JP2008267262A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関の排気浄化装置において、内燃機関が停止しているときに排気成分吸着材を大気中の成分から確実に保護し、この保護機能を弁機構等の可動部品を使用せずに実現することを目的とする。
【解決手段】内燃機関10の排気側に排気通路14を設け、その開放端14bから外部に排気ガスを排出する。排気通路14の主通路部14aを迂回するバイパス通路20を設ける。バイパス通路20内には、NOx吸着材24と水分・酸素吸着材26とを設け、水分・酸素吸着材26は、内燃機関10が停止しているときに、NOx吸着材24と排気通路14の開放端14bとの間を遮断するように配置する。これにより、外部から排気通路14内に流入する大気中の水分と酸素とを、NOx吸着材24の手前に位置した水分・酸素吸着材26によって吸着、除去する。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関の排気浄化装置に係り、特に、排気ガスを吸着する吸着材を備えた内燃機関に用いて好適な内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来、例えば特許文献1(特開平6−93832号公報)に開示されているように、エンジンの排気通路に吸着材と触媒とを配置した装置が知られている。この吸着材は、例えばエンジンの冷間始動時等のように触媒が未活性状態であるときに、排気ガス中に含まれるHC等の未浄化成分を吸着するものである。このような吸着材としては、例えば湿気に弱いゼオライト等の材料を用いることが多い。
このため、従来の装置では、例えばボール弁、バタフライ弁等の弁機構を排気通路内で吸着材の下流側に設ける構成としている。この遮断手段は、エンジンの運転中には開弁状態に保持され、エンジンが停止しているときに閉弁することによって吸着材を大気から遮断する。これにより、従来の装置は、エンジンの停止中に排気通路に大気が流入したときに、大気中に含まれる湿気(水分)が吸着材に吸着されるのを防止し、吸着材の性能を維持するようにしている。
特開平6−93832号公報
従来技術では、吸着材の下流側に弁機構を設けている。しかし、弁機構のような可動部品は、部品自体に故障の可能性があるばかりでなく、これを開,閉制御する制御系統の異常等によっても作動不良を生じる虞れがある。このような作動不良が生じた場合には、大気中の湿気によって吸着材の性能が低下し、エンジンの冷間始動時等に排気ガス中の未浄化成分を十分に吸着できないことがある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、内燃機関が停止しているときに、排気成分吸着材を大気中の成分から確実に保護することができ、しかも弁機構等の可動部品を使用することなく、このような保護機能を実現することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、内燃機関から排気ガスを排出するために上流側が内燃機関に接続され、下流側が開放端となった排気通路と、
前記排気通路の一部である主通路部の上流側で前記排気通路から分岐し、前記主通路部の下流側で前記排気通路に合流するバイパス通路と、
排気ガスの流路を前記排気通路の主通路部と前記バイパス通路との間で切り換える流路切換手段と、
前記バイパス通路に設けられ、前記バイパス通路を流れる排気ガス中の成分を吸着する排気成分吸着材と、
内燃機関が停止しているときに前記排気成分吸着材と前記排気通路の開放端との間を遮断する位置に設けられ、前記開放端から前記排気通路内に流入する大気中の成分を吸着する大気成分吸着材と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記排気成分吸着材はNOxを吸着するNOx吸着材であり、前記大気成分吸着材は水分を吸着する水分吸着材であることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1の発明において、前記排気成分吸着材はNOxを吸着するNOx吸着材であり、前記大気成分吸着材は酸素を吸着する酸素吸着材であることを特徴とする。
第1の発明によれば、内燃機関が停止している状態において、排気通路の開放端から排気成分吸着材に至る経路の途中に大気成分吸着材を配置している。このため、外部から排気通路に流入する大気中に排気成分吸着材と接触させたくない成分が含まれていたとしても、この成分を排気成分吸着材の手前で大気成分吸着材によって吸着することができる。従って、排気成分吸着材を大気中の有害成分等から確実に保護することができ、その吸着性能を安定的に発揮させることができる。しかも、弁機構等のように作動不良の可能性がある可動部品を用いなくても、排気成分吸着材の保護機能を十分に実現することができる。このため、排気浄化装置の信頼性や耐久性を向上させることができる。
第2の発明によれば、NOx吸着材が湿気に弱い材料によって形成されている場合でも、大気中に含まれる湿気を水分吸着材によって吸着することができ、NOx吸着材を湿気から保護することができる。
第3の発明によれば、NOx吸着材が酸素に弱い材料によって形成されている場合でも、大気中に含まれる酸素を酸素吸着材によって吸着することができ、NOx吸着材を酸素から保護することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示す内燃機関10は、気筒内に空気を吸い込む吸気通路12と、気筒から排出された排気ガスが流れる排気通路14とを備えている。
ここで、排気通路14の基端側(排気ガスの流れ方向の上流側)は、内燃機関10の排気ポートに接続されている。また、排気通路14の途中部位は、後述のバイパス通路20と並列に接続された主通路部14aとなっている。さらに、排気通路14の先端側(排気ガスの流れ方向の下流側)は、大気開放された開放端14bとなっている。
そして、排気通路14の途中には、主通路部14aの上流側に位置して前段触媒16と後段触媒18とが直列に設けられている。これらの触媒16,18は、内燃機関10の排気熱等によって活性化したときに、排気ガス中に含まれるHC、NOx、CO等の成分を浄化するものである。
また、本実施の形態のシステムは、排気通路14の主通路部14aを迂回するバイパス通路20と、排気ガスの流路を主通路部14aとバイパス通路20との間で切り換える流路切換手段としての切換弁22とを備えている。ここで、バイパス通路20は、上流側接続部20aの位置で主通路部14aの上流側から分岐し、下流側接続部20bの位置で主通路部14aの下流側に合流している。
また、切換弁22は、例えば常閉(ノーマル・クローズ)の負圧作動弁によって構成されている。即ち、切換弁22は、内燃機関10の吸気負圧が作用する駆動部22aと、常時は通常位置(図2、図4参照)に保持され、駆動部22aに負圧が作用することによってバイパス位置(図3参照)に切り換えられる弁体22bとを備えている。そして、切換弁22は、本実施の形態に示す一例において、主通路部14aの上流側とバイパス通路20の上流側接続部20aとの間に配置されている。また、主通路部14aの下流側とバイパス通路20の下流側接続部20bとは、常時連通した状態となっている。
また、内燃機関10には、吸気通路12から切換弁22の駆動部22aに吸気負圧を導入する負圧通路と、後述のECU32から入力される信号の状態に応じて負圧通路を開,閉する電磁弁(何れも図示せず)とが設けられている。
そして、内燃機関10が停止しているとき、及びECU32から電磁弁に開弁信号が出力されていないときには、内燃機関10の吸気負圧が切換弁22の駆動部22aに作用しないから、弁体22bは、図2に示すように通常位置に保持されている。この通常位置において、切換弁22は、排気通路14の主通路部14aを開放し、バイパス通路20を上流側接続部20aで閉塞している。
一方、ECU32から電磁弁に開弁信号が出力されたときには、内燃機関10の吸気負圧が負圧通路を介して切換弁22に作用し、これによって弁体22bがバイパス位置に切り換えられる。このバイパス位置において、切換弁22は、排気通路14の主通路部14aを上流側で閉塞し、バイパス通路20を開放する構成となっている。
そして、ECU32は、例えば触媒16,18の活性状態を温度等によって検出し、その検出結果に応じて切換弁22を駆動制御する。即ち、内燃機関10の冷間始動時等には、図3に示すように、切換弁22がECU32によってバイパス位置に切り換えられる。この結果、内燃機関10から排出される排気ガスは、排気通路14の途中でバイパス通路20に流入し、後述のNOx吸着材24に吸着される。
また、内燃機関10が適度に暖まってくると、図4に示すように、切換弁22がECU32によって通常位置に切り換えられる。この結果、内燃機関10から排出される排気ガスは、活性化した触媒16,18によって浄化される。
さらに、本実施の形態のシステムは、排気成分吸着材としてのNOx吸着材24と、大気成分吸着材としての水分・酸素吸着材26とを備えている。これらの吸着材24,26はバイパス通路20内に直列に設けられ、排気ガスの流れ方向に対してNOx吸着材24の下流側に水分・酸素吸着材26が配置されている。
ここで、NOx吸着材24は、例えばゼオライト系の材料からなり、本実施の形態に示す一例では、ゼオライトの一種(ZSM5)に鉄(Fe)をイオン交換した材料(Fe/ZSM5)によって形成されている。そして、NOx吸着材24は、バイパス通路20を流れる排気ガスを乾式処理し、これによって排気ガス中の特定成分(本実施の形態に示す一例では、NOx)を吸着、除去するものである。
また、NOx吸着材24は、一般に、水分を吸着することによってNOxの吸着能力が低下し易い。さらに、NOx吸着材24は、酸素と接触した状態で高温に晒されると、含有している鉄が酸化されることによって吸着能力が低下し易い。
このため、水分・酸素吸着材26は、例えば吸湿性と酸素吸着性とを有する材料からなり、本実施の形態に示す一例では、通気構造をもたせたセリア(CeO)等によって形成されている。そして、水分・酸素吸着材26は、内燃機関10が停止しているときに、NOx吸着材24と排気通路14の開放端14bとの間を遮断する位置に設けられている。即ち、水分・酸素吸着材26の位置は、切換弁22が通常位置にあるときに、排気通路14の開放端14bからバイパス通路20の下流側接続部20bを経由してNOx吸着材24に至る経路の途中となっている。
このため、本実施の形態のシステムは、内燃機関10の停止時に開放端14bから排気通路14内に大気が流入したとしても、この大気中に含まれる水分と酸素とを水分・酸素吸着材26によってNOx吸着材24の手前で吸着し、これらの有害成分からNOx吸着材24を保護する構成となっている。
一方、内燃機関10には、NOx吸着材24によって一旦吸着された後に脱離するNOxをバイパス通路20から吸気通路12に逃がすパージ通路28と、該パージ通路28を連通,遮断するパージ制御弁30とが設けられている。そして、パージ制御弁30は、内燃機関10の運転状態を制御するECU(Electronic Control Unit)32によって駆動され、必要に応じて開,閉される。
[実施の形態1の動作]
図2ないし図4は、本発明の実施の形態1のシステム動作を説明するための図である。
まず、内燃機関10が停止しているときには、その吸気負圧が切換弁22の駆動部22aに作用しないから、切換弁22は通常位置に保持されている。このため、バイパス通路20は、上流側接続部20aが切換弁22によって閉塞されている。また、下流側接続部20bは排気通路14を介して大気開放されている。
このとき、排気通路14内の圧力は大気圧と等しいから、図2に示す如く、開放端14bから排気通路14内に大気が流入し、その一部は矢示のように、下流側接続部20bを経由してバイパス通路20内に流れ込むことがある。また、内燃機関10を停止して間もない場合等には、排気通路14内に残っている排気ガスが大気と共に下流側接続部20bからバイパス通路20内に流れ込むこともある。
しかし、バイパス通路20内には、大気の流入方向に対してNOx吸着材24の手前に水分・酸素吸着材26が配置されている。このため、バイパス通路20内に流入した大気(及び残留排気ガス)は、その内部に含まれる湿気と酸素が水分・酸素吸着材26を通過するときに吸着され、乾燥した低酸素状態の空気となってNOx吸着材24の位置に到達する。このため、水分・酸素吸着材26は、大気中や残留排気ガス中に含まれる水分と酸素からNOx吸着材24を隔離、保護することができる。
この図2の説明は、本実施の形態の特徴部分となるものであり、これによって内燃機関10の停止時には、NOx吸着材24が大気中の水分を吸着したり、大気中の酸素を吸着(吸蔵)した状態となるのを防止することができる。従って、NOx吸着材24の性能低下を回避することができ、その吸着性能を安定的に発揮させることができる。しかも、例えば弁機構等のように作動不良の可能性がある可動部品を用いなくても、水分、酸素等の有害成分に対してNOx吸着材24の保護を十分に実現することができる。このため、排気浄化装置の信頼性や耐久性を向上させることができる。
次に、内燃機関10を運転するときのシステム動作について説明する。まず、内燃機関10が冷間始動されたときには、図3に示す如く、切換弁22がECU32によってバイパス位置に切り換えられる。この結果、内燃機関10から排出される排気ガスは、矢示のように、排気通路14の途中からバイパス通路20に流入してNOx吸着材24を通過し、その後に排気通路14に戻されて外部に排出される。
このため、冷間始動時には、まだ低温で未活性状態の触媒16,18が十分な浄化能力を発揮していなくても、排気ガス中に含まれるNOx等の未浄化成分はNOx吸着材24を通過するときに吸着され、大気中への排出を阻止される。また、この吸着動作時には、ECU32によってパージ制御弁30も閉弁状態に保持されている。
また、ECU32は、例えば触媒16,18の活性化を温度等によって検出したときに、図4に示す如く、切換弁22を通常位置に切り換える。この結果、排気ガスは触媒16,18によって浄化され、矢示のように、排気通路14から外部に放出される。さらに、ECU32は、適切なタイミングでパージ制御弁30(図1参照)を開弁し、NOx吸着材24から脱離してくるNOxをパージ通路28によって吸気通路12に還流させる。このNOxは、気筒内を通過した後に触媒16,18によって浄化される。
実施の形態2.
次に、図5及び図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
[実施の形態2の特徴部分]
本実施の形態のシステムは、実施の形態1における切換弁22、NOx吸着材24、水分・酸素吸着材26及びパージ通路28に代えて、切換弁40、NOx吸着材42、水分・酸素吸着材44、パージ通路46を備えている。
ここで、切換弁40は、実施の形態1とほぼ同様に、駆動部40aと弁体40bとによって構成されている。しかし、切換弁40は、排気通路14の主通路部14aの下流側とバイパス通路20の下流側接続部20bとの間に配置され、主通路部14aの上流側とバイパス通路20の上流側接続部20aとは、常時連通した状態となっている。
そして、切換弁40は、図6に示すように、内燃機関10の停止時、及び触媒16,18が活性化した通常運転時において、バイパス通路20を下流側接続部20bで閉塞する通常位置に保持される。また、切換弁40は、内燃機関10の冷間始動時において、主通路部14aを下流側で閉塞するバイパス位置に切り換えられる。
また、NOx吸着材42と水分・酸素吸着材44とは、それぞれ実施の形態1とほぼ同様の材料によって構成されている。しかし、両者の位置関係は排気ガスの流れ方向に対して実施の形態1と逆になっており、水分・酸素吸着材44はNOx吸着材42の上流側に配置されている。
従って、本実施の形態のシステム構成においても、水分・酸素吸着材44は、切換弁40が通常位置にあるときに、NOx吸着材42と排気通路14の開放端14bとの間を遮断する位置に設けられている。即ち、水分・酸素吸着材44の位置は、排気通路14の開放端14bからバイパス通路20の上流側接続部20aを経由してNOx吸着材42に至る経路の途中となっている。
このため、内燃機関10の停止時において、図6中の矢示のように、排気通路14内に大気が流入したとしても、水分・酸素吸着材44は、実施の形態1の場合とほぼ同様に、大気中に含まれる水分と酸素とをNOx吸着材42の手前で吸着、除去することができる。
実施の形態3.
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
[実施の形態3の特徴部分]
本実施の形態のシステムは、実施の形態1における水分・酸素吸着材26に代えて、水分・酸素吸着材50を備えている。ここで、水分・酸素吸着材50は、実施の形態1とほぼ同様の材料によって構成されている。しかし、水分・酸素吸着材50は、排気通路14の主通路部14aとバイパス通路20との合流部位(下流側接続部20b)よりも下流側となる位置で、排気通路14に設けられている。
このため、本実施の形態のシステムでも、内燃機関10の停止時に開放端14bから排気通路14内に流入する大気中の水分と酸素とを、水分・酸素吸着材50によってNOx吸着材24の手前で吸着、除去することができる。
しかも、水分・酸素吸着材50は、バイパス通路20の下流側接続部20bよりも下流側に配置されている。このため、内燃機関10の停止時には、切換弁22の位置や状態に関係なく、NOx吸着材24を上流側と下流側の両方で大気から遮断することができ、NOx吸着材24の性能低下をより確実に防止することができる。
なお、前記実施の形態1ないし3では、排気成分吸着材としてNOx吸着材24を用いることにより、排気ガス中に含まれるNOxを吸着する場合を例に挙げて述べた。しかし、本発明はこれに限らず、例えばHC、CO等の成分を吸着する排気成分吸着材に適用してもよく、さらにはこれらの成分(NOx、HC、CO)のうち2種類または3種類の成分を吸着する排気成分吸着材に適用してもよい。
また、各実施の形態では、NOx吸着材24として、ゼオライトの一種(ZSM5)に鉄(Fe)をイオン交換した材料(Fe/ZSM5)を用いる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、NOx吸着材24として、他のゼオライト系材料を用いてもよく、さらには、例えばPd/CeO等のセリア系材料や、ジルコニア系材料等を用いてもよい。
一方、各実施の形態では、大気成分吸着材として、水分・酸素吸着材26を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、大気成分吸着材によって、例えば水分と酸素のうち何れか一方の成分のみを吸着する構成としてもよく、さらにはこれらの成分以外の任意の成分を吸着する構成としてもよい。
また、各実施の形態では、大気成分吸着材として、セリア(CeO)を用いる構成としたが、本発明における大気成分吸着材の材料は、セリアに限るものではない。
さらに、各実施の形態では、流路切換手段として、ECU32により電磁弁を介して駆動する負圧作動式の切換弁22,40を用いる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、流路切換手段としては、例えばECU32により直接的に駆動される電磁式の切換弁を用いる構成としてもよい。
本発明の実施の形態1における内燃機関の排気浄化装置のシステム構成を説明するための図である。 内燃機関が停止しているときのシステム動作を示す図1中の部分拡大図である。 内燃機関が冷間運転している状態でのシステム動作を示す部分拡大図である。 内燃機関が通常運転している状態でのシステム動作を示す部分拡大図である。 本発明の実施の形態2における内燃機関の排気浄化装置のシステム構成を説明するための図である。 内燃機関が停止しているときのシステム動作を示す図5中の部分拡大図である。 本発明の実施の形態3における内燃機関の排気浄化装置のシステム構成を説明するための図である。
符号の説明
10 内燃機関
12 吸気通路
14 排気通路
14a 主通路部
14b 開放端
16,18 触媒
20 バイパス通路
20a 上流側接続部
20b 下流側接続部
22,40 切換弁(流路切換手段)
22a,40a 駆動部
22b,40b 弁体
24,42 NOx吸着材(排気成分吸着材)
26,44,50 水分・酸素吸着材(大気成分吸着材)
28,46 パージ通路
30 パージ制御弁
32 ECU

Claims (3)

  1. 内燃機関から排気ガスを排出するために上流側が内燃機関に接続され、下流側が開放端となった排気通路と、
    前記排気通路の一部である主通路部の上流側で前記排気通路から分岐し、前記主通路部の下流側で前記排気通路に合流するバイパス通路と、
    排気ガスの流路を前記排気通路の主通路部と前記バイパス通路との間で切り換える流路切換手段と、
    前記バイパス通路に設けられ、前記バイパス通路を流れる排気ガス中の成分を吸着する排気成分吸着材と、
    内燃機関が停止しているときに前記排気成分吸着材と前記排気通路の開放端との間を遮断する位置に設けられ、前記開放端から前記排気通路内に流入する大気中の成分を吸着する大気成分吸着材と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記排気成分吸着材はNOxを吸着するNOx吸着材であり、前記大気成分吸着材は水分を吸着する水分吸着材である請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気成分吸着材はNOxを吸着するNOx吸着材であり、前記大気成分吸着材は酸素を吸着する酸素吸着材である請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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