JP2008273217A - 押出し成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形品の強度を向上させることができる押出成形装置を提供することである。
【解決手段】補強用繊維を含有した成形材料をダイ1の押出孔2から連続的に押し出して、前記成形材料を成形品に成形する押出成形装置であって、前記押出孔2内または押出孔2近傍のダイ1内に成形材料を攪拌するための攪拌手段を設けたものある。攪拌手段としては、押出孔2内またはその近傍のダイ1内に位置し且つ回転するピン5の外周に設けた線材7などが使用される。この押出成形装置により、前記成形材料を成形して成形品を製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、機械的強度が向上した成形品を得ることができる押出成形装置およびこれを用いる成形品の製造方法、並びに機械的強度が向上した押出し成形品に関する。
一般に、触媒、触媒担体、吸着材、乾燥材、調湿材等は、直径2〜10mm、長さ2〜20mm程度の円柱形または円筒形の成形品に成形され、これを反応器に充填して種々の化学反応プロセスに使用される。このような触媒等の成形品を製造するために、従来から押出成形法が採用されている。
すなわち、アルミナ等の軟質な粘土状材料をダイから連続的に押し出した成形品を小さく切断して成形品を製造する。特許文献1,2には、このような成形品の切断寸法の精度を向上させた押出成形装置が開示されている。
ところで、成形品の強度を上げ成形品が容易に破損しないようにするために、成形材料に繊維を混ぜ込み、分散させることが行なわれている。ところが、押出成形により製造した成形品は、たとえ繊維が分散されていても、床に落とすなどの衝撃を加えた場合、簡単に割れてしまうという問題があった。特に円柱形または円筒形の成形品の場合、その軸方向に割れやすかった。
特開2002−67020号公報 特開2002−79568号公報
本発明の課題は、成形品が割れないように、成形品の強度を向上させることができる押出成形装置およびこれを用いる成形品の製造方法を提供することである。
本発明の他の課題は、割れに対する強度が向上した押出成形品を提供することである。
本発明者らは、前記した成形品がその軸方向、即ち押出方向に割れやすい原因について種々の調査を行なった結果、成形品内の繊維の向きが押出方向に揃っているためであるとの知見を得た。これは、押出時に成形材料が押出孔に向かう流れの中で繊維が当該流れの方向に揃えられるためであると考えられる。そこで、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、押出成形装置内のダイに設けた押出孔内またはその近傍のダイ内に成形材料を攪拌するための攪拌手段を設けることにより、押出時に成形材料内の繊維がランダムに分散するので、成形品の強度が向上するという新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の押出成形装置は、成形材料をダイの押出孔から連続的に押し出して、前記成形材料を成形品に成形する装置であって、前記押出孔内または押出孔近傍のダイ内に成形材料を攪拌するための攪拌手段を設けたことを特徴とする。
前記攪拌手段としては、押出孔内またはその近傍のダイ内に位置し且つ回転するピンの外周に設けた突起物が挙げられる。
また、本発明にかかる成形品の製造方法は、上記の押出成形装置により、補強用繊維を含有した成形材料を成形することを特徴とする。
さらに、本発明の押出し成形品は、補強用繊維を含有したものであって、前記補強用繊維は、押出し方向に対する50%累積度数の角度が20°以上であり、かつ90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差が40°以上であることを特徴とする。好ましくは、前記補強用繊維は、押出し方向に対する50%累積度数の角度が30°以上であり、かつ90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差が50°以上である。
本発明の押出成形装置によれば、前記攪拌手段によって押出孔から押出される直前の成形材料を攪拌することにより、成形材料がよく混合された状態で押し出されるため、成形品の強度が向上し、成形品の割れ等を抑制することができる。
特に、本発明の押出成形装置により、補強用繊維を含有した成形材料を成形することにより、成形材料内の繊維の向きをランダムに分散させることができるので、成形品がその押出方向に割れることが少なくなり、成形品の強度が向上する。
具体的には、本発明の押出し成形品は、押出し方向に対する補強用繊維の角度が広く分散しているので、割れに対する強度が向上するという効果がある。
本発明の一実施形態を図1および図2に示す。図1はこの実施形態にかかる押出成形装置の要部である押出孔とその周辺の構造を示している。
ダイ1は、成形装置10の前面に取り付けられ、成形材料が連続的に押し出される押出孔2を有している。押出孔2の後方には、成形材料が押出孔2に向かって流れる流路3が形成されている。押出孔2の後方の流路3内にはスクリュー4が設けられている。このスクリュー4は、プランジャー式押出装置やスクリュー式押出装置等(図示せず)により流路3を通って圧送されてくる成形材料が一定の流量で押出孔2から押出されるようにしたものである。
スクリュー軸40の先端にはピン5が配置されており、このピン5は押出孔2内に挿入されている。スクリュー軸40は筒形で構成され、その外周面にスクリュー4が設けられている。このスクリュー軸40の内部にピン5を回転させるための回転軸6が収容される。スクリュー軸40の内面と回転軸6の外周面との間にはロ−ラベアリング(ニードルローラベアリングなど)(図示せず)が介在して、回転軸6がスクリュー軸40とは別個に独立して回転できるように構成される。
前記ピン5は後端に回転軸6に接続するための取付座50を有する。この取付座50には、撹拌手段として複数本の線材7(例えば針金などの金属線)が取付けられている。線材7の先端はピン5の外周から径方向に突出するように曲げられている。線材7はピン5とほぼ平行に取付けてもよく、あるいはピン5に対して斜めに巻き付けるようにして取り付けてもよい。また、1つのピン5に対する線材7の取付本数は、成形材料の攪拌効果が得られる限り、特に限定されるものではないが、1〜5本程度が適当である。
図2はこの実施形態にかかる押出成形装置の全体構成を示している。成形装置10は本体が筒状で構成され、先端面にダイ1が固定される。ダイ1には、成形装置10の中心軸を中心として、該中心の周りに複数(通常、2〜8個)の押出孔2、2・・・が配設されている。従って、成形装置10の先端には、複数に枝分かれし押出孔2、2・・・に通じる各流路3が形成される。
ここで、複数のピン5を回転させる機構は以下の通りである。すなわち、ピン5がそれぞれ固定された複数の回転軸6のうち1つには、後部にプーリ8が取付けられ、このプーリ8とモータ9との軸10のプーリ11との間にベルト12(例えばタイミングベルト)を架け渡して、モータ9の回転駆動力にて回転軸6の1つを回転させる。
この回転軸6の外周面には、歯車13が取付けられており、この歯車13と歯合する歯車14から駆動シャフト15を介して駆動プーリ16を回転させる。一方、他の回転軸6には、上記回転軸6と同様に歯車13、歯車14が設けられる他、従動シャフト115および従動プーリー116が取付けられる。そして、全てのプーリ16、116間にベルト17(例えばタイミングベルト)を架け渡して、全ての回転軸6、6・・・を等速度で回転させ、これによって先端の各ピン5を回転させ、線材7にて各押出孔2内の成形材料を攪拌する。
このとき、隣接する各プーリー16,116間のベルト17にはスプリング18付きのエジエクターセット19が当接し、ベルト17の張力を一定に保っている。このようにして、複数の回転軸6、6・・・は等速度で回転するので、各押出孔2内の成形材料を線材7にて等しく攪拌することができ、成形品の割れを防止している。回転軸6、従ってピン5の回転速度は特に制限されるものではないが、成形材料が10mm移動する間に2〜20回転、好ましくは5〜15回転するように構成するのが、攪拌効果を得るうえで適当である。
なお、この実施形態では、歯車13、14、シャフト15、115およびプーリー16,116を使用して、全ての回転軸6を回転させるようにしたが、これは回転軸6と成形装置の筒形本体との間にスペースがないためである。スペースがとれる場合には、上記のような歯車13、14、シャフト15、115およびプーリー16,116を使用せずに、各回転軸6に直接ベルトを掛け渡して回転させるようにすればよい。
一方、スクリュー4の回転は以下のようにして行なう。すなわち、回転軸6を挿入したスクリュー軸40の外周に平歯車20が固定されている。この平歯車20は平歯車21を介して、モーター22のシャフトに取付けた平歯車23と歯合している。このため、モーター22を駆動させることにより、それぞれ対応するスクリュー4の回転を回転させることができる。
図2に示すように、スクリュー4ごとにそれぞれモーター22が配設され、各押出孔2への成形材料の流量制御をそれぞれ独立に行っている。これにより、押出孔2ごとで異なる成形材料の押出流量の調整が可能になる。
このようにして、スクリュー4とピン5とを互いに独立に回転させ、スクリュー4にて成形材料を一定の速度で押し出しながら、ピン5に設けた線材7にて成形材料を攪拌する。これによって、成形材料に含有される繊維の向きはランダムになり、得られる成形品の強度が向上する。
この実施形態では、ピン5に複数本の線材7を取り付けて突起物としたが、これに限定されるものではなく、攪拌可能である限り、種々な突起物が使用可能である。このような他の突起物を設けたピンの例を図3および図4に示す。
図3は、ピン51に所定角度(例えば90°や45°)ずつずらしてあけた貫通孔25に突起物として線材26を嵌合させたものである。貫通孔25は1〜5個設けられているのが適当である。ピン51の取付座53には、回転軸6に接続するための雄ねじ部54が設けられている。
図4は、ピン52に突起27を有するリング28を嵌め込み、スポット溶接などで固定したものである。突起27は図示するような十字形に制限されず、各種の形状が可能である(例えば1本の突起を有するリングでもよい)。その他は図3に示すピン51と同様である。
このようなピン51,52を使用しても、線材7を用いたピン5と同様の効果が得られる。
なお、以上の実施形態では、得られる成形品は中空の筒形であるが、ピン5の先端を押出孔2の出口より内方に位置させるなどにより、柱状の成形品を得ることもできる。また、攪拌効果が得られる限り、突起物が押出孔2内に存在することは必ずしも必要でなく、押出孔2の近傍のダイ内に突起物が位置していてもよい。
次に、上記の成形装置を用いて得られる本発明の押出し成形品を説明する。この押出し成形品は、上記のように補強用繊維を含有する。補強用繊維としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、などの無機繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維(ナイロン繊維等)、ポリイミド繊維などの合成繊維が挙げられる。
補強用繊維の繊維長は、成形品の大きさ等によって決定されるため、特に限定されるものではないが、平均繊維長が0.01〜1mm、好ましくは0.1〜0.8mmであるのがよい。また、平均繊維径は1〜10μm、好ましくは1.5〜5μmであるのがよい。さらに、補強用繊維の含有量は成形材料(乾燥重量)に対して3〜30質量%、好ましくは5〜20質量%であるのがよい。
成形品内での補強用繊維の分散度合いを評価する尺度として、本発明では、押出し方向に対する50%累積度数の角度(A50)と、90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差(A90-A10)とを用いる。
50%累積度数の角度(A50)は、押出し方向に対する補強用繊維の長さ方向の平均角度をいう。
また、90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差(A90-A10)は、90%累積度数の補強用繊維分散角度と10%累積度数の補強用繊維分散角度との差を示す。この差が大きい程、補強用繊維がよく分散されていることを示す。これらの測定方法は、後述する実施例に記載の通りである。
本発明では、上記50%累積度数の角度(A50)が、20〜70°、好ましくは30〜60°であるのがよい。
また、90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差(A90-A10)は、40°以上、好ましくは50°以上であるのがよい。
上記A50が20°より小さいとき、および/または上記(A90−A10)が40°よりも小さいときは、補強用繊維の分散程度が充分でないため、割れに対する強度が低下するおそれがある。
本発明における成形品の具体例としては、例えば触媒、触媒担体、吸着材、乾燥材、調湿材等が挙げられる。また、成形品の材料は無機材料に限定されるものではなく、種々のプラスチック材料等に対しても本発明の押出成形装置は適用可能である。
以下、実施例を挙げて本発明の押出成形装置を説明する。
図1、図2に示す押出成形装置を用いて、粘土状のアルミナ触媒成形材料を押出成形して、その成形品を製造した。アルミナ成形材料は、触媒粉100重量部に対して平均繊維長0.4mmのアルミナ繊維を6重量部、水を38重量部含有している。
使用したダイ1は、表面がクロムメッキされたもので、押出孔2を同心円状に8個配設した円盤形状を有する。押出孔2は内径6.6mm、長さ10mmである。
押出孔2内には、内径2.5mm、長さ22mmのピン5が挿入されている。ピン5には3本の針金の後端を図1に示すようにして固定し、ピン5に斜めに巻き付けると共に、先端をピン5からわずかに立ち上げた。
この押出成形装置を用いて、押出速度10mm/分で上記アルミナ触媒成形材料の押出成形を行った。このとき、前記ピンは成形材料が押出孔2内を6mm進む間に6回転するように回転速度を調整した。
図1に示すピン5に代えて、図3に示すピン51を用いた他は、実施例1と同様にして押出成形を行った。ただし、ピン51の貫通孔に嵌合させた線材26は2本であり、両線材26の角度は90°である。
図1に示すピン5に代えて、図4に示すピン52を用いた他は、実施例1と同様にして押出成形を行った。ただし、十字形リング28の数は1つである。
[比較例]
突起物を有さないピンを用いた他は、実施例1と同様にして押出成形を行った。
これらの実施例および比較例で得た成形品の強度を、下記に示す落下強度試験および耐圧強度試験によって調べた。
(耐圧強度試験)
長さ6.6mmに切断した成形品に対し、その厚み方向(径方向)に圧力を加えていったとき、成形品が割れた圧力を測定し、これを耐圧強度とした。
(落下強度試験)
長さ6.6mmに切断した成形品を25℃、80%RHで15時間かけて乾燥し、550℃で焼成した後、鉛直に立てられ下端に高さ30mmのシリコーンゴム製の栓をした内径25.4mm、長さ5mの鉄パイプ中を上端から落下させたときの成形品の粉化率を測定した。すなわち、落下した成形品をふるいにかけ、粉砕品、半割れ品および良品の割合を以下の基準で評価した。
・粉砕品:8メッシュ下(−8#)[8メッシュのふるい(目開き2.36mm)を通過したものの割合(質量%)]
・半割品:8メッシュ上4メッシュ下(+8#〜−4#)[4メッシュのふるい(目開き4.75mm)を通過し、8メッシュのふるい(目開き2.36mm)を通過しないものの割合(質量%)]
・良品:4メッシュ上(+4#)[4メッシュのふるい(目開き4.75mm)を通過しないものの割合(質量%)]
また、成形品中の補強用繊維の分散状態を以下の方法によって評価した。まず、成形品を押出し方向に平行に割り、その破断面を走査電子顕微鏡(SEM)で観察し、倍率が500倍のSEM写真を撮影する。次に、得られたSEM写真から成形品の押出し方向に対する補強用繊維の角度を測定する。すなわち、SEM写真に成形品の押出し方向に平行な細線を任意な間隔で記入し、この細線に対する繊維の角度を分度器にて測定する。
実施例1〜3および比較例で得た成形品について、以上のようにして複数の補強用繊維の角度を測定した。その測定結果(角度分布)を示すグラフを図5〜図8に示す(図中、nは繊維数を示す)。また、これらの角度測定結果から10%および90%の累積度数の角度を求め、それらの差から90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差(A90-A10)を求めた。50%累積度数の角度(A50)も同様にして求めた。
これらの試験結果を表1に示す。
Figure 2008273217
表1から、実施例で得た成形品は、比較例の成形品に比べて、補強用繊維の分散度が高いため、長手方向に割れる、いわゆる半割れ品が少なく、かつ耐圧強度も向上していることがわかる。
本発明の一実施形態である押出成形装置の要部を示す概略断面図である。 押出成形装置の略全体構成を示す概略断面図である。 (a)は本発明におけるピンの他の例を示す側面図、(b)はその正面図である。 (a)は本発明におけるピンのさらに他の例を示す側面図、(b)はその正面図である。 実施例1で得た成形品における押出し方向に対する補強用繊維の角度の累積度数を示すグラフである。 実施例2で得た成形品における押出し方向に対する補強用繊維の角度の累積度数を示すグラフである。 実施例3で得た成形品における押出し方向に対する補強用繊維の角度の累積度数を示すグラフである。 比較例で得た成形品における押出し方向に対する補強用繊維の角度の累積度数を示すグラフである。
符号の説明
1 ダイ
2 押出孔
3 流路
5 ピン
7 線材
26 線材
27 突起
51 ピン
52 ピン

Claims (2)

  1. 補強用繊維を含有した押出し成形品であって、前記補強用繊維は、押出し方向に対する50%累積度数の角度が20°以上であり、かつ90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差が40°以上であることを特徴とする押出し成形品。
  2. 前記補強用繊維は、押出し方向に対する50%累積度数の角度が30°以上であり、かつ90%累積度数の角度と10%累積度数の角度との差が50°以上である請求項1に記載の押出し成形品。
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