JP4915242B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
前記主排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒の下流において前記主排気通路から分岐し、分岐点の下流において再び前記主排気通路に合流するバイパス通路と、
前記バイパス通路に配置され、排気ガスに含まれる未浄化成分を吸着する吸着材と、
前記バイパス通路から分岐し、前記触媒の上流に接続されるリターン通路と、
前記触媒を通過した排気ガスの流路の形態を、そのまま主排気通路を通して大気中へ排出する通常の流路形態から他の流路形態に切り替える流路切替手段と、
前記流路切替手段を制御する制御手段とを備え、
前記流路切替手段は、前記他の流路形態として、前記触媒を通過した排気ガスの一部を前記主排気通路から前記バイパス通路に導入し、前記吸着材を通過させた後に前記リターン通路を介して前記触媒の上流に還流させる第1流路形態と、前記触媒を通過した排気ガスの少なくとも一部を前記主排気通路から前記バイパス通路に導入し、前記吸着材を通過させた後に再び前記主排気通路に戻して大気中へ放出する第2流路形態とを選択可能であり、
前記吸着材は、水分の吸着に適した水分吸着材と、NOxの吸着に適したNOx吸着材とからなり、前記第2流路形態において排気ガスの流れの方向の上流側に前記水分吸着材が配置され、下流側に前記NOx吸着材が配置されており、
前記制御手段は、前記NOx吸着材にNOxを吸着させる場合には、前記第2流路形態を選択するように前記流路切替手段を制御し、前記NOx吸着材に吸着されたNOxをパージする場合には、前記第1流路形態を選択するように前記流路切替手段を制御し、その後、前記NOx吸着材の温度がNOx完全脱離温度に達したと判断された場合に、前記第1流路形態から前記第2流路形態に切り替わるように前記流路切替手段を制御し、その後、前記水分吸着材および前記NOx吸着材の温度が水分完全脱離温度に達したと判断された場合に、前記通常の流路形態を選択するように前記流路切替手段を制御することを特徴とする。
前記主排気通路は、前記分岐点側の、前記主排気通路と前記バイパス通路との接続部において、当該主排気通路の下流方向に先細りとなるように形成されていることを特徴とする。
前記炭化水素吸着材は、前記第2流路形態において前記吸着材の上流に配置されることを特徴とする。
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1における排気浄化装置を備える内燃機関システムの構成を説明するための図である。図1に示す内燃機関10は、筒内に空気を取り込むための吸気通路12と、筒内から排出された排気ガスが流れる排気通路とを備えている。本実施形態の排気通路は、筒内から排気ガスを排出するための主排気通路14と、後述する第1バイパス通路18および第2バイパス通路20とを備えている。主排気通路14には、排気ガスを浄化可能な触媒16が配置されている。
図2は、本発明の実施の形態1のシステム動作を説明するための図である。尚、以下、図2(A)乃至(C)を参照して、第2バイパス通路20上に配置された水分吸着材32およびNOx吸着材34に対して行う動作について説明することとする。また、第1バイパス通路18上に配置された炭化水素吸着材24に対して行う動作については、第2パージ動作が実行されないという点を除き、水分吸着材32等に対して行う動作と同様であるため省略するものとする。
先ず、図2(A)を参照して、内燃機関10の冷間始動時に筒内から排出される排気ガスの未浄化成分(NOx)を上記NOx吸着材34に吸着させるために行われる動作について説明する。
先ず、図2(B)を参照して、冷間時に水分吸着材32およびNOx吸着材34にそれぞれ吸着された水分とNOxをそれらの吸着材34等からパージ(脱離)させるための第1パージ動作について説明する。
第1パージ動作は、触媒16が活性化した後のタイミング等に、図2(B)に示すように、第2バイパス通路20を閉塞する状態に第2切替バルブ30を制御し、かつ、第2パージ制御バルブ38を開いた状態で開始される。このような第1パージ動作によれば、筒内から排出された排気ガスの一部が、内燃機関10の吸気通路12に生じている負圧を利用して、主排気通路14から第2合流部20bを通過して第2バイパス通路20に導入される。
第2パージ動作は、NOx吸着材34の温度が上記のNOx完全脱離温度に達したと判断された時点で、図2(B)に示す状態から図2(A)に示す状態となるように、切替バルブ30や第2パージ制御バルブ38の調整によって流路形態が切り替えられた状態で実行される動作である。このような第2パージ動作によれば、上述した吸着動作時と同様の流路形態が採用されるので、内燃機関10の始動後に段々温まってきた排気ガスの全部が、主排気通路14から第2分岐部20aを通過して第2バイパス通路20に導入されることになる。
[実施の形態2の特徴的な構成]
次に、図4乃至図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2における排気浄化装置の特徴部分を表した図である。尚、図4において、上記図1に示す構成要素と同一の要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。また、図4においては、第2バイパス通路20よりも上流側の構成の図示を省略している。
図5は、本発明の実施の形態2のシステム動作を説明するための図である。尚、以下、図5(A)乃至(C)を参照して、第2バイパス通路20上に配置された水分吸着材32およびNOx吸着材34に対して行う動作について説明することとする。
本実施形態における吸着動作は、図5(A)に示すように、内燃機関の冷間始動時に、主排気通路14を閉塞する状態に第2切替バルブ30を制御し、かつ、主排気通路14を開放する状態に第3切替バルブ62を制御した状態にして開始される。また、この吸着動作時には、第2パージ制御バルブ38についても閉弁状態に制御される。
第1パージ動作は、触媒16が活性化した後のタイミング等に、図5(B)に示すように、主排気通路14と第2バイパス通路20とがそれぞれ開放されるように半開きの開度に第2切替バルブ30を制御し、かつ、主排気通路14を閉塞する状態に第3切替バルブ62を制御した状態で開始される。また、この第1パージ動作時には、第2パージ制御バルブ38は開弁状態に制御される。
また、本実施形態においても、上述した実施の形態1と同様に、第2パージ動作が、NOx吸着材34の温度が上記のNOx完全脱離温度に達したと判断された時点で実行される。より具体的には、第2パージ動作は、図5(B)に示す状態から図5(A)に示す状態となるように、第2切替バルブ30、第3切替バルブ62、および第2パージ制御バルブ38の調整によって流路形態が切り替えられた状態で実行される。
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3における排気浄化装置の特徴部分を表した図である。尚、図7において、上記図1に示す構成要素と同一の要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。ここでは、主排気通路70を迂回する第1バイパス通路72を例にとって説明する。
12 吸気通路
14 主排気通路
16、74 触媒
18、72 第1バイパス通路
18a、72a 第1分岐部
18b、72b 第1合流部
20 第2バイパス通路
20a 第2分岐部
20b 第2合流部
22 第1切替バルブ
24 炭化水素吸着材
26 第1リターン通路
28 第1パージ制御バルブ
30 第2切替バルブ
32 水分吸着材
34 NOx吸着材
36、60 第2リターン通路
38 第2パージ制御バルブ
50 ECU(Electronic Control Unit)
62 第3切替バルブ
70 主排気通路
70a 端部
Claims (6)
- 内燃機関から排出された排気ガスが流れる主排気通路と、
前記主排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒の下流において前記主排気通路から分岐し、分岐点の下流において再び前記主排気通路に合流するバイパス通路と、
前記バイパス通路に配置され、排気ガスに含まれる未浄化成分を吸着する吸着材と、
前記バイパス通路から分岐し、前記触媒の上流に接続されるリターン通路と、
前記触媒を通過した排気ガスの流路の形態を、そのまま主排気通路を通して大気中へ排出する通常の流路形態から他の流路形態に切り替える流路切替手段と、
前記流路切替手段を制御する制御手段とを備え、
前記流路切替手段は、前記他の流路形態として、前記触媒を通過した排気ガスの一部を前記主排気通路から前記バイパス通路に導入し、前記吸着材を通過させた後に前記リターン通路を介して前記触媒の上流に還流させる第1流路形態と、前記触媒を通過した排気ガスの少なくとも一部を前記主排気通路から前記バイパス通路に導入し、前記吸着材を通過させた後に再び前記主排気通路に戻して大気中へ放出する第2流路形態とを選択可能であり、
前記吸着材は、水分の吸着に適した水分吸着材と、NOxの吸着に適したNOx吸着材とからなり、前記第2流路形態において排気ガスの流れの方向の上流側に前記水分吸着材が配置され、下流側に前記NOx吸着材が配置されており、
前記制御手段は、前記NOx吸着材にNOxを吸着させる場合には、前記第2流路形態を選択するように前記流路切替手段を制御し、前記NOx吸着材に吸着されたNOxをパージする場合には、前記第1流路形態を選択するように前記流路切替手段を制御し、その後、前記NOx吸着材の温度がNOx完全脱離温度に達したと判断された場合に、前記第1流路形態から前記第2流路形態に切り替わるように前記流路切替手段を制御し、その後、前記水分吸着材および前記NOx吸着材の温度が水分完全脱離温度に達したと判断された場合に、前記通常の流路形態を選択するように前記流路切替手段を制御することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記第1流路形態において前記吸着材を通過する排気ガスの流れの方向と、前記第2流路形態において前記吸着材を通過する排気ガスの流れの方向とは同方向であることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記第1流路形態は、前記触媒を通過した後の前記主排気通路を流れる排気ガスの一部を前記分岐点よりも下流側の合流部から前記バイパス通路に導入し、前記吸着材を通過させた後に前記リターン通路を介して前記触媒の上流に還流させるものであって、
前記主排気通路は、前記分岐点側の、前記主排気通路と前記バイパス通路との接続部において、当該主排気通路の下流方向に先細りとなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 排気ガスに含まれる炭化水素を吸着する炭化水素吸着材を更に備え、
前記炭化水素吸着材は、前記第2流路形態において前記吸着材の上流に配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記リターン通路は、内燃機関の吸気通路に接続されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記主排気通路上における前記バイパス通路との前記分岐点と合流点との間、および前記合流点より下流の前記主排気通路上の少なくとも一方に、排気ガスを浄化可能な触媒を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の内燃機関の排気浄化装置。
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