JP2008273541A - 物品運搬用の容器に収納される中仕切 - Google Patents

物品運搬用の容器に収納される中仕切 Download PDF

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Abstract

【課題】物品の保護が行えることは勿論、再利用が十分可能で、しかも物品の大きさや形状が異なってもこれに十分対応できる汎用性を備えた中仕切を、簡単な構成によって提供すること。
【解決手段】物品を運搬するために使用される容器内に物品とともに収納され、当該容器内を有効に使用できるようにした中仕切10であって、容器の底壁上または物品上に載置されることになる底壁13と、この底壁13から立ち上がって、この底壁13とともに直角のコーナー部Rを形成した第1側壁11及び第2側壁12とにより構成したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品を運搬するために使用される容器に収納されて、物品の保護や区画を行うための中仕切に関し、特に、容器が所謂リターナブルのものとして使用される場合に適した中仕切に関するものである。
種々な物品を運搬するために使用される容器は、段ボール箱や、所謂合成樹脂によって成形した運搬用容器等、色々なタイプのものが開発され、使用されてきている。このような物品を運搬するために使用される容器は、運搬先で処分されてしまう所謂「ワンウエイタイプ」のものから、運搬元に回収されて再度運搬用として使用される、所謂「リターナブルタイプ」のものもある。
「リターナブルタイプ」の容器は、再度使用される場合、中に入れる物品の種類や大きさが異なることがままあり、その都度物品の収納方法を考えなければならない。一般的には、この種の「リターナブルタイプ」の容器は汎用的に使用されるものであるため、キッチリと詰めることをしないで、開いた空間に「緩衝材」を詰める等の手段によって、物品が運搬時にガタ付いたり破損したりしないようにしている。開いた空間に「緩衝材」を詰める手段では、この「緩衝材」がゴミとなって発生し、運搬先では処分に困るものとなっている。
このような容器について、収納した物品を保護する手段としては、例えば特許文献1〜3にて提案されているような種々なものが提案されてきている。
特開平6−156475号公報、要約、代表図 特開平8−133294号公報、要約、代表図 特開2006−55552号公報、要約、代表図
特許文献1に記載された「贈答用箱」は、「組立作業性が良好でスペースをとらず箱本体との色合わせも可能な中仕切を備え、さらには環境問題の観点からも好ましい贈答用箱を提供する」ことを目的としてなされたもので、図7に示すように、「打抜領域23を設けた下側の段ボール2と、打抜領域33,34,35を設けた上側の段ボール3を箱本体1の底11に積み重ねて中仕切を形成する」といった構成を有するものである。
この特許文献1の「贈答用箱」によれば、「積み重ねた段ボール2,3の打抜領域に生じる凹部により内容物が固定されしかも段差により内容物の高さ調節が行える。贈答箱P全体が紙製でありながらも、段ボール2,3を敷くだけで簡単に中仕切を形成できる。また、中仕切にフランジ部分がないため、箱本体1として一回り大きなものを必要とせずコンパクトな贈答用箱Pを形成でき、中仕切の色と箱本体1の色を合わせて見栄えを良くすることも可能となる」といった効果あるいは作用が得られるのであるが、物品に応じた「打抜領域33,34,35」を形成しなければならず、汎用性に優れた「贈答用箱」とはなっていない。
また、特許文献2には、「物品収納バケット10の底面11上に装着し、板材で区画した物品収納ポケット9に、自動車部品等の物品を収納する中仕切り体1において、物品20の不収納時に物品収納ポケット9を不存在にして、運搬復路において、物品収納ポケット9群が占有する無駄空間を解消して、運搬コストの低減を図る」を目的としてなされた「物品収納バケット用中仕切り体」が示されている。
この特許文献2に記載された「物品収納バケット用中仕切り体」は、図8にも示すように、「底面11に載置する収納底板2の上に、下端を固定して格子状に交差する経板3と緯板4を設け、この経板3と緯板4は相互の交差部位に形成してかみ合うスロット状切欠部5と窓状切欠部6を有して起立・倒伏自在であり、起立姿勢の経板3と緯板4によって物品収納ポケット9を形成し、指先で経板3と緯板4を倒伏姿勢にすること」を主たる構成とするものであり、これによって、「物品収納ポケット9群を不存在にして小形化コンパクト化する」ことができるものと思われる。
しかしながら、この特許文献2の「物品収納バケット用中仕切り体」も、物品の大きさに応じた「下端を固定して格子状に交差する経板3と緯板4」を形成しなければならず、他の種類の異なる物品の運搬も行えるという汎用性に優れたものとはなっていない。
さらに、特許文献3には、「耐衝撃性や耐震動性を向上させたキャリングケース、及び、梱包部材を削減した梱包物及び梱包方法を提供する」を目的とした「キャリングケース、梱包物及び梱包方法」が提案されており、図9に示すように、「ヒンジ連結により開閉自在な本体ケース10と蓋ケース30とで構成される。本体ケース10は、プロジェクタ150を収納する第1の収納部11とケーブル類110を収納する第2の収納部12とを備え、蓋ケース30は、付属品120を収納する第3の収納部31,32と取扱説明書130を収納する第4の収納部33とを備えている」といった構成を有するものである。
しかしながら、この特許文献3の「キャリングケース」も、「プロジェクタ150を収納する第1の収納部11」や「ケーブル類110を収納する第2の収納部12」といった物品の大きさに応じた「収納部11あるいは12」を形成しなければならず、他の種類の異なる物品の運搬も行えるという汎用性に優れたものとはなっていない。
要するに、上記各特許文献に記載された容器について、収納した物品の保護を目的とした種々な「中仕切」が提案されてはいるのであるが、これらはいずれも、収納する物品の大きさや形に対応して形状が決まっていて、汎用性が全くないものである。従って、これらの特許文献に示された中仕切は、大きさや形状の異なる他の物品を保護するものとして再利用しようとしても全く使用できないものであり、所謂「リターナブル」なものとすることはできないのである。
また、これらの特許文献に示された中仕切は勿論、特許文献3以外の容器そのものも、運搬先では「ゴミ」としかならず、処分に困るものとなっている。
そこで、本発明者等は、リターナブル容器に付随して利用でき、物品の保護を十分行えることは勿論、リターナブルなものとして使用できる中仕切とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、物品の保護が行えることは勿論、再利用が十分可能で、しかも物品の大きさや形状が異なってもこれに十分対応できる汎用性を備えた中仕切を、簡単な構成によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「物品Pを運搬するために使用される容器20内に物品Pとともに収納され、当該容器20内を有効に使用できるようにした中仕切10であって、
容器20の底壁上または物品P上に載置されることになる底壁13と、この底壁13から立ち上がって、この底壁13とともに直角のコーナー部Rを形成した第1側壁11及び第2側壁12とにより構成したことを特徴とする中仕切10」
である。
すなわち、この請求項1に係る中仕切10は、図1〜図4に示すように、3面が第1側壁11、第2側壁12、及び底壁13によって囲まれたコーナー部Rを有するものであり、他の面を開放状態にしたものである。当然、この中仕切10は、物品Pを運搬するための容器20内に十分入り得るものであり、この容器20内を所定の空間に区画できるような剛性も有している。
この中仕切10は、第1側壁11、第2側壁12、及び底壁13を厚紙や合成樹脂板によって形成したものであり、それ自体に、区画のための剛性を確保しながら、ある程度の緩衝性あるいは弾力性を持たせたものである。勿論、この中仕切10を構成している第1側壁11、第2側壁12、及び底壁13の厚さは、上記材料によって十分な緩衝性あるいは弾力性が付与できる程度に決定すればよいものであり、例えば、3〜5mm程度の厚さが好ましい。
また、この中仕切10は、上述したように、コーナー部Rを必要とするものであるが、その理由は、このコーナー部Rを存在させることによって、中仕切10による区画空間の形成を自由に行えるようにするとともに、容器20内に対する当該中仕切10の位置決めを確実に行えるようにするためである。つまり、容器20をリターナブルなものとして使用する場合に、運搬対象である物品Pが異なる形状あるいは数量となることがままあるが、その場合に、容器20内に必要な区画空間はその都度変わってくるし、中仕切10のコーナー部Rの容器20内に対する位置決めが当該コーナー部Rによって簡単に行えれば便利だから、中仕切10にはコーナー部Rが必要なのである。
さらに、この中仕切10に形成したコーナー部Rが直角でなければならない理由は、容器20内の内角は勿論、この容器20に収納すべき物品Pの角部も直角であり、これらの直角に合わせるためである。特に、この中仕切10は、物品Pを保護するものであるから、この物品Pの角部に直角なコーナー部Rが当てられるようにしておくことによって、物品Pの変形し易い角部を確実に保護できるようにする必要があるから、この中仕切10に形成したコーナー部Rは直角でなければならないのである。
以上のように構成した中仕切10は、例えば図2〜図4に示すような状態で使用される。これらの図2〜図4に例示した物品Pとしては、例えばA3版のコピー用紙の束である大物品P2、この大物品P2の半分の大きさであるA4版のコピー用紙である小物品P1、事務用接着剤や筆記具等を入れた袋詰物品P3、そして飲料であるビン詰物品P4である。勿論、本発明の適用に当たっては、例示した各物品Pに限定されるものではないが、容器20内に入れられる各物品Pは、少なくとも大きさや形状が異なるものであることを示すものである。
図2及び図3で示した収納例では、容器20内に大物品P2を入れておき、その上に当該中仕切10を載せて、これによって区画された外側の空間内に小物品P1を入れたものである。勿論、当該中仕切10によって囲まれた空間内には、本例の場合は袋詰物品P3であるが、他の物品Pを収納すればよい。これにより、図3にも示すように、容器20内の上方部分は開いていても、当該中仕切10が存在して他の物品Pを区画しているため、当該容器20を手荒に扱っても、各物品Pが横方向にはガタ付くことはない。
また、これら図2及び図3で示した収納例では、特に図2に示すように、中仕切10のコーナー部Rの外側3面を、容器20の底壁及び側壁の2つの内面と、小物品P1の側面とに当接させてある。このため、小物品P1の内側角部は、中仕切10の第1側壁11と容器20の側壁によって崩れないように十分保護されており、中仕切10自身の位置決めもしっかりとなされている。そして、中仕切10自身がしっかりと位置決めされているから、そのコーナー部R内に収納した袋詰物品P3の保護も確実になされているのである。
図4に示した収納例では、中仕切10のコーナー部Rを内部に位置させたものであり、当該中仕切10の容器20内に対する位置決めは、底壁13の各開放辺を容器20の内面に当接させて行っている。具体的には、容器20の底壁上に大物品P2を載置して、この大物品P2上に上記したように中仕切10を置き、この中仕切10によって区画された内側空間内に袋詰物品P3を入れて、外側の「平面視L形状」の区画空間内に比較的長くて大きいビン詰物品P4を収納するようにしたものである。
この図4に示した例では、容器20内に最大長さを有する空間を形成できて、この最大長さ空間内に図2で示した例では入れることのできない長尺ものが収納できることになる。そうであれば、図4に示したように、中仕切10内側に袋詰物品P3を入れてもよいし、この中仕切10内空間を単なる空き空間としておいてもよい。この中仕切10の外側空間内に収納されたビン詰物品P4は、当該中仕切10によって仕切られていて、容器20を手荒に扱ってもビン詰物品P4がガタ付くことはないからである。
以上の結果、一回目の当該中仕切10の使用を図2に示したような状態で行い、戻ってきた当該中仕切10及び容器20を再使用して、次の異なった物品Pの搬送を、図4に示したような方法で行えるのであるから、これらの中仕切10及び容器20は再使用が十分可能なのである。
そして、この請求項1に係る中仕切10は、次の述べる展開及び組立可能なものではなく、所謂「リジッド」なものを想定しており、例えば合成樹脂によって一体的なものとして成形するものである。そうなると、図6に示すような、折り畳んだ容器20上に小さくして載置することはできないが、この中仕切10はコーナー部Rを有しているのであるから、このコーナー部R内に他の中仕切10のコーナー部Rや容器20のコーナ部を纏めて入れれば、回収時の「容積減らし」は十分可能である。
従って、この請求項1に係る中仕切10は、物品Pの保護が行えることは勿論、再利用が十分可能で、しかも物品Pの大きさや形状が異なってもこれに十分対応できる汎用性を備えたものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「物品Pを運搬するために使用される容器20内に物品Pとともに収納され、当該容器20内を有効に使用できるようにした中仕切10であって、
容器20の底壁上または物品P上に載置されることになる底壁13と、この底壁13から展開可能に立ち上がる第1側壁11と、この第1側壁11または底壁13に展開可能に連結した第2側壁12により構成するとともに、
これらの第1側壁11及び第2側壁12と底壁13とにより、直角のコーナー部Rを形成できるようにしたことを特徴とする中仕切10」
である。
すなわち、この請求項2に係る中仕切10は、その基本構成を、上記請求項1に係るそれとほぼ同じにしたものであるが、当該中仕切10を、底壁13と、この底壁13から展開可能に立ち上がる第1側壁11と、この第1側壁11または底壁13に展開可能に連結した第2側壁12により構成して、図5中の実線にて示した展開状態(平らな状態)と、図5中の仮想線にて示した組立状態(コーナー部Rを有した状態)との両方の状態にできるものにしたことが、請求項1のそれと異なる点である。
つまり、この請求項2の中仕切10は、使用の際には、コーナー部Rができるように組み立て、配送元に戻すときには、組み立て状態を崩して、図5に示したような平らな状態にできるようにしたものである。組み立てたときの状態を維持するには、繋がっていない部分を粘着テープや面ファスナーで留めたり、図5に示したような、後述する嵌合突起14及び嵌合穴15を利用するようにすればよい。
従って、この請求項2に係る中仕切10も、物品Pの保護が行えることは勿論、再利用が十分可能で、しかも物品Pの大きさや形状が異なってもこれに十分対応できる汎用性を備えたものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項2に記載の中仕切10について、
「底壁13または第1側壁11に、第2側壁12の端縁に形成した嵌合突起14が係合される嵌合穴15を形成したこと」
である。
すなわち、この請求項3の中仕切10は、図5に示すように、第2側壁12の端縁に嵌合突起14を形成するとともに、この嵌合突起14が係合される嵌合穴15を、底壁13または第1側壁11に形成しておいて、これらの各嵌合穴15に各嵌合突起14を係合させせることにより、組み立てた当該中仕切10の形状維持が図れるようにしたものである。
これらの嵌合突起14及び嵌合穴15が中仕切10に形成してあれば、粘着テープ等の他の部材を用意することなく、嵌合突起14と嵌合穴15との係合という作業のみで、展開されていた当該中仕切10の、コーナー部Rを有した状態への組み立ては勿論、逆に図6に示したような平らな状態への変更が簡単に行えるのである。
従って、この請求項3の中仕切10は、上記請求項2のそれと同様な機能を発揮する他、展開や組立が簡単に行えるものとなっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の中仕切10について、
「底壁13、第1側壁11または第2側壁12の少なくとも1つの内面側に、物品Pを抱えながら固定するベルトまたはバンド16を設けたこと」
である。
すなわち、この中仕切10は、図1〜図5に示すように、底壁13、第1側壁11または第2側壁12の少なくとも1つの内面側にベルトまたはバンド16を設けたものである。このベルトまたはバンド16は、例えば図2〜図4に示すように、物品Pを抱えながら固定するものであり、それ自身平らなものである。このため、中仕切10が展開及び組立自在なものである場合に、図5及び図6に示すように、展開した第1側壁11または第2側壁12に沿わせることができるため、展開したときのデッドスペースを少なくするものである。
従って、この請求項4に係る中仕切10は、上記請求項1〜請求項3の中仕切10と同様な機能を発揮する他、物品Pの当該中仕切10への固定を簡単に行えて、物品Pの運搬時におけるガタ付きを防止できるものとなっている。
そして、上記課題を解決するために、請求項5に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の中仕切10について、
「容器20の内法幅、及び内法長さの比がそれぞれa:bであるとき、底壁13の幅及び長さの比を、a:b、またはb/2:aとしたこと」
である。
すなわち、この請求項5に係る中仕切10は、容器20の底壁上に直接載置されることもある底壁13の大きさを、この中仕切10が使用される容器20の大きさに適したものとしたものである。その際、一般的な用紙の大きさ決定で行われている方法、例えばA0原紙の長い方を半部にしてA1用紙とし、このA1用紙のまた長い方を半分にしてA2用紙とする方法である。
このような方法を採用して、当該中仕切10を構成している底壁13の大きさを決定すれば、当該中仕切10を使用して容器20内に半分の収納空間を形成することが容易であり、次の半分の収納空間を形成することも簡単になる。
換言すれば、物品PとしてA3用紙である大物品P2とし、小物品P1としてA4用紙を収納する際に、当該中仕切10を使用すれば、図2及び図3に示すように、小物品P1を大物品P2上であって容器20の内壁に当接させた状態にすることが簡単に行えるのであり、各用紙の特に崩れ易いコーナー部を保護できて、しかも、空きスペースを中仕切10によって十分大きなものに確保できる。
従って、この請求項5に係る中仕切10は、上記請求項1〜4のそれと同様な機能を発揮する他、効率の良い収納が行えるのである。
以上の通り、本発明においては、
「物品Pを運搬するために使用される容器20内に物品Pとともに収納され、当該容器20内を有効に使用できるようにした中仕切10であって、
容器20の底壁上または物品P上に載置されることになる底壁13と、この底壁13から立ち上がって、この底壁13とともに直角のコーナー部Rを形成した第1側壁11及び第2側壁12とにより構成したこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、物品Pの保護が行えることは勿論、再利用が十分可能で、しかも物品Pの大きさや形状が異なってもこれに十分対応できる汎用性を備えた中仕切10を、簡単な構成によって提供することができるのである。
また、この中仕切10には、直角なコーナー部Rが形成してあるから、容器20内の直角な内角に対する位置決めが確実に行えることは勿論、容器20に収納された物品Pの直角な角部の保護も確実に行えるのであり、この中仕切10は、これによって区画した物品Pの変形し易い角部を確実に保護することができるのである。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態に基づいて説明すると、図1には、本発明に係る斜視図が示してある。この中仕切10は、物品Pを運搬するために使用される容器20内に物品Pとともに収納され、当該容器20内を有効に使用できるようにしたものであり、紙や木製板、あるいは金属板を材料として形成してもよいが、本最良形態では合成樹脂を材料として形成したものである。
また、この中仕切10は、容器20の底壁上または物品P上に載置されることになる底壁13と、この底壁13から立ち上がって、この底壁13とともに直角のコーナー部Rを形成した第1側壁11及び第2側壁12とにより構成したものである。この中仕切10は、図1に示したような、各第1側壁11、第2側壁12、及び底壁13が一体的な場合と、図5に示したような、各第1側壁11、第2側壁12、及び底壁13が互いに折曲自在な場合との、二種類を想定したものである。
図5に示したような、各第1側壁11、第2側壁12、及び底壁13が折曲自在にする場合には、当該中仕切10全体を合成樹脂の板材にそれぞれ必要な折曲線を付しておき、この折曲線によって第1側壁11、第2側壁12及び底壁13を区画すると、製造が簡単に行える。勿論、この合成樹脂の板材として、「段ボール箱用の紙板」のように、「中芯紙」となる波板の表裏面に「表面紙」を貼り付けて、これらの間に緩衝機能を有する連続した空間を有したような断面形状ものとするとよい。この場合、「中芯紙」に該当する部分を、表裏の面を内部で繋ぐ単なる「橋架板」としてもよく、また空間部分の断面形状は波状だけでなく単なる四角形状であってもよく、さらには「ハニカム」構造となるようにしてもよい。
以上のような合成樹脂製の板材を使用して、図1に示したような「リジッド」タイプの中仕切10とするには、例えば図6に示したような平面形状の板材に切り抜く際に、これに第1側壁11、第2側壁12、及び底壁13に区画する折曲線を同時に入れ、各折曲線にて折り上げてから接合すべき部分を熱溶着や振動溶着等によって一体化すればよい。勿論、単に射出成形等の手段によって、図1に示したたような形状の中仕切10としてもよい。
また、上述したような合成樹脂の板材を使用して、図5に示すような展開及び組立可能なものとするには、第1側壁11、第2側壁12及び底壁13を型抜きする際に、図5に示したような嵌合突起14及び嵌合穴15をそれぞれの適宜位置(互いに当接し合う部分)に形成するとともに、各第1側壁11、第2側壁12及び底壁13を区画するような折曲線を入れてこの折曲線にて折り上げることができるようにすればよい。このときには、ベルトまたはバンド16を取り付けるための穴を同時に打ち抜いておくと有利である。
以上のような中仕切10を構成する底壁13、第1側壁11または第2側壁12の少なくとも1つの内面側に、例えば図1あるいは図5に示したように、ベルトまたはバンド16を取り付ける。このベルトまたはバンド16は、伸縮性をもたせるとよいが、本最良形態では、所謂「面ファスナー」によって形成し、これによって物品Pを抱えながら固定する際の自由度を確保するようにしている。つまり、このベルトまたはバンド16は、物品Pの大きさや形状が異なっても、その抱え込みを自由に行えるようにしたものである。
また、本最良形態に係る中仕切10では、容器20の内法幅、及び内法長さの比がそれぞれa:bであるとき、底壁13の幅及び長さの比を、a:b、またはb/2:aとなるようにしてある。
すなわち、本最良形態に係る中仕切10は、一般的な用紙の大きさ決定で行われている方法、例えばA0原紙の長い方を半部にしてA1用紙とし、このA1用紙のまた長い方を半分にしてA2用紙とする方法を採用することによって、容器20の底壁上に直接載置されることもある底壁13の大きさを、この中仕切10が使用される容器20の大きさに適したものとしたものである。
このような方法を採用すれば、物品PとしてA3用紙である大物品P2とし、小物品P1としてA4用紙を収納する際に、当該中仕切10を使用すれば、図2及び図3に示すように、小物品P1を大物品P2上であって容器20の内壁に当接させた状態にすることが簡単に行えるのであり、各用紙の特に崩れ易いコーナー部を保護できて、しかも、空きスペースを中仕切10によって十分大きなものに確保できる。
この場合、当該中仕切10の高さについては種々考えられ、容器20の内法高さの半分の高さを有したものとしたり、1/3の高さを有したりさせて実施すればよい。
なお、本最良形態で採用している容器20は、所謂「折り畳みコンテナ」であり、図2等に示した収納可能状態から、図6に示した折り畳み状態への変形が自由に行えるものである。また、本最良形態に係る容器20では、その全体を合成樹脂によって形成したものである。
本発明に係る中仕切の斜視図である。 同中仕切を使用して種々な物品を収納した一つの状態を示す平面斜視図である。 図2中の1−1線に沿ってみた縦断面図である。 同中仕切を使用して種々な物品を収納した他の状態を示す平面斜視図である。 本発明に係る展開及び組立自在な中仕切を示す斜視図である。 図5に示した中仕切を、下り畳んだ容器上に載置した状態を示す斜視図である。 従来の技術を示す分解斜視図である。 従来の中仕切を示すもので、(A)は折り畳んだ状態の斜視図、(B)は組み立てた状態の斜視図、(C)は物品を入れた状態の断面図、(D)は折り畳んだ中仕切とともに容器を重ねた状態の断面図である。 従来の他の技術を示す斜視図である。
符号の説明
10 中仕切
11 第1側壁
12 第2側壁
13 底壁
14 嵌合突起
15 嵌合穴
16 ベルトまたはバンド
20 容器
P 物品
P1 小物品
P2 大物品
P3 袋詰物品
P4 ビン詰物品
R コーナー部

Claims (5)

  1. 物品を運搬するために使用される容器内に前記物品とともに収納され、当該容器内を有効に使用できるようにした中仕切であって、
    前記容器の底壁上または前記物品上に載置されることになる底壁と、この底壁から立ち上がって、この底壁とともに直角のコーナー部を形成した第1側壁及び第2側壁とにより構成したことを特徴とする中仕切。
  2. 物品を運搬するために使用される容器内に前記物品とともに収納され、当該容器内を有効に使用できるようにした中仕切であって、
    前記容器の底壁上または前記物品上に載置されることになる底壁と、この底壁から展開可能に立ち上がる第1側壁と、この第1側壁または前記底壁に展開可能に連結した第2側壁により構成するとともに、
    これらの第1側壁及び第2側壁と前記底壁とにより、直角のコーナー部を形成できるようにしたことを特徴とする中仕切。
  3. 前記底壁または第1側壁に、前記第2側壁の端縁に形成した嵌合突起が係合される嵌合穴を形成したことを特徴とする請求項2に記載の中仕切。
  4. 前記底壁、第1側壁または第2側壁の少なくとも1つの内面側に、前記物品を抱えながら固定するベルトまたはバンドを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の中仕切。
  5. 前記容器の内法幅、及び内法長さの比がそれぞれa:bであるとき、前記底壁の幅及び長さの比を、a:b、またはb/2:aとしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の中仕切。
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