JP2008265241A - インクジェット記録装置及び記録ヘッド回復方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 次の記録の際に使用しないインクのための不要な回復動作を省き、無駄なインク消費や、回復動作にかかる時間を削減する。
【解決手段】 記録前の処理において、記録を行う際に使用されるノズル列のみ回復動作を行う。Bk、C、M及びYのインクを備える記録装置において、Bkインクのみ使用して記録を行う場合は、Bk用のノズル列についての回復要求にのみ従う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクを吐出する記録ヘッドにより画像を記録するインクジェット記録装置及びその記録ヘッドの回復方法に関するものである。
インクジェット記録装置(以下、単に記録装置とも言う)は、記録ヘッドからインクを吐出することによって記録媒体としての紙などに文字などの画像を記録する。しかし、インクが乾燥してその記録ヘッドのノズルの吐出口に詰まっていたり、ノズルの吐出口付近に増粘したインクが溜まったりしていると、正確なインク液滴の吐出ができず画像不良を生じる。この対策として、従来の記録装置では、記録ヘッドのインク吐出状態を正常な状態に回復するために画像の記録を開始する直前にポンプの駆動により、記録ヘッドのインク吐出口からインクを吸引するインク吸引動作を行っている。さらに、記録する前に予め吐出口付近のインクを吐出により排出する予備吐出動作、記録終了時や記録中にワイパーで記録ヘッドの表面(吐出口面)に付着した紙粉、塵、インクかすなどのゴミを拭い取るワイピング動作などのインク吐出回復動作を行っている。また、記録ヘッドのノズルにあるインクの乾燥を防止するために、記録ヘッドの表面にキャップを被せるキャッピングも行っている。このように、記録する前にインク吐出回復動作を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
これらの予備吐出動作や吸引動作などは、ユーザが任意にパソコンや記録装置本体の操作パネルから実施することが可能である。一方、記録装置は、記録命令が来たときには、前回吸引動作を実施した時間からの経過時間を算出し、その経過時間に応じて、吸引動作の実施の有無や吸引動作の種類を決めたりしている。一般的には、前回吸引してからの経過時間が長いほど、インクが蒸発してしまい、設計時のインク粘度や、濃度とは異なっている場合がある。また、インクの固着が懸念されたり、ヘッド内を流れるインク流路内の気泡が大きくなっていたりする場合がある。そのため、前回吸引してからの経過時間が長いほど、吸引動作で吸引されるインク量を多くすることがある。また吸引されるインク量を多くすること以外にも、吸引ポンプを断続的に動かし、吸引動作を複数回に分けて実施するようにし、前回吸引を実施してからの経過時間が長ければ長いほどその回数を増やすことがある。また、吸引動作のために駆動するポンプ速度を速くして、記録ヘッドのインク吐出口にかかる圧力のかかる速度を速めたりすることがある。
ところで、従来の記録装置において、記録媒体の種類によって、最適なインク打ち込み量、最適なインク打ち込み速度(記録パス数)、最適な画像処理が割り当てられるよう、異なる記録モードが用意された構成が知られている。また同一の記録媒体においても、複数種類の記録モードをユーザの選択に応じて択一的に実行可能とした構成が知られている。例えば、この記録モードとして、インク消費量の少ない「エコノミーモード」、記録スピードが速い「ハイスピードモード」、適度なスピードで適度な画質の「ハイクォリティーモード」、高画質で画像のきれいな「きれいモード」などがある。
これら記録媒体の種類の選択や記録モードの選択それぞれで、最適なインク打ち込み量、記録パス数、画像処理が選ばれるだけでなく、複数のインクから使用されるインクが決められる。
また、使用されるインクの種類は、記録媒体の種類と画質の違いだけで決まるのではない。例えば、記録装置に接続されたメモリカードなどの記録カード内のデータについて記録しようとした場合と、記録装置に接続されたカメラから記録命令が出された場合とでも異なる。また、ユーザの選択によってモノクロでの記録が指定された場合や、データ内にカラーデータが含まれない場合に、ブラック(Bk)インクのみを使用することが決まる場合もある。さらには、スキャナと一体となった記録装置又は一体ではなくてもスキャナと接続された記録装置は、スキャナで読み取った画像をすぐに出力するようなコピー機としての使用をする場合に、モノクロでの記録をするかカラーでの記録をするか選択可能である。モノクロでの記録又はカラーでの記録により、使用するインクの種類や記録速度が異なり、それぞれ、最適な画質と記録スピードが実現されるように最適化されている。
また、従来の記録装置は、記録命令がくると、前回吸引動作をしてからの経過時間、インクタンク脱着、記録ヘッド脱着、エラーなどに起因する回復動作要求が出されているかを確認し、回復動作要求がある場合には記録前に回復動作を実施する。
インクタンクを複数有し、記録ヘッドの吐出口を複数のグループに分けてそのグループ毎にキャッピングや吸引動作を実施できる構成の記録装置では、上記のような、前回吸引動作をしてからの経過時間などに起因する回復動作はそれぞれ個別に要求が出される。例えば、記録ヘッドの吐出口が、グループ1にBk、グループ2にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)と分かれていた場合、ある時、グループ1、グループ2を同時に吸引動作を実施したとする。このような場合、次の記録前に吸引動作が必要となる経過時間をグループ毎に設定することができる。グループ1は前回吸引動作を実施してから100時間経過した後に記録を行う場合に記録前の吸引動作を行い、グループ2は前回吸引動作を実施してから200時間経過した後に記録を行う場合に記録前の吸引動作を行う。このような閾値が設定されていると、ある時グループ1とグループ2で同時に吸引動作を実施していても、その吸引動作から150時間経過後に記録を行う場合、(それまでに他の理由で吸引動作を実施していなければ)グループ1のみ吸引動作が実施される。また、ある時Cのインクタンクが長時間外されていた場合に、その後Cのインクタンクが装着され、記録命令を出すと、Cの属するグループに吸引動作の要求が出される。このため、もし前回の吸引動作からの経過時間が100時間未満であれば、グループ2のみ吸引動作が実施される。このように、吸引などの回復動作の要求は、独立に動作可能なグループ単位で出されている。
特開2002−137417号公報
しかし、記録前に回復動作を実施する際、記録命令としての記録データの種類にはよらずに、その時点で要求が出ているグループについての回復動作を行う。つまり、例えば、グループ2のみに吸引動作の要求が出ている場合に、グループ1のBkインクのみ使用する記録命令を受信しても、グループ2の吸引動作が実施される。このため、記録に必要の無いインクが無駄に消費され、余計な待ち時間がかかるという場合があった。
また、写真画像の記録を行う場合にグループ2のC、M、Yのインクしか使わない記録装置では、写真ばかりを偏って記録するユーザが記録する際に使用するのは、グループ2のインクばかりとなる。しかし、前回吸引動作からの経過時間に基づいて吸引が行われる場合の閾値となる経過時間が、上記例のように、グループ1は100時間、グループ2は200時間であれば、このユーザは100時間以上経過毎にグループ1の回復動作を記録前に行う。こうして、前回吸引からの経過時間による吸引動作以外の他の理由による吸引動作の要求がなかった場合、使用しないBkインクの消費と不要な待ち時間が発生することになっていた。
このように、従来のインクジェット記録装置の構成では、記録開始直前に選択されている記録モードに関係なく、インク吸引動作乃至予備吐出動作を実行するため、無駄なインクの消費と不要な待ち時間が発生していた。
そこで、本発明は、無駄なインクの消費と不要な待ち時間を発生させることなく、回復動作を実行可能なインクジェット記録装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するための本発明は、複数種類のインクに対応した複数のノズル列を複数のグループに分割して備え、前記複数種類のインクを選択的に用いて記録を行う記録ヘッドと、前記複数のグループ毎に前記ノズル列に対して回復動作を行う回復手段とを備えたインクジェット記録装置であって、
前記複数のグループ毎に、前記回復手段による回復動作を行ってから記録時までの経過時間を計測する計測手段と、
記録を行う際の記録情報に基づいて、記録時に使用するノズル列のグループを判断する判断手段と、
前記判断手段により記録時に使用すると判断されたグループについての前記計測手段により計測された経過時間と、前記複数のグループ毎に設定された予め定められた対応する閾値とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に従って、前記判断手段により記録時に使用すると判断されたグループのノズル列について前記回復手段の動作を制御する制御手段と、
を有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
また、上記問題を解決するための別の本発明は、複数種類のインクに対応した複数のノズル列を複数のグループに分割して備え、前記複数種類のインクを選択的に用いて記録を行う記録ヘッドと、前記複数のグループ毎に前記ノズル列に対して回復動作を行う回復手段とを備えたインクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法であって、
前記複数のグループ毎に、前記回復手段による回復動作を行ってから記録時までの経過時間を計測する計測工程と、
記録を行う際の記録情報に基づいて、記録時に使用するノズル列のグループを判断する判断工程と、
前記判断工程により記録時に使用すると判断されたグループについての前記計測工程により計測された経過時間と、前記複数のグループ毎に設定された予め定められた対応する閾値とを比較する比較工程と、
前記比較工程による比較結果に従って、前記判断工程により記録時に使用すると判断されたグループのノズル列について前記回復手段の動作を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする記録ヘッド回復方法である。
本発明により、ユーザが記録を行う際に使用されるインクに応じて、最適な回復動作が行われるため、その時に使用しないインクについての不要な回復動作による、待ち時間を減らし、また、余計なインク消費を減らす効果がある。
以下に図面を参照してさらに詳細な説明を行う。
なお、この明細書において、「記録」(以下、「プリント」とも称する)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
また、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理に供され得る液体を表すものとする。インクの処理としては、例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固又は不溶化させることが挙げられる。
<インクジェット記録装置>
図2は、本発明に係るインクジェット記録装置の一例の外観を示す。
図2は、例えば、フォトダイレクトプリントも可能なフォトダイレクトプリンタ(以下、プリンタともいう)1の外観を示す斜視図である。フォトダイレクトプリントとは、パーソナルコンピュータ(PC)等を介することなく、メモリカードに格納される画像データ、あるいは、デジタルカメラ、携帯電話等からの画像データに基づいて直接的に記録媒体の記録面に対し画像等を形成することをいう。
プリンタ1は、PCから画像データを受信して記録する通常のPC用プリンタとしての機能を備えている。さらに、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読み取りそのデータに基づいて記録する機能、或いはデジタルカメラ等からの画像データを直接受信しそのデータに基づいて記録する機能を備えている。
プリンタ1のケーシングにおける上部右側部分には、各種キースイッチ等を備える操作パネル201(図4参照)が設けられている。
ケーシングにおける操作パネル201より背面側には、ビューワ(液晶表示部)205が設けられている。ビューワ205は、このプリンタ本体に着脱可能に設けられ、例えば、PCカード(不図示)に記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するとき、使用される。
また、そのケーシングにおける上部左側部分における操作パネル201に対向する部分には、カードスロット204が設けられている。カードスロット204には、数種類のメモリカードを着脱可能なアダプタが挿入される。これにより、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データが後述するプリンタ1の画像処理部に直接取り込まれ、プリンタ1によりその画像データに基づいて記録をすることができる。このメモリカードとしては、例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(商標)、メモリースティック(登録商標)等がある。
カードスロット204に隣接して端子203が設けられている。端子203は、後述するデジタルカメラのケーブル245を接続するための端子である。プリンタ1の上部左側の背面には、PC240を接続するためのUSBバスコネクタ212(図13参照)が設けられている。
図3は、デジタルカメラ242がプリンタ1の端子203を介して接続される状態を示す。
ケーブル245は、プリンタ1の端子203と接続されるコネクタ246と、デジタルカメラ242の接続用コネクタ248と接続するためのコネクタ247とを備えている。
デジタルカメラ242は、例えば、内部のメモリに保存している画像データを、接続用コネクタ248を介して出力可能に構成されている。なお、デジタルカメラ242の構成としては、内部に記憶手段としてのメモリを備えるものや、上述したような取外し可能なメモリカードを装着するためのスロットを備えたものなど、種々の構成を採用することができる。
したがって、PC240を介することなく、ケーブル245を介してプリンタ1とデジタルカメラ242とを電気的に接続することにより、デジタルカメラ242からの画像データに基づいてプリンタ1で直接的に記録することができる。
操作パネル201は、図4に示されるように、液晶表示部202、カーソルキー213、モードキー206、記録開始キー209及び記録中止キー210を含んで構成されている。
液晶表示部202には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここで、表示される項目としては、「開始/指定」の項目として、通し番号が割り振られた写真のうち、記録したい写真が連続してある場合の先頭の番号、又は記録したい写真の番号がある。また、「終了」の項目として、記録したい写真が連続してある場合の最後の番号がある。また、記録部数についての「部数」、使用する記録媒体の種類についての「用紙種類」、1枚の記録媒体に記録する写真の枚数を指定する「レイアウト」、記録画質である品位についての「品位」がある。さらに、写真を撮影した日付の記録を行うか否かを指定する「日付印刷」、写真を補正して記録するか否かを指定する「画像補正」、記録枚数を指定する「用紙枚数」等がある。これら各項目は、カーソルキー213を用いて選択或いは指定される。
モードキー206が押下される毎に、記録の種類(インデックス記録、全コマ記録、1コマ記録等)が切り替えられる。この操作に応じて対応するLED207が点灯される。モードキー206に隣接して設けられるメンテナンスキー208は、後述する記録ヘッド11のクリーニング等、プリンタ1のメンテナンスを行うモードに入る際等に押下される。記録開始キー209は、記録の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。記録中止キー210は、記録を中止させる時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下される。
また、図3に示されるように、プリンタ1にデジタルカメラ242が接続された場合、操作パネル201の液晶表示部202には、図5に示されるように、カメラマーク211のみが表示される。
その際、操作パネル201における表示及び操作が無効になり、又ビューワ205への表示も無効になる。したがって、これ以降はデジタルカメラ242におけるキー操作及びデジタルカメラ242の表示部(不図示)への画像表示のみが有効になるのでユーザはそのデジタルカメラ242を使用することにより、記録を行う際の選択或いは指定を行うことができる。
<記録ユニット本体部>
図6は、プリンタ1内部の全体構成の一例を示す。また、図7は、図6における矢印Aの示す側面の方向から見た、プリンタ1の全体構成の一例を示す。
図6及び図7において、記録ユニット本体1は、複数種類のインクを吐出し記録動作を行う記録ヘッド11及びインクタンク12が着脱可能に搭載されるキャリッジ13を含んでなる記録部を備えている。また、キャリッジ13を移動可能に案内支持するガイドシャフト14と、ガイドシャフト14と互いに平行に配されキャリッジ13を移動可能に支持するガイドレール15を備えている。また、キャリッジ13の下方側に配され所定の記録媒体Paを記録ヘッド11の記録位置まで搬送するとともに、記録された記録媒体Paを外部に排出する記録媒体搬送部を備えている。また、記録媒体Paを記録媒体搬送部に供給する給紙部を備えている。また、ガイドシャフト14、ガイドレール15、及び記録媒体搬送部を支持するシャーシ10を備えている。さらに、シャーシ10の底部の全体を支持するベース72と、記録ヘッド11のノズル目詰まり防止やインクタンク12を交換する時に使用する回復ユニット36とを主な要素として備えている。
キャリッジ13は走査レール75(図6参照)と係合するための軸受け部112(図8参照)を有している。キャリッジ13には、シャーシ10に支持されるガイドシャフト14に対し略平行に配されるキャリッジベルト16が連結されている。キャリッジベルト16は、シャーシ10に回動可能に支持される一対のアイドラプーリ20に巻装されている。一方のアイドラプーリ20は、キャリッジモータ17の出力軸に連結されている。キャリッジモータ17は後述する制御ブロックにより制御される。
また、不図示のCRエンコーダセンサと協働してキャリッジ13の位置を検出するためのリニアスケール18がガイドシャフト14に略平行に設けられている。
さらに、シャーシ10の背面側には、制御部をまとめる制御基板301が設けられている。
<給紙部>
シャーシ10の背面側には、記録媒体Paを記録媒体搬送部に供給する給紙部が設けられている。給紙部は、後述する圧板41上に複数枚積載された記録媒体Paから記録動作ごとに1枚ずつ記録媒体Paを引き出し記録媒体搬送部に送る役割を持つ。
給紙部は、記録媒体Paを積載し記録動作時に1枚ずつ供給するメインASF(Automatic Sheet Feeder)37と、メインASF37の土台となるASFベース38を備えている。また、積載された記録媒体Paの最上端に当接し搬送を行う給紙ローラ39と、複数枚の記録媒体Paが同時に搬送されないように1枚ずつに分離する分離ローラ(不図示)を備えている。また、メインASF37内に所定の勾配の傾斜をもって設けられ積載された記録媒体Paの最上端部を給紙ローラ39の外周面の方向に付勢するための圧板41を備えている。さらに、圧板41上に任意の記録媒体Paの幅寸法で移動又は固定可能に設けられ記録媒体Paの積載位置を規制するサイドガイド42と、メインASF37からの記録媒体Paの給紙方向を一方向に規制するASFフラップ44とを主な要素として備えている。
また、給紙動作時に給紙ローラ39と分離ローラのニップ部より先に進んでしまった記録媒体Paの先端を所定位置まで戻すための戻し爪(不図示)と、ASF遊星ギア49とするリフト入力ギア50を備えている。また、リフト入力ギア50からの動力を減速しつつ伝達するリフト減速ギア列51等を備えている。
さらに、給紙ローラ39よりも下流側部分には、ピンチローラホルダ23等をリフトさせるリフトカム軸58と、リフトカム軸58に直結したリフトカムギア52、ガイドシャフト14を片寄せに付勢するためのガイドシャフトばね55を備えている。また、ガイドシャフトギア(不図示)のカムが摺動するガイド斜面56と、給紙された記録媒体Paの先端を用紙搬送部における紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部へガイドするための通紙ガイド70とを備えている。
かかる構成において、給紙動作開始でASFモータ(不図示)が作動状態とされ、その出力軸が順方向に回転し、これにより、その出力された動力がギア列を経て圧板41を保持しているカムを回転させる。その回転により圧板ばね(不図示)の作用により、圧板41は、給紙ローラ39方向に付勢される。同時に、給紙ローラ39は記録媒体Paを搬送する方向に回転せしめられるので積載された記録媒体Paのうち1番上の記録媒体Paの搬送が開始される。以上のような動作により、記録媒体Paが1枚だけ記録媒体搬送部に搬送される。
その際、給紙ローラ39と記録媒体Pa間の摩擦力及び記録媒体Pa同士の摩擦力の条件により、複数枚の記録媒体Paが同時に搬送されてしまう虞がある。
しかし、給紙ローラ39に圧接され、記録媒体搬送方向と逆方向に所定の戻り回転トルクを持った分離ローラが作用することにより、分離ローラは、最も給紙ローラ39側にある記録媒体Pa以外のものを元の圧板41上に押し戻す働きをする。一方、ASF給紙動作終了時には、カムの動作により分離ローラは給紙ローラ39との圧接状態を解除され、所定の距離、離間される。かかる場合、確実に圧板41上の所定位置まで記録媒体Paを押し戻すように戻し爪(不図示)が回転することにより、戻し爪が上述のようなその役割を果たすこととなる。
なお、メインASF37から1枚の記録媒体Paが搬送されて行く場合、記録媒体Paの先端は、ASFフラップばねで給紙経路を妨げる方向に付勢されているASFフラップ44に当接するが、ASFフラップ44を押し退けて通過する。
また、記録媒体Paの記録動作が終了し、記録媒体Paの後端がASFフラップ44上を通過するとき、ASFフラップ44は、元の付勢状態に戻って給紙経路が閉ざされるので、記録媒体Paが逆方向に搬送されてもメインASF37側に戻ることはない。
<記録媒体搬送部>
記録媒体搬送部は、ASFフラップ44の下流側端部近傍に配され給紙部からの記録媒体Paを搬送する紙送りローラ21と、紙送りローラ21に押圧されて従動するピンチローラ22を備えている。また、ピンチローラ22を回転可能に保持するピンチローラホルダ23と、ピンチローラ22を紙送りローラ21に圧接するピンチローラばね24を備えている。さらに、紙送りローラ21の端部に連結され紙送りローラ21を駆動するためのLFモータ26と、排紙部とを主な要素として備えている。
紙送りローラ21の一方の端部には、紙送りローラプーリ25が固定されており、また、紙送りローラ21の回転角度を検出するためのコードホイール27が設けられている。ピンチローラ22の中心は、紙送りローラ21中心に対して、第1排紙ローラ30に近づく方向の若干のオフセットを持って取り付けられている。紙送りローラ21よりも下流側部分には、記録ヘッド11に対向して記録中及び記録後の記録媒体Paの記録面を平坦面となるように記録媒体Paを支えるプラテン29が設けられている。
プラテン29が設けられる部分よりもさらに下流側には、排紙部が設けられている。
その排紙部は、紙送りローラ21と協働して記録された記録媒体Paを搬送するための第1排紙ローラ30と、第1排紙ローラ30の下流側に離隔して設けられた第2排紙ローラ31を備えている。また、第1排紙ローラ30に対向して配され記録中又は記録後の記録媒体Paを保持する第1拍車列32と、第2排紙ローラ31と対向して配され記録された記録媒体Paを保持する第2拍車列33を備えている。さらに、第1拍車列32及び第2拍車列33を回転可能に保持する拍車ベース34とを備えている。
かかる構成において、上述の給紙部から搬送された記録媒体Paは、その進行方向の先端が紙送りローラ21とピンチローラ22のニップ部とに向くように搬送される。その記録媒体Paが挿入される接線方向角度は、水平より若干傾いている。よって、記録媒体Paの進行方向の先端が的確にそのニップ部にガイドされるように、ピンチローラホルダ23と通紙ガイド70とにより形成される経路で角度を付けて記録媒体Paが搬送されることとなる。
また、メインASF37によって搬送された記録媒体Paは、停止状態の紙送りローラ21のニップ部に突き当てられる。この時、所定通紙経路長よりもやや長い距離分をメインASF37で搬送することにより、給紙ローラ39と紙送りローラ21との間で記録媒体Paのループが形成される。このループが真っ直ぐに戻ろうとする力で記録媒体Paの進行方向の先端が紙送りローラ21のニップに押圧されるので、記録媒体Paの先端が紙送りローラ21に倣って平行になり、いわゆるレジストレーション取り動作が完了する。
レジストレーション取り動作完了後、紙送りローラ21に連結されるLFモータ26が作動状態とされる場合、記録媒体Paが下流側方向(第1排紙ローラ30に向けて進行していく方向)に移動せしめられる。その後、給紙ローラ39への駆動力の伝達が一旦切断されるので、給紙ローラ39は、記録媒体Paと連れ回りするようになる。
この時点で、記録媒体Paは、紙送りローラ21及びピンチローラ22のみで搬送されるようになる。記録媒体Paは、所定改行量毎に下流側に向けて前進し、プラテン29に設けられたリブに沿って移動せしめられる。記録媒体Paにおける進行方向の先端は、漸次、第1排紙ローラ30及び第1拍車列32と、第2排紙ローラ31及び第2拍車列33に掛かる。
その際、第1排紙ローラ30及び第2排紙ローラ31の周速は紙送りローラ21の周速とほぼ等しく設定され、かつ、第1排紙ローラ30及び第2排紙ローラ31は紙送りローラ21からギア列を介して連動されるので同期して回転する。これにより、記録媒体Paは弛んだり引っ張られたりすることなく搬送され排紙されることとなる。
<記録部>
記録部は、記録ヘッド11と、記録ヘッド11を搭載して記録媒体の搬送方向に対し略直交する方向に走査されるキャリッジ13とを主な要素として備えている。キャリッジ13は、上述したガイドシャフト14と、シャーシ10の一部であるガイドレール15とによって移動可能に支持されている。キャリッジ13は、上述したように、キャリッジモータ17が作動状態とされる場合、往復走査される。
記録ヘッド11は、プラテン29及び搬送される記録媒体Paの記録面に対向する部分に、複数種類のインクを吐出する吐出口形成面を有している。また、吐出口形成面には、複数種類のインクに対応した複数のノズル列が設けられている。前記複数種類のインクを選択的に用いてこれらの複数のノズル列からインクを吐出させることにより記録を行う。各ノズル列は、記録ヘッド11の内部に形成される複数のインク流路に連通している。複数のインク流路は、インクタンク12の各インク貯留部の内部と接続されている。
図10は、本実施例に用いた記録ヘッドの吐出口形成面(カラー用吐出口面11a、顔料Bk用吐出口面11b)の部分を示す。各色(顔料ブラック、フォトブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)の各ノズル列IBA、CA、HBA、YA、MAが、矢印で示される方向、即ち、キャリッジ13の走査方向に対して略垂直に所定の間隔で配置されている。ここでは、IBAを第1のグループ、CA、HBA、YA、MAを第2のグループに分割している。また、ここでは、フォトブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクは染料インクを用いている。
なお、記録ヘッド11のノズル列の構成及び使用されるインクの種類は、特にこれに限定されるものではない。
各ノズルには、インク吐出用アクチュエータが配される。インク吐出用アクチュエータとしては、電気−熱変換素子による液体の膜沸騰圧力を利用したものや、ピエゾ素子等の電気−圧力変換素子などが用いられる。記録ヘッド11には、フレキシブルフラットケーブル73を介してヘッドドライバ307が電気的に接続されている。
かかる構成において、記録ヘッド11に、フレキシブルフラットケーブル73を介してヘッドドライバ307の信号が伝達されることにより、記録ヘッド11は、供給される画像データに応じたインク滴を吐出し記録動作を行うことが可能となる。
また、リニアスケール18をキャリッジ13に搭載されたキャリッジ(CR)エンコーダセンサ19によって読み取ることにより得られる適切なタイミングで、記録ヘッド11は、記録媒体Paの記録面に向けてインク滴を吐出することができる。
このようにして、記録ヘッド11による1ライン分の記録が終了するとき、記録媒体搬送部により、必要量だけ記録媒体Paを搬送する。この動作を繰り返して実施することにより、記録媒体Paの全記録領域にわたる記録動作が可能となる。
<記録ヘッドメンテナンス部>
記録ヘッドメンテナンス部は、記録ヘッド11のノズルの目詰まり防止する役割、紙粉等による汚れを解消する役割、あるいはインクタンク12を交換する際のインク吸引用としての役割を担っている。図8は、図6に示されるプリンタの回復ユニット36の構成例を示す。
図8において、回復ユニット36は、記録ヘッド11の各吐出口面を覆うことのできるキャップ109と、吸引ポンプ102と、ブレード110と、を主な要素として備えている。
キャップ109は、図8において矢印Aの示す方向に移動可能であり、キャリッジ13がホームポジション(回復ユニット36の真上となる位置)にある時、不図示の上昇下降機構により上昇せしめられる。この上昇により、キャップ109は、各吐出口面に密着する。一方、キャップ109は、下降せしめられることにより、各吐出口面から離脱できるような構成となっている。
キャップ109には、キャップ109の内部に連通した吸引チューブ106及び大気連通チューブ107の一端が接続されている。大気連通チューブ107の他端には、大気連通弁機構108が接続されている。この大気連通弁機構108は、不図示のカム機構で開閉できるようになっている。
また、本実施例では、キャップ109は、図11に示されるように、これら顔料ブラックインク用のノズル列と4色のカラーインク用のノズル列とをそれぞれ独立したキャップ109b及び109aで覆うように構成されている。各キャップ109a及び109bは、カラー用吐出口面11a、顔料ブラック用吐出口面11bにそれぞれ密着させるものとされる。
図9は、キャップ109の内部の構成を拡大して示す。図9において、各キャップ109a及び109bは、吸引チューブ106の一端と連結されている吸引用の連通口113aを有している。また、キャップ109a及び109bは、大気連通チューブ107と連結されている大気連通用の連通口113bを連通口113aに隣接して有している。また、キャップ109a及び109bの内部には、多孔質の吸収体114が備えられている。よって、顔料ブラック用のノズル列、カラーインク用のノズル列それぞれに対して独立に吸引回復を行うことができる。
また、本実施例では説明の都合上、キャップ109の内部構成が吸引用の連通口113aと大気連通用の連通口113bの二つを有する構成の場合で説明した。キャップ109が複数個ある場合に、それぞれのキャップ109で吸引動作を行うための構成として本実施例の構成を適用することが出来るし、複数個のキャップ109のうち何れかのみで本実施例の構成を適用することもできる。
図8で示されるように、吸引チューブ106の他端は、チューブポンプ式の吸引ポンプ102に配されている。
吸引ポンプ102は、内側に半円形状で形成されているチューブガイド面101aを有するポンプベース101と、回転軸104を中心に回動せしめられるコロホルダー103を備えている。また、コロホルダー103に回動可能に支持される2個のコロ(ローラ)105と、回転軸104に回動力を伝達する不図示のポンプ用モータとを備えている。
かかる構成において、ポンプ用モータが作動状態とされ、2個のコロ(ローラ)105が回転軸104を中心とする回転に応じて吸引チューブ106をしごきながら移動する。このことにより、キャップ109内に負圧が発生し、キャップ109内が吸引されることとなる。また、本実施例では、ポンプ構成をチューブポンプ形態で説明してきたが、特にこれに限定されることはなく、キャップ109内に負圧を発生できるポンプ構成であれば何でもよい。
また、ブレード110は、ブレードホルダー111により保持されている。ブレードホルダー111は、キャップ109が下方で待機しているとき、図8の矢印Bの示す方向にスライドすることにより、ブレード110の先端を各吐出口面に当接させながら各吐出口面に残留したインク滴や紙粉などをワイピングするように構成されている。
<制御ブロック部>
図12乃至図14は、本発明に係るインクジェット記録装置に備えられる制御ブロックの構成の一例を示している。
図12において、上述した制御基板301に、本記録装置の制御をつかさどり制御指令を出すCPU310を備えている。また、CPU310にデータバスを介して接続され制御データなどが書き込まれるROM311、記録データ等を展開する領域となるRAM312と、記録ヘッド11を駆動するヘッドドライバ307とを主な要素として備えている。
また、制御基板301には、上述したキャリッジ13に搭載されリニアスケール18を読み取るCRエンコーダセンサ19、シャーシ10に取り付けられコードホイール27を読み取るLFエンコーダセンサ28が接続されている。また、リフトカム軸58の動作を検知するリフトカムセンサ69、回復ユニット36の動作を検知するPGセンサ303、メインASF37の動作を検知するASFセンサ305が接続されている。さらに、PEセンサレバーの動作を検知するPEセンサ、自動両面ユニット2の着脱を検知する両面ユニットセンサ等が接続されている。
また、本記録装置と電気的に接続する仲立ちをするI/F309を介して記録データ(画像データ)を本記録装置に送るPC等のホスト装置240が接続されている。
さらに、制御基板301には、メインASF37を駆動するASFモータ46、回復ユニット36を駆動するPGモータ302、上述のLFモータ26及びキャリッジ(CR)モータ17等の各駆動用モータが接続されている。このような構成で、ホスト装置240から記録されるべき画像に対応した画像データがI/F309を介して制御基板301に送られ、RAM312上にそのデータが格納され、CPU310が記録動作開始指令を出すことにより、所定の記録動作が開始される。
次に、図13を参照して、本実施例に係るプリンタ1の制御に係る主要部の構成を説明する。なお、図13乃至図15において、それぞれ、図12において同一とされる構成要素について同一の符号を付して示し、それらの重複説明を省略する。
図13は、上述の制御基板301に関連して設けられる制御部230の構成を示す。
制御部230は、ASIC(専用カスタムLSI)231と、DSP(デジタル信号処理プロセッサ)232を備えている。また、DSP232のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ233a、実行時のプログラムを記憶するRAMエリア及び画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有しているメモリ233を備えている。
DSP232は、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(R、G、B)から濃度信号(C、M、Y、K)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。また、DSP232は、上述のCPU310と不図示のデータバスを介して接続されている。
また、制御部230には、デジタルカメラ242を接続するためのポートとしてのUSBバスコネクタ235、ビューワ205を接続するためのコネクタ236、USBバスハブ(USB HUB)238が設けられている。制御部230に接続されるプリンタエンジン234には、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を記録するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。
プリンタ1がPC240からの画像データに基づいて記録を行う際には、PC240からの画像データを、USBバス243を介してプリンタエンジン234に出力する。こうして、接続されているPC240が、プリンタエンジン234と直接、データや信号のやり取りを行うことにより、プリンタ1で記録を実行することが出来る(一般的なPC用プリンタとして機能する)。制御部230には、電源コネクタ239を介して、商用ACから変換された直流電圧が電源241から入力されている。
さらに、制御部230には、メモリカード(PCカード)237、デジタルカメラ242、操作パネル201、ビューワ205が電気的に接続される。なお、この制御部230とプリンタエンジン234との間の信号及びデータのやり取りは、前述したUSBバス243又はIEEE1284及びバス244を介して行われる。
図14は、図13におけるASIC231の構成を示す。
ASIC231は、PCカードインタフェース部(PCカード I/F)309aと、IEEE1284インタフェース部(IEEE1284 I/F)309bと、USBインタフェース部(USB I/F)309cを備えている。また、USBホストインタフェース部(USB HOST I/F)309dと、操作パネル・インタフェース部(操作パネル I/F)309eと、ビューワ・インタフェース部(ビューワ I/F)309fを備えている。さらに、インタフェース(I/F)部309gと、DSP232との間でのデータのやり取りの制御を行うためのCPUインタフェース(CPU I/F)部250と、これら各部を接続する内部バス(ASICバス)252とを主な要素として備えている。
PCカードインタフェース部309aは、装着されたPCカード237に記憶されている画像データの読み取り、PCカード237へのデータの書き込み等を行う。IEEE1284インタフェース部309bは、プリンタエンジン234との間のデータのやり取りを行う。このIEEE1284インタフェース部309bは、デジタルカメラ242或いはPCカード237に記憶されている画像データに基づいて記録する場合に使用される。
USBインタフェース部309cは、PC240との間のデータのやり取りを行う。USBホストインタフェース部309dは、デジタルカメラ242との間のデータのやり取りを行う。操作パネル・インタフェース部309eは、操作パネル201の操作により生成された各種操作信号の入力、液晶表示部202への表示データの出力などを行う。
ビューワ・インタフェース部309fは、ビューワ205への画像データの表示を制御している。インタフェース部309gは、LEDや各種スイッチ等251との間のインタフェースを制御する。CPUインタフェース部250は、DSP232との間のデータのやり取りの制御を行っている。
この制御プログラムは、機能モジュールごとにタスク化したマルチタスク形式で構成されており、そのタスク構成の主なものを図15に示す。
図15において、400は、システムコントロールタスクで、各タスク間でのイベント発行、イベントの終了に伴うシーケンス制御や排他処理等、システム全体の調停を行っている。401は、キーイベントタスクを示し、操作パネル201のキー操作に基づいて、押下されたキーの解析等を行う。402は、液晶表示部202への表示タスクを示し、液晶表示部202におけるUI制御、メッセージ表示要求等が発生した時点で起動され、液晶表示部202への表示制御を実行している。
403は、PCカード237への読み書き、或いはIEEE1284又はブルートゥースなどによるデータの入出力により起動されるタスクを示す。
404は、USBバスを介して接続されるPC240からのデータ転送により起動されるUSBプリンタタスクで、USBのプリンタ割り込みにより起動され、PCプリンタとしての機能を実行する。405は、USBストレージタスクで、システムコントロールタスク400により起動され、ファームウェアの初期化を行う。また、システムコントロールタスク400からのメッセージに応じて、下位タスクであるUSBコントロールタスク、USBバスタスクの起動・終了を行う。406は、擬似USBホストタスクであり、USBタスクにより起動され、USBを介して接続されるデジタルカメラ242からのデータの読込みや各種通信制御等を実行する。
407は、ファイルタスクで、ファイルのオープン、クローズ、リード、ライト等の入出力制御を行う。408は、プリンタエンジン234と接続されるセントロニクス・インタフェースから起動されるセントロニクスタスクで、記録データのDMA送信、ステータス応答等を実行する。409は、画像処理タスクで、RGBデータを受取り、3D処理、四面体補完、色変換やスケーリング及び誤差拡散処理などによりY、M、C、Kデータを作成し、最終的にプリンタエンジン234に出力するラスタイメージデータを作成する。
410は、ページ・クリエイトタスクで、JPEGデータを伸長して画像データに変換すること、BMP形式のデータからイメージデータを作成すること、HTML文書からイメージデータを作成することを行っている。また、これらとともに、フォトデータの補正、階調補正等の画像処理やRGBデータの作成等を行っている。
411は、ビューワタスクで、ビューワ205が接続されている状態で、ビューワ205への表示制御を実行している。
<記録モード>
次に、通常のPCプリンタモードについて説明する。これはPC240から送られてくる記録データに基づいて画像を記録する記録モードである。このモードでは、図13において、PC240からの記録データがコネクタ212を介して入力されるとき、USBバスハブ238、USBバス243を介して直接プリンタエンジン234に送られ、PC240からのデータに基づいて記録が行われる。その際、DSP232は、USBインタフェース部309cを通じて供給された記録データにおけるヘッダのコードデータに基づいてPC240からの記録データであると判断する。
次に、PCカードから直接プリントする場合について説明する。PCカード237がカードスロット204に装着或いは脱着されると割り込みが発生する。これにより、DSP232は、例えば、図示が省略されるカードコネクタの検出スイッチからの信号に基づいてPCカード237が装着されたか或いは脱着(取り外された)されたかを検知できる。したがって、DSP232は、PCカードインタフェース部309aを介して供給された記録データがPCカード237から供給されたものと判断する。PCカード237が装着されるとき、そのPCカード237に記憶されている圧縮された(例えばJPEG圧縮)画像データが読み込まれ、それがメモリ233に記憶される。その後、その圧縮された画像データを解凍して再度メモリ233に格納する。次に、操作パネル201が操作されて、その格納した画像データについて記録を行うよう指示されると、RGB信号からYMC信号への変換、ガンマ補正、誤差拡散等を実行する。そして、プリンタエンジン234により、記録可能な記録データに変換し、IEEE1284インタフェース部309bを介してプリンタエンジン234に出力することにより記録が行われる。
<回復処理>
さらに、本発明に係る吐出回復処理方法の一例が適用されたプリンタ1においては、上述した回復ユニット36において、以下のような回復処理が実行される。
回復処理は所定のタイミングで行われ、例えば、記録時に記録動作を実行する前、記録ヘッド11の回復処理が実行されること無く所定期間以上経過した場合、メンテナンスキー208の操作によって回復処理を行うよう指示された場合等において行われる。
回復処理を行って記録を行う際の一例であるフローチャートを図16に示す。
記録時に回復処理を行うにあたり、先ず、図16に示されるフローチャートにおけるステップS210において、DSP232は、記録データを取り込む。続くステップS220において、USBインタフェース部309cを通じてPC240から記録データが供給された場合、DSP232は、記録データのヘッダのコードデータに基づいてPC240から記録データから供給されたものであると判断する。この場合、DSP232は、吐出口面11a及び11bから全てのインクに対応したノズル列について必要に応じて吸引回復を行わせるため、ステップS230においてPC240からの記録データであることをあらわす制御データをCPU310に供給する。なお、必要に応じてというのは、前回の回復動作から閾値となる所定の時間を経過していない場合は回復動作をする必要が無いのでこのような場合は回復動作を行わないようにするためである。
したがって、ステップS240において、CPU310は、全てのインクに対応したノズル列について必要に応じて回復ユニット36によって吸引回復を行わせる。すなわち、記録ヘッド11において、顔料インク用ノズル列及びカラーインク用ノズル列のどちらのノズル列からも吸引回復を行うこととなる。吸引回復処理終了後、ステップS270において、記録プログラムが実行され、記録が開始される。
一方、記録データがUSBインタフェース部309c以外のインタフェース部から供給された場合、DSP232は、ステップS220において、記録データのヘッダのコードデータから、PC240以外からの記録データが供給されたものであると判断する。例えば、記録データがPCカード237やデジタルカメラ242等からの画像データであるときである。この場合、DSP232は、吐出口面11aからカラーインクに対応したノズル列についてのみ必要に応じて吸引回復を行わせるため、ステップS250においてPC240以外からの記録データであることをあらわす制御データをCPU310に供給する。
したがって、ステップS260において、CPU310は、カラーインクに対応したノズル列についてのみ必要に応じて回復ユニット36によって吸引回復を行わせる。すなわち、記録ヘッド11において、カラーインク用ノズル列からのみ吸引回復を行うこととなる。吸引回復処理終了後、ステップS270において、記録プログラムが実行され、記録が開始される。このように、USBインタフェース部309c以外から記録データが送られたとき、記録に使用しないインクに対応したノズル列からの吸引回復を行わないこととなる。このフローチャートに示した例は、記録を行う際の記録情報としての記録データに付加された記録データの供給元に基づいて、回復動作をする必要の無いノズル列についての回復動作の実行を抑止するものである。
回復処理を行って記録を行う際の別の一例であるフローチャートを図1に示す。
ステップS105において記録命令が入力されると、前回吸引回復動作をしてからの経過時間に伴う回復動作の要求以外である、インク脱着又はエラー後の処理などに伴う回復動作の要求がすでに出されていないかを確認する。
そのような回復動作の要求がない場合は、ステップS110において、前回吸引してからの経過時間を、独立で吸引動作可能なグループごとに計測し、各グループのその経過時間を取得する。ここでの例では2つのキャップがあり、Bk(Black)グループとCol(Cyan、Magenta、Yellow)グループとに分かれているとしている。
そしてステップS115において、ステップS105において入力した記録命令により、記録を行う際に使用するインクの種類を判断する。この使用するインクの種類の判断方法としては、記録モードによる判別、記録媒体の種類による判別、記録媒体の種類と記録モードの両方による判別、記録データの内容を読み取ることによる判別がある。
ここで、記録モードによる判別とは、例えば、モノクロコピーを行うモードが指示されている場合の記録命令やモノクロ記録を行うモードをパソコンから指示して記録される場合の記録命令などによる判別である。これらのような場合ではBkインクしか使用しないので、これらの指示の有無により使用するインクの種類を判別する。また、他の例では、縁無し記録を行う記録モードが選択されているかどうかによる判別である。記録装置によっては、縁無し記録を行う際、記録媒体に縁となる余白ができないようにプラテンにインクをはみ出させて記録を行う場合がある。このような場合、使用するインクの種類によっては、記録装置の使用に伴ってプラテンにインクが堆積していき記録媒体にこの堆積したインクが触れることにより記録媒体が汚れる可能性がある。このため、縁無し記録が行われる際にはプラテンに堆積しやすいインクは使用されない場合がある。このように、縁無し記録を行う際に使用されないインクがある場合があるため、縁無し記録を行うかどうかによって使用するインクの種類を判別する。
また、記録媒体の種類による判別とは、記録を行うために選択された記録媒体の種類による判別である。記録媒体の種類によっては、Bkインクしか使用しないもの、Colインクしか使用しないものとが存在する。例えば、Bkインクに顔料インクを使用し、Colインクに染料インクを使用する記録装置において、一部の光沢紙にBkインクを用いて記録を行うと光沢性が失われる場合や、定着性が良くない場合がある。このため、このような記録媒体が選択された場合は、Bkインクを用いない場合がある。このように、記録媒体の種類によっては、使用されないインクがあるため、選択された記録媒体の種類によって使用するインクの種類を判別する。
また、記録媒体の種類と記録モードの両方による判別とは、例えば、記録媒体の種類と画質モードの組み合わせにより最適な使用インクの組み合わせが決められている場合に、選択された記録媒体の種類と画質モードとから使用するインクを判別するものである。
また、記録データの内容を読み取ることによる判別とは、ユーザが記録する画像についての記録データのヘッダ等に、その記録データに基づいて記録する際に使用するインク情報を付加し、この情報を読み取ることで使用するインクを判別するものである。こうして、例えば、BkインクもColインクも使用する可能性がある記録モードにおいても実際に使用するインクを判別できる。
ステップS115においてBkインクのみ記録に使用されると判別された場合は、ステップS120に進み、ステップS110で取得したBkグループにおける前回吸引してからの経過時間と予め定められた閾値とを比較する。この比較結果により、この経過時間が閾値を超えていると判断した場合は、Bkグループについて回復動作を行った後(ステップS125)、ステップS160において記録を行う。経過時間が閾値を超えていないと判断した場合は、回復動作を行うことなく、ステップS160において記録を行う。
ステップS115においてColインクのみ記録に使用されると判別された場合は、ステップS130に進み、ステップS110で取得したColグループにおける前回吸引してからの経過時間と予め定められた閾値とを比較する。この比較結果により、この経過時間が閾値を超えていると判断した場合は、Colグループについて回復動作を行った後(ステップS135)、ステップS160において記録を行う。経過時間が閾値を超えていないと判断した場合は、回復動作を行うことなく、ステップS160において記録を行う。
ステップS115においてBkインクとColインクの両方が記録に使用されると判別された場合は、ステップS140に進み、ステップS110で取得したBkグループにおける前回吸引してからの経過時間と予め定められた閾値とを比較する。この比較結果により、この経過時間が閾値を超えていると判断した場合は、Bkグループについて回復動作を行った後(ステップS145)、ステップS150に進む。経過時間が閾値を超えていないと判断した場合は、回復動作を行うことなく、ステップS150に進む。ステップS150では、ステップS110で取得したColグループにおける前回吸引してからの経過時間と予め定められた閾値とを比較する。この比較結果により、この経過時間が閾値を超えていると判断した場合は、Colグループについて回復動作を行った後(ステップS155)、ステップS160において記録を行う。経過時間が閾値を超えていないと判断した場合は、回復動作を行うことなく、ステップS160において記録を行う。
このフローチャートに示した例は、記録を行う際の記録情報としての記録モード、記録媒体の種類又は記録データに付加された使用インク情報に基づいて、回復動作をする必要の無いノズル列についての回復動作の実行を抑止するものである。
このようにして、本発明の記録ヘッド回復方法では、記録の際に使用されるインクの種類を判定し、記録の際に使用されるインクを含むグループについて回復動作の要求が出されているかを確認し、必要であればそのグループのみ記録前に回復動作を実行する。こうすることで、記録が開始されるまでの時間を短縮でき、不要なインク消費を削減できる。
以上の各実施例は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために熱エネルギーを発生する手段を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
また、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体又は別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
回復処理を行って記録を行う際の一例のフローチャートである。 本発明に係るインクジェット記録装置の一例の外観を示す斜視図である。 インクジェット記録装置にデジタルカメラが接続された状態を示す斜視図である。 インクジェット記録装置の操作パネルの外観を示す図である。 デジタルカメラとインクジェット記録装置とが接続された状態における操作パネルの表示の説明に供される図である。 本発明に係るインクジェット記録装置における内部の全体構成を示す斜視図である。 本発明に係るインクジェット記録装置における側面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置に設けられる回復ユニットの構成の要部を概略的に示す構成図である。 回復ユニットのキャップ部分の部分拡大図である。 本発明に係るインクジェット記録装置に備えられる記録ヘッドの吐出口面を示す平面図である。 回復ユニットのキャップ部分の平面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の制御ブロック図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の制御部の制御ブロック図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の制御部の要部を概略的に示すブロック図である。 機能モジュールごとにタスク化されたマルチタスク構成を説明する図である。 回復処理を行って記録を行う際の一例のフローチャートである。
符号の説明
11 記録ヘッド
36 回復ユニット
310 CPU
311 ROM
312 RAM

Claims (8)

  1. 複数種類のインクに対応した複数のノズル列を複数のグループに分割して備え、前記複数種類のインクを選択的に用いて記録を行う記録ヘッドと、前記複数のグループ毎に前記ノズル列に対して回復動作を行う回復手段とを備えたインクジェット記録装置であって、
    前記複数のグループ毎に、前記回復手段による回復動作を行ってから記録時までの経過時間を計測する計測手段と、
    記録を行う際の記録情報に基づいて、記録時に使用するノズル列のグループを判断する判断手段と、
    前記判断手段により記録時に使用すると判断されたグループについての前記計測手段により計測された経過時間と、前記複数のグループ毎に設定された予め定められた対応する閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に従って、前記判断手段により記録時に使用すると判断されたグループのノズル列について前記回復手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記比較手段により計測された経過時間が前記閾値を超えないと判断された場合は、前記回復手段による回復動作を抑止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録情報は、記録モード、記録媒体の種類、記録データに付加された使用インク情報及び記録データに付加された記録データの供給元のいずれか1つであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記複数のグループは、顔料インクを吐出するノズル列からなるグループと染料インクを吐出するノズル列からなるグループとに分割されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記複数のグループは、ブラックインクを吐出するノズル列からなるグループとカラーインクを吐出するノズル列からなるグループとに分割されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記顔料インクはブラックインクであり、
    前記染料インクは、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記顔料インクはブラックインクであり、
    前記染料インクは、シアンインク、マゼンタインク及びイエローインクであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  8. 複数種類のインクに対応した複数のノズル列を複数のグループに分割して備え、前記複数種類のインクを選択的に用いて記録を行う記録ヘッドと、前記複数のグループ毎に前記ノズル列に対して回復動作を行う回復手段とを備えたインクジェット記録装置の記録ヘッド回復方法であって、
    前記複数のグループ毎に、前記回復手段による回復動作を行ってから記録時までの経過時間を計測する計測工程と、
    記録を行う際の記録情報に基づいて、記録時に使用するノズル列のグループを判断する判断工程と、
    前記判断工程により記録時に使用すると判断されたグループについての前記計測工程により計測された経過時間と、前記複数のグループ毎に設定された予め定められた対応する閾値とを比較する比較工程と、
    前記比較工程による比較結果に従って、前記判断工程により記録時に使用すると判断されたグループのノズル列について前記回復手段の動作を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする記録ヘッド回復方法。
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