特許第4482940号公報 特許第4798553号公報 特許第5073639号公報
解決しようとする課題は、ロック解除状態、ロック状態の視認性を向上させると共に、耐衝撃性を損なわずに生産性を向上させることである。
請求項1の飲料用容器の栓体は、飲料用容器本体の上部開口部に被着される栓本体と、
前記栓本体の一端にヒンジ軸支され、前記栓本体の上部開口部を開閉自在に開閉する蓋体と、前記栓本体の他端のロック回動軸により基端側が回動自在に軸支され、前記蓋体を閉状態に保持するロック部材と、を備えた飲料用容器の栓体において、前記ロック部材は、左右一対のアーム部と、これらアーム部の先端側を連結する連結部とを備え、前記ロック回動軸を中心として、蓋体を閉状態に保持する第1の位置、及び蓋体の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、第1の位置、第2の位置のそれぞれにおいて、外面に露出する色が別々の表裏2色の部材であり、少なくとも第1と第2の位置の一方の位置において裏面側となる色が表面側に跨って配色され、正面視で視認できることを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の栓体は、前記ロック部材の前記アーム部の内側に係止部を設けると共に、ロック部材の第1の位置又は第2の位置のいずれか一方又は両方において、前記アーム部の係止部に係止する係止受部を前記栓体に設け、ロック部材は2色成形、もしくはインサート成形からなることを特徴とする。
請求項3の飲料用容器の栓体は、前記ロック回動軸を軸支する軸孔の少なくとも一部分を1次側成形品、もしくは2次側成形品で成形したことを特徴する。
請求項1の発明によれば、ロック部材が第1の位置、第2の位置にあるときの外観面の色を変えることで、ロック解除状態、ロック状態を容易に見分けることが出来る。さらに、少なくともどちらか一方の位置において背面側となる色が正面側に跨ってロック操作部に配色され、正面視で視認できることでロック操作部が容易に理解できる。
請求項2の発明によれば、ロック部材が第1の位置、もしくは第2の位置にある際には容易にロック部材が動かない方が良い。さらに、栓体とロック部材が係止する際には部品間の接触があるため、塗装などの方法で着色すると剥がれが生じ易い。2色成形やインサート成形を用いることで耐退色性に優れた部品とすることが出来る。
また、2色成形やインサート成形とすることでロック部材の肉厚を1次側成形品と2次側成形品で分配できるため、ロック部材を肉厚にして強度を向上させてもヒケが発生しにくくなり、成形性も向上する。
請求項3の発明によれば、2色成形やインサート成形とした場合に、ロック回動軸を軸支する軸孔の少なくとも一部を1次側成形品もしくは2次側成形品で成形することで、ロック回転軸に負荷が掛かった場合でも部品間の剥離を防止できる。
本発明の実施例1を示すボタンの分解斜視図である。 同上、栓体の断面図である。 同上、全体正面図である。 同上、栓体の正面図である。 同上、ボタン本体部材の正面図である。 同上、ボタン本体部材の内面側の斜視図である。 同上、ボタンの外面側の斜視図である。 同上、ボタンの内面側の斜視図である。 同上、一部を切り欠いたボタンの斜視図である。 同上、ボタン組付部材の要部の正面図である。 同上、栓本体の分解斜視図である。 同上、ボタン本体部材とボタン組付部材の断面図である。 同上、ボタンの断面図である。 同上、ボタンの下部の平断面図である。 同上、ロック部材が第1の位置にある栓体の斜視図である。 同上、ロック部材が第2の位置にある栓体の斜視図である。 同上、ロック部材の斜視図である。 同上、外側部材の斜視図である。 同上、内面部材の斜視図である。 本発明の実施例2を示すロック部材の斜視図である。 本発明の実施例3を示すボタンの下部の平断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図14は実施例1を示すもので、携帯用魔法瓶1は、片手で持てる大きさの金属製の容器本体2と、該容器本体2の上部開口部である開口端部2Aに被着される合成樹脂製の栓体3とを備える。有底筒状の容器本体2は、内筒4と外筒5の開口端部2Aの縁を一体に接合し、内筒4と外筒5との間の空間を真空の断熱層6となした断熱二重構造で、外筒5の上部外周には、栓体3を螺着するための雄螺子部7が形成されている。
図2に示すように、前記栓体3は、外筒5の上部外周を囲繞する筒状部8に雌螺子部9が形成され、この雌螺子部9を外筒5の雄螺子部7に螺着して容器本体2の開口端部2Aに装着される栓本体10を備える。この栓本体10の一側に設けた取付部11には、蓋体12が蓋ヒンジ部13を介して回動自在に結合され、蓋ヒンジ部13に巻き掛けられたゴム輪等弾性体14にて開方向に付勢されており、弾性体14は、一端を栓本体10の取付部11の取付受部15に係止すると共に、他端を蓋体12の取付受部16に係止している。
そして、弾性体14は、蓋体12を閉状態から180度以上上下方向に回動してその位置で保持する力を有している。また、一側の蓋ヒンジ部13に対して、容器本体2の口部中心を軸芯(図示せず)としたとき180度の位置に、すなわち蓋ヒンジ部13と径方向に対向する位置である他側には、蓋体12の先端を係止して蓋閉状態に保持するロック機構17が設けられている。
栓本体10は、筒状部8の上面に、容器本体2の開口端部2Aを覆う天板18を設けた逆有底筒状に形成されており、筒状部8の一側部には、ロック機構17の構成部材であるシーソ式のボタンたるロックボタン19とU字ロック20とが設けられている。また、天板18の他側寄りには飲み口21が突設されている。
前記飲み口21は、前記天板18から飲用者が口に含むのに適した太さで蓋体12に覆われる高さの略円柱状に突設されており、その内部を飲料の注出口21Aとしている。飲み口21の上端面21Bは、飲み口21の中心軸と直交する線よりも蓋ヒンジ部13側が低くなるように傾斜していて、栓本体10の天板18と略同じ角度で、ロック機構17側が高く蓋ヒンジ部13側が低いテーパ状に形成されている。そして、飲み口21の上部は、閉蓋時に蓋体12に装着したパッキン22で封止できるようになっており、前記上端面21Bが栓本体10の開口端部である。
また、図2に示すように、栓本体10の筒状部8の内側に、容器本体2の開口端部2Aと栓体3の間を水密に止水する止水用パッキン23が設けられる。この止水用パッキン23は、エラストマー、ゴム或いは弾性合成樹脂によって形成され、栓本体10の内面に設けられたパッキン23の取付用の凹部24に着脱可能に取り付けられるものであって、このパッキン23の取り付け用の凹部24は、平面が栓本体10と同心円状な円環状に設けられるものであり、雌螺子部9と天板18との上下方向の間で筒状部8に沿っており、下方向を開口している。そして、この凹部24を形成するための内側に設けられる内壁25は、ほぼ凹部24の横幅程度の距離まで下方へ延出して栓本体10に形成されている。
前記止水用パッキン23は、容器本体2の開口端部2Aと前記凹部24との間に介在するパッキン本体である止水突起部23Aと、この止水突起部23Aから下方へ延出する下方延出壁23Bと、この下方延出壁23Bの下端から内向きに延出する内向き延出面23Cとからなる。止水突起部23Aは開口端部2Aと、栓本体10の凹部24にそれぞれ下面及び上面で接して止水するもので、その平面は円環状で、縦断面はほぼ矩形であって、その外周面の上下方向の中央には溝23Dが内向きに全周にわたって設けられ、止水突起部23Aが外側が開口した断面略コ字状に形成されている。下方延出壁23Bは前記内壁25の外面に沿って配置され、内向き延出面23Cは内壁25の下端に沿い、内向き延出面23Cの下面が、前記パッキン23を凹部24へ取り付ける場合の押し代部に形成され、前記内向き延出面23Cが、前記パッキン23を取り外す場合のつかみ代に形成されている。
前記ロック機構17は、第1のロック部材である前記ロックボタン19と、第2のロック部材である前記U字ロック20とを備えたダブルロック構造となっている。そのロックボタン19は、ボタン本体部材26と、このボタン本体部材26と別体の部材からなるボタン組付部材27とを備える。また、前記ボタン組付部材27は前記ボタン本体部材26と異なる色に形成されている。尚、前記ボタン組付部材は、ボタンの押す場所を認識させる部材である。
前記ボタン本体部材26は縦長で略長方形形状の本体外面部28を有し、この本体外面部28の上部内面に係合部29を内向きに突設している。また、前記本体外面部28は、その本体上部28Jがその本体下部28Kより左右幅広に形成され、該本体外面部28の左右縁部の上下方向略中央に左右外側に向う下向き段部28D,28Dが形成されている。これら下向き段部28D,28Dが本体外面部28の本体上部28Jと本体外面部28の本体下部28Kとの境目であり、下向き段部28D,28Dの下方の前記本体下部28Kの下左右縁部28M,28Mは、平行で上下方向に形成され、一方、下向き段部28D,28Dの上方の前記本体上部28Jの上左右縁部28L,28Lは、下向き段部28D,28Dから上方に向って間隔が次第に拡大するように広がり、広がった上端に、それら上左右縁部28L,28Lの上部を構成する湾曲縁部28W,28Wが形成され、これら左右の湾曲縁部28W,28Wが左右方向の上縁部28Uにより連結されている。そして、前記本体下部28Kは、その周囲の下左右縁部28M,28M,左右の湾曲縁部28H,28H及び下縁部28Sが略U字状に形成されている。
尚、本体下部28Kは、内外方向(厚さ方向)において左右略同一幅で形成され、一方、本体上部28Jは、内面から外面に向って左右幅狭になるように、上左右縁部28L,28Lが傾斜状に形成され、また、上縁部28Uは内面から外面に向って斜め下向きに傾斜している。
前記本体外面部28の本体下部28Kの内面側には、左右外側に広がる幅広部30,30が形成され、これら幅広部30,30の左右縁は、前記下向き段部28D,28Dから下方に向って間隔が次第に拡大するように広がる左右の拡大縁部31K,31Kと、これら拡大縁部31K,31Kの下部に左右の縦縁部31H,31Hが連続して設けられ、これら左右の縦縁部31H,31Hの間隔は上方に向かって多少広がるように設定されている。また、それら左右の縦縁部31H,31Hの下端と左右方向の下縁部31Sとが左右の湾曲縁部31W,31Wにより連結されている。
さらに、図12などに示すように、前記幅広部30の外面は本体外面部28の外面より一段下がった内側に位置し、本体外面部28の外面と幅広部30の外面とは下方に向って間隔が開くように形成されている。
前記左右の幅広部30及びその上部の左右縁の内面から左右の壁部32,32が内向きに突設され、これら左右の壁部32,32は前記幅広部30の左右縁及びその上部の左右縁と正面視で略同一形状をなし、それら左右の壁部32,32の上部は、前記下向き段部28Dの上部まで延設されている。そして、左右の壁部32,32の上部には、横向きの第1の軸孔33がそれぞれ穿設され、これら第1の軸孔33はボタン本体部材26の上下方向の略中央に位置する。
また、図6に示すように、本体外面部28の本体下部28Kの内面には、前記壁部32,32の間に位置して、付勢手段用の凹部34が形成され、この凹部34は、略円形に形成され、前記第1の軸孔33,33より下方に位置する。また、凹部34の下部34Kは前記下縁部31Sにおいて開口している。
図1及び図11に示すように、前記ボタン組付部材27は前記本体外面部28の本体下部28Kに外嵌する略U字状のアーム部41と、このアーム部41と間隔を置いて内側に設けられた内側部たる控え部42と、これらアーム部41と控え部42の下部を連結する下連結部43とを一体に有する。尚、前記アーム部41がボタン組付部材27の外面部である。
前記アーム部41は左右に間隔を置いて配置した縦部41T,41Tを有し、これら縦部41T,41Tの上端は自由端であって、この自由端の上端面は前記下向き段部28Dに対応した幅を有する。また、前記控え部42は、前記左右の壁部32,32の内側面32U,32Uに沿う左右の後枠部44,44と、これら左右の後枠部44,44の上部を連結する横方向の連結部45とを備え、前記左右の後枠部44,44の下部を前記下連結部43に一体に連結している。尚、左右の後枠部44,44は、左右の壁部32,32と同様に、上方に向って間隔が狭くなる。また、前記連結部45には外側(前側)が開口した軸受け溝46が形成され、この軸受け溝46の底部の半円部46Tは前記第1の軸孔33の半円と略同一の形状をなし、ロックボタン19の組立時において、第1の軸孔33と半円部46Tとが位置合わせされる。
また、前記連結部45の内面側には、前記栓本体10の筒状部8の外面に当接する当接部45Tが内側に突出して設けられ、この当接部45Tが筒状部ボタン当接部8Tに当接することにより、ロックボタン19の回動範囲が規制され、ロック位置で位置決めされる。尚、当接部45Tは軸受け溝46の位置より上方に位置する。また、前記壁部32,32の内上角部32K,32Kも当接部45Tと同様に筒状部ボタン当接部8Tの外面に当接してロックボタン19の回動範囲を規制する。
前記アーム部41の縦部41T,41Tの左右方向内側縁には、縦方向の突条からなるガイドレール51がそれぞれ形成されている。このガイドレール51の上端部には、斜めに形成された案内部51Aが設けられ、この案内部51Aの下部に溝状に凹んだ係止受部52が設けられている。また、前記本体外面部28の本体下部28Kの下左右縁部28M,28Mには、前記ガイドレール51が係入する溝53を縦設し、この溝53は下端が開口している。また、前記溝53の上部には前記係止受部52に係止する突起状の係止部54が設けられている。さらに、前記ボタン本体部材26の下縁部である本体外面部28の下縁部28Sには、後向きの段部55が形成され、この後向き段部55が係合する前向き段部56が、前記アーム部41の下縁部に形成されている。
したがって、ボタン組付部材27に、その上方から本体外面部28の本体下部28Kを挿入するようにボタン本体部材26を嵌め入れると共に、溝53にガイドレール51を係入スライドすると、係止受部52に係止部54が係止し、これによりボタン本体部材26にボタン組付部材27が一体に組み込まれる。また、アーム部41は略U字形状で上端が自由端となっているために弾性変形しやすく、係止部54が確実に係止受部52に嵌まるようになる。さらに、アーム部41をやや内側に傾斜させることで、ボタン本体部材26にボタン組付部材27が一体に組み込まれた後でも常に係止部54が係止受部52に弾性により付勢された状態となり、より堅牢な一体化が実現される。この状態で、本体外面部28の外面とアーム部41の外面とが面一となり、また、ボタン組付部材27の左右側面と、ボタン本体部材26の左右側面とが段差なく連続した曲面となり、ロックボタン19の上下方向中央左右側面には、中央側に湾曲状に凹んだ凹部19H,19Hが形成される。また、この場合、アーム部41がボタン本体部材26の一部である幅広部30の外面を覆っている。さらに、図9などに示すように、後枠部44,44及び連結部45の外面が本体外面部28の内面に沿い、この本体外面部28の内面により前記軸受け溝46が塞がれる。
また、図4及び図11に示すように、筒状部8の外周他側には、ロックボタン19を挟んで取り付ける取付部たる取付壁部61,61が左右に設けられている。これら左右の取付壁部61,61の左右方向内側面は、前記ロックボタン19の左右側面に倣った形状をなし、前記ロックボタン19の前記凹部19Hに対応する凸部61Tが形成されている。それら左右の取付壁部61,61の取付孔61H,61Hに水平方向のロック回動軸62を取り付け、このロック回動軸62を前記第1の軸孔33と前記軸受け溝46に遊挿し、これにより前記ロックボタン19が回動可能に支持され、この回動により上部に設けた前記係合部29が栓体3の内外方向に進退する。そして、蓋体12の回動端、すなわち蓋ヒンジ部13の反対側には、前記係合部29が係止可能な係合片63が左右横向き方向の段部によって形成されている。また、前記係合片63の上部には略逆U字形状の係止受部64が設けられ、この係止受部64は突出した枠状をなし、その係止受部64の下部が閉蓋時に前記取付壁部61,61の上部と連続し、図4に示すように、それら係止受部64と左右の取付壁部61,61とにより前記ロックボタン19の上部と左右が囲まれている。
尚、前記取付孔61Hは、取付壁部61の凸部61Tに設けられており、このように凸部61Tに設けることにより取付孔61Hを比較的長く形成することができ、ロック回動軸62を安定して取り付けることができる。
また、図2に示すように、前記ボタン本体部材26の係合部29が前記蓋体12の係合片63に係止した状態で、ボタン本体部材26の本体外面部28は、その裏面(内面)が略垂直で、下方に向かって肉厚になるように外面が傾斜し、同様に、図13に示すように、ボタン組付部材27のアーム部41の縦部41Tも下方に向かって肉厚になるように外面が傾斜している。
図2に示すように、ボタン本体部材26の内面側の前記凹部34と栓本体10の筒状部8との間に復帰用弾性体であるスプリング65を配置し、前記筒状部8にはスプリング65の基端側を取り付ける筒状の取付部66が設けられ、前記スプリング65により係合部29が常時蓋体12をロックする方向に付勢されている。そして、前記スプリング65が前記係合部29を係合片63との係合方向に付勢する付勢手段である。
前記U字ロック20は、左右一対のアーム部71,71と、これら左右一対のアーム部71,71の先端側を連結する左右方向の連結部72とを備えた略U字形状であって、これには倒コ字形状等も含む。そして、アーム部71の基端にある横向きの第2の軸孔73に、前記ロック回動軸62の左右外側への同径な延長軸部62Aを挿入し、前記ロック回動軸62の延長軸部62Aを中心として、U字ロック20は回動自在に設けられている。尚、延長軸部62Aの外径に対する第2の軸孔73の内径はやや隙間が形成されるような遊嵌状態となって摺動が可能に形成されている。また、軸孔73の下方にはU字ロック20をロック状態、ロック解除状態で係止するための係止部91,91が設けられている。尚、アーム部41がボタン側アーム部であり、アーム部71がU字ロック側アーム部である。
前記U字ロック20の先端が上向きの第1の位置にあるとき該U字ロック20の先端が前記係止受部64の上部に位置してロックし、この係止受部64は表面が上方へ突設するように逆U字形状となって蓋ヒンジ部13と反対側に突設している。そして、係止受部64は、係合片63の上方に該係合片63を覆うように設けられるものである。また、U字ロック20が第1の位置にあるときは、前記係止部91,91が取付壁部61,61に設けられた係止受部92,92により係止される。
一方、U字ロック20の先端が下向きの第2の位置にあるとき該U字ロック20が非外嵌のアンロック状態、すなわちU字ロック20の先端がフリーになるようにU字ロック20の連結部72とロックボタン19との間に空隙67が形成される。第2の位置においても、U字ロック20が前記取付壁部61,61の外周外側に嵌合するように配置される。また、U字ロック20が第2の位置にあるときは、前記係止部91,91が取付壁部61,61に設けられた係止受部92A,92Aにより係止される。
前記ロック回動軸62はロックボタン19の第1の軸孔33を貫通し、さらに、ロック回動軸62の延長軸部62Aがアーム部71の基端の第2の軸孔73,73に挿入して、1本のロック回動軸62によってロックボタン19とU字ロック20の両方が回動自在に軸支されている。
また、係止受部64の上面に上向きに小凸部64Aが形成されており、この小凸部64Aは突起状ではなく、膨出状に形成されている。そして、U字ロック20を真上に向けて回動すると、係止受部64にある小凸部64A上にU字ロック20の先端内面が位置することにより蓋体12のダブルロックをなす。
図17に示すように、ロック部材である合成樹脂製のU字ロック20は、前記第1の位置において、外面側と内面側になる一側部材たる外面部材20Gと、他側部材たる内面部材20Nとからなる。即ち、U字ロック20は厚さ方向に略2分割した外面部材20Gと内面部材20Nを一体化してなる。
また、前記アーム部71及び連結部72に対応して、外面部材20Gはアーム外面部71Gと連結外面部72Gを一体に備えると共に、内面部材20Nはアーム内面部71Nと連結内面部72Nを一体に備える。また、前記アーム外面部71Gの先端側に左右方向に長い横方向の凹部81を設け、この凹部81に嵌合する嵌合部82を前記アーム内面部71Nに設けている。尚、前記嵌合部82がロック操作部となる。
前記外面部材20Gと内面部材20Nの合わせ面83G,83Nの一方には略U字状の嵌合突条84を設けると共に、この嵌合突条84が嵌合する嵌合溝85を他方に設けており、この例では、外面部材20Gの合わせ面83Gに嵌合突条84を設け、内面部材20Nの合わせ面83Nに嵌合溝85を設けている。尚、嵌合突条84及び嵌合溝85は、左右のアーム部71,71と連結部72に跨って連続形成されている。
また、アーム外面部71Gとアーム内面部71Nの合わせ面83G,83Nの基端側には、それらの一方に分割軸孔731と半円状の嵌合凹部86と突起87を形成すると共に、それらの他方に分割軸孔731と半円状の嵌合凸部88と孔89を形成し、この例では、アーム外面部71Gの合わせ面83Gの基端側に、分割軸孔731と半円状の嵌合凹部86を形成し、アーム内面部71Nに分割軸孔731と半円状の嵌合凸部88を形成している。また、前記嵌合凸部88には、前記第2の軸孔73の一部を構成する外軸孔732が穿設され、前記アーム部71の基端において、分割軸孔731は左右方向外側で、嵌合凹部86及び嵌合凸部88は左右方向内側に設けられ、突起87及び孔89は分割軸孔731より基端側に設けられている。
そして、外面部材20Gと内面部材20Nを一体化した状態で、外面部材20Gと内面部材20Nの分割軸孔731,731により前記外軸孔732に連続する内軸孔733が形成され、これら外軸孔732と内軸孔733により前記第2の軸孔73が構成される。
前記U字ロック20の基端側の内側に係止部91,91が設けられている。この例では、アーム外面部71Gの分割軸孔731位置より基端側に、突起状の前記係止部91を設け、この係止部91は第2の軸孔73と同一方向で左右方向一側に突設され、先端は球面状に形成されている。尚、係止部91を分割した分割係止部91A,91Aを前記外面部材20G及び内面部材20Nにそれぞれ形成し、外面部材20G及び内面部材20Nを一体化することにより、外面部材20Gと内面部材20Nの分割係止部91A,91Aからなる係止部91が形成される。
また、前記係止部91に対応して、図11に示すように、前記取付壁部61の左右方向外側面に、前記第1の位置に対応した係止受部92と、前記第2の位置に対応した係止受部92Aを設け、これら係止受部92,92Aは、前記係止部91が係脱可能な円形の凹部からなり、前記取付孔61Hから等しい距離に位置する。そして、U字ロック20が第1の位置で前記係止部91が上側の係止受部92に係止し、U字ロック20が第2の位置で前記係止部91が下側の係止受部92Aに係止する。
この場合、係止受部92,92A間において、係止部91は取付壁部61の左右方向外側面を摺動し、この際、アーム部71の基端間が弾性変形により僅かに開いて摺動し、係止受部92,92Aに係止部91が係止すると、アーム部71の基端間が元に戻るため、U字ロック20の回動操作において、係止部91が係止受部92に係止する際、クリック感が得られる。尚、図2及び図16に示すように、蓋体12には係止受部64の上下左右に略逆U字状の平坦面12Gが形成され、第1の位置において、内面部材20Nの平坦な外面93が前記平坦面12Gに略沿う。この場合、隙間を置いて沿うようにしてもよい。
また、U字ロック20は、前記外面部材20Gと内面部材20Nを2色成形により一体化して形成されたり、前記外面部材20Gと内面部材20Nの一方を先に成形した後、他方を成形することにより両者を一体化するインサート成形により形成される。このように成形することにより、樹脂材料の色を変えて外面部材20Gと内面部材20Nを異なる色としており、この例では外面部材20Gを内面部材20Nより明るい色にしている。
尚、インサート成形を行う場合は、第1の位置のロック状態で表面側となる内面部材20Nを先に成形することが好ましい。即ち、内面部材20Nを先に成形し、後で外面部材20Gを成形すれば、金型を開いて離型する際、内面部材20N側を押し出すことができ、このようにすれば外面部材20Gに押し出しピンなどの押し出し機構の後が残ることがない。同様に、外軸孔732などは金型の開閉方向と交差方向のスライド金型を使用して成形するから、一次側成形品である内面部材20Nに設けることが成形上、有利である。
そして、外面部材20Gと内面部材20Nを一体成形すると、外面部材20Gの連結外面部72Gの先端に、連結外面部72Gと異なる色の嵌合部82が現れる。尚、2色成形及びインサート成形において、外面部材20Gと内面部材20Nのうち先に成形するものが1次側成形品であり、後に成形するものが2次側成形品である。
次に前記構成についてその作用を説明する。ロック機構17のロックボタン19の組み立てにおいて、ボタン本体部材26の溝53にボタン組付部材27のガイドレール51を合わせ、溝53にガイドレール51をスライドし、係止部54に係止受部52を係止することにより、ボタン本体部材26とボタン組付部材27とが簡便に仮組み一体化してロックボタン19を組み立てることができる。この状態で、ボタン組付部材27のアーム部41と控え部42がボタン本体部材26を前後から挟むように組み立てられ、アーム部41の縦部41T,41Tがボタン本体部材26の幅広部30,30の外側に位置する。
従って、ロックボタン19の操作時に、ボタン組付部材27の外面のみを押しても、ボタン本体部材26が回動して係合片63と係合部29との係合が解除され、ボタン本体部材26のロック解除操作を確実に行うことができる。また、このようにボタン本体部材26とボタン組付部材27とをその厚さ方向と交差する方向から組み立てることにより、従来の厚さ方向(内外方向)から組み立てる場合に比べて、簡便且つ確実な組み立てを行うことができる。
また、その場合、縦方向の溝53とガイドレール51との係合により、ボタン本体部材26とボタン組付部材27とが正しく位置決めされた状態で組み立てることができる。また、アーム部41の縦部41T,41Tの上端は自由端であり、溝53にガイドレール51を挿入する際に、縦部41T,41Tの上端間が広がるように弾性変形可能であり、しかも、ガイドレール51の端部の案内部51A,51Aは、それら案内部51A,51Aの間隔が先端側に向って広がるように斜めに形成されているため、スムーズに挿入することができる。
また、係止部54と係止受部52との係止により仮組みしたロックボタン19は、ボタン本体部材26の第1の軸孔33とボタン組付部材27の軸受け溝46とに、ロック回動軸62を挿通し、このロック回動軸62を栓本体10の取付壁部61,61に取り付けることにより、回動自在に設けられるから、そのロック回動軸62によりボタン本体部材26とボタン組付部材27とが一体化される。
さらに、ロックボタン19は、主としてボタン組付部材27の当接部45Tが筒状部8の外面に当接(図2参照)することにより、ロックボタン19の回動範囲が規制されため、ボタン本体部材26の内面にリブを設ける必要がなく、ボタン本体部材26の外面におけるヒケが発生することがない。
そして、ボタン組付部材27はボタン本体部材26と異なる色をなし、本体外面部28の左右と下にアーム部41が異なる色で表れるため、アーム部41を押す操作を行う箇所の目印となり、ロックボタン19の操作性が向上し、アーム部41が略U字状に視認されることにより、従来にない優れた意匠性が得られる。
次に、飲料を収容するときは、まず予め開いている容器本体2の開口より飲料を容器本体2に収容し、次に開口部に栓体3を取り付けて閉じる。この際にはU字ロック20は下向きとなって第2の位置に配置されている。
この後、蓋ヒンジ部13を回動中心として蓋体12を閉じるように回動すると、係合部29の先端の上傾斜面29Aが係合片63の先端の下傾斜面63Aに押され、係合部29が外側に移動するようにロックボタン19が傾動し、さらに、蓋体12を閉じるように蓋体12を押圧すると、係合部29を係合片63が乗り越え、係合片63に係合部29の下部が係止状態となり、蓋体12は栓本体10に対して固定状態となる。
そして、蓋体12を栓体3、ひいては容器本体2側に固定するため、U字ロック20をロック回動軸62を回動中心として上向きに回動し、係止部91,91が取付壁部61,61に設けられた係止受部92,92により係止される。係止されたU字ロック20の先端内面が蓋体12に設けられた係止受部64にある小凸部64A上に位置することにより蓋体12のダブルロックをなす。
このようにU字ロック20が係止受部64の上部に位置したロック状態において、外面部材20Gが正面側(外面側)、内面部材20Nが裏面側(内面側)となり、明るい色の外面部材20Gの先端側にこれより暗い色の内面部材20Nの嵌合部82が現れ、嵌合部82と外面部材20Gが視認されることにより、ロック状態を認識することが出来る。また、外面部材20Gは、蓋体12及びロックボタン19と異なる色であることが好ましい。
一方、U字ロック20によるロック状態を解除するには、ロック回動軸62を回動中心としてU字ロック20を下方へ回動し、下向きの状態でU字ロック20に設けられた係止突起91,91により取付壁部61,61に設けられた係止受部92A,92Aと係止される。さらに、ロックボタン19の本体外面部28の下部28Kを押圧してロックボタン19をスプリング65に抗して回動すると係合部29が外側に後退して係合片63から離脱し、ロックが解除され、この結果、弾性体14に付勢されて蓋体12は開方向に回動する。
このようにU字ロック20が第2の位置にあるロック解除状態において、内面部材20Nが正面側(外面側)、外面部材20Gが裏面側(内面側)となり、外面部材20Gより暗い色の内面部材20Nが現れ、内面部材20Nが視認され、ロック状態との相違により、ロック解除状態を認識することが出来る。
また、U字ロック20は第1及び第2の位置において、係止部91及び係止受部92,92Aに係止して位置決めされるが、塗装と異なりU字ロック20の材料により着色しているため、係脱時に塗装が剥がれるなどの不具合を生じることがない。
このように本実施例では、請求項1に対応して、飲料用容器本体2の上部開口部たる開口端部2Aに被着される栓本体10と、栓本体10の一端にヒンジ軸支され、栓本体10の開口端部21Bを開閉自在に開閉する蓋体12と、栓本体10の他端のロック回動軸62により基端側が回動自在に軸支され、蓋体12を閉状態に保持するロック部材たるU字ロック20と、を備えた飲料用容器の栓体において、ロック機構17は、左右一対のアーム部71,71と、これらアーム部71,71の先端側を連結する連結部72とを備え、ロック回動軸62を中心として、蓋体12を閉状態に保持する第1の位置、及び蓋体12の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、第1の位置、第2の位置のそれぞれにおいて、外面に露出する色が別々の表裏2色の部材である外面部材20G及び内面部材20Nを備え、少なくとも第1と第2の位置の一方の位置において裏面側となる色が表面側に跨って配色され、正面視で視認できるから、U字ロック20が第1の位置、第2の位置にあるときの外観面の色を変えることで、ロック解除状態、ロック状態を容易に見分けることが出来る。さらに、少なくともどちらか一方の位置において背面側となる色が正面側に跨ってU字ロック20のロック操作部に配色され、正面視で視認できることでU字ロック20の操作部が容易に理解できる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、ロック部材たるU字ロック20のアーム部41の内側に係止部91を設けると共に、U字ロック20の第1の位置又は第2の位置のいずれか一方又は両方において、アーム部41の係止部91に係止する係止受部92,92Aを栓体3の相対する上下の位置に設けることで、U字ロック20が第1の位置、もしくは第2の位置にある際に外部からの衝撃などにより誤作動してしまうことを防止できる。また、栓本体10とU字ロック20が係止する際には部品間の接触があるため、塗装などの方法で着色すると剥がれが生じ易いが、本実施例のように2色成形やインサート成形を用いることで耐退色性に優れた部品とすることが出来る。
また、2色成形やインサート成形とすることでU字ロック20の肉厚を1次側成形品と2次側成形品で分配できるため、U字ロック20を肉厚にして強度を向上させてもヒケが発生しにくくなり、成形性も向上する。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、ロック回動軸62を軸支する軸孔の少なくとも一部分である外軸孔732を1次側成形品、もしくは2次側成形品で成形したから、2色成形やインサート成形とした場合に、第2の軸孔73の少なくとも一部を1次側成形品もしくは2次側成形品で成形することで、第2の軸孔73に負荷が掛かった場合でも部品間の剥離を防止できる。尚、分割軸孔が半円であるのに対して、外軸孔732は、内面部材20G側に全て形成されている。
また、実施例上の効果として、外面部材20Gと内面部材20Nの合わせ面83G,83Nの一方には略U字状の嵌合突条84を設けると共に、この嵌合突条84が嵌合する嵌合溝85を他方に設けることにより、外面部材20Gと内面部材20Nを確実に一体化することができる。また、U字ロック20は、外面部材20Gと内面部材20Nの2部品を一体化したから、製造簡易なものとなる。また、嵌合突条84及び嵌合溝85は、左右のアーム部71,71と連結部72に跨って連続形成されているから、両者により外面部材20Gと内面部材20Nを一体化できる。さらに、アーム外面部71Gの先端側に左右方向に長い横方向の凹部81を設け、この凹部81に嵌合する嵌合部82を前記アーム内面部71Nに設けたから、嵌合部82がアーム部71の先端側に現れ、色が違うことでロック操作部の位置を容易に認識できる。
以下、実施例上の効果として、飲料用容器本体の上部開口部たる開口端部2Aに被着される栓本体10と、栓本体10の一端にヒンジ軸支され、栓本体10の開口端部たる上端面21Bを開閉自在に開閉する蓋体12と、栓本体10の他端で蓋体12を閉状態に保持するロック機構17と、を備えた飲料用容器の栓体において、ロック機構17は、蓋体12の回動端に設けられた係合片63と、栓本体10の他端に栓本体10の内外方向に進退可能に取り付けられ、上部に蓋体12の係合片63と係合する係合部29を有するボタンたるロックボタン19を備え、ロックボタン19は、係合部29を備えたボタン本体部材26と、ボタン本体部材26の係合部29を蓋体12の係合片63との係合方向に付勢する付勢手段たるスプリング65と、ボタン本体部材26の外面の少なくとも一部を覆うように取り付けられるボタン組付部材27とで構成され、ボタン本体部材26は、蓋体12を軸支するヒンジ軸たる蓋ヒンジ部13と略平行なボタンヒンジ軸たるロック回動軸62で揺動自在に組み込まれ、ボタン組付部材27はロック回動軸62によりボタン本体部材26との一体化が保持されるから、ボタン組付部材27をボタン本体部材26の少なくとも一部分を覆うように配置することでボタン組付部材27が単独で作動してしまうことを防止できると共に、ロック回動軸62を介してボタン本体部材26と一体化させることで、部材間を直接嵌合させる工程が省略できるため、組立性が良い。また、ボタン組付部材27の一部をボタン本体部材26の背面(内面側)にすることで、ボタン本体部材26の背面の機能の一部をボタン組付部材27が担うことが可能となり、ボタン本体部材26の背面の凹凸がなくなることで、ヒケなどの外観不具合を防止できる。
また、ボタン本体部材26を覆うボタン組付部材27の外面部たるアーム部41は略U字形状で、略U字形状のアーム部41及びボタン本体部材26の一方には左右一対のガイドレール51,51が設けられ、アーム部41及びボタン本体部材26の他方にはガイドレール51,51に対応する左右一対の溝53,53を設けたから、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の一方に設けられた溝53に、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の他方のガイドレール51を挿入することで、組立時の位置ずれや傾きが発生し難くなり、組立が確実に行える。また、ボタン組付部材27の略U字形状のアーム部41の上端をやや内側に傾斜させることで弾性によりボタン組付部材27の脱落を防止できるため、組立性に優れる。
また、ボタン本体部材26を覆うボタン組付部材27の外面部であるアーム部41は略U字形状で、略U字形状のアーム部41には左右一対のガイドレール51,51が設けられ、ボタン本体部材26の両側面にはガイドレール51に対応する下端部が解放した左右一対の溝53,53を設けたから、ボタン本体部材26に設けられた溝53にボタン組付部材27のガイドレール51を挿入することで、組立時の位置ずれや傾きが発生し難くなり、組立が確実に行える。
また、ガイドレール51の端部側に係止受部52を設け、溝53には係止受部52に対応する係止部54を設けたから、ボタン本体部材26の溝53に設けられた係止部54を、ボタン組付部材27のガイドレール51に設けられた係止受部52に係止させることで、両部品を仮止めすることができるため、その後にロック回動軸62を挿入する際に部品間のずれが発生せずに、容易に組立できる。また、アーム部41が略U字形状であることで、係止部54と係止受部52を弾性的に係止できるため、仮止め組立が容易に行える。
また、蓋体12を閉状態に保持する第2のロック部材たるU字ロック20を設け、このU字ロック20は左右一対のアーム部71,71を備えた略U字形状で、アーム部71,71の基端がボタンヒンジ軸たるロック回動軸62により軸支されるから、U字ロック20が、ボタン本体部材26とボタン組付部材27と同軸で軸支されることで、ボタン本体部材26,ボタン組付部材27及びU字ロック20の3部品を1つの軸で取り付けることができるため、組立操作が少なくなり、生産性が良い。
また、実施例上の効果として、ボタン本体部材26とボタン組付部材27とが異なる色をなすから、ボタンの認識性を向上できる。さらに、ボタン本体部材26とボタン組付部材27と異なる色の材料からなるから、印刷などと異なり摺動などしても色が落ちることがない。また、ボタン組付部材28の控え部42は、下連結部43と左右の後枠部44,44と連結部45により枠状に形成されているから、強度的に優れる。また、当接部45Tが左右方向に長く形成されているから、栓本体10の外面に広く当接し、また、両側の内上角部32K,32Kも栓本体10の外面に当接することにより、ロックボタン19を確実に位置決めすることができる。
図20は、本発明の実施例2を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記アーム内面部71Nの先端側に左右方向に長い横方向の前記凹部81を設け、この凹部81に嵌合する嵌合部82を前記アーム外面部71Nに設けている。
したがって、U字ロック20が第2の位置では、外面部材20Gが正面側(外面側)、内面部材20Nが裏面側(内面側)となり、正面から嵌合部82と内面部材20Nが視認されることにより、否ロック状態を認識することが出来る。
このように本実施例でも、上記各実施例1と同様な作用・効果を奏する。
図21は、本発明の実施例2を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記アーム部41の縦部41T,41Tの左右方向内側に、前記溝53をそれぞれ設け、前記本体外面部28の下部28Kの下左右縁部28M,28Mに、縦方向の突条からなるガイドレール51が形成されている。また、前記ガイドレール51の下端部には、斜めに形成された前記案内部51Aが形成され、この案内部51Aの上部に溝状の前記係止受部52が設けられ、前記溝53の上部には前記係止受部52に係止する突起状の係止部54が設けられている。
このように本実施例でも、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、この例では、ボタン本体部材26を覆うボタン組付部材27の外面部たるアーム部41は略U字形状で、略U字形状のアーム部41及びボタン本体部材26の一方であるボタン本体部材26には左右一対のガイドレール51,51が設けられ、アーム部41及びボタン本体部材26の他方であるアーム部41にはガイドレール51,51に対応する左右一対の溝53,53を設けたから、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の一方に設けられた溝53に、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の他方のガイドレール51を挿入することで、組立時の位置ずれや傾きが発生し難くなり、組立が確実に行える。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、突起状の係止部91と係止受部92,92Aとを例示したが、係止部91を凹部状にし、係止受部92,92Aを突起状としてもよい。また、突起状の係止部54と溝状の係止受部52を例示したが、係止部を溝状にし、係止受部を突起状としてもよい。
2 容器本体
21B 上端面(上部開口部)
3 栓体
20 U字ロック(ロック部材)
20G 外面部材
20N 内面部材
62 ロック回動軸(ボタンヒンジ軸)
71 アーム部
71G アーム外面部
71N アーム内面部
72 連結部
72G 連結外面部
72N 連結内面部
73 第2の軸孔
731 分割軸孔
732 外軸孔(軸孔の一部分)
91 係止部
92 係止受部
本発明は、ロック機構を備えた飲料用容器の栓体に関するものである。
従来、この種のものとして、容器本体と、該容器本体の開口を着脱自在に開閉する蓋と、該蓋を閉状態に保持するロック部材を有する容器において、前記ロック部材は前記容器本体または蓋のいずれか一方の側面に回動自在に軸支され、前記ロック部材は両側にアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端にヒンジ部を有し、前記アーム部に係止部を設け、前記蓋が閉じた状態で前記ロック部材により保持された状態において、前記ロック部材の係止部に相対して係止する係止受け部を前記容器本体または蓋のいずれか他方に設けた蓋付き容器(例えば特許文献1)や、栓体の前記ロック回動軸に同軸状に軸支され前記蓋を閉状態に保持する第2のロック部材を設け、前記第2のロック部材は、左右一対のアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端に前記ロック回動軸を有し、前記ロック回動軸を中心として、前記蓋を閉状態に保持する第1の位置、及び上下反転した向きで前記蓋の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動する引用容器の栓体(例えば特許文献2)や、容器にヒンジを介して装着された蓋と、前記容器及び前記蓋の一方側に第2ヒンジを介して装着された係止操作部材(ロック部材に相当)とを備え、前記蓋が閉止位置にある状態で前記係止操作部材を係止側回転させられることにより該係止操作部材の係合部が前記容器及び前記蓋の他方側の係合部を乗り越えて両係合部が掛かり合い、該掛かり合いにより前記蓋の開側回転が規制される蓋付き容器(例えば特許文献3)などが提案されている。
そして、上記従来技術のものは、子供も多く使用し、保護者が多少離れていても直ぐにロックの状態が分かることが重要である。
これに対して、前記従来の略U字状のロック構造では、ロック部材のロック解除状態、ロック状態で外観面の色が同一であり、ロックがどのような状況にあるか分かり難い。また、ロック部材の色が、栓体や蓋体と同一色である場合には特に分かりづらかった。さらに、このロック部材は外面に露出するものであるため、落下衝撃などに対する強度も重要である。
そのため、前記特許文献1及び2ではロック部材を肉厚にしたり、前記特許文献3ではロック部材の断面形状をL字形状としたりと工夫していた。
しかし、ロック部材が肉厚である場合には成形が難しく、外観にヒケが発生する可能性があり、断面形状がL字形状である場合には汚れ溜りとなり、且つ、洗浄しにくいといった問題があった。
特許第4482940号公報 特許第4798553号公報 特許第5073639号公報
解決しようとする課題は、ロック解除状態、ロック状態の視認性を向上させると共に、耐衝撃性を損なわずに生産性を向上させることである。
請求項1の飲料用容器の栓体は、飲料用容器本体の上部開口部に被着される栓本体と、前記栓本体の一端にヒンジ軸支され、前記栓本体の上部開口部を開閉自在に開閉する蓋体と、前記栓本体の他端のロック回動軸により基端側が回動自在に軸支され、前記蓋体を閉状態に保持するロック部材と、を備えた飲料用容器の栓体において、前記ロック部材は、左右一対のアーム部と、これらアーム部の先端側を連結する連結部とを備え、前記ロック回動軸を中心として、蓋体を閉状態に保持する第1の位置、及び蓋体の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、前記ロック部材は、厚さ方向に略2分割した一側部材と他側部材を一体化してなり、前記第1の位置において前記一側部材が表面側となり、前記第2の位置において前記他側部材が表面側となり、前記一側部材と他側部材は異なる色であり、前記一側部材と他側部材は2色成形、もしくはインサート成形により一体化され、前記ロック回動軸を軸支する軸孔の少なくとも一部分を前記一側部材、もしくは他側部材で成形し、少なくとも第1と第2の位置の一方の位置において、前記一側部材と他側部材の裏面側となる一方が他方の表面側に跨って形成され、正面視で視認できることを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の栓体は、前記ロック部材の前記アーム部の内側に係止部を設けると共に、ロック部材の第1の位置又は第2の位置のいずれか一方又は両方において、前記アーム部の係止部に係止する係止受部を前記栓体に設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ロック部材が第1の位置、第2の位置にあるときの外観面の色を変えることで、ロック解除状態、ロック状態を容易に見分けることが出来る。さらに、少なくともどちらか一方の位置において背面側となる色が正面側に跨ってロック操作部に配色され、正面視で視認できることでロック操作部が容易に理解できる。
請求項2の発明によれば、ロック部材が第1の位置、もしくは第2の位置にある際には容易にロック部材が動かない方が良い。さらに、栓体とロック部材が係止する際には部品間の接触があるため、塗装などの方法で着色すると剥がれが生じ易い。2色成形やインサート成形を用いることで耐退色性に優れた部品とすることが出来る。
また、2色成形やインサート成形とすることでロック部材の肉厚を1次側成形品と2次側成形品で分配できるため、ロック部材を肉厚にして強度を向上させてもヒケが発生しにくくなり、成形性も向上する。
請求項の発明によれば、2色成形やインサート成形とした場合に、ロック回動軸を軸支する軸孔の少なくとも一部を一側部材もしくは他側部材で成形することで、ロック回転軸に負荷が掛かった場合でも部品間の剥離を防止できる。
本発明の実施例1を示すボタンの分解斜視図である。 同上、栓体の断面図である。 同上、全体正面図である。 同上、栓体の正面図である。 同上、ボタン本体部材の正面図である。 同上、ボタン本体部材の内面側の斜視図である。 同上、ボタンの外面側の斜視図である。 同上、ボタンの内面側の斜視図である。 同上、一部を切り欠いたボタンの斜視図である。 同上、ボタン組付部材の要部の正面図である。 同上、栓本体の分解斜視図である。 同上、ボタン本体部材とボタン組付部材の断面図である。 同上、ボタンの断面図である。 同上、ボタンの下部の平断面図である。 同上、ロック部材が第1の位置にある栓体の斜視図である。 同上、ロック部材が第2の位置にある栓体の斜視図である。 同上、ロック部材の斜視図である。 同上、外側部材の斜視図である。 同上、内面部材の斜視図である。 本発明の実施例2を示すロック部材の斜視図である。 本発明の実施例3を示すボタンの下部の平断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図14は実施例1を示すもので、携帯用魔法瓶1は、片手で持てる大きさの金属製の容器本体2と、該容器本体2の上部開口部である開口端部2Aに被着される合成樹脂製の栓体3とを備える。有底筒状の容器本体2は、内筒4と外筒5の開口端部2Aの縁を一体に接合し、内筒4と外筒5との間の空間を真空の断熱層6となした断熱二重構造で、外筒5の上部外周には、栓体3を螺着するための雄螺子部7が形成されている。
図2に示すように、前記栓体3は、外筒5の上部外周を囲繞する筒状部8に雌螺子部9が形成され、この雌螺子部9を外筒5の雄螺子部7に螺着して容器本体2の開口端部2Aに装着される栓本体10を備える。この栓本体10の一側に設けた取付部11には、蓋体12が蓋ヒンジ部13を介して回動自在に結合され、蓋ヒンジ部13に巻き掛けられたゴム輪等弾性体14にて開方向に付勢されており、弾性体14は、一端を栓本体10の取付部11の取付受部15に係止すると共に、他端を蓋体12の取付受部16に係止している。
そして、弾性体14は、蓋体12を閉状態から180度以上上下方向に回動してその位置で保持する力を有している。また、一側の蓋ヒンジ部13に対して、容器本体2の口部中心を軸芯(図示せず)としたとき180度の位置に、すなわち蓋ヒンジ部13と径方向に対向する位置である他側には、蓋体12の先端を係止して蓋閉状態に保持するロック機構17が設けられている。
栓本体10は、筒状部8の上面に、容器本体2の開口端部2Aを覆う天板18を設けた逆有底筒状に形成されており、筒状部8の一側部には、ロック機構17の構成部材であるシーソ式のボタンたるロックボタン19とU字ロック20とが設けられている。また、天板18の他側寄りには飲み口21が突設されている。
前記飲み口21は、前記天板18から飲用者が口に含むのに適した太さで蓋体12に覆われる高さの略円柱状に突設されており、その内部を飲料の注出口21Aとしている。飲み口21の上端面21Bは、飲み口21の中心軸と直交する線よりも蓋ヒンジ部13側が低くなるように傾斜していて、栓本体10の天板18と略同じ角度で、ロック機構17側が高く蓋ヒンジ部13側が低いテーパ状に形成されている。そして、飲み口21の上部は、閉蓋時に蓋体12に装着したパッキン22で封止できるようになっており、前記上端面21Bが栓本体10の開口端部である。
また、図2に示すように、栓本体10の筒状部8の内側に、容器本体2の開口端部2Aと栓体3の間を水密に止水する止水用パッキン23が設けられる。この止水用パッキン23は、エラストマー、ゴム或いは弾性合成樹脂によって形成され、栓本体10の内面に設けられたパッキン23の取付用の凹部24に着脱可能に取り付けられるものであって、このパッキン23の取り付け用の凹部24は、平面が栓本体10と同心円状な円環状に設けられるものであり、雌螺子部9と天板18との上下方向の間で筒状部8に沿っており、下方向を開口している。そして、この凹部24を形成するための内側に設けられる内壁25は、ほぼ凹部24の横幅程度の距離まで下方へ延出して栓本体10に形成されている。
前記止水用パッキン23は、容器本体2の開口端部2Aと前記凹部24との間に介在するパッキン本体である止水突起部23Aと、この止水突起部23Aから下方へ延出する下方延出壁23Bと、この下方延出壁23Bの下端から内向きに延出する内向き延出面23Cとからなる。止水突起部23Aは開口端部2Aと、栓本体10の凹部24にそれぞれ下面及び上面で接して止水するもので、その平面は円環状で、縦断面はほぼ矩形であって、その外周面の上下方向の中央には溝23Dが内向きに全周にわたって設けられ、止水突起部23Aが外側が開口した断面略コ字状に形成されている。下方延出壁23Bは前記内壁25の外面に沿って配置され、内向き延出面23Cは内壁25の下端に沿い、内向き延出面23Cの下面が、前記パッキン23を凹部24へ取り付ける場合の押し代部に形成され、前記内向き延出面23Cが、前記パッキン23を取り外す場合のつかみ代に形成されている。
前記ロック機構17は、第1のロック部材である前記ロックボタン19と、第2のロック部材である前記U字ロック20とを備えたダブルロック構造となっている。そのロックボタン19は、ボタン本体部材26と、このボタン本体部材26と別体の部材からなるボタン組付部材27とを備える。また、前記ボタン組付部材27は前記ボタン本体部材26と異なる色に形成されている。尚、前記ボタン組付部材は、ボタンの押す場所を認識させる部材である。
前記ボタン本体部材26は縦長で略長方形形状の本体外面部28を有し、この本体外面部28の上部内面に係合部29を内向きに突設している。また、前記本体外面部28は、その本体上部28Jがその本体下部28Kより左右幅広に形成され、該本体外面部28の左右縁部の上下方向略中央に左右外側に向う下向き段部28D,28Dが形成されている。これら下向き段部28D,28Dが本体外面部28の本体上部28Jと本体外面部28の本体下部28Kとの境目であり、下向き段部28D,28Dの下方の前記本体下部28Kの下左右縁部28M,28Mは、平行で上下方向に形成され、一方、下向き段部28D,28Dの上方の前記本体上部28Jの上左右縁部28L,28Lは、下向き段部28D,28Dから上方に向って間隔が次第に拡大するように広がり、広がった上端に、それら上左右縁部28L,28Lの上部を構成する湾曲縁部28W,28Wが形成され、これら左右の湾曲縁部28W,28Wが左右方向の上縁部28Uにより連結されている。そして、前記本体下部28Kは、その周囲の下左右縁部28M,28M,左右の湾曲縁部28H、28H(28Wが重複)及び下縁部28Sが略U字状に形成されている。
尚、本体下部28Kは、内外方向(厚さ方向)において左右略同一幅で形成され、一方、本体上部28Jは、内面から外面に向って左右幅狭になるように、上左右縁部28L,28Lが傾斜状に形成され、また、上縁部28Uは内面から外面に向って斜め下向きに傾斜している。
前記本体外面部28の本体下部28Kの内面側には、左右外側に広がる幅広部30,30が形成され、これら幅広部30,30の左右縁は、前記下向き段部28D,28Dから下方に向って間隔が次第に拡大するように広がる左右の拡大縁部31K,31Kと、これら拡大縁部31K,31Kの下部に左右の縦縁部31H,31Hが連続して設けられ、これら左右の縦縁部31H,31Hの間隔は上方に向かって多少広がるように設定されている。また、それら左右の縦縁部31H,31Hの下端と左右方向の下縁部31Sとが左右の湾曲縁部31W,31Wにより連結されている。
さらに、図12などに示すように、前記幅広部30の外面は本体外面部28の外面より一段下がった内側に位置し、本体外面部28の外面と幅広部30の外面とは下方に向って間隔が開くように形成されている。
前記左右の幅広部30及びその上部の左右縁の内面から左右の壁部32,32が内向きに突設され、これら左右の壁部32,32は前記幅広部30の左右縁及びその上部の左右縁と正面視で略同一形状をなし、それら左右の壁部32,32の上部は、前記下向き段部28Dの上部まで延設されている。そして、左右の壁部32,32の上部には、横向きの第1の軸孔33がそれぞれ穿設され、これら第1の軸孔33はボタン本体部材26の上下方向の略中央に位置する。
また、図6に示すように、本体外面部28の本体下部28Kの内面には、前記壁部32,32の間に位置して、付勢手段用の凹部34が形成され、この凹部34は、略円形に形成され、前記第1の軸孔33,33より下方に位置する。また、凹部34の下部34Kは前記下縁部31Sにおいて開口している。
図1及び図11に示すように、前記ボタン組付部材27は前記本体外面部28の本体下部28Kに外嵌する略U字状のアーム部41と、このアーム部41と間隔を置いて内側に設けられた内側部たる控え部42と、これらアーム部41と控え部42の下部を連結する下連結部43とを一体に有する。尚、前記アーム部41がボタン組付部材27の外面部である。
前記アーム部41は左右に間隔を置いて配置した縦部41T,41Tを有し、これら縦部41T,41Tの上端は自由端であって、この自由端の上端面は前記下向き段部28Dに対応した幅を有する。また、前記控え部42は、前記左右の壁部32,32の内側面32U,32Uに沿う左右の後枠部44,44と、これら左右の後枠部44,44の上部を連結する横方向の連結部45とを備え、前記左右の後枠部44,44の下部を前記下連結部43に一体に連結している。尚、左右の後枠部44,44は、左右の壁部32,32と同様に、上方に向って間隔が狭くなる。また、前記連結部45には外側(前側)が開口した軸受け溝46が形成され、この軸受け溝46の底部の半円部46Tは前記第1の軸孔33の半円と略同一の形状をなし、ロックボタン19の組立時において、第1の軸孔33と半円部46Tとが位置合わせされる。
また、前記連結部45の内面側には、前記栓本体10の筒状部8の外面に当接する当接部45Tが内側に突出して設けられ、この当接部45Tが筒状部ボタン当接部8Tに当接することにより、ロックボタン19の回動範囲が規制され、ロック位置で位置決めされる。尚、当接部45Tは軸受け溝46の位置より上方に位置する。また、前記壁部32,32の内上角部32K,32Kも当接部45Tと同様に筒状部ボタン当接部8Tの外面に当接してロックボタン19の回動範囲を規制する。
前記アーム部41の縦部41T,41Tの左右方向内側縁には、縦方向の突条からなるガイドレール51がそれぞれ形成されている。このガイドレール51の上端部には、斜めに形成された案内部51Aが設けられ、この案内部51Aの下部に溝状に凹んだ係止受部52が設けられている。また、前記本体外面部28の本体下部28Kの下左右縁部28M,28Mには、前記ガイドレール51が係入する溝53を縦設し、この溝53は下端が開口している。また、前記溝53の上部には前記係止受部52に係止する突起状の係止部54が設けられている。さらに、前記ボタン本体部材26の下縁部である本体外面部28の下縁部28Sには、後向きの段部55が形成され、この後向き段部55が係合する前向き段部56が、前記アーム部41の下縁部に形成されている。
したがって、ボタン組付部材27に、その上方から本体外面部28の本体下部28Kを挿入するようにボタン本体部材26を嵌め入れると共に、溝53にガイドレール51を係入スライドすると、係止受部52に係止部54が係止し、これによりボタン本体部材26にボタン組付部材27が一体に組み込まれる。また、アーム部41は略U字形状で上端が自由端となっているために弾性変形しやすく、係止部54が確実に係止受部52に嵌まるようになる。さらに、アーム部41をやや内側に傾斜させることで、ボタン本体部材26にボタン組付部材27が一体に組み込まれた後でも常に係止部54が係止受部52に弾性により付勢された状態となり、より堅牢な一体化が実現される。この状態で、本体外面部28の外面とアーム部41の外面とが面一となり、また、ボタン組付部材27の左右側面と、ボタン本体部材26の左右側面とが段差なく連続した曲面となり、ロックボタン19の上下方向中央左右側面には、中央側に湾曲状に凹んだ凹部19H,19Hが形成される。また、この場合、アーム部41がボタン本体部材26の一部である幅広部30の外面を覆っている。さらに、図9などに示すように、後枠部44,44及び連結部45の外面が本体外面部28の内面に沿い、この本体外面部28の内面により前記軸受け溝46が塞がれる。
また、図4及び図11に示すように、筒状部8の外周他側には、ロックボタン19を挟んで取り付ける取付部たる取付壁部61,61が左右に設けられている。これら左右の取付壁部61,61の左右方向内側面は、前記ロックボタン19の左右側面に倣った形状をなし、前記ロックボタン19の前記凹部19Hに対応する凸部61Tが形成されている。それら左右の取付壁部61,61の取付孔61H,61Hに水平方向のロック回動軸62を取り付け、このロック回動軸62を前記第1の軸孔33と前記軸受け溝46に遊挿し、これにより前記ロックボタン19が回動可能に支持され、この回動により上部に設けた前記係合部29が栓体3の内外方向に進退する。そして、蓋体12の回動端、すなわち蓋ヒンジ部13の反対側には、前記係合部29が係止可能な係合片63が左右横向き方向の段部によって形成されている。また、前記係合片63の上部には略逆U字形状の係止受部64が設けられ、この係止受部64は突出した枠状をなし、その係止受部64の下部が閉蓋時に前記取付壁部61,61の上部と連続し、図4に示すように、それら係止受部64と左右の取付壁部61,61とにより前記ロックボタン19の上部と左右が囲まれている。
尚、前記取付孔61Hは、取付壁部61の凸部61Tに設けられており、このように凸部61Tに設けることにより取付孔61Hを比較的長く形成することができ、ロック回動軸62を安定して取り付けることができる。
また、図2に示すように、前記ボタン本体部材26の係合部29が前記蓋体12の係合片63に係止した状態で、ボタン本体部材26の本体外面部28は、その裏面(内面)が略垂直で、下方に向かって肉厚になるように外面が傾斜し、同様に、図13に示すように、ボタン組付部材27のアーム部41の縦部41Tも下方に向かって肉厚になるように外面が傾斜している。
図2に示すように、ボタン本体部材26の内面側の前記凹部34と栓本体10の筒状部8との間に復帰用弾性体であるスプリング65を配置し、前記筒状部8にはスプリング65の基端側を取り付ける筒状の取付部66が設けられ、前記スプリング65により係合部29が常時蓋体12をロックする方向に付勢されている。そして、前記スプリング65が前記係合部29を係合片63との係合方向に付勢する付勢手段である。
前記U字ロック20は、左右一対のアーム部71,71と、これら左右一対のアーム部71,71の先端側を連結する左右方向の連結部72とを備えた略U字形状であって、これには倒コ字形状等も含む。そして、アーム部71の基端にある横向きの第2の軸孔73に、前記ロック回動軸62の左右外側への同径な延長軸部62Aを挿入し、前記ロック回動軸62の延長軸部62Aを中心として、U字ロック20は回動自在に設けられている。尚、延長軸部62Aの外径に対する第2の軸孔73の内径はやや隙間が形成されるような遊嵌状態となって摺動が可能に形成されている。また、軸孔73の下方にはU字ロック20をロック状態、ロック解除状態で係止するための係止部91,91が設けられている。尚、アーム部41がボタン側アーム部であり、アーム部71がU字ロック側アーム部である。
前記U字ロック20の先端が上向きの第1の位置にあるとき該U字ロック20の先端が前記係止受部64の上部に位置してロックし、この係止受部64は表面が上方へ突設するように逆U字形状となって蓋ヒンジ部13と反対側に突設している。そして、係止受部64は、係合片63の上方に該係合片63を覆うように設けられるものである。また、U字ロック20が第1の位置にあるときは、前記係止部91,91が取付壁部61,61に設けられた係止受部92,92により係止される。
一方、U字ロック20の先端が下向きの第2の位置にあるとき該U字ロック20が非外嵌のアンロック状態、すなわちU字ロック20の先端がフリーになるようにU字ロック20の連結部72とロックボタン19との間に空隙67が形成される。第2の位置においても、U字ロック20が前記取付壁部61,61の外周外側に嵌合するように配置される。また、U字ロック20が第2の位置にあるときは、前記係止部91,91が取付壁部61,61に設けられた係止受部92A,92Aにより係止される。
前記ロック回動軸62はロックボタン19の第1の軸孔33を貫通し、さらに、ロック回動軸62の延長軸部62Aがアーム部71の基端の第2の軸孔73,73に挿入して、1本のロック回動軸62によってロックボタン19とU字ロック20の両方が回動自在に軸支されている。
また、係止受部64の上面に上向きに小凸部64Aが形成されており、この小凸部64Aは突起状ではなく、膨出状に形成されている。そして、U字ロック20を真上に向けて回動すると、係止受部64にある小凸部64A上にU字ロック20の先端内面が位置することにより蓋体12のダブルロックをなす。
図17に示すように、ロック部材である合成樹脂製のU字ロック20は、前記第1の位置において、外面側と内面側になる一側部材たる外面部材20Gと、他側部材たる内面部材20Nとからなる。即ち、U字ロック20は厚さ方向に略2分割した外面部材20Gと内面部材20Nを一体化してなる。
また、前記アーム部71及び連結部72に対応して、外面部材20Gはアーム外面部71Gと連結外面部72Gを一体に備えると共に、内面部材20Nはアーム内面部71Nと連結内面部72Nを一体に備える。また、前記アーム外面部71Gの先端側に左右方向に長い横方向の凹部81を設け、この凹部81に嵌合する嵌合部82を前記アーム内面部71Nに設けている。尚、前記嵌合部82がロック操作部となる。
前記外面部材20Gと内面部材20Nの合わせ面83G,83Nの一方には略U字状の嵌合突条84を設けると共に、この嵌合突条84が嵌合する嵌合溝85を他方に設けており、この例では、外面部材20Gの合わせ面83Gに嵌合突条84を設け、内面部材20Nの合わせ面83Nに嵌合溝85を設けている。尚、嵌合突条84及び嵌合溝85は、左右のアーム部71,71と連結部72に跨って連続形成されている。
また、アーム外面部71Gとアーム内面部71Nの合わせ面83G,83Nの基端側には、それらの一方に分割軸孔731と半円状の嵌合凹部86と突起87を形成すると共に、それらの他方に分割軸孔731と半円状の嵌合凸部88と孔89を形成し、この例では、アーム外面部71Gの合わせ面83Gの基端側に、分割軸孔731と半円状の嵌合凹部86を形成し、アーム内面部71Nに分割軸孔731と半円状の嵌合凸部88を形成している。また、前記嵌合凸部88には、前記第2の軸孔73の一部を構成する外軸孔732が穿設され、前記アーム部71の基端において、分割軸孔731は左右方向外側で、嵌合凹部86及び嵌合凸部88は左右方向内側に設けられ、突起87及び孔89は分割軸孔731より基端側に設けられている。
そして、外面部材20Gと内面部材20Nを一体化した状態で、外面部材20Gと内面部材20Nの分割軸孔731,731により前記外軸孔732に連続する内軸孔733が形成され、これら外軸孔732と内軸孔733により前記第2の軸孔73が構成される。
前記U字ロック20の基端側の内側に係止部91,91が設けられている。この例では、アーム外面部71Gの分割軸孔731位置より基端側に、突起状の前記係止部91を設け、この係止部91は第2の軸孔73と同一方向で左右方向一側に突設され、先端は球面状に形成されている。尚、係止部91を分割した分割係止部91A,91Aを前記外面部材20G及び内面部材20Nにそれぞれ形成し、外面部材20G及び内面部材20Nを一体化することにより、外面部材20Gと内面部材20Nの分割係止部91A,91Aからなる係止部91が形成される。
また、前記係止部91に対応して、図11に示すように、前記取付壁部61の左右方向外側面に、前記第1の位置に対応した係止受部92と、前記第2の位置に対応した係止受部92Aを設け、これら係止受部92,92Aは、前記係止部91が係脱可能な円形の凹部からなり、前記取付孔61Hから等しい距離に位置する。そして、U字ロック20が第1の位置で前記係止部91が上側の係止受部92に係止し、U字ロック20が第2の位置で前記係止部91が下側の係止受部92Aに係止する。
この場合、係止受部92,92A間において、係止部91は取付壁部61の左右方向外側面を摺動し、この際、アーム部71の基端間が弾性変形により僅かに開いて摺動し、係止受部92,92Aに係止部91が係止すると、アーム部71の基端間が元に戻るため、U字ロック20の回動操作において、係止部91が係止受部92に係止する際、クリック感が得られる。尚、図2及び図16に示すように、蓋体12には係止受部64の上下左右に略逆U字状の平坦面12Gが形成され、第1の位置において、内面部材20Nの平坦な外面93が前記平坦面12Gに略沿う。この場合、隙間を置いて沿うようにしてもよい。
また、U字ロック20は、前記外面部材20Gと内面部材20Nを2色成形により一体化して形成されたり、前記外面部材20Gと内面部材20Nの一方を先に成形した後、他方を成形することにより両者を一体化するインサート成形により形成される。このように成形することにより、樹脂材料の色を変えて外面部材20Gと内面部材20Nを異なる色としており、この例では外面部材20Gを内面部材20Nより明るい色にしている。
尚、インサート成形を行う場合は、第1の位置のロック状態で表面側となる内面部材20Nを先に成形することが好ましい。即ち、内面部材20Nを先に成形し、後で外面部材20Gを成形すれば、金型を開いて離型する際、内面部材20N側を押し出すことができ、このようにすれば外面部材20Gに押し出しピンなどの押し出し機構の後が残ることがない。同様に、外軸孔732などは金型の開閉方向と交差方向のスライド金型を使用して成形するから、一次側成形品である内面部材20Nに設けることが成形上、有利である。
そして、外面部材20Gと内面部材20Nを一体成形すると、外面部材20Gの連結外面部72Gの先端に、連結外面部72Gと異なる色の嵌合部82が現れる。尚、2色成形及びインサート成形において、外面部材20Gと内面部材20Nのうち先に成形するものが1次側成形品であり、後に成形するものが2次側成形品である。
次に前記構成についてその作用を説明する。ロック機構17のロックボタン19の組み立てにおいて、ボタン本体部材26の溝53にボタン組付部材27のガイドレール51を合わせ、溝53にガイドレール51をスライドし、係止部54に係止受部52を係止することにより、ボタン本体部材26とボタン組付部材27とが簡便に仮組み一体化してロックボタン19を組み立てることができる。この状態で、ボタン組付部材27のアーム部41と控え部42がボタン本体部材26を前後から挟むように組み立てられ、アーム部41の縦部41T,41Tがボタン本体部材26の幅広部30,30の外側に位置する。
従って、ロックボタン19の操作時に、ボタン組付部材27の外面のみを押しても、ボタン本体部材26が回動して係合片63と係合部29との係合が解除され、ボタン本体部材26のロック解除操作を確実に行うことができる。また、このようにボタン本体部材26とボタン組付部材27とをその厚さ方向と交差する方向から組み立てることにより、従来の厚さ方向(内外方向)から組み立てる場合に比べて、簡便且つ確実な組み立てを行うことができる。
また、その場合、縦方向の溝53とガイドレール51との係合により、ボタン本体部材26とボタン組付部材27とが正しく位置決めされた状態で組み立てることができる。また、アーム部41の縦部41T,41Tの上端は自由端であり、溝53にガイドレール51を挿入する際に、縦部41T,41Tの上端間が広がるように弾性変形可能であり、しかも、ガイドレール51の端部の案内部51A,51Aは、それら案内部51A,51Aの間隔が先端側に向って広がるように斜めに形成されているため、スムーズに挿入することができる。
また、係止部54と係止受部52との係止により仮組みしたロックボタン19は、ボタン本体部材26の第1の軸孔33とボタン組付部材27の軸受け溝46とに、ロック回動軸62を挿通し、このロック回動軸62を栓本体10の取付壁部61,61に取り付けることにより、回動自在に設けられるから、そのロック回動軸62によりボタン本体部材26とボタン組付部材27とが一体化される。
さらに、ロックボタン19は、主としてボタン組付部材27の当接部45Tが筒状部8の外面に当接(図2参照)することにより、ロックボタン19の回動範囲が規制されため、ボタン本体部材26の内面にリブを設ける必要がなく、ボタン本体部材26の外面におけるヒケが発生することがない。
そして、ボタン組付部材27はボタン本体部材26と異なる色をなし、本体外面部28の左右と下にアーム部41が異なる色で表れるため、アーム部41を押す操作を行う箇所の目印となり、ロックボタン19の操作性が向上し、アーム部41が略U字状に視認されることにより、従来にない優れた意匠性が得られる。
次に、飲料を収容するときは、まず予め開いている容器本体2の開口より飲料を容器本体2に収容し、次に開口部に栓体3を取り付けて閉じる。この際にはU字ロック20は下向きとなって第2の位置に配置されている。
この後、蓋ヒンジ部13を回動中心として蓋体12を閉じるように回動すると、係合部29の先端の上傾斜面29Aが係合片63の先端の下傾斜面63Aに押され、係合部29が外側に移動するようにロックボタン19が傾動し、さらに、蓋体12を閉じるように蓋体12を押圧すると、係合部29を係合片63が乗り越え、係合片63に係合部29の下部が係止状態となり、蓋体12は栓本体10に対して固定状態となる。
そして、蓋体12を栓体3、ひいては容器本体2側に固定するため、U字ロック20をロック回動軸62を回動中心として上向きに回動し、係止部91,91が取付壁部61,61に設けられた係止受部92,92により係止される。係止されたU字ロック20の先端内面が蓋体12に設けられた係止受部64にある小凸部64A上に位置することにより蓋体12のダブルロックをなす。
このようにU字ロック20が係止受部64の上部に位置したロック状態において、外面部材20Gが正面側(外面側)、内面部材20Nが裏面側(内面側)となり、明るい色の外面部材20Gの先端側にこれより暗い色の内面部材20Nの嵌合部82が現れ、嵌合部82と外面部材20Gが視認されることにより、ロック状態を認識することが出来る。また、外面部材20Gは、蓋体12及びロックボタン19と異なる色であることが好ましい。
一方、U字ロック20によるロック状態を解除するには、ロック回動軸62を回動中心としてU字ロック20を下方へ回動し、下向きの状態でU字ロック20に設けられた係止突起91,91により取付壁部61,61に設けられた係止受部92A,92Aと係止される。さらに、ロックボタン19の本体外面部28の下部28Kを押圧してロックボタン19をスプリング65に抗して回動すると係合部29が外側に後退して係合片63から離脱し、ロックが解除され、この結果、弾性体14に付勢されて蓋体12は開方向に回動する。
このようにU字ロック20が第2の位置にあるロック解除状態において、内面部材20Nが正面側(外面側)、外面部材20Gが裏面側(内面側)となり、外面部材20Gより暗い色の内面部材20Nが現れ、内面部材20Nが視認され、ロック状態との相違により、ロック解除状態を認識することが出来る。
また、U字ロック20は第1及び第2の位置において、係止部91及び係止受部92,92Aに係止して位置決めされるが、塗装と異なりU字ロック20の材料により着色しているため、係脱時に塗装が剥がれるなどの不具合を生じることがない。
このように本実施例では、請求項1に対応して、飲料用容器本体2の上部開口部たる開口端部2Aに被着される栓本体10と、栓本体10の一端にヒンジ軸支され、栓本体10の開口端部21Bを開閉自在に開閉する蓋体12と、栓本体10の他端のロック回動軸62により基端側が回動自在に軸支され、蓋体12を閉状態に保持するロック部材たるU字ロック20と、を備えた飲料用容器の栓体において、ロック機構17は、左右一対のアーム部71,71と、これらアーム部71,71の先端側を連結する連結部72とを備え、ロック回動軸62を中心として、蓋体12を閉状態に保持する第1の位置、及び蓋体12の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、第1の位置、第2の位置のそれぞれにおいて、外面に露出する色が別々の表裏2色の部材である外面部材20G及び内面部材20Nを備え、少なくとも第1と第2の位置の一方の位置において裏面側となる色が表面側に跨って配色され、具体的には、U字ロック20は、厚さ方向に略2分割した一側部材たる外面部材20Gと他側部材たる内面部材20Nを一体化してなり、前記第1の位置において外面部材20Gが表面側となり、前記第2の位置において内面部材20Nが表面側となり、外面部材20Gと内面部材20Nは異なる色であり、外面部材20Gと内面部材20Nは2色成形、もしくはインサート成形により一体化され、ロック回動軸62を軸支する軸孔の少なくとも一部分である外軸孔732を外面部材20G、もしくは内面部材20Nで成形し、この例では外軸孔732を内面部材20Nで成形し、少なくとも第1と第2の位置の一方の位置において、外面部材20Gと内面部材20Nの裏面側となる一方が他方の表面側に跨って形成され、この例では、外面部材20Gと内面部材20Nの裏面側となる一方である内面部材20Nが、他方である外面部材20Gの表面側に跨って形成され、正面視で視認できるから、U字ロック20が第1の位置、第2の位置にあるときの外観面の色を変えることで、ロック解除状態、ロック状態を容易に見分けることが出来る。さらに、少なくともどちらか一方の位置において背面側となる色が正面側に跨ってU字ロック20のロック操作部に配色され、正面視で視認できることでU字ロック20の操作部が容易に理解できる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、ロック部材たるU字ロック20のアーム部41の内側に係止部91を設けると共に、U字ロック20の第1の位置又は第2の位置のいずれか一方又は両方において、アーム部41の係止部91に係止する係止受部92,92Aを栓体3の相対する上下の位置に設けることで、U字ロック20が第1の位置、もしくは第2の位置にある際に外部からの衝撃などにより誤作動してしまうことを防止できる。また、栓本体10とU字ロック20が係止する際には部品間の接触があるため、塗装などの方法で着色すると剥がれが生じ易いが、本実施例のように2色成形やインサート成形を用いることで耐退色性に優れた部品とすることが出来る。
また、2色成形やインサート成形とすることでU字ロック20の肉厚を1次側成形品と2次側成形品で分配できるため、U字ロック20を肉厚にして強度を向上させてもヒケが発生しにくくなり、成形性も向上する。
また、このように本実施例では、請求項に対応して、ロック回動軸62を軸支する軸孔の少なくとも一部分である外軸孔732を1次側成形品、もしくは2次側成形品で成形したから、2色成形やインサート成形とした場合に、第2の軸孔73の少なくとも一部を外面部材20Gもしくは内面部材20Nで成形することで、第2の軸孔73に負荷が掛かった場合でも部品間の剥離を防止できる。尚、分割軸孔が半円であるのに対して、外軸孔732は、内面部材20側に全て形成されている。
また、実施例上の効果として、外面部材20Gと内面部材20Nの合わせ面83G,83Nの一方には略U字状の嵌合突条84を設けると共に、この嵌合突条84が嵌合する嵌合溝85を他方に設けることにより、外面部材20Gと内面部材20Nを確実に一体化することができる。また、U字ロック20は、外面部材20Gと内面部材20Nの2部品を一体化したから、製造簡易なものとなる。また、嵌合突条84及び嵌合溝85は、左右のアーム部71,71と連結部72に跨って連続形成されているから、両者により外面部材20Gと内面部材20Nを一体化できる。さらに、アーム外面部71Gの先端側に左右方向に長い横方向の凹部81を設け、この凹部81に嵌合する嵌合部82を前記アーム内面部71Nに設けたから、嵌合部82がアーム部71の先端側に現れ、色が違うことでロック操作部の位置を容易に認識できる。
以下、実施例上の効果として、飲料用容器本体の上部開口部たる開口端部2Aに被着される栓本体10と、栓本体10の一端にヒンジ軸支され、栓本体10の開口端部たる上端面21Bを開閉自在に開閉する蓋体12と、栓本体10の他端で蓋体12を閉状態に保持するロック機構17と、を備えた飲料用容器の栓体において、ロック機構17は、蓋体12の回動端に設けられた係合片63と、栓本体10の他端に栓本体10の内外方向に進退可能に取り付けられ、上部に蓋体12の係合片63と係合する係合部29を有するボタンたるロックボタン19を備え、ロックボタン19は、係合部29を備えたボタン本体部材26と、ボタン本体部材26の係合部29を蓋体12の係合片63との係合方向に付勢する付勢手段たるスプリング65と、ボタン本体部材26の外面の少なくとも一部を覆うように取り付けられるボタン組付部材27とで構成され、ボタン本体部材26は、蓋体12を軸支するヒンジ軸たる蓋ヒンジ部13と略平行なボタンヒンジ軸たるロック回動軸62で揺動自在に組み込まれ、ボタン組付部材27はロック回動軸62によりボタン本体部材26との一体化が保持されるから、ボタン組付部材27をボタン本体部材26の少なくとも一部分を覆うように配置することでボタン組付部材27が単独で作動してしまうことを防止できると共に、ロック回動軸62を介してボタン本体部材26と一体化させることで、部材間を直接嵌合させる工程が省略できるため、組立性が良い。また、ボタン組付部材27の一部をボタン本体部材26の背面(内面側)にすることで、ボタン本体部材26の背面の機能の一部をボタン組付部材27が担うことが可能となり、ボタン本体部材26の背面の凹凸がなくなることで、ヒケなどの外観不具合を防止できる。
また、ボタン本体部材26を覆うボタン組付部材27の外面部たるアーム部41は略U字形状で、略U字形状のアーム部41及びボタン本体部材26の一方には左右一対のガイドレール51,51が設けられ、アーム部41及びボタン本体部材26の他方にはガイドレール51,51に対応する左右一対の溝53,53を設けたから、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の一方に設けられた溝53に、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の他方のガイドレール51を挿入することで、組立時の位置ずれや傾きが発生し難くなり、組立が確実に行える。また、ボタン組付部材27の略U字形状のアーム部41の上端をやや内側に傾斜させることで弾性によりボタン組付部材27の脱落を防止できるため、組立性に優れる。
また、ボタン本体部材26を覆うボタン組付部材27の外面部であるアーム部41は略U字形状で、略U字形状のアーム部41には左右一対のガイドレール51,51が設けられ、ボタン本体部材26の両側面にはガイドレール51に対応する下端部が解放した左右一対の溝53,53を設けたから、ボタン本体部材26に設けられた溝53にボタン組付部材27のガイドレール51を挿入することで、組立時の位置ずれや傾きが発生し難くなり、組立が確実に行える。
また、ガイドレール51の端部側に係止受部52を設け、溝53には係止受部52に対応する係止部54を設けたから、ボタン本体部材26の溝53に設けられた係止部54を、ボタン組付部材27のガイドレール51に設けられた係止受部52に係止させることで、両部品を仮止めすることができるため、その後にロック回動軸62を挿入する際に部品間のずれが発生せずに、容易に組立できる。また、アーム部41が略U字形状であることで、係止部54と係止受部52を弾性的に係止できるため、仮止め組立が容易に行える。
また、蓋体12を閉状態に保持する第2のロック部材たるU字ロック20を設け、このU字ロック20は左右一対のアーム部71,71を備えた略U字形状で、アーム部71,71の基端がボタンヒンジ軸たるロック回動軸62により軸支されるから、U字ロック20が、ボタン本体部材26とボタン組付部材27と同軸で軸支されることで、ボタン本体部材26,ボタン組付部材27及びU字ロック20の3部品を1つの軸で取り付けることができるため、組立操作が少なくなり、生産性が良い。
また、実施例上の効果として、ボタン本体部材26とボタン組付部材27とが異なる色をなすから、ボタンの認識性を向上できる。さらに、ボタン本体部材26とボタン組付部材27と異なる色の材料からなるから、印刷などと異なり摺動などしても色が落ちることがない。また、ボタン組付部材27の控え部42は、下連結部43と左右の後枠部44,44と連結部45により枠状に形成されているから、強度的に優れる。また、当接部45Tが左右方向に長く形成されているから、栓本体10の外面に広く当接し、また、両側の内上角部32K,32Kも栓本体10の外面に当接することにより、ロックボタン19を確実に位置決めすることができる。
図20は、本発明の実施例2を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記アーム内面部71Nの先端側に左右方向に長い横方向の前記凹部81を設け、この凹部81に嵌合する嵌合部82を前記アーム外面部71Gに設けている。
したがって、U字ロック20が第2の位置では、外面部材20Gが正面側(外面側)、内面部材20Nが裏面側(内面側)となり、正面から嵌合部82と内面部材20Nが視認されることにより、否ロック状態を認識することが出来る。
このように本実施例でも、上記各実施例1と同様な作用・効果を奏する。
図21は、本発明の実施例2を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記アーム部41の縦部41T,41Tの左右方向内側に、前記溝53をそれぞれ設け、前記本体外面部28の下部28Kの下左右縁部28M,28Mに、縦方向の突条からなるガイドレール51が形成されている。また、前記ガイドレール51の下端部には、斜めに形成された前記案内部51Aが形成され、この案内部51Aの上部に溝状の前記係止受部52が設けられ、前記溝53の上部には前記係止受部52に係止する突起状の係止部54が設けられている。
このように本実施例でも、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、この例では、ボタン本体部材26を覆うボタン組付部材27の外面部たるアーム部41は略U字形状で、略U字形状のアーム部41及びボタン本体部材26の一方であるボタン本体部材26には左右一対のガイドレール51,51が設けられ、アーム部41及びボタン本体部材26の他方であるアーム部41にはガイドレール51,51に対応する左右一対の溝53,53を設けたから、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の一方に設けられた溝53に、ボタン本体部材26及びボタン組付部材27の他方のガイドレール51を挿入することで、組立時の位置ずれや傾きが発生し難くなり、組立が確実に行える。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、突起状の係止部91と係止受部92,92Aとを例示したが、係止部91を凹部状にし、係止受部92,92Aを突起状としてもよい。また、突起状の係止部54と溝状の係止受部52を例示したが、係止部を溝状にし、係止受部を突起状としてもよい。
2 容器本体
21B 上端面(上部開口部)
3 栓体
20 U字ロック(ロック部材)
20G 外面部材
20N 内面部材
62 ロック回動軸(ボタンヒンジ軸)
71 アーム部
71G アーム外面部
71N アーム内面部
72 連結部
72G 連結外面部
72N 連結内面部
73 第2の軸孔
731 分割軸孔
732 外軸孔(軸孔の一部分)
91 係止部
92 係止受部

Claims (3)

  1. 飲料用容器本体の上部開口部に被着される栓本体と、
    前記栓本体の一端にヒンジ軸支され、前記栓本体の上部開口部を開閉自在に開閉する蓋体と、
    前記栓本体の他端のロック回動軸により基端側が回動自在に軸支され、前記蓋体を閉状態に保持するロック部材と、
    を備えた飲料用容器の栓体において、
    前記ロック部材は、左右一対のアーム部と、これらアーム部の先端側を連結する連結部とを備え、前記ロック回動軸を中心として、蓋体を閉状態に保持する第1の位置、及び蓋体の閉状態の保持を解除する第2の位置の2つの位置間を回動し、第1の位置、第2の位置のそれぞれにおいて、外面に露出する色が別々の表裏2色の部材を備えであり、少なくとも第1と第2の位置の一方の位置において裏面側となる色が表面側に跨って配色され、正面視で視認できることを特徴とする飲料用容器の栓体。
  2. 前記ロック部材の前記アーム部の内側に係止部を設けると共に、ロック部材の第1の位置又は第2の位置のいずれか一方又は両方において、前記アーム部の係止部に係止する係止受部を前記栓体に設け、ロック部材は2色成形、もしくはインサート成形からなることを特徴とする請求項1記載の飲料用容器の栓体。
  3. 前記ロック回動軸を軸支する軸孔の少なくとも一部分を1次側成形品、もしくは2次側成形品で成形したことを特徴する請求項1又は2記載の飲料用容器の栓体。
JP2013058196A 2013-03-21 2013-03-21 飲料用容器の栓体 Active JP5525078B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013058196A JP5525078B1 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 飲料用容器の栓体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013058196A JP5525078B1 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 飲料用容器の栓体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5525078B1 JP5525078B1 (ja) 2014-06-18
JP2014181072A true JP2014181072A (ja) 2014-09-29

Family

ID=51175708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013058196A Active JP5525078B1 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 飲料用容器の栓体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5525078B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017036058A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 三菱製鋼株式会社 ロック付き飲料用容器の栓体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11396408B2 (en) 2019-08-05 2022-07-26 Yeti Coolers, Llc Lid for container

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4482940B2 (ja) * 2006-02-17 2010-06-16 サーモス株式会社 ロック装置及びロック装置を備えた蓋付き飲料容器並びに蓋付き容器
JP4990674B2 (ja) * 2007-04-27 2012-08-01 株式会社吉野工業所 振り出し容器用キャップ
JP2012050877A (ja) * 2011-12-01 2012-03-15 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 片開きボトル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017036058A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 三菱製鋼株式会社 ロック付き飲料用容器の栓体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5525078B1 (ja) 2014-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5466284B1 (ja) 飲料用容器の栓体
KR101562137B1 (ko) 음료용 용기의 마개체
JP4798553B2 (ja) 飲料容器
TWI515152B (zh) Drinks for containers
JP5312542B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP5650284B1 (ja) 飲料用容器の栓体ヒンジ構造
KR101472714B1 (ko) 음료용 용기의 마개체
JP5955890B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP6027647B1 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
US11673717B2 (en) Beverage container with push sealing arrangement
JP4482940B2 (ja) ロック装置及びロック装置を備えた蓋付き飲料容器並びに蓋付き容器
JP5525078B1 (ja) 飲料用容器の栓体
JP5503042B1 (ja) 飲料用容器の栓体
JP5482757B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP5556937B2 (ja) 飲料用容器の栓体
JP6621163B1 (ja) 飲料容器のロック機構
JP7090489B2 (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JP4651688B2 (ja) 飲料用容器のキャップ装置
JP3178720U (ja) 携帯用飲料容器
JP3195450U (ja) 飲料容器の栓体
CN220655328U (zh) 一种按压杯盖及水杯
JP3224655U (ja) 飲料用容器の栓体及びそれを備えた魔法瓶
JP4990674B2 (ja) 振り出し容器用キャップ
JPS638339Y2 (ja)
JP2003191974A (ja) 注出キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5525078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250