JP2008263346A - 車載通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両内の他の通信装置と通信路を介した通信を行うためのウェイクアップ状態と、ウェイクアップ状態に比べて消費電力量が抑えられると共にウェイクアップ信号を受けてウェイクアップ状態に移行するスリープ状態と、ウェイクアップ信号またはデータフレームを受けてウェイクアップ状態に移行すると共に、基準時間以上ウェイクアップ状態に移行しなかった場合にスリープ状態に移行する保留状態と、の間で作動状態が変化する車載通信装置において、保留状態中にウェイクアップ信号を検出し損ねた場合であっても、その後にデータフレームの受信を行える可能性を高める技術を提供する。
【解決手段】車載通信装置は、保留状態において、ノイズが重畳されたウェイクアップ信号の検出に失敗したとしても、そのウェイクアップ信号を通信要素として検出し、それに基づいて、その通信要素の検出後タイマ期間Bが満了するまでは、スリープ状態への移行を禁止する。
【選択図】 図11
【解決手段】車載通信装置は、保留状態において、ノイズが重畳されたウェイクアップ信号の検出に失敗したとしても、そのウェイクアップ信号を通信要素として検出し、それに基づいて、その通信要素の検出後タイマ期間Bが満了するまでは、スリープ状態への移行を禁止する。
【選択図】 図11
Description
本発明は、車両に搭載され、かつ、当該車両内の他の通信装置と通信を行う車載通信装置に関する。
従来、このような車載通信装置が、互いに協調して各種車載装置(例えばエンジン、空調装置、メータ)を制御するために、車両に搭載されている。これらの車載通信装置には、その作動状態をウェイクアップ状態とスリープ状態との間で変化させるものがある(例えば特許文献1参照)。車載通信装置は、ウェイクアップ状態においては、他の車載通信装置との間で通信を行い、スリープ状態においては、通信および他の制御処理を抑制することで、自らの消費電力をウェイクアップ状態よりも低く抑える。
このような車載通信装置は、ウェイクアップ状態において、スリープ条件(例えば、車両が駐車状態にある、当該車載通信装置に対してスイッチ操作が所定時間以上ない等の条件)が成立すると、スリープ状態に移行する。また、スリープ状態において、他の車載通信装置から所定の信号波形を有するウェイクアップ信号を受けると、ウェイクアップ状態に移行した後通信を開始する。
なお、車載通信装置間を繋ぐ(有線または無線による)通信路には、ウェイクアップ信号以外にも、互いに必要なデータを授受するためのデータフレームが流れるようになっている。そして、誤ったウェイクアップ状態に移行してしまう可能性を低減するため、車載通信装置は、スリープ状態において、当該データフレームを受信しても、ウェイクアップ状態に移行しないようになっている。
特開2006−151000号公報
さらに、上記のウェイクアップ状態およびスリープ状態に加え、保留状態という作動状態を有する車載通信装置も考えられる。このような車載通信装置は、電源の供給を受け始めた直後に、保留状態となる。保留状態において、車載通信装置は、ウェイクアップ信号とデータフレームの両方を検出することができ、それらのうちのいずれかを検出すると、通信が必要であると判断してウェイクアップ状態に移行する。しかし、保留状態になってから基準時間以内にウェイクアップ状態に移行しない場合、通信は不要であると判断してスリープ状態に移行する。
このような作動により、車載通信装置は、ウェイクアップ状態にて通信中に、不測の理由によりリセットしてしまっても、その後電力供給が開始されると、保留状態においてデータフレームを検出してウェイクアップ状態に復帰できるので、通信を再開することができるようになる。
また、車載通信装置は、スリープ状態中に不測の理由によりリセットしてしまっても、その後電力供給が開始されると、保留状態において基準時間が経過し、スリープ状態に戻ることができる。
しかし、車載通信装置が保留状態にあるとき、通信路中のウェイクアップ信号にノイズが重畳すると、車載通信装置がそのウェイクアップ信号の検出に失敗してしまう可能性がある。このように、電源が供給された後の保留状態で車載通信装置がウェイクアップ信号の検出に失敗し、そしてそのまま基準時間が経過してスリープ状態に移行した場合、その後に送信されるデータフレームを、スリープ状態にある車載通信装置は検出することができなくなってしまう。
本発明は上記点に鑑み、車両内の他の通信装置と通信路を介した通信を行うためのウェイクアップ状態と、ウェイクアップ状態に比べて消費電力量が抑えられると共にウェイクアップ信号を受けてウェイクアップ状態に移行するスリープ状態と、ウェイクアップ信号またはデータフレームを受けてウェイクアップ状態に移行すると共に、基準時間以上ウェイクアップ状態に移行しなかった場合にスリープ状態に移行する保留状態と、の間で作動状態が変化する車載通信装置において、保留状態中にウェイクアップ信号を検出し損ねた場合であっても、その後にデータフレームの受信を行える可能性を高める技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、車両内の他の通信装置と通信路を介した通信を行うためのウェイクアップ状態と、前記ウェイクアップ状態に比べて消費電力量が抑えられたスリープ状態と、電力供給を受け始めた直後に始まる保留状態と、の間で作動状態が変化する車載通信装置が、スリープ状態において、車両内の他の通信装置からウェイクアップ信号を受信したことに基づいて、ウェイクアップ状態に移行する機能と、保留状態において、車両内の他の通信装置から、ウェイクアップ信号の受信、および、ウェイクアップ信号とは異なる、通信におけるデータの授受のためのデータフレームの受信のうちいずれかがあったことに基づいて、ウェイクアップ状態に移行する機能と、保留状態において、当該保留状態の開始から第1の基準時間内にウェイクアップ状態への移行がなかったことに基づいて、スリープ状態に移行する機能と、通信路上の通信要素の存在を検出する検出機能と、保留状態において、当該検出機能による検出があったことに基づいて、当該検出後第2の基準時間が経過するまで、スリープ状態への移行を禁止する機能と、を備えたことである。
なお、ここでいう通信路は、有線通信におけるケーブルも、無線通信における通信回線も包含する概念である。また、通信要素とは、通信路上における通信の兆候を表す信号状態をいい、通信要素のある状態とは、信号線上に信号がまったくないアイドル状態以外の状態をいう。通信要素は、例えば、ハイレベルからローレベルへの立下り、ローレベル信号の所定時間の持続、ウェイクアップ信号の先頭部分のみの波形がある。
また、「保留状態において、当該保留状態の開始から第1の基準時間内にウェイクアップ状態への移行がなかったことに基づいて、スリープ状態に移行する」という構成における「なかったことに基づいて」は、「第1の基準時間内にウェイクアップ状態移行がなかったことを許可条件として」という意味を有する。したがって、スリープ状態への移行を禁止する機能が働いている間は、保留状態において、当該保留状態の開始から第1の基準時間内にウェイクアップ状態への移行がなかったとしても、直ちにスリープ状態に移行することはない。
このように、車載通信装置は、保留状態において、ノイズが重畳されたウェイクアップ信号の検出に失敗したとしても、そのウェイクアップ信号を通信要素として検出できるので、その通信要素の検出後第2の期間が経過するまでは、スリープ状態に移行することがないので、その間におけるデータフレームを検出してウェイクアップ状態に移行することができる可能性が高くなる。したがって、保留状態中にウェイクアップ信号を検出し損ねた場合であっても、その後にデータフレームの受信を行える可能性が高まる。
また、車載通信装置は、上述の禁止の機能によるスリープ状態への移行禁止が行われていることに基づいて、検出機能の作動を停止するようになっていてもよい。このようになっていることで、上述の第2の期間中、新たに通信要素を検出することで第2の期間がまた最初から始まってしまい、その結果検出機能の停止期間が延びてしまうことがない。したがって、通信路内にノイズが頻繁に発生するような場合において、上記のような期間延長が何度も繰り返され、その結果検出機能の停止期間が長期に渡って継続してしまうという事態を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る車内通信ネットワークの構成を概略的に示す。車内ネットワークには、車両の各種装置を制御するための車載通信装置として、ドアのロック/アンロック等を制御するドアECU1a、車室内空調装置を制御するエアコンECU1b、メータによる表示等を制御するメータECU1c、車室内ライト等を制御するボデーECU1d等が、通信路5を介して接続されている。この通信路5は、有線による通信路であってもよいし、無線による通信路であってもよい。これらの装置は、通信路5を介して互いにデータを送受信することで、互いに協調して車両の各部を制御することができる。例えば、ドアECU1aが、メータECU1cから車両の走行速度のデータを受け、この走行速度のデータに基づいて、ドアのロック/アンロックを制御する。データの授受のために、ECU1a〜1dのデータ送信側は、データフレームを一単位として通信路5に送出し、受信側は、送出されたデータフレームを受信する。データフレームは、その先頭に所定の信号波形を有するヘッダを含み、その後尾に所定の信号波形を有するトレイラを含み、ヘッダとトレイラとの間に送受信用のデータを含んでいる。
これらECU1a〜1dは、共通するハードウェア構成を有している。図2に、このような共通構成をブロック図として示す。以下、ECU1a〜1dのそれぞれを、単にECU1と表す。
ECU1は、この図2に示す通り、車両内のバッテリ電源2から(図示しないイグニッションスイッチを介さず)電力の供給を受けて作動し、センサ(例えば車速センサ)、スイッチ(例えば起動スイッチ)3から信号を受け、通信路5(詳しくは通信路5a、5bから成る二重系の通信路)からデータフレームを受け、受けた信号およびデータフレームの内容に基づいてアクチュエータ4を制御する。より具体的には、ECU1は、電源回路11、入出力回路12、トランシーバIC13、通信コントローラ内蔵マイコン14を有している。
電源回路11は、バッテリ電源2から電力を受け、受けた電力をECU1の各部に供給する。入出力回路12は、センサ、スイッチ3およびアクチュエータ4から通信コントローラ内蔵マイコン14への信号の受け渡し、および通信コントローラ内蔵マイコン14からセンサ、スイッチ3およびアクチュエータ4への信号の受け渡しを媒介する。
トランシーバIC13は、通信路5a、5b上の信号の通信コントローラ内蔵マイコン14への取り込み、通信コントローラ内蔵マイコン14から通信路5a、5bへの信号の出力の媒介等を行う。
通信コントローラ内蔵マイコン14は、周知の通信コントローラの機能を併せ持つマイコンであり、センサ、スイッチ3からの信号、および、トランシーバIC13を介して受けた通信路5a、5b上の(例えばデータフレーム等の)信号に基づいて、アクチュエータ4を制御し、また、車内通信ネットワーク上の他のECU1にデータフレーム等の信号を渡すために、当該信号をトランシーバIC13を介して通信路5a、5bに出力する。また、通信コントローラ内蔵マイコン14は、禁止用割り込みフラグ14aを有している。この禁止用割り込みフラグ14aについては後述する。
図3に、トランシーバIC13および通信コントローラ内蔵マイコン14の機能構成を概略的に示す。トランシーバIC13および通信コントローラ内蔵マイコン14は、これらの機能毎に専用の回路構成を有していてもよいし、汎用のCPU、RAM、ROM等を有し、CPUがこれらの機能に対応したプログラムをROMから読み出してRAMを作業領域として用いて実行するようになっていてもよい。また、図4に、ECU1が取りうる状態21〜24と、その状態間の遷移の処理31〜35の関係を概略的に示す。以下、これら図3、4を用いてECU1の作動を説明する。
図4に示すように、ECU1は、ウェイクアップ状態21、スリープ状態22、保留状態23、電源OFF状態24の4つの状態の間で作動状態を変化させる。
ウェイクアップ状態21は、ECU1の通常の作動状態である。このウェイクアップ状態21において、ECU1は、車両内の他のECU1と、通信路5a、5bを介した通信を行い、その通信によって得たデータ、および、センサ、スイッチ3からの信号に基づいてアクチュエータ4を制御する。この通信において、図3に示すフレーム送信部142がデータフレームの送信の機能を担い、フレーム検出部144が通信路5a、5b中のデータフレームの検出の機能を担う。
また、ウェイクアップ状態21において、ECU1は所定のスリープ条件が成立することを検出すると、スリープ状態移行処理31を行ってスリープ状態22に移行する。所定のスリープ条件としては、車両が駐車したという条件であってもよいし、ECU1のスイッチに対する操作が所定時間以上なかったという条件であってもよい。車両が駐車したことは、図示しない車両のイグニッションスイッチの位置がオフになったことに基づいて検出してもよい。
スリープ状態22において、ECU1は、制御処理、通信処理等を停止することで、またはウェイクアップ状態21の場合よりも抑制することで、その平均消費電力量をウェイクアップ状態21の場合よりも低くする。
また、スリープ状態22において、ECU1は、通信路5に接続された他のECU1から上述のウェイクアップ信号が送出されたことを検出すると、ウェイクアップ状態移行処理32を実行してウェイクアップ状態21に移行する。このように、ウェイクアップ信号は、スリープ状態にあるECU1をウェイクアップ状態に移行させるために、ECU1間でやり取りされる信号である。なお、ECU1は、自らがスリープ状態からウェイクアップ状態に変化した時等の必要時に、ウェイクアップ信号送信部141の機能により通信路5中にウェイクアップ信号を送出する。
図5に、ウェイクアップ信号の波形42を例示する。図5において、通信要素無しの状態とは信号線上に信号がまったくないアイドル状態をいう。また、通信要素有りの状態とは、通信要素無しの状態でなくなった状態をいう。この図の例においては、通信要素有りがロー電圧信号に相当し、通信要素無しがハイ電圧信号に相当する。
なお、スリープ状態におけるウェイクアップ信号の検出の機能は、トランシーバIC13のウェイクアップ信号検出部131が担う。ウェイクアップ信号検出部131は、図5に示すウェイクアップ信号検出期間41の間、受信した信号の強度をサンプリングし、そのサンプリング結果が所定のウェイクアップ信号の特徴に合致したときに、ウェイクアップ信号を検出したと判定する。そして、トランシーバIC13は、当該ウェイクアップ信号の検出を通信コントローラ内蔵マイコン14に通知し、その通知を受けた通信コントローラ内蔵マイコン14は、ウェイクアップ状態21における作動を開始する。
また、スリープ状態22において、ECU1は、通信路5からの信号に依らないウェイクアップ条件、すなわち、非通信ウェイクアップ条件(図4中では非通信WUP条件と記す)を検出すると、ウェイクアップ状態移行処理32を実行してウェイクアップ状態21に移行する。非通信ウェイクアップ条件としては、例えば、ECU1のスイッチが操作されたこと等がある。
このようになっているので、通信路5上の信号のうち、ECU1がウェイクアップ状態21からスリープ状態22に移行する起因となる信号は、ウェイクアップ信号のみとなる。このようになっていることで、ECU1が通信路5上の他の信号により誤ってウェイクアップ状態21に移行した結果、不必要な電力消費の増大を招いてしまう可能性が低くなる。
また、ウェイクアップ状態21、スリープ状態22、保留状態23において、不測の理由または意図的なリセットが発生した場合、ECU1は、電源OFF状態24となる。そしてリセットの後電源回路11からECU1の各部への電力供給が再開すると、ECU1は、保留状態移行処理33を実行することで保留状態23に移行する。
保留状態23において、ECU1は、ウェイクアップ信号を検出したことに基づいて、ウェイクアップ状態移行処理34を実行してウェイクアップ状態21に移行する。なお、保留状態23におけるウェイクアップ信号の検出の機能は、スリープ状態の場合と異なり、通信コントローラ内蔵マイコン14のウェイクアップ信号検出部143が担う。ウェイクアップ信号検出部143も、図5に示すウェイクアップ信号検出期間41の間、受信した信号の強度をサンプリングし、そのサンプリング結果が所定のウェイクアップ信号の特徴に合致したときに、ウェイクアップ信号を検出したと判定する。
また、保留状態23において、ECU1は、データフレームの受信を検出したことに基づいて、ウェイクアップ状態移行処理34を実行してウェイクアップ状態21に移行する。このデータフレームの受信の検出機能は、通信コントローラ内蔵マイコン14のフレーム検出部144が担う。
図6に、データフレーム46の波形の一例を示す。フレーム検出部144は、トランシーバIC13を介して受信したデータフレーム46のうち、その先頭にあるヘッダ部と、その後尾にあるトレイラの中から、あらかじめその波形が取り決められた信号を検出することで、データフレーム46の受信を検出する。したがって、期間45が、データフレーム46の検出期間となる。
また、保留状態23において、ECU1は、非通信ウェイクアップ条件(図4中では非通信WUP条件と記す)を検出すると、ウェイクアップ状態移行処理34を実行してウェイクアップ状態21に移行する。なお、保留状態23における非通信ウェイクアップ条件と、スリープ状態22における非通信ウェイクアップ条件は、同じであってもよいし異なっていてもよい。
また、保留状態23において、ECU1は、保留状態23の開始からタイマ期間A(第1の基準時間の一例に相当する)が経過した後もウェイクアップ状態21への移行がなかった場合、スリープ状態移行処理35を実行してスリープ状態22に移行する(ただし、後述するように移行しない場合もある)。すなわち、保留状態23の開始からタイマ期間Aの経過までに、ウェイクアップ信号を検出せず、フレームを検出せず、かつ非通信ウェイクアップ条件も満たされなかった場合、スリープ状態22に移行する。なお、タイマ期間Aは、あらかじめ記憶された一定時間であってもよいし、各種条件に基づいて変動する時間であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる時間であってもよい。
ここで、スリープ状態22および保留状態23におけるウェイクアップ信号の検出について説明する。スリープ状態22におけるウェイクアップ信号の検出(すなわちトランシーバIC13のウェイクアップ信号検出部131によるウェイクアップ信号の検出)は、保留状態23におけるウェイクアップ信号の検出(すなわちウェイクアップ信号検出部143によるウェイクアップ信号の検出)よりも、信号がウェイクアップ信号であると判定するための基準が緩い。
具体的には、ウェイクアップ信号検出部131における信号のサンプリングの時間分解能よりも、ウェイクアップ信号検出部143における信号のサンプリングの時間分解能が高い。したがって、ウェイクアップ信号検出部131では、図5に示したようなウェイクアップ信号42に加え、図7に示すような、ウェイクアップ信号にノイズ43a〜43dが重畳した結果ウェイクアップ信号のビットパターンが一部乱れてしまったような信号43であっても、ウェイクアップ信号として検出する。
しかし、より判定基準の厳しいウェイクアップ信号検出部143においては、図5のようなウェイクアップ信号42はウェイクアップ信号として検出するが、図7に示すノイズ混ウェイクアップ信号43をウェイクアップ信号として検出することに失敗する可能性がある。このように、保留状態23においては、ノイズの存在によってウェイクアップ信号の検出を失敗する可能性が、スリープ状態22の場合よりも高い。
保留状態23において、ECU1がウェイクアップ信号の検出に失敗すると、その後タイマ期間Aが経過してスリープ状態に移行してしまう可能性が高くなる。このような場合、車内通信ネットワーク内の他のECU1はウェイクアップ状態でデータフレームの送受信をおこなっているにもかかわらず、当ECU1はスリープ状態にいるためにデータフレームを受信できなくなってしまう。
このような、保留状態中にウェイクアップ信号を検出し損ねて、その後に他のECU1から送信されたデータフレームの受信が行えなくなってしまう可能性を低減するため、本実施形態のECU1は、保留状態23において、通信路5aまたは通信路5b上の通信要素を検出すると、禁止処理36を実行することにより、その検出後タイマ期間B(第2の基準時間の一例に相当する)が経過するまで、自らのスリープ状態への移行を禁止する。このタイマ期間Bは、あらかじめ記憶された一定時間であってもよいし、各種条件に基づいて変動する時間であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる時間であってもよい。また、タイマ期間Bとタイマ期間Aとの大小関係は、どのようになっていてもよい。
なお、通信要素の検出の機能は、通信要素検出部145が担う。通信要素検出部145における通信要素の検出は、通信路5a、5bにおける通信要素無しから通信要素有りへの変化エッジがあったことに基づいて行ってもよいし、通信路5a、5bにおける通信要素有りの持続期間が所定基準より長いことで検出してもよい。
ここで、保留状態23におけるECU1の作動について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャートは、国際電気通信連合の規格に準拠して設計された仕様記述言語:SDL(Specification and Description Language)に基づいたフローチャートである。
まずECU1は、電源供給を受け始めると保留状態23に移行すると、タイマ期間Aを開始すると共にフラグAおよびBをそれぞれオンおよびオフにセットする(ステップ505)。なお、フラグAおよびフラグBは、通信コントローラ内蔵マイコン14の記憶領域中に記憶するデータである。
続いてECU1は、ウェイクアップ信号の検出(ステップ510)、データフレームの検出(ステップ515)、タイマ期間Aの満了(ステップ520)、通信要素の検出(525)、タイマ期間Bの満了(ステップ530)のいずれかがあるまで待機する。
この待機中にウェイクアップ信号を検出すると、ECU1は、上述の通りウェイクアップ状態に移行する(ステップ535)。また、この待機中にデータフレームを検出すると、ECU1は、上述の通りウェイクアップ状態に移行する(ステップ540)。図9に、タイマ期間Aが満了する前にウェイクアップ信号またはデータフレームを検出してウェイクアップ状態に移行する場合のタイミングチャートを示す。
また、この待機中にタイマAが満了すると、ECU1は、フラグAをオフにし(ステップ545)、そのフラグBがオンであるか否かを判定し(ステップ550)、オフならばスリープ状態に移行する。
ここでフラグBがオフであると判定してスリープ状態に移行する場合としては、図10にタイミングチャートで示すようなものがある。すなわち、電力供給があって保留状態が始まった後、ウェイクアップ信号の検出もデータフレームの検出も通信要素の検出もないままタイマ期間Aが経過すると、フラグBは、ステップ505でオフにセットされたまま変化していないので、ステップ550での判定の結果スリープ状態への移行が実行される。
また、電力供給があって保留状態が始まった後、他のECUから送出されたウェイクアップ信号にノイズが重畳され、その結果本ECU1においてウェイクアップ信号の受信に失敗したことを考える。この場合、図11に示すように、ECU1は、ノイズが重畳されたウェイクアップ信号を通信要素として検出する。この場合、ECU1は続いてタイマ期間Bをスタートすると共にフラグBをオンにセットし(ステップ560)、その後ステップ505の直後の待機に入る。その後、タイマ期間Bが満了しないうちにタイマ期間Aが満了して、(ステップ520、545)、フラグBがオンとなっているので、ECU1はスリープ状態に移行せず、保留状態のまま再度待機に入る(ステップ550)。このように、フラグBがオンになることで、タイマ期間Aが満了してもECU1のスリープ状態への移行は禁止される。
その後タイマ期間Bが満了する前に、データフレームを検出すると(ステップ515)、ECU1はウェイクアップ状態に移行し、他のECUとの通信を開始することができる。このように、タイマA期間中に通信要素を検出した結果、保留状態が延長され、それによってデータフレームを検出してウェイクアップ状態に移行することができる。
このように、ECU1は、保留状態において、ノイズが重畳されたウェイクアップ信号の検出に失敗したとしても、そのウェイクアップ信号を通信要素として検出できるので、その通信要素の検出後タイマ期間Bが満了するまでは、スリープ状態に移行することがないので、その間におけるデータフレームを検出してウェイクアップ状態に移行することができる可能性が高くなる。したがって、保留状態中にウェイクアップ信号を検出し損ねた場合であっても、その後にデータフレームの受信を行える可能性が高まる。
なお、通信要素の検出後タイマ期間Bが満了するまでにウェイクアップ信号の検出もフレームの検出もなかった場合には、ECU1はタイマ期間Bの満了を検出すると(ステップ530)、フラグBをオフにする(ステップ565)ことで、スリープ状態への移行禁止を解除する。そして、フラグAがオフであればスリープ状態に移行し、オンであれば再度待機に入る。
ここで、ステップ525の通信要素の検出の作動について詳しく説明する。通信要素の検出は、図2に示す通信コントローラ内蔵マイコン14の禁止用割り込みフラグ14aを用いて実現する。具体的には、トランシーバIC13を介して通信路5a、5bから通信要素が通信コントローラ内蔵マイコン14に入力されると、それによって禁止用割り込みフラグ14aをオンにセットされる。そして、禁止用割り込みフラグ14aがオンになると、通信コントローラ内蔵マイコン14に割り込みが入ることで、通信コントローラ内蔵マイコン14はステップ560を実行し、禁止用割り込みフラグ14aをオフに戻す。このように、外部の信号(すなわち通信要素)によって禁止用割り込みフラグ14aが変化し、それに伴ってハードウェア的な割り込みが入ることで、通信要素を検出することが可能となる。
ここで、通信路5a、5bの状態が悪く、ノイズが頻繁に、より具体的にはタイマ期間Bよりも短い間隔で、入るような場合を考える。このような場合、保留状態中に頻繁に通信コントローラ内蔵マイコン14に入力されるノイズをすべて通信要素として検出してしまうと、その度にステップ560でタイマ期間Bが最初から始まるため、ウェイクアップ信号もデータフレームも受けないにもかかわらすフラグBが長期に渡りオンとなってしまい、その結果ECU1がスリープ状態に移行するまでに不必要に長時間かかってしまい、電力消費が不必要に増大するという問題が発生してしまう。
また、通信要素が大量に連続的に発生し、そのすべての通信要素を検出してしまうと、通信コントローラ内蔵マイコン14の処理負荷が他の処理に悪影響を与えてしまう可能性がある。
これらの問題を回避するために、本実施形態の通信コントローラ内蔵マイコン14は、図12に示すような処理を図8の処理と並列的に実行することで、保留状態において一度通信要素を検出すると、その後タイマ期間Bが満了するまで通信要素を検出しないようにする。
具体的には、フラグBがオンであるか否かを判定し(ステップ610)、オンであれば、すなわち、現在タイマB期間中であれば、続いて通信要素検出機能を停止する(ステップ620)。また、オフであれば、すなわち、現在タイマB期間中であれば、続いて通信要素検出機能を開始または継続する(ステップ630)。ここで、ステップ620における通信要素検出機能の停止は、具体的には、外部から通信要素の入力があっても禁止用割り込みフラグ14aをオンにできないようにすることで実現する。
このような通信コントローラ内蔵マイコン14の作動により、タイマB期間中には、再度禁止用割り込みフラグ14aがオンになることが無いので、ステップ525および560が再度実行されることがない。
このようになっていることで、通信コントローラ内蔵マイコン14内の処理に対する悪影響、および、通信コントローラ内蔵マイコン14の消費電力の不必要な増加を抑えることができる。例えば、図13のタイミングチャートのように、通信要素Xを検出することでタイマB期間が始まり、その後タイマB期間中に通信要素Yがあっても、タイマB期間の満了が遅れることがない。
なお、上記の実施形態においては、ECU1が車載通信装置の一例に相当する。また、ECU1の通信コントローラ内蔵マイコン14が、ウェイクアップ状態移行処理32を実行することで、第1移行手段の一例として機能し、図9に示すステップ510、535、515、540、570、575を実行することで第2移行手段の一例として機能し、ステップ520、545、550、555を実行することで第3移行手段の一例として機能し、ステップ525を実行することで通信要素検出手段の一例として機能し、ステップ560、530、565を実行することで禁止手段の一例として機能し、ステップ610、620、630を実行することで停止手段の一例として機能する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、上記実施形態においては、車載通信装置の例として、ドアECU1a、エアコンECU1b、メータECU1c、ボデーECU1dが挙げられているが、本発明の車載通信装置の構成は、これらのものに限らず、車内に搭載されて車内の他の装置と通信を行う装置であれば、どのような装置にでも適用可能である。
また、図5等においては、通信要素有りがロー電圧信号に相当し、通信要素無しがハイ電圧信号に相当する。しかし、通信要素有りがハイ電圧信号に相当し、通信要素無しがロー電圧信号に相当するようになっていてもよい。また、通信路5上の電圧のハイとローが1対1で通信要素有りと通信要素無しに対応付けられるような符号化形態以外の符号化形態(例えばマンチェスター符号化)が本車内通信ネットワークに適用されていてもよい。どのような符号化形態においても、通信要素ありの検出は、通信路を流れる電圧がハイからローへ、またはローからハイへ切り替わったことを直接的または間接的に検出することに対応する。
また、上記実施形態においては、データフレームは、その先頭に所定の信号形態を有するヘッダを含み、その後尾に所定の信号形態を有するトレイラを含み、ヘッダとトレイラとの間に送受信用のデータを含んでいる。しかし、データフレームは、必ずしもこのようなものである必要はなく、それがデータフレームであることが受信側で判定できるような、あらかじめ取り決められた特徴を有する信号形態のものであれば、どのようなものでもよい。
また、上記の実施形態において、ウェイクアップ状態21、スリープ状態22、保留状態23を、ECU1の状態であるとみなして説明したが、ウェイクアップ状態21、スリープ状態22、保留状態23を、トランシーバIC13および通信コントローラ内蔵マイコン14の状態とみなしても、上記の説明は有効である。
また、上記の実施形態においては、スリープ状態におけるウェイクアップ信号の検出の判定が、保留状態におけるウェイクアップ信号の検出の判定よりも緩やかとなっている。しかし、これはあくまでも本発明を適用する典型的なケースを例示しただけであって、スリープ状態におけるウェイクアップ信号の検出の判定と、保留状態におけるウェイクアップ信号の検出の判定との間の関係がどのようになっていようとも、本発明の適用対象であることに変わりない。
また、上記実施形態においては、通信路5は、2本の通信路5a、5bから成る二重系として構成されている。しかし、通信路5は、このようなものに限らず、その通信路5に接続された車載通信装置同士が互いに通信可能となるようになっていれば、どのようなものであってもよい。
また、上記実施形態においては、通信路5上の信号のうち、ECU1がスリープ状態21からウェイクアップ状態22に移行する起因となる信号は、ウェイクアップ信号のみとなる。しかし、この条件は必須というわけでなく、ECU1が通信路5上の他の信号により誤ってウェイクアップ状態21に移行した結果、不必要な電力消費の増大を招いてしまう可能性が低くなるという効果が必要なければ、または、この効果を実現するための他の方法を採用すれば、ECU1がスリープ状態21からウェイクアップ状態22に移行する起因となる信号が、ウェイクアップ信号以外にあってもよい。
1…ECU、1a…ドアECU、1b…エアコンECU、1c…メータECU、
1d…ボデーECU、2…バッテリ電源、3…センサ、スイッチ、
4…アクチュエータ、5、5a、5b…通信路、11…電源回路、12…入出力回路、
13…トランシーバIC、14…通信コントローラ内蔵マイコン、
14a…禁止用割り込みフラグ、21…ウェイクアップ状態、22…スリープ状態、
23…保留状態、24…電源OFF状態、31…スリープ状態移行処理、
32…ウェイクアップ状態移行処理、33…保留状態移行処理、
34…ウェイクアップ状態移行処理、35…スリープ状態移行処理、36…禁止処理、
41…ウェイクアップ信号検出期間、42…ウェイクアップ信号、
43…ノイズ混ウェイクアップ信号、43a〜d…ノイズ、
45…データフレーム検出期間、46…データフレーム、
131…ウェイクアップ信号検出部、141…ウェイクアップ信号送信部、
142…フレーム送信部、143…ウェイクアップ信号検出部、
144…フレーム検出部、145…通信要素検出部。
1d…ボデーECU、2…バッテリ電源、3…センサ、スイッチ、
4…アクチュエータ、5、5a、5b…通信路、11…電源回路、12…入出力回路、
13…トランシーバIC、14…通信コントローラ内蔵マイコン、
14a…禁止用割り込みフラグ、21…ウェイクアップ状態、22…スリープ状態、
23…保留状態、24…電源OFF状態、31…スリープ状態移行処理、
32…ウェイクアップ状態移行処理、33…保留状態移行処理、
34…ウェイクアップ状態移行処理、35…スリープ状態移行処理、36…禁止処理、
41…ウェイクアップ信号検出期間、42…ウェイクアップ信号、
43…ノイズ混ウェイクアップ信号、43a〜d…ノイズ、
45…データフレーム検出期間、46…データフレーム、
131…ウェイクアップ信号検出部、141…ウェイクアップ信号送信部、
142…フレーム送信部、143…ウェイクアップ信号検出部、
144…フレーム検出部、145…通信要素検出部。
Claims (2)
- 車両内の他の通信装置と通信路を介した通信を行うためのウェイクアップ状態と、前記ウェイクアップ状態に比べて消費電力量が抑えられたスリープ状態と、電力供給を受け始めた直後に始まる保留状態と、の間で作動状態が変化する車載通信装置であって、
前記スリープ状態において、前記車両内の他の通信装置からウェイクアップ信号を受信したことに基づいて、前記ウェイクアップ状態に移行する第1移行手段と、
前記保留状態において、前記車両内の他の通信装置から、前記ウェイクアップ信号の受信、および、前記ウェイクアップ信号とは異なる、前記通信におけるデータの授受のためのデータフレームの受信のうちいずれかがあったことに基づいて、前記ウェイクアップ状態に移行する第2移行手段と、
前記保留状態において、当該保留状態の開始から第1の基準時間内に前記ウェイクアップ状態への移行がなかったことに基づいて、前記スリープ状態に移行する第3移行手段と、
前記通信路上の通信要素の存在を検出する通信要素検出手段と、
前記保留状態において、前記通信要素検出手段による検出があったことに基づいて、当該検出後第2の基準時間が経過するまで、前記スリープ状態への移行を禁止する禁止手段と、を備えた車載通信装置。 - 前記禁止手段による禁止が行われていることに基づいて、前記通信要素検出手段の作動を停止する停止手段を備えたことを特徴とする車載通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007103679A JP2008263346A (ja) | 2007-04-11 | 2007-04-11 | 車載通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007103679A JP2008263346A (ja) | 2007-04-11 | 2007-04-11 | 車載通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008263346A true JP2008263346A (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=39985523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007103679A Withdrawn JP2008263346A (ja) | 2007-04-11 | 2007-04-11 | 車載通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008263346A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011116175A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Clarion Co Ltd | ナビゲーション装置、プログラム、開発支援装置、通信制御方法 |
JP2011244264A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Denso Corp | 通信装置及び通信装置のスリープ状態解除方法 |
JP2013516136A (ja) * | 2009-12-28 | 2013-05-09 | エヌエックスピー ビー ヴィ | バストランシーバの構成 |
-
2007
- 2007-04-11 JP JP2007103679A patent/JP2008263346A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011116175A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Clarion Co Ltd | ナビゲーション装置、プログラム、開発支援装置、通信制御方法 |
JP2013516136A (ja) * | 2009-12-28 | 2013-05-09 | エヌエックスピー ビー ヴィ | バストランシーバの構成 |
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