JP2008264716A - 撹拌脱泡装置、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム、及び記録媒体。 - Google Patents

撹拌脱泡装置、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム、及び記録媒体。 Download PDF

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Abstract

【課題】撹拌・脱泡される材料の粘度変化を直接的且つ連続的に測定できるようにする。
【解決手段】公転テーブル11及び容器34を回転駆動するモータ12は、制御部3を構成するマイクロコンピュータによって作動制御される。マイクロコンピュータは、操作手段からの作動開始信号に基づいてモータ12を作動させ、モータ12が回転を開始すると共に、消費電力検知手段によってモータ12の消費電力を検知する。次いで、マイクロコンピュータは、消費電力検知手段によって検知したモータ12の消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較し、モータ12の作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、モータ12の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも小さく、モータ12の作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を表示手段に表示させて、モータ12への通電を遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、材料(主材料である粘性流体)を撹拌して脱泡する撹拌脱泡装置、この撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム、及びこの作動制御用プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
従来から、主材料が粘性流体である材料を容器内に収容し、その容器を公転テーブル(容器ホルダ)の回転中心に対して離して配置し、その容器を公転テーブルの回転中心の回りに公転させながら自転させるように構成した撹拌脱泡装置が知られている(特許文献1参照)。
このような特許文献1の撹拌脱泡装置は、容器の公転運動によって容器内の材料に遠心力が作用し、容器内の材料がその遠心力で容器の内壁に押し付けられて、材料内に含まれる気泡が材料の外部に放出されると共に、容器の自転運動によって容器内の材料が撹拌されるようになっている。ここで、容器の公転速度が大きい場合には材料の脱泡性能が良くなり、自転速度が大きい場合には撹拌性能が良くなることが既に明らかになっている。
また、真空下で容器を自転及び公転させることにより、容器内の材料を撹拌脱泡する方法及び装置も知られている(特許文献2参照)。
このような特許文献2の撹拌脱泡装置は、容器内を真空にすることにより、容器内の材料に内在する微細な気泡が膨張・発泡して、気泡が材料から分離し易くなり、短時間かつ高精度の脱泡が容易に促進されるようになっている。そして、このような従来の撹拌脱泡装置は、公転速度、自転速度、真空圧等のパラメータを時間歩進(時間設定のみで工程を進める方式)で調整することによって、作動を制御するようになっている。しかし、材料には最適な仕上がり温度があり、その最適な仕上がり温度に対応する最適な材料粘度があるにもかかわらず、従来の時間歩進による撹拌脱泡装置の制御によると、材料の処理前の保管温度(冷蔵温度)や処理量によって仕上がり温度にばらつきが生じ、材料の粘度が所望の粘度にならない場合があった。また、このような従来の撹拌脱泡装置によれば、撹拌によって材料及び材料と容器との摺接部に発生する摩擦熱の影響で材料の仕上がり品質(材料の粘度、気泡の量・サイズ、フィラーの分散、ポットライフ(使用可能時間))などに大きなばらつきを生じる場合があった。
このような特許文献2の問題を解決するものとして、本願出願人によって特許文献3に開示された撹拌脱泡装置が既に開発されている。この特許文献3に開示された従来技術は、容器内の材料に撹拌・脱泡作業を施すと、容器内の材料の温度が撹拌に伴う摩擦熱の影響で変化し、その温度変化に連動して材料の粘度が変化すること(材料の温度と粘度との相関関係)を利用して、容器内の材料の温度変化を温度計で測定し、その測定結果に基づいて撹拌脱泡装置の作動制御を行うことにより、所望の品質の材料(例えば、所望粘度の材料)に仕上げるようになっている。
特開平10−43568号公報(段落0013〜0023、図1) 特開平11−104404号公報(請求項1,段落0018、図1) 特開2006−305512号公報(段落番号0034〜0038)
上記した特許文献3の撹拌脱泡装置は、撹拌・脱泡作業終了時における材料粘度のばらつきを小さく抑えることができ、撹拌される異なる材料同士の混ざり具合が均一で、且つ、材料内の残留ガスの脱気が十分に行われる等、材料の仕上がり品質に優れているが、回転している容器内の材料の温度を温度計で測定し、その測定データを回転している容器外に取り出すようになっているため、温度計の取り付け部構造が複雑化し、製品コストが嵩んでいた。
なお、材料の粘度を粘度測定装置によって直接的に測定する方法も考えられるが、この粘度測定装置によって材料の粘度を測定する場合には、粘度測定の度毎に、撹拌脱泡装置を停止させて、材料を撹拌脱泡装置から取り出す必要があり、粘度測定に要する時間の経過と共に材料の温度及び粘度が変化してしまい、実用的ではない。
そこで、本発明は、構造が簡単で、且つ、製品コストを低廉化することができる撹拌脱泡装置であって、材料の粘度変化を連続的に測定でき、撹拌・脱泡作業による材料の仕上がり品質を優れた水準に維持することができる撹拌脱泡装置、これに使用する作動制御用プログラム及びこの作動制御用プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、(d).前記モータへの通電を制御する制御手段と、(e).前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この発明の撹拌脱泡装置は、前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行している場合において、前記消費電力検知手段による前記モータの消費電力の検知結果が所定値になると、前記制御手段が前記モータへの通電を遮断することを特徴としている。
請求項2の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、(d).前記モータへの通電を制御する制御手段と、(e).前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この発明の撹拌脱泡装置は、(1).前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した基準液の撹拌・脱泡作業を実行する予備撹拌脱泡作業において、前記モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、(2).前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行する本撹拌脱泡作業において、前記モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、
前記予備撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記モータの消費電力の検知結果と、前記本撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記モータの消費電力の検知結果との差分値を、前記制御手段が算出し、(3).前記差分値が所定値になると、前記制御手段が前記モータへの通電を遮断することを特徴としている。
請求項3の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、(f).前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この発明の撹拌脱泡装置は、前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行している場合において、前記消費電力検知手段による前記容器回転モータの消費電力の検知結果が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断することを特徴としている。
請求項4の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、(f)前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この発明の撹拌脱泡装置は、(1).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した基準液の撹拌・脱泡作業を実行する予備撹拌脱泡作業において、前記容器回転モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、(2).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行する本撹拌脱泡作業において、前記容器回転モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、(3).前記予備撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記容器回転モータの消費電力の検知結果と、前記本撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記容器回転モータの消費電力の検知結果との差分値を、前記制御手段が算出し、(4).前記差分値が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断することを特徴としている。
請求項5の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、(f).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この発明の撹拌脱泡装置は、前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行している場合において、前記消費電力検知手段による前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの消費電力の検知結果が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する、ことを特徴としている。
請求項6の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、(f).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この発明の撹拌脱泡装置は、(1).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した基準液の撹拌・脱泡作業を実行する予備撹拌脱泡作業において、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、(2).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行する本撹拌脱泡作業において、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、(3).前記予備撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力の検知結果と、前記本撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力の検知結果との差分値を、前記制御手段が算出し、(4).前記差分値が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断することを特徴としている。
請求項7の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、(d).前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(e).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(f).前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(g).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この撹拌脱泡装置は、前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている。
また、前記マイクロコンピュータは、(1).前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記モータを作動させる第1の作業と、(2).前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3).前記消費電力検知手段によって検知した前記モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、(4).前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第4の作業と、(5).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第5の作業と、(6).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行するようになっている。
請求項8の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、(d).前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(e).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(f).前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(g).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この撹拌脱泡装置は、前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている。
また、前記マイクロコンピュータは、基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行するようになっており、
A.予備撹拌脱泡作業において、
(1).前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第1の作業と、(2).前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行した後、前記本撹拌脱泡作業に移行し、
B.本撹拌脱泡作業において、
(4).前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第4の作業と、(5).前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第5の作業と、(6).前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、(7).前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、(8).前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第8の作業と、(9).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第9の作業と、(10).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行するようになっている。
請求項9の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g)前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(h).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この撹拌脱泡装置は、前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている。
また、前記マイクロコンピュータは、(1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記消費電力検知手段によって検知した前記容器回転モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、(4)前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、(5)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、(6)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行するようになっている。
請求項10の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g).前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(h).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この撹拌脱泡装置は、前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている。
また、前記マイクロコンピュータは、
基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記容器回転モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行するようになっており、
A.予備撹拌脱泡作業において、
(1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行した後、前記本撹拌脱泡作業に移行し、
B.本撹拌脱泡作業において、
(4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第4の作業と、(5)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第5の作業と、(6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
(7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、(8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、(9)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、(10)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行するようになっている。
請求項11の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(h).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この撹拌脱泡装置は、前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている。
また、前記マイクロコンピュータは、(1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記消費電力検知手段によって検知した前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、(4)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、(5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、(6)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行するようになっている。
請求項12の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(h).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備えた撹拌脱泡装置に関するものである。この撹拌脱泡装置は、前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている。
また、前記マイクロコンピュータは、
基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行するようになっており、
A.予備撹拌脱泡作業において、
(1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行した後、前記本撹拌脱泡作業に移行し、
B.本撹拌脱泡作業において、
(4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第4の作業と、(5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第5の作業と、(6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
(7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、(8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、(9)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、(10)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行するようになっている。
請求項13の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブル及び容器を回転させるモータと、(d).前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(e).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(f).前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(g).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、(h).前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムに関するものである。
この撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムは、前記マイクロコンピュータに、(1).前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記モータを作動させる第1の作業と、(2).前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3).前記消費電力検知手段によって検知した前記モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、(4).前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第4の作業と、(5).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第5の作業と、(6).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行させるようになっている。
請求項14の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、(d).前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(e).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(f).前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(g).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、(h).前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムに関するものである。
この撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムは、前記マイクロコンピュータに、基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行させるようになっており、
A.予備撹拌脱泡作業において、
(1).前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第1の作業と、(2).前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行させた後、前記本撹拌脱泡作業に移行させ、
B.本撹拌脱泡作業において、
(4).前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第4の作業と、(5).前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第5の作業と、(6).前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、(7).前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、(8).前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第8の作業と、(9).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第9の作業と、(10).前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行させるようになっている。
請求項15の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g)前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(j).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段とを備え、(k).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムに関するものである。
この撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムは、前記マイクロコンピュータに、(1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記消費電力検知手段によって検知した前記容器回転モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、(4)前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、(5)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、(6)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行させるようになっている。
請求項16の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g).前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(h).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、(i).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムに関するものである。
この撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムは、前記マイクロコンピュータに、基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記容器回転モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行させるようになっており、
A.予備撹拌脱泡作業において、
(1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行させた後、前記本撹拌脱泡作業に移行させ、
B.本撹拌脱泡作業において、
(4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第4の作業と、(5)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第5の作業と、(6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
(7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、(8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、(9)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、(10)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行させるようになっている。
請求項17の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(h).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段とを備え、(i).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムに関するものである。
この撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムは、前記マイクロコンピュータに、(1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記消費電力検知手段によって検知した前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、(4)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、(5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、(6)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行させるようになっている。
請求項18の発明は、(a).支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、(b).この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、(c).前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、(d).前記容器を回転させる容器回転モータと、(e).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、(f).前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、(g).前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、(h).前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、(i).前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている、撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムに関するものである。
この撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムは、前記マイクロコンピュータに、基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行させるようになっており、
A.予備撹拌脱泡作業において、
(1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、(2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、(3)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行させた後、前記本撹拌脱泡作業に移行させ、
B.本撹拌脱泡作業において、
(4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第4の作業と、(5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第5の作業と、(6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、(7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、(8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、(9)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、(10)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行させるようになっている。
請求項19の発明は、上記請求項13乃至18のいずれかの発明に係る撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムを記録したマイクロコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
本発明によれば、撹拌脱泡装置の駆動手段としてのモータの消費電力を検知することにより、被撹拌脱泡材料の粘度変化を連続的に検知することができ、その検知結果に基づいて撹拌脱泡装置の作動制御を行うことができるため、構造が簡単化し、製品コストを低廉化することができる。しかも、本発明は、粘度測定器と同様の理論により、容器内部の材料粘度の測定が行えるため、被撹拌脱泡材料の仕上がり品質、とりわけ粘度のばらつきを小さく抑えることができ、被撹拌脱泡材料の仕上がり品質を優れた水準に維持することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
[撹拌脱泡装置の第1実施形態]
(概略構成)
図1(a)は、本発明の実施形態に係る撹拌脱泡装置1の構成を示す縦断面図である。また、図1(b)は、図1(a)の一部(後述するガイドプーリ近傍)を模式的に示す平面図である。また、図2は、本撹拌脱泡装置1の全体構成を模式的に示すブロック図である。これらの図に示すように、撹拌脱泡装置1は、内部に撹拌脱泡用の材料を収容できるようになっている装置本体(筐体)2と、この装置本体2内に収容される各種構成部品と、装置本体2の外部に設置される構成部品と、作動を制御するための制御部3と、を備えている。
(装置本体)
このうち、装置本体2は、上方に向けて開口する開口部分を有する有底筒状体である第1本体部4と、この第1本体部4の開口部分5を開閉できるようになっている第2本体部としてのカバー部6と、を備えている。ここで、カバー部6は、第1本体部4にヒンジ等によって所定角度回動できるように取り付けられており、第1本体部4の開口部分5を塞ぐことにより、装置本体2の内部空間と外部環境とを遮断し、装置本体2の空間内に塵等の不純物が侵入するのを防ぐことができるようになっている。なお、カバー部6の内側(第1本体部4の開口部分5の端縁に対向する側)には、第1本体部4の開口部分5を塞いだ際に、第1本体部4の開口部分5の端縁に密接するシール部材(弾性変形可能なゴム製のリング状シール部材等)を取り付けるようにしてもよい。
装置本体2の視認し易い外部表面には、各種入力情報や作動状態等のデータを表示する液晶表示装置やランプ等からなる表示手段7が設置されている。この表示手段7は、制御部3を構成するマイクロコンピュータ8によって表示状態7が制御されるようになっている。ここで、表示手段7には、制御部3のマイクロコンピュータ8と通信回線又はLAN等で接続された外部コンピュータ、携帯電話、携帯端末等の外部表示手段(液晶表示装置等のモニタ等)を含ませることができる。すなわち、制御部3のマイクロコンピュータ8と通信回線又はLAN等で接続されたコンピュータ、携帯電話、携帯端末等の外部表示手段を、制御部3のマイクロコンピュータ8によって各種データを表示させるようにしてもよい。このようにすれば、撹拌脱泡装置1の作動状態を撹拌脱泡装置1から離れた位置にある外部表示手段によって見ることができ、また、複数の撹拌脱泡装置1の作動状態を一台の外部表示手段で観察することができるようになる。
また、装置本体2の外部表面で且つ作業者が操作し易い箇所には、各種データを入力するための複数の操作キーやテンキー等からなる操作手段10が設置されている。この操作手段10から入力されたデータは、制御部3を構成するマイクロコンピュータ8に入力され、各種作業を実行するために利用される。ここで、操作手段10には、制御部3のマイクロコンピュータ8と通信回線又はLAN等で接続された外部コンピュータ、携帯電話、携帯端末等の外部操作手段(複数の操作キーやテンキー等)を含ませることができる。すなわち、これら外部操作手段から制御部3のマイクロコンピュータ8に入力される制御データを、各種作業を実行するためのデータとして使用するようにしてもよい。このようにすれば、複数の撹拌脱泡装置1を一台の外部操作手段によって集中制御したり、撹拌脱泡装置1を外部操作手段によって遠隔操作することが可能になる。
なお、装置本体2には、LAN接続を可能にするUSBポート等のデータ送受信手段,通信回線を利用したデータ送信を可能にする無線通信手段及び/又は有線通信手段等を必要に応じて設置するようになっている。
(各種構成部品)
第1本体部4の内部には、公転テーブル11や駆動手段としてのモータ12等を取り付けるための板状の支持部材13が複数の防振用の引っ張りコイルばね14によって弾性的に支持されるようになっている。すなわち、支持部材13は、その外周端縁15に取り付けた引っ張りコイルばね14をほぼ水平方向へ引っ張った状態で、その引っ張りコイルばね14の先端を第1本体部4の側壁内面16に形成したばね支持部17に引っかけるようになっている。
支持部材13の平面形状は、第1本体部4をその底面18と平行に切断した場合における第1本体部4の断面空間の形状とほぼ相似形となるように形成されている。そして、支持部材13の外周端縁15が複数の引っ張りコイルばね14を介して第1本体4の側壁内面16にバランスよく取り付けられている。
この支持部材13の端部上面側(図1中右側端部上面20側)には、防振マウント21を介してモータ12が取り付けられている。このモータ12は、100VのACモータであって、負荷が変化しても速度(回転数)がほとんど変化しない誘導モータが使用される。なお、モータ12は、例えば、オリエンタルモータ製のインダクションモータ150Wであって、型式名が51K150Aを使用した。そして、このモータ12は、インバータによって周波数を変えることにより、回転数を適宜変えることができるようになっている。
支持部材13の中央に近い部分には、公転テーブル支持部22が設置されている。この公転テーブル支持部22は、公転テーブル11自体の荷重及び公転テーブル11に作用する荷重を支えると共に、公転テーブル11の回転軸23を回転可能に支持することができるようになっている。すなわち、公転テーブル支持部22は、公転テーブル11の回転軸23を挿し通すための軸穴24を備えた円筒状部分25と、この円筒状部分25の軸穴24の上端部に取り付けられた第1軸受26と、円筒状部分25の軸穴24の下端部に取り付けられた第2軸受27とを備えている。公転テーブル支持部22を構成する第1軸受26は、公転テーブル11自体の荷重及び公転テーブル11に作用する荷重(図1の下方へ向かうスラスト荷重)を支持することができ、且つ、公転テーブル11の円滑な回転を可能にすることができるようになっている。一方、第2軸受27は、公転テーブル11の回転軸23を回転可能に支持するが(ラジアル荷重のみを受けるが)、スラスト荷重を受けるようになっていない。
公転テーブル11は、図1(a)に示すように、基部28と、この基部28から下方へ向かって突出する回転軸23と、基部28から左斜め上方へ向かって延設された容器支持部30と、基部28から右側に張り出すように形成されたバランスウェイト取付部31と、を備えている。
公転テーブル11の回転軸23は、その軸心が公転軸32として円滑に回転できるように、第1及び第2軸受26,27により公転テーブル支持部22に支持されている。そして、回転軸23の先端(下端)には、従動プーリ33が固定されている。
容器支持部30は、基部28から45°の傾斜角度となるように左斜め上方へ向かって形成されており、容器34の回転軸35を挿通する軸穴36が形成されている。そして、この軸穴36の上端部には、容器34の自重を支持すると共に容器34の回転軸35を回転可能に支持する(スラスト荷重とラジアル荷重を支持する)第3軸受37が取り付けられている。また、この軸穴36の下端部には、容器34の回転軸35を回転可能に支持する第4軸受38が取り付けられている。なお、この第4軸受38は、ラジアル荷重を受けるようになっているが、スラスト荷重を受けるようになっていない。そして、容器34の回転軸35の先端(下端)には、従動プーリ40が固定されている。
容器34は、上部に開口部41aを有する有底筒状体であるカップホルダー(容器カバー)41と、このカップホルダー41の上部に開閉可能に取り付けられて開口部41aを開閉できるようになっている蓋部材42と、カップホルダー41の内部に収容されるカップ(容器本体)43と、を備えている。カップ43は、上部が開口している有底筒状体であり、カップホルダー41の内部に図示しない回り止め部材を介して相対回動できないように係合されており、カップホルダー41と一体に回動できるようになっている。そして、カップ43内部には、撹拌脱泡される材料(被撹拌脱泡材料又は後述する基準液)が収容されるようになっている。
バランスウェイト取付部31は、一対のバランスウェイト支持脚44,44と、この一対のバランスウェイト支持脚44,44に掛け渡したスクリュー45と、このスクリュー45に螺合させたバランスウェイト46と、を備えている。バランスウェイト46は、回転させることにより、スクリュー45上をスクリュー45の軸線方向に沿って移動(図中左右方向へ移動)できるようになっている。このバランスウェイト取付部31において、スクリュー45上のバランスウェイト46の位置を調整することにより、公転テーブル11の回転時の重量バランスがとれ(回転モーメントのバランスがとれ)、公転テーブル11の円滑な回転が可能になる。
公転テーブル11の回転軸23の先端に固定された従動プーリ33には公転テーブル駆動用のベルト47の一端側が巻き掛けられ、この公転テーブル駆動用のベルト47の他端側がモータ12の出力軸48に固定された駆動プーリ50に巻き掛けられている。そして、モータ12によって駆動される駆動プーリ50、公転テーブル駆動用のベルト47、及び従動プーリ33によって公転テーブル回転駆動機構51が構成されている。
円筒状の公転テーブル支持部22は、その上端側外周面の全周にわたってベルト溝52が形成されており、このベルト溝52に容器駆動用のベルト53の一端側が巻き掛けられている。また、公転テーブル支持部22のベルト溝52に一端側が巻き掛けられたベルト53は、基部28と容器支持部30との接続部に回転できるように取り付けられたガイドプーリ49によって移動が案内されるようになっており、公転テーブル11に摺接することなく、円滑に移動することができるようになっている。そして、この公転テーブル支持部22のベルト溝52に巻き掛けられたベルト53の他端側が、容器34の回転軸35に固定された従動プーリ40に巻き掛けられることにより、容器回転駆動機構54が構成されている。すなわち、容器回転駆動機構は、ベルト53の一端側が巻き掛けられる公転テーブル支持部22のベルト溝52、ベルト53、ガイドプーリ49、及び従動プーリ40によって構成されている。なお、図1(b)に示すように、公転テーブル支持部22に形成されたベルト溝52の直径と従動プーリ40の直径が等しくなるように形成されており、これら公転テーブル支持部22のベルト溝52と従動プーリ40に巻き掛けられたベルト53の張り側と弛み側が平行になっている。そして、ガイドプーリ49は、無端状のベルト53の張り側と弛み側のそれぞれに係合するように、一対配置されており、公転テーブル11に支持された軸49aに回転できるように嵌合されている。
このような構成の撹拌脱泡装置1は、モータ12が回転すると、その回転が公転テーブル駆動機構51を構成する駆動プーリ50、公転テーブル駆動用のベルト47、及び従動プーリ33を介して公転テーブル11の回転軸23に伝達され、公転テーブル11が公転軸32の回りに回転する。公転テーブル11が回転すると、公転テーブル支持部22のベルト溝52に巻き掛けられた容器駆動用のベルト53によって容器34の回転軸35に固定された従動プーリ40が公転テーブル11と反対の方向に回転(自転)する。すなわち、容器34は、公転テーブル11の回転に連動する容器回転駆動機構54により、公転軸32の回りに公転しながら自転するようになっている。その結果、容器34内に収容した被撹拌脱泡材料には極めて大きな遠心力(約400G)が作用し、容器34内の被撹拌脱泡材料がその遠心力で容器34の内壁に押し付けられて、被撹拌脱泡材料内に含まれる気泡が材料外部に放出されると共に、容器34の自転運動によって容器34内の被撹拌脱泡材料が撹拌される。
(制御部)
本実施形態に係る撹拌脱泡装置1の制御部3は、図2に示すように、各種検知手段(センサ)からの検知信号及び操作手段10からの入力信号に基づいて制御信号を出力するマイクロコンピュータ(CPU)8と、マイクロコンピュータ8からの制御信号に基づいて電源55とモータ12とを接続又は遮断するON/OFF切換手段56と、モータ12の消費電力を検出する消費電力検知手段57と、消費電力検知手段57からの検知信号をA/D変換してデジタル信号としてマイクロコンピュータ8に出力するA/D変換器58と、を備えている。なお、消費電力検知手段57は、試作段階においては横川電機製の貫通型電力計(型式名:WT3000)を使用したが、これに限られず、収容スペースや要求される測定精度等を考慮して、最適のものを使用する。
(作動制御状態)
図3は、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1の作動制御状態を説明するためのフローチャート図である。ここで、本実施形態に係る攪拌脱泡装置1の作動制御は、被撹拌脱泡材料が撹拌されることによって所定粘度にまで粘度低下すると、モータ12に作用する負荷トルクも所定値まで低下し、モータ12の消費電力も所定値まで低下するという被撹拌脱泡材料とモータ12の負荷トルクとの関係を利用し、モータ12の消費電力から被撹拌脱泡材料の粘度を判断し、モータ12の消費電力が所定値になると被撹拌脱泡材料の粘度が所定値になったものとして、モータ12の回転を停止させるようになっている。すなわち、本実施形態の撹拌脱泡装置1は、モータ12の消費電力を所定時間毎に連続的に検知することにより、被撹拌脱泡材料の粘度変化を連続的に検知して、作動制御を正確に行うものである。
図4は、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1の作動制御を実行するために、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1を使用し、特定の被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実施した場合における撹拌・脱泡時間(モータ12の回転作動時間)とモータ12に供給される電力(入力電力)との関係を所定の時間(例えば、0.1秒)毎に実験により求めた図である。また、図5は、図4の模式図(説明を簡単化するため、図4を模式的に示す図)である。なお、図4において点線で示す線L0が実測値を示すものであり、図4及び図5において実線で示す線L1が累乗して求められたものである。なお、累乗とは、回帰分析の手法を用いて近似曲線を求めることをいう。
ここで、本実験に使用された被撹拌脱泡材料は、エポキシ樹脂の主剤に硬化剤を加えたエピコート(登録商標)#828(商品名)であり、質量200g分をカップ43内に収容した。この実験時における被撹拌脱泡材料の温度が25.0℃であって、大気温度(室内温度)も25℃であった。また、撹拌脱泡装置1の公転テーブル回転駆動機構51が公転テーブル11を1500rpmで回転させ、容器回転駆動機構54が容器34を700rpmで回転させ、カップ43内の被撹拌脱泡材料に約400Gの遠心力を作用させて、撹拌・脱泡作業を20分間連続して行った。これにより、被撹拌脱泡材料の温度は25.0℃から46.5℃まで上昇した。このような実験において、消費電力が200.5Wとなり、撹拌・脱泡作業が15分間続して行われた場合に、被撹拌脱泡材料の粘度が所望の最適粘度(1030mPa・s)となることが明らかとなった。また、撹拌・脱泡作業の時間が所定時間(T)未満(アンダータイム)であるか、又は撹拌・脱泡作業の時間が所定時間(T)を越えた場合(オーバータイムの場合)には、被撹拌脱泡材料が所望の粘度にならないことが明らかになった。すなわち、所定の時間(T≦Ts≦T)だけ撹拌・脱泡作業を行う必要がある。
このような実験結果によれば、被撹拌脱泡材料毎に最適の粘度状態に至るまでのモータ12の消費電力を予め求めておき、そのデータを基準電力値(Ps)とし、実際の撹拌・脱泡作業時におけるモータ12の消費電力値(モータ12への入力電力値であって、測定電力値P)と基準電力値(Ps)とを比較することにより、被撹拌脱泡材料が最適な粘度に至ったか否かが判明する。そこで、本実施形態は、被撹拌脱泡材料毎に予め求められた基準電力値(Ps)と実際の撹拌・脱泡作業時における測定電力値Pとを対比し、被撹拌脱泡材料が最適の粘度になるまで撹拌・脱泡作業を続けるように、撹拌脱泡装置1の作動制御が行われるようになっている。
以下、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1の作動制御状態を図3のフローチャート図に基づき詳述する。
被撹拌脱泡材料を入れたカップ43がカップホルダー41内にセットされ、操作手段10のスタートキー60からのオン信号がマイクロコンピュータ8に入力されると、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がON作動してモータ12に電力が供給され、モータ12が回転を開始する(ステップS1)。モータ12は、公転テーブル回転駆動機構51を介して公転テーブル11を回転駆動すると共に、容器回転駆動機構54を介して容器34を回転駆動する。そして、図5に示すように、モータ12による撹拌・脱泡時間が経過(公転テーブル11及び容器34の回転時間が経過)するにしたがって、容器34内の被撹拌脱泡材料の粘度が低下し、モータ12の消費電力Pも低下する。
このモータ12の消費電力(すなわち、モータ12に供給される電力)Pは、モータ12が回転を開始すると共に、消費電力検知手段57によって所定時間(例えば、0.1秒)毎に検知され、その検知データがA/D変換器58を介してマイクロコンピュータ8に入力される。なお、マイクロコンピュータ8に入力された消費電力検知手段57からの検知データは、モータ12の起動直後の不安定な状態におけるデータを除いて採用されるようになっている(例えば、モータ12の回転から所定時間(5秒程度)経過後のデータから順次採用するようになっている)。
マイクロコンピュータ8は、内蔵された図示しないタイマー手段によって、モータ12に通電された時間を計測するようになっている。そして、このマイクロコンピュータ8は、モータ12への通電時間Tが許容上限時間(T)以下であり(ステップS2)、モータ12の消費電力Pが基準電力値(Ps)に達していないと判断した場合に(ステップS21)、モータ12への通電を継続し、モータ12をさらに回転させ続ける(ステップS2)。
マイクロコンピュータ8は、モータ12の消費電力Pが基準電力値(Ps)以下にならないうちに(ステップS21)、モータ12への通電時間Tが許容上限時間(T)を越えた場合(ステップS2)、表示手段7にモータ12への通電時間Tが許容上限時間(T)を越えた旨の表示(オーバータイム表示(判断結果の表示としての故障表示))をさせ(ステップS3)、ON/OFF切換手段56にオフ制御信号を出力し、モータ12への通電を遮断し、モータ12を停止させる(ステップS4)。
マイクロコンピュータ8は、モータ12への通電時間Tが許容上限時間(T)以下であり(ステップS2)、モータ12の消費電力Pが基準電力値(Ps)以下であって(ステップS21)、モータ12への通電時間Tが許容下限時間(T)に達していないと判断した場合に(ステップS21)、表示手段7にモータ12への通電時間Tが許容下限時間(T)に達していない旨の表示(アンダータイム表示(判断結果の表示としての故障表示))をさせ(ステップS23)、ON/OFF切換手段56にオフ制御信号を出力し、モータ12への通電を遮断し、モータ12を停止させる(ステップS4)。
マイクロコンピュータ8は、モータ12への通電時間Tが許容上限時間(T)以下であり(ステップS2)、モータ12の消費電力Pが基準電力値(Ps)以下であって(ステップS21)、モータ12への通電時間Tが許容下限時間(T)に達していると判断した場合に(ステップS21)、表示手段7に撹拌・脱泡作業が正常に完了した旨の表示(判断結果としてのOK表示)をさせ(ステップS24)、ON/OFF切換手段56にオフ制御信号を出力し、モータ12への通電を遮断し、モータ12を停止させる(ステップS4)。これにより、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1を使用した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業が完了し、容器34内の被撹拌脱泡材料の粘度が所望値となる。
次いで、カップホルダー41の開口部41aを塞ぐ蓋部材42を開き、撹拌・脱泡作業終了後の被撹拌脱泡材料を収容したカップ43がカップホルダー41から取り出される。
これにより、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1を使用した一連の撹拌・脱泡作業が終了する。
なお、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1は、装置毎のモータ12の消費電力の個体差を考慮し、使用前(撹拌・脱泡作業を開始する前)に、被撹拌脱泡材料に応じた装置固有の消費電力特性を測定し、その測定結果を基準電力値(実際の撹拌・脱泡作業の際に取得するモータ12の消費電力と比較するためのデータ(Ps))としてマイクロコンピュータ8内のメモリに保存するようになっている。
このような本実施形態の撹拌脱泡装置1の作動制御用プログラムは、メモリーカード等の記録媒体に記録され、装置本体2のメモリーカード装着部(図示せず)にセットすることにより、マイクロコンピュータ8によって読み取られるようになっている。
(本実施形態の効果)
以上のような本実施形態によれば、撹拌脱泡装置1のモータ12の消費電力を検知することにより、被撹拌脱泡材料の粘度変化を連続的に検知することができ、その検知結果に基づいて撹拌脱泡装置1の作動制御を行うことができるため、構造が簡単化し、製品コストを低廉化することができる。しかも、本発明は、粘度測定器と同様の理論により、容器内部の材料粘度の測定が行えるため、被撹拌脱泡材料の仕上がり品質、とりわけ粘度のばらつきを小さく抑えることができ、被撹拌脱泡材料の仕上がり品質を優れた水準に維持することができる。その結果、本実施形態の撹拌脱泡装置1は、一部の業界からの厳しい要望に応えることができるようになった。
なお、上述した本実施形態の撹拌脱泡装置1は、公転テーブル11に1個の容器34を配置し、公転テーブル11及び1個の容器34を1個のモータ12で回転駆動するようになっているものを例示したが、これに限られず、公転テーブル11に複数個の容器34を配置し、公転テーブル11及び複数個の容器34を1個のモータ12で回転駆動するようにしてもよい。この場合、複数個の容器34は、適宜ギヤトレイ又はベルト伝動機構等を介してモータ12に接続される。また、モータ12の回転を減速又は増速して公転テーブル11に伝達する必要がない場合には、モータ12の出力軸を公転テーブル11に直結するようにしてもよい。
[撹拌脱泡装置の第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る撹拌脱泡装置1を図面に基づき詳述する。なお、本実施形態に係る撹拌脱泡装置の基本的構成は、第1実施形態において説明した図1及び図2の構成と同様であるので、第1実施形態における説明と重複することとなる説明を省略する。
本実施形態の撹拌脱泡装置1は、装置毎に異なる消費電力のばらつき(装置毎の個体差)の影響を排除し、初期設定作業を容易化すると共に、第1実施形態よりも高精度の撹拌・脱泡作業を可能とすることを目的としている。そのため、本実施形態においては、図6に示すように、粘度が被撹拌脱泡材料(例えば、エポキシ系材料)と比較して無視できる程度の温度依存性である(粘度が温度によって変化しないとして取り扱うことができる)基準液(例えば、水)を被撹拌脱泡材料に代えて測定したモータ12の消費電力と、被撹拌脱泡材料ついて測定したモータ12の消費電力と、の差分値に基づいて作動制御する。なお、図7は、図6の模式図であり、本実施形態に係る撹拌脱泡装置の作動制御の説明を簡単するために、図6を模式的に示す図である。ここで、図6において点線で示す線L0が被撹拌脱泡材料の実測値を示すものであり、図6及び図7において実線で示す線L1が被撹拌脱泡材料の実測値を累乗して求められたものである。また、図6において点線で示す線L2が基準液の実測値を示すものであり、図6及び図7において実線で示す線L3が被撹拌脱泡材料の実測値を累乗して求められたものである。また、図6における線L0と線L1は、図4における線L0と線L1に対応するものである。
すなわち、本実施形態においては、図7に示すように、被撹拌脱泡材料の粘度が最適値になる基準差分値(ΔPs)を予め求めると共に、許容される粘度のばらつきに対応する下限差分値(ΔP)及び許容される粘度のばらつきに対応する上限差分値(ΔP)を予め求めておき、これら差分値を比較データ(実際の撹拌・脱泡作業の際に取得する基準液に関するモータ12の消費電力と被撹拌脱泡材料に関するモータ12の消費電力との差分値(ΔP)と比較するためのデータ(ΔPs、ΔP、ΔP))としてマイクロコンピュータ8内のメモリに保存しておき、このマイクロコンピュータ8内のメモリに保存してある比較データと実際の撹拌・脱泡作業の際に測定されたモータ12の消費電力の差分値(ΔP)とを比較して作動制御を行うことにより、装置毎の個体差の影響を排除している。なお、図7において、撹拌・脱泡時間T,Ts,Tは、それぞれ差分値ΔP,ΔPs,ΔPに対応するものである。
ここで、図6に関する実験に使用された基準液は、水(飲料水として使用される水道水)であり、その水の200g分がカップ43内に収容され、撹拌・脱泡作業に供された。また、被撹拌脱泡材料は、エポキシ樹脂の主剤に硬化剤を加えたエピコート(登録商標)#828(商品名)であり、質量200g分がカップ43内に収容され、撹拌・脱泡作業に供された。この実験時における水及び被撹拌脱泡材料の温度が25.0℃であり、大気温度(室内温度)も25℃であった。また、撹拌脱泡装置1の公転テーブル回転駆動機構51が公転テーブル11を1500rpmで回転させ、容器回転駆動機構54が容器34を700rpmで回転させ、カップ43内の被撹拌脱泡材料に約400Gの遠心力を作用させて、撹拌・脱泡作業を20分間連続して行った。これにより、水の温度は25.0℃から33.0℃まで上昇した。また、被撹拌脱泡材料の温度は25.0℃から46.5℃まで上昇した。このような実験において、消費電力の差分値が17Wとなり、撹拌・脱泡作業が15分間連続して行われた場合に、被撹拌脱泡材料の粘度が所望の最適粘度(1030mPa・s)となることが明らかとなった。また、撹拌・脱泡作業の時間が所定時間(T)未満(アンダータイム)であるか、又は撹拌・脱泡作業の時間が所定時間(T)を越えた場合(オーバータイムの場合)には、被撹拌脱泡材料が所望の粘度にならないことが明らかになった。すなわち、所定の時間(T≦Ts≦T)だけ撹拌・脱泡作業を行う必要がある。
図8は、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1の作動制御状態を説明するためのフローチャート図である。ここで、本実施形態の作動制御は、基準液に対して撹拌・脱泡作業を行ってモータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、この予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を続けて行うようになっている。
(予備撹拌脱泡作業)
基準液としての水を入れたカップ43をカップホルダ41内にセットし、操作手段10のスタートキー60からのオン信号がマイクロコンピュータ8に入力されると、マイクロコンピュータ8から表示手段7に制御信号が出力され、表示手段7が「水を入れたカップをカップホルダにセットした後、セット完了キーを押してください。」という表示(表示1)を行うようになっている(ステップS1)。
操作手段10のセット完了キー61が押され、セット完了キー61のオン信号(第1のセット完了信号)がマイクロコンピュータ8に入力され、セット完了が確認されると(ステップS2)、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がON作動して、モータ12に電力が供給され、モータ12が回転を開始する(ステップS3)。
モータ12は、公転テーブル回転駆動機構51を介して公転テーブル11を回転駆動すると共に、容器回転駆動機構54を介して容器34を回転駆動する。そして、この水の撹拌・脱泡作業中のモータ12の消費動力は、モータ12が回転を開始すると共に、消費電力検知手段57によって所定のタイミング(例えば、0.1秒毎)で検知され、その検知結果がA/D変換器58を介してマイクロコンピュータ8にデジタルデータとして入力される。
モータ12への通電時間は、マイクロコンピュータ8に内蔵されたタイマーによりカウントされるようになっている。そして、モータ12への通電時間がTを越えると(ステップS4)、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がOFF作動して、モータ12への電力供給が遮断され、モータ12が回転を停止する(ステップS5)。
(本撹拌脱泡作業)
マイクロコンピュータ8は、モータ12の回転が停止するタイミングで表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7に「被撹拌脱泡材料を入れたカップをカップホルダにセットした後、セット完了キーを押してください」という表示(表示2)を行うようになっている(ステップS6)。
操作手段10のセット完了キー61が押され、セット完了キー61のオン信号(第2のセット完了信号)がマイクロコンピュータ8に入力され、セット完了が確認されると(ステップS7)、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がON作動して、モータ12に電力が供給され、モータ12が回転を開始する(ステップS8)。モータ12は、公転テーブル回転駆動機構51を介して公転テーブル11を回転駆動すると共に、容器回転駆動機構54を介して容器34を回転駆動する。そして、この被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業中のモータ12の消費動力は、モータ12が回転を開始すると共に、消費電力検知手段57によって所定のタイミング(例えば、0.1秒毎)で検知され、その検知結果がA/D変換器58を介してマイクロコンピュータ8にデジタルデータとして入力される。マイクロコンピュータ8は、消費電力検知手段57から入力された水と被撹拌脱泡材料に対するデジタルデータの所定時間毎の差分値を求める。
マイクロコンピュータ8は、モータ12への通電時間Tが許容上限時間Tに達しておらず(ステップS9)、モータ12の消費電力の実測値における差分値ΔPが予めメモリ内に保存してある最適な差分値ΔPsに対してΔP≦ΔPsでない(ΔPs以下でない)場合には、モータ12の回転を継続させる(ステップS91)。
マイクロコンピュータ8は、差分値ΔPsと実測値に基づく差分値ΔPとを比較し、ΔP≦ΔPsとなる前にモータ12への通電時間Tが許容上限時間Tを越えてオーバータイム(T>T)となった場合(ステップS9)、表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7にオーバータイム表示(判断結果の表示としての故障表示)をさせ、ON/OFF切換手段56に作動制御信号を出力し、ON/OFF切換手段56がOFF作動して、モータ12への通電を遮断し、モータ12を停止させる(ステップS11)。
マイクロコンピュータ8は、モータ12への通電時間Tが許容上限時間Tに達しておらず(T<T)であり(ステップS9)、モータ12の消費電力の実測値における差分値ΔPが予めメモリ内に保存してある最適な差分値ΔPsに対してΔP≦ΔPsであり(ステップS91)、モータ12への通電時間Tが許容下限時間Tに達していない(T<T)場合には(ステップS92)、表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7にアンダータイム表示(判断結果の表示としての故障表示)をさせる(ステップS93)。その後、マイクロコンピュータ8は、ON/OFF切換手段56に作動制御信号を出力し、ON/OFF切換手段56をOFF作動させ、モータ12への通電を遮断し、モータ12の回転を停止させる(ステップS11)。
マイクロコンピュータ8は、モータ12への通電時間Tが許容上限時間Tに達しておらず(T<T)であり(ステップS9)、モータ12の消費電力の実測値における差分値ΔPが予めメモリ内に保存してある最適な差分値ΔPsに対してΔP≦ΔPsであり(ステップS91)、モータ12への通電時間Tが許容下限時間Tに達している(T≦T)場合には(ステップS92)、表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7にOK表示(判断結果の表示)をさせる(ステップS94)。その後、マイクロコンピュータ8は、ON/OFF切換手段56に作動制御信号を出力し、ON/OFF切換手段56をOFF作動させ、モータ12への通電を遮断し、モータ12の回転を停止させる(ステップS11)。これにより、被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業が正常に終了する。
このような本実施形態の撹拌脱泡装置1の作動制御用プログラムは、メモリーカード等の記録媒体に記録され、装置本体2のメモリーカード装着部(図示せず)にセットすることにより、マイクロコンピュータ8によって読み取られるようになっている。
以上のような本実施形態に係る撹拌脱泡装置によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができることはもちろんのこと、装置毎に異なる消費電力のばらつき(装置毎の個体差)の影響を排除し、初期設定作業を容易化することができると共に、第1実施形態よりも高精度の撹拌・脱泡作業が可能となる。
なお、本実施形態の撹拌脱泡装置1は、予備撹拌脱泡作業と本撹拌脱泡作業を連続して実施する態様を例示したが、これに限定されるものではなく、予備撹拌脱泡作業と本撹拌脱泡作業を分離し、予備撹拌脱泡作業を一日のうちで複数回実施し、その測定データを予備撹拌脱泡作業の実施毎に更新し、最新の予備撹拌脱泡作業の測定データと本撹拌脱泡作業の測定データとの差分値を求めるようにしてもよい。このように、予備撹拌脱泡作業の回数を減らすことにより、撹拌脱泡作業の効率を高めるようにしてもよい。
[撹拌脱泡装置の第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る撹拌脱泡装置1を図9乃至図12に基づき説明する。これらの図面のうち、図9は、本発明の第3実施形態に係る撹拌脱泡装置1を簡略化して示す構造図である。また、図10は、図9の矢印A方向に沿って見た撹拌脱泡装置1の一部詳細図である。また、図11は、本発明の第3実施形態に係る撹拌脱泡装置1の全体構成を模式的に示すブロック図である。また、図12は、本発明の第3実施形態に係る撹拌脱泡装置1の作動制御状態を示すフローチャート図である。なお、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1は、第1実施形態の撹拌脱泡装置1の変形例である。したがって、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1において、前記第1実施形態の撹拌脱泡装置1と対応する構成部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図9及び図11に示すように、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1は、公転テーブル11を駆動するテーブル回転モータ71の他に、容器34を回転させる容器回転モータ72を別に備えた点に特徴を有すると共に、容器34を回転させる容器回転モータ72の消費電力を検知し、その検知結果に基づいて作動制御するようになっている。この点、公転テーブル11及び容器34を回転駆動するモータ12の消費電力を検知し、その検知結果に基づいて作動制御するようになっていた前記第1及び第2実施形態の撹拌脱泡装置1とは相違する(図1参照)。
図9に示すように、装置本体2の第1本体部4の側壁内面16には、防振用の引っ張りコイルばね14を介して支持部材13が取り付けられている。そして、支持部材13には、公転テーブル11を回転駆動するテーブル回転モータ71と、容器34を回転駆動する容器回転モータ72とが取り付けられている。テーブル回転モータ71は、その出力軸が公転テーブル11を回転駆動する駆動軸73となっており、その駆動軸73の先端側が公転テーブル11に固定されている。その結果、テーブル回転モータ71の回転数が公転テーブル11の回転数に合致するようになっている。なお、本実施形態において、テーブル回転モータ71の出力軸の回転をギヤトレイン(又はベルト伝動機構)を介して公転テーブル11に固定された駆動軸に伝達し、テーブル回転モータ71の回転を減速又は増速して公転テーブル11に伝達するようにしてもよい。ここで、テーブル回転モータ71の出力軸(駆動軸73)が公転テーブル回転駆動機構74を構成するか、又は、テーブル回転モータ71の出力軸及びこの出力軸と公転テーブル11の駆動軸とを接続するギヤトレイン(又はベルト伝動機構)が公転テーブル回転駆動機構74を構成する。
図9に示すように、公転テーブル11には、回転中心(公転軸としての駆動軸73)に対してほぼ対称に斜めに(45°の角度で)立ち上がる傾斜壁75が形成されている。そして、この傾斜壁75の一方側(図9の左側)の上面側には、被撹拌脱泡材料等が入れられる容器34が回転できるように取り付けられている。なお、容器34は、その回転軸(自転軸)35が公転テーブル11の公転軸である駆動軸73と容器34の上方で45°の角度で交差するように、公転テーブル11の傾斜壁75に回動可能に取り付けられている。
図9に示すように、容器34は、容器回転駆動機構76を介して容器回転モータ72に接続されており、容器回転モータ72の回転が容器回転駆動機構76を介して伝達されるようになっている。容器回転伝達機構76は、容器回転モータ72の出力軸77の先端に固定された第1プーリ78と、駆動軸73に相対回動できるように嵌合された第2プーリ80と、この第2プーリ80と一体になって駆動軸73の回りを回動する第3プーリ81と、公転テーブル11の下側(公転テーブル11と支持部材13の間)で且つ駆動軸73から偏心した位置(駆動軸73を挟んで、容器34と反対側の離れた位置)に回転できるように取り付けられた第4プーリ82と、公転テーブル11の上側に位置し且つ第4プーリ82と一体に回動する第5プーリ83と、容器34に形成されるか又は容器34に固定された(容器34の回転軸35と同心に固定された)第6プーリ84と、第1プーリ78と第2プーリ80に巻き掛けられた第1ベルト85と、第3プーリ81と第4プーリ82に巻き掛けられた第2ベルト86と、第5プーリ83と第6プーリ84に巻き掛けられた第3ベルト87と、第5プーリ83と第6プーリ84の間に位置して第3ベルト87の回動を円滑に案内するガイドプーリユニット88と、を有している(図10参照)。なお、第4プーリ82と第5プーリ83とを一体に接続する連結軸90は、公転テーブル11の駆動軸73から偏心した位置に回動できるように支持されている。また、図10に示すように、第5プーリ83と第6プーリ84の直径は等しく、第3ベルト87は第5プーリ83と第6プーリ84に平行な状態(張り側と弛み側とが平行な状態)で巻き掛けられている。
図10に示すように、ガイドプーリユニット88は、無端状の第3ベルト87の一方側に係合する第1のガイドプーリ91と、無端状の第3ベルト87の他方側に係合する第2のガイドプーリ91と、これら一対のガイドプーリ91,91を貫通して延びる支持軸92と、を有している。支持軸92は、その両端が公転テーブル11から延びる支持アーム93によって支持されている。そして、この支持軸92には、第1のガイドプーリ91と第2のガイドプーリ91とが相対回動できるように嵌合されている。その結果、第1のガイドプーリ91は、第3ベルト87の回動に伴って、第2のガイドプーリ91と逆方向に回転し、第3ベルト87の回動を円滑に案内する。
なお、図9に示すように、ガイドプーリユニット88の一対のガイドプーリ91,91と第3ベルト87の接触位置は、第5プーリ83側に掛け渡された第3ベルト87が駆動軸73に直交する方向(図9中の左側方向)に延びることを可能にし、且つ、第6プーリ84側に掛け渡された第3ベルト87が回転軸35に直交する方向に延びることを可能にする位置である。これにより、第3ベルト87は、図9に示すように、第5プーリ83と第6プーリ84の間の部分を上側から一対のガイドプーリ91,91で押さえられ、略くの字形状を常時保持し、第5プーリ83の回転をガイドプーリユニット88に案内されながら第6プーリ84に伝達し、容器34を回転軸35の回りに回動させる。
以上のような撹拌脱泡装置1は、テーブル回転モータ71と容器回転モータ72とが逆方向に回動するようになっており、公転テーブル11がテーブル回転モータ71によって回転させられると、第4プーリ82と第5プーリ83とを一体に接続する連結軸90が公転テーブル11と共に駆動軸73の回りに回動する。そして、テーブル回転モータ71の回転と同時に容器回転モータ72が回動すると、容器回転モータ72の回転が容器回転駆動機構76を介して容器34に伝達される。その結果、容器34は、回転軸35の回りを自転しながら駆動軸73の回りを公転し、内部に収容した被撹拌脱泡材料等の撹拌・脱泡作業を行うことになる。尚、容器34は、容器回転モータ72及び容器回転駆動機構76を介して伝達された回転数(N2)に、公転テーブル11(連結軸90)の駆動軸73を回転中心とする回転数(N1)が加算された合計の回転数(N=N1+N2)で回転させられる。
なお、支持部材13の下面側には、容器回転モータ72との間にテーブル回転モータ71が位置するように第1重量バランス調整手段94が取り付けられている。この第1重量バランス調整手段94は、支持部材が水平面(図9の左右方向に広がる面)に対して平行になるように、支持部材13に作用する重量のバランスを調整することができるようになっている。また、公転テーブル11の上面側には、公転軸である駆動軸73を挟んで容器34と反対側に第2重量バランス調整手段95が取り付けられている。この第2重量バランス調整手段95は、公転テーブル11が円滑に回転できるようにするため、公転テーブル11に作用する回転モーメントの釣り合いをとるようになっている。
以下、図9乃至図11に示した撹拌脱泡装置1の作動制御状態を、図12のフローチャート図に基づき詳述する。
被撹拌脱泡材料が容器34内に収容され(被撹拌脱泡材料を入れたカップ43がカップホルダー41内にセットされ(図1参照))、操作手段10のスタートキー60からのオン信号がマイクロコンピュータ8に入力されると、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がON作動してテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72に電力が供給され、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72が回転を開始する(ステップS1)。そして、テーブル回転モータ71が公転テーブル回転駆動機構74を介して公転テーブル11を回転駆動し、容器回転モータ72が容器回転駆動機構76を介して容器34を回転駆動する。容器34の回転時間が経過するにしたがって、容器34内の被撹拌脱泡材料の粘度が低下し、容器回転モータ72の消費電力Pも低下する。
この容器回転モータ72の消費電力(すなわち、容器回転モータ72に供給される電力)Pは、容器回転モータ72が回転を開始すると共に、消費電力検知手段57によって所定時間(例えば、0.1秒)毎に検知され、その検知データがA/D変換器58を介してマイクロコンピュータ8に入力される。なお、マイクロコンピュータ8に入力された消費電力検知手段57からの検知データは、容器回転モータ72の起動直後の不安定な状態におけるデータを除いて採用されるようになっている(例えば、容器回転モータ72の回転から所定時間(5秒程度)経過後のデータから順次採用するようになっている)。
マイクロコンピュータ8は、内蔵された図示しないタイマー手段によって、容器回転モータ72に通電された時間を計測するようになっている。そして、このマイクロコンピュータ8は、容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間(T)以下であり(ステップS2)、容器回転モータ72の消費電力Pが基準電力値(Ps)に達していないと判断した場合に(ステップS21)、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への通電を継続し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72をさらに回転させ続ける(ステップS2)。
マイクロコンピュータ8は、容器回転モータ72の消費電力Pが基準電力値(Ps)以下にならないうちに(ステップS21)、容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間(T)を越えた場合(ステップS2)、表示手段7に容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間(T2)を越えた旨の表示(オーバータイム表示(判断結果の表示としての故障表示))をさせ(ステップS3)、ON/OFF切換手段56にオフ制御信号を出力し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への通電を遮断し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72を停止させる(ステップS4)。
マイクロコンピュータ8は、容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間(T)以下であり(ステップS2)、容器回転モータ72の消費電力Pが基準電力値(Ps)以下であって(ステップS21)、容器回転モータ72への通電時間Tが許容下限時間(T)に達していないと判断した場合に(ステップS21)、表示手段7に容器回転モータ72への通電時間Tが許容下限時間(T1)に達していない旨の表示(アンダータイム表示(判断結果の表示としての故障表示))をさせ(ステップS23)、ON/OFF切換手段56にオフ制御信号を出力し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への通電を遮断し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72を停止させる(ステップS4)。
マイクロコンピュータ8は、容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間(T)以下であり(ステップS2)、容器回転モータ72の消費電力Pが基準電力値(Ps)以下であって(ステップS21)、容器回転モータ72への通電時間Tが許容下限時間(T)に達していると判断した場合に(ステップS21)、表示手段7に撹拌・脱泡作業が正常に完了した旨の表示(判断結果の表示としてのOK表示)をさせ(ステップS24)、ON/OFF切換手段56にオフ制御信号を出力し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への通電を遮断し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72を停止させる(ステップS4)。これにより、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1を使用した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業が完了し、容器34内の被撹拌脱泡材料の粘度が所望値となる。
このような本実施形態の撹拌脱泡装置1の作動制御用プログラムは、メモリーカード等の記録媒体に記録され、装置本体2のメモリーカード装着部(図示せず)にセットすることにより、マイクロコンピュータ8によって読み取られるようになっている。
以上のように、本実施形態は、図1に示すような単一のモータ12で公転テーブル11及び容器34を回転駆動する第1実施形態とは異なり、公転テーブル11を回転駆動するテーブル回転モータ71と、容器34を回転駆動する容器回転モータ72とに分けて設置し、第1実施形態のモータ12よりも消費電力が小さい容器回転モータ72の消費電力を消費電力検知手段57で検知するようになっている。その結果、本実施形態によれば、撹拌・脱泡作業の進行に伴う容器回転モータ72の消費電力の変化割合が第1実施形態の場合に比較して大きくなり、被撹拌脱泡材料の粘度変化を把握しやすくなる。
また、本実施形態の撹拌脱泡装置1は、第1実施形態に係る撹拌脱泡装置1と同様の効果を得ることができる。
尚、本実施形態の撹拌脱泡装置1は、図9乃至図10に示したものに限定されるものではなく、容器回転モータ72を公転テーブル11に取り付け、容器回転モータ72の回転を直接的に容器34に伝達するか、又は容器回転モータ72の回転をギヤトレインを介して容器34に伝達し、容器34を容器回転モータ72のみによって自転させるようにしてもよい。この態様の場合には、容器回転モータ72の通電用のケーブルを公転テーブル11の駆動軸73と共に回動するようにして、公転テーブル11の回転時に通電用のケーブルが損傷を受けないようにする必要がある。
また、図9及び図11に示した第3実施形態は単一の容器34を単一の容器回転モータ72で回動するようになっているが、本願発明は図9及び図11に示した実施形態に限られるものではない。すなわち、上記第3実施形態の変形例として、公転テーブルに複数の容器を配置し、これら複数の容器をギヤトレインやベルト伝動機構等で単一の容器回転モータ72に接続し、単一の容器回転モータ72で複数の容器を回転駆動するようにしてもよい。また、上記第3実施形態の変形例として、公転テーブルに複数の容器を配置し、これら複数の容器を駆動する複数の容器回転モータ72を設置して(但し、容器と容器回転モータ72とが一対一に対応する場合、容器と容器回転モータ72とが一対一に対応しない場合を含む)、これら複数の容器回転モータ72の合計の消費電力を消費電力検知手段57で検知し(図14参照)、その消費電力検知手段57の検知結果に基づいて、図12に示したようなテーブル回転モータ71及び複数の容器回転モータ72の回転制御を行うようにしてもよい。
[撹拌脱泡装置の第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る撹拌脱泡装置1を図面に基づき詳述する。なお、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1の基本的構成は、第3実施形態において説明した図9乃至図11の構成と同様であるので、第3実施形態における説明と重複することとなる説明を省略する。また、本実施形態に係る撹拌脱泡装置1は、第2実施形態に係る撹拌脱泡装置1と同様に、粘度が被撹拌脱泡材料(例えば、エポキシ系材料)と比較して無視できる程度の温度依存性である(粘度が温度によって変化しないとして取り扱うことができる)基準液(例えば、水)を被撹拌脱泡材料に代えて測定した容器回転モータ72の消費電力と、被撹拌脱泡材料ついて測定した容器回転モータ72の消費電力と、の差分値に基づいて作動制御するようになっている。
以下、本発明の実施形態に係る撹拌脱泡装置1の作動制御状態を、図13に示すフローチャート図に基づいて説明する。ここで、本実施形態の作動制御は、基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って容器回転モータ72の消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、この予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を分けて行うようになっている。
(予備撹拌脱泡作業)
基準液としての水が容器34内に収容され(基準液としての水を入れたカップ43がカップホルダー41内にセットされ(図1参照))、操作手段10のスタートキー60からのオン信号がマイクロコンピュータ8に入力されると、マイクロコンピュータ8から表示手段7に制御信号が出力され、表示手段7が「水を入れたカップをカップホルダにセットした後、セット完了キーを押してください。」という表示(表示1)を行うようになっている(ステップS1)。
操作手段10のセット完了キー61が押され、セット完了キー61のオン信号(第1のセット完了信号)がマイクロコンピュータ8に入力され、セット完了が確認されると(ステップS2)、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がON作動して、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72に電力が供給され、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72が回転を開始する(ステップS3)。
そして、テーブル回転モータ71が公転テーブル回転駆動機構74を介して公転テーブル11を回転駆動する。また、容器回転モータ72が容器回転駆動機構76を介して容器34を回転駆動する。そして、この水の撹拌・脱泡作業中の容器回転モータ72の消費動力は、容器回転モータ72が回転を開始すると共に、消費電力検知手段57によって所定のタイミング(例えば、0.1秒毎)で検知され、その検知結果がA/D変換器58を介してマイクロコンピュータ8にデジタルデータとして入力される。
容器回転モータ72への通電時間は、マイクロコンピュータ8に内蔵されたタイマーによりカウントされるようになっている。そして、容器回転モータ72への通電時間がTを越えると(ステップS4)、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がOFF作動して、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への電力供給が遮断され、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72が回転を停止する(ステップS5)。
(本撹拌脱泡作業)
マイクロコンピュータ8は、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の回転が停止するタイミングで表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7に「被撹拌脱泡材料を入れたカップをカップホルダにセットした後、セット完了キーを押してください」という表示(表示2)を行うようになっている(ステップS6)。
操作手段10のセット完了キー61が押され、セット完了キー61のオン信号(第2のセット完了信号)がマイクロコンピュータ8に入力され、セット完了が確認されると(ステップS7)、マイクロコンピュータ8からON/OFF切換手段56に作動制御信号が出力され、ON/OFF切換手段56がON作動して、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72に電力が供給され、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72が回転を開始する(ステップS8)。そして、テーブル回転モータ71が公転テーブル回転駆動機構74を介して公転テーブル11を回転駆動する。また、容器回転モータ72が容器回転駆動機構76を介して容器34を回転駆動する。そして、この被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業中の容器回転モータ72の消費動力は、容器回転モータ72が回転を開始すると共に、消費電力検知手段57によって所定のタイミング(例えば、0.1秒毎)で検知され、その検知結果がA/D変換器58を介してマイクロコンピュータ8にデジタルデータとして入力される。マイクロコンピュータ8は、消費電力検知手段57から入力された水と被撹拌脱泡材料に対するデジタルデータの所定時間毎の差分値を求める。
マイクロコンピュータ8は、容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間Tに達しておらず(ステップS9)、容器回転モータ72の消費電力の実測値における差分値ΔPが予めメモリ内に保存してある最適な差分値ΔPsに対してΔP≦ΔPsでない(ΔPs以下でない)場合には、容器回転モータ72の回転を継続させる(ステップS91)。
マイクロコンピュータ8は、差分値ΔPsと実測値に基づく差分値ΔPとを比較し、ΔP≦ΔPsとなる前に容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間Tを越えてオーバータイム(T>T)となった場合(ステップS9)、表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7にオーバータイム表示(判断結果の表示としての故障表示)をさせ、ON/OFF切換手段56に作動制御信号を出力し、ON/OFF切換手段56がOFF作動して、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への通電を遮断し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72を停止させる(ステップS11)。
マイクロコンピュータ8は、容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間Tに達しておらず(T<T)であり(ステップS9)、容器回転モータ72の消費電力の実測値における差分値ΔPが予めメモリ内に保存してある最適な差分値ΔPsに対してΔP≦ΔPsであり(ステップS91)、容器回転モータ72への通電時間Tが許容下限時間Tに達していない(T<T)場合には(ステップS92)、表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7にアンダータイム表示(判断結果の表示としての故障表示)をさせる(ステップS93)。その後、マイクロコンピュータ8は、ON/OFF切換手段56に作動制御信号を出力し、ON/OFF切換手段56をOFF作動させ、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への通電を遮断し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の回転を停止させる(ステップS11)。
マイクロコンピュータ8は、容器回転モータ72への通電時間Tが許容上限時間Tに達しておらず(T<T)であり(ステップS9)、容器回転モータ72の消費電力の実測値における差分値ΔPが予めメモリ内に保存してある最適な差分値ΔPsに対してΔP≦ΔPsであり(ステップS91)、容器回転モータ72への通電時間Tが許容下限時間Tに達している(T≦T)場合には(ステップS92)、表示手段7に制御信号を出力し、表示手段7に判断結果の表示としてのOK表示をさせる(ステップS94)。その後、マイクロコンピュータ8は、ON/OFF切換手段56に作動制御信号を出力し、ON/OFF切換手段56をOFF作動させ、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72への通電を遮断し、テーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の回転を停止させる(ステップS11)。これにより、被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業が正常に終了する。
このような本実施形態の撹拌脱泡装置1の作動制御用プログラムは、メモリーカード等の記録媒体に記録され、装置本体2のメモリーカード装着部(図示せず)にセットすることにより、マイクロコンピュータ8によって読み取られるようになっている。
以上のような本実施形態に係る撹拌脱泡装置1によれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができることはもちろんのこと、装置毎に異なる消費電力のばらつき(装置毎の個体差)の影響を排除し、初期設定作業を容易化することができると共に、第3実施形態よりも高精度の撹拌・脱泡作業が可能となる。
なお、本実施形態の撹拌脱泡装置1は、予備撹拌脱泡作業と本撹拌脱泡作業を連続して実施する態様を例示したが、これに限定されるものではなく、予備撹拌脱泡作業と本撹拌脱泡作業を分離し、予備撹拌脱泡作業を一日のうちで複数回実施し、その測定データを予備撹拌脱泡作業の実施毎に更新し、最新の予備撹拌脱泡作業の測定データと本撹拌脱泡作業の測定データとの差分値を求めるようにしてもよい。このように、予備撹拌脱泡作業の回数を減らすことにより、撹拌脱泡作業の効率を高めるようにしてもよい。
また、図9及び図11に示した第4実施形態は単一の容器34を単一の容器回転モータ72で回動するようになっているが、本願発明は図9及び図11に示した実施形態に限られるものではない。すなわち、上記第4実施形態の変形例として、公転テーブルに複数の容器を配置し、これら複数の容器をギヤトレインやベルト伝動機構等で単一の容器回転モータ72に接続し、単一の容器回転モータ72で複数の容器を回転駆動するようにしてもよい。また、上記第4実施形態の変形例として、公転テーブルに複数の容器を配置し、これら複数の容器を駆動する複数の容器回転モータ72を設置して(但し、容器と容器回転モータ72とが一対一に対応する場合、容器と容器回転モータ72とが一対一に対応しない場合を含む)、これら複数の容器回転モータ72の合計の消費電力を消費電力検知手段57で検知し(図14参照)、その消費電力検知手段57の検知結果に基づいて、図12に示したようなテーブル回転モータ71及び複数の容器回転モータ72の回転制御を行うようにしてもよい。
[撹拌脱泡装置の第5実施形態]
図15は、本発明の第5実施形態に係る撹拌脱泡装置1を示す図である。本実施形態に係る撹拌脱泡装置1は、消費電力検知手段57がテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の合計の消費電力を検知するようになっている点において、容器回転モータ72の消費電力のみを消費電力検知手段57で検知する第3及び第4実施形態(図11参照)と相違するが、その基本的構成が図9及び図10に示す撹拌脱泡装置1と同様である。したがって、本実施形態は、消費電力検知手段57によって検知したテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の合計の消費電力に基づいて、図12に示したようなテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の回転制御、又は、図13に示したようなテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の回転制御を行うようにしてもよい。
[撹拌脱泡装置の第6実施形態]
図16は、本発明の第6実施形態に係る撹拌脱泡装置1を示す図である。本実施形態に係る撹拌脱泡装置1は、消費電力検知手段57がテーブル回転モータ71及び複数の容器回転モータ72の合計の消費電力を検知するようになっている点において、複数の容器回転モータ72の消費電力のみを消費電力検知手段57で検知する第3及び第4実施形態の各変形例(図14参照)と相違するが、その基本的構成が図9及び図10に示す撹拌脱泡装置1と同様である。したがって、本実施形態は、消費電力検知手段57によって検知したテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の合計の消費電力に基づいて、図12に示したようなテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の回転制御、又は、図13に示したようなテーブル回転モータ71及び容器回転モータ72の回転制御を行うようにしてもよい。
[各実施形態の応用例]
なお、上記各実施形態において、ベルト53,87は、断面形状が円形のベルトが使用されている。また、その他のベルト47,85,86は、Vベルト又はタイミングベルトが適宜使用される。
また、上記各実施形態におけるマイクロコンピュータ8の判断結果としての各表示(オーバータイム表示等)は、表示態様の一例であって、これに限定されるものではない。
本発明の撹拌脱泡装置は、塗料や接着剤等の撹拌・脱泡作業に広く適用できる。また、本発明の撹拌脱泡装置は、電源が交流の場合に限られず、電源が直流の場合にも応用が可能である。
本発明の第1実施形態に係る撹拌脱泡装置の構成を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る撹拌脱泡装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る撹拌脱泡装置の作動制御状態を示すフローチャート図である。 本発明の第1実施形態に係る撹拌脱泡装置を使用し、特定の被撹拌脱泡材料について、撹拌・脱泡時間(モータの回転作動時間)とモータに供給される電力(消費電力)との関係を所定の時間毎に実験により求めた図である。 図4の模式図である。 本発明の第2実施形態に係る撹拌脱泡装置を使用し、特定の被撹拌脱泡材料と基準液について、撹拌・脱泡時間(モータの回転作動時間)とモータに供給される電力(消費電力)との関係を所定の時間毎に実験により求めた図である。 図6の模式図である。 本発明の第2実施形態に係る撹拌脱泡装置の作動制御状態を示すフローチャート図である。 本発明の第3実施形態に係る撹拌脱泡装置の簡略化した構造図である。 図9の矢印A方向に沿って見た撹拌脱泡装置の一部詳細図である。 本発明の第3実施形態に係る撹拌脱泡装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る撹拌脱泡装置の作動制御状態を示すフローチャート図である。 本発明の第4実施形態に係る撹拌脱泡装置の作動制御状態を示すフローチャート図である。 本発明の第3及び第4実施形態の変形例に係る撹拌脱泡装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る撹拌脱泡装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の第6実施形態に係る撹拌脱泡装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。
符号の説明
1……撹拌脱泡装置、7……表示手段、8……マイクロコンピュータ、10……操作手段、11……公転テーブル、12……モータ、13……支持部材、34……容器、51,74……公転テーブル回転駆動機構、54,76……容器回転駆動機構、57……消費電力検知手段、71……テーブル回転モータ、72……容器回転モータ

Claims (19)

  1. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、
    前記モータへの通電を制御する制御手段と、
    前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、
    を備えた撹拌脱泡装置であって、
    前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行している場合において、
    前記消費電力検知手段による前記モータの消費電力の検知結果が所定値になると、前記制御手段が前記モータへの通電を遮断する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  2. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、
    前記モータへの通電を制御する制御手段と、
    前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、
    を備えた撹拌脱泡装置であって、
    前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した基準液の撹拌・脱泡作業を実行する予備撹拌脱泡作業において、前記モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、
    前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行する本撹拌脱泡作業において、前記モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、
    前記予備撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記モータの消費電力の検知結果と、前記本撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記モータの消費電力の検知結果との差分値を、前記制御手段が算出し、
    前記差分値が所定値になると、前記制御手段が前記モータへの通電を遮断する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  3. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、
    前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、
    を備えた撹拌脱泡装置であって、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行している場合において、
    前記消費電力検知手段による前記容器回転モータの消費電力の検知結果が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  4. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、
    前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、
    を備えた撹拌脱泡装置であって、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した基準液の撹拌・脱泡作業を実行する予備撹拌脱泡作業において、前記容器回転モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行する本撹拌脱泡作業において、前記容器回転モータの消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、
    前記予備撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記容器回転モータの消費電力の検知結果と、前記本撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記容器回転モータの消費電力の検知結果との差分値を、前記制御手段が算出し、
    前記差分値が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  5. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、
    を備えた撹拌脱泡装置であって、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行している場合において、
    前記消費電力検知手段による前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの消費電力の検知結果が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  6. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御する制御手段と、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記制御手段に出力する消費電力検知手段と、
    を備えた撹拌脱泡装置であって、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した基準液の撹拌・脱泡作業を実行する予備撹拌脱泡作業において、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を実行する本撹拌脱泡作業において、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を前記消費電力検知手段によって所定時間毎に検知し、
    前記予備撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力の検知結果と、前記本撹拌脱泡作業の前記消費電力検知手段による所定時間毎の前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力の検知結果との差分値を、前記制御手段が算出し、
    前記差分値が所定値になると、前記制御手段が前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  7. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、
    前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている撹拌脱泡装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記消費電力検知手段によって検知した前記モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、
    (4)前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第4の作業と、
    (5)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第5の作業と、
    (6)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  8. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、
    前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている撹拌脱泡装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、
    基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行するようになっており、
    A.予備撹拌脱泡作業において、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行した後、前記本撹拌脱泡作業に移行し、
    B.本撹拌脱泡作業において、
    (4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第4の作業と、
    (5)前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第5の作業と、
    (6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
    (7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、
    (8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第8の作業と、
    (9)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第9の作業と、
    (10)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  9. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている撹拌脱泡装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記消費電力検知手段によって検知した前記容器回転モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、
    (4)前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、
    (5)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、
    (6)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  10. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている撹拌脱泡装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、
    基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記容器回転モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行するようになっており、
    A.予備撹拌脱泡作業において、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行した後、前記本撹拌脱泡作業に移行し、
    B.本撹拌脱泡作業において、
    (4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータを作動させる第4の作業と、
    (5)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第5の作業と、
    (6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
    (7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、
    (8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、
    (9)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、
    (10)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  11. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている撹拌脱泡装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記消費電力検知手段によって検知した前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、
    (4)前記テーブル回転モータ及び容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、
    (5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、
    (6)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、を実行する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  12. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記テーブル回転モータ及び容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている撹拌脱泡装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、
    基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行するようになっており、
    A.予備撹拌脱泡作業において、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行した後、前記本撹拌脱泡作業に移行し、
    B.本撹拌脱泡作業において、
    (4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータを作動させる第4の作業と、
    (5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第5の作業と、
    (6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
    (7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、
    (8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、
    (9)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、
    (10)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、を実行する、
    ことを特徴とする撹拌脱泡装置。
  13. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、
    前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムであって、
    前記マイクロコンピュータに、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記消費電力検知手段によって検知した前記モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、
    (4)前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第4の作業と、
    (5)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第5の作業と、
    (6)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第6の作業と、
    を実行させるための撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム。
  14. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブル及び前記容器を回転させるモータと、
    前記モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムであって、
    前記マイクロコンピュータに、
    基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行させるようになっており、
    A.予備撹拌脱泡作業において、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行させた後、前記本撹拌脱泡作業に移行させ、
    B.本撹拌脱泡作業において、
    (4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記モータを作動させる第4の作業と、
    (5)前記モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記モータの消費電力を検知する第5の作業と、
    (6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
    (7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、
    (8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第8の作業と、
    (9)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第9の作業と、
    (10)前記モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記モータへの通電を遮断する第10の作業と、
    を実行させるための撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム。
  15. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムであって、
    前記マイクロコンピュータに、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記消費電力検知手段によって検知した前記容器回転モータの消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、
    (4)前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、
    (5)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、
    (6)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記容器回転モータの消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、
    を実行させるための撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム。
  16. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている、
    撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムであって、
    前記マイクロコンピュータに、
    基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記容器回転モータの消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行させるようになっており、
    A.予備撹拌脱泡作業において、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行させた後、前記本撹拌脱泡作業に移行させ、
    B.本撹拌脱泡作業において、
    (4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第4の作業と、
    (5)前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記容器回転モータの消費電力を検知する第5の作業と、
    (6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
    (7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、
    (8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、
    (9)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、
    (10)前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、
    を実行させるための撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム。
  17. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させることにより、前記容器内に収容した被撹拌脱泡材料の撹拌・脱泡作業を行うようになっている撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムであって、
    前記マイクロコンピュータに、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号に基づいて前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記消費電力検知手段によって検知した前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)と予めメモリに記憶された基準消費電力(Ps)の大小を比較する第3の作業と、
    (4)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)よりも大きく、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び容器回転モータへの通電を遮断する第4の作業と、
    (5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第5の作業と、
    (6)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力(P)が基準消費電力(Ps)以下であり、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第6の作業と、
    を実行させるための撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム。
  18. 支持部材に回転可能に支持された公転テーブルと、
    この公転テーブルの回転中心から離れた位置に回転可能に支持され、内部に撹拌・脱泡される材料を収容するようになっている容器と、
    前記公転テーブルを回転させるテーブル回転モータと、
    前記容器を回転させる容器回転モータと、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を制御するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに作動開始信号を入力する操作手段と、
    前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知して、その検知結果を前記マイクロコンピュータに出力する消費電力検知手段と、
    前記マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて制御結果を表示する表示手段と、を備え、
    前記テーブル回転モータを回転させることにより、前記公転テーブルを回転させると共に、前記容器回転モータを回転させることにより、前記容器を回転させ、前記容器を前記公転テーブルの回転軸の回りに公転させながら自転させるようになっている、
    撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムであって、
    前記マイクロコンピュータに、
    基準液に対して撹拌・脱泡作業を行って前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する予備撹拌脱泡作業と、前記予備撹拌脱泡作業における検知結果を利用して被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業を行う本撹拌脱泡作業と、を実行させるようになっており、
    A.予備撹拌脱泡作業において、
    (1)前記操作手段からの作動開始信号及び第1のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第1の作業と、
    (2)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記基準液の撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第2の作業と、
    (3)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第3の作業と、を実行させた後、前記本撹拌脱泡作業に移行させ、
    B.本撹拌脱泡作業において、
    (4)前記操作手段からの第2のセット完了信号が入力されると、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータを作動させる第4の作業と、
    (5)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータが回転を開始すると共に、前記消費電力検知手段によって前記被撹拌脱泡材料に対する撹拌・脱泡作業に対する前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの合計の消費電力を検知する第5の作業と、
    (6)前記第2の作業と前記第5の作業における所定時間毎の検知結果から消費電力の差分値(ΔP)を算出する第6の作業と、
    (7)前記第6の作業による前記差分値(ΔP)と予めメモリに記憶された基準差分値(ΔPs)の大小を比較する第7の作業と、
    (8)前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えていると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第8の作業と、
    (9)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していないと判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第9の作業と、
    (10)前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容上限時間(T)を越えておらず、前記差分値(ΔP)が基準差分値(ΔPs)以下であり、且つ、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータの作動時間(T)が許容下限時間(T)に到達していると判断すると、その判断結果を前記表示手段に表示させて、前記テーブル回転モータ及び前記容器回転モータへの通電を遮断する第10の作業と、
    を実行させるための撹拌脱泡装置の作動制御用プログラム。
  19. 請求項13乃至18のいずれか1項に記載の撹拌脱泡装置の作動制御用プログラムを記録したマイクロコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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