JP2008262257A - 画像形成装置、画像形成システム、節電制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、節電制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合であっても、消費電力を抑制することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像読取装置10から送信された印刷ジョブを受信するI/F部201と、I/F部201が受信した印刷ジョブに対する印刷処理を実行する印刷部203と、印刷部203が印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御部205と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム、節電制御プログラムに関する。
プリンタなど画像形成装置では、印刷ジョブを受信しない状態が予め規定された時間に達するまで継続されたことを検知した場合には印刷可能状態から節電状態へ移行するとともに、節電状態において印刷ジョブの受信を検知した場合は節電状態から印刷可能状態へ移行することにより、当該画像形成装置の消費電力の低減を図るようにしている(例えば特許文献1参照。)。
近年、画像読取装置としてのスキャナと画像形成装置としてのプリンタとを接続して簡易的なコピー機能を実現するシステム例えばスキャナプリンタに関する技術が存在する。
スキャナプリンタでは、スキャナは、読み取った画像をプリンタが解釈できるデータに変換するとともに、この変換後のデータをスキャナジョブとしてプリンタに向けて送信する。プリンタは、受信したデータ(スキャナジョブ)を印刷するとともに、当該プリンタにかかわる印刷ジョブ(プリンタジョブ)を印刷する。
特開平6−032027号公報
本発明は、画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合であっても、消費電力を抑制することのできる画像形成装置、画像形成システム、節電制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の画像形成装置は、画像読取装置から送信された印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した印刷ジョブに対する印刷処理を実行する印刷手段と、前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項2に記載の本発明の画像形成システムは、画像読取装置と画像形成装置とが通信回線を介して接続され、前記画像読取装置は、原稿を読み取るとともに該読み取った結果を画像データに変換する画像読取手段と、前記画像読取手段によって変換された画像データにかかわる印刷ジョブを前記画像形成装置に向けて送信する送信手段と、を備え、前記画像形成装置は、前記送信手段から送信された印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した印刷ジョブに対する印刷処理を実行する印刷手段と、前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、前記画像読取装置は、前記画像形成装置の印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングを示す節電移行時間情報を設定する設定手段と、前記画像データと前記設定手段によって設定された前記節電移行時間情報とを含む印刷ジョブを生成する生成手段と、を更に備え、前記画像形成装置の制御手段は、前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記受信手段が受信した印刷ジョブに含まれる節電移行時間情報を基に、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、前記画像形成装置は、前記受信手段が受信した印刷ジョブに対する前記印刷手段による印刷処理にかかわる所定の時間当たりの処理頻度に応じて、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングを示す節電移行時間を決定する決定手段、を更に備え、前記制御手段は、
前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記決定手段によって決定された節電移行時間を基に、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明において、前記画像形成装置は、前記受信手段が受信した印刷ジョブの数を計数する計数手段と、所定の時間毎に、当該所定の時間あたりの前記計数手段によって計数された計数値を記憶する第1の記憶手段と、印刷ジョブの数に関する異なる複数のジョブ数と前記節電移行時間に関する異なる複数の節電移行時間情報とを、これらが比例関係となるように対応付けて予め記憶する第2の記憶手段と、を更に備え、前記決定手段は、前記第1の記憶手段の最新の記憶内容と前記第2の記憶手段の記憶内容とに基づき、前記節電移行時間を決定する、ことを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項6に記載の本発明の節電制御プログラムは、画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を印刷手段に実行させる印刷処理過程と、前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御処理過程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、印刷手段が画像読取装置からの印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、予め設定された節電移行時間情報に拘束されることなく、印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させ、画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合であっても、消費電力を抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、印刷手段が画像読取装置からの印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、予め設定された節電移行時間情報に拘束されることなく、印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させ、画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合であっても、消費電力を抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、印刷手段が画像読取装置からの印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、画像読取装置によって設定された節電移行時間情報に基づき印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させることができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、印刷手段が画像読取装置からの印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、決定手段によって決定された節電移行時間に基づき印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させ、画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合であっても、消費電力を抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、印刷手段が画像読取装置からの印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、所定の時間あたりの画像読取装置からの印刷ジョブの数に応じた節電移行時間に基づき印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させることができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、印刷手段が画像読取装置からの印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、予め設定された節電移行時間情報に拘束されることなく、印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させ、画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合であっても、消費電力を抑制させる節電制御プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る画像形成システムの構成を示している。
図1に示すように、画像形成システム1は、画像読取装置10と画像形成装置20とが通信回線30を介して接続される。
通信回線30としては、例えば、USB(Universal Serial Bus:周辺装置用シリアルインターフェース)などのシリアルインターフェース、パラレルインターフェースなどローカルインターフェースや、LAN(Local Area Network:ローカルエリアネットワーク)などのネットワークインターフェースが挙げられる。
また、通信回線30は、USB、LANなどの有線通信回線の他に、無線LANなどの無線通信回線であってもよい。
画像読取装置10は、I/F部101、画像処理部102、画像読取部103、操作・表示部104、および制御部105を備えている。
I/F部101は、画像形成装置20とのインターフェースとして動作し、指示等の指令情報やデータの送受信を行う。
このI/F部101は、画像読取部103によって変換された画像データにかかわる印刷ジョブ(画像処理部102によって生成される印刷ジョブ)を画像形成装置20に向けて送信する送信手段の機能を果たすものである。
画像処理部102は、画像読取部103から取得した画像を画像形成装置20へ送信可能なデータ形式のデータに変換する。変換後のデータは印刷ジョブとして画像形成装置20に向けて送信される。
画像読取部103は、原稿を光学的に読み取って得た光学信号を電気信号(画像データ)に変換する。
この画像読取部103は、原稿を読み取るとともに該読み取った結果を画像データに変換する画像読取手段の機能を果たすものである。
操作・表示部104は、ユーザインターフェースとして動作し、ユーザに対して各種の情報を表示する表示機能(表示手段)と、ジョブの開始指示など所定の指示を受け付ける操作機能(受付手段)とを有している。
制御部105は、上述した構成要素全てを統括的に制御(画像読取装置10全体を制御)する。
画像形成装置20は、I/F部201、画像処理部202、印刷部203、操作・表示部204、制御部205、およびタイマ部205を備えている。
I/F部201は、画像読取装置10やコンピュータ等の外部装置(図示しない)とのインターフェースとして動作し、指示等の指令情報やデータ(印刷ジョブなど)の送受信を行う。
このI/F部201は、画像読取装置10のI/F部101から送信された印刷ジョブを受信する受信手段の機能を果たすものである。
画像処理部202は、I/F部201から取得したデータを印刷部203において印刷可能なデータ形式のデータ(ラスタデータ)に変換する。
印刷部203は、画像処理部202から出力されたデータに基づいて、用紙上に画像を印刷する。
この印刷部203は、I/F部201が受信した印刷ジョブに対する印刷処理を実行する印刷手段の機能を果たすものである。
また、印刷部203は、印刷処理を実行するのに必要な所定の消費電力で動作する状態を意味する印刷可能状態と、前記所定の消費電力よりも低い消費電力で動作する状態を意味する節電状態とに遷移されるように設定されている。例えば、印刷可能状態の印刷部203は、予め設定されたタイミングにしたがって、印刷可能状態から節電状態へ移行(遷移)される。
操作・表示部204は、ユーザインターフェースとして動作し、ユーザに対して各種の情報を表示する表示機能(表示手段)と、ジョブの開始指示など所定の指示を受け付ける操作機能(受付手段)とを有している。
タイマ部206は印刷可能状態から節電状態へ移行する条件となる節電移行時間を計時するためのタイマとして動作する。
制御部205は、上述した構成要素全てを統括的に制御(画像形成装置20全体を制御)する。例えば、制御部205は、図示しない印刷待ちキューを備え、この印刷待ちキューにスプールされている内容に基づきジョブの管理を実施する。
また、制御部205は、印刷部203に対する節電制御を実施する。すなわち、制御部205は、印刷部203が印刷ジョブ(画像読取装置10からの印刷ジョブ)に対する印刷処理を終了したときは、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御手段の機能を果たすものである。
図2は、画像読取装置10から画像形成装置20へ送信されるジョブのフォーマット(データ形式)を示している。
ジョブのフォーマット310は、ヘッダ部311とデータ部312とで構成される。ヘッダ部310はジョブの種別(ジョブ種別)に関する情報で構成される。この例では、ジョブ種別は、画像読取装置にかかわるジョブであることを示す情報例えばスキャナを示す旨である。このヘッダ部310つまりジョブ種別は画像形成装置20によって解析され節電制御の情報として使用される。データ部312は、実際の画像データである。
ちなみに、例えばコンピュータから画像形成装置20へ送信されるジョブの場合は、ヘッダ部310のジョブ種別は、画像形成装置にかかわるジョブであることを示す情報例えばプリンタを示す旨となる。
本願明細書では、「画像読取装置にかかわるジョブ」を「スキャナジョブ」と定義し、「画像形成装置にかかわるジョブ」を「プリンタジョブ」と定義する。
次に、画像形成システムによる印刷処理について説明する。
最初に、画像読取装置10では、ユーザによる操作・表示部104の操作に応じた指示に基づいて、コピージョブを実行する。
操作・表示部104が制御部105に対しジョブの開始を通知すると、制御部105は、画像読取部103に対し原稿の読取処理の開始を通知する。
その開始の通知を受け付けた画像読取部103は、原稿を読み取り、該読み取りの結果に対応する画像データを画像処理部102に渡す。
画像処理部102は、画像読取部103から取得した画像データを印刷部203において印刷可能なデータ形式のデータに変換する。この場合、画像処理部102は、図2に示すジョブのフォーマット310に従ってジョブ(印刷ジョブ)を生成する。
画像処理部102によって変換されたデータ(印刷ジョブ)は、I/F部101、通信回線30を経由して画像読取装置10の外部例えば画像形成装置20へ送信される。
画像形成装置20では、I/F部201は、データの受信を検知すると、受信した旨を制御部205へ通知する。
その受信した旨の通知を受け付けた制御部205は、印刷部203が節電状態か否かを判定し、この判定した結果、印刷部203が節電状態である場合は、印刷部203に対し節電状態から印刷可能状態へ移行すべき旨の通知(移行通知)を行う。
制御部205からの移行通知を受け付けた印刷部203では、節電状態から印刷可能状態へ移行する。
ところで、制御部205は、上述した制御に加えて、I/F部201、画像処理部203、および操作・表示部204に対し、受信したデータ(受信データ)に対する処理の開始を通知する。
I/F部201が受信データを画像処理部202へ渡すと、画像処理部202は、取得した受信データをラスタデータに変換し、該ラスタデータを印刷部203に渡す。
さらに画像処理部202は、受信データ(フォーマット310のジョブ)を解析し、そのジョブのヘッダ部311の内容に基づき受信データは画像読取装置10から受信したデータ(ジョブ)であるか否かを判定し、この判定した結果(以下「ジョブ判定結果」という)を制御部205へ通知する。ヘッダ部311にスキャナを示す旨が記述されている場合は、画像読取装置からのデータである旨が、画像処理部202から制御部205へ通知される。
印刷部203は画像処理部202から取得したデータ(ラスタデータ)に対する印刷処理を実施して、そのデータに対応する画像を用紙に印刷するとともに、印刷が完了するとその旨を制御部205へ通知する。印刷の完了を示す旨が制御部205に通知された場合は、制御部205による節電制御が実施される。
次に、画像形成装置20の制御部205による節電制御処理について、図3を参照して説明する。
図3はその節電制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
制御部205は、印刷部203から印刷の完了を示す旨の通知を受信したか否かを判断し(ステップS101)、この判断した結果、その通知を受信していない場合には、その通知を受信するまで待機し、一方、印刷の完了を示す旨の通知を受信した場合は、印刷部203による印刷処理が終了(印刷終了)したことを検知し(ステップS102)、その後、印刷待ちキュー(図示せず)にスプールされているジョブが存在するか否か(保有するジョブの有無)を確認する(ステップS103)。
制御部205は、ステップS103において保有するジョブが存在すると判断した場合は上記ステップS101に戻る。この場合、制御部205は、印刷待ちキューから取り出したジョブ(保有するジョブ)に対する印刷処理を実施するように印刷部203を制御する。そして、印刷部203によるジョブに対する印刷処理が実施される。
これに対し、ステップS103において保有するジョブが存在しないと判断した制御部205は、節電移行可能状態か否かを判定する(ステップS104)。
ここで、画像形成装置が異常状態ではないこと、新規にデータを受信していないこと、など節電移行を妨げる要因が存在しないときは、節電移行可能状態であると判定される。
制御部205は、ステップS104において、節電移行を妨げる要因が存在しないことを確認して節電移行可能状態であると判断した場合は、既に画像処理部202から通知されているジョブ判定結果に基づき、印刷終了したジョブが画像読取装置10からのスキャナジョブであるか否かを判定する(ステップS105)。
制御部205は、ステップS105において、画像処理部202から通知されたジョブ判定結果が画像読取装置からのデータである旨ではないことを確認して、印刷終了したジョブがプリンタジョブであると判断した場合は、タイマ部206を起動するとともに(ステップS106)、タイマ部206による時間を計時した結果(計時結果)が予め決められている規定時間(一定時間)に達したか否かを監視する(ステップS107)
そして、制御部205は、タイマ部206による計時結果が規定時間(一定時間)を超過した場合は、節電移行が可能であると判定し、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させる(ステップS108)。
なお、制御部205は、ステップS105において、画像処理部202から通知されたジョブ判定結果が画像読取装置からのデータである旨であることを確認して、印刷終了したジョブがスキャナジョブであると判断した場合は、上述した規定時間(一定時間)に拘束されることなく、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させるべく、ステップS108へ進む。
ここで、プリンタジョブに対する印刷処理が終了した場合とスキャナジョブに対する印刷処理が終了した場合において、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングの一例を、図4に示す。
この例では、印刷可能状態は節電レベルがレベル0であり、節電状態は節電レベルがレベル1であるとする。また、レベル1(節電状態)での画像形成装置20(の印刷部203)の消費電力は、レベル0(印刷可能状態)での画像形成装置20(の印刷部203)の消費電力よりも少ないとする。
図4に示すように、時点t1で印刷部203がプリンタジョブに対する印刷処理を終了したときは、時点t1から、画像形成装置側にかかわる節電移行時間T1つまり上述した規定時間(一定時間)が経過した時点t2で、印刷部203は印刷可能状態から節電状態へ移行される。
これに対し、時点t1で印刷部203がスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときは、画像形成装置側にかかわる節電移行時間T1に拘束されることなく、時点t1で印刷部203は印刷可能状態から節電状態へ移行される。
そのため、画像形成装置10においては、スキャナジョブに対する印刷処理が終了したときは、プリンタジョブに対する印刷処理が終了した場合と比較して、印刷部203が節電移行時間T1だけ早く節電状態へ移行し、消費電力を抑制させる(消費電力を低減させる)。
なお、実施の形態1では、画像読取装置10からのジョブ(スキャナジョブ)に対する印刷処理が終了したときは、その印刷処理が終了した時点で印刷可能状態から節電状態へ移行させるようにしているが、例えば、時点t1と時点t2との間の所定の時点で節電状態へ移行させるようにしてもよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る画像形成システムについて説明する。
実施の形態2の画像形成システムは、基本的には、図1に示した実施の形態1の画像形成システムの構成および機能と同様になっている。
なお、画像読取装置10の操作・表示部104および画像処理部102は、実施の形態1の場合とは少し相違している。そこで、その相違する点について説明する。
操作・表示部104は、画像形成装置20の印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングを示す節電移行時間情報を設定する設定手段の機能を有する。
ユーザは操作・表示部104を操作して例えば180秒(または3分)や300秒(または5分)など節電移行時間情報を入力する。ユーザによって設定された節電移行時間情報は、操作・表示部104、制御部105を経由して画像処理部102に入力される。
画像処理部102は、画像読取部103から取得した画像データと操作・表示部104(設定手段)によって設定された節電移行時間情報とを含むジョブ(印刷ジョブ)を生成する生成手段の機能を有する。
すなわち、画像処理部102は、図5に示すジョブのフォーマット320に従って、画像読取部103からの画像データと操作・表示部104からの節電移行時間情報とを含むジョブ(印刷ジョブ)を生成する。
ジョブのフォーマット320は、図5に示すように、ヘッダ部321とデータ部322とで構成される。ヘッダ部321はジョブの種別(ジョブ種別)に関する情報と節電移行時間情報とで構成される。この例では、ジョブ種別は、画像読取装置にかかわるジョブであることを示す情報例えばスキャナを示す旨である。節電移行時間情報は操作・表示部104からの節電移行時間情報である。このヘッダ部321つまりジョブ種別および節電移行時間情報は、画像形成装置20によって解析され節電制御の情報として使用される。データ部322は、実際の画像データである。
ちなみに、例えばコンピュータから画像形成装置20へ送信されるジョブの場合は、ヘッダ部321のジョブ種別は、画像形成装置にかかわるジョブであることを示す情報例えばプリンタを示す旨となる。
この画像形成システムによる印刷処理は、実施の形態1の場合と同様である。ここではその説明については省略する。
なお、実施の形態2においては、図5に示すフォーマット320に従ったジョブが画像読取装置10から画像形成装置20に向けて送信されるので、画像処理部202は、そのフォーマット320のジョブを解析し、そのジョブのヘッダ部321の内容に基づき受信データは画像読取装置10から受信したデータ(ジョブ)であるか否かを判定し、この判定した結果(ジョブ判定結果)および節電移行時間情報を制御部205へ通知する。
次に、画像形成装置20の制御部205による節電制御処理について、図6を参照して説明する。
図6は、その節電制御処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図6に示す処理手順は、図3に示した実施の形態1にかかわる節電制御処理の処理手順において、ステップS201〜ステップS203を追加した内容になっている。
画像形成装置20では、制御部205は、印刷部203がプリンタジョブに対する印刷処理を終了したときは、図6に示すように、ステップS101〜ステップS108を実施する。
これに対し、制御部205は、印刷部203がスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときは、ステップS101〜ステップS105を実施し、このステップS105において、画像処理部202から通知されたジョブ判定結果が画像読取装置からのデータである旨であることを確認して、印刷終了したジョブがスキャナジョブであると判断した場合は、タイマ部206を起動し(ステップS201)、規定時間を画像読取装置10からの節電移行時間に設定し(ステップS202)、その後、タイマ部206による計時の結果が規定時間(画像読取装置10からの節電移行時間)に達したか否かを監視する(ステップS203)。
そして、制御部205は、ステップS203にいて、タイマ部206による計時の結果が上記規定時間に達したと判断した場合は、ステップS208へ進む。すなわち、制御部205は、節電移行が可能であると判定し、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させる。
ここで、プリンタジョブに対する印刷処理が終了した場合とスキャナジョブに対する印刷処理が終了した場合において、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングの一例を、図7に示す。
この例では、印刷可能状態は節電レベルがレベル0であり、節電状態は節電レベルがレベル1であるとする。また、レベル1(節電状態)での画像形成装置20(の印刷部203)の消費電力は、レベル0(印刷可能状態)での画像形成装置20(の印刷部203)の消費電力よりも少ないとする。また、節電移行時間T1>節電移行時間T2の関係が成立している。
図7に示すように、時点t1で印刷部203がプリンタジョブに対する印刷処理を終了したときは、時点t1から、画像形成装置側にかかわる節電移行時間T1つまり上述した規定時間(一定時間)が経過した時点t2で、印刷部203は印刷可能状態から節電状態へ移行される。
これに対し、時点t1で印刷部203がスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときは、上記節電移行時間T1に拘束されることなく、画像読取装置10からの節電移行時間T2(ジョブのヘッダ部321の中の節電移行時間情報に基づく節電移行時間)が経過した時点t12で印刷部203は印刷可能状態から節電状態へ移行される。
なお、ユーザによる画像読取装置10の操作・表示部104の操作によって設定される節電移行時間情報つまり画像読取装置10からの節電移行時間情報は、図7に示す例の如く上記節電移行時間T1よりも短い時間に限定されることなく、上記節電移行時間T1よりも長い時間とするようにしてもよい。
例えば、ジョブのヘッダ部321の中の節電移行時間情報が節電移行時間T1よりも長い節電移行時間T3を示しているとする。つまり節電移行時間T1<節電移行時間T3の関係が成立している。
この場合は、図8に示すように、時点t1で印刷部203がスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときは、画像読取装置10からの節電移行時間T3(ジョブのヘッダ部321の中の節電移行時間情報に基づく節電移行時間)が経過した時点t3で印刷部203は印刷可能状態から節電状態へ移行される。
なお、実施の形態2において、スキャナジョブに対する印刷処理が終了した時点から、画像読取装置10にかかわる節電移行時間が経過した時点で、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させるようにしているのは、印刷部203が画像読取装置からの次のスキャナジョブを継続して印刷処理を実施するときに、前回のスキャナジョブに対する印刷処理が終了するごとに、印刷部203が印刷可能状態から節電状態へ移行し、その後、節電状態から印刷可能状態へ移行して印刷処理を実施する、ということを抑制するためである。換言すれば、印刷部203の不要な節電状態への移行を抑制するためのである。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る画像形成システムについて説明する。
実施の形態3の画像形成システムは、基本的には、図1に示した実施の形態1の画像形成システムの構成および機能と同様になっている。
しかし、実施の形態3に係る画像形成システムは、図1に示した実施の形態1の画像形成システムの画像形成装置20を、図9に示す画像形成装置200に変更した構成になっている。
図9に示す画像形成装置200は、図1の画像形成装置20の構成において、カウンタ210、タイマ部220および記憶部230を追加した構成になっている。
カウンタ210は、制御部205の制御に従ってカウントアップする。すなわち、制御部205は、画像処理部202から通知されたジョブ判定結果が画像読取装置からのデータである旨(スキャナジョブである旨)のときは、カウンタ210に対し現在のカウント値に「+1」を加算させる。
実施の形態3では、制御部205とカウンタ210との協働により、I/F部210が受信したスキャナジョブ(印刷ジョブ)の数を計数する計数手段の機能を有する。
タイマ部220は、時刻を計時するタイマとして機能し、例えば24時間形式で時刻を計時する。
記憶部230は、第1の記憶部231と第2の記憶部232とを備えている。
第1の記憶部231は、所定の時間T毎に、当該所定の時間あたりのカウンタ210のカウンタ値(計数手段によって計数された計数値)を記憶する第1の記憶手段の機能を有する。
ここで、所定の時間Tとは、例えば1時間や6時間や24時間など、予め設定される時間である。
例えば1時間の場合であれば、「0:00」から「1:00」までの1時間、「1:00」から「2:00」までの1時間、・・・、「23:00」から「24:00(0:00)」までの1時間である。
また、6時間の場合であれば、「0:00」から「6:00」までの6時間、「6:00」から「12:00」までの6時間」、・・・、「18:00」から「24:00(0:00」までの6時間である。
実施の形態3では、第1の記憶部231には、所定の時間T毎の時間帯に対応して、カウンタ210の当該所定の時間Tあたりのカウント値が格納されるようになっている。
第2の記憶部232は、スキャナジョブの数に関する異なる複数のジョブ数と節電移行時間に関する異なる複数の節電移行時間情報とを、これらが比例関係となるように対応付けて予め記憶する第2の記憶手段の機能を有する。
この画像形成システムによる印刷処理は、実施の形態1の場合と同様である。ここではその説明については省略する。この実施の形態3においても、図2に示したフォーマット310に従ったジョブが画像読取装置10から画像形成装置20に向けて送信される。
また、画像形成装置20による節電制御処理は、基本的には、図6に示した実施の形態2の節電制御処理手順と同様である。しかし、ステップS202において、規定時間は、次に説明する節電移行時間算出処理の結果となる。
次に、制御部205による節電移行時間算出処理について、図10を参照して説明する。
制御部205は、カウンタ210のカウンタ値を初期化し(ステップS301)、その後、タイマ部220を監視して、現在の時刻が所定の時間Tに達したか否かを判断する(ステップS302)。この例では、所定の時間Tは1時間であるとする。
制御部205は、タイマ部220を監視することで、現在の時刻が所定の時間Tに達していないと判断した場合は、画像読取部202からのジョブ判定結果を取得したか否かを判断し(ステップS303)、この判断した結果、上記ジョブ判定結果を取得していない場合は、ステップS302に戻る。
これに対し、ステップS303において上記ジョブ判定結果を取得したと判断した制御部205は、そのジョブ判定結果が画像読取装置からのデータである旨(スキャナジョブである旨)のときは、そのジョブの数をカウントするべく、カウンタ210に対し現在のカウント値に「+1」を加算させ(ステップS304)、その後、ステップS302に戻る。
制御部205は、ステップS302において現在の時刻が所定の時間Tに達したと判断した場合は、カウンタ210のカウント値に基づき第1の記憶部231の記憶内容を更新する(ステップS305)。
ここで、ステップS305において、例えば「3:00〜4:00」の時間帯の1時間当たりのカウント値「1」に基づき、第1の記憶部231の記憶内容が更新されたとする。その場合の第1の記憶部231の記憶内容の一例を、図11に示す。この図11に示す例では、例えば「3:00〜4:00」の時間帯に対応して、ジョブの数(カウント値)として値「1」が格納された状態を示している。
さて、制御部205は、このようにして第1の記憶部231の記憶内容を更新した場合は、次の時間帯の所定の時間Tあたり(例えば「4:00〜5:00」の時間帯の1時間あたり)のスキャナジョブの数のカウント処理が実施されるべく、ステップS301に戻る。
そして、制御部205は、次の所定の時間T例えば「4:00〜5:00」の時間帯において、印刷部203が画像読取装置10からのスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときは、第1の記憶部231の記憶内容および第2の記憶部232の記憶内容に基づき、節電移行時間を決定する。
ここで、第2の記憶部232の記憶内容の一例を、図12に示す。この図12に示す例では、ジョブ数が多いほど節電移行時間が長くなるように、ジョブ数と節電移行時間とがテーブル形式で予め格納されている。つまり、ジョブ数と節電移行時間とが比例関係にあうように、テーブル形式で対応付けされて予め格納されている。
したがって、制御部205は、第1の記憶部231に記憶されているスキャナジョブの数(カウント値)が「1」のときは、第2の記憶部232の記憶内容を参照して、その値「1」に対応する節電移行時間は1[分]であると決定する。
そして、節電移行時間算出処理の結果としての節電移行時間は、図6に示した処理手順のステップS202での規定時間として設定される。
そのため、例えば時点t31で印刷部203がスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときは、画像形成装置側にかかわる節電移行時間T1に拘束されることなく、規定時間、例えば節電移行時間算出処理の結果=1[分]が経過した時点t32で印刷部203は印刷可能状態から節電状態へ移行される。
ちなみに、第1の記憶部231に記憶されているスキャナジョブの数(カウント値)が「15」のときは、節電移行時間は、第2の記憶部232の記憶内容を参照することにより、その値「15」に対応する3[分]であると決定される。
この場合、時点t31で印刷部203がスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときは、上記節電移行時間T1に拘束されることなく、規定時間、例えば節電移行時間算出処理の結果=3[分]が経過した時点t33で印刷部203は印刷可能状態から節電状態へ移行されることになる。
実施の形態3において、今回の所定の時間あたりのスキャナジョブの数を計数し、次回の所定の時間において、印刷部203がスキャナジョブに対する印刷処理を終了したときに、前記計数した結果(計数値)に応じた節電移行時間を基に、印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させるようにしているのは、ユーザの画像読取装置10による原稿の読取操作の頻度、つまり画像形成装置20の印刷部203によるスキャナジョブに対する印刷処理の頻度に応じて、節電移行時間を変更するようにするためである。
そのため、制御部205は、今回の所定の時間あたりのスキャナジョブの数が少ない場合は、次回の所定の時間あたりのスキャナジョブの数も少ないものとみなして、次回の所定の時間内での印刷部203に対する節電制御のときは、今回の所定の時間あたりのスキャナジョブの数に対応する節電移行時間をもって印刷部203を印刷可能状態から節電状態へ移行させる。このことは、節電移行時間が一定である場合と比較して、画像形成装置20(の印刷部203)の消費電力の抑制(あるいは低減)に寄与することを意味する。
なお、上述した実施の形態3では、第1の記憶部231はスキャナジョブの数を格納するようにしているが、スキャナジョブの数およびプリンタジョブの数のそれぞれを第1の記憶部231に格納するようにしてもよい。
すなわち、スキャナジョブの数をカウントするスキャナ用カウンタと、プリンタジョブの数をカウントするプリンタ用カウンタとを画像形成装置20に備えるようにする。
制御部205は、所定の時間T内において、画像読取部202から取得したジョブ判定結果がスキャナジョブである旨を示している場合には、スキャナ用カウンタのカウント値をカウントアップさせ、一方、前記ジョブ判定結果がプリンタジョブである旨を示している場合は、プリンタ用カウンタのカウント値をカウントアップさせる。
次に、制御部205は、現在の時刻が所定の時間Tに達したと判断した場合は、スキャナ用カウンタおよびプリンタ用カウンタのそれぞれのカウント値を、第1の記憶部231における所定の時間の時間帯に対応させて格納する。この場合の第1の記憶部231の記憶内容の一例を、図13に示す。この図13に示す例では、例えば「3:00〜4:00」の時間帯に対応して、プリンタジョブのジョブ数「20」およびスキャナジョブのジョブ数「1」が格納された状態を示している。
そして、制御部205は、図12に示す第2の記憶部232の記憶内容を参照することにより、値「20」に対応する節電移行時間は「6」分であると決定し、図6に示した処理手順のステップS107での規定時間を節電移行時間=「6」分と設定する。
なお、スキャナジョブにかかわる節電移行時間については、図10の処理手順で説明した通りであるので、ここではその説明は省略する。
(実施の形態4)
図14は、実施の形態4に係る画像形成システムのハードウェア構成を示している。
この図14に示す画像形成システム1は、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3の画像形成システムの何れの画像形成システムでも実現可能なハードウェア構成を示している。
図14に示すように、画像形成システム1は、画像読取装置10と、画像形成装置20とが通信回線30を介して接続される。
画像読取装置10は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)11、操作パネル部12、RAM(Random Access Memory:随時書き込み読み出しメモリ)13、画像読取部14および通信インターフェース(以下「通信I/F」という)15を備えている。
操作パネル部12は操作・表示部104(図1参照)の機能を果たす。画像読取部14は画像読取部102(図1参照)の機能を果たす。通信I/F15はI/F部101(図1参照)の機能を果たす。
RAM13は、画像読取部14が原稿を読み取った結果、該読取結果に対応して光電気変換された結果(画像データ)、画像形成装置20に向けて送信すべき送信データつまり画像読取装置10にかかわる印刷ジョブなど、各種のデータを記憶する。
CPU11は、画像処理部102(図1参照)の機能および制御部105(図1参照)の機能を果たす。
画像形成装置20は、CPU21、RAM22、ROM(Read Only Memory:読み出し専用メモリ)23、操作パネル部24、通信I/F25、タイマ部26、カウンタ27および出力装置28を備えている。
操作パネル部24は操作・表示部204(図1参照)の機能を果たす。通信I/F25はI/F部201(図1参照)の機能を果たす。
タイマ部26は、タイマ部206(図1参照)の機能を果たすタイマ、およびタイマ部220(図9参照)の機能を果たすタイマの2つのタイマで構成れている。なお、タイマ部26におけるタイマ部220の機能を果たすタイマは、実施の形態3にかかわる節電制御が実施されるときに使用されるようになっている。
カウンタ27はカウンタ部210(図9参照)の機能を果たす。なお、カウンタ27は、実施の形態3にかかわる節電制御が実施されるときに使用されるようになっている。
画像出力装置28は印刷部203(図1参照)の機能を果たす。
ROM23には、後述する節電制御プログラムを格納する記憶領域、図3に示した節電制御処理の処理手順に対応するプログラムを格納する記憶領域、図6に示した節電制御処理の処理手順に対応するプログラムを格納する記憶領域、第2の記憶部232の機能を果たす記憶領域などが割り当てられている。
節電制御プログラムは、画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を印刷手段に実行させる印刷処理過程と、印刷手段が画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御処理過程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
RAM22は、通信I/F25が受信したデータ(印刷ジョブなど)、ROM23から読み出されたプログラムやデータ、CPU21が演算処理した途中結果や最終結果などを記憶する。
CPU21は、画像処理部202(図1参照)の機能および制御部205(図1参照)の機能を果たす。例えば、ROM23からRAM22へ節電制御プログラムや、図3に示した処理手順または図6に示した処理手順に対応するプログラムを読み出して実行することにより、画像出力装置28の節電制御つまり印刷可能状態から節電状態へ移行させる。
本願明細書において、上記節電制御プログラム、上記節電制御処理の処理手順を示すプログラムを含む所定のプログラムをROMに記録する実施形態として説明したが、当該所定のプログラムを次のようにして提供することも可能である。
すなわち、上記所定のプログラムをハードディスクなどの記憶装置に格納しておき、CPUが、このプログラムをこの記憶装置から主記憶装置へローディングして実行するようにしても良い。
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしても良い。この場合、その記録媒体に記録されたプログラムを画像形成装置がインストールした後、このプログラムをCPUが実行するようにする。このプログラムのインストール先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置がある。そして、画像形成装置は、必要に応じてこの記憶装置に記憶したプログラムを主記憶装置にローディングして実行する。
さらには、画像形成装置を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータ等のコンピュータと接続するようにし、当該画像形成装置が、サーバ装置あるいはコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、このプログラムを実行するようにしても良い。この場合、このプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記録媒体)がある。そして、当該画像形成装置が、必要に応じてこの記憶装置に記憶された上記プログラムを主記憶装置にローディングして実行するようにする。
本発明は、モノクロ画像およびカラー画像の少なくとも一方の画像を印刷する印刷装置などの画像形成装置、この画像形成装置に対し画像データの印刷要求を行う画像読取装置、前記画像形成装置と前記画像読取装置とを有する画像形成システムに適用することができる。
実施の形態1に係る画像形成システムの構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る画像読取装置から画像形成装置へ送信されるジョブのフォーマットの一例を示す図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の制御部による節電制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る印刷部を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングの一例を説明する図である。 実施の形態2に係る画像読取装置から画像形成装置へ送信されるジョブのフォーマットの一例を示す図である。 実施の形態2に係る画像形成装置の制御部による節電制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る印刷部を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングの一例を説明する図である。 実施の形態2に係る印刷部を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングの他の例を説明する図である。 実施の形態3に係る画像形成システムに含まれる画像形成装置の構成を示す構成図である。 実施の形態3に係る画像形成装置の制御部による節電移行時間算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る第1の記憶部の記憶内容の一例を示す図である。 実施の形態3に係る第2の記憶部の記憶内容の一例を示す図である。 実施の形態3に係る第1の記憶部の記憶内容の他の例を示す図である。 実施の形態4に係る画像形成システムのハードウェア構成を示す構成図である。
符号の説明
1 画像形成システム
10 画像読取装置
20,200 画像形成装置
30 通信回線
101,201 I/F部
102,202 画像処理部
103 画像読取部
104,204 操作・表示部
105,205 制御部
206,220 タイマ部
210 カウンタ
231 第1の記憶部
232 第2の記憶部

Claims (6)

  1. 画像読取装置から送信された印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した印刷ジョブに対する印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像読取装置と画像形成装置とが通信回線を介して接続され、
    前記画像読取装置は、
    原稿を読み取るとともに該読み取った結果を画像データに変換する画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって変換された画像データにかかわる印刷ジョブを前記画像形成装置に向けて送信する送信手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記送信手段から送信された印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した印刷ジョブに対する印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記画像読取装置は、
    前記画像形成装置の印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングを示す節電移行時間情報を設定する設定手段と、
    前記画像データと前記設定手段によって設定された前記節電移行時間情報とを含む印刷ジョブを生成する生成手段と、
    を更に備え、
    前記画像形成装置の制御手段は、
    前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記受信手段が受信した印刷ジョブに含まれる節電移行時間情報を基に、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置は、
    前記受信手段が受信した印刷ジョブに対する前記印刷手段による印刷処理にかかわる所定の時間当たりの処理頻度に応じて、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させるタイミングを示す節電移行時間を決定する決定手段、
    を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記決定手段によって決定された節電移行時間を基に、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  5. 前記画像形成装置は、
    前記受信手段が受信した印刷ジョブの数を計数する計数手段と、
    所定の時間毎に、当該所定の時間あたりの前記計数手段によって計数された計数値を記憶する第1の記憶手段と、
    印刷ジョブの数に関する異なる複数のジョブ数と前記節電移行時間に関する異なる複数の節電移行時間情報とを、これらが比例関係となるように対応付けて予め記憶する第2の記憶手段と、
    を更に備え、
    前記決定手段は、
    前記第1の記憶手段の最新の記憶内容と前記第2の記憶手段の記憶内容とに基づき、前記節電移行時間を決定する、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  6. 画像読取装置による印刷要求にかかわる印刷ジョブに対する印刷処理を印刷手段に実行させる印刷処理過程と、
    前記印刷手段が前記印刷ジョブに対する印刷処理を終了したときは、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる予め設定されたタイミングを示す節電移行時間情報に拘束されることなく、前記印刷手段を印刷可能状態から節電状態へ移行させる制御処理過程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする節電制御プログラム。
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