JP2008271593A - Pll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】エクステンダ部の動作遅延時間を短縮して、分周比切り替え動作の誤動作に対するマージン時間を十分に確保し得るプリスケーラを提供する。
【解決手段】プリスケーラ21bは、分周比切り替え信号に基づいて、分周比を切り替えながら入力信号fvcoを分周する分周切り替え部Cと、分周切り替え部の出力信号を所定の分周比で分周するエクステンダ部Eとを備える。分周切り替え部Cは複数段のフリップフロップFF1〜FF3を有し、エクステンダ部Eの少なくとも一部を同期型カウンタで構成するとともに、少なくとも一部を非同期型カウンタで構成する。
【選択図】図6

Description

この発明は、出力信号周波数を設定された周波数に一致させるように動作するPLL回路に関するものである。
近年、自動車電話や携帯電話等の移動体通信機器にPLL回路が使用されている。このようなPLL回路では、移動体通信機器の利便性を向上させるために、出力信号周波数を所望の周波数に速やかに切り換える必要がある。そこで、PLL回路のロックアップ時間の短縮化が必要となっている。
図11は、従来のPLL回路の一例を示す。発振器1は水晶振動子の発信に基づく固有周波数の基準クロック信号CKを基準分周器2に出力する。基準分周器2はカウンタ回路で構成され、シフトレジスタ3で設定される分周比に基づいて、前記基準クロック信号CKを分周して、基準信号frを位相比較器4に出力する。
前記位相比較器4には、比較分周器5から比較信号fpが出力される。そして、位相比較器4は前記基準信号frと比較信号fpとの周波数差及び位相差に応じたパルス信号ΦR,ΦPをチャージポンプ6に出力する。
前記チャージポンプ6は、前記位相比較器4から出力されるパルス信号ΦR,ΦPに基づいて、出力信号SCPをローパスフィルタ(以下LPFとする)7に出力する。
この出力信号SCPは、直流成分にパルス成分が含まれたものであり、その直流成分はパルス信号ΦR,ΦPの周波数変動にともなって変化し、パルス成分はパルス信号ΦR,ΦPの位相差に基づいて変化する。
前記LPF7は、チャージポンプ6の出力信号SCPを平滑して高周波成分を除去した出力信号SLPFを電圧制御発振器(以下VCOとする)8に出力する。
前記VCO8は、前記LPF7の出力信号SLPFの電圧値に応じた周波数の出力信号fvcoを外部回路に出力するとともに、前記比較分周器5に出力する。
前記比較分周器5は、パルススワロー方式であって、プリスケーラ9と、メインカウンタ10と、スワローカウンタ11と、制御回路12とから構成される。
前記VCO8の出力信号fvcoは、前記プリスケーラ9に入力され、そのプリスケーラ9は入力信号fvcoの周波数をM分周若しくはM+1分周して、メインカウンタ10及びスワローカウンタ11に出力信号Poutとして出力する。
前記スワローカウンタ11は、プリスケーラ9の出力信号PoutをA分周して、その出力信号を前記制御回路12に出力する。前記制御回路12は、スワローカウンタ11の分周信号に基づいて、前記プリスケーラ9に例えばHレベルのモジュール制御信号MDを出力し、プリスケーラ9はそのモジュール制御信号MDに基づいて、入力信号fvcoをM分周した出力信号Poutを出力する。
また、スワローカウンタ11がA個のパルスをカウントしている間は、制御回路12は例えばLレベルのモジュール制御信号MDを出力し、プリスケーラ9はそのモジュール制御信号MDに基づいて、入力信号fvcoをM+1分周した出力信号Poutを出力する。
前記メインカウンタ10の分周比は、前記シフトレジスタ3で設定され、プリスケーラ9の出力信号PoutをN分周して、前記位相比較器4に比較信号fpとして出力する。また、メインカウンタ10の分周信号は前記制御回路12に出力され、制御回路12はメインカウンタ10が入力信号PoutをN分周する毎に、スワローカウンタ11に起動信号を出力する。
従って、上記PLL回路ではメインカウンタ10がプリスケーラ9の出力信号PoutをN分周する毎にスワローカウンタ11が動作して、プリスケーラ9の出力信号Poutをカウントする。
前記プリスケーラ9の具体的構成を図12に従って説明する。前記VCO8の出力信号fvcoは、バッファ回路13を介して、分周切り替え部Cを構成する同期型フリップフロップ回路FF1〜FF3に入力信号CK,XCKとして入力される。前記フリップフロップ回路FF1〜FF3はDフリップフロップ回路で構成される。
前記フリップフロップ回路FF1の出力信号QH,XQHは、前記フリップフロップ回路FF2にデータXD,Dとして入力される。前記フリップフロップ回路FF2の出力信号QHは、OR回路14aに入力され、出力信号XQHはOR回路14bに入力される。
OR回路14aの出力信号は、前記フリップフロップ回路FF1にデータとして入力され、OR回路14bの出力信号はフリップフロップ回路FF3にデータとして入力される。
前記フリップフロップ回路FF3の出力信号XQHは、前記OR回路14aに入力される。
前記フリップフロップ回路FF1の出力信号XQは、非同期型のエクステンダ部Eを構成するフリップフロップ回路TFF1,TFF2のうち、同TFF1に入力信号CKとして入力される。
前記フリップフロップ回路TFF1の出力信号Qは、前記フリップフロップ回路TFF2に入力信号CKとして入力され、その出力信号Qはバッファ回路15に入力される。
前記フリップフロップ回路TFF1,TFF2には、バイアス回路16から出力される定電圧が入力信号XCKとして入力され、バッファ回路15から前記出力信号Poutが出力される。
前記フリップフロップ回路TFF1,TFF2の出力信号QHは、OR回路14cに入力され、そのOR回路14cには前記モジュール制御信号MDが入力される。また、前記OR回路14cの出力信号ORは、前記OR回路14bに入力される。
前記フリップフロップ回路TFF1,TFF2は、それぞれ図13に示す回路で構成される。この回路は、クロック信号CKが立ち上がる毎に出力信号Q及び相補出力信号QH,XQHが反転するように動作する。従って、各フリップフロップ回路TFF1,TFF2は、フリップフロップ回路FF1の出力信号XQを4分周する回路として動作する。
上記のようなプリスケーラ9の動作を図14に従って説明する。VCO8の出力信号fvcoが入力されると、フリップフロップ回路FF1,FF2の動作により、フリップフロップ回路FF1から入力信号fvcoを4分周した出力信号XQが出力される。
フリップフロップ回路TFF1の出力信号Qは、フリップフロップ回路FF1の出力信号XQを2分周、すなわち入力信号fvcoを8分周した信号となり、フリップフロップ回路TFF2の出力信号Qは、入力信号fvcoを16分周した信号となる。
モジュール制御信号MDがLレベルであれば、OR回路14cの出力信号ORは、フリップフロップ回路TFF1,TFF2の出力信号Qに基づいて決定される。
すなわち、このプリスケーラ9が入力信号fvcoのカウント始点SPから、その入力信号fvcoの12個のパルスをカウントするまでは、フリップフロップ回路TFF1,TFF2の出力信号Qはその少なくともいずれかがHレベルとなるため、OR回路14cの出力信号ORはHレベルとなる。
すると、フリップフロップ回路FF3の出力信号XQHはLレベルに固定されている。
入力信号fvcoの12個のパルスをカウントすると、フリップフロップ回路TFF1,TFF2の出力信号QがともにLレベルとなるため、OR回路14cの出力信号ORはLレベルとなる。
すると、フリップフロップ回路FF3が活性化され、フリップフロップ回路FF1〜FF3の動作により、フリップフロップ回路FF1から入力信号fvcoを5分周した出力信号XQが出力される。
このような動作により、モジュール制御信号MDがLレベルであれば、プリスケーラ9は入力信号fvcoのM+1分周動作、すなわち17分周動作を行う。
また、モジュール制御信号MDがHレベルであれば、OR回路14cの出力信号ORはHレベルに固定されるため、フリップフロップ回路FF3は不活性化され、その出力信号はLレベルに固定される。
従って、モジュール制御信号MDがHレベルであれば、プリスケーラ9はM分周動作、すなわち16分周動作を行う。
上記のようなPLL回路では、スワローカウンタ11の分周動作の開始にともなってモジュール制御信号MDがLレベルとなって、プリスケーラ9がM+1分周を行う。
ところが、プリスケーラ9において、M+1分周を開始するカウント始点SPから、モジュール制御信号MDが立ち下がるまでに遅れ時間Tdが生じている。
この遅れ時間Tdは、プリスケーラ9のエクステンダ部E、スワローカウンタ11及び制御回路12の動作遅延時間が積算されたものであり、遅れ時間Tdのうち、エクステンダ部Eを構成する2段のフリップフロップ回路TFF1,TFF2の動作遅延時間の占める割合が大きい。
また、遅れ時間Tdはプリスケーラ9の入力信号fvcoの周波数に関わらず、ほぼ一定であるため、入力信号fvcoの周波数の周波数が高くなるにつれて、マージン時間Tmが減少する。
そして、入力信号fvcoの周波数が高くなって、遅れ時間Tdがフリップフロップ回路TFF2の出力信号Qの1周期より長くなると、プリスケーラ9はM+1分周動作を行うことができなくなり、誤動作となるとともに、M+1分周動作による周波数でロックアップ動作を行うことができなくなるという問題点がある。
この発明の目的は、エクステンダ部の動作遅延時間を短縮して、分周比切り替え動作の誤動作に対するマージン時間を十分に確保し得るプリスケーラを提供することにある。
プリスケーラを備えたPLL回路であって、前記プリスケーラは、分周比切り替え信号に基づいて、分周比を切り替えながら入力信号を分周する分周切り替え部と、前記分周切り替え部の出力信号を所定の分周比で分周するエクステンダ部とを備えたプリスケーラであって、前記分周切り替え部は複数段のフリップフロップを有し、前記エクステンダ部の少なくとも一部を同期型カウンタで構成するとともに、少なくとも一部を非同期型カウンタで構成する。
すなわち、プリスケーラは、分周比切り替え信号ORに基づいて、分周比を切り替えながら入力信号fvcoを分周する分周切り替え部Cと、分周切り替え部Cの出力信号を所定の分周比で分周するエクステンダ部Eとで構成される。エクステンダ部Eは、同期型カウンタと非同期カウンタで構成されて、同期式カウンタのみの構成に比べ消費電流が増大せずに、その動作遅延時間が短縮される。
以上詳述したように、この発明は、エクステンダ部が同期式カウンタのみの構成に比べ消費電流が増大せずに、このエクステンダ部の動作遅延時間を短縮して、分周比切り替え動作の誤動作に対するマージン時間を十分に確保し得るプリスケーラを提供することができる。
(第一の実施の形態)
図2は、この発明を具体化したプリスケーラの第一の実施の形態を示す。前記従来例と同様なPLL回路で使用されるプリスケーラ21aは、エクステンダ部Eの構成を除いて、前記従来例のプリスケーラ9の構成と同一である。
前記エクステンダ部Eは、2段のDフリップフロップ回路DFF1,DFF2で構成される。
2段のDフリップフロップ回路DFF1,DFF2には、分周切り替え部Cのフリップフロップ回路FF1の出力信号XQがともに入力信号CKとして入力される。
前記Dフリップフロップ回路DFF1の相補出力信号QH,XQHは、Dフリップフロップ回路DFF2に相補入力信号XD,Dとして入力され、Dフリップフロップ回路DFF2の相補出力信号QH,XQHは、Dフリップフロップ回路DFF1に入力信号D,XDとして入力される。
前記Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2の出力信号QHは、OR回路14cに入力され、Dフリップフロップ回路DFF2の出力信号Qは、出力バッファ回路15に入力される。そして、出力バッファ回路15から出力信号Poutが出力される。
前記Dフリップフロップ回路DFF1は、図3に示すように、入力信号D,XDと、入力信号CK,XCKに基づいて動作する公知の回路で構成される。また、図4に示すように、前記Dフリップフロップ回路DFF2は、出力信号Qを出力するために、Dフリップフロップ回路DFF1の構成に出力バッファ22を加えたものである。Dフリップフロップ回路DFF2において、出力信号QHと出力信号Qとは同相である。
なお、Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2には、入力信号CKの振幅の中間レベルの基準電圧が入力信号XCKとして前記バイアス回路16から入力される。
このように構成されたエクステンダ部Eは、各Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2の動作により、フリップフロップ回路FF1の出力信号XQを4分周するグレイコードカウンタとして動作する。
そして、図5に示すように、Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2は、フリップフロップ回路FF1の出力信号XQを4分周した出力信号QH,Qを出力し、その出力信号QH,Qは1/4周期位相がずれている。
上記のように構成されたプリスケーラ21aの動作を図5に従って説明する。
VCO8の出力信号fvcoが入力されると、フリップフロップ回路FF1,FF2の動作により、フリップフロップ回路FF1から入力信号fvcoを4分周した出力信号XQが出力される。
Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2の出力信号QH,Qは、ともにフリップフロップ回路FF1の出力信号XQを4分周、すなわち入力信号fvcoを16分周し、かつDフリップフロップ回路DFF1の出力信号QHと、Dフリップフロップ回路DFF2の出力信号QHとは、位相が1/4周期分ずれた信号となる。
スワローカウンタ11が分周動作を行っていない場合には、モジュール制御信号MDはHレベルとなるため、Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2の出力信号QHに関わらず、OR回路14cの出力信号ORはHレベルとなり、フリップフロップ回路FF3は不活性化される。
この結果、フリップフロップ回路FF1,FF2、DFF1,DFF2の動作により、入力信号fvcoを16分周した出力信号Poutが出力される。
スワローカウンタ11が分周動作を開始すると、モジュール制御信号MDがLレベルとなる。
すると、OR回路14cの出力信号ORは、Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2の出力信号QHに基づいて決定される。
すなわち、M+1分周動作を開始するカウント始点SPから、その入力信号fvcoの12個のパルスをカウントするまでは、Dフリップフロップ回路DFF1,DFF2の出力信号QHは、その少なくともいずれかがHレベルとなるため、OR回路14cの出力信号ORはHレベルとなる。
この状態では、フリップフロップ回路FF3の出力信号XQHはLレベルに固定されている。
入力信号fvcoの12個のパルスをカウントを終了すると、フリップフロップ回路DFF1,DFF2の出力信号QHがともにLレベルとなるため、OR回路14cの出力信号ORはLレベルとなる。
すると、フリップフロップ回路FF3が活性化され、フリップフロップ回路FF1〜FF3の動作により、フリップフロップ回路FF1から入力信号fvcoを5分周した出力信号XQが出力される。
このような動作により、モジュール制御信号MDがLレベルであれば、プリスケーラ21aは入力信号fvcoのM+1分周動作、すなわち17分周動作を行う。
この時、プリスケーラ21aにおいて、M+1分周を開始するカウント始点SPから、モジュール制御信号MDが立ち下がるまでに遅れ時間Tdxが生じている。
この遅れ時間Tdxは、プリスケーラ21aのエクステンダ部E、スワローカウンタ11及び制御回路12の動作遅延時間が積算されたものであるが、同期型フリップフロップ回路DFF1,DFF2で構成されたエクステンダ部Eの動作遅延時間は、非同期型フリップフロップ回路TFF1,TFF2で構成された従来のエクステンダ部の動作遅延時間に対し十分に短くなる。
すなわち、多数段のフリップフロップ回路を接続してカウンタを構成した場合、非同期型Tフリップフロップ回路で構成したカウンタは、その動作遅延時間が積算されるのに対し、同期型Dフリップフロップ回路で構成したカウンタは動作遅延時間が積算されることはない。
従って、前記遅れ時間Tdxは、従来例の遅れ時間Tdより十分に短くなり、マージン時間Tmが長くなる。
上記のように構成されたプリスケーラ21a及びPLL回路では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)プリスケーラ21aのエクステンダ部EをDフリップフロップ回路DFF1,DFF2よりなる同期型カウンタで構成したことにより、エクステンダ部Eの動作遅延時間を短縮することができる。
(2)エクステンダ部Eの動作遅延時間を短縮することができるので、モジュール制御信号MDの遅れ時間Tdxを短縮して、マージン時間Tmを十分に確保することができる。
(3)マージン時間Tmを十分に確保することができるので、プリスケーラ21aの入力信号fvcoの周波数が高くなっても、M+1分周動作の誤動作を防止することができる。
(4)M分周動作及びM+1分周動作を確実に行うことができるので、PLL回路のロックアップ時間を短縮することができる。
(第二の実施の形態)
図6は、第二の実施の形態のプリスケーラを示す。この実施の形態のプリスケーラ21bは、エクステンダ部Eにおいて、前記第一の実施の形態のDフリップフロップ回路DFF1,DFF2に加えて、同様な構成のDフリップフロップ回路DFF1,DFF2をさらに接続して、64分周動作と、64+1分周動作を行う同期型カウンタを構成したものである。
この実施の形態では、エクステンダ部Eの動作遅延時間は、Dフリップフロップ回路の2段分の動作遅延時間となる。従って、非同期型カウンタで同様な分周比のエクステンダ部を構成する場合に比して、モジュール制御信号MDの遅れ時間を短縮することができるので、第一の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
(第三の実施の形態)
図7は、第三の実施の形態のプリスケーラを示す。この実施の形態のプリスケーラ21cは、エクステンダ部Eにおいて、前記第一の実施の形態のDフリップフロップ回路DFF1,DFF2に加えて、さらに3段のDフリップフロップ回路DFF1RSと、1段のDフリップフロップ回路DFF2RSとで、ジョンソンカウンタ形式の8分周同期型カウンタを接続することにより、128分周動作と、128+1分周動作を行う同期型カウンタを構成したものである。
このようなジョンソンカウンタ形式の同期型カウンタでは、電源投入時に各フリップフロップ回路に適切なデータがラッチされない場合、正常な分周比を得ることができない。そこで、この実施の形態では、電源投入時に各Dフリップフロップ回路DFF1RS,DFF2RSにリセット信号RSを出力するクリア回路23が設けられている。
前記Dフリップフロップ回路DFF1RSの具体的構成を図8に示し、前記Dフリップフロップ回路DFF2RSの具体的構成を図9に示す。
図8に示すDフリップフロップ回路DFF1RSは、図3に示すDフリップフロップ回路DFF1にリセット動作を行うためのトランジスタTr1を追加したものであり、図9に示すDフリップフロップ回路DFF2RSは、図4に示すDフリップフロップ回路DFF2にリセット動作を行うためのトランジスタTr2を追加したものである。
そして、いずれのフリップフロップ回路においても、Hレベルのリセット信号が入力されると、トランジスタTr1,Tr2がオンされて、出力信号がリセットされるようになっている。
この実施の形態では、エクステンダ部Eの動作遅延時間は、Dフリップフロップ回路の2段分の動作遅延時間となる。従って、非同期型カウンタで同様な分周比のエクステンダ部を構成する場合に比して、モジュール制御信号MDの遅れ時間を短縮することができるので、第一の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
(第四の実施の形態)
図10は、第四の実施の形態のプリスケーラを示す。この実施の形態のプリスケーラ21dは、エクステンダ部Eにおいて、前記第二の実施の形態のDフリップフロップ回路DFF1,DFF2の前段にTフリップフロップ回路TFFを加えることにより、128分周動作と、128+1分周動作を行うカウンタを構成したものである。
この実施の形態では、エクステンダ部Eの動作遅延時間は、Tフリップフロップ回路の1段分と、Dフリップフロップ回路の2段分の動作遅延時間となる。従って、非同期型カウンタで同様な分周比のエクステンダ部を構成する場合に比して、モジュール制御信号MDの遅れ時間を短縮することができるので、第一の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
また、同じ分周比のエクステンダ部を同期型カウンタのみで構成する場合に比して、回路構成を簡略化することができる。
上記実施の形態は、次に示すように変更することもできる。
・エクステンダ部Eに使用する同期式カウンタは、グレイコードカウンタ、ジョンソンカウンタ、リングカウンタ等としてもよい。
本発明の原理説明図である。 第一の実施の形態のプリスケーラを示す回路構成図である。 Dフリップフロップ回路を示す回路構成図である。 Dフリップフロップ回路を示す回路構成図である。 プリスケーラの動作を示すタイミング波形図である。 第二の実施の形態のプリスケーラを示す回路構成図である。 第三の実施の形態のプリスケーラを示す回路構成図である。 Dフリップフロップ回路を示す回路構成図である。 Dフリップフロップ回路を示す回路構成図である。 第四の実施の形態のプリスケーラを示す回路構成図である。 PLL回路を示すブロック図である。 従来のプリスケーラを示す回路構成図である。 Tフリップフロップ回路を示す回路構成図である。 従来のプリスケーラの動作を示す回路構成図である。
符号の説明
21 プリスケーラ
MD モジュール制御信号
fvco 入力信号
C 分周切り替え部
E エクステンダ部
DFF1,DFF2 同期型カウンタ

Claims (1)

  1. プリスケーラを備えたPLL回路であって、前記プリスケーラは、
    分周比切り替え信号に基づいて、分周比を切り替えながら入力信号を分周する分周切り替え部と、
    前記分周切り替え部の出力信号を所定の分周比で分周するエクステンダ部と
    を備えたプリスケーラであって、
    前記分周切り替え部は複数段のフリップフロップを有し、
    前記エクステンダ部の少なくとも一部を同期型カウンタで構成するとともに、少なくとも一部を非同期型カウンタで構成すること、
    を特徴とするPLL回路。
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