JP2008258810A - 送信制御検査回路 - Google Patents

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    • H04L25/40Transmitting circuits; Receiving circuits
    • H04L25/45Transmitting circuits; Receiving circuits using electronic distributors

Abstract

【課題】タイミング検査を容易且つ短時間に行い、他の回路の動作に影響を与えることなく、消費電力を削減する。
【解決手段】送信装置のDSRCベースバンド回路内に設けられる送信制御検査回路では、“1”検出カウンタ21、“0”検出カウンタ22、及びデータ正当性判断回路24により、送信データTX_DI_Oにおけるデータの正当性の判別が可能となる。これに加え、送信イネーブルカウンタ23、及び送信開始タイミング一致判定回路25により、送信イネーブル信号TXW_N_Oと送信データTX_DI_Oの送信開始タイミングの判定が可能となる。更に、送信終了タイミング判定回路27により、送信データのスロット種別毎の終了タイミングの判定が可能となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、送信装置において、ディジタル信号からなる送信制御信号と、この送信制御信号により送信の可否が制御されるディジタル信号からなる送信信号と、の位相仕様が設定値通りの位相関係になっているか否かを検査する送信制御検査回路に関し、例えば、通信装置における狭域通信(Dedicated Short Range Communication、以下「DSRC」という。)ベースバンド回路から出力される送信データ及び送信イネーブル信号との位相仕様が設定値(先行タイミング設定値又は遅延タイミング設定値)通りの位相関係になっているか否かを検査する送信制御検査回路に関するものである。
DSRCは、例えば、下記の特許文献1等に記載されているように、高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems、以下「ITS」という。)の路車間無線通信で用いる技術であり、電波の到達距離が数mで、Mビット/秒クラスの速度を実現できる。例えば、自動料金収受システム(Electronic Toll Collection System、以下「ETC」という。)、道路交通情報の提供、車間通信等で用いられる。
特開2005−303385号公報
この特許文献1には、DSRC通信回路及び通信方法において、送信タイミングを調整する技術が記載されている。
図16は、従来のDSRC送信装置を示す概略の構成図である。
DSRC通信装置は、送信装置と受信装置とにより構成されるが、図16では送信装置のみが示されている。
このDSRC送信装置は、DSRCプロトコルに従い、ディジタル信号(例えば、送信データTX_DI_O及び送信イネーブル信号TXW_N_O)を出力するDSRCベースバンド回路1と、このDSRCベースバンド回路1に接続されて高周波(以下「RF」という。)の送受信を行うRF部回路2と、このRF部回路2に接続されて無線電波の送受を行うアンテナ3とを備えている。
ベースバンド信号とは、変調前の信号及び復調後の信号であり、この信号を扱う回路をベースバンド回路という。DSRCベースバンド回路1では、送信データTX_DI_Oと共に、送信の開始及び終了タイミングを示す送信イネーブル信号TXW_N_OをRF部回路2へ送出する。DSRCベースバンド回路1は、送信イネーブル信号TXW_N_Oが論理“0”の時が送信、“1”の時が受信モードである。受信モード時は、送信データ出力は“0”を出力する回路になっている。RF部回路2には、図示しないが、変復調回路(以下「モデム」という。)が設けられ、このモデムによって送信データTX_DI_Oを変調して送信信号を生成した後、アンテナ3から無線電波を放射する構成になっている。
例えば、電波産業会(ARIB)標準規格の狭域通信システム(STD−T75)で規定されている、送出されるデータの種類としては、メッセージデータチャネル(MDC)、アックチャネル(ACKC)、アクチベーションチャネル(ACTC)、ワイヤレスコールナンバーチャネル(WCNC)と数種類あり、それぞれ送出するデータの幅が異なる。
又、当規格では、振幅シフト・キーイング(Amplitude Shift Keying、以下「ASK」という。)又は4位相偏移変調(Quadriphase Phase Keying、以下「QPSK」という。)の両変調方式でデータ送出することになっている。ASKは、1ビット当たり1MHz周期の信号で、そのデータの先頭には、プリアンブル(以下「PR」という。)と呼ばれる“101010・・・”の信号が送出される規定になっている。一方、QPSKは、1ビット当たり4MHz周期の信号で、“10011001・・・”で構成されるPRデータが先頭に送出される。
なお、本明細書に記載された、「0x」は16進数表記、「’b」は2進数表記の数値である。
従来の図16のDSRCベースバンド回路1が搭載された送信装置において、送信データTX_DI_Oと送信イネーブル信号TXW_N_Oは、後段のRF部回路2に送信の開始タイミング、終了タイミングを知らせるため、DSRCベースバンド回路以降のRF部回路2内の図示しない変調回路、及びRF部回路2の遅延時間を考慮しない場合、両者の位相は一致している必要がある。
実際には、RF部回路2内の図示しない変調回路、及びRF部回路2は、送信データTX_DI_Oを受けてから送信可能な状態になるまでにある程度時間が掛かるため、これらの遅延時間を考慮して、送信データTX_DI_Oの開始タイミングに対して、先行タイミング設定値分先に送信イネーブル信号TXW_N_Oを送信モードにしておく必要がある。又、送信データTX_DI_Oの終了タイミングに対して、遅延タイミング設定値分遅く送信イネーブル信号TXW_N_Oを受信モードにする必要がある。
しかしながら、従来の技術では、送信データTX_DI_Oの各種、及び時分割で送信データTX_DI_Oが複合して送出された場合のデータ位相一致性を検査するには、オシロスコープ4で送信データTX_DI_Oと送信イネーブル信号TXW_N_Oを監視(モニタ)し、目視で一致がどうか判断しているため、送信装置の検査に時間を要している。
又、データ位相一致性を自動的に検査させるハードウェアを具備させるにしても、DSRCベースバンド回路1の動作に影響を与えないよう、消費電力を抑制する必要がある。
これらの課題を解決するために、前記特許文献1の技術を利用することも考えられるが、しかし、前記特許文献1は、DSRC通信において単に送信タイミングを調整することが記載されているだけであるため、この技術を適用して前記の課題を解決することが困難であった。
本発明の送信制御検査回路は、ディジタル信号からなる送信制御信号により送信の可否が制御されるディジタル信号からなる送信信号の論理“1”及び論理“0”を検出してこの検出結果をカウント(計数)し、第1のカウント結果を出力する第1のカウント手段と、前記第1のカウント結果に基づき、前記送信信号におけるデータの正当性を判断して判断結果を出力するデータ正当性判断回路と、前記送信制御信号の数をカウントして第2のカウント結果を出力する第2のカウント手段と、前記判断結果に基づき、前記第2のカウント結果から、送信開始タイミングが前記送信制御信号と一致しているか否かを判定して第1の判定結果を出力する送信開始タイミング一致判定回路とを有することを特徴とする。
本発明の送信制御検査回路によれば、第1のカウント手段、及びデータ正当性判断回路を有しているので、送信信号におけるデータの正当性の判別が可能となる。これに加え、第2のカウント手段、及び送信開始タイミング一致判定回路を有しているので、送信制御信号と送信信号におけるデータ送信開始タイミングとの一致/不一致の判定が可能になる。従って、タイミング検査を容易且つ短時間に行うことができる。しかも、検査時のみ、送信制御信号を活性化して検査動作を行うので、他の回路の動作に影響を与えることなく、消費電力を削減できる。
送信制御検査回路は、ディジタル信号からなる送信制御信号(例えば、送信イネーブル信号)により送信の可否が制御されるディジタル信号からなる送信信号(例えば、送信データ)の論理“1”及び論理“0”を検出してこの検出結果をカウントし、第1のカウント結果を出力する第1のカウント手段と、前記第1のカウント結果に基づき、前記送信信号におけるデータの正当性を判断して判断結果を出力するデータ正当性判断回路と、前記送信制御信号の数をカウントして第2のカウント結果を出力する第2のカウント手段と、前記判断結果に基づき、前記第2のカウント結果から、送信開始タイミングが前記送信制御信号と一致しているか否かを判定して第1の判定結果を出力する送信開始タイミング一致判定回路と、前記判断結果が「正当」であるときには、前記第1のカウント結果のビット数をカウントして第3のカウント結果を出力する第3のカウント手段と、スロット種別情報に基づき、前記第3のカウント結果から、送信終了タイミングが前記送信制御信号と一致しているか否かを判定して第2の判定結果を出力する送信終了タイミング判定回路とを有している。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1におけるDSRC通信装置の概略を示す構成図である。
このDSRC通信装置は、送信装置及び受信装置により構成されているが、本発明の対象は送信装置であるため、送信装置について詳細に説明し、受信装置については簡単に説明する。
図2のDSRC通信装置は、DSRCプルトコルに従い、送信データTX_DI_O、及び送信イネーブル信号TXW_N_Oを出力すると共に、受信信号S50を入力するDSRCベースバンド回路10と、このDSRCベースバンド回路10に接続されたRF部回路40と、このRF部回路40に接続されたアンテナ60とを備えている。
DSRCベースバンド回路10は、送信イネーブル信号TXW_N_Oが論理“0”の時が送信モード、“1”の時が受信モードであり、受信モード時は、送信データ出力は“0”を出力する。このDSRCベースバンド回路10内には、送信制御検査回路20が設けられている。送信制御検査回路20は、DSRCベースバンド回路本体から出力される送信データTX_DI_O、送信イネーブル信号TXW_N_O、及びスロット種別情報ACT_CODE[2:0]を入力し、送信開始判定結果txst_ok、及び送信終了判定結果txend_okを出力する回路である。スロット種別情報ACT_CODEは、データ送出されているスロット番号に対応してスロット種別を示す信号である。
RF部回路40は、内部にモデム50が設けられている。送信モードの時は、DSRCベースバンド回路10から出力される送信イネーブル信号TXW_N_Oが“0”となり、DSRCベースバンド回路10から出力される送信データTX_DI_Oをモデム50により変調して送信信号を生成した後、アンテナ60から無線電波を放射する。受信モードの時は、アンテナ60からの受信電波を、RF部回路40にて受信してモデム50により復調し、この復調したディジタル信号からなる受信信号S50をDSRCベースバンド回路10へ出力する構成になっている。
DSRCベースバンド回路10は、この回路全体をプログラム制御する中央処理装置(以下「CPU」という。)等により構成された制御部11と、この制御部11に接続されてアクセスされ、DSRCプロトコルのアプリケーションプログラムが格納されたプログラムメモリ12と、制御部11に接続されてアクセスされ、ワーキングデータ等を格納するデータメモリ13と、制御部11に接続された送受信用制御回路14と、この送受信用制御回路14等に接続された送信制御検査回路20等とを備えている。
送受信用制御回路14は、DSRCプロトコルに従い、制御部11により制御され、送信処理を行い、送信データTX_DI_O及び送信イネーブル信号TXW_N_Oをモデム50へ出力すると共に、送信データTX_DI_O、送信イネーブル信号TXW_N_O、及びスロット種別情報ACT_CODE[2:0]を送信制御検査回路20へ出力し、又、モデム50からの受信信号S50を入力して受信処理を行う回路である。
図1は、本発明の実施例1における図2中の送信制御検査回路20を示す概略の構成図である。
この送信制御検査回路20は、送信制御信号(例えば、送信イネーブル信号)TXW_N_Oと送信信号(例えば、送信データ)TX_DI_Oとを入力する第1のカウント手段と、送信イネーブル信号TXW_N_Oをカウントする第2のカウント手段とを有している。第1のカウント手段は、例えば、送信イネーブル信号TXW_N_O及び送信データTX_DI_Oを入力して論理“1”を検出し、その数をカウントしてカウント結果det1を出力するための6ビット(bit)の“1”検出カウンタ21と、送信イネーブル信号TXW_N_O及び送信データTX_DI_Oを入力して論理“0”を検出し、その数をカウントしてカウント結果det0を出力するための6bitの“0”検出カウンタ22とにより構成されている。第2のカウント手段は、例えば、送信イネーブル信号TXW_N_Oを入力し、その数をカウントしてカウント結果txena_cntを出力するための8bitの送信イネーブルカウンタ23により構成されている。
“1”検出カウンタ21及び“0”検出カウンタ22の出力側には、データ正当性判断回路24が接続され、このデータ正当性判断回路24の出力側と送信イネーブルカウンタの出力側とに、送信開始タイミング一致判定回路25が接続されている。データ正当性判断回路24は、カウント結果det1及びカウント結果detを入力して送信すべきデータの正当性を判断して判断結果data_ok_dif及びdata_okを出力する回路である。送信開始タイミング一致判定回路25は、判断結果data_ok_difに基づき、カウント結果txena_cntが所定の設定値と一致するか否かの判定を行って送信開始判定結果txst_okを出力端子28へ出力する回路である。
更に、“1”検出カウンタ21、“0”検出カウンタ22、及びデータ正当性判断回路24の出力側には、第3のカウント手段(例えば、10bitのビットカウンタ)26が接続されている。ビットカウンタ26は、カウント結果det1,det0に基づき、判断結果data_okのビット数をカウントしてカウント結果frm_cntを出力するものであり、この出力側に、送信終了タイミング判定回路27が接続されている。送信終了タイミング判定回路27は、カウント結果frm_cnt、及びスロット種別情報ACT_CODE[2:0]に基づき、送信終了のタイミングが設定値と一致しているか否かの判定を行い、送信終了判定結果txend_okを出力端子29へ出力する回路である。
出力端子28は、例えば、抵抗30を介してボード上の表示素子(例えば、発光ダイオード(以下「LED」という。)32に接続されている。同様に、出力端子29にも、例えば、抵抗31を介してボード上のLED33に接続されている。
図3は、図1中のデータ正当性判断回路24におけるステートマシン(ASKモードの場合)を示す図である。
このステートマシンでは、アイドル状態Idleからステート状態ST1,ST2,ST3及び判断結果data_ok=1への遷移状態が示されている。
図4は、図1中の送信終了タイミング判定回路27内にある、ASK送信終了タイミングOK判定時のビットカウント結果frm_cntのデコード値についてのテーブルを示す図である。なお、送信終了タイミング判定回路27は、スロット種別情報ACT_CODE[2:0]が図4の内容以外の時には、有効なスロット割当が無いため、送信終了タイミングを判定しない。
(実施例1の動作)
本実施例1の送信制御検査回路20で使用されるクロックは、例えば、32MHz周期クロックclkのみで動作する。
本実施例1の送信制御検査回路20における動作として、以下、(1)ASK送信開始タイミング判定時の動作と、(2)ASK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)の時の、送信終了タイミング判定時の動作とを説明する。
(1) 図5は、図1の送信制御検査回路20においてASK送信開始タイミング判定
時の動作を示すタイムチャートである。
なお、図5中の記載において、※“1”検出カウンタ21は、TX_DI_O=0又はTXW_N_O=1ならば、カウント0にする。カウント0x20の時、TX_DI_O=1ならば、カウント1にする。それ以外でTX_DI_O=1ならば、カウントアップする。※“0”検出カウンタ22は、これに対し、TX_DI_Oの扱いを反転させたもの。*ビットカウンタ26は、txwn_dif_1=1の時、frm_cnt=0にする。data_ok_dif=1の時、frm_cnt=0x4にする。data_ok=1、且つdet1又はdet0が1ならば、frm_cntカウントアップする。※送信イネーブルカウンタ23は、TXW_N_O=1の時、txena_cnt=0、TXW_N_O=0、且つdata_ok=0の時、txena_cntカウントアップ、data_ok=1の時、txena_cnt保持となる。※送信タイミング一致判定は、data_ok_dif=1の時に、txena_cnt=0x81ならば、txst_ok=1にする。この時、txena_cnt=0x81以外ならば、txst_ok=0にする。
先ず、“1”検出カウンタ21は、送信時のTX_DI=1を検出するカウンタであり、送信データTX_DI_O=0又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならば、内部のカウント値を0にする。カウント値が0x20の時、カウント結果det1=1にする。又、カウント値が0x20の時、送信データTX_DI_O=1ならばカウント値を1にする。以上の条件以外の場合、カウントアップを行う。一方、“0”検出カウンタ22は、送信時のTX_DI=0を検出する回路であり、送信データTX_DI_O=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならば、内部のカウント値を0にする。カウント値が0x20の時、カウント結果det=1にする。又、カウント値が0x20の時、送信データTX_DI_O=0ならばカウント値を1にする。以上の条件以外の場合、カウントアップを行う。
カウント結果det1=1の信号を受け、データ正当性判断回路24が以下のように動作する。
図3に示すデータ正当性判断回路24のステートマシンにおいて、受信時(送信イネーブル信号TXW_N_O=1)は、アイドル状態Idleで、カウント結果det1=1になったら、ステート状態ST1に移行する。ステート状態ST1の時、次にカウント結果det=1ならばステート状態ST2へ移行し、カウント結果det1=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならばアイドル状態Idleへ戻る。ステート状態ST2の時、次にカウント結果det1=1ならばステート状態ST3へ移行し、カウント結果det=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならばアイドル状態Idleへ戻る。ステート状態ST3の時、次にカウント結果det=1ならば判断結果data_okへ移行し判断結果data_ok=1にする。この場合の判断結果data_ok(判断結果data_ok=1)とは、送信データTX_DI_Oから正しいASKデータが送出されたことを示す。この時、カウント結果det1=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならばアイドル状態Idleへ戻る。判断結果data_okにおいて、受信モード(TXW_N_O=1)に変わった場合、再びアイドル状態Idleへ戻る。
送信イネーブルカウンタ23は、判断結果dat_ok=1になるまでの、送信イネーブル信号TXW_N_O=0の状態を数えるカウンタである。送信イネーブル信号TXW_N_O=1(受信モード)の時、カウント結果txena_cnt=0にする。送信イネーブル信号TXW_N_O=0且つ判断結果data_ok=0の時、カウント結果txena_cntをカウントアップさせる。判断結果data_ok=1時は、カウント結果txena_cntの値を保持する。
送信開始タイミング一致判定回路25においては、判断結果data_okの信号の立ち上がりで微分した判断結果data_ok_dif=1の時に、カウント結果txena_cnt=0x81ならば、データ送出開始のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oの立ち下がりと一致していると判定し、送信開始判定結果txst_ok=1にする。カウント結果txena_cnt=0x81でなければ、不一致と判定し、送信開始判定結果txst_ok=0にする。
ビットカウンタ26は、判断結果data_ok以後の送出データビット毎のビット数をカウントするカウンタである。判断結果data_ok_difは判断結果data_okの立ち上がり微分信号であり、判断結果data_ok_dif=1の時、カウント結果frm_cnt=0x4にする。判断結果data_ok=1、且つカウント結果det1又はdet0=1ならば、カウント結果frm_cntをカウントアップさせる。信号txwn_dif_1は、送信イネーブル信号TXW_N_Oの立ち上がりを微分した信号txwn_difを1サイクルシフトさせた信号であり、この信号txw_dif_1=1の場合は、カウント結果frm_cnt=0にする。
(2) 図6は、図1の送信制御検査回路20においてASK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)の時の、送信終了タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。
送信終了タイミング判定回路27では、信号txwn_dif_1=1の時、スロット種別情報ACT_CODE=’b101の場合、カウント結果frm_cnt=0xC6ならば、データ送出終了のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oの立ち上がりと一致していると判定し、送信終了判定結果txend_ok=1にする。この時、カウント結果frm_cnt=0xC6でなければ、不一致と判定し、送信終了判定結果txend_ok=0にする。データ送出終了判定の値は、スロット種別毎に異なり、例えば、図4に示した値を用いる。スロット種別情報ACT_CODE=’b100、’b101、’b110、’b111以外の場合は、有効なスロット割当でないと判断し、この場合も送信終了判定結果txend_ok=0にする。
送信開始判定結果txst_ok及び送信終了判定結果txend_okの信号は、出力端子28,29から出力されて、それぞれボード上のLED30,31に与えられ、送信データTX_DI_Oの開始及び終了のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oと一致している場合は、送信開始判定結果txst_ok及び送信終了判定結果txend_okの信号が両方とも“1”になり、両信号によりLED30,31が点灯する。
本実施例1の送信制御検査回路20は、DSRCベースバンド回路送信部の検査用回路のため、検査モード時のみ動作し、通常動作時は、32MHz周期クロックclkは停止している。
(実施例1の効果)
本実施例1の送信制御検査回路20によれば、次の(a)〜(e)のような効果がある。
(a) “1”検出カウンタ21、“0”検出カウンタ22、及びデータ正当性判断回路24により、ASKデータの判別が可能となり、これに加え、送信イネーブルカウンタ23、及び送信開始タイミング一致判定回路25により、送信イネーブル信号TXW_N_Oと送信データTX_DI_OのASKデータ送信開始タイミングの判定が可能となる。
(b) 送信終了タイミング判定回路27により、ASKデータ送信のスロット種別毎の終了タイミングの判定が可能となる。
(c) ASK送信データTX_DI_Oにおける、送信データTX_DI_Oの送出開始又は送信終了時のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oのタイミングと一致しているか否かを、ボード上のLED30,31で簡単に判別することが可能になる。
(d) 送信終了タイミング判定のため、ビットカウンタ26を用いることで、32MHz毎周期に動作するのではなく、ASK送信データTX_DI_Oの場合、32MHzの32周期に1回、カウント結果det0又はdet1の信号(図5に示すパルス)を使ってカウントアップ動作を行うため、論理合成ツール(例えば、Computer Aided Design、以下「CAD」という。)によるゲーテッドクロックの挿入が可能となる。これにより、低消費電力化が可能である。
(e) 本実施例1の送信制御検査回路20は、DSRCベースバンド回路送信部の検査用回路のため、通常動作時は、32MHz周期クロックclkを停止させる回路を具備している。これにより、低消費電力化が可能である。
(実施例2の構成)
図7は、本発明の実施例2における図2中の送信制御検査回路20を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の送信制御検査回路20では、実施例1の送信開始タイミング一致判定回路25に代えて、これとは構成の異なる送信開始タイミング一致判定回路25Aが設けられ、更に、実施例1の送信終了タイミング判定回路27に代えて、これとは構成の異なる送信終了タイミング判定回路27Aが設けられている。送信開始タイミング一致判定回路25Aは、加算器及び掛け算器を有し、図2中のDSRCベースバンド回路本体内の例えば送受信用制御回路14から出力される1MHz程度の信号である先行タイミング設定値TXW_PRE[4:0]及び遅延タイミング設定値TXW_DLY[3:0]の内、先行タイミング設定値TXW_PRE[4:0]の入力が可能な構成になっている。更に、送信終了タイミング判定回路27Aは、加算器を有し、遅延タイミング設定値TXW_DLY[3:0]の入力が可能な構成になっている。
図8は、図7中の送信終了タイミング判定回路27A内にある、ASK送信終了タイミングOK判定時のビットカウント結果frm_cntのデコード値についてのテーブルを示す図である。なお、送信終了タイミング判定回路27Aは、スロット種別情報ACT_CODE[2:0]が図8の内容以外の時には、有効なスロット割当が無いため、送信終了タイミングを判定しない。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
本実施例2の送信制御検査回路20で使用されるクロックは、実施例1と同様に、例えば、32MHz周期クロックclkのみで動作する。
本実施例2の送信制御検査回路20における全体の動作は、実施例1とほぼ同様である。以下、実施例1とは異なる、(1)ASK送信で先行タイミング設定値TXW_PRE=0x1の時の、ASK送信開始タイミング判定時の動作と、(2)ASK送信でスロット種別がWCNC、遅延タイミング設定値TXW_DLY=0x2の時の、送信終了タイミング判定時の動作とを説明する。
(1) 図9は、図7の送信制御検査回路20においてASK送信で先行タイミング設定値TXW_PRE=0x1の時の、ASK送信開始タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。
なお、図9中の記載において、※“1”検出カウンタ21は、TX_DI_O=0又はTXW_N_O=1ならば、カウント0にする。カウント0x20の時、TX_DI_O=1ならば、カウント1にする。それ以外でTX_DI_O=1ならば、カウントアップする。“0”検出カウンタ22は、それに対し、TX_DI_Oの扱いを反転させたものである。※ビットカウンタ26は、txwn_dif_1=1の時、frm_cnt=0にする。data_ok_dif=1の時、frm_cnt=0x4にする。data_ok=1、且つdet1又はdet0が1ならば、frm_cntをカウントアップする。※送信イネーブルカウンタ23は、TXW_N_O=1の時、txena_cnt=0、TXW_N_O=0、且つdata_ok=0の時、txena_cntをカウントアップする。data_ok=1の時、txena_cntを保持する。更に、※送信タイミング一致判定は、data_ok_dif=1の時に、txena_cnt=0x81+TXW_PRE*0x20ならば、txst_ok=1にする。この時、txena_cntが前記値以外ならば、txst_ok=0にする。
先ず、送信開始タイミング一致判定回路25Aにおいては、判断結果data_ok_dif=1の時に、カウント結果txena_cnt=(0x81+TXW_PRE×0x20)(但し、「+」は加算器による加算、「×」は掛け算器による掛け算)ならば、先行タイミング設定値TXW_PRE[4:0]を差し引いたデータ送出開始のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oの立ち下がりと一致していると判定し、送信開始判定結果txst_ok=1にする。前記条件でなければ、不一致と判定し、送信開始判定結果txst_ok=0にする。
(2) 図10は、図7の送信制御検査回路20においてASK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)、遅延タイミング設定値TXW_DLY=0x2の時の、送信終了タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。
送信終了タイミング判定回路27Aでは、信号txwn_dif_1=1の時、スロット種別情報ACT_CODE=’b101の場合、カウント結果frm_cnt=(0xC6+TXW_DLY)ならば、遅延タイミング設定値TXW_DLY[3:0]を加算器により加算したデータ送出終了のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oの立ち上がりと一致していると判定し、送信終了判定結果txend_ok=1にする。この時、前記条件でなければ、不一致と判定し、送信終了判定結果txend_ok=0にする。データ送出終了判定の値は、スロット種別毎に異なり、図8に示した値を用いる。スロット種別情報ACT_CODE=’b100、’b101、’b110、’b111以外の場合は、有効なスロット割当でないと判断し、この場合も送信終了判定結果txend_ok=0にする。
(実施例2の効果)
本実施例2の送信制御検査回路20によれば、次の(a)〜(c)のような効果がある。
(a) 送信開始タイミング一致判定回路25Aに加算器、及び、掛け算器を具備したことで、ASKデータ送信開始タイミングに対し、送信イネーブル信号TXW_N_Oが先行タイミング設定値TXW_PRE[4:0]分先に送出されているか否かの判定が可能となる。
(b) 送信終了タイミング判定回路27Aに加算器を具備したことで、ASKデータ送信のスロット種別毎の終了タイミングに対し、遅延タイミング設定値TXW_DLY[3:0]分遅れて送信イネーブル信号TXW_N_Oがディセーブルされているか否かの判定が可能となる。
(c) DSRCベースバンド回路本体で先行タイミング設定値TXW_PRE[4:0]、及び、遅延タイミング設定値TXW_DLY[3:0]が設定された場合においても、ASK送信データにおける、送信データTX_DI_Oの送出開始又は送信終了時のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oのタイミングと一致しているか否かを、例えば、ボード上のLED32,33で判別することが可能になる。
(実施例3の構成)
図11は、本発明の実施例3における図2中の送信制御検査回路20を示す概略の構成図であり、実施例2を示す図7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3の送信制御検査回路20では、実施例2に対し、送信モード選択信号MOD_AQが加わり、QPSK送信にも対応可能な構成になっている。
即ち、本実施例3の送信制御検査回路20では、実施例2とほぼ同様に、6bitの“1”検出カウンタ21B、6bitの“0”検出カウンタ22B、8bitの送信イネーブルカウンタ23、データ正当性判断回路24B、送信開始タイミング一致判定回路25B、12bitのビットカウンタ26、送信終了タイミング判定回路27B、及び出力端子28,29を有し、これらの各出力端子28,29に、各抵抗30,31を介してLED32,33が接続されている。入力される送信モード選択信号MOD_AQ(MOD_AQ=1の時にはASKモード、MOD_AQ=0の時にはQPSKモード)により、“1”検出カウンタ21B、“0”検出カウンタ22B、データ正当性判断回路24B、送信開始タイミング一致判定回路25B、及び送信終了タイミング判定回路27Bの機能が切り替わり、ASK送信又はQPSK送信に対応可能な構成になっている点のみが、実施例2の構成と異なる。
図12は、図11中のデータ正当性判断回路24Bにおけるステートマシン(QPSKモードの場合)を示す図であり、図3に示すステートマシン(ASKモードの場合)に対応している。
このデータ正当性判断回路24Bにおけるステートマシンでは、図3と同様に、アイドル状態Idleからステート状態ST1,ST2,ST3及び判断結果data_ok=1への遷移状態が示されている。
図13は、図11中の送信終了タイミング判定回路27B内にある、QPSK送信終了タイミングOK判定時のビットカウント結果frm_cntのデコード値についてのテーブルを示す図であり、図8のASKモードにおけるテーブルに対応している。なお、送信終了タイミング判定回路27Bは、スロット種別情報ACT_CODE[2:0]が図13の内容以外の時には、有効なスロット割当が無いため、送信終了タイミングを判定しない。
(実施例3の動作)
本実施例3の送信制御検査回路20で使用されるクロックは、実施例1、2と同様に、例えば、32MHz周期クロックclkのみで動作する。
本実施例3の送信制御検査回路20は、送信モード選択信号MOD_AQの状態により、ASK、QPSK切替可能である。MOD_AQ=1の場合、ASKモードになり、実施例2と同様の動作になる。これに対してMOD_AQ=0の場合、QPSKモードになる。
以下、実施例2とは異なる、(1)先行タイミング設定値TXW_PRE=0x1の時の、QPSK送信開始タイミング判定時の動作と、(2)QPSK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)、遅延タイミング設定値TXW_DLY=0x2の時の、送信終了タイミング判定時の動作とを説明する。
(1) 図14は、図11の送信制御検査回路20において先行タイミング設定値TXW_PRE=0x1の時の、QPSK送信開始タイミング判定時の動作を説明するタイムチャートである。
なお、図14中の記載において、※“1”検出カウンタ21Bは、TX_DI_O=0又はTXW_N_O=1ならば、カウント0にする。カウント0x8の時、TX_DI_O=1ならば、カウント1にする。それ以外でTX_DI_O=1ならば、カウントアップする。“0”検出カウンタ22Bは、それに対し、TX_DI_Oの扱いを反転させたものである。※ビットカウンタ26は、txwn_dif_1=1の時、frm_cnt=0にする。data_ok_dif=1の時、frm_cnt=0x4にする。data_ok=1、且つdet1又はdet0が1ならば、frm_cntをカウントアップする。※送信イネーブルカウンタ23は、TXW_N_O=1の時、txena_cnt=0、TXW_N_O=0、且つdata_ok=0の時、txena_cntをカウントアップする。data_ok=1の時、txena_cntを保持する。更に、※送信タイミング一致判定は、data_ok_dif=1の時に、txena_cnt=0x21+TXW_PRE*0x20ならば、txst_ok=1にする。この時、txena_cntが前記値以外ならば、txst_ok=0にする。
先ず、“1”検出カウンタ21Bは、送信時の送信データTX_DI=1を検出する回路であり、送信データTX_DI_O=0又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならば、内部のカウント値を0にする。カウント値が0x8の時、カウント結果det1=1にする。この時、送信データTX_DI_O=1ならばカウント値を1にする。以上の条件以外の場合、カウントアップする。一方、“0”検出カウンタ22Bは、送信時の送信データTX_DI=0を検出する回路であり、送信データTX_DI_O=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならば、内部のカウント値を0にする。カウント値が0x8の時、カウント結果det=1にする。この時、送信データTX_DI_O=0ならばカウント値を1にする。以上の条件以外の場合、カウントアップする。カウント結果det1=1の信号を受け、データ正当性判断回路24Bが以下のように動作する。
図12に示すデータ正当性判断回路24Bのステートマシンにおいて、受信時(送信イネーブル信号TXW_N_O=1)は、アイドル状態Idleで、カウント結果det1=1になったら、ステート状態ST1に移行する。ステート状態ST1の時、次にカウント結果det=1ならばステート状態ST2へ移行し、カウント結果det1=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならばアイドル状態Idleへ戻る。ステート状態ST2の時、次にカウント結果det=1ならばステート状態ST3へ移行し、カウント結果det1=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならばアイドル状態Idleへ戻る。ステート状態ST3の時、次にカウント結果det1=1ならば判断結果data_okへ移行し、判断結果data_ok=1にする。この場合の判断結果data_ok(data_ok=1)とは、送信データTX_DI_Oから正しいQPSKデータが送出されたことを示す。この時、カウント結果det=1又は送信イネーブル信号TXW_N_O=1ならばアイドル状態Idleへ戻る。判断結果data_okにおいて、受信モードに変わった場合、再びアイドル状態Idleへ戻る。
送信イネーブルカウンタ23は、判断結果dat_ok=1になるまでの、送信イネーブル信号TXW_N_O=0の状態を数えるカウンタであり、実施例2と同様のものである。
送信開始タイミング一致判定回路25Bにおいては、判断結果data_ok_dif=1の時に、カウント結果txena_cnt=(0x21+TXW_PRE×0x20)ならば、先行タイミング設定値TXW_PRE[4:0]を差し引いたデータ送出開始のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oの立ち下がりと一致していると判定し、送信開始判定結果txst_ok=1にする。カウント結果txena_cntが前記条件でなければ、不一致と判定し、送信開始判定結果txst_ok=0にする。
ビットカウンタ26は、判断結果data_ok以後の送出データビット毎のカウンタであり、実施例2と同様のものである。
(2) 図15は、図11の送信制御検査回路20においてQPSK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)、遅延タイミング設定値TXW_DLY=0x2の時の、送信終了タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。
送信終了タイミング判定回路27Bでは、信号txwn_dif_1=1の時、スロット種別情報ACT_CODE=’b101の場合、カウント結果frm_cnt=(0xDE+TXW_DLY×4)ならば、遅延タイミングを加算したデータ送出終了のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oの立ち上がりと一致していると判定し、送信終了判定結果txend_ok=1にする。この時、カウント結果frm_cntが前記条件でなければ、不一致と判定し、送信終了判定結果txend_ok=0にする。データ送出終了判定の値は、スロット種別毎に異なり、図13に示した値を用いる。スロット種別情報ACT_CODE=’b100、’b101、’b110、’b111以外の場合は、有効なスロット割当でないと判断し、この場合も送信終了判定結果txend_ok=0にする。
(実施例3の効果)
本実施例3の送信制御検査回路20によれば、次の(a)〜(e)のような効果がある。
(a) ASKデータ送信開始タイミングの判定機能に加え、“1”検出カウンタ21B、“0”検出カウンタ22B、及びデータ正当性判断回路24Bにより、QPSKデータの判別が可能となり、更に、送信イネーブルカウンタ23、及び送信開始タイミング一致判定回路25Bにより、送信イネーブル信号TXW_N_Oと送信データTX_DI_OのQPSKデータ送信開始タイミングの判定が可能となる。
(b) ASK送信終了タイミングの判定機能に加え、送信終了タイミング判定回路27Bにより、QPSKデータ送信TX_DI_Oのスロット種別毎の終了タイミングの判定が可能となる。
(c) 図3に示すASKと図12に示すQPSKとでステート数が同じため、ある片方のモードのみ使用する図示しないフリップフロップが不要になるため、回路規模の抑制を可能とする。
(d) 実施例1と同様に、ビットカウンタ26を用いることで、32MHz毎周期に動作するのではなく、ASK送信データTX_DI_Oの場合は32MHzの32周期に1回、又、QPSK送信データTX_DI_Oの場合は32MHzの8周期に1回のカウント動作で済み、これにより論理合成ツールによりゲーテッドクロックの挿入が可能となるため、低消費電力化が可能である。
(e) 本実施例3の送信制御検査回路20によれば、実施例2の回路に加え、QPSKモード時も、送信データTX_DI_Oの送出開始又は送信終了時のタイミングが送信イネーブル信号TXW_N_Oのタイミングと一致しているか否かを、ボード上のLED32,33で判別することが可能になる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1〜3に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)、(b)のようなものがある。
(a) “1”検出カウンタ21,21Bと“0”検出カウンタ22,22Bとを1つのカウント手段により構成しても良い。これにより、回路規模を削減できる。
(b) 実施例2、3では、先行タイミング設定、及び遅延タイミング設定を行った状態での、送信データTX_DI_Oと送信イネーブル信号TXW_N_Oの位相を検出しているが、送信データTX_DI_Oと送信イネーブル信号TXW_N_Oに限らず、ある2つの信号の位相仕様が、先行タイミング設定値、又は遅延タイミング設定値通りの位相関係になっているか否かの検査についても適用可能である。
本発明の実施例1における図2中の送信制御検査回路20を示す概略の構成図である。 本発明の実施例1におけるDSRC通信装置の概略を示す構成図である。 図1中のデータ正当性判断回路24におけるステートマシン(ASKモードの場合)を示す図である。 図1中の送信終了タイミング判定回路27内にあるテーブルを示す図である。 図1のASK送信開始タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。 図1のASK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)の時の、送信終了タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施例2における図2中の送信制御検査回路20を示す概略の構成図である。 図7中の送信終了タイミング判定回路27A内にあるテーブルを示す図である。 図7のASK送信で先行タイミング設定値TXW_PRE=0x1の時の、ASK送信開始タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。 図7のASK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)、遅延タイミング設定値TXW_DLY=0x2の時の、送信終了タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施例3における図2中の送信制御検査回路20を示す概略の構成図である。 図11中のデータ正当性判断回路24Bにおけるステートマシン(QPSKモードの場合)を示す図である。 図11中の送信終了タイミング判定回路27B内にあるテーブルを示す図である。 図11の先行タイミング設定値TXW_PRE=0x1の時の、QPSK送信開始タイミング判定時の動作を説明するタイムチャートである。 図11のQPSK送信でスロット種別がWCNC(ACT_CODE=’b101)、遅延タイミング設定値TXW_DLY=0x2の時の、送信終了タイミング判定時の動作を示すタイムチャートである。 従来のDSRC送信装置を示す概略の構成図である。
符号の説明
10 ベースバンド回路
20 送信制御検査回路
21,21B “1”検出カウンタ
22,22B “0”検出カウンタ
23 送信イネーブルカウンタ
24,24B データ正当性判断回路
25,25A,25B 送信開始タイミング一致判定回路
26 ビットカウンタ
27,27A,27B 送信終了タイミング判定回路
32,33 LED
40 RF部回路
50 モデム
60 アンテナ

Claims (12)

  1. ディジタル信号からなる送信制御信号により送信の可否が制御されるディジタル信号からなる送信信号の論理“1”及び論理“0”を検出してこの検出結果をカウントし、第1のカウント結果を出力する第1のカウント手段と、
    前記第1のカウント結果に基づき、前記送信信号におけるデータの正当性を判断して判断結果を出力するデータ正当性判断回路と、
    前記送信制御信号の数をカウントして第2のカウント結果を出力する第2のカウント手段と、
    前記判断結果に基づき、前記第2のカウント結果から、送信開始タイミングが前記送信制御信号と一致しているか否かを判定して第1の判定結果を出力する送信開始タイミング一致判定回路と、
    を有することを特徴とする送信制御検査回路。
  2. 請求項1記載の送信制御検査回路は、更に、
    前記判断結果が「正当」であるときには、前記第1のカウント結果のビット数をカウントして第3のカウント結果を出力する第3のカウント手段を有することを特徴とする送信制御検査回路。
  3. 請求項2記載の送信制御検査回路は、更に、
    スロット種別情報に基づき、前記第3のカウント結果から、送信終了タイミングが前記送信制御信号と一致しているか否かを判定して第2の判定結果を出力する送信終了タイミング判定回路を有することを特徴とする送信制御検査回路。
  4. 請求項1又は2記載の送信制御検査回路において、
    前記送信開始タイミング一致判定回路は、前記判断結果に基づき、前記第2のカウント結果から先行タイミング設定値を差し引いた前記送信開始タイミングが、前記送信制御信号と一致しているか否かを判定して前記第1の判定結果を出力することを特徴とする送信制御検査回路。
  5. 前記送信開始タイミング一致判定回路は、加算器及び掛け算器を有することを特徴とする請求項4記載の送信制御検査回路。
  6. 請求項3記載の送信制御検査回路において、
    前記送信終了タイミング判定回路は、前記スロット種別情報に基づき、前記第3のカウント結果に遅延タイミング設定値を加算した前記送信終了タイミングが、前記送信制御信号と一致しているか否かを判定して第2の判定結果を出力することを特徴とする送信制御検査回路。
  7. 前記送信終了タイミング判定回路は、加算器を有することを特徴とする請求項6記載の送信制御検査回路。
  8. 前記送信信号におけるデータのモードは、送信モード選択信号により切り替え可能な構成であることを特徴とする請求項1、2、4又は5記載の送信制御検査回路。
  9. 前記送信信号におけるデータのモードは、送信モード選択信号により切り替え可能な構成であることを特徴とする請求項2、3、6又は7記載の送信制御検査回路。
  10. 前記切り替えられる前記データは、同一のステート数である請求項8又は9記載の送信制御検査回路。
  11. 前記送信制御信号は、送信の可否を制御する送信イネーブル信号であり、
    前記送信信号は、前記送信イネーブル信号が活性化されると、送信可能になる送信データであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の送信制御検査回路。
  12. 前記切り替えられる前記データは、振幅シフト・キーイングデータと4位相偏移変調データであることを特徴とする請求項11記載の送信制御検査回路。
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