JP2008260092A - 回転鋸 - Google Patents

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Hisao Sakai
久夫 坂井
Yusuke Miyaji
祐介 宮地
Tengo Muramatsu
填吾 村松
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Tenryu Saw Manufacturing Co Ltd
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Tenryu Saw Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】チップの左右に形成される先端突起の突出量を、研磨精度に左右されることなく常に略一定に保持できる回転鋸を得る。
【解決手段】円板状の台金の外周部に多数の刃台を突出形成し、各刃台に超硬製のチップ4を固着してなる回転鋸において、前記チップ4の回転進行側の面に歯丈方向に延びる縦凹部5を形成して該チップ4の両側に鋭利な側面切刃7を形成し、前記チップ4の回転進行側の面に前記縦凹部5と交差して刃厚方向に延びる横凹部6を形成するとともに、該横凹部6の上縁6aを前記側面切刃7の先端から基部側に変位させる。また、前記横凹部6の上縁6aは側面切刃7の先端から基部側に約0.5mm変位させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、硬質プラスチック、石膏ボード等の高脆性材料、あるいは木質ボード等の繊維系材料を切断する際に、ひき溝にむしれ、亀裂等が発生しないようにする回転鋸に関するものである。
従来の技術として、円板状の台金の外周部に多数の接合部(刃台)を突出形成し、該接合部に超硬合金製のチップを固着し、該チップの左右先端部に、一対の鋭利な三角錐状の先端突起を形成してなる丸鋸があった。
前記従来の丸鋸は、チップのすくい面、逃げ面、及び側面の各縁部を一点に集合させることで、左右一対の先端突起を形成するようにしていたので、逃げ面を研磨する際に、研磨誤差が発生すると、左右の先端突起の突出量が大きく変動し、切断時に振動が発生することになる。前記研磨誤差は、加工機の製作上、回避することができず、前記先端突起の突出量を左右均等にすることはできなかった。また、先端突起が三角錐状となっていたため、肉量が低減して剛性が低下し、前記振動によって先端突起が折損し易くなるものであった。
特開平10−94916号公報
本発明は、チップの左右に形成される先端突起の突出量を、研磨精度に左右されることなく略均等にできる回転鋸を得ることを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る発明は、円板状の台金の外周部に多数の刃台を突出形成し、各刃台に超硬製のチップを固着してなる回転鋸において、前記チップの回転進行側の面に歯丈方向に延びる縦凹部を形成して該チップの両側に鋭利な側面切刃を形成し、前記チップの回転進行側の面に前記縦凹部と交差して刃厚方向に延びる横凹部を形成するとともに、該横凹部の上縁を前記側面切刃の先端から基部側に変位させる構成にしたものである。
請求項2に係る発明は、前記横凹部の上縁を側面切刃の先端から基部側に約0.5mm変位させたものである。
請求項1に係る発明は、縦凹部及び横凹部によってチップの左右先端部に側面切刃を有する四角錐状の先端突起が形成されることになる。このため、逃げ面を研磨する際に、左右の研磨量に若干の誤差が発生しても、前記側面切刃の存在により、左右の先端突起の回転進行方向の突出量は略均等となる。この結果、前記左右の先端突起が被削材に均等に接触し、切断時の振動が低減することになる。また、前記先端突起は側面切刃を有するので、四角錐状となり、先端突起の肉量が増大して剛性が高くなり、折損し難くなる。
請求項2に係る発明は、先端突起に形成される側面切刃の長さが約0.5mmとなるので、切削抵抗の増大を防止しながら、前記研磨誤差による左右先端突起の突出量の不均衡を防止することができる。
以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。図面において、図1は本発明の実施例を示す部分側面図、図2は図1の一部を拡大した部分断面側面図、図3は図1の部分平面図、図4は図1のIV-IV断面図、図5は縦凹部が形成された一次チップの斜視図、図6は縦凹部と横凹部とが形成されたチップの斜視図である。
図1において、1は高脆性材料、繊維系材料等の被削材を切断する回転鋸であり本例では外径165mm、歯数52となっている。該回転鋸1は、厚さ約1mmの鋼板(JIS規格;SKS5)により、円板状の台金2を形成するとともに、その外周部に鋸歯形の刃台3を52個形成し、各刃台3の回転進行側に超硬合金製のチップ4を固着してなる。
前記チップ4は、図5に示すように、型成形によって一次チップ4−1を形成し、該一次チップ4−1を砥石により研削加工し、図1〜図4、及び図6に示すように、最終形状のチップ4を形成する。前記一次チップ4−1は、回転進行側の面に上下(歯丈)方向の縦凹部5を有し、該縦凹部5により、平面視円弧状、左右両側に鋭利な側面切刃7、すくい角A(図2)が約23度となるすくい面4aを形成する。また、前記一次チップ4−1の上面は先端逃げ角C1(図2)が約15度となる逃げ面4bに、左右両側面は側面向心角E1(図4)が約1度、側面逃げ角S1(図3)が約2度となる側面4c,4cに形成される。
チップ4は、前記一次チップ4−1を砥石により研削加工して最終形状に形成される。即ち、図6に示すように、一次チップ4−1の回転進行側の面に、側面視円弧状の横凹部6を刃厚方向に延長させて形成し、該横凹部6により、すくい面4a(縦凹部5)の上下中間部に深さ約0.5mmの切り屑逃げ用の凹部を形成する。前記横凹部6の上縁6aは前記側面切刃7の先端、即ち、先端切刃8の両端P1から基部側に約0.3mm変位(H1)させ、これにより、チップ4の左右先端部に側面切刃7を有する四角錐状の先端突起9を形成する。前記変位(H1)は、0.3mm〜0.8mmが望ましく、一般的な木材を切断する際には0.5mmにするとよい。
前記チップ4は、前述した台金2の各刃台3にロウ付け固着された後、各チップ4の逃げ面4bが研磨され、これにより回転鋸1を完成させる。なお、前述した各部の寸法及び角度等は切断物の材質、回転鋸1の歯数等によって適宜設定する。
前記実施例によれば、縦凹部5及び横凹部6によってチップ4の左右先端部に側面切刃7を有する四角錐状の先端突起9を形成したので、逃げ面4bを研磨する際に、左右の研磨量に若干の誤差が発生しても、前記側面切刃7の存在により、左右の先端突起9の回転進行方向の突出量は略均等となる。このため、前記左右の先端突起9が被削材に均等に接触し、切断時の振動が低減することになる。また、前記先端突起9は側面切刃7を有する四角錐状となって肉量が増大することになる。このため、切削抵抗を増大させることなく、先端突起9の剛性を高くすることができ、折損し難くなる。
本発明の実施例を示す部分側面図である。 図1の一部を拡大した部分断面側面図である。 図1の部分平面図である。 図1のIV-IV断面図である。 縦凹部が形成された一次チップの斜視図である。 縦凹部と横凹部とが形成されたチップの斜視図である。
符号の説明
1 回転鋸
2 台金
3 刃台
4 チップ
4−1 一次チップ
4a すくい面
4b 逃げ面
4c 側面
5 縦凹部
6 横凹部
6a 上縁
7 側面切刃
8 先端切刃
9 先端突起
A1 すくい角
C1 逃げ角
E1 側面向心角
S1 側面逃げ角
P1 先端切刃の両端

Claims (2)

  1. 円板状の台金の外周部に多数の刃台を突出形成し、各刃台に超硬製のチップを固着してなる回転鋸において、前記チップの回転進行側の面に歯丈方向に延びる縦凹部を形成して該チップの両側に鋭利な側面切刃を形成し、前記チップの回転進行側の面に前記縦凹部と交差して刃厚方向に延びる横凹部を形成するとともに、該横凹部の上縁を前記側面切刃の先端から基部側に変位させたことを特徴とする回転鋸。
  2. 横凹部の上縁を側面切刃の先端から基部側に約0.5mm変位させたことを特徴とする請求項1記載の回転鋸。
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