JP2008259086A - ファクシミリ装置及び着信動作設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファクシミリ呼出信号(CI信号,1300Hz信号など)の種別を検出し、検出結果に応じて着信動作を自動的に設定するファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ装置13は、種別の異なる複数の呼出信号(CI信号,1300Hz信号)に対応し、複数の呼出信号のいずれかを着信させる。ファクシミリ装置13は、回線12からの1300Hz信号を検出する1300Hz検出部137と、回線12からのCI信号を検出するCI検出部138と、1300Hz検出部137あるいはCI検出部138で検出した呼出信号の種別(1300Hz,CI信号)に応じて着信動作を設定する制御部139とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】ファクシミリ装置13は、種別の異なる複数の呼出信号(CI信号,1300Hz信号)に対応し、複数の呼出信号のいずれかを着信させる。ファクシミリ装置13は、回線12からの1300Hz信号を検出する1300Hz検出部137と、回線12からのCI信号を検出するCI検出部138と、1300Hz検出部137あるいはCI検出部138で検出した呼出信号の種別(1300Hz,CI信号)に応じて着信動作を設定する制御部139とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、ファクシミリ装置及び着信動作設定方法、より詳細には、種別の異なる複数のファクシミリ呼出信号(CI信号,1300Hz信号など)に対応したファクシミリ装置及び該装置による着信動作設定方法に関する。
ITU-T勧告において、14.4kbpsを超える33.6kbpsまでのモデムの規格がV.34として勧告されている。そして、このV.34をファクシミリ装置の通信手順に適用する規格として、ITU-T勧告T.30が規定されている。
ITU-T勧告T.30において、着信したファクシミリ装置は、ANSam信号を相手先のファクシミリ装置に対して所定期間送出し、ITU-T勧告V.8に準じた通信手順が成立しなかった場合には、所定の無音期間の後、NSF信号及びDIS信号を送出する。このDIS信号には、ITU-T勧告V.8に規定する通信手順に基づいて通信する能力があるか否かを示す情報が含まれる。
そして、DIS信号を受信した送信側のファクシミリ装置は、DIS信号に基づいて受信側のファクシミリ装置にITU-T勧告V.8に規定する通信能力があるか否かを判断し、その能力があると判断した場合、CI信号を送出する。このCI信号を受信したファクシミリ装置はANSam信号を送出した後、ITU-T勧告V.34に規定する通信手順に基づいて通信ができるか否かを判断し、通信可能であれば、各ファクシミリ装置間においてITU-T勧告V.34に規定する通信手順に基づく通信に移行する(例えば、特許文献1参照)。
上記ITU-T勧告V.8に規定されるように、一般電話回線を利用するファクシミリ通信の場合、通常16HzのCI信号が呼出信号として用いられる。
一方、NTT(日本電信電話株式会社)からファクシミリ専用回線を利用したFAXサービスが提供されている。このFAXサービスによれば、FAXを簡単な操作で複数箇所に一斉送信する一斉同報通信機能や、相手先が通話中のときに自動的に再送信する自動再送信機能などを利用することができる。このファクシミリ専用回線を利用するファクシミリ通信の場合、1300Hzの呼出信号が用いられる。
ファックス機能を有するデジタル複合機(MFP)などのファクシミリ装置の中には、種別の異なるCI信号と1300Hz信号の両方に対応し、いずれか一方を着信できるようにしたものがある。このようなファクシミリ装置を設置する際、作業担当者は交換機/TA等からの呼出信号がCI信号か、1300Hz信号なのかを調べた上で、それに合わせて、ソフトSWの切り換え等によりファクシミリ装置の着信動作を設定していた。
特開2002−218191号公報
しかしながら、ファクシミリ装置を設置する際の着信動作の設定においては、作業担当者による呼出信号の確認不備や、ファクシミリ装置の設定間違いなどの人為的なミスにより、ファクシミリの着信ができないといったクレームがサービスセンター等に寄せられ、問題になっていた。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、ファクシミリ呼出信号(CI信号,1300Hz信号など)の種別を検出し、検出結果に応じて着信動作を自動的に設定するファクシミリ装置及び該装置による着信動作設定方法を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、種別の異なる複数の呼出信号に対応し、複数の呼出信号のいずれかを着信させるファクシミリ装置であって、回線からの呼出信号の種別を検出する信号種別検出手段と、検出した呼出信号の種別に応じて着信動作を設定する着信動作設定手段とを備えることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、信号種別検出手段により検出した信号種別を表示する表示手段と、表示手段に表示された信号種別で着信動作を設定するかどうかの決定操作を行うための操作手段とを備え、着信動作設定手段は、ユーザが操作手段から決定操作を行うと、表示手段に表示された信号種別で着信動作を設定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、信号種別検出手段は、公衆電話回線からのCI信号、あるいは、ファクシミリ専用回線からの1300Hz信号を検出することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、信号種別検出手段によりCI信号を検出した場合、CI信号の検出周波数及び/又はON/OFFのタイミングを示すケーデンスに基づいて、CI信号が検出範囲外であるかどうかを判定するCI信号検出範囲判定手段を備え、CI信号検出範囲判定手段は、CI信号が検出範囲外であると判定した場合、その旨を表示手段に表示させ、着信動作設定手段は、ユーザが操作手段から決定操作を行うと、表示手段に表示されたCI信号で着信動作を設定することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、種別の異なる複数の呼出信号に対応し、複数の呼出信号のいずれかを着信させるファクシミリ装置による着信動作設定方法であって、回線からの呼出信号の種別を検出するステップと、検出した呼出信号の種別に応じて着信動作を設定するステップとを備えることを特徴としたものである。
本発明によれば、ファクシミリ呼出信号(CI信号,1300Hz信号など)の種別を検出し、検出結果に応じて着信動作を自動的に設定できるため、作業担当者による人為的なミス(例えば、呼出信号の種別を間違える、ファクシミリ装置側の設定を間違える、など)を防止し、着信動作の設定作業を簡単且つ確実に行うことができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のファクシミリ装置の好適な実施形態について説明する。本発明に係るファクシミリ装置の主たる特徴部分は、ファクシミリ呼出信号(CI信号,1300Hz信号など)の種別を検出し、検出結果に応じて着信動作を自動的に設定することにある。なお、ファクシミリ装置としては、種別の異なる複数のファクシミリ呼出信号に対応した装置であればよく、ファクシミリ機能を備えたデジタル複合機(MFP)などであってもよい。
図1は、本発明のファクシミリ装置の公衆電話回線への接続例を説明するための図で、図中、10は公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)、11はTAもしくはPBX等の交換機11(以下、TA/交換機11)、12は回線、13はファクシミリ装置を示す。PSTN10に接続されたTA/交換機11の内線側にファクシミリ装置13が接続されており、TA/交換機11がPSTN10からの呼び出しを受けると、TA/交換機11の内線側のファクシミリ装置13を呼び出すため、回線12に呼出信号を送出する。このときの呼出信号は、通常の呼出信号(CI信号)と、ファクシミリ専用回線網の呼出信号(1300Hz信号)の2種類が存在する。なお、呼出信号の種別は、これらの種別に限定されるものではなく、種別の異なる複数の呼出信号に対応することができる。
図2は、図1に示すファクシミリ装置13の内部構成例を示すブロック図である。図中、ファクシミリ装置13は、操作・表示部131、スキャナ部132、印字部133、画像メモリ部134、回線制御部135、モデム136、1300Hz検出部137、CI検出部138、及び制御部139を備える。
ファクシミリ装置13は、ファクシミリ専用回線網によるファクシミリ通信を行うためのG3,G4方式のファクシミリ機能と、公衆電話網による通常のファクシミリ通信を行うためのITU-T勧告V.8に規定されるファクシミリ機能とを備える。ファクシミリ送信する場合、スキャナ部132により読み取られた画像データはファクシミリ通信規格で定められている符号化方式(MH,MR,MMRなど)に従って符号化された後、この符号化データが相手先のファクシミリ装置に送信される。この際、画像メモリ部134は、スキャナ部132で読み取った画像データを必要に応じて記憶する。また、ファクシミリ受信する場合、相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データは画像データに復号され、この画像データが印字部133から印字出力される。
以下、ファクシミリ装置13の各部について説明する。
操作・表示部131は、ファクシミリ装置13に係る各種情報を表示するための液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示部と、ファクシミリ装置13を操作するために必要な各種操作キーやテンキーなどを備えた操作部とから構成される。なお、表示部をタッチパネル方式にすることで、操作部が備える少なくとも一部のキーを表示部と一体的に備えるようにしてもよい。また、操作・表示部131は、FAXの相手先番号を入力したり、シミュレーションモード(後述)に移行するためのキー入力を行い、さらに、後述の図4及び図5に示す各種画面を表示したり、各種設定値を表示することができる。
操作・表示部131は、ファクシミリ装置13に係る各種情報を表示するための液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示部と、ファクシミリ装置13を操作するために必要な各種操作キーやテンキーなどを備えた操作部とから構成される。なお、表示部をタッチパネル方式にすることで、操作部が備える少なくとも一部のキーを表示部と一体的に備えるようにしてもよい。また、操作・表示部131は、FAXの相手先番号を入力したり、シミュレーションモード(後述)に移行するためのキー入力を行い、さらに、後述の図4及び図5に示す各種画面を表示したり、各種設定値を表示することができる。
スキャナ部132は、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)などを用いて原稿を読み取り、白黒2値に変換した画像データを出力する。
印字部133は、他のファクシミリ装置から受信した画像データを、電子写真方式などにより用紙に印字出力する。
画像メモリ部134は、スキャナ部132によって読み取られた画像データや、各種の設定値を記憶するための不揮発性メモリである。また、この画像メモリ部134には、ファクシミリ装置を動作させるために必要な制御プログラムやデータなどが格納される。
回線制御部135は、回線12の閉結及び開放の動作を行い、自動ダイヤル機能などを備えるハードウェア回路であり、必要に応じてモデム136を回線12に接続する。
モデム136は、回線12に接続され、制御部139からの制御に従って、ファクシミリ通信用のFAXモデムとして機能する。
印字部133は、他のファクシミリ装置から受信した画像データを、電子写真方式などにより用紙に印字出力する。
画像メモリ部134は、スキャナ部132によって読み取られた画像データや、各種の設定値を記憶するための不揮発性メモリである。また、この画像メモリ部134には、ファクシミリ装置を動作させるために必要な制御プログラムやデータなどが格納される。
回線制御部135は、回線12の閉結及び開放の動作を行い、自動ダイヤル機能などを備えるハードウェア回路であり、必要に応じてモデム136を回線12に接続する。
モデム136は、回線12に接続され、制御部139からの制御に従って、ファクシミリ通信用のFAXモデムとして機能する。
1300Hz検出部137は、ファクシミリ専用回線網からの呼出信号(1300Hz信号)を検出し、その検出結果を制御部139に通知する。CI検出部138は、通常の公衆電話網からの呼出信号(CI信号)を検出し、その検出結果を制御部139に通知する。これら1300Hz検出部137とCI検出部138は、本発明の信号種別検出手段に相当し、回線12からの呼出信号の種別を検出する。
制御部139は、CPUや、該CPUの作業用領域として使用されるRAMなどで構成され、上述の各部、すなわち、操作・表示部131,スキャナ部132,印字部133,画像メモリ部134,モデム136,1300Hz検出部137,及びCI検出部138と接続され、これらを制御する。また、制御部139は、本発明の着信動作設定手段に相当し、1300Hz検出部137あるいはCI検出部138により検出された呼出信号の種別に応じて着信動作を設定する。具体的には、呼出信号(1300Hz信号か、CI信号か)の検出結果に基づいて、検出した呼出信号を着信できるように設定値を切り換えるなどの処理を行う。なお、各呼出信号に対応した設定値は予め画像メモリ部134に記憶されている。
回線12からの呼出信号が、1300Hz検出部137あるいはCI検出部138で検出された場合、制御部139は、モデム136を通じて回線12を捕捉するため、回線制御部135に回線12を閉結するように指示する。回線捕捉後は、モデム136によってファクシミリの送受信が行われる。
また、後述の図4に示すように、操作・表示部131が、1300Hz検出部137あるいはCI検出部138により検出された呼出信号の種別を表示するようにしてもよい。この場合、操作・表示部131は、操作・表示部131に表示された信号種別で着信動作を設定するかどうかの決定操作を行うための「OK」ボタン(及び「キャンセル」ボタン)を表示する。制御部139は、ユーザ(すなわち、作業担当者)が「OK」ボタンを押下して決定操作を行うと、操作・表示部131に表示された信号種別で着信動作を設定する。
また、制御部139は、本発明のCI信号検出範囲判定手段として機能する。1300Hz検出部137あるいはCI検出部138によりCI信号を検出した場合、CI信号の検出周波数及び/又はON/OFFのタイミングを示すケーデンスに基づいて、CI信号が検出範囲外であるかどうかを判定する。制御部139は、CI信号が検出範囲外であると判定した場合、後述の図5に示すように、その旨を操作・表示部131に表示させ、作業担当者が「OK」ボタンを押下して決定操作を行うと、操作・表示部131に表示されたCI信号及びその検出範囲で着信動作を設定する。
通常、CI信号の周波数は、12〜20Hz程度が基準値とされ、この範囲に入らないCI信号は検出範囲外と判定される。また、CI信号のON/OFFのタイミングを示すケーデンスは、ケーデンスのON時間が0.6〜1.5sec程度が基準値とされ、ケーデンスのOFF時間が0.7〜5.0sec程度が基準値とされる。ケーデンスについても検出周波数と同様に、これらの検出範囲に入らないCI信号は検出範囲外と判定される。なお、図5に示す確認画面は、CI信号の検出周波数、ケーデンスのON時間、OFF時間のいずれかが検出範囲外であれば、判定結果と共に表示される。
図3は、本発明のファクシミリ装置13による着信動作設定方法の一例を説明するためのフロー図である。本例は図2に示したファクシミリ装置13の構成に基づいて説明する。まず、ファクシミリ装置13を設置する際に、作業担当者が操作・表示部131を操作して、ファクシミリ装置13をシミュレーションモード(呼出信号種別確認モード)に移行させる(ステップS1)。作業担当者は、携帯電話機等を用いて、ファクシミリ装置13を設置した回線12を呼び出す(ステップS2)。
次に、ファクシミリ装置13は、TA/交換機からの呼出信号を検出したかどうかを判定し(ステップS3)、TA/交換機からの呼出信号を検出した場合(YESの場合)、検出した呼出信号の種別を判定する(ステップS4)。また、ステップS3において、TA/交換機からの呼出信号が検出されない場合(NOの場合)、ステップS3で処理を繰り返す。
次に、ファクシミリ装置13は、ステップS4における呼出信号の種別判定処理において、その呼出信号が通常のCI信号であるかどうか判定する(ステップS5)。呼出信号がCI信号であると判定した場合(YESの場合)、そのCI信号がデフォルトの検出範囲内に入っているかどうかを判定する(ステップS6)。ここで、検出範囲内であった場合(YESの場合)、ファクシミリ装置13は、操作・表示部131に、図4(B)に示す確認画面を表示させ、通常時のファクシミリ着信動作をCI信号によってのみ許可するかどうか設定の可否を確認する(ステップS7)。
ファクシミリ装置13は、図4(B)に示す確認画面から、作業担当者により「OK」ボタンが押下されたかどうかを判定し(ステップS8)、「OK」ボタンが押下されると(YESの場合)、CI信号による着信動作の許可を認識し、通常時のファクシミリ着信動作をCI信号によってのみに設定し、シミュレーションモードの動作を終了する(ステップS9)。また、ステップS8において、「OK」ボタンが押下されない場合(NOの場合)、「キャンセル」ボタンが押下されたかどうかを判定し(ステップS10)、「キャンセル」ボタンが押下されると(YESの場合)、着信動作の設定を変更せずに、そのまま終了する。また、ステップS10において、「キャンセル」ボタンが押下されないと(NOの場合)、ステップS8に戻り処理を繰り返す。
また、ファクシミリ装置13は、ステップS5において、呼出信号がCI信号でないと判定した場合(NOの場合)、その呼出信号が1300Hz信号であるかどうか判定する(ステップS11)。呼出信号が1300Hz信号であると判定した場合(YESの場合)、ファクシミリ装置13は、操作・表示部131に、図4(A)に示す確認画面を表示させ、通常時のファクシミリ着信動作を1300Hz信号によってのみ許可するかどうか設定の可否を確認する(ステップS12)。
ファクシミリ装置13は、図4(A)に示す確認画面から、作業担当者により「OK」ボタンが押下されたかどうかを判定し(ステップS13)、「OK」ボタンが押下されると(YESの場合)、1300Hz信号による着信動作の許可を認識し、通常時のファクシミリ着信動作を1300Hz信号によってのみに設定し、シミュレーションモードの動作を終了する(ステップS14)。また、ステップS13において、「OK」ボタンが押下されない場合(NOの場合)、「キャンセル」ボタンが押下されたかどうかを判定し(ステップS15)、「キャンセル」ボタンが押下されると(YESの場合)、着信動作の設定を変更せずに、そのまま終了する。また、ステップS15において、「キャンセル」ボタンが押下されないと(NOの場合)、ステップS13に戻り処理を繰り返す。
また、ファクシミリ装置13は、ステップS11において、呼出信号が1300Hz信号でないと判定した場合(NOの場合)、そのまま終了する。ここで、1300Hz信号の場合、±20Hzが検出範囲とされるため、ステップS11において、この検出範囲に入らない信号は、CI信号でも、1300Hz信号でもないと判定され、これら以外のノイズ等と見なされる。
また、ファクシミリ装置13は、ステップS6において、CI信号であって、且つCI信号が検出範囲内ではないと判定した場合(NOの場合)、操作・表示部131に、図5に示す確認画面を表示させ、CI信号の検出波形、検出周波数、ケーデンス時間(ON時間,OFF時間)を表示し、通常時のファクシミリ着信動作をこの条件のCI信号によって許可するかどうか設定の可否を確認する(ステップS15)。
ファクシミリ装置13は、図5に示す確認画面から、作業担当者により「OK」ボタンが押下されたかどうかを判定し(ステップS16)、「OK」ボタンが押下されると(YESの場合)、CI信号による着信動作の許可を認識し、通常時のファクシミリ着信動作をCI信号によってのみに設定すると共に、CI信号の検出範囲を変更し、シミュレーションモードの動作を終了する(ステップS17)。また、ステップS16において、「OK」ボタンが押下されない場合(NOの場合)、「キャンセル」ボタンが押下されたかどうかを判定し(ステップS18)、「キャンセル」ボタンが押下されると(YESの場合)、着信動作の設定を変更せずに、そのまま終了する。また、ステップS18において、「キャンセル」ボタンが押下されないと(NOの場合)、ステップS16に戻り処理を繰り返す。
図4は、操作・表示部131に表示される呼出信号の確認画面の一例を示す図である。図4(A)は、図3に示すステップS12において操作・表示部131に表示される確認画面の一例を示し、1300Hz信号が検出された場合の画面例である。また、図4(B)は、図3に示すステップS7において操作・表示部131に表示される確認画面の一例を示し、CI信号が検出された場合の画面例である。
図5は、図3に示すステップS15において操作・表示部131に表示される確認画面の一例を示す図である。図3に示すステップS6において、CI信号が検出範囲外であった場合、操作・表示部131に、検出波形、検出周波数、ケーデンス時間(ON時間,OFF時間)を表示し、作業担当者は、この確認画面から、通常時のファックス着信動作をこの条件のCI信号によって許可するかどうかを決定する。なお、前述したように、CI信号の周波数は12〜20Hz程度が基準値とされ、CI信号のケーデンスのON時間は0.6〜1.5sec程度が基準値とされ、ケーデンスのOFF時間は0.7〜5.0sec程度が基準値とされる。従って、本例の場合、検出周波数がNG(24Hzで検出範囲外)、ケーデンスのON時間がNG(0.50secで検出範囲外)、ケーデンスのOFF時間がOK(2.05secで検出範囲内)と判定される。
ここで、CI信号と1300Hz信号の波形の一例を図6に示す。図6(A)はCI信号の波形を示し、図6(B)は1300Hz信号の波形を示す。前述したように、CI信号はCI検出部138によって検出され、1300Hz信号は1300Hz検出部137によって検出される。
以上説明したように、本発明によれば、ファクシミリ呼出信号(CI信号,1300Hz信号など)の種別を検出し、検出結果に応じて着信動作を自動的に設定できるため、作業担当者による人為的なミス(例えば、呼出信号の種別を間違える、ファクシミリ装置側の設定を間違える、など)を防止し、着信動作の設定作業を簡単且つ確実に行うことができる。
10…公衆交換電話網(PSTN)、11…TA/交換機、12…回線、13…ファクシミリ装置、131…操作・表示部、132…スキャナ部、133…印字部、134…画像メモリ部、135…回線制御部、136…モデム、137…1300Hz検出部、138…CI検出部、139…制御部。
Claims (5)
- 種別の異なる複数の呼出信号に対応し、該複数の呼出信号のいずれかを着信させるファクシミリ装置であって、
回線からの呼出信号の種別を検出する信号種別検出手段と、該検出した呼出信号の種別に応じて着信動作を設定する着信動作設定手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記信号種別検出手段により検出した信号種別を表示する表示手段と、該表示手段に表示された信号種別で着信動作を設定するかどうかの決定操作を行うための操作手段とを備え、
前記着信動作設定手段は、ユーザが前記操作手段から決定操作を行うと、前記表示手段に表示された信号種別で着信動作を設定することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。 - 前記信号種別検出手段は、公衆電話回線からのCI信号、あるいは、ファクシミリ専用回線からの1300Hz信号を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ装置。
- 前記信号種別検出手段によりCI信号を検出した場合、該CI信号の検出周波数及び/又はON/OFFのタイミングを示すケーデンスに基づいて、前記CI信号が検出範囲外であるかどうかを判定するCI信号検出範囲判定手段を備え、
前記CI信号検出範囲判定手段は、前記CI信号が検出範囲外であると判定した場合、その旨を前記表示手段に表示させ、
前記着信動作設定手段は、ユーザが前記操作手段から決定操作を行うと、前記表示手段に表示された前記CI信号で着信動作を設定することを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。 - 種別の異なる複数の呼出信号に対応し、該複数の呼出信号のいずれかを着信させるファクシミリ装置による着信動作設定方法であって、
回線からの呼出信号の種別を検出するステップと、該検出した呼出信号の種別に応じて着信動作を設定するステップとを備えることを特徴とする着信動作設定方法。
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