JP2011116083A - 印刷装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置側のみでの制御によって、印刷装置に印刷データを送信する外部装置での印刷データの送信タイムアウトエラーの発生頻度を低減させる。
【解決手段】ホストインタフェース部702は、受信バッファの空き容量が基準値R0以下であれば、現在の「データ受信速度」が受信バッファの現在の「データ解放速度」より速いか否かを判別し、データ受信速度が受信バッファのデータ解放速度より速い場合は、受信可能サイズとして、1パケットの最大サイズより小さい固定値Aを設定する。受信バッファの空き容量が基準値R0より大きいか、またはデータ受信速度が受信バッファのデータ解放速度より速くない場合は、受信可能サイズとして実際に受信可能なデータサイズを設定する。そして、設定した受信可能サイズの情報を、返送ステータスとして送信元のデータ処理装置101に返送する。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置において印刷ジョブを受信して印刷処理を行う技術に関する。
従来、ホストコンピュータとプリンタなどの画像形成装置(印刷装置)がネットワークを介して接続された環境等において、ホストコンピュータが、外部装置乃至送信装置として画像形成装置に対して印刷ジョブを送信することがある。ホストコンピュータが印刷ジョブを送信しているときに画像形成装置においてデータ受信停止状態が長時間続くと、ホストコンピュータ側で送信タイムアウトエラーが発生してホストコンピュータは印刷ジョブの送信を中断してしまう。
このような制限に対して、画像形成装置が受信バッファの空きが少ない状態であることを信号によってホストコンピュータに知らせ、ホストコンピュータがその信号によってデータ送信を間欠的にする技術がある(下記特許文献1)。
また、ホストコンピュータが印刷ジョブの受信速度を遅くするための遅延情報を画像形成装置より取得し、取得した遅延情報に従ってホストコンピュータが印刷ジョブを送信するときのパケット送信間隔を調整する技術がある(下記特許文献2)。
特開平6−168083号 特開2009−98796号
しかしながら、上記従来の技術においては、いずれもホストコンピュータがデータ送信速度を調整する構成である。そのため、ホストコンピュータにデータ送信速度を調整する制御プログラムが必要で、画像形成装置側での制御だけではデータ転送速度の調整を行うことはできないという問題があった。また、ホストコンピュータと画像形成装置との間の通信において、画像形成装置からそれぞれ特別な情報を通知することが前提となっている。そのため、そのような通信方式にホストコンピュータ及び画像形成装置が対応していなければデータ転送速度の調整を行うことができないという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、印刷装置側のみでの制御によって、印刷装置に印刷データを送信する外部装置での印刷データの送信タイムアウトエラーの発生頻度を低減させることができる印刷装置等を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、外部装置から複数のパケットに分割して送信される印刷データを受信する受信工程と、前記受信工程により受信された前記印刷データを格納手段に格納する格納工程と、前記格納手段に格納された印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷工程と、前記格納手段の空き容量を確認する確認工程と、前記確認工程により確認される空き容量が基準値より多い場合は受信可能なデータサイズとして第1のデータサイズを前記外部装置へ通知し、前記確認工程により確認される前記空き容量が前記基準値より少ない場合は受信可能なデータサイズとして前記第1のデータサイズよりデータサイズの小さい第2のデータサイズを前記外部装置へ通知する通知工程と、を有することを特徴とする印刷装置の制御方法である(請求項6)。
なお、請求項6または7記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、本発明を構成する。
本発明によれば、印刷装置側のみでの制御によって、印刷装置に印刷データを送信する外部装置での印刷データの送信タイムアウトエラーの発生頻度を低減させることできる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(印刷装置)及びそれを含むシステムの構成を示すブロック図である。 コントローラの構成例を示すブロック図である。 データ処理装置からの受信データへの応答処理の手順を示すフローチャートである。 図3のステップS107で実行される、受信可能サイズ返送処理の手順を示すフローチャートである。 返送する受信可能サイズが図4のステップS206で設定された場合におけるデータ処理装置とプリンタとの間のデータ通信の一例を示す図である。 返送する受信可能サイズが図4のステップS204で設定された場合におけるデータ処理装置とプリンタとの間のデータ通信の一例を示す図である。 第2の実施の形態において図3のステップS107で実行される、受信可能サイズ返送処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
[画像形成装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置及びそれを含むシステムの構成を示すブロック図である。
このシステムは、データ処理装置101と画像形成装置(印刷装置)であるプリンタ102とがネットワークで通信可能に接続されて構成される。データ処理装置101は、例えば「外部装置」であるホストコンピュータであり、画像情報の供給源、すなわち「送信装置」として機能する。本実施の形態においては、プリンタ102の一例として、レーザビームプリンタが採用される。ただし、画像形成装置として適用可能な装置は、レーザビームプリンタに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他のプリント方式を採用する画像形成装置でもよい。
プリンタ102は、パネル部301、プリンタコントローラ(コントローラ)302及びプリンタエンジン303を含んでいる。コントローラ302は、データ処理装置101から供給される画像情報(例えば、ページ記述言語)に基づいて、ページ毎にラスタデータを生成し、プリンタエンジン303に送出する。プリンタエンジン303は、コントローラ302から供給されるラスタデータに基づいて、不図示の感光ドラム上に潜像を形成し、その潜像を不図示の記録媒体上に転写・定着(電子写真方式)することにより画像を記録する。
パネル部301は、ユーザインタフェースとして使用される。コントローラ302は、パネル部301を介してユーザからの所望の動作指示を受け付ける。また、コントローラ302は、パネル部301を介して、プリンタ102の処理内容やユーザへの警告内容等を表示する。
[コントローラの構成]
図2は、コントローラ302の構成例を示すブロック図である。
コントローラ302において、パネルインタフェース部701は、パネル部301とデータ通信を行う。CPU709は、パネルインタフェース(I/F)部701を介して、ユーザからのパネル部301を介しての設定及び指示内容を受け付ける。ホストインタフェース(I/F)部702は、ネットワークを介してデータ処理装置101と双方向に通信接続する。ホストインタフェース部702は、「確認手段」、「第1計測手段」、「第2計測手段」、「通知手段」としての機能を果たす。
中間データ作成部703は、ホストインタフェース部702を介してデータ処理装置101から受信した印刷ジョブをプリンタ102の内部で扱いやすい形である中間データに変換する処理を行う。ROM704には、本実施の形態における各処理や、プリンタ102で実行される制御プログラムコード等が格納される。RAM705には各種データが格納される。CPU709がRAM705に格納するデータには、ホストインタフェース部702を介して受信した印刷ジョブ中の印刷データや、印刷データを解釈して生成される中間データ等がある。この他、中間データをレンダリングして生成されるビットマップ、その他の処理に必要な一時的な各種処理ステータスなどもある。
エンジンインタフェース(I/F)部706は、プリンタエンジン303と通信接続する。CPUバス712は、アドレス、データ、コントロールバスを含むバスである。符号701〜710のデバイスは、それぞれCPUバス712に接続されたすべてのデバイスにアクセスできる。CPU709は、ROM704に格納された制御プログラムコードに基づいて、CPUバス712に接続されたデバイスを制御する。例えば、CPU709は、エンジンインタフェース部706を介して、プリンタエンジン303の状態を認識する。またCPU709は、RAM705内に格納されているビットマップデータを、DMA制御部707を介してエンジンインタフェース部706に転送する。レンダリング部708は、RAM705に格納された中間データをその内容に従って、ビットマップイメージに展開する。不揮発性メモリEEPROM710は、プリンタ102の設定情報を保持する。
[受信データに対する応答処理の説明]
図3は、データ処理装置101からの受信データへの応答処理の手順を示すフローチャートである。まず、ホストインタフェース部702は、データ処理装置101から送信されたデータを、ジョブポート(受信手段、第1の受信手段、第2の受信手段)より受信したかどうかを判別する(ステップS101)。ここで、ホストインタフェース部702の受信ポートには、ジョブポートと管理ポートとがある。ジョブポートは、データ処理装置101からプリンタ102に印刷ジョブが送信される際に使用され、管理ポートは、データ処理装置101がプリンタ102のステータス情報を取得するために使用される。
前記ステップS101で、ホストインタフェース部702は、ジョブポートからデータを受信したと判別した場合、受信したデータパケットを解析する(ステップS102)。そして、ホストインタフェース部702は、そのデータパケットの内容が印刷ジョブのデータ送信を要求するものであるかどうか判別する(ステップS103)。すなわち、これからデータ処理装置101がプリンタ102に対して印刷ジョブを送信することを示す内容であるか否か判別する。
一方、前記ステップS101において、ホストインタフェース部702は、ジョブポートではなく管理ポートからデータを受信したと判別した場合、データが示す要求に従ったステータスを要求元であるデータ処理装置101に返送する(ステップS105)。すなわち、ホストインタフェース部702は、管理ポート側の処理手順に従って、受信したデータパケットを解析し、そのデータパケットで要求されたステータスをデータ処理装置101に返送する。
前記ステップS103において、ホストインタフェース部702は、データパケットの内容が印刷ジョブのデータ送信を要求するものであると判別した場合は、後述する図4の受信可能サイズ返送処理を実行する(ステップS107)。受信可能サイズ返送処理は、プリンタ102が、受信可能なデータサイズである「受信可能サイズ」をデータ処理装置101に通知するための処理である。一方、ホストインタフェース部702は、前記ステップS103において印刷ジョブのデータ送信を要求するものでないと判別した場合は、データパケット内容に従った処理を行う。例えば受信データを格納手段である受信バッファに格納する等の処理を行う(ステップS106)。
ところで、RAM705には、印刷ジョブ受信用のプロトコルスタック(Protocol Stack)と、印刷ジョブ格納用の受信バッファ(上記)とが割り当てられている。ホストインタフェース部702は、受信データを受信バッファに格納するときに、前記ステップS107で返送した受信可能サイズ分のデータを受信し終わるまで、プロトコルスタックにデータを一時的に格納する。そして、ホストインタフェース部702は、上記受信可能サイズ分のデータを受信した後に、プロトコルスタックに一時的に格納された受信データを、上記受信バッファに移動させることで一旦格納する。
ホストインタフェース部702は、受信バッファへのデータ移動を終えたら、プロトコルスタックを解放して次のデータ送信要求を待つ。仮に受信バッファがフル(空き無し)になったときには、ホストインタフェース部702は、プロトコルスタックから受信バッファへのデータ移動を中断する。そして、次のデータ処理装置101からのデータ送信要求に対して受信可能データサイズを“0”に設定して返送する。これにより、データ送信要求元のデータ処理装置101は、データ送信要求先のプリンタ102がデータを受信できない状態であることを知ることができる。
[受信可能サイズ返送処理の説明]
図4は、ホストインタフェース部702がデータ処理装置101から受信したデータ送信要求に応答するために図3のステップS107で実行される、受信可能サイズ返送処理の手順を示すフローチャートである。
ホストインタフェース部702は、まず、RAM705の一部として割り当てられている受信バッファの空き容量を確認する(ステップS201)。そして、ホストインタフェース部702は、受信バッファの空き容量が基準値以下(基準値R0以下)かどうかを判別する(ステップS202)。そして、ホストインタフェース部702は、受信バッファの空き容量が基準値R0以下であれば処理をステップS203に移行させる一方、基準値R0より大きければ処理をステップS206に移行させる。
ステップS206では、ホストインタフェース部702は、受信可能サイズとして実際に受信可能なデータサイズ、ここではプロトコルスタックの空きサイズを設定し、ステップS205に処理を移行させる。一方、ステップS203では、ホストインタフェース部702は、現在の「データ受信速度」が受信バッファの現在の「データ解放速度」より速い(高い)か否かを判別する。
ここで、「データ受信速度」は、プロトコルスタックから受信バッファへ単位時間あたりに移動するデータ量であり、すなわち、データ処理装置101から転送されプロトコルスタックに格納された印刷データが受信バッファに格納される格納速度である。データ受信速度は、ホストインタフェース部702が、例えば1秒毎にその移動するデータ量を記録して過去5秒間分の履歴情報から算出により計測する。
一方、「データ解放速度」は、中間データ作成部703によって受信バッファに格納されている印刷ジョブが中間データに変換された後に受信バッファから解放される印刷データの単位時間あたりの解放量である。すなわち、受信バッファに一旦格納された印刷データが印刷処理のために受信バッファから解放される解放速度である。データ解放速度は、ホストインタフェース部702が、例えば1秒毎にその解放されるデータ量を記録して過去5秒間分の履歴情報から算出により計測する。
前記ステップS203で、ホストインタフェース部702は、現在のデータ受信速度が受信バッファのデータ解放速度より速いと判別した場合には、受信バッファの空き容量が減少傾向にあると判断される。そこで、ホストインタフェース部702は、受信可能サイズとして、1パケットの最大サイズより小さい固定値A(第2のデータサイズ)を設定する(ステップS204)。固定値Aは、例えば、1パケットのデータサイズの最大値が1460byte(バイト)であるとしたならば、その半分の730byteに設定すればよい。ただし、固定値Aは1パケットの最大サイズより小さければよく、半分の値に限られない。その後、ホストインタフェース部702は、処理をステップS205に進める。
一方、ホストインタフェース部702は、ステップS203において、現在のデータ受信速度が受信バッファのデータ解放速度より速くないと判別した場合には、受信バッファの空き容量は増加傾向にあると判断される。そこで、ホストインタフェース部702は、前記ステップS206を実行して、受信可能サイズとして実際に受信可能なデータサイズ(第1のデータサイズ)を設定する。
ステップS205では、ホストインタフェース部702は、前記ステップS204もしくはステップS206において設定された受信可能サイズの情報を、返送ステータスとして送信元のデータ処理装置101に返送する処理を行う。
[データ通信例]
図5及び図6は、いずれも、図3、図4の処理によるデータ処理装置101とプリンタ102との間のデータ通信の一例を示す図である。特に、図5、図6は、それぞれ、返送する受信可能サイズが図4のステップS206、S204で設定された場合のデータ通信の例を示す。
図4のステップS206で受信可能サイズが設定される場合の例については、図5に示すように、まず、データ処理装置101からのデータ送信要求(S501)をプリンタ102が受ける。すると、図4のステップS205では、プリンタ102のホストインタフェース部702は、受信可能サイズとしてプロトコルスタックの空きサイズである5000(byte)を設定し、その情報を返送する(S502)。
この場合、データ処理装置101は、返送された受信可能サイズに従って、印刷ジョブのうちの5000byte分のデータ(印刷データ)を1パケットの最大サイズである1460byteの単位で複数に分割して送信する(S503〜S506)。5000byte分の最後のデータサイズは、620byteとなる。印刷ジョブのすべてのデータがデータ処理装置101からプリンタ102に転送されるまで、S501〜S506と同様のやりとりが続く(S507〜S512)。
次に、図4のステップS204で受信可能サイズが設定される場合の例については、図6に示すように、まず、データ処理装置101からのデータ送信要求(S601)をプリンタ102が受ける。すると、図4のステップS205では、プリンタ102のホストインタフェース部702は、受信可能サイズとして1パケットの最大サイズより小さい固定値A(一例として730byteとする)を設定し、その情報を返送する(S602)。
この場合、データ処理装置101は、プリンタ102から返送された受信可能サイズに従って印刷ジョブのうちの730byte分のデータを1パケットで送信する(S603)。印刷ジョブのすべてのデータがデータ処理装置101からプリンタ102に転送されるまで、S601〜S603と同様のやりとりが続く(S604〜S621)。データは730byteずつ送信され、仮に、印刷ジョブの全データが5000byteであるとすると、5000byte分の最後のデータは、620byteとなる(S621)。
図6の例では、図5の例と比較して、同じデータ量の転送を行う上で、データ処理装置101とプリンタ102との間のデータ通信の回数が多い。例えば、5000byte分の印刷データを転送する際の送信回数は、図5のS501〜S506では4回、図6のS601〜S621では7回である。ここで、データ処理装置101からプリンタ102へデータが転送される速度は、単位時間あたりの通信回数に比例する。図4のステップS203の判別結果により、ステップS206とステップS204とに処理を切り換えることは、印刷ジョブデータの転送速度を切り換えることにもなり、ステップS204が実行された場合には、印刷データの転送速度がより遅くなる。
データ処理装置101側としては、プリンタ102から通知された受信可能サイズに従って印刷データの転送を行えばよく、特別な制御プログラムを要さず、また、プリンタ102から特別な情報を通知されることも必要としない。これにより、プリンタ102側での制御のみで、データ処理装置101からの印刷データの受信の速度を実質的に調整することができる。従って、上記のように制御することにより、コントローラ302は、受信バッファの空きが基準値R0以下で且つさらに減少する傾向にあるとき、データ処理装置101からの印刷データの受信の速度を実質的に遅くすることができる。そのため、受信バッファがフルとなる頻度を下げることができる。
また、図3のステップS101の判別処理により、データ転送速度の調整の実行が、ジョブポートでの受信時に限定される。これにより、コントローラ302は、データ処理装置101からの機器ステータス情報要求に対しては受信バッファの空きや増減の傾向に関係なく速やかに応答することができる。
本実施の形態によれば、データ処理装置101とプリンタ102との間で特別な情報のやりとりを行うことなく、プリンタ102のみでの制御によって、データ処理装置101からの印刷データの受信の速度を実質的に調整することができる。そのため、データ処理装置101での印刷データの送信タイムアウトエラーの発生頻度を低減させることできる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、受信バッファの空きが少なく且つさらに減少する傾向にあるとき、データの転送速度が遅くなるようにするために、印刷ジョブのデータ受信に関してデータ処理装置101との通信回数が通常よりも増えるように制御した。本発明の第2の実施の形態では、このような制御に加えて、印刷データに対するコントローラ302での処理速度が遅くなるように制御する。
本第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態に比し、「受信可能サイズ返送処理」が異なり、図4に代えて図7を用いて説明する。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図7は、第2の実施の形態において、ホストインタフェース部702がデータ処理装置101から受信したデータ送信要求に応答するために図3のステップS107で実行される、受信可能サイズ返送処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ホストインタフェース部702は、ステップS301では、図4のステップS201と同様の処理を実行する。そして、ホストインタフェース部702は、受信バッファの空き容量が第1の基準値以下(第1の基準値R1以下)かどうかを判別する(ステップS302)。そして、ホストインタフェース部702は、受信バッファの空き容量が第1の基準値R1以下であれば処理をステップS303に移行させる一方、第1の基準値R1より大きければ処理をステップS308に移行させる。
ステップS308では、ホストインタフェース部702は、図4のステップS206と同様の処理を実行し、ステップS307に処理を進める。
ステップS303では、ホストインタフェース部702は、所定時間の経過後に(所定時間ウェイトしてから)ステップS304に処理を進める。この所定時間は、データ処理装置101側での送信タイムアウトエラーにならない範囲の時間とする。つまり、ホストインタフェース部702は、ステップS308により受信可能サイズをデータ処理装置101に通知する場合はデータ送信要求を受信してから第1の所定時間後に受信可能なデータサイズを通知する。一方、ホストインタフェース部702は、ステップS306により受信可能サイズをデータ処理装置101に通知する場合はデータ送信要求を受信してから第1の所定時間後より長い第2の所定時間後に受信可能なデータサイズを通知する。第1の所定時間と第2の所定時間との差異時間は、ステップS303における所定時間のウェイトに相当する。
ステップS304では、ホストインタフェース部702は、受信バッファの空き容量が第2の基準値以下(第2の基準値R2以下)かどうかを判別する。ここで、第2の基準値R2は第1の基準値R1より小さい値である(R2<R1)。そして、ホストインタフェース部702は、受信バッファの空き容量が第2の基準値R2以下であれば処理をステップS305に移行させる一方、第2の基準値R2より大きければ処理をステップS308に移行させる。
以降のステップS305〜S307の処理は、図4のステップS203〜S205の処理と同様である。
本実施の形態によれば、受信バッファの空き状況に応じて、段階的に適切なデータ受信制御を行うことができる。まず、第1段階(R1≧受信バッファの空き容量>R2)では、受信可能サイズの返送(ステップS307)に際し、所定時間の経過を待つことになる。そのため、コントローラ302におけるデータ処理速度が実質的に遅くなる。これにより、データ処理装置101からの印刷データの受信の速度を実質的に遅くすると共に、データ受信処理のためのCPU負荷を減らし、例えば、中間データ作成部703の処理を優先的に進めることができる。その結果、受信バッファのデータ解放速度が速くなり、受信バッファがフルになる頻度を下げることができる。
また、第2段階(R2≧受信バッファの空き容量)では、第1の実施の形態で受信バッファの空き容量が基準値R0以下となった場合と同様に処理される。従って、受信バッファの空きが第2の基準値R2以下で且つさらに減少する傾向にあるとき(ステップS304→S305→S306)、通知する受信可能サイズが固定値Aとされる。そのため、第1の実施の形態と同様にデータ通信回数が増えることで、データ受信の速度がさらに遅くなり、受信バッファがフルになる頻度が下がる。
第2の基準値R2は、第1の実施の形態における基準値R0と同じ値でもよいし、異なっていてもよい。仮に第2の基準値R2=基準値R0としたならば、図7の処理は、図5の処理に対して、ステップS302、S303の処理ステップが追加された点だけが異なることになる。この意味では、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様の効果にステップS302、S303による効果が加わることになる。なお、上記第1段階(R1≧受信バッファの空き容量>R2)において、受信可能サイズの返送(ステップS307)をするにあたって少なくとも所定時間の経過を待つことによる効果を得ることに限って言えば、ステップS304〜S306の処理は必須でない。
ところで、上記各実施の形態において、図3、図4、図7の処理はホストインタフェース部702が実行するとしたが、CPU709またはこれら両者の協働により行うようにしてもよい。
(その他の実施例)
第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては、現在のデータ受信速度が受信バッファのデータ解放速度より速いか否かを判別し、前者が速い場合に受信可能サイズを小さいサイズに設定するものであったが、他の態様であっても良い。具体的には、図4におけるステップS203、図7におけるステップS305の処理を省略し、受信バッファの空き容量が基準値以下の場合に受信可能サイズを小さいサイズに設定するようにしても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
102 プリンタ
302 プリンタコントローラ
702 ホストインタフェース部
705 RAM

Claims (8)

  1. 外部装置から複数のパケットに分割して送信される印刷データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記印刷データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記格納手段の空き容量を確認する確認手段と、
    前記確認手段により確認される空き容量が基準値より多い場合は受信可能なデータサイズとして第1のデータサイズを前記外部装置へ通知し、前記確認手段により確認される前記空き容量が前記基準値より少ない場合は受信可能なデータサイズとして前記第1のデータサイズよりデータサイズの小さい第2のデータサイズを前記外部装置へ通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記受信された印刷データが前記格納手段に格納される格納速度を計測する第1計測手段と、前記格納手段に一旦格納された印刷データが前記格納手段から解放される解放速度を計測する第2計測手段とを有し、前記通知手段は、前記確認手段により確認される前記空き容量が前記基準値より少なく、且つ、前記第1計測手段により計測された格納速度が前記第2計測手段により計測された解放速度より速い場合は受信可能なデータサイズとして前記第2のデータサイズを前記外部装置へ通知することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 外部装置から複数のパケットに分割して送信される印刷データを受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信された前記印刷データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記格納手段の空き容量を確認する確認手段と、
    前記外部装置からパケットの送信要求を受信する第2の受信手段と、
    前記外部装置にパケットの送信をさせるべく、前記第2の受信手段が前記送信要求を受信したことに応じて受信可能なデータサイズを前記外部装置へ通知する通知手段とを有し、
    前記通知手段は、前記確認手段により確認される空き容量が第1の基準値より多い場合は前記第2の受信手段が前記送信要求を受信してから第1の所定時間後に前記受信可能なデータサイズを前記外部装置へ通知し、前記確認手段により確認される前記空き容量が前記第1の基準値より少ない場合は前記第2の受信手段が前記送信要求を受信してから前記第1の所定時間より長い第2の所定時間後に前記受信可能なデータサイズを前記外部装置へ通知することを特徴とする印刷装置。
  4. 前記受信された印刷データが前記格納手段に格納される格納速度を計測する第1計測手段と、前記格納手段に一旦格納された印刷データが前記格納手段から解放される解放速度を計測する第2計測手段とを有し、前記通知手段は、前記第1計測手段により計測された格納速度が前記第2計測手段により計測された解放速度より遅い場合は前記受信可能なデータサイズとして第1のデータサイズを前記外部装置へ通知し、前記第1計測手段により計測された格納速度が前記第2計測手段により計測された解放速度より速い場合は、前記受信可能なデータサイズとして前記第1のデータサイズよりデータサイズの小さい第2のデータサイズを前記外部装置へ通知することを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
  5. 前記通知手段は、前記確認手段により確認される空き容量が前記第1の基準値以下で且つ前記所定時間が経過した後において、前記確認される前記空き容量が前記第1の基準値より小さい第2の基準値以下で且つ、前記第1計測手段により計測された格納速度が前記第2計測手段により計測された解放速度より速い場合は、前記受信可能なデータサイズとして前記第2のデータサイズを前記外部装置へ通知することを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  6. 外部装置から複数のパケットに分割して送信される印刷データを受信する受信工程と、
    前記受信工程により受信された前記印刷データを格納手段に格納する格納工程と、
    前記格納手段に格納された印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷工程と、
    前記格納手段の空き容量を確認する確認工程と、
    前記確認工程により確認される空き容量が基準値より多い場合は受信可能なデータサイズとして第1のデータサイズを前記外部装置へ通知し、前記確認工程により確認される前記空き容量が前記基準値より少ない場合は受信可能なデータサイズとして前記第1のデータサイズよりデータサイズの小さい第2のデータサイズを前記外部装置へ通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 外部装置から複数のパケットに分割して送信される印刷データを受信する第1の受信工程と、
    前記第1の受信工程により受信された前記印刷データを格納手段に格納する格納工程と、
    前記格納手段に格納された印刷データに基づいて印刷処理を実行する印刷工程と、
    前記格納手段の空き容量を確認する確認工程と、
    前記外部装置からパケットの送信要求を受信する第2の受信工程と、
    前記外部装置にパケットの送信をさせるべく、前記第2の受信工程が前記送信要求を受信したことに応じて受信可能なデータサイズを前記外部装置へ通知する通知工程とを有し、
    前記通知工程は、前記確認工程により確認される空き容量が基準値より多い場合は前記第2の受信工程が前記送信要求を受信してから第1の所定時間後に前記受信可能なデータサイズを前記外部装置へ通知し、前記確認工程により確認される前記空き容量が前記基準値より少ない場合は前記第2の受信工程が前記送信要求を受信してから前記第1の所定時間より長い第2の所定時間後に前記受信可能なデータサイズを前記外部装置へ通知することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 請求項6または7記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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