JP2008260291A - 筆記用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記用具を提供すること。
【解決手段】長手軸(2)の筆記用具(1)が、本質的に管状の本体(30)と、引込み式ペン先(10)と、アクチュエータ(35)と、該ペン先(10)を引き込む引込み手段(40)と、を備える。その筆記用具はまた、枢軸(22)回りに開位置と閉位置との間でそれぞれ移動可能であるように取り付けられた複数の防護花弁体(21)を含む防護部材(20)と、運動移転手段(31)とを備える。この最後の手段は、該本体(30)と一体であり、該引込み手段(40)によって同期化され、かつ、アクチュエータ(35)に加えられた運動を該防護花弁体の枢動運動に移転するために、該防護花弁体(21)に連結される。
【選択図】図4

Description

本発明は筆記用具に関し、特に、好ましくは万年筆のようなインク式筆記用具に関する。
このような用具は、本体と、万年筆、ボールペン、およびフェルトペンの場合には、それぞれに万年筆型のペン先または回動ボールまたはフェルト先端のようなペン先と、ペン先用の保護部材としてのキャップとを備える。
キャップは、それが着脱式であり、紛失し易いかまたは少なくとも一時的に見失い易い点で、望ましくないかまたは非実用的であると認識される部材であり得る。しかし、キャップは、それがペン先をぶつけることから保護し、かつペン先のインクが外気中で乾き切ることができないことも保証するので、ペン先に関して少なくとも保護機能を有することが知られている。キャップの別の目的は、筆記用具を取り扱っているときに、不注意に残される恐れがある偶発的なインクのしみから周囲の物体を保護することである。
キャップの問題を軽減する目的では、従来技術には既にボールペンがあり、そのペン先はペンの本体の中へ簡単に引込み可能である。このような引込みは、通常、本体上に位置し、ペン先端部と対向する端部に配置されたアクチュエータを押し込むかまたは回転させると行われるのが典型である。しかし、いわゆる引込み位置であっても、ペン先は、その真向きから眺めればペンの本体の内側に見ることができる。このような用具はボールペンのペン先には適切であるけれども、それらはフェルトペンのペン先または万年筆型ペン先には不適切となる。フェルトペンのペン先に関わる問題は、フェルトに染み込んだインクが乾き切ることを防止するために、それらは、キャップによってもたらされるような、完全に密閉された保護を必要とすることである。同じことが万年筆にも該当し、しかも万年筆は、そのペン先のサイズがボールペンまたはフェルトペンのペン先サイズよりも実質的に大きいので、ペン先を本体の中へまたは鞘の中へ引き込むことに容易に適合するものではない。
特許文献1は、ペン先防護部材が設けられた筆記用具を開示している。この防護部材は、ペン先の対向端に配置されたアクチュエータによって枢動式に開閉する複数の花弁体から形成される。インクカートリッジは、この用具の本体を介してペン先をアクチュエータに連結する介在手段の役目をする。このカートリッジに連結されたリングが、花弁体の枢軸と同水準に取り付けられる。防護部材の開/閉原理は、花弁体の凸状内表面に押しつけられるとき、花弁体を一方または他方の方向へ強制的に枢動させ、よって防護部材の開/閉を行う当該リングの軸方向変位に基づいている。
特許文献2は、ペン先の防護花弁体用の別の開放システムを開示している。このシステムは、ペン先軸部の軸受の縁が花弁体の内端表面に印加できる圧力に基づいている。この目的のために、防護花弁体は、本体と花弁体との間の弱化細穴によって形成された取付け領域を介して用具の本体に連結される。したがってこのシステムは、これらの取付け領域において、これらの花弁体が用具の本体に比べて相対的に弾性であることに基づいて動作する。
引込み式ペン先保護装置が設けられた別の筆記用具が、特許文献3に開示されている。この引込み式装置は、ペン先が通過可能な開口部を閉じるように成形された弾性細片の形態を取る。この細片は、ペン先を担持する内鞘と接触している隆起部を有する。この保護部材は、内鞘が隆起部に前方向へ押し付けられると開口状態になる。こうして、弾性細片は先端に道を譲り、ペン先が出て来るように開口部を空き状態にしておくことができる。次いでペン先は、内鞘に加えられる並進運動を続行することによって繰り出される。
FR987385A DE1561830A1 FR−A−1419821
本発明の目的は、キャップまたは同様の着脱式部材を有することなく、しかし、任意の種類のペン先を衝撃に対して、かつペン先に付いたインクの変質に対して効果的に保護できる筆記用具の提供によって、上記の問題の少なくとも一部を解決することである。本発明の主題は、完成品がキャップレス万年筆であるように、万年筆型のペン先に適合するように好ましく企図される。
この目的のために、本発明は、請求項1に記載の筆記用具に関する。
本部材は、有利なことに、キャップを不必要にするが、依然としてこのような部材によってもたらされる保護を主としてペン先に与えるものである。しかも、本発明の実施態様は、一般にクリップとして知られた装着手段によって、たとえクリップが従来技術で知られた万年筆の大部分では通常キャップに接合されるものであっても、物体に固定されることも可能である。本発明の別の目的は、追加的に至極ありふれたペン先引込みシステムを有する筆記用具を提供することである。
他の利点は、いかなる限定も示唆することなく採用され、かつ以下に列挙された添付図で実施例として模式的に示された、本発明の主題の好ましい実施形態を参照する以下の説明を考慮すれば明白になろう。
図1から3を参照すると、これらは筆記用具1、特に、万年筆を3つの異なる構成で示す。第1のまたは閉じた構成は、引込み式ペン先10が防護部材20の内側に完全に隠されている、図1の構成に対応する。第2のまたは中間の構成は、防護部材20が開いているが、ペン先10はまだ繰り出されていない、すなわち、筆記用具の当該部材からまたは外鞘3から少なくとも完全には繰り出されていない、図2に示された構成に対応する。第3のまたは開いた構成は、ペン先が完全に繰り出され、この用具は使用されるばかりになっている、図3の構成に対応する。
用語に関して、かつ以下の説明において曖昧さをいずれも回避するために、「前部」、「前方」、「後部」という用語、および同様の用語は、筆記用具1の細長い全体的な形状に関連して使用され、ペン先は、この用具の前部または前方端にあると言及される。
図4に例示されているように、本発明の筆記用具1は、長手軸2と本質的に管状の本体30とを有する。引込み式ペン先10は、この本体の開放端30’の中に取り付けられる。図1から3に例示されたように、その対向端30”に、使用者が防護部材およびペン先を制御できる手段であるアクチュエータ35がある。ペン先を引き込むための引込み手段40は、本体30を介してペン先をアクチュエータ35に連結する。この引込み手段40は、特に、アクチュエータに加えられた運動を、長手軸2に沿った引込み位置と繰出し位置との間におけるペン先の変位に移転することを可能にする。
本発明では、開放端30’の防護部材は複数の花弁体21を有し、それぞれが、図1で明確に視認可能な閉位置と、例えば、図2に例示された開位置との間で枢動するように取り付けられる。後者の位置では、防護部材が花の花冠を想起させ、防護花弁体21は、その花の花弁に対応している。
図5および6は、図1および2にそれぞれ示された防護部材20の詳細図である。これらの図は、それぞれの防護花弁体21が、長手軸2と同心の想像円に正接する枢軸22回りに枢動することによる、当該部材の開閉運動を図示する。この運動は、使用者によってアクチュエータ35にもたらされた運動を防護花弁体の枢動運動に移転するように特定的に設計された運動移転手段31によって引き起こされる。当該目的のために、この運動移転手段は、一部が防護花弁体21に連結され、かつ一部が本体30と一体である。
好ましい実施形態では、運動移転手段31は、本体30と一体の、例えば、後者、好ましくはその前部端の中に嵌め込まれるかまたはその前部端の上に取り付けられる複数の直線カム33から成る。それぞれの直線カム33は、防護花弁体21の1つに対応するカムフィーラ23によって読み取られる。カムフィーラ23は、直線カム33の経路34に沿って移動するように設計される。それぞれの防護花弁体21の枢軸22は、軸受24を貫通する細い心棒の物理的形態を取る。この軸受は、例えば、それをカラー25の中に圧着することによって、外鞘3の前部分3aと一体に作製されており、それは、図5および6に示されたように、好ましくは中空円環面である。
本発明では、それぞれの防護花弁体のカムフィーラ23は、有利なことに、開口が、直線カム33を形成する案内舌部36によって横切られる鐙様に成形されている。このフィーラは、防護花弁体21に付着されたレバーアームを形成し、その支持点、すなわち、心棒(その軸は枢軸22上にある)回りに数度の角度にわたって枢動できるように設計されている。したがって、防護花弁体21、その支持部24、およびカムフィーラ23は、一体に結合されて、枢軸22回りに一緒に枢動できる部分である。
防護部材20の開閉運動は、長手軸2に沿って直線カム33が並進運動することによってもたらされる。例えば、図5に示された閉位置を出発点として、図6に示された開位置まで進むと、それぞれの直線カム33の前方移動が、それぞれの花弁体21のカムフィーラ23にカムの経路34を強制的に辿らせる。この経路の形状は、カムフィーラ23の自由端23aに長手軸2に向かって強制的に移動させるが、それは、図6に示されたように、防護花弁体21をその個々の枢軸22回りに旋回させる。直線カム33の後方移動は逆の運動を生みだし、防護部材20の防護花弁体を閉ざす。
直線カム33の軸方向変位が、図4の助けを借りて下で説明される。この図は、一方では防護部材20を開閉するために直線カム33の軸方向変位を生み出し、他方では外鞘3または防護部材に対するペン先10の並進運動を生み出す、筆記用具の主要な内部構成要素を示す。
これらの軸方向変位は、筆記用具1の中心的な制御部材である引込み手段40によって生み出される。この部材は、本質的に本体30の内部に収納されるように設計されている。その部材はアクチュエータ35によって移動させられ、このアクチュエータは、好ましくはペン先引込み手段とは別体であり、例えば、ねじ山45によって引込み手段の後部端に連結される。本発明の好ましい実施形態では、引込み手段40は円筒カムであり、このカムに対してアクチュエータ35によって加えられた回転運動が、下で説明されるように、この円運動を直線カム33およびペン先10に伝達される並進運動に変換できるようになっている。
これを行うために、円筒カム40は、少なくとも第1の螺旋41および第2の螺旋42を備える。これらの螺旋は、カム40の円筒の中に形成された螺旋溝の形態を取ることが好ましい。変型として、螺旋は、このカムの円筒から突出する螺旋ねじ山であることが考えられ得る。第1の螺旋41は、本体30、特に、この本体の後部分と一体の第1のカムフィーラ37によって読み取られるように企図されている。円筒カム40が、ある一定の角度にわたって長手軸2回りに回転されるとき、第1の螺旋41は、第1のカムフィーラ37によって、第1の螺旋のピッチに比例する距離にわたって本体30を軸方向に移動する。例えば、完全な1回転と均等のカムの回転では、本体30の並進移動は第1の螺旋のピッチに等しい。
直線カム33は本体30に付着されているので、後者の動きが防護部材20の防護花弁体21を枢動させる。円筒カムの回転が、防護花弁体21の全開に必要な回転を超えて続行される場合に、それ以上本体30が並進移動することを防止するために、本発明の好ましい実施形態では、円筒カム40が円形経路43も含むように配置されている。後者は、第1の螺旋41の端部に、すなわち、この螺旋の経路の前方端において2つの螺旋41、42の間に配置される。したがって、防護部材20の動作に必要なだけ円筒カム40を回転した後に、このカムをいくら回転させても、第1のカムフィーラ37は円形経路43を辿ることになり、ピッチがゼロの当該経路は本体30の並進運動を少しも生み出すことができないので、この防護部材に影響を及ぼすことはない。
第2の螺旋42は、ペン先10と、特に、このペン先に連結された内鞘11の後部と一体の第2のカムフィーラ12によって読み取られるように設計されている。上で説明した同じ原理によって、第2の螺旋42は、カム40の回転方向に応じて、ペン先10を前後運動で移動させることを目的とする。第2のカムフィーラ12が第2の螺旋42と係合すると、円筒カムに加えられた円運動をペン先10に加わる並進運動に変換する。本発明の好ましい実施形態では、このペン先の並進運動および本体の並進運動の両方が、たとえ同じ円筒カムの回転によって生み出されても、ペン先の並進運動は、本体30の並進運動の後に生じる。しかし、変型では、これらの運動の少なくとも一部が、同時に遂行されてもよいことが理解されよう。
円形カム43が存在するので、防護部材20の動作に必要な角範囲を超える範囲内でカム40を回転することによって、ペン先10の並進運動を生み出すことが可能になる。例えば、円筒カム40の第1の回転が、まず防護部材の花弁体を開き、次いで第2の回転が、ペン先10を本体30から、この場合には防護部材20から完全に繰り出すことになる。
円筒カム40の周囲の螺旋のピッチおよび相対位置は、有利なことに、制御される部材の移動相対速度を決定し、かつこれらのそれぞれの移動を同期させることを可能にする。円筒カムの所与の回転速度では、制御される部材の移動速度は、それらの対応する螺旋のピッチに比例する。変型では、螺旋41、42の少なくとも一方のピッチが、その経路に沿って不規則であることも可能である。このような場合では、螺旋に対する接線は、その螺旋の曲線に沿って、その値が少なくとも1つの変化を受けることになろう。
本発明の好ましい実施形態では、螺旋41、42は、引込み手段40の円筒上に交互に形成されるけれども、これらの螺旋は絡み合わされてもよい。別の形態では、螺旋が円形経路43によって相互に連結されることも可能である。
カム40の円筒は、それが、ペン先10に連結された内鞘11の少なくとも一部の収納を可能にするために好ましくは中空であり、次いで、この円筒カムは本体30の中に収納されるように企図されている。
好ましくは、第2の螺旋42はまた、カム40の前部の端面47まで完全につながる本質的に直線的な部分46として、このカムの前方端で終わる。この配置は、内鞘11を円筒カムの内部で、かつこのカム40を本体30の内部で組立/分解することを容易にする。しかも、螺旋42と、それに続く部分46との間の接合は、第2のカムフィーラ12に対して通り抜けるべきかどを設け、それは、有利なことに、中位の圧力がペン先10に掛けられるときに、後者が後方に並進することをいずれも防止する止めの役目をする。したがって、このロック手段によって、筆記中にペン先が偶発的に引き込むことがいずれも本質的に防止される。
図4で明確に分かるように、本発明はまた、案内手段の助けを借りて、ペン先がその内鞘11によって案内される。この案内手段は、例えば、この鞘の中心部分の中に形成された細穴13と、本体30と一体の案内ピン38とから構成されることが好ましい。直線的な細穴は、この案内ピンによって読み取られるように設計されている。好ましい実施形態では、ペン先が前部から後部までの前後運動の軌道のみを描くことができるように企図されているので、細穴13は、それがこの運動のみを許容するように長手軸2の方向へ配向される。
本筆記用具はまた、この本体の回転を防止するためのロック手段を有する。この目的のために、ロック手段は、長手軸2の方向へ配向されたロック細穴39から成ることが好ましく、ロック歯が、この細穴の中に嵌め込まれる。本発明では、このロック歯が、図1から4に例示されたように、クリップ4の取付け端4’である。このクリップは本体30に連結され、このペンが、ポケットの縁にクリップ留めされることを可能にする。長手軸2に沿って配向されたロック細穴の直線的な形態は、運動移転手段31、特に、直線カム33によって防護部材20を動作させる際に利用される本体30の並進運動を妨害することはない。
有利なことに、図1で視認可能な外鞘3の上に取り付けられたクリップ4の方向はまた、筆記用具1を垂直位置に固定して、この用具の前部端を最上端に維持するために利用することもできる。したがって、このような位置では、例えば、万年筆のインク筒の中に収容されたインクが、ペン先に向かって垂れ出ることはない。
好ましい実施形態では、アクチュエータ35が回転式アクチュエータである。第1の方向におけるアクチュエータの第1の回転が、第1の、例えば、防護部材20の開放に対応する構成変化を生み出す。同じ方向における、アクチュエータの第2の回転が、第2の、例えば、図3に示されたように、ペン先の繰出しに対応する構成変化を生み出す。
誤動作をいずれも防止するために、防護部材20の開/閉運動およびペン先の運動は、運動移転手段31を同期化する引込み手段40によって相互に歩調が合うように維持される。この同期化は、上で説明された2つの螺旋41、42の相対位置によってもたらされる。
これまで説明されたように、ペン先10の移動は、長手軸2の方向における軸方向変位から成る。しかし、ペン先には、追加的な回転運動のような別の運動が与えられることも考えられ得る。
防護部材20は、完全に閉ざされた封体を形成するように閉じる6つの防護花弁体を備えることが好ましい。この封体によって、ペン先は、筐体の内部で外部とのいずれの接触からも、したがって周囲空気および好ましくは光から保護される。
引込み手段40に関連して、かつ運動移転手段31に関連して使用された「運動を移転する」という表現は、それに対応する運動が、単に伝達されるだけでもよいし、または伝達かつ変換されてもよいことを意味するために使用されている。このような運動の変換は、例えば、回転運動を軸方向並進運動に変えることが企図されている。この変換は、引込み手段40に関して円筒カムによって行われることが好ましいけれども、当然のことであるが、ラックと噛み合うピニオン、または連結棒のシステム、またはホイール上に取り付けられたピストンのような、何らかの他の変換システムによって同じ効果を生み出すことも可能である。
第1のまたは閉じた構成における本発明の主題の側面図である。 図1のものと同様であるが、第2のまたは中間の構成における図である。 図1および2のものと同様であるが、第3のまたは開いた構成における図である。 単一の長手軸に沿って分解された状態で示された、本筆記用具の構成要素部材の部分断面側面図である。 図1に例示した本発明の主題の前部分の部分断面詳細図である。 図2に例示した本発明の主題の前部分の部分断面詳細図である。
符号の説明
1 筆記用具
2 長手軸
3 外鞘
3a 外鞘の前部分
4 クリップ
4’ ロック歯(クリップの取付け端)
10 引込み式ペン先
11 内鞘
12 第2のカムフィーラ
13 細穴(案内手段)
20 防護部材
21 花弁体
22 枢軸
23 カムフィーラ
23a カムフィーラの自由端
24 軸受(花弁体の支持部)
25 カラー
30 管状の本体
30’ 本体の開放端
30” 本体の対向端
31 運動移転手段
33 直線カム
34 カム経路
35 アクチュエータ
36 カムの案内舌部
37 第1のカムフィーラ
38 案内ピン
39 ロック細穴
40 引込み手段(円筒カム)
41 第1の螺旋
42 第2の螺旋
43 円形経路
45 ねじ山
46 第2の螺旋の直線的な部分
47 カム前部の端面

Claims (9)

  1. 長手軸(2)を有する筆記用具(1)であって、
    本質的に管状の本体(30)と、
    前記本体の開放端(30’)に取り付けられた引込み式ペン先(10)と、
    前記本体の対向端(30”)に配置されたアクチュエータ(35)と、
    前記ペン先(10)を引き込む引込み手段(40)であって、前記本体(30)を介して前記ペン先を前記アクチュエータ(35)に連結し、かつ前記アクチュエータ(35)に加えられた運動を前記長手軸(2)に沿った引込み位置と繰出し位置との間における前記ペン先(10)の変位に移転する引込み手段(40)と、
    前記開口端の防護部材(20)であって、前記長手軸と同心の円に正接する枢軸(22)回りに開位置と閉位置との間で移動可能であるようにそれぞれ取り付けられた複数の防護花弁体(21)を含む防護部材(20)と、
    前記本体(30)と一体の運動移転手段(31)であって、前記引込み手段(40)によって同期化され、かつ、前記アクチュエータ(35)に加えられた前記運動を前記防護花弁体(21)の枢動運動に移転するために、前記防護花弁体(21)に連結された運動移転手段(31)と、を備え、
    前記引込み手段は、前記本体(30)と一体の第1のカムフィーラ(37)によって読み取られる第1の螺旋(41)と、前記ペン先(10)と一体の第2のカムフィーラ(12)によって読み取られる第2の螺旋(42)とを備える円筒カム(40)から成る、筆記用具(1)。
  2. 前記円筒カム(40)はまた、前記螺旋(41、42)の間に配置された円形経路(43)を前記第1の螺旋(41)の一端に含む、請求項1に記載の筆記用具(1)。
  3. 前記円筒カム(40)は、前記ペン先(10)に連結された内鞘(11)の少なくとも一部を収容するために中空にされる、請求項1または3に記載の筆記用具(1)。
  4. 前記運動移転手段(31)は、カムフィーラ(23)によって読み取られる複数の直線カム(33)から成り、それぞれが前記防護花弁体(21)の1つに連結される、請求項1に記載の筆記用具(1)。
  5. 前記第1の螺旋(41)および前記第2の螺旋(42)は、交互に配置される、請求項1または3に記載の筆記用具(1)。
  6. 前記第2の螺旋(42)は、前記第1の螺旋(41)に隣接する端部に対向する端部において、本質的に直線的な部分(46)で終わる、請求項1または2に記載の筆記用具(1)。
  7. 前記本体(30)の回転を防止するロック手段(39、4’)を含む、請求項1に記載の筆記用具(1)。
  8. 前記ロック手段は、前記長手軸(2)の方向へ配向されたロック細穴(39)と、前記細穴(39)と嵌め合わされるロック歯(4’)とから成る、請求項7に記載の筆記用具(1)。
  9. 前記ペン先(10)が軸方向変位する際に前記ペン先を案内する手段(13、38)を備える、請求項1に記載の筆記用具(1)。
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