JP2008273412A - タイヤ性能予測方法、地盤シミュレーション方法、タイヤ設計方法、記録媒体及びタイヤ性能予測プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤモデルを作成すると共に、実際の圃場計測を行った後にその計測データに基づいて圃場モデルを作成し(ステップ100〜104)、境界条件を設定し(ステップ108)、タイヤモデルの変形を計算し(ステップ110)し、地盤の水分を考慮して圃場モデルの変形を計算し(ステップ112)し、タイヤ表面における圃場の圧力等を計算し(ステップ114)し、タイヤに作用する摩擦力を計算し(ステップ116)し、タイヤモデルの変形に応じて圃場の境界面を認識して境界条件を付加し(ステップ118)、タイヤモデルに摩擦力を加えた表面力を付加し、結果を出力、評価する(ステップ122)。このようなタイヤ性能の結果出力、評価を繰り返す(ステップ122〜134)。
【選択図】図1
Description
地盤材料の特徴として、ある初期状態にある地盤材料を圧縮する場合、粒子からなる骨格構造が破壊され、空隙が圧縮される。つまり間隙率が低下する。タイヤの下の地盤材料のように、いわゆる土木作業で見られる数日から数ヶ月かけて変形するような遅い変形と比べると、水分の移動する時間がない、このことから、間隙率は低下するものの水分の移動がないため、水分率は逆に上昇する。地盤の水分を考慮してシミュレーションする場合、この後のシミュレーションに違いが生じる。
圧縮初期の状態からさらに圧縮された場合において水分率が十分に低い場合、地盤の骨格構造は完全に破壊されてこれ以上圧縮できない状態にまで達する。このとき、はじめの水分率が低いため、この状態においても空隙は水分で飽和せず、地盤は土粒子からなる骨格構造によりタイヤ荷重を支えている状態にある。これは上記従来技術で取り扱っている状態に近く、上記従来技術ではこの状態をモデルとしてシミュレーションしていると言える。
圧縮初期の状態からさらに圧縮された場合において水分率が高い場合、地盤の骨格構造が完全に破壊される前に、空隙が水分で満たされた飽和状態になる。水はほぼ非圧縮性であるため、圧縮を引き起こす荷重は水の圧力のみで支えられる。このとき、土粒子から成る骨格構造は水に浮いた状態となり、骨格としての強度は無いに等しい。水分の高い水田や泥池、または降雨後の圃場など、タイヤがスタックする状態では、水が湧き出ていることがよく観察されるが、この状態にあたる。骨格構造の強度が失われ、かつせん断強度がほぼゼロであることから、飽和状態の土ではタイヤがスタックすることとなる。
(a)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(b)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(c)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(d)前記ステップ(b)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(c)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(b)及び前記ステップ(c)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
(e)前記ステップ(c)またはステップ(d)におけるタイヤモデル及び地盤モデルの少なくとも一方のモデルに生じる物理量を求めるステップ。
(f)前記物理量により地盤におけるタイヤ性能を予測するステップ。
(イ)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(ロ)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(ハ)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(ニ)前記ステップ(ロ)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(ハ)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(ロ)及び前記ステップ(ハ)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
(1)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(2)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(3)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(4)前記ステップ(2)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(3)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(2)及び前記ステップ(3)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
(5)前記ステップ(3)またはステップ(4)におけるタイヤモデル及び地盤モデルの少なくとも一方のモデルに生じる物理量を求めるステップ。
(6)前記物理量により地盤におけるタイヤ性能を予測するステップ。
(7)前記タイヤ性能を考慮して前記タイヤモデルを修正するステップ。
(8)前記ステップ(7)での修正後のタイヤモデルについて、前記ステップ(2)〜(6)を実行した結果のタイヤ性能を考慮してタイヤモデルを修正することを繰り返し計算させるステップ。
(9)前記ステップ(8)での計算結果のタイヤモデルに基づいてタイヤ設計するステップ。
(A)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(B)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(C)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(D)前記ステップ(B)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(C)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(B)及び前記ステップ(C)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
(I)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(II)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(III)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(IV)前記ステップ(II)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(III)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(II)及び前記ステップ(III)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
但し、eは間隙比、Pは圧力、ρは密度、nは自然数、である。
ここで、μ0は、圧力、水分率、すべり速度、及び温度について予め定めた基準条件(P0、w0、v0、T0)における基準摩擦係数である。
タイヤモデルおよび与えた境界条件より、有限要素法に基づいてタイヤモデルの変形計算を行う。過渡的な状態を得るために、経過時間(単独経過時間)が1msec以下の間はタイヤモデルの変形計算を繰り返し、1msec経過したら次の計算(流体)に移る。
流体モデル及び与えた境界条件より、例えば有限要素法または有限体積法に基づいて流体計算を行う。過渡的な状態を得るために、経過時間(単独経過時間)が1msec以下の間は流体計算を繰り返し、1msec経過したら次の計算(タイヤモデルの変形)に移る。なお、詳細は後述するが、弾塑性体として流体を想定しており、流体に生じる応力からタイヤモデルに作用する応力分布を求めることができる。
ここで、pは地盤の単位面積当たりの載荷重、σ’は有効応力、すなわち土の骨格構造で支持される応力、πは間隙水圧である。不飽和状態の土であれば間隙水圧が発生せず、載荷重は土の骨格構造のみで支えられる。図16の処理では、ステップ320で地盤内水分の流動計算を行い、ステップ322で地盤骨格構造の解析計算(例えば有効応力の解析等)を行う。
θ=n・Sr ・・・(13)
すなわち、間隙率nと飽和度Srが定まれば間隙水の体積を決定することができる。なお、間隙率nは土の骨格構造解析における密度から計算することができる。
Mw=ρw・θ・Vf・V ・・・(14)
これにより、ある瞬間における水の質量分布を決定することができる。水の質量分布が判れば、水の体積と間隙水の体積とを比べ、飽和判定を行うことができる。飽和度Srは次式で表わされる。
ただし、低減関数D(Sr)は図19に示すような関数である。なお、飽和度が(1−S0)と(1.0)の間は、ラインAのようになめらかに変化する曲線としてもよいし、ラインBのように線形に変化する直線としてもよい。
ここで、cは粘着力、Pは圧力(骨格構造の応力から得られる静水圧成分)、φは内部摩擦角である。選択する構成則によって右辺は変わるが、基本的にはせん断強度を規定する方法が変わるだけであり、骨格構造はそのせん断強度を超えるせん断応力は持たない。水分によってせん断強度が失われる理由は様々であるが、粒子間の潤滑効果により粘着力cが低減すること、また粒子同士の接触が失われ、圧力Pが減少することなどが考えられる。後者はすでに体積弾性係数に適切な低減関数を導入することで実現され、図20に示すように粘着力cを低減する方法が考えられるが、これも体積弾性係数と同様に低減係数を掛けることで実現できる。すなわち、粘着力cを次式により算出する。
なお、cSは不飽和時の粘着力である。また、図20において、(1−S0)と(1.0)との間は、ラインAのようになめらかに変化する曲線としてもよいし、ラインBのように線形に変化する直線としてもよい。
なお、タイヤ要素と地盤要素とのサイズの違いを解消したい場合、地盤要素の流速の平均値を用いた次式によりすべり速度vを求めても良い。
12 コンピュータ本体
14 CRT
30 タイヤモデル
FD フレキシブルディスク(記録媒体)
Claims (11)
- 次の各ステップを含むタイヤ性能予測方法。
(a)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(b)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(c)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(d)前記ステップ(b)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(c)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(b)及び前記ステップ(c)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
(e)前記ステップ(c)またはステップ(d)におけるタイヤモデル及び地盤モデルの少なくとも一方のモデルに生じる物理量を求めるステップ。
(f)前記物理量により地盤におけるタイヤ性能を予測するステップ。 - 前記ステップ(c)は、前記地盤内の水分の流動計算を実行するステップと、前記地盤の骨格構造の変形計算を実行するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ性能予測方法。
- 前記ステップ(c)は、前記地盤の水分に関する情報に基づいて前記地盤の弾塑性に関するパラメータを計算するステップを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ性能予測方法。
- 前記前記地盤の水分に関する情報は、前記地盤の飽和度であり、前記地盤の弾塑性に関するパラメータは、前記地盤の体積弾性係数及び粘着力の少なくとも一方であることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ性能予測方法。
- 前記地盤モデルは、複数種類の地盤材料を含んでモデル化されたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のタイヤ性能予測方法。
- 前記地盤は、土質材料を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のタイヤ性能予測方法。
- 前記地盤の状態を表わす地盤状態情報に基づいて、前記タイヤモデルと前記地盤モデルとの間に発生する摩擦力を計算するステップをさらに含み、
前記ステップ(d)は、前記摩擦力を前記タイヤモデルに付与することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のタイヤ性能予測方法。 - 次の各ステップを含む地盤シミュレーション方法。
(イ)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(ロ)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(ハ)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(ニ)前記ステップ(ロ)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(ハ)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(ロ)及び前記ステップ(ハ)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。 - 次の各ステップを含むタイヤ設計方法。
(1)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(2)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(3)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(4)前記ステップ(2)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(3)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(2)及び前記ステップ(3)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
(5)前記ステップ(3)またはステップ(4)におけるタイヤモデル及び地盤モデルの少なくとも一方のモデルに生じる物理量を求めるステップ。
(6)前記物理量により地盤におけるタイヤ性能を予測するステップ。
(7)前記タイヤ性能を考慮して前記タイヤモデルを修正するステップ。
(8)前記ステップ(7)での修正後のタイヤモデルについて、前記ステップ(2)〜(6)を実行した結果のタイヤ性能を考慮してタイヤモデルを修正することを繰り返し計算させるステップ。
(9)前記ステップ(8)での計算結果のタイヤモデルに基づいてタイヤ設計するステップ。 - コンピュータによってタイヤ性能を予測するためのタイヤ性能予測プログラムを記録した記録媒体であって、次の各ステップを含むことを特徴とするタイヤ性能予測プログラムを記録した記録媒体。
(A)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(B)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(C)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(D)前記ステップ(B)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(C)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(B)及び前記ステップ(C)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。 - コンピュータによってタイヤ性能を予測するために、次の各ステップを含むことを特徴とするタイヤ性能予測プログラム。
(I)接地及び転動の少なくとも一方により変形を与えることが可能なパターン形状を有するタイヤモデルと、弾塑性体または塑性体を少なくとも含む材料で一部または全部が満たされかつ前記タイヤモデルの少なくとも一部と接触する地盤モデルと、を定めるステップ。
(II)前記タイヤモデルの変形計算を実行するステップ。
(III)前記地盤の水分に関する情報に基づいて、前記地盤の変形計算を実行するステップ。
(IV)前記ステップ(II)での変形計算後のタイヤモデルと、前記ステップ(III)での変形計算後の地盤モデルとの境界面を認識し、認識した境界面に関する境界条件をタイヤモデル及び地盤モデルに付与しかつ、境界条件を付与した後のタイヤモデル及び地盤モデルについて前記ステップ(II)及び前記ステップ(III)の計算を繰り返して、前記タイヤモデル及び地盤モデルの変形が定常状態とみなせるまで計算させるステップ。
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