JPH0714470Y2 - ボーリングマシンのケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置 - Google Patents

ボーリングマシンのケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置

Info

Publication number
JPH0714470Y2
JPH0714470Y2 JP9666589U JP9666589U JPH0714470Y2 JP H0714470 Y2 JPH0714470 Y2 JP H0714470Y2 JP 9666589 U JP9666589 U JP 9666589U JP 9666589 U JP9666589 U JP 9666589U JP H0714470 Y2 JPH0714470 Y2 JP H0714470Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
jack
hydraulic
opening
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9666589U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0336084U (ja
Inventor
和信 奥本
定親 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9666589U priority Critical patent/JPH0714470Y2/ja
Publication of JPH0336084U publication Critical patent/JPH0336084U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0714470Y2 publication Critical patent/JPH0714470Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,ボーリングマシンのケーシングチユーブ締付
装置の開閉駆動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のボーリングマシンのケーシングチユーブ締付装置
を第3図乃至第6図により説明すると,第3,5図の
(1)がケーシングチユーブ,(2)が地上に設置した
フレーム,(2a)が同フレーム(2)上に設けた昇降ガ
イド部材,(3)が旋回装置,(3a)が上記昇降ガイド
部材(2a)により昇降可能に支持された昇降部材,(3
b)が同昇降部材(3a)上に取付けた油圧モータ,(3
c)が同油圧モータ(3b)の出力軸に取付けた歯車,(3
e)が旋回部材,(3d)が外歯付主軸受で,同外歯付主
軸受(3d)は,第5図に示すように外輪部(3d1)と内
輪部(3d2)とよりなり,同外輪部(3d1)が上記旋回部
材(3e)に固定され,同内輪部(3d2)が上記昇降部材
(3a)に固定されて,旋回部材(3e)が外歯付主軸受
(3d)により昇降部材(3a)に水平方向への旋回を可能
に支持され,油圧モータ(3b)の出力軸に取付けた歯車
(3c)が外歯付主軸受(3d)の外歯に噛合している。ま
た第3,4.5図の(4)が締付装置 (4a)(4a)(4a)が同締付装置(4)のケーシング用
締付部材で,同各ケーシング用締付部材(4a)が円弧状
に形成されている。また(4b)が同各ケーシング用締付
部材(4a)の隣接端部を枢支するピン,(4c)が両端部
のケーシング用締付部材(4a)(4a)間に介装した開閉
用締付ジヤツキで,同開閉用締付ジヤツキ(4c)が締付
け方向または解除方向に作動し,各ケーシング用締付部
材(4a)が拡縮(開閉)して,ケーシングチユーブ
(1)が締付けられたり,ケーシングチユーブ(1)が
解除されたりするようになっている。また(5)が上記
フレーム(2)と上記昇降部材(3a)との間に介装した
押込みジヤツキ,(6)が上記昇降部材(3a)に固定し
たリングギヤ,(8)が上記旋回部材(3e)に固定した
油圧ポンプ,(7)が同油圧ポンプ(8)の入力軸に固
定したピニオンで,同ピニオン(7)が上記リングギヤ
(6)に噛合している。また第6図の(11)が電磁切換
弁,(9a)が上記油圧ポンプ(8)から同電磁切換弁
(11)へ延びた高圧配管,(9b)が同電磁切換弁(11)
から上記開閉用締付ジヤツキ(4c)の左側圧力室へ延び
た油圧配管,(9c)が同電磁切換弁(11)から上記開閉
用締付ジヤツキ(4c)の右側圧力室へ延びた油圧配管,
(9d)が同電磁切換弁(11)からタンク(10)へ延びた
低圧配管,(12)が上記油圧配管(9b)に接続したダン
パ,(13)が同ダンパ(12)に接続した圧力スイツチ,
(15)が上記油圧配管(9b)に接続した圧力計,(14)
が同圧力計(15)の配管の途中に設けたストツプバル
ブ,(16)が上記油圧配管(9b)(9c)に連絡したアキ
ユムレータ,(17)が同アキユムレータ(16)への配管
の途中に設けたストツプバルブ,(18)が上記油圧配管
(9b)(9c)の間に介装したリリーフバルブ,(19)が
上記開閉用締付ジヤツキ(4c)のピストンロツドの位置
検出用リミツトスイツチで,ケーシングチユーブ(1)
を地中に押し込んで,同ケーシングチユーブ(1)内の
土砂を掘削,排土するときには,油圧モータ(3b)が起
動し,その回転が歯車(3c)→外歯付主軸受(3d)の外
輪部(3d1)→旋回部材(3e)に伝えられて,同旋回部
材(3e)がケーシングチユーブ(1)の中心軸線を中心
に水平方向に旋回する。このとき,旋回部材(3e)に取
付けた油圧ポンプ(8)のピニオン(7)は,昇降部材
(3a)に固定したリングギヤ(6)に噛合しており,ピ
ニオン(7)がリングギヤ(6)に沿い公転するととも
に自転して,同ピニオン(7)の回転が油圧ポンプ
(8)に伝えられ,同油圧ポンプ(8)が駆動して,同
油圧ポンプ(8)から圧油が吐出されるが,遠隔操作ス
イツチ(図示せず)により第6図の電磁切換弁(11)の
スプールが右側へ移動して,中立位置→締付け作動位置
に切り換わっており,油圧ポンプ(8)から吐出される
圧油が高圧油路(9a)→電磁切換弁(11)→油圧配管
(9b)→開閉用締付ジヤツキ(4c)の左側圧力室へ供給
されるとともに,同開閉用締付ジヤツキ(4c)の右側圧
力室内の作動油が油圧配管(9c)→電磁切換弁(11)→
低圧配管(9d)→タンク(10)へ排油され,開閉用締付
ジヤツキ(4c)のピストンロツドが締付け方向(矢印
参照)に作動して,締付装置(4)の各ケーシング用締
付部材(4a)が縮径し,ケーシングチユーブ(1)が締
付けられて,旋回部材(3e)とケーシングチユーブ
(1)とが締付装置(4)により一体的に固定される。
このとき,旋回部材(3e)は,引続き旋回しており,ケ
ーシングチユーブ(1)も旋回を始める。この状態にな
ったら,押込みジヤツキ(5)が縮み方向に作動し,昇
降部材(3a)と旋回部材(3e)と締付装置(4)とケー
シングチユーブ(1)とが下降して,旋回中のケーシン
グチユーブ(1)が地中に押し込まれる。まクレーン等
により吊り下げ支持されている掘削具(図示せず)がク
レーン操作によりケーシングチユーブ(1)内を昇降
し,ケーシングチユーブ(1)内の土砂が掘削,排土さ
れて,竪孔が形成される。なお上記のように油圧ポンプ
(8)からの圧油が高圧油路(9a)→電磁切換弁(11)
→油圧配管(9b)→開閉用締付ジヤツキ(4c)の左側圧
力室へ送られているとき,同左側圧力室の油圧が規定値
以上に上昇すると,その圧力を検出している圧力スイツ
チ(13)からの圧力検出信号が電磁切換弁(11)へ送ら
れて,同電磁切換弁(11)のスプールが締付け作動位置
→中立位置に切り換えられ,高圧配管(9a)と油圧配管
(9b)との間が遮断されて,油圧ポンプ(8)から吐出
される圧油が高圧配管(9a)→電磁切換弁(11)→低圧
配管(9d)→タンク(10)へ戻される。また開閉用締付
ジヤツキ(4c)の左側圧力室の油圧が規定値以下に低下
すると,その圧力を検出している圧力スイツチ(13)か
らの圧力検出信号が電磁切換弁(11)へ送られ,同電磁
切換弁(11)のスプールが中立位置→締付け作動位置へ
切り換えられて,油圧ポンプ(8)から吐出される圧油
が開閉用締付ジヤツキ(4c)の左側圧力室へ再度供給さ
れる。アキユムレータ(16)は,上記開閉用締付ジヤツ
キ(4c)への油圧を一定に保持するために設けられてい
る。また締付装置(4)をケーシングチユーブ(1)か
ら取り外すときには,遠隔操作スイツチを操作する。こ
のとき,電磁切換弁(11)のスプールが第6図の中立位
置から左方へ移動し,中立位置→解除作動位置へ切り換
えられて,油圧ポンプ(8)からの圧油が高圧配管(9
a)→電磁切換弁(11)→油圧配管(9c)→開閉用締付
ジヤツキ(4c)の右側圧力室へ供給されるとともに,同
開閉用締付ジヤツキ(4c)の左側圧力室内の作動油が油
圧配管(9b)→電磁切換弁(11)→低圧配管(9d)→タ
ンク(10)へ排油され,開閉用締付ジヤツキ(4c)のピ
ストンロツドが解除方向(矢印参照)に移動して,位
置検出用リミツトスイツチ(19)が作動し,そのとき得
られる検出信号が電磁切換弁(11)へ送られて,電磁切
換弁(11)のスプールが解除作動位置→中立位置へ切り
換えられ,高圧配管(9a)と油圧配管(9b)との間が遮
断されて,油圧ポンプ(8)からの圧油が高圧配管(9
a)→低圧配管(9d)→タンク(10)へ排油されて,開
閉用締付ジヤツキ(4c)の解除方向への作動が停止す
る。
(考案が解決しようとする課題) 前記第3図乃至第6図に示す従来のボーリングマシンの
ケーシングチユーブ締付装置では,昇降部材(3e)上の
旋回用油圧モータ(3b)により旋回部材(3e)を旋回さ
せ,昇降部材(3a)側のリングギヤ(6)に噛合する旋
回部材(3e)側のピニオン(7)をリングギヤ(6)に
沿い公転させるとともに自転させ,同ピニオン(7)の
回転(自転)を旋回部材(3e)側の油圧ポンプ(8)に
伝えて,同油圧ポンプ(8)を駆動し,同油圧ポンプ
(8)からの圧油を開閉用締付ジヤツキ(4c)へ送っ
て,同開閉用締付ジヤツキ(4c)のピストンロツドを締
付方向に作動させ,締付装置(4)の各円弧状締付部材
(4a)を縮径させて,ケーシングチユーブ(1)を締め
付けるようにしており,開閉用締付ジヤツキ(4c)に圧
油が充分に供給されるまでの間,締付装置(4)の各円
弧状締付部材(4a)がケーシングチユーブ(1)の外周
面を摺動して,ケーシングチユーブ(1)が早期に損傷
する。また掘削深度が深くなると,油圧ポンプ(8)に
大きな回転トルクが必要になり,同油圧ポンプ(8)の
回転速度が低下して,開閉用締付ジヤツキ(4c)に充分
な圧油が供給されず,ケーシングチユーブ(1)の締め
付けに要する時間が長くなって作業能率が低下する上
に,締付力不足の事態が発生するという問題があった。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり,その
目的とする処は,締付装置の円弧状締付部材をケーシン
グチユーブに対し摺動させることがなくて,ケーシング
チユーブの早期の損傷を防止できる。またケーシングチ
ユーブの締め付けに要する時間を短くできて,作業能率
を向上できる上に,締付力不足の事態を発生させないボ
ーリングマシンのケーシングチユーブ締付装置の開閉駆
動装置を提供しようとする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために,本考案は,昇降部材を昇
降ガイド部材により昇降可能に支持し,旋回部材を同昇
降部材により水平方向への旋回を可能に支持し,ケーシ
ング用締付部材を同旋回部材に開閉可能に取付けるとと
もに,同ケーシング用締付部材を開閉するための開閉用
締付ジヤツキを同ケーシング用締付部材に設けたボーリ
ングマシンのケーシングチユーブ締付装置において,前
記旋回部材にスライドリングを昇降可能に取付け,同ス
ライドリングに軸受を介してジヤツキホルダを水平方向
への旋回を可能に取付け,同ジヤツキホルダと前記昇降
部材との間に駆動用油圧ジヤツキを介装し,前記スライ
ドリングと前記旋回部材との間に締付作動用油圧ジヤツ
キを介装し,同締付作動用油圧ジヤツキへのヘツド側圧
力室及びロツド側圧力室と前記開閉用締付ジヤツキのヘ
ツド側圧力室及びロツド側圧力室とを油圧回路によりそ
れぞれ連絡している。
(作用) 本考案のボーリングマシンのケーシングチユーブ締付装
置の開閉駆動装置は前記のように構成されており,フレ
ーム側に設置した油圧源を駆動して,同油圧源から駆動
用油圧ジヤツキへ圧油を送り,同駆動用油圧ジヤツキを
伸縮方向に作動させて,ジヤツキホルダと軸受とスライ
ドリングとを昇降させることにより,締付作動用油圧ジ
ヤツキを伸縮方向に作動させて,同締付作動用油圧ジヤ
ツキに圧油を発生させ,この圧油を開閉用締付ジヤツキ
へ送って,同開閉用締付ジヤツキを伸縮方向に作動さ
せ,ケーシングチユーブ締付装置の開閉可能な各締付部
材を開閉させて,ケーシングチユーブを締め付けたり,
解放させたりする。
(実施例) 次に本考案のボーリングマシンのケーシングチユーブ締
付装置の開閉駆動装置を第1,2図に示す一実施例により
説明すると,第1図の(1)がケーシングチユーブ,
(3)が旋回装置,(3a)が上記昇降ガイド部材(第3
図の(2a)参照)により昇降可能に支持された昇降部
材,(3b)が同昇降部材(3a)上に取付けた油圧モー
タ,(3c)が同油圧モータ(3b)の出力軸に取付けた歯
車,(3e)が旋回部材,(3d)が外歯付主軸受で,同外
歯付主軸受(3d)は,外輪部(3d1)と内輪部(3d2)と
よりなり,同外輪部(3d1)が上記旋回部材(3e)に固
定され,同内輪部(3d2)が上記昇降部材(3a)に固定
されて,外歯付主軸受(3d)により旋回部材(3e)が昇
降部材(3a)に水平方向への旋回を可能に支持され,油
圧モータ(3b)の出力軸に取付けた歯車(3c)が外歯付
主軸受(3d)の外輪部(3d1)の外歯に噛合している。
また(4a)が締付装置(4)の複数個のケーシング用締
付部材で,同各ケーシング用締付部材(4a)が円弧状に
形成され,同各ケーシング用締付部材(4a)の隣接端部
がピン(第4図の(4b)参照)により枢支されて,拡縮
(開閉)可能になっている。また(21)が上記旋回部材
(3e)の下部外周面に上下方向への移動を可能に取付け
たスライドリング,(22)が軸受,(24)がジヤツキホ
ルダで,上記軸受(22)の内輪部が上記スライドホルダ
(21)に固定され,同軸受(22)の外輪部が上記ジヤツ
キホルダに固定されて,ジヤツキホルダ(24)が旋回部
材(3e)に昇降及び水平への旋回を可能に取付けられて
いる。また第1,2図の(20)が上記スライドリング(2
1)と上記旋回部材(3e)との間に介装した複数個の締
付作動用圧ジヤツキ,第1図の(23)が上記ジヤツキホ
ルダ(24)と上記旋回部材(3e)との間に介装した駆動
用油圧ジヤツキ,第2図の(25)が上記各ケーシング用
締付部材(4a)のうち両端部のケーシング用締付部材
(4a)(4a)間に介装した開閉用締付ジヤツキで,同開
閉用締付ジヤツキ(25)が締付け方向または解除方向に
作動し,各ケーシング用締付部材(4a)が縮径して,ケ
ーシングチユーブ(1)を締付けたり,各ケーシング用
締付部材(4a)が拡径して,ケーシングチユーブ(1)
を解除したりするようになっている。また(33a)が上
記各締付作動用油圧ジヤツキ(20)のポート(a)から
上記開閉用締付ジヤツキ(25)の左側圧力室へ延びた油
圧配管,(33b)が上記各締付作動用油圧ジヤツキ(2
0)のポート(b)から上記開閉用締付ジヤツキ(25)
の右側圧力室へ延びた油圧配管,(27a)(27b)及び
(29)が上記油圧配管(33a)(33b)に設けたパイロツ
トチエツク弁,(31)が上記油圧配管(33a)に接続し
た圧力計,(28)が同圧力計(31)の配管の途中に設け
たストツプバルブ,(26)が上記油圧配管(33a)(33
b)に連絡したアキユムレータ,(28)が同アキユムレ
ータ(16)への配管の途中に設けたストツプバルブ,
(30)が上記油圧配管(33a)(33b)の間に介装したリ
リーフバルブ,(32)が上記油圧配管(33a)(33b)の
油タンク,(28)が同油タンク(32)の配管に設けたス
トツプバルブである。
次に前記第1,2図に示すボーリングマシンのケーシング
チユーブ締付装置の開閉駆動装置の作用を具体的に説明
する。フレーム(第3図の(2)参照)側に設置した油
圧源(図示せず)を駆動して,同油圧源から駆動用油圧
ジヤツキ(23)へ圧油を送り,同駆動用油圧ジヤツキ
(23)を伸縮方向に作動させて,ジヤツキホルダ(24)
と軸受(22)とスライドリング(21)とを昇降させ,各
締付作動用油圧ジヤツキ(20)を伸縮方向に作動させ
て,同各締付作動用油圧ジヤツキ(20)に圧油を発生さ
せる。同各締付作動用油圧ジヤツキ(20)の1ストロー
クのロツド側(ポート(a)側)及びヘツド側(ポート
(b)側)の吐出量は,開閉用締付ジヤツキ(25)を1
ストローク作動させるのに必要な流量よりも大きくして
いる。いま油圧を駆動用油圧ジヤツキ(23)のポート
(a)側に供給して,同駆動用油圧ジヤツキ(23)を伸
長方向に作動させ,ジヤツキホルダ(24)と軸受(22)
とスライドリング(21)とを下降させて,各締付作動用
油圧ジヤツキ(20)を伸長方向に作動させたとすると,
同各締付作動用油圧ジヤツキ(20)のポート(a)側に
圧油を発生させて,この圧油を油圧配管(33a)を介し
開閉用締付ジヤツキ(25)の左側圧力室へ供給するとと
もに同開閉用締付ジヤツキ(25)の右側圧力室内の作動
油を油圧配管(33b)を介し各締付作動用油圧ジヤツキ
(20)のポート(b)側へ戻し,開閉用締付ジヤツキ
(25)のピストンロツドを締付け方向(矢印参照)に
作動させて,締付装置(4)の各ケーシング用締付部材
(4a)を縮径させ,ケーシングチユーブ(1)を締付け
て,旋回部材(3e)とケーシングチユーブ(1)とを締
付装置(4)により一体的に固定する。このとき,旋回
部材(3e)は,油圧モータ(3b)からの回転力により引
続き旋回しており,ケーシングチユーブ(1)も旋回を
始める。この状態になったら,押込みジヤツキ(第3図
の(5)を参照)を縮み方向に作動させ,昇降部材(3
a)と旋回部材(3e)と締付装置(4)とケーシングチ
ユーブ(1)とを下降させて,旋回中のケーシングチユ
ーブ(1)を地中に押し込む。またクレーン等により吊
り下げ支持されている掘削具(図示せず)をクレーン操
作によりケーシングチユーブ(1)内に昇降させ,ケー
シングチユーブ(1)内の土砂を掘削,排土して,竪孔
を形成する。なお油タンク(32)は,油圧回路の油を補
充するために設けられ,ストツプバルブ(28)は通常閉
じている。またアキユムレータ(26)は,締付け側の圧
力を保持するために設けられている。また各締付作動用
油圧ジヤツキ(20)の1ストロークのロツド側(ポート
(a)側)及びヘツド側(ポート(b)側)の吐出量
は,開閉用締付ジヤツキ(25)を1ストローク作動させ
るのに必要な流量よりも大きくしているので,ケーシン
グチユーブ(1)の締付力が低下した場合には,各締付
作動用油圧ジヤツキ(20)を伸長方向に作動させて,圧
油を供給することになって,締付けが確実に行われる。
また締付装置(4)をケーシングチユーブ(1)から取
り外すときには,圧油を駆動用油圧シリンダ(23)のポ
ート(b)側へ供給して,同駆動用油圧シリンダ(23)
を縮み方向に作動させ,ジヤツキホルダ(24)と軸受
(22)とスライドリング(21)とを上昇させて,各締付
作動用油圧ジヤツキ(20)を縮み方向に作動させ,同各
締付作動用油圧ジヤツキ(20)のポート(b)側に発生
する圧油を油圧配管(33b)を介し開閉用締付ジヤツキ
(25)の右側圧力室へ供給するとともに同開閉用締付ジ
ヤツキ(25)の左側圧力室内の作動油を油圧配管(33
a)を介し各締付作動用油圧ジヤツキ(20)のポート
(a)側へ戻して,開閉用締付ジヤツキ(25)のピスト
ンロツドを解除方向(矢印参照)に作動させ,締付装
置(4)の各ケーシング用締付部材(4a)を拡径させ
て,これをケーシングチユーブ(1)から取り外す。
(考案の効果) 本考案のボーリングマシンのケーシングチユーブ締付装
置の開閉駆動装置は前記のようにフレーム側に設置した
油圧源を駆動して,同油圧源から駆動用油圧ジヤツキへ
圧油を送り,同駆動用油圧ジヤツキを伸縮方向に作動さ
せて,ジヤツキホルダと軸受とスライドリングとを昇降
させることにより,締付作動用油圧ジヤツキを伸縮方向
に作動させて,同締付作動用油圧ジヤツキに圧油を発生
させ,この圧油を開閉用締付ジヤツキへ送って,この圧
油を開閉用締付ジヤツキへ送って,同開閉用締付ジヤツ
キを伸縮方向に作動させ,ケーシングチユーブ締付装置
の開閉可能な各締付部材を開閉させて,ケーシングチユ
ーブを締め付けたり,解放させたりするようにしてお
り,締付装置の旋回装置駆動系と締付装置の締付部材開
閉駆動系とが別系統なので,締付作動油圧ジヤツキを所
望時(締付装置の旋回時或いは停止時)に作動させるこ
とができ,締付装置の締付部材をケーシングチユーブに
対し摺動させることがなくて,ケーシングチユーブの早
期の損傷を防止できる。またケーシングチユーブの締め
付けに要する時間を短くできて,作業能率を向上できる
上に,締付力不足の事態を発生させない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるボーリングマシンのケーシング
チユーブ締付装置の開閉駆動装置の一実施例を示す縦断
側面図,第2図はその油圧回路図,第3図は従来のボー
リングマシンのケーシングチユーブ締付装置を示す側面
図,第4図は第3図の矢視IV−IV線に沿う平面図,第5
図はその一部を拡大して示す側面図,第6図はその油圧
回路図である。 (1)……ケーシングチユーブ,(2a)……昇降ガイド
部材,(3a)……昇降部材,(3e)……旋回部材,(4
a)……ケーシング用締付部材,(20)……締付作動用
油圧ジヤツキ,(21)……スライドリング,(22)……
軸受,(23)……駆動用油圧ジヤツキ,(24)……ジヤ
ツキホルダ,(25)……開閉用締付ジヤツキ,(33a)
(33b)……油圧回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降部材を昇降ガイド部材により昇降可能
    に支持し,旋回部材を同昇降部材により水平方向への旋
    回を可能に支持し,ケーシング用締付部材を同旋回部材
    に開閉可能に取付けるとともに,同ケーシング用締付部
    材を開閉するための開閉用締付ジヤツキを同ケーシング
    用締付部材に設けたボーリングマシンのケーシングチユ
    ーブ締付装置において,前記旋回部材にスライドリング
    を昇降可能に取付け,同スライドリングに軸受を介して
    ジヤツキホルダを水平方向への旋回を可能に取付け,同
    ジヤツキホルダと前記昇降部材との間に駆動用油圧ジヤ
    ツキを介装し,前記スライドリングと前記旋回部材との
    間に締付作動用油圧ジヤツキを介装し,同締付作動用油
    圧ジヤツキのヘツド側圧力室及びロツド側圧力室と前記
    開閉用締付ジヤツキのヘツド側圧力室及びロツド側圧力
    室とを油圧回路によりそれぞれ連絡したことを特徴とす
    るボーリングマシンのケーシングチユーブ締付装置の開
    閉駆動装置。
JP9666589U 1989-08-21 1989-08-21 ボーリングマシンのケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置 Expired - Fee Related JPH0714470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9666589U JPH0714470Y2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 ボーリングマシンのケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9666589U JPH0714470Y2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 ボーリングマシンのケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0336084U JPH0336084U (ja) 1991-04-09
JPH0714470Y2 true JPH0714470Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31645854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9666589U Expired - Fee Related JPH0714470Y2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 ボーリングマシンのケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714470Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0336084U (ja) 1991-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4736673A (en) Selective control device for plural kinds of oil-hydraulic actuators
EP0657589A1 (en) Structure of a clamshell bucket and a hydraulic control circuit thereof
JPH0714470Y2 (ja) ボーリングマシンのケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置
JPH0754568A (ja) ケリーバー駆動油圧モータの制御装置
JP6144557B2 (ja) 引抜ジャッキ装置及び引抜ジャッキ付チュービング装置
JP2704118B2 (ja) 圧入鋼管の中掘装置
JP2002021457A (ja) 立坑掘削機
JP4624492B2 (ja) 作業装置付き杭打機
JP3168369U (ja) 全周回転掘削機のバンド式チャック装置
JP4091526B2 (ja) 基礎地盤の乾式柱状体製造方法
JPH0720236Y2 (ja) ボーリングマシン
JP3965337B2 (ja) 昇降用油圧回路
JPH076230Y2 (ja) ケーシングチューブ締付装置の開閉駆動装置
JP3086413B2 (ja) 把持装置の油圧回路
SU1460149A1 (ru) Гидропривод одноковшового экскаватора
JP5566264B2 (ja) 杭打機
SU1214857A1 (ru) Гидропривод одноковшового погрузчика и его варианты
JP2633445B2 (ja) 場所打杭工法における排土装置
JP2747221B2 (ja) 全回転式ケ−シング掘削機のチャック装置の油圧回路
JP3358044B2 (ja) クラムシェルバケット
NZ551311A (en) A hydraulic valve and a double acting hydraulic actuator
JPH0747492Y2 (ja) ボーリングマシン
SU653356A1 (ru) Гидравлический привод механизма копани
JP2000291363A (ja) 基礎工事用機械における回転掘削部材の連結装置
JPH0720209Y2 (ja) 掘削バケット用油圧装置の圧抜き回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees