JP2008261171A - 作業装置付き杭打機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体12前方に立設されたリーダ15に対して摺動可能に装着された作業装置20を吊りワイヤ10によって吊設し、ウインチ13による吊りワイヤ10の巻上げ及び巻下げによって作業装置20に連結された作業用ロッド80に回転を与えながら昇降させて所定の作業を行うものであり、作業装置20は、その上方にあってリーダ15に対して摺動可能に装着された位置決め装置23と圧入シリンダ26によって連結され、その位置決め装置23とリーダ15との間には、位置決め装置23をリーダ15の任意高さで移動できないように停止させる位置決め機構18,22,27が設けられた作業装置付き杭打機1。
【選択図】 図1
Description
また、本発明の作業装置付き杭打機は、前記作業装置とリーダとの間に、当該作業装置をリーダの任意高さで移動できないように停止させる位置決め機構が設けられたものであることが好ましい。
また、本発明の作業装置付き杭打機は、前記位置決め機構が、前記リーダにはラックが形成され、前記位置決め装置又は/及び作業装置には、そのラックに対してピニオンギヤを噛み合わせ、そのピニオンギヤの回転を停止させるロック手段が設けられたものであることが好ましい。
また、本発明の作業装置付き杭打機は、前記位置決め機構が、前記リーダにはディスクプレートが形成され、前記位置決め装置又は/及び作業装置には、そのディスクプレートを油圧式のチャックシリンダで開閉させるチャックが設けられ、そのチャックによるディスクプレートの挟み込みの摩擦力によって停止させるようにしたものであることが好ましい。
よって、本発明では、圧入シリンダによって作業装置と位置決め装置とが一体になって構成されているので、リーダへの装着が簡単であって取り扱いが容易であり、圧入シリンダが圧入力を発生させるため、ラック・ピニオンのように摩耗による部品交換コストなどを削減することができる。更に、圧入力や引抜き力を発生させる圧入シリンダと、圧入時などに反力を受ける作業用ロッドとが横並びになって配置されているため、作業装置にモーメントが作用しなくなり、偏芯荷重による摺動部の摩耗を抑えることができる。
作業装置付き杭打機1は、クローラを備えた走行部11上に旋回可能な本体12が設けられたベースマシンによって構成されている。本体12は、メインフレーム上に運転台や油圧ポンプなどを備える動力部などが配置され、そうした本体12の前部にはリーダ15が支持されている。そして、この作業装置付き杭打機1は、そのリーダ15に対して作業装置であるオーガ20が装着されたものであって、本実施形態では作業に合わせてオーガ20の回転軸にスクリュウロッド80が連結されている。
先ず、ロックユニット27は、ピニオンギヤ22の回転軸31にロック用ディスク32が固定され、そのロック用ディスク32に対して回転止プレート33が設けられている。回転止プレート33は、スプリング34の付勢力によってロック用ディスク32が押し当てられて回転を止め、反対側からの圧力によってスプリング34の付勢に抗してロック用ディスク32から離れ、ロックが解除されるようになっている。
リモコンバルブ41は、それぞれ操作レバー42の傾きによって各一対の切換弁43,44の切り換え操作を行うようにしたものである。切換弁43,44は、パイロット圧を供給する不図示のパイロット圧用油圧ポンプとタンク45とに接続され、コントロールバルブ46の切り換えを行うようにしたものである。切換弁43,44は、コントロールバルブ46の上昇側又は下降側パイロット室に接続されている。更に切換弁43,44は、シャトル弁47を介してロックユニット27の加圧室35に接続されている。
この作業装置付き杭打機3は、第1実施形態とは異なる位置決め装置60によって構成されている。位置決め装置60は、一対の屈曲した把持爪61a,61aが軸支されたチャック61が設けられ、それが油圧シリンダ(チャックシリンダ)62によって開閉するようになっている。一方、リーダ15には、その全面にラックではなくディスクプレート65が取り付けられており、位置決め装置60は、そのチャック61先端がこのディスクプレート65を挟み込むように配置されている。
前記実施形態では、位置決め機構としてラック18とピニオンギヤ22や、チャック61とディスクプレート65による構成としたが、それ以外の構成によるものであってもよい。
10 吊りワイヤ
11 走行部
12 本体
13 ウインチ
15 リーダ
18 ラック
20 オーガ
22 ピニオンギヤ
23 位置決め装置
26 圧入シリンダ
27 ロックユニット
32 ロック用ディスク
33 回転止プレート
34 スプリング
41 リモコンバルブ
42 操作レバー
43,44 切換弁
46 コントロールバルブ
47 シャトル弁
53 油圧モータ
80 スクリュウロッド
Claims (6)
- 本体前方に立設されたリーダに対して摺動可能に装着された作業装置を吊りワイヤによって吊設し、ウインチによる吊りワイヤの巻上げ及び巻下げによって作業装置に連結された作業用ロッドに回転を与えながら昇降させて所定の作業を行う作業装置付き杭打機において、
前記作業装置は、その上方にあってリーダに対して摺動可能に装着された位置決め装置と圧入シリンダによって連結され、
その位置決め装置とリーダとの間には、当該位置決め装置をリーダの任意高さで移動できないように停止させる位置決め機構が設けられたものであることを特徴とする作業装置付き杭打機。 - 請求項1に記載する作業装置付き杭打機において、
前記圧入シリンダは、一対の油圧シリンダであり、前記作業装置に連結される作業用ロッドをはさんだ位置に配置されたものであることを特徴とする作業装置付き杭打機。 - 請求項1又は請求項2に記載する作業装置付き杭打機において、
前記作業装置とリーダとの間に、当該作業装置をリーダの任意高さで移動できないように停止させる位置決め機構が設けられたものであることを特徴とする作業装置付き杭打機。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する作業装置付き杭打機において、
前記位置決め機構は、前記リーダにラックが形成され、前記位置決め装置又は/及び作業装置には、そのラックに対してピニオンギヤを噛み合わせ、そのピニオンギヤの回転を停止させるロック手段が設けられたものであることを特徴とする作業装置付き杭打機。 - 請求項4に記載する作業装置付き杭打機において、
前記ロック手段は、前記ピニオンギヤの回転軸に一体に設けられたロック用ディスクと、そのロック用ディスクに当接して回転を制限する回転止プレートとを有し、その回転止プレートは、ロック用ディスクに対して付勢部材の付勢力によって当接し、油圧によって前記付勢力に抗して離間するようにしたものであことを特徴とする作業装置付き杭打機。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する作業装置付き杭打機において、
前記位置決め機構は、前記リーダにディスクプレートが形成され、前記位置決め装置又は/及び作業装置には、そのディスクプレートを油圧式のチャックシリンダで開閉させるチャックが設けられ、そのチャックによるディスクプレートの挟み込みの摩擦力によって停止させるようにしたものであることを特徴とする作業装置付き杭打機。
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