JP2016094805A - 杭圧入引抜機 - Google Patents

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秀樹 安岡
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Abstract

【課題】鋼矢板等の各種杭の圧入精度を向上させるために、杭掴み装置を作動させる油圧モータそのものに、圧入時の反力等による杭の作業姿勢の変化を防止して、作業姿勢を一定に保持するための機構を装備した杭圧入引抜機を提供することを目的とする。
【解決手段】油圧モータ17によって、縦軸23を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、現位置で旋回自在な杭掴み装置10を有する杭圧入引抜機1であって、前記油圧モータ17にブレーキ装置30を装備し、該ブレーキ装置30によって油圧モータ17の停止時における油圧モータ17の回転駆動軸18を制動することにより、杭掴み装置10からの逆回転トルクによる杭掴み装置10の回動及び/又は旋回を阻止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、鋼矢板等の各種杭の圧入精度を向上させるために、圧入時の反力による杭の作業姿勢の変化を防止して、作業姿勢を一定に保持するための杭圧入引抜機に関するものである。
各種土木基礎工事等における鋼矢板や鋼管杭等の各種杭の圧入・引抜工事においては、振動,騒音の発生が少ない静荷重型の杭圧入引抜機が採用されている。この静荷重型の杭圧入引抜機は、既設杭上に定置された台座の下方に複数の反力掴み装置(クランプ装置)を設けて、この反力掴み装置により既設杭をクランプすることによって反力を得て、杭掴み装置により掴んだ各種杭を地盤に圧入している。
また、硬質地盤等において、杭掴み装置による圧入力(圧入するために必要な力)が、既設杭から得られる反力を上回ったときには(反力<圧入力)、鋼矢板を圧入できない場合がある。このような場合、杭の圧入と同時にオーガによる圧入地盤の掘削を併用し、圧入地盤の土圧を軽減することによって杭の圧入を可能としている。
杭圧入引抜機においては、台座を既設杭に定置した状態で、杭掴み装置が圧入位置に移動し、かつ、圧入する杭を掴む位置決めのために、油圧モータによって縦軸を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、現位置で旋回自在に構成されている。そのため、既設杭から反力を得る静荷重型の杭圧入引抜機では、圧入時の反力によって圧入する杭を掴んでいる杭掴み装置や杭掴み装置を保持している部材の位置が変化してしまい、その結果、圧入する杭の作業姿勢も変化してしまうことがある。特に、オーガによる掘削を併用した杭圧入作業では、オーガによる回転掘削の反力によって、その畏れが高くなる。圧入時の杭の作業姿勢の変化は、直接的に圧入精度に影響を与えるため、作業姿勢を精確に保つことが求められている。
そこで、従来、杭圧入力やオーガの回転、或いは鋼管杭の回転等による反力が加わっても、杭掴み装置等の回転部が所定の位置から動かないように固定して圧入精度を向上させるために、シリンダ装置のロッドを伸縮動作させることによって回転部の固定と解除を制御する規制手段が提供されている(特許文献1)。また、杭掴み装置の位置決めを行う油圧モータの駆動圧油出入口を切換弁で閉鎖することによって、杭掴み装置の位置を保持する手段も知られている。
特開2005−127054号公報
しかしながら、特許文献1に示す規制手段は、回転機能に不必要な構成部材及びスペースを必要とし、徒に杭圧入引抜機の大型化を招いてしまう。また、油圧モータの駆動圧油出入口を切換弁で閉鎖する手段も、切換弁のリークや油圧モータに作用する外部力によって油圧モータの入出力に発生した差圧により、油圧モータ内部のリークが起こり、長時間保持していると回転移動してしまい、杭掴み装置の位置を保持することが困難である。
そこで本発明は、このような従来の課題を解決し、鋼矢板等の各種杭の圧入精度を向上させるために、杭掴み装置を作動させる油圧モータそのものに、圧入時の反力等による杭の作業姿勢の変化を防止して、作業姿勢を一定に保持するための機構を装備した杭圧入引抜機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、油圧モータによって、縦軸を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、現位置で旋回自在な杭掴み装置を有する杭圧入引抜機であって、前記油圧モータにブレーキ装置を装備し、該ブレーキ装置によって油圧モータの停止時における油圧モータの回転駆動軸を制動することにより、杭掴み装置からの逆回転トルクによる杭掴み装置の回動及び/又は旋回を阻止する杭圧入引抜機を基本として提供する。そして、前記杭圧入引抜機は、下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼矢板上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に配備されたスライドベースと、スライドベースの上方にあって縦軸を中心として回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイドフレームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが取り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋回自在な杭掴み装置とを具備しており、又前記杭圧入引抜機は、オーガケーシングと、オーガケーシング内に挿通されたオーガと、オーガを回転駆動するオーガ掘削機を具備している。
また、前記油圧モータは、杭掴み装置を旋回させる第1油圧モータと、ガイドフレームを回動させる第2油圧モータから構成されており、ブレーキ装置は、油圧モータの回転駆動軸にスプライン結合したロータディスクと、シリンダに摺動可能に連結したテンションピンと、テンションピンに一定間隔で固定されてロータディスク間に介在させた摩擦板と、摩擦板をロータディスクに圧接・離反可能にシリンダを伸縮させるシリンダ伸縮手段とから構成されている。
そして、油圧モータの停止時には、シリンダ伸縮手段によって摩擦板をロータディスクに圧接させ、油圧モータの駆動時には、シリンダ伸縮手段によって摩擦板をロータディスクから離反させる。シリンダ伸縮手段は、テンションピンを摺動させて摩擦板をロータディスクに圧接するようにシリンダを付勢するシリンダ付勢手段と、テンションピンを摺動させて摩擦板をロータディスクから離反するようシリンダを押圧するシリンダ押圧手段とからなり、シリンダ付勢手段として、シリンダを伸長方向に付勢するスプリングを使用し、シリンダ押圧手段として、油圧モータの駆動に連動してシリンダを、シリンダ付勢手段に抗してシリンダを圧縮方向に押圧する圧油を使用する。
以上記載した本発明によれば、既設杭から反力を得る静荷重型の杭圧入引抜機における、縦軸を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、現位置で旋回自在な杭掴み装置を駆動するための油圧モータの停止時において、油圧モータの回転駆動軸を常時制動状態に保持することができる。そのため、圧入時の反力によって圧入する杭を掴んでいる杭掴み装置や杭掴み装置を保持している部材の位置が変化することがなく、作業姿勢を一定に保持することができるため、圧入時の作業姿勢を精確に保つことができる。一方、油圧モータの駆動時には、油圧モータに供給される圧油によってブレーキ装置が解除されるため、杭掴み装置は油圧モータによって、縦軸を中心として一定半径で回動し、かつ、現位置で旋回することができる。よって、杭圧入引抜シリンダによる圧入反力及びオーガによる回転反力等の外部からの負荷力が加わった場合でも、杭の圧入引抜姿勢を一定に保持することが可能となり、硬質地盤でのオーガによる掘削と杭圧入引抜シリンダの併用による仮設及び永久支持杭の施工として、広く利用することができる。
本発明にかかる杭圧入引抜機の一例を示す側面図。 図1の平面図。 本発明にかかる杭圧入引抜機の他例を示す側面図。 杭掴み装置の旋回駆動機構を示す要部側断面図。 ガイドフレームの回転駆動機構を示す要部側断面図。 ブレーキ装置の平面図。 ブレーキ装置の制動時の要部側断面図。 図7の要部拡大側断面図。 ブレーキ装置の解除時の要部側断面図。 油圧モータ及びブレーキ装置の油圧回路図。
以下図面に基づいて本発明にかかる杭圧入引抜機の実施形態を説明する。以下の説明では、断面U型の鋼矢板を圧入引抜する杭圧入引抜機を例として説明するが、圧入引抜する杭に限定はなく、断面U型の鋼矢板に限らず、ハット型の鋼矢板や鋼管杭等の各種杭を対象としている。図1は本発明にかかる杭圧入引抜機の一例を示す側面図、図2はその平面図である。図において、1は断面U型の鋼矢板を圧入するための杭圧入引抜機であって、2は台座、3は台座2の下部に配設されて既設杭をクランプする反力掴み装置である。Fは杭圧入引抜機1の進行方向を示す。台座2には杭圧入引抜機1の進行方向Fに沿って、圧入する杭の幅寸法以上の距離を摺動自在にスライドベース4が配備されている。スライドベース4上には、縦軸23(図5参照)を中心として回転自在なターンテーブル5が配備されるとともに、ターンテーブル5の前部に形成した軸受部6を介してガイドフレーム7が立設されている。ガイドフレーム7は、一端がガイドフレーム7に軸支された傾動シリンダ(図示略)の伸縮によって軸受部6を中心として前後方向に傾動可能となっている。よって、ガイドフレーム7は、スライドベース4の上方にあって縦軸23(図5参照)を中心として回動自在に立設されている。
ガイドフレーム7には昇降体8が昇降自在に装着され、その両側には左右一対の杭圧入引抜シリンダ9が取り付けられるとともに、その一端が軸受部6に軸支されており、昇降体8を上下駆動するように構成されている。10は杭掴み装置であり、昇降体8の下方にあって昇降体8に対して現位置で旋回自在に配備されている。杭掴み装置10は挿通孔11を有する環状体であり、挿通孔11に挿通した杭を掴む鋼矢板掴み手段としての固定爪12及び可動爪13を有している。よって、杭掴み装置10は、ターンテーブル5の縦軸23を中心とし、ターンテーブル5の縦軸23と杭掴み装置10の中心を半径として回動自在に構成されている。即ち、杭掴み装置10は、縦軸23を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、現位置で旋回自在である。
図3は本発明にかかる杭圧入引抜機の他例を示す側面図であり、オーガによる掘削を併用して杭を圧入施工する際の状態を示している。図3において、14はオーガケーシングであり、図2に示す挿通孔11に挿通し、杭掴み装置10によって、杭とともに又は単独で掴むように構成されている。15はオーガであって、オーガケーシング14内に挿通されている。16はオーガ掘削機であって、オーガケーシング14の上部に取り付けられ、オーガ15を回転駆動させて地盤の掘削を行う。図1〜図3に示す杭圧入引抜機1の基本構成は公知の杭圧入引抜機と同様である。
上記した杭圧入引抜機1における杭掴み装置10を現位置で旋回させるための構成について図4,図6〜図9に基づき説明する。図4において、17aは第1油圧モータであり、杭掴み装置10を旋回させるための動力源として昇降体8に装備されている。第1油圧モータ17aの回転駆動軸18aにはモータピニオンギア19が直結されており、モータピニオンギア19はアイドルギア20の一端部に噛合し、アイドルギア20の他端部に噛合したドラムピニオンギア21に第1油圧モータ17aの回転力を伝達している。そして、ドラムピニオンギア21は、杭掴み装置10に取り付けられたチャックシリンダギア22と噛合している。よって、第1油圧モータ17aを回転駆動させることにより、その回転力は回転駆動軸18aからモータピニオンギア19,アイドルギア20,ドラムピニオンギア21を介してチャックシリンダギア22に伝達されることによって、杭掴み装置10は現位置で左右方向に旋回自在に構成されている。
次に、杭掴み装置10を縦軸23を中心として一定半径で回動させるために、ターンテーブル5を縦軸23を中心として回動させるための構成について図5,図6〜図9に基づき説明する。図5において、17bは第2油圧モータであり、ターンテーブル5を回動させるための動力源としてターンテーブル5に装備されている。第2油圧モータ17bの回転駆動軸18bにはモータピニオンギア24が直結されており、モータピニオンギア24はリングピニオンギア25の一端部に噛合し、リングピニオンギア25の他端部に噛合してスライドベース4に取り付けられたターンテーブルギア26に第2油圧モータ17bの回転力を伝達している。よって、第2油圧モータ17bを回転駆動させることにより、その回転力は回転駆動軸18bからモータピニオンギア24,リングピニオンギア25を介してターンテーブルギア26に伝達されることによって、ターンテーブル5は縦軸23を中心として左右方向に回動自在に構成されている。その結果、ターンテーブル5に軸受部6を介して立設されたガイドフレーム7及びガイドフレーム7に装着された昇降体8及び昇降体8に装備された杭掴み装置10が縦軸23を中心として回動自在に構成されている。
上記したように、杭掴み装置10は、圧入位置に移動し、かつ、圧入する杭を掴む位置決めのため、第2油圧モータ17bによって縦軸23を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、第1油圧モータ17aによって現位置で旋回自在に構成されている。そのため、杭を掴んでいる杭掴み装置10やターンテーブル5の位置が、圧入時の反力によって変化してしまうことがあり、その結果、杭の作業姿勢も変化してしまうことがある。特に、オーガ15による掘削を併用した杭圧入作業では、オーガ15による回転掘削の反力によって、その畏れが高くなる。かかる圧入時の作業杭の作業姿勢の変化,ずれは、直接的に圧入精度に影響を与えることとなる。そこで、本発明では、第1油圧モータ17a及び第2油圧モータ17bにブレーキ装置30を装備することによって、第1油圧モータ17a及び第2油圧モータ17bの停止時における回転駆動軸18a,18bを制動することにより、杭掴み装置10からの反力による逆回転トルクに起因する杭掴み装置10の回動及び/又は旋回を阻止するようにした。即ち、第1油圧モータ17a及び第2油圧モータ17bは、停止時はブレーキ装置30によって常時制動された状態に保持されている。
第1油圧モータ17aと第2油圧モータ17bは同一の構成であって、又ブレーキ装置30の構成も共通である。更に、回転駆動軸18a,18bも同一の構成である。そのため、以下の説明では、第1油圧モータ17a及び第2油圧モータ17bをまとめて油圧モータ17といい、回転駆動軸18a,18bをまとめて回転駆動軸18という。
図6はブレーキ装置30の平面図、図7はブレーキ装置の制動時の要部側断面図、図8は図7の要部拡大側断面図、図9はブレーキ装置の解除時の要部側断面図である。ブレーキ装置30は油圧モータ17の回転駆動軸18を制動するように油圧モータ17に一体として組み込まれている。31はロータディスクで回転駆動軸18にスプライン結合されている。32は複数の摩擦板でブレーキ装置30に固定されたシリンダ33に基端が支持されたテンションピン35の胴部に結合され、ロータディスク31の間に介挿され、ロータディスク31と交互に重ねられている。そして、油圧モータ17の停止時には、シリンダ伸縮手段によって摩擦板32をロータディスク31に圧接させ、油圧モータ17の駆動時には、シリンダ伸縮手段によって摩擦板32をロータディスク31から離反させるように構成している。テンションピン35の先端はブレーキ装置30の筐体内部に穿設された凹部37に挿通されて支持されている。よって、テンションピン35はシリンダ33の伸縮動作によって凹部37に先端部が進退動作することによって摺動自在である。
そして、シリンダ伸縮手段は、テンションピン35を摺動させて摩擦板32をロータディスク31に圧接するようにシリンダ33を付勢するシリンダ付勢手段と、テンションピン35を摺動させて摩擦板32をロータディスク31から離反するようシリンダ33を押圧するシリンダ押圧手段とから構成している。シリンダ付勢手段として、シリンダ33を伸長方向に付勢するスプリング34を使用し、スプリング34がテンションピン35を介して摩擦板32をロータディスク31に押圧して密着させることによって、回転駆動軸18を緊締するブレーキトルクを発生させている。
また、シリンダ押圧手段として、油圧モータ17の駆動に連動してシリンダ33を、シリンダ付勢手段としてのスプリング34に抗してシリンダ33を圧縮方向に押圧する圧油を使用する。即ち、油圧モータ17の駆動を開始すると、連動して図9に示すように、外部パイロットポート36に圧油が供給される。なお、図9において、塗りつぶし部は外部パイロットポート36から供給される圧油の流路を示している。この外部パイロットポート36からの圧油による油圧力によって、シリンダ33が左方向に移動し、シリンダ33に連結されているテンションピン35が、ロータディスク31に押しつけていた摩擦板32をローターディスク31から離反する方向へ移動させ、ロータディスク31との間に僅かな隙間を発生させるため、摩擦板32による制動が解除され、回転駆動軸18が回転駆動を開始する。
一方、油圧モータ17の駆動を停止すると、連動して図8に示すように、外部パイロットポート36から圧油が排出される。そのため、外部パイロットポート36からの圧油による圧力が消滅するため、スプリング34が反発作用により伸長し、シリンダ33が右側へ移動させられることによって、シリンダ33に連結されたテンションピン35もシリンダ33に応動して右側に移動することとなり、摩擦板32がロータディスク31に押圧されて密着し、摩擦板32とロータディスク31との間に摩擦抵抗が発生し、回転駆動軸18が制動された状態となる。
図10は本発明にかかる油圧モータ17及びブレーキ装置30の油圧回路図である。40は油圧ポンプであり、リリーフ弁41により圧力設定された圧油Pを発生させ、各装置からの戻り油はラインTを経て作動油タンク42に戻される。43は3ポジション電磁切換弁で中立位置(回転駆動停止時)でPラインはブロックされ、油圧モータ17の駆動ライン1A,1BはTラインとなり、同圧力で回転は停止する。44は2ポジション油圧パイロット切換弁、45がシャトル弁でライン1Aと1Bが同圧力の場合ブレーキ装置30の外部パイロットポート36はドレンポート46(他の動作に関係なく直接タンクに戻る圧力が発生しないライン)に接続され、ブレーキ装置30にブレーキトルクが発生する。回転操作で3ポジション電磁切換弁43でラインA1又はラインB1を操作し、ライン1A又はライン1Bに圧力が発生しTラインより高くなると、シャトル弁45を経由し、自動的に2ポジション油圧パイロット切換弁44が切り換わり、ライン1A又はライン1Bの圧力が外部パイロットポート36に加わり、ブレーキトルクが解除される。
以上記載した本発明によれば、既設杭から反力を得る静荷重型の杭圧入引抜機における、縦軸を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、現位置で旋回自在な杭掴み装置を駆動するための油圧モータの停止時において、油圧モータの回転駆動軸を常時制動状態に保持することができる。そのため、圧入時の反力によって圧入する杭を掴んでいる杭掴み装置や杭掴み装置を保持している部材の位置が変化することがなく、作業姿勢を一定に保持することができるため、圧入時の作業姿勢を精確に保つことができる。一方、油圧モータの駆動時には、油圧モータに供給される圧油によってブレーキ装置が解除されるため、杭掴み装置は油圧モータによって、縦軸を中心として一定半径で回動し、かつ、現位置で旋回することができる。杭圧入引抜シリンダによる圧入反力及びオーガによる回転反力等の外部からの負荷力が加わった場合でも、杭の圧入引抜姿勢を一定に保持することが可能となり、硬質地盤でのオーガによる掘削と杭圧入引抜シリンダの併用による仮設及び永久支持杭の施工として、広く利用することができる。
1…杭圧入引抜機
2…台座
3…反力掴み装置
4…スライドベース
5…ターンテーブル
6…軸受部
7…ガイドフレーム
8…昇降体
9…杭圧入引抜シリンダ
10…杭掴み装置
11…挿通孔
12…固定爪
13…可動爪
14…オーガケーシング
15…オーガ
16…オーガ掘削機
17…油圧モータ
17a…第1油圧モータ
17b…第2油圧モータ
18,18a,18b…回転駆動軸
19,24…モータピニオンギア
20…アイドルギア
21…ドラムピニオンギア
22…チャックシリンダギア
23…縦軸
25…リングピニオンギア
26…ターンテーブルギア
30…ブレーキ装置
31…ロータディスク
32…摩擦板
33…シリンダ
34…スプリング
35…テンションピン
36…外部パイロットポート
37…凹部
40…油圧ポンプ
41…リリーフ弁
42…作動油タンク
43…3ポジション電磁切換弁
44…2ポジション油圧パイロット切換弁
45…シャトル弁
46…ドレンポート

Claims (10)

  1. 油圧モータによって、縦軸を中心として一定半径で回動自在であり、かつ、現位置で旋回自在な杭掴み装置を有する杭圧入引抜機であって、
    前記油圧モータにブレーキ装置を装備し、該ブレーキ装置によって油圧モータの停止時における油圧モータの回転駆動軸を制動することにより、杭掴み装置からの逆回転トルクによる杭掴み装置の回動及び/又は旋回を阻止することを特徴とする杭圧入引抜機。
  2. 前記杭圧入引抜機は、下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼矢板上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に配備されたスライドベースと、スライドベースの上方にあって縦軸を中心として回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイドフレームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが取り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋回自在な杭掴み装置とを具備している請求項1記載の杭圧入引抜機。
  3. 前記杭圧入引抜機は、オーガケーシングと、オーガケーシング内に挿通されたオーガと、オーガを回転駆動するオーガ掘削機を具備する請求項2記載の杭圧入引抜機。
  4. 前記油圧モータは、杭掴み装置を旋回させる第1油圧モータと、ガイドフレームを回動させる第2油圧モータから構成されている請求項2又は3記載の杭圧入引抜機。
  5. ブレーキ装置は、油圧モータの回転駆動軸にスプライン結合したロータディスクと、シリンダに摺動可能に連結したテンションピンと、テンションピンに一定間隔で固定されてロータディスク間に介在させた摩擦板と、摩擦板をロータディスクに圧接・離反可能にシリンダを伸縮させるシリンダ伸縮手段とからなる請求項1,2,3又は4記載の杭圧入引抜機。
  6. 油圧モータの停止時には、シリンダ伸縮手段によって摩擦板をロータディスクに圧接させる請求項5記載の杭圧入引抜機。
  7. 油圧モータの駆動時には、シリンダ伸縮手段によって摩擦板をロータディスクから離反させる請求項5又は6記載の杭圧入引抜機。
  8. シリンダ伸縮手段は、テンションピンを摺動させて摩擦板をロータディスクに圧接するようにシリンダを付勢するシリンダ付勢手段と、テンションピンを摺動させて摩擦板をロータディスクから離反するようシリンダを押圧するシリンダ押圧手段とからなる請求項5,6又は7記載の杭圧入引抜機。
  9. シリンダ付勢手段として、シリンダを伸長方向に付勢するスプリングを使用する請求項8記載の杭圧入引抜機。
  10. シリンダ押圧手段として、油圧モータの駆動に連動してシリンダを、シリンダ付勢手段に抗してシリンダを圧縮方向に押圧する圧油を使用する請求項8又は9記載の杭圧入引抜機。
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