JP3168369U - 全周回転掘削機のバンド式チャック装置 - Google Patents

全周回転掘削機のバンド式チャック装置 Download PDF

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【課題】全高を十分低くできると共に、構造が簡単で、メンテナンス性を向上できる全周回転掘削機のチャック装置を提供する。【解決手段】昇降フレーム3と、昇降フレーム3に回転可能に支持された回転フレーム2と、昇降フレーム3に設けられた回転フレーム駆動用のメインモータ4と、回転フレーム2上に設けられたケーシング把持用バンドと、このバンドを開閉駆動するバンド開閉用シリンダ13とからなる全周回転掘削機のバンド式チャック装置であって、油圧ポンプ7を回転フレーム2に設け、回転フレーム2の外周部に近接して回転する内外歯8,9付き旋回リング15を昇降フレーム3の上側に軸支し、旋回リング15の内歯8を油圧ポンプ7の入力ギヤ17に噛合させ、旋回リング15の外歯9にアイドラーギヤ20を介して噛合する出力ギア19を有するポンプ駆動用モータ18を昇降フレーム3上に設ける。【選択図】図4

Description

本考案は、建築・土木等の基礎工事に使用する大口径ケーシングの押込み・引抜きを行う全周回転掘削機のバンド式チャック装置に関する。
近年、阪神・淡路大震災以降、既存構造物の機能強化や更新において、耐震性強化のための地盤改良や構造物の強化再生が盛んに行われるようになり、地中の障害物撤去の需要も増加してきている。特に高架下や建物内部での作業も多くなり、機械や装置の全高が制限されることが多く、そのために低空頭仕様の機械や装置の開発が望まれている。
ところで、全周回転掘削機のチャック装置には、回転中心に向かって収束するテーパ面に楔状のチャック部材を摺動させてケーシングを把持する楔式チャック装置と、回転体側にチャック用の油圧シリンダを設け、この油圧シリンダで一対のバンド部材を開閉駆動して、両バンド部材の閉動によってケーシングを把持するバンド式チャック装置とがあり、両方式とも長所と短所を有するが、全周回転掘削機の低空頭化を図る点からは、両者の機構上の差異によりバンド式のものが好ましい。
しかし、バンド式チャック装置は回転体側にチャック用の油圧装置があるため、従前のチャック装置では、作動油を供給する油圧ホースの着脱を頻繁に行わなければならないうえに、作動油供給装置の配置の関係で任意の位置で回転体を停止させた状態ではチャックを開閉作動させることができず、このため作業の能率向上及び安全性向上の障害となっていた。
そこで、上記のようにバンド式チャック装置の問題点を解消し、油圧ホースの着脱を行う必要がなく、回転体を停止させた状態でチャックを開閉作動させることができるバンド式チャック装置が提案されている。
上記のように回転体を停止させた状態でチャックを開閉させることができる従来のバンド式チャック装置として、特許公報などの具体的な公知文献を挙げることはできないが、そのようなバンド式チャック装置は、油圧ポンプを含むチャック用の油圧装置が、昇降フレームに回転可能に支持された回転体にその下方へ突出するように設けられているため、昇降フレームの下限位置がベースフレームからかなり高い位置に設定され、それがために全周回転掘削機の高さを十分低くすることができない上に、構造が複雑化し、メンテナンス性が悪いという難点がある。
本考案は、上記の事情に鑑み、昇降フレームの下限位置をベースフレームにできるだけ近い位置に設定できて、全高を十分低くできると共に、構造が簡単で、メンテナンス性を向上できる全周回転掘削機のチャック装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る考案は、ベースフレーム6に昇降駆動用シリンダ5によって昇降可能に設けられた昇降フレーム3と、昇降フレーム3に回転可能に支持された回転フレーム2と、昇降フレーム3に設けられた回転フレーム駆動用のメインモータ4と、回転フレーム2の上側に設けられたケーシング把持用バンド11,12,12と、このバンド11,12,12を開閉駆動するバンド開閉用シリンダ13とからなる全周回転掘削機のバンド式チャック装置であって、バンド開閉用シリンダ13に圧油を供給する油圧ポンプ7を回転フレーム2に設け、回転フレーム2の外周部に近接して回転する内外歯8,9付き旋回リング15を、昇降フレーム3の上側に回転フレーム2と同心状に軸支し、旋回リング15の内歯8を前記油圧ポンプ7の入力ギヤ17に噛合させると共に、旋回リング15の外歯9にアイドラーギヤ20を介して噛合する出力ギア19を有するポンプ駆動用モータ18を昇降フレーム3の上側に設け、このポンプ駆動用モータ18で旋回リング15を旋回させて前記油圧ポンプ7を駆動することにより、バンド開閉用シリンダ13を作動させるようにしたことを特徴とする。
請求2は、請求項1に記載の全周回転掘削機のバンド式チャック装置において、回転フレーム2の回転時はバンド開閉用シリンダ13の作動を停止させるシリンダ制御装置25を設けてなることを特徴とする。
請求項3は、請求項2に記載の全周回転掘削機のバンド式チャック装置において、シリンダ制御装置25は、回転フレーム2の回転の有無を検出する第1回転センサー26と、旋回リング15の回転の有無を検出する第2回転センサー27と、第1回転センサー26により回転フレーム2が回転していないことを検知し且つ第2回転センサー27により旋回リング15が回転していることを検知した時にバンド開閉用シリンダ13を作動させ、それ以外では作動を停止させるように制御する制御部28とからなることを特徴としている。
上記解決手段による考案の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る考案の全周回転掘削機のバンド式チャック装置によれば、油圧ポンプ7を回転フレーム2上に設け、回転フレーム2の外周部に近接して回転する内外歯8,9付き旋回リング15を、昇降フレーム3上に回転フレーム2と同心状に軸支し、旋回リング15の内歯8を油圧ポンプ7の入力ギヤ17に噛合させ、その外歯9にアイドラーギヤ20を介して噛合する出力ギア19を有するポンプ駆動用モータ18を昇降フレーム3上に設け、このモータ18で旋回リング15を旋回させて油圧ポンプ7を駆動する構成であるから、回転フレーム2の回転状態に係わらず、油圧ポンプ7を駆動して、バンド開閉用シリンダ13を作動させることができる。そして特にこのチャック装置1では、油圧ポンプ7を含む油圧装置が、昇降フレーム3に回転可能に支持された回転フレーム2の上方へ突出するように設けられているため、昇降フレーム3の下限位置をベースフレーム6の上面すれすれの位置まで低く設定することができ、それによって全周回転掘削機の低空頭化を図ることができると共に、メンテナンス性の向上を図ることができる。
請求項2に係る考案によれば、回転フレーム2の回転時はバンド開閉用シリンダ13の作動を停止させるシリンダ制御装置25を設けているため、回転フレーム2の回転中にケーシング10を把持することがなく、従って可動バンド12が破損するなどの不都合がない。
請求項3に係る考案によれば、シリンダ制御装置25は、回転フレーム2の回転の有無を検出する第1回転センサー26と、旋回リング15の回転の有無を検出する第2回転センサー27と、第1回転センサー26により回転フレーム2が回転していないことを検知し且つ第2回転センサー27により旋回リング15が回転していることを検知した時にバンド開閉用シリンダ13を作動させ、それ以外では作動を停止させるように制御する制御部28とからなるため、バンド開閉用シリンダ13を確実にして且つ安全に作動させることができる。
本考案に係る全周回転掘削機の斜視図である。 全周回転掘削機の正面図である。 全周回転掘削機の平面図である。 全周回転掘削機の昇降フレーム及び回転フレーム部分の縦断面図である。 全周回転掘削機のベースフレーム及び昇降駆動用シリンダ部分の縦断面図である。 (a) はシリンダ制御装置を示す説明図、(b) は(a) の矢印Xから見た部分の図面である。 バンド式チャック装置の油圧回路である。
以下に本考案の好適な一実施形態を図面に基づいて説明する。全周回転掘削機は、図1〜図3に示すように、4本のジャッキシリンダ31によって水平に保持されるベースフレーム6の四隅部に、昇降フレーム3を昇降させる昇降駆動用シリンダ5を立設している。昇降フレーム3には、図4に示すように、バンド式チャック装置1を一体に装備した略々ホイール形の回転フレーム2が旋回ベアリング21によって回転可能に支持されている。旋回ベアリング21は、昇降フレーム3側にボルト止めされた内輪21aと、回転フレーム2側にボルト止めされた外歯22付き外輪21bとからなるもので、その外輪21bの外歯22には、昇降フレーム3上に設けた回転フレーム駆動用の3台のメインモータ4の出力ギヤ23が、昇降フレーム3に軸支したアイドラーギヤ24を介して噛合している。従って、メインモータ4を回転させると、アイドラーギヤ24を介して旋回ベアリング21の外輪21bが回転することにより回転フレーム2が回転する。メインモータ4は油圧モータからなる。
この全周回転掘削機のバンド式チャック装置1は、図3及び図4に示すように、回転フレーム2の上側にあって回転フレーム2の内周の一部分に沿うような位置で回転フレーム2に固定された円弧状固定バンド11と、夫々の一端部が円弧状固定バンド11の端部に枢軸14により枢支連結され、回転フレーム2の内周の他の部分に沿うように配設された一対の円弧状可動バンド12,12と、両可動バンド12,12の他端部間に介装されたバンド開閉用シリンダ13とによって構成されるもので、バンド開閉用シリンダ13の収縮作動により両可動バンド12,12が閉動してケーシング10を把持し、バンド開閉用シリンダ13の伸張作動により両可動バンド12,12が開動してケーシング10を解放するようになっている。
また図4に示すように、バンド開閉用シリンダ13に圧油を供給する油圧ポンプ7が回転フレーム2上に設けられ、この回転フレーム2の外周部に近接して回転する内外歯8,9付きの旋回リング15が、昇降フレーム3の上側に旋回ベアリング16を介して回転フレーム2と同心状に軸支されている。旋回ベアリング16は、昇降フレーム3にボルト止めされた内輪16aと、旋回リング15と一体に形成された外歯9付き外輪16bとからなり、その外輪16bの内歯8には前記油圧ポンプ7の入力ギヤ17が噛合し、また外輪16bの外歯9には、図4の左端に示すように昇降フレーム3の上側に設けたポンプ駆動用モータ18の出力ギヤ19が、昇降フレーム3に軸支したアイドラーギヤ20を介して噛合している。尚、図示は省略するが、油圧ポンプ7とバンド開閉用シリンダ13とをつなぐ油圧配管は、回転フレーム2上に設けられる。ポンプ駆動用モータ18は油圧モータからなる。
従って、ポンプ駆動用モータ18を起動して出力ギヤ19を回転させると、アイドラーギヤ20を介して旋回リング15が回転し、この旋回リング15の回転により、旋回リング15の内歯8と噛合している油圧ポンプ7の入力ギヤ17が回転して、油圧ポンプ7を駆動し、このポンプ7で発生した圧油をバンド開閉用シリンダ13に送って、チャック装置1の両可動バンド12,12を開閉作動させるようになっている。この油圧回路を図7に示す。
上記のようなバンド式チャック装置1によれば、バンド開閉用シリンダ13に圧油を供給する油圧ポンプ7を回転フレーム2に設け、回転フレーム2の外周部に近接して回転する内外歯8,9付き旋回リング15を、昇降フレーム3上に回転フレーム2と同心状に軸支し、旋回リング15の内歯8を油圧ポンプ7の入力ギヤ17に噛合し、その外歯9にアイドラーギヤ20を介して噛合する出力ギア19を有するポンプ駆動用モータ18を昇降フレーム3上に設け、このモータ18で旋回リング15を旋回させて油圧ポンプ7を駆動するようにしているから、回転フレーム2が回転している、していないに係わらず、油圧ポンプ7を駆動して、バンド開閉用シリンダ13を作動させることができるが、回転フレーム2の回転中に可動バンド12,12を開閉作動させてケーシング10を把持すると、可動バンド12が破損するなどの不都合があるため、回転フレーム2の回転時にはバンド開閉用シリンダ13の作動を停止させるシリンダ制御装置25を設けている。
このシリンダ制御装置25は、図6に示すように、回転フレーム2の回転の有無を検出する第1回転センサー26と、旋回リング15の回転の有無を検出する第2回転センサー27と、第1回転センサー26により回転フレーム2が回転していないことを検出し且つ第2回転センサー27により旋回リング15が回転していることを検出した時にのみバンド開閉用シリンダ13を作動させ、それ以外では作動を停止させるように制御する制御部28とにより構成される。
図6の(a) ,(b) に示すように、第1回転センサー26は、電磁式の回転センサーで、回転フレーム2の外周縁部に設けられていて、このセンサー26が対向する昇降フレーム3の筒状部上端面には凸部aと凹部bとが周方向一定ピッチで形成されており、回転フレーム2が実際に回転している状態をパルス信号により得るようになっており、第2回転センサー27も同様な電磁式回転センサーで、回転フレーム2外周縁部の第1回転センサー26よりも内側にあって、旋回リング15の内歯8の上端面と対向するように設けられ、旋回リング15の実際の回転状態をパルス信号により得るようになっている。
しかして、第1回転センサー26から回転フレーム2が回転していないことを検出した信号及び第2回転センサー27から旋回リング15が回転していることを検出した信号が制御部28に送出されると、この制御部28での制御により、図7の油圧回路に示す切換弁29,30が夫々図示の状態から切り替わって、油圧ポンプ7からの圧油はバンド開閉用シリンダ13に供給され、チャック装置1の可動バンド12,12が開閉作動可能な状態となる。この場合、ポンプ駆動用モータ18の回転方向が例えば図7に示す矢印A方向に指定される時は、切換弁29,30は夫々図示の位置から右側へ移動し、ポンプ7からの圧油は油圧シリンダ13のピストン側室に供給され、それによりシリンダ13が伸張作動してチャック装置1を開動させ、ロッド側室の圧油はタンク31に戻る。また、モータ18の回転方向が矢印B方向に指定される時は、切換弁29は図示の位置から右側へ移動し、切換弁30は図示の位置から左側へ移動し、ポンプ7からの圧油は油圧シリンダ13のロッド側室に供給され、それによりシリンダ13が収縮作動してチャック装置1を閉動させ、ピストン側室の圧油はタンク31に戻る。
また、第1回転センサー26が、回転フレーム2が回転していることを検出し且つ第2回転センサー27が、旋回リング15が回転していることを検出して、それらの信号がインターロック制御部28に送出されると、図7の油圧回路に示す切換弁29,30は夫々同図に示すような状態に切り替わって、油圧ポンプ7の吐出部からの圧油は、ポンプ7の吸込部側に戻され、ポンプ7の吐出部側から吸込部側への回路を循環することになって、油圧シリンダ13の作動が停止される。また、第1回転センサー26が回転フレーム2の回転していないことを検出し且つ第2回転センサー27が旋回リング15の回転していないことを検出した場合も、これと同じ状態となって、油圧シリンダ13の作動が停止される。
尚、図1及び図5に示すように、昇降フレーム3を昇降させる昇降駆動用シリンダ5は、ベースフレーム6の四隅部に夫々立設された基筒部材32内に挿入されていて、そのピストンロッド5aの先端部(下端部)が基筒部材32の底部に枢着され、シリンダチューブ5bの基端部(上端部)が、基筒部材32に上方よりスライド自在に嵌合された昇降部材33の上部閉塞板33aに枢着されている。昇降部材33は、昇降フレーム3に固定されている。従って、図5に示すように昇降部材33及び昇降フレーム3が下降限位置にある状態からシリンダ5が伸張作動すると、昇降部材33が基筒部材32に沿って上昇し、それに伴って昇降フレーム3が図1に示すように上昇する。また、シリンダ5が収縮作動すると、昇降部材33が下降し、昇降フレーム3が下降して、図5に示すような下降限位置となる。尚、図3及び図5において、34は作業用足場プレートを示す。
上記のように構成された全周回転掘削機は、バンド式のチャック装置1により把持したケーシング10を、回転フレーム駆動用のメインモータ4によって回転させながら、昇降駆動用シリンダ5により昇降フレーム3を下降させて地盤中に押込みつつケーシング10内の土砂の掘削を行い、所定深さに達するまで複数本のケーシング10を連結して、ケーシング10の押込みとケーシング10内の土砂の掘削を繰り返した後、メインチャック装置1で把持したケーシング10を、昇降駆動用シリンダ5にて徐々に引き抜いていく。
この全周回転掘削機のチャック装置1では、油圧ポンプ7を回転フレーム2上に設け、回転フレーム2の外周部に近接して回転する内外歯8,9付き旋回リング15を、昇降フレーム3上に回転フレーム2と同心状に軸支し、旋回リング15の内歯8を油圧ポンプ7の入力ギヤ17に噛合させ、その外歯9にアイドラーギヤ20を介して噛合する出力ギア19を有するポンプ駆動用モータ18を昇降フレーム3上に設け、このモータ18で旋回リング15を旋回させて油圧ポンプ7を駆動する構成であるから、回転フレーム2の回転状態に係わらず、油圧ポンプ7を駆動して、バンド開閉用シリンダ13を作動させることができるが、回転フレーム2の回転時はバンド開閉用シリンダ13の作動を停止させるシリンダ制御装置25を設けているため、回転フレーム2の回転中にケーシング10を把持することがなく、従って可動バンド12が破損するなどの不都合がない。
そして特に、このチャック装置1によれば、油圧ポンプ7を含む油圧装置が、昇降フレーム3に回転可能に支持された回転フレーム2の上方へ突出するように設けられているため、図5から分かるように、昇降フレーム3の下限位置をベースフレーム6の上面すれすれの位置まで低く設定することができ、それにより全周回転掘削機の低空頭化を図ることができ、それによってまたメンテナンス性が向上される。
また、回転フレーム2の回転時にバンド開閉用シリンダ13の作動を停止させるシリンダ制御装置25は、回転フレーム2の回転の有無を検出する第1回転センサー26と、旋回リング15の回転の有無を検出する第2回転センサー27と、第1回転センサー26により回転フレーム2が回転していないことを検知し且つ第2回転センサー27により旋回リング15が回転していることを検知した時にバンド開閉用シリンダ13を作動させ、それ以外では作動を停止させるように制御する制御部28とからなるため、バンド開閉用シリンダ13を確実にして且つ安全に作動させることができる。
1 バンド式チャック装置
2 回転フレーム
3 昇降フレーム
4 回転フレーム駆動用のメインモータ
5 昇降駆動用シリンダ
6 ベースフレーム
7 油圧ポンプ
8 旋回リングの内歯
9 旋回リングの外歯
10 ケーシング
11 ケーシング把持用の固定バンド
12 ケーシング把持用の可動バンド
13 バンド開閉用シリンダ
14 枢軸
15 旋回リング
17 油圧ポンプの入力ギヤ
18 ポンプ駆動用モータ
25 シリンダ制御装置
26 第1回転センサー
27 第2回転センサー
28 制御部

Claims (3)

  1. ベースフレームに昇降駆動用シリンダによって昇降可能に設けられた昇降フレームと、昇降フレームに回転可能に支持された回転フレームと、昇降フレームに設けられた回転フレーム駆動用のメインモータと、回転フレームの上側に設けられたケーシング把持用バンドと、このバンドを開閉駆動するバンド開閉用シリンダとからなる全周回転掘削機のバンド式チャック装置であって、バンド開閉用シリンダに圧油を供給する油圧ポンプを回転フレームに設け、回転フレームの外周部に近接して回転する内外歯付き旋回リングを、昇降フレームの上側に回転フレームと同心状に軸支し、旋回リングの内歯を前記油圧ポンプの入力ギヤに噛合させると共に、旋回リングの外歯にアイドラーギヤを介して噛合する出力ギアを有するポンプ駆動用モータを昇降フレームの上側に設け、このポンプ駆動用モータで旋回リングを旋回させて前記油圧ポンプを駆動することにより、バンド開閉用シリンダを作動させるようにした全周回転掘削機のバンド式チャック装置。
  2. 回転フレームの回転時はバンド開閉用シリンダの作動を停止させるシリンダ制御装置を設けてなる請求項1に記載の全周回転掘削機のバンド式チャック装置。
  3. シリンダ制御装置は、回転フレームの回転の有無を検出する第1回転センサーと、旋回リングの回転の有無を検出する第2回転センサーと、第1回転センサーにより回転フレームが回転していないことを検知し且つ第2回転センサーにより旋回リングが回転していることを検知した時にバンド開閉用シリンダを作動させ、それ以外では作動を停止させるように制御する制御部とからなる請求項2に記載の全周回転掘削機のバンド式チャック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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