JP2008261995A - 欠陥修正方法および欠陥修正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属を含む異物欠陥が基板表面に埋没したような欠陥でも修正可能な、欠陥修正方法および欠陥修正装置を提供する。
【解決手段】この欠陥修正方法では、基板上に形成された一材質部分に付着した、一材質部分とは異なる材質を含む異物欠陥を除去する。そして、異物欠陥の周辺に位置するとともに異物欠陥を囲むように配置される一材質部分の一部を、基板上から取り除く第1工程(S20)を備える。また、針状部材を用いて異物欠陥を除去する第2工程(S30)を備える。また、第1工程および第2工程において基板上から一材質部分の一部が取り除かれた部分および異物欠陥が除去された部分である、一材質部分に形成された凹部に、補修用材料を充填する第3工程(S50)を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、欠陥修正方法および欠陥修正装置に関し、特に、基板上に付着した異物欠陥を除去する、欠陥修正方法および欠陥修正装置に関する。
近年、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)の大型化、高精細化に伴い画素数も増大し、LCDを無欠陥で製造することは困難となり、欠陥の発生確率も増加している。このような状況下において歩留まり向上のために、LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を修正することで良品転換する、欠陥修正装置が生産ラインに不可欠となっている。
図6(a)〜(c)は、LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を示す図である。図6(a)〜(c)に示すように、カラーフィルタは、透明基板と、その表面に形成されたブラックマトリクス300と呼ばれる格子状のパターンと、複数組のR(赤色)画素301、G(緑色)画素302、およびB(青色)画素303とを含む。カラーフィルタの製造工程においては、図6(a)に示すように画素やブラックマトリクス300の色が抜けてしまった白欠陥304や、図6(b)に示すように隣の画素と色が混色したり、ブラックマトリクス300が画素にはみ出してしまった黒欠陥305や、図6(c)に示すように画素に異物が付着した異物欠陥306などが発生する。
白欠陥304を修正する方法としては、白欠陥304が存在する画素と同色のインクを塗布針の先端部に付着させ、針先端に付着させたインクを白欠陥304に転写し白欠陥304を覆う方法がある。また、黒欠陥305を修正する方法としては、図7(a)〜(c)に示すように、欠陥部分をレーザ光の照射により除去して矩形のレーザカット部310を形成し、塗布針を用いて欠陥が存在していた画素と同色のインクをレーザカット部310内に転写し、レーザカット部310を覆うインク塗布部311を形成する方法がある。
異物欠陥306を修正する方法として、黒欠陥305と同様のレーザ光の照射により除去する方法の他に、研磨ヘッドを用いて異物欠陥を削ることにより修正する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、基板表面からの高さを制御した針を用いて、基板表面に損傷を与えることなく異物欠陥を引っかき取るように除去する方法が提案されている(たとえば特許文献2参照)。
特開平10−253818号公報 特開2002−131527号公報
異物欠陥306の材質には、衣類などから発生する各種繊維、作業者などの皮膚細胞、金属、ガラス破片などが考えられる。金属を含む異物欠陥306が基板に付着した場合は、特許文献1で提案された研磨ヘッドでは異物欠陥306を削ることができない。また、レーザを用いても、金属を含む異物欠陥306を除去できない場合がある。
針を用いて異物欠陥306を引っかき取る方法は、金属を含む異物欠陥306の除去にも適用可能である。しかし、図8に示すように、異物欠陥306がカラーフィルタのたとえばG画素302を形成する樹脂材料中に埋没している場合がある。樹脂材料中に埋没した異物欠陥306が、樹脂材料と強固に固着している場合は、針を用いて異物欠陥306を引っかき取ることは困難である。異物欠陥306が、R画素301やB画素303に発生した場合も同じである。
それゆえに、この発明の主たる目的は、金属を含む異物欠陥が基板表面に埋没したような欠陥でも修正可能な、欠陥修正方法および欠陥修正装置を提供することである。
この発明に係る欠陥修正方法は、基板上に形成された一材質部分に付着した、一材質部分とは異なる材質を含む異物欠陥を除去する欠陥修正方法である。そして、異物欠陥の周辺に位置するとともに異物欠陥を囲むように配置される一材質部分の一部を、基板上から取り除く第1工程を備える。また、針状部材を用いて異物欠陥を除去する第2工程を備える。また、第1工程および第2工程において基板上から一材質部分の一部が取り除かれた部分および異物欠陥が除去された部分である、一材質部分に形成された凹部に、補修用材料を充填する第3工程を備える。
この場合は、異物欠陥が埋没した一材質部分のうち、異物欠陥の周辺に位置するとともに異物欠陥を囲むように配置される一材質部分の一部を予め取り除いた上で、針状部材を用いて異物欠陥を除去する。よって、従来修正が困難であった、一材質部分に埋没した金属を含む異物欠陥が樹脂材料と強固に固着している場合においても、異物欠陥の修正が可能となる。
好ましくは、第2工程において、針状部材に対して基板に向かう方向に加えられる荷重が一定に保たれている。この場合は、基板にダメージを与えることなく、安定して異物欠陥を除去することができる。
また好ましくは、第2工程において、針状部材を用いて除去された異物欠陥は、吸引されて基板上から回収される。この場合は、異物欠陥除去後の基板上を清浄状態に保つことができ、除去された異物欠陥の破片が欠陥修正後の基板の品質に影響することを防止することができる。
また好ましくは、第2工程と前記第3工程との間に、凹部内の残留物を除去する工程をさらに備える。この場合は、凹部内の残留物によって、凹部に充填される補修用材料の品質が損なわれることを防止することができる。
この発明に係る欠陥修正装置は、上記の欠陥修正方法のいずれかに用いられる欠陥修正装置である。欠陥修正装置は、基板上に形成された一材質部分に付着した一材質部分とは異なる材質を含む異物欠陥の周辺に位置するとともに、異物欠陥を囲むように配置される、一材質部分の一部を、基板上から取り除くための除去部材を備える。また、異物欠陥を除去するための針状部材を備える。また、基板上から一材質部分の一部が取り除かれた部分および異物欠陥が除去された部分である、一材質部分に形成された凹部に、補修用材料を充填するための、補修用材料充填機構を備える。
この場合は、異物欠陥が埋没した一材質部分のうち、異物欠陥の周辺に位置するとともに異物欠陥を囲むように配置される一材質部分の一部を予め取り除いた上で、針状部材を用いて異物欠陥を除去する。よって、従来修正が困難であった、一材質部分に埋没した金属を含む異物欠陥が樹脂材料と強固に固着している場合においても、異物欠陥の修正が可能となる。
この発明の欠陥修正方法および欠陥修正装置によると、金属を含む異物欠陥が基板表面に埋没したような欠陥でも、修正可能である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、本発明の欠陥修正装置の全体構成を示す図である。図1に示すように、この欠陥修正装置1は、観察光学系6、CCDカメラ7、レーザ8、インク塗布機構9、インク硬化用照明10およびスクラッチ機構11から構成される欠陥修正ヘッド部を備える。
また、欠陥修正ヘッド部と基板テーブルとを相対的に移動させて位置決めを行なう位置決め機構を備える。位置決め機構は、欠陥修正ヘッド部を基板2に対して垂直方向(Z軸方向)に移動させる、第1の副駆動部としてのZ軸テーブル5を含む。また位置決め機構は、Z軸テーブル5を搭載して、基板2に略平行なX軸方向にZ軸テーブル5を移動させる、第2の副駆動部としてのX軸テーブル3を含む。また位置決め機構は、基板2が載置され、X軸方向と直交し基板に略平行なY軸方向に基板2を移動させるための、基板テーブルとしてのY軸テーブル4を含む。
欠陥修正装置1はまた、装置全体の動作を制御する制御用コンピュータ12と、制御用コンピュータ12に作業者からの指令を入力するための操作パネル13とを備える。
観察光学系6は、基板2の表面状態(基板2の表面上の欠陥部を含む)を観察するためのものである。観察光学系6によって観察される画像は、CCDカメラ7により電気信号に変換され、制御用コンピュータ12のモニタ画面に表示される。レーザ8は、基板2にレーザ光を照射するために用いられる。レーザ光の照射により、基板2に発生した黒欠陥が除去される。また基板2がカラーフィルタである場合には、レーザ光の照射により、カラーフィルタの樹脂材料に付着した異物欠陥の周辺に位置するとともに異物欠陥を囲むように配置される樹脂材料の一部が、カラーフィルタから取り除かれる。
インク塗布機構9は、白欠陥、または、黒欠陥もしくは異物欠陥が除去されたことにより基板2に形成された凹部に、塗布針の先端部に付着したインクを塗布して修正する。インク硬化用照明10は、インク塗布機構9で塗布されたインクを硬化させるための光を照射する。インクが紫外線硬化タイプの場合は、紫外線照明がインク硬化用照明10として選択されて装置に搭載される。インクが熱硬化タイプの場合は、ハロゲンランプ照明がインク硬化用照明10として選択されて装置に搭載される。スクラッチ機構11は、針状部材としてのスクラッチ針を含み、スクラッチ針を用いて異物欠陥を除去するためのものである。本装置構成により、カラーフィルタに発生した白欠陥、黒欠陥、異物欠陥の修正が可能である。
次に、欠陥修正装置1を用いて、基板2上に形成された一材質部分としてのカラーフィルタの樹脂材料に付着した、たとえば金属などのカラーフィルタの樹脂材料とは異なる材質を含む、異物欠陥を除去する方法について説明する。図2は、異物欠陥の修正方法を示す流れ図である。図3は、異物欠陥の修正方法の各工程の模式図である。図3(a)は、カラーフィルタのG画素302に金属を含む異物が付着した異物欠陥306を示す図である。図3(b)は、図3(a)に示すIIIB−IIIB線による断面における、基板2の断面図である。図3(b)に示すように、異物欠陥306は、樹脂材料からなるG画素302に埋没しており、異物欠陥306とG画素302とは強固に固着している。
まず工程(S10)において、前処理として、位置決め機構を駆動し、Y軸テーブル4に載置された基板2と欠陥修正ヘッド部とを相対的に移動させる。そして、観察光学系6を用いて観察された異物欠陥の真上に、レーザ8を配置させる。
次に工程(S20)において、異物欠陥306の周辺に位置するとともに異物欠陥306を囲むように配置される、カラーフィルタの樹脂材料(すなわちG画素302)の一部を、基板2上から取り除く。図3(c)はG画素302の一部が基板2から取り除かれた状態を示す図である。図3(d)は、図3(c)に示すIIID−IIID線による断面における、基板2の断面図である。レーザ8によってG画素302の、異物欠陥306を含む範囲にレーザ光が照射される。そして、図3(c)(d)に示すように、異物欠陥306の周辺のG画素302がカラーフィルタから取り除かれ、異物欠陥306が露出する。
図3(c)に示すように、この実施の形態では、異物欠陥306を含む矩形の領域にレーザ光が照射され、その領域のG画素302が取り除かれている。たとえば、観察光学系6の基板2側とは反対側の結像位置に矩形の穴が形成されたスリットを配置し、当該スリットの矩形形状を可変可能な構成とし、矩形形状を変化させることで、レーザ光が照射される領域を制御することができる。G画素302が取り除かれる平面形状は矩形に限られるものではなく、たとえば丸形状のスリットを用いて構成してもよい。この丸形状を変化させることで、レーザ光が照射される領域を制御することができる。
次に工程(S30)において、位置決め機構の駆動により異物欠陥306の真上にスクラッチ機構11を配置させ、スクラッチ機構11の針状部材を用いて、異物欠陥を引っかき取る(スクラッチする)ようにして除去する。図4はスクラッチ機構の構成を示す模式図である。図4に示すように、針状部材としてのスクラッチ針21は、スクラッチ針ホルダ22の下端からわずかに(たとえば0.5mm程度)突き出た状態で、スクラッチ針ホルダ22にスクラッチ針固定ネジ23で固定されている。
スクラッチ針ホルダ22には、吸引穴27が形成されている。その一方端が吸引穴27に連通する吸引経路の他方端には、外部に設けた図示しない真空ポンプなどの負圧源が接続されている。負圧源を動作させ、吸引穴27の内部を真空に引くことで、矢印28に示すように、スクラッチ針21で引っかき取られた異物欠陥306を吸引して、基板2上から回収することが可能となっている。吸引された異物欠陥306は、図示しない回収ボックスに回収されて溜められる。スクラッチ針ホルダ22は、スクラッチ針ホルダ支持板24に取り付けられたスライダ25に取り付けられており、Z軸方向に自在に移動することが可能となっている。
図5は、スクラッチ針が基板に接触する状態を示す模式図である。スクラッチ針21が基板2に接触していない時は、スクラッチ針ホルダ22は、図5(a)に示すように、スクラッチ針ホルダ支持板24の下端に取り付けられたストッパ26で固定された状態となっている。
異物欠陥306のスクラッチ除去を行なうためには、まず、スクラッチ針ホルダ支持板24をZ軸に沿って基板2へ向かう方向に下降させる。このとき、スクラッチ針21が異物欠陥306の周辺のG画素302が取り除かれた位置において基板2と接触する(図3(c)参照)ように、XY平面上におけるスクラッチ針21の位置決めがされる。スクラッチ針21が基板2に接触してから、更にスクラッチ針ホルダ支持板24は下降し、図5(b)に示す隙間δが0.5mm程度になる位置で停止する。このときスクラッチ針21には、スクラッチ針ホルダ22の自重が負荷として掛かる状態となっており、常に一定の負荷による接触圧で基板2に接触する。つまり、スクラッチ針21に対して基板2に向かう方向に加えられる荷重が一定に保たれている。
図5(b)の状態において、スクラッチ針21が基板2の表面に沿った方向に相対的に移動するように、スクラッチ針21または基板2を移動させることで、異物欠陥306を引っかいて取り除く、スクラッチ除去が行われる。前工程(S20)において異物欠陥306の周辺のG画素302がカラーフィルタから取り除かれ、この時点では異物欠陥306が露出しているために、異物欠陥306をスクラッチ針21で引っかくことで、簡単に異物欠陥306を除去することができる。そして、図3(e)(f)に示すように、基板2上からカラーフィルタの樹脂材料であるG画素302の一部および異物欠陥306が除去され、G画素302が一部窪んだ凹部としてのレーザカット部310が形成された状態となる。これは、白欠陥が存在するのと同じ状態である。
異物欠陥306を除去するとき、スクラッチ針21は、図3(e)(f)に示すG画素302が取り除かれたレーザカット部310においてのみ基板2に接触する。そのため、特許文献2のように、スクラッチ針21の基板2の表面からの高さを制御(スクラッチ針21のZ軸方向位置を基板2と略同じに設定)しなくても、基板2上に形成されたカラーフィルタに傷を付けることなく、異物欠陥306を除去することができる。スクラッチ針21により引っかき取られた異物欠陥306は、前述のようにスクラッチ機構11の吸引穴27から吸引されて回収されるので、異物欠陥306除去後の基板2上を清浄状態に保つことができ、除去された異物欠陥306の破片が欠陥修正後のカラーフィルタの品質に影響することを防止することができる。
異物欠陥306を除去した後に、カラーフィルタの樹脂材料がレーザカット部310内に残留している場合がある。この場合には、次に図2に示す工程(S40)において、レーザ8を用いてレーザカット部310に再度レーザ光を照射させる。このようにすれば、レーザカット部310内の残留物であったカラーフィルタの樹脂材料を除去することができるので、レーザカット部310内の残留物によって、後工程でレーザカット部310に充填される補修用材料の品質が損なわれることを防止することができる。
次に工程(S50)において、基板2上からカラーフィルタの樹脂材料であるG画素302の一部が取り除かれた部分および異物欠陥306が除去された部分である、G画素302に形成された凹部としてのレーザカット部310に、補修用材料としての、G画素302と同色のインクを充填する。インクがレーザカット部310に充填され、インク塗布部311が形成された状態を図3(g)(h)に示す。補修用材料はインクなどの液体材料に限られず、修正完了時に一材質部分を形成する材料であればよく、たとえば修正対象に応じてスラリー状の材料や粉末材料を補修用材料として用いても構わない。次に工程(S60)において、後処理として、位置決め機構の駆動によりインク塗布部311の真上にインク硬化用照明10を配置させ、インク塗布部311に充填されたインクを硬化させる。これによって、異物欠陥306が発生していた箇所にはその周辺と同品質のG画素302が形成され、高品位に異物欠陥306の修正が完了する。
以上説明したように、この欠陥修正方法においては、異物欠陥306が埋没した一材質部分としてのカラーフィルタの、たとえばG画素302のうち、異物欠陥306の周辺に位置するとともに異物欠陥306を囲むように配置されるG画素302の一部を予め取り除いた上で、針状部材としてのスクラッチ針21を用いて異物欠陥306を除去する。よって、従来修正が困難であった、カラーフィルタの樹脂材料に埋没した、金属を含む異物欠陥306が樹脂材料と強固に固着している場合においても、異物欠陥306の修正が可能となる。なお、上記ではG画素302に異物欠陥306が発生した場合について説明したが、R画素301やB画素303に異物欠陥306が発生した場合も同様に修正することが可能である。
この発明の欠陥修正方法および欠陥修正装置の用途は、LCDのカラーフィルタに発生した異物欠陥の修正に限られない。たとえば、プラズマディスプレイパネルの製造工程において、カラー画像を構成する原色に対応する蛍光体に発生した異物欠陥の修正のために用いることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の欠陥修正装置の全体構成を示す図である。 異物欠陥の修正方法を示す流れ図である。 異物欠陥の修正方法の各工程の模式図である。 スクラッチ機構の構成を示す模式図である。 スクラッチ針が基板に接触する状態を示す模式図である。 LCDのカラーフィルタの製造工程において発生する欠陥を示す図である。 黒欠陥の修正方法を示す模式図である。 異物欠陥が樹脂材料中に埋没している状態を示す模式図である。
符号の説明
1 欠陥修正装置、2 基板、3 X軸テーブル、4 Y軸テーブル、5 Z軸テーブル、6 観察光学系、7 CCDカメラ、8 レーザ、9 インク塗布機構、10 インク硬化用照明、11 スクラッチ機構、12 制御用コンピュータ、13 操作パネル、21 スクラッチ針、22 スクラッチ針ホルダ、23 スクラッチ針固定ネジ、24 スクラッチ針ホルダ支持板、25 スライダ、26 ストッパ、27 吸引穴、28 矢印、300 ブラックマトリクス、301 R画素、302 G画素、303 B画素、304 白欠陥、305 黒欠陥、306 異物欠陥、310 レーザカット部、311 インク塗布部。

Claims (5)

  1. 基板上に形成された一材質部分に付着した、前記一材質部分とは異なる材質を含む異物欠陥を除去する、欠陥修正方法において、
    前記異物欠陥の周辺に位置するとともに前記異物欠陥を囲むように配置される前記一材質部分の一部を、前記基板上から取り除く第1工程と、
    針状部材を用いて前記異物欠陥を除去する第2工程と、
    前記第1工程および前記第2工程において前記基板上から前記一材質部分の一部が取り除かれた部分および前記異物欠陥が除去された部分である、前記一材質部分に形成された凹部に、補修用材料を充填する第3工程とを備える、欠陥修正方法。
  2. 前記第2工程において、前記針状部材に対して前記基板に向かう方向に加えられる荷重が一定に保たれている、請求項1に記載の欠陥修正方法。
  3. 前記第2工程において、前記針状部材を用いて除去された前記異物欠陥は、吸引されて前記基板上から回収される、請求項1または請求項2に記載の欠陥修正方法。
  4. 前記第2工程と前記第3工程との間に、前記凹部内の残留物を除去する工程をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載の欠陥修正方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の欠陥修正方法に用いられる、欠陥修正装置であって、
    基板上に形成された一材質部分に付着した前記一材質部分とは異なる材質を含む異物欠陥の周辺に位置するとともに、前記異物欠陥を囲むように配置される、前記一材質部分の一部を、前記基板上から取り除くための除去部材と、
    前記異物欠陥を除去するための針状部材と、
    前記基板上から前記一材質部分の一部が取り除かれた部分および前記異物欠陥が除去された部分である、前記一材質部分に形成された凹部に、補修用材料を充填するための、補修用材料充填機構とを備える、欠陥修正装置。
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