JP2008259116A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファクシミリ装置において、TSI(送信端末識別)信号の内容に応じて配信先を切り換えつつ他のファクシミリ装置に自動配信するファクシミリ装置とともに用いるのに好適な構成を提供する。
【解決手段】ファクシミリ装置の設定情報記憶部14には、配信先の名前と、送信先のファクシミリ回線番号と、その送信先から配信させる配信先を指定する識別コードと、の組合せからなる配信先情報を複数記憶可能に構成されている。また、ファクシミリ装置には、前記設定情報記憶部14に記憶されている複数の配信先情報から配信先を選択することが可能な、短縮ボタンやワンタッチボタンを備える。短縮ボタンやワンタッチボタンで指定された配信先情報に基づき、送信先のファクシミリ回線番号にファクシミリ送信するとともに、そのときに前記識別コードをTSI(送信端末識別)信号として送信する。
【選択図】図4
【解決手段】ファクシミリ装置の設定情報記憶部14には、配信先の名前と、送信先のファクシミリ回線番号と、その送信先から配信させる配信先を指定する識別コードと、の組合せからなる配信先情報を複数記憶可能に構成されている。また、ファクシミリ装置には、前記設定情報記憶部14に記憶されている複数の配信先情報から配信先を選択することが可能な、短縮ボタンやワンタッチボタンを備える。短縮ボタンやワンタッチボタンで指定された配信先情報に基づき、送信先のファクシミリ回線番号にファクシミリ送信するとともに、そのときに前記識別コードをTSI(送信端末識別)信号として送信する。
【選択図】図4
Description
本発明は、画データを配信するファクシミリ装置とともに用いるのに好適なファクシミリ装置の構成に関する。
特許文献1は、電話回線を介して受信したファクシミリデータを、LANに接続されているパーソナルコンピュータに自動配信するファクシミリ装置を開示する。このファクシミリ装置は、ファクシミリデータを受信したときに送信元のファクシミリ装置を識別し、識別された送信元のファクシミリ装置に対応するパーソナルコンピュータを決定して、LANを介して当該パーソナルコンピュータに前記ファクシミリデータを送信するように構成されている。
特許文献1には、送信元のファクシミリ装置を識別するために、送信元装置がファクシミリデータに付加した識別情報、例えばTSI(Transmitting Subscriber Identification、送信端末識別)信号を使用することが開示されている。
特開平6−261164号公報
特許文献1のファクシミリ装置の構成は、送信元のファクシミリ装置と配信先のパーソナルコンピュータとが1対1で対応付けられて記憶されている。従って、データ配信先のパーソナルコンピュータを状況に応じて切り換えたい場合、送信元側に複数のファクシミリ装置及び回線を用意しなければならず、コストアップの要因となっていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、上記のような配信システムを使用した場合の送信元として使用するのに好適なファクシミリ装置を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のファクシミリ装置が提供される。即ち、送信先のファクシミリ回線番号と、その送信先から配信させる配信先を指定する配信先指定情報と、の組合せを含む配信先情報を複数記憶可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている複数の配信先情報から配信先を選択することが可能な配信先選択手段と、を備える。前記配信先選択手段で選択された配信先情報に基づき、送信先のファクシミリ回線番号にファクシミリ送信するとともに、そのときに前記配信先指定情報をTSI信号として送信する。
この構成のファクシミリ装置は、TSI信号の内容に応じて他のファクシミリ装置に自動配信するファクシミリ装置とともに用いるのに好適である。また、配信先選択手段を操作することによって、1台のファクシミリ装置で配信先を簡単に指定して送信することができる。
前記ファクシミリ装置においては、送信先にファクシミリ送信する際に前記送信先から受信した信号に基づいて、前記配信先指定情報をTSI信号として送信するか、送信元番号の情報をTSI信号として送信するかを切り換えることが好ましい。
この構成により、配信先指定情報のような特殊な信号をTSI信号に埋め込んだ送信に送信先が対応しているか否かを自動的に判別し、配信先指定情報の送信の有無を切り換えることができる。従って、自動配信機能を有しないファクシミリ装置に送信する場合でも、エラーを発生させることなく円滑に文書をやりとりすることができる。
前記ファクシミリ装置においては、前記配信先選択手段で選択された配信先情報に配信先指定情報が指定されている場合は当該配信先指定情報をTSI信号として送信し、指定されていない場合は送信元番号の情報をTSI信号として送信することが好ましい。
この構成により、配信先指定情報を指定しない場合は送信元番号を含むTSI信号を送信し、通常のファクシミリ送信を行うことができる。即ち、配信先を指定する場合と指定しない場合の両方で用いることができ、汎用性の高いファクシミリ装置を提供することができる。
次に、発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の使用例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態のファクシミリ装置71は公衆交換電話網(PSTN)51に接続され、電話回線網を通じたファクシミリ送受信を行うことができるように構成されている。図1に示す使用形態では、ファクシミリ装置71は保険代理店(XYZ保険代理店)に設置されている。
このXYZ保険代理店と取引関係にあるABC火災保険会社には、配信用のファクシミリ装置72が設置されている。このファクシミリ装置72はPSTN51に接続されており、電話回線網を通じたファクシミリ送受信を行うことができるようになっている。
また、ABC火災保険会社は新規契約、契約事項の変更、保険金の請求等、その担当業務ごとに部課が分かれており、それぞれの部課にファクシミリ装置74,75,76が設置されている。これらのファクシミリ装置74,75,76もPSTN51に接続されている。
同様に、前記XYZ保険代理店と取引関係にあるEFG生命保険会社には配信用のファクシミリ装置73が設置されている。このファクシミリ装置73はPSTN51に接続されて、電話回線網を通じたファクシミリ送受信を行うことができるように構成されている。また、このファクシミリ装置73はIP網(インターネット)52にも接続されており、電子メール型のインターネットファクシミリを行うこともできるように構成されている。
EFG生命保険会社もABC火災保険会社と同様に、新規契約、契約事項の変更、保険金の請求等、その担当業務ごとに部課が分かれており、それぞれの部課にパーソナルコンピュータ77,78,79が設置されている。これらのパーソナルコンピュータ77,78,79はインターネット52に接続されている。
なお、本実施形態において、少なくとも3台のファクシミリ装置71,72,73は同一のメーカにより製造されている。
図2にファクシミリ装置71のブロック図が示され、このファクシミリ装置71は、原稿を読み取って画像データを得る読取部11と、画像データを紙等の記録媒体に記録する記録部12と、を備えている。
ファクシミリ装置71は操作部13を備えており、この操作部13は例えば図3に示すような操作パネルとして構成される。この操作パネルは、各種情報を表示するとともに画面に触れることで各種操作が可能なタッチパネル式ディスプレイ26や、送信先のファクシミリ回線番号を指定するためのテンキー27や、原稿の読取り及び送信を指示する送信スタートボタン28や、前記テンキー27と組み合わせて送信先を簡単に指定するための短縮ボタン29や、1回の操作で送信先を簡単に指定するためのワンタッチボタン30等を含んで構成されている。本実施形態では、前記短縮ボタン29とテンキー27の組合せ、及びワンタッチボタン30が配信先選択手段に相当する。
なお、上記の短縮ダイアル機能やワンタッチダイアル機能は、ファクシミリ装置71に設定情報記憶部(記憶手段)14を備えることで実現されている。具体的には、この設定情報記憶部14は、ファクシミリ装置71が備えるROM、RAM、HDD、又は不揮発性メモリ等によって実現されている。
この設定情報記憶部14の設定内容の一例が図4に示される。この図4の例では、短縮ダイアル1番から3番までにはABC火災保険会社のファクシミリ回線番号(075−123−4567)が記憶されるとともに、その各部課に設置されているファクシミリ装置74,75,76を識別するための識別コード(配信先指定情報)が記憶されている。前記識別コードは、図4の例では4桁の数値として設定されているが、この形式に限られるものではない。
同様に、ワンタッチダイアル1番から3番までにはEFG生命保険会社のファクシミリ回線番号(075−456−7890)が記憶されるとともに、その各部課に設置されているパーソナルコンピュータ77,78,79を識別するための識別コードが記憶されている。
なお、ワンタッチダイアル4番には、他の送り先であるHIJ株式会社のファクシミリ回線番号(075−765−4321)が記憶されている。このワンタッチダイアル4番には、識別コードは設定(記憶)されていない。
また、短縮ダイアルやワンタッチダイアルのそれぞれの番号には、「ABC火災保険会社・新規」や「EFG生命保険・変更」、「HIJ株式会社」というように、配信先ないし送信先の名前がそれぞれ設定され、記憶されている。
このように、ファクシミリ装置71の設定情報記憶部14には、送信先のファクシミリ装置72,73のファクシミリ回線番号と、当該ファクシミリ装置72,73から配信される配信先のファクシミリ装置74,75,76やパーソナルコンピュータ77,78,79を識別するための識別コード(拡張コード)との組合せを含む配信先情報を、短縮番号あるいはワンタッチボタン番号に関連づけて予め複数記憶させておくことが可能になっている。
更にファクシミリ装置71は、図2に示すように、読取部11で取得した画像データを保存したり一時記憶したりするための画像記憶部16と、当該画像データを管理する画像管理部17と、を備えている。
また、このファクシミリ装置71は、PSTN51へ接続するためのネットワークコントロールユニット(NCU)21と、音声信号とデータ列とを相互変換する変復調装置としてのFAXモデム22と、前記NCU21やFAXモデム22を制御するファクシミリ制御部23と、画像データを圧縮/展開するためのコーデック部24と、を備える。これらにより、電話回線を通じたファクシミリ機能が実現されている。なお、上記コーデック部24においては、MH、MR、MMR等の公知の圧縮形式で画像データを圧縮し、あるいは展開するように構成されている。
次に、ABC火災保険会社及びEFG生命保険会社に設置されるファクシミリ装置72,73の構成を、図6を参照して説明する。このファクシミリ装置72,73は、前述のファクシミリ装置71と同様に、読取部11、記録部12、操作部13、NCU21、FAXモデム22、ファクシミリ制御部23、コーデック部24、画像記憶部16、画像管理部17を備える。これらの各部の構成は前述のファクシミリ装置71と同様であるので、説明は省略する。
また、ファクシミリ装置72,73は、閉域網としての構内回線網(LAN)53に接続するためのネットワークアダプタ(NIC)31を備える。更に、ファクシミリ装置72,73は演算手段としてのCPUや、記憶手段としてのROM、RAM、HDD、不揮発性メモリ等の記憶手段を備える。そして、これらの記憶手段にはプログラムが記憶されており、上記ハードウェアとソフトウェアによってTCP−IP部32が構成され、TCP/IPプロトコルに従って他の機器との通信を行うことができるようになっている。
更に、ファクシミリ装置72,73においては、電子メール送信のための簡易電子メール転送プロトコル(SMTP)を実現するSMTP部33、電子メール受信のためのPOP3プロトコルを実現するPOP部34等が構成されている。
ファクシミリ装置72,73においては、上記ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによってインターネットファクシミリ制御部40が構成されている。このインターネットファクシミリ制御部40は、読取部11で読み取られてMH、MR、MMR等の圧縮形式で圧縮された画像データを適宜の画像フォーマット(例えば、公知のTIFF形式)で添付した電子メールを作成するとともに、後述のSMTPサーバ61にSMTPクライアントとして接続し、当該電子メールを送信することができる。なお、電子メールの作成は、例えば、公知のMIME規格及びBASE64規格に従って行えば良い。
また、上記インターネットファクシミリ制御部40はPOP3クライアントとして動作し、一定時間毎にPOP部34経由で後述のPOPサーバ60に接続するように構成されている。そして、当該ファクシミリ装置72,73宛ての電子メールを受信したときは、当該電子メールから画像データを取り出して展開し、記録部12で印刷できるようになっている。
前記LAN53には図示しないDNSサーバが接続されるとともに、POPサーバ60及びSMTPサーバ61が接続されている。また、前記LAN53は、データ中継のためのルータ56を介してインターネット52と相互に接続されている。
このファクシミリ装置72,73は、受信したファクシミリ原稿を更に自社の各部課のファクシミリ装置74,75,76又はパーソナルコンピュータ77,78,79に配信する配信機能を備えている。この配信機能は、ファクシミリ装置72,73に配信情報記憶部19を備えることで実現されている。
ABC火災保険会社側のファクシミリ装置72における配信情報記憶部19の設定内容を図7に示す。この図7に示すように、配信情報記憶部19では、送信元から受信したTSI(送信端末識別)信号と、配信先(中継先)のファクシミリ回線番号と、を対応付けてテーブル形式で記憶している。この配信テーブルに基づき、ファクシミリ装置72は、受信したTSI信号が例えば「1111」だった場合には、新規契約の部課のファクシミリ装置74(番号;075−123−1111)に、受信ファクシミリ原稿を自動配信するようになっている。
EFG生命保険会社側のファクシミリ装置73における配信情報記憶部19の設定内容を図8に示す。この図8に示すように、配信情報記憶部19では、送信元から受信したTSI信号と、配信先のメールアドレスと、を対応付けてテーブル形式で記憶している。この配信テーブルに基づき、ファクシミリ装置73は、受信したTSI信号が例えば「5555」だった場合には、契約事項変更の部課のパーソナルコンピュータ78(メールアドレス;5555@efg.jp)に、受信ファクシミリ原稿を自動配信するようになっている。
以上の構成で、XYZ保険代理店のファクシミリ装置71において短縮ボタン29又はワンタッチボタン30によって配信先が指定され、ファクシミリ送信操作がされる場合の制御を、図5を参照して説明する。
図5において、オペレータが短縮ボタン29又はワンタッチボタン30で送信先を指定し(S101)、送信スタートボタンを操作する(S102)。このとき、図3に示す操作部13のタッチパネル式ディスプレイ26には、設定情報記憶部14の記憶内容に基づき、指定された短縮ダイアル番号又はワンタッチダイアル番号に対応する名前が表示される。これにより、ファクシミリ装置71を操作する事務員が送信先を容易に確認できるようになっている。
今回は、顧客がXYZ保険代理店にABC火災保険会社の保険契約変更を依頼し、保険代理店の事務員がファクシミリ装置71を使用し、短縮ダイアル2番(即ち、ABC火災保険会社の契約変更部課)を指定してファクシミリ送信操作を行ったとする。すると、ファクシミリ装置71は原稿を読取部11で読み取って画データを作成し、画像記憶部16に記憶する(S103)。
その後、ファクシミリ装置71は送信先のファクシミリ回線番号に直ちにダイアルして接続する(S104)。図4に示すように、短縮ダイアル2番はファクシミリ回線番号が075−123−4567であるので、当該番号にダイアルすることになる。すると、ABC火災保険会社のファクシミリ装置72に着信し、ファクシミリ装置71,72の間で発呼トーン(CNG信号)と被呼局確認信号(CED信号)とが交換される。その後、着信側のファクシミリ装置72はNSF(Non−Standard Facilities、非標準性能)信号をダイアル元のファクシミリ装置71へ送信する。更に、ファクシミリ装置72は、被呼装置のファクシミリ受信能力を示すDIS(Digital Identification Signal、デジタル識別)信号を送信する。
ファクシミリ装置71は上記NSF信号及びDIS信号を受信すると(図5のS105)、NSF信号に含まれるベンダーコードを解析し、相手先のファクシミリ装置72の製造元メーカが自機と同一か否かを調べる(S106)。自機とメーカが同一であった場合は、短縮ダイアル2番に識別コードが設定されているか否かを調べる(S107)。今回の場合は、識別コード「2222」が設定されているので、この識別信号をTSI信号として送信する(S108)。なおS108の処理では、TSI信号と併せてDCS(Digital Command Signal、デジタル命令)信号を送信する。このDCS信号は、後続のファクシミリ通信の機能、能力を示す信号である。また、非標準手順(メーカ独自手順)を行う場合は、ファクシミリ装置71はNSS(Non−Standard facilities Set−up)信号を送信する。
一方、相手先のファクシミリ装置72の製造元メーカが自機と異なっていたり、識別コードが設定されていなかった場合は、ファクシミリ装置71は送信元側の番号(075−123−1234)を含んだ通常のTSI信号を送信する(S109)。なおS109の処理においては、TSI信号と併せて、上記DCS信号を送信する。
その後、画像記憶部16に記憶させておいた画データを送信し(S110)、送信処理を終了する。受信側のファクシミリ装置72では、受信したTSI信号が「2222」であるので、図7の配信テーブルに従い、075−123−2222のファクシミリ回線番号に自動的にダイアルして、ファクシミリ装置71から受信した原稿を更にファクシミリ装置75へ配信する。こうして、ファクシミリ装置71で送信したデータが、ファクシミリ装置72を経由して、ABC火災保険会社の契約事項変更を担当する部課のファクシミリ装置75で受信されることになる。
以上の構成により、XYZ保険代理店側では、各保険会社のファクシミリ装置72,73にファックスする際に、当該ファクシミリ装置72,73から配信させる配信先の担当部課を簡単な操作で切り換えることができる。
以上に説明したように、本実施形態のファクシミリ装置71の設定情報記憶部14(図4)は、配信先の名前と、送信先のファクシミリ回線番号と、その送信先から配信させる配信先を指定する識別コードと、の組合せからなる配信先情報を複数記憶可能に構成されている。また、ファクシミリ装置71は、前記設定情報記憶部14に記憶されている複数の配信先情報から配信先を選択することが可能な短縮ボタン29やワンタッチボタン30を備える。そして、短縮ボタン29やワンタッチボタン30で選択された配信先情報に基づき、送信先のファクシミリ回線番号にファクシミリ送信するとともに、そのときに前記識別コードをTSI信号として送信する(図5のS108)。
このファクシミリ装置71は、図7や図8に示すような配信テーブルを有し、TSI信号の内容に応じて他のファクシミリ装置に自動配信するファクシミリ装置72,73とともに用いるのに好適である。また、1台のファクシミリ装置で、短縮ボタン29やワンタッチボタン30で配信先(ファクシミリ装置74,75,76、パーソナルコンピュータ77,78,79)を簡単に指定して送信することができる。
また、前記ファクシミリ装置71は、送信先にファクシミリ送信する際に前記送信先から受信したNSF信号に基づいて、前記識別コードをTSI信号として送信するか、送信元番号の情報をTSI信号として送信するかを切り換えるように構成されている(図5のS105、S106、S108、S109)。
これにより、識別コードのような特殊な信号をTSI信号に埋め込んだ送信に送信先が対応しているか否かを自動的に判別し、識別コードの送信の有無を切り換えることができる。従って、自動配信機能を有しないファクシミリ装置(例えば、単なる家庭用のファクシミリ装置)に送信する場合でも、エラーを発生させることなく円滑に文書をやりとりすることができる。
また、前記ファクシミリ装置71は、前記短縮ボタン29又はワンタッチボタン30で選択された配信先情報に識別コードが指定されている場合は当該識別コードをTSI信号として送信し(S108)、指定されていない場合は送信元番号の情報をTSI信号として送信する(S109)ように構成されている。
これにより、配信先の識別コードを指定しない場合は送信元番号を含むTSI信号を送信し、通常のファクシミリ送信を行うことができる。即ち、配信先を指定する場合と指定しない場合の両方で用いることができ、汎用性の高いファクシミリ装置を提供することができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では図4に示すように、ファクシミリ装置71の設定情報記憶部14の配信先情報に、配信先の名前が含まれている。しかしながらこれに限らず、配信先情報において配信先の名前を省略し、ファクシミリ回線番号と識別コードの組合せだけとしても良い。
図5のS106の処理に代えて、送信先のファクシミリ装置から送信されてくるCSI(Called Subscriber Identification、被呼端末識別)信号に含まれる相手先の番号が、予めファクシミリ装置71に登録してある番号と一致した場合にのみ、識別コードをTSI信号として送信し、一致しない場合は送信元番号の情報をTSI信号として送信するように構成しても良い。
配信先情報を選択する手段としては、短縮ボタン29やワンタッチボタン30に限定されず、例えばタッチパネル式ディスプレイ26の画面に配信先情報の一覧を表示し、当該ディスプレイに手で触れることで配信先を選択するように構成することもできる。この場合、タッチパネル式ディスプレイ26が配信先選択手段に該当する。
図1で説明したファクシミリ装置71〜76は、ファクシミリ送受信機能以外に、例えばコピー機能やスキャナ機能、プリンタ機能等を備えた多機能周辺装置(Multi Function Peripheral)として構成することができる。
自動配信を行うファクシミリ装置72,73は、電話回線網を介したファクシミリ機能のみ、又は、電子メール型のインターネットファクシミリ機能のみを備える構成に変更することができる。また、ファクシミリサーバとして構成することもできる。
ファクシミリ装置71は、保険代理店の場合に限らず、取引先がファクシミリ自動配信ネットワークを備えている場合であれば広く使用することができる。例えば、旅行代理店、不動産業者等の様々な業種で使用することが考えられる。
14 設定情報記憶部(記憶手段)
29 短縮ボタン(配信先選択手段)
30 ワンタッチボタン(配信先選択手段)
71 ファクシミリ装置
29 短縮ボタン(配信先選択手段)
30 ワンタッチボタン(配信先選択手段)
71 ファクシミリ装置
Claims (3)
- 送信先のファクシミリ回線番号と、その送信先から配信させる配信先を指定する配信先指定情報と、の組合せを含む配信先情報を複数記憶可能な記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数の配信先情報から配信先を選択することが可能な配信先選択手段と、
を備え、
前記配信先選択手段で選択された配信先情報に基づき、送信先のファクシミリ回線番号にファクシミリ送信するとともに、そのときに前記配信先指定情報をTSI信号として送信することを特徴とするファクシミリ装置。 - 請求項1に記載のファクシミリ装置であって、
送信先にファクシミリ送信する際に前記送信先から受信した信号に基づいて、前記配信先指定情報をTSI信号として送信するか、送信元番号の情報をTSI信号として送信するかを切り換えることを特徴とするファクシミリ装置。 - 請求項1又は2に記載のファクシミリ装置であって、
前記配信先選択手段で選択された配信先情報に配信先指定情報が指定されている場合は当該配信先指定情報をTSI信号として送信し、指定されていない場合は送信元番号の情報をTSI信号として送信することを特徴とするファクシミリ装置。
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