JP5197200B2 - データ通信装置 - Google Patents

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Description

本発明はデータ通信装置に関し、特に、データ通信を赤外線信号を用いて行う場合の、シリアルデータからRZ或いはRZI変調出力を得るための回路構成を簡素に実現できるデータ通信装置に関する。
従来、赤外線(IR)を利用してデータ通信を行う場合、データがパラレルデータからシリアルデータに変換される方式があり、この方式はIrDA(赤外線データ通信協会で定めた赤外線通信の国際標準規格)方式と呼ばれている。この方式の信号はRZ(ゼロ復帰:1クロック間でパルスが基準レベルに戻る形式)、或いはRZI(ゼロ復帰反転)形式の信号である。
シリアルデータは、「0」と「1」の数値を組み合わせたデータである。送信されてきたシリアルデータをRZ変調信号、或いはRZI変調信号に変換する際には、これまでのデータ通信装置では、シリアルデータの1ビット幅のパルスに対して、その3/16幅、或いは1/4幅のパルス幅を有するビット同期信号を利用していた。即ち、送信されてきたシリアルデータに対してビット同期信号のパルスの論理でRZ変調、或いはRZI変調を行っていた。このようなデータ通信装置は、例えば特許文献1に開示されている。
また、赤外線を用いたデータ通信において、高周波クロックをカウンタでカウントし、カウント値を論理ゲートでデコードし、デコード値の組み合わせでRZ変調、或いはRZI変調を行い、送信値をゲート出力する構成が特許文献2に開示されている。
特開平1−229549号公報(第2図)
特開平10−190750号公報(第2図)
ところが、特許文献1に記載の技術では、シリアルデータに対してビット同期信号のパルスの論理でRZ変調、或いはRZI変調を行うために、シリアルデータの1ビット幅の3/16幅、或いは1/4幅のパルス幅を有するビット同期信号を作る必要があるので、回路規模が大きくなり、コストが高かった。また、データの通信速度やパルス幅が変更されると対応できないという問題点があった。更に、特許文献2に記載の技術では、クロック周波数を高くすると、デコードの範囲が大きくなるという問題点があった。
そこで、本発明は、送信されてきたシリアルデータに対して、簡単な回路構成でRZ変調、或いはRZI変調を行って、RZ変調信号、或いはRZI変調信号を出力することができ、かつシリアルデータの通信速度が変更されても対応可能なデータ通信装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明のデータ通信装置の第1の形態は、シリアルデータと、これに同期するデータの区切りを示す信号が入力され、特定の通信速度に応じたRZ,或いはRZI変調信号を出力するデータ通信装置であって、クロック発生回路と、該クロックのパルス数を計数するカウンタとを備えデータの区切りを示す信号の入力によってカウンタをリセットし、RZ変調設定時には、カウンタが予め定められた開始デコード値に達した時にはシリアルデータの極性をRZデータにそのまま出力し、カウンタが予め定められた終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にし、RZI変調設定時には、カウンタが開始デコード値に達した時にはシリアルデータの極性をRZIデータに反転して出力し、カウンタが終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にすることを特徴とするデータ通信装置である。
前記目的を達成する本発明のデータ通信装置の第2の形態は、シリアルデータと、これに同期するデータの区切りを示す信号が入力され、通信速度に応じたRZ,或いはRZI変調信号を出力するデータ通信装置であって、クロック発生回路と、該クロックのパルス数を計数するカウンタとを備え、データの区切りを示す信号の入力によってカウンタをリセットし、RZ変調設定時には、カウンタが通信速度に応じて予め定められた開始デコード値に達した時にはシリアルデータの極性をRZデータにそのまま出力し、カウンタが通信速度に応じて予め定められた終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にし、RZI変調設定時には、カウンタが通信速度に応じた開始デコード値に達した時にはシリアルデータの極性をRZIデータに反転して出力し、カウンタが前信速度に応じた終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にすることを特徴とするデータ通信装置である。
本発明のデータ通信装置によれば、クロックの通信速度を任意に設定することができ、複数の通信速度への対応が容易に行える。また、開始デコード、終了デコード値を任意に設定することにより、RZ/RZI変調パルス幅を任意に設定することができると共に、回路規模の削減と消費電力の低減が行えるという効果がある。
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、同じ構成の部材は同じ符号を付して説明する。
図1は本発明に係るデータ通信装置10を備えた赤外線通信装置40の概略構成を示すものである。図示しない別の装置から出射された赤外線は受光素子1で受信される。受光素子1としては、例えば、赤外線を電気信号に変換するピンフォトダイオード等がある。受光素子1から出力された電気信号はアンプ2で増幅された後に波形整形部3に入力される。波形整形部3ではアンプ2の出力信号を整形し、所定レベルのパルスを含むRZ信号(受光パルス)を出力する。
波形整形部3から出力されたRZ信号は有効パルス検出と復調部4に入力され、パルスが有効パルスか否かが判定されて復調される。有効パルスと判定されて復調されたパルスは所定のデータ形式の信号、例えばNRZ(非ゼロ復帰:1クロック間でパルスに高低の変化がない形式)信号であり、これが受信回路5に入力されて受信処理された後にNRZ信号の形で制御回路6に入力される。制御回路6ではNRZ信号に基づいて制御機器を制御する。
制御回路6には、送信回路7、本発明のデータ通信装置である変調回路10、ドライバ8、及び発光素子9が接続されており、制御回路6から図示しない別の装置にデータを送信することができるようになっている。変調回路10に送信回路7からのNRZデータ信号、NRZデータ信号に同期してデータの区切りを示す信号であるNRZデータイネーブル信号、及びクロック信号CLKが入力されると、変調回路10はこの信号を所定の規則に従ってRZデータ信号に変調してドライバ8に送出する。ドライバ8では変調されたRZデータ信号に従って赤外線を放出するための電流を発生し、発光素子9はこのドライバ8の出力電流に従って、赤外線を図示しない別の装置に出射する。発光素子9には、例えば赤外線LEDが使用される。
図2(a)は、図1に示した本発明のデータ線通信装置としての変調回路10の内部の構成の一実施例を示すものである。図1に示したように、変調回路10にはNRZデータ信号、NRZデータイネーブル信号、及びクロック信号発生回路14で生成されたクロック信号CLKが入力される。変調回路10にはカウンタ11、デコーダ12、及びRZ制御回路13がある。
NRZデータ信号はRZ制御回路13に入力され、NRZデータイネーブル信号は2分岐されてカウンタ11とRZ制御回路13に入力される。カウンタ11に入力されたNRZデータイネーブル信号はデコーダ12を介してRZ制御回路13に入力される。また、クロック信号CLKは、カウンタ11とRZ制御回路13に入力されている。RZ制御回路13からはRZ変調信号、又はRZI変調信号がRZデータとして出力される。
図2(b)は(a)の各部の動作波形を示している。この実施例では、RZデータ信号は通信速度が1ビット幅であり、RZデータ信号の入力ごとにRZデータイネーブル信号が立上がり、1ビットクロック幅で立ち下がる。RZデータイネーブル信号の立ち下がりでカウンタ11が初期化(リセット)され、カウンタ11は入力されているクロック信号CLKのパルス数のカウントを開始する。
ここでは、RZ変調信号の開始デコード値を、NRZデータイネーブル信号の「1」の時にした場合と、カウンタ11のカウント値の「s」にした場合の2通りについて説明する。RZ変調信号の終了デコード値は共にカウンタ11のカウント値の「e」とする。
(1)開始デコード値がNRZデータイネーブル信号の「1」の場合
この場合は、RZ変調時には、RZ制御回路13から出力されるRZ変調信号(図のRZ変調出力1)は、NRZデータイネーブル信号が「1」の時に、NRZデータ信号が「1」である時は、この極性がそのまま出力されて「1」となる。一方、図示はしないが、RZI変調時には、RZ制御回路13から出力されるRZI変調信号は、NRZデータイネーブル信号が「1」の時に、この極性が反転されて出力されて、「0」となる。
(2)開始デコード値がカウンタ11のカウント値の「s」の場合
この場合は、RZ変調時には、RZ制御回路13から出力されるRZ変調信号(図のRZ変調出力2)は、カウンタのカウント値が「s」の時に、RZデータ信号が「1」である時は、この極性がそのまま出力されて「1」となる。一方、図示はしないが、RZI変調時には、RZ制御回路13から出力されるRZI変調信号は、NRZデータイネーブル信号が「1」の時に、この極性が反転されて出力されて、「0」となる。
カウンタ11には、RZ変調、或いはRZI変調を行いたいパルス幅に相当する時間n、例えば3/16又は1/4ビット幅の時間、がセットしてあり、カウンタ11のカウント値がnになると、デコーダ12がカウンタ値をデコードしてRZ制御回路13に入力するので、RZ変調信号の出力、或いはRZI変調信号の出力(図示せず)が「0」になる。このように、本発明では、RZ変調信号の変調の始まりはNRZデータイネーブル信号、或いはカウンタの小さなカウント値sで行い、変調の終了はカウント値sより大きいカウント値nで行っている。そして、クロックCLKの周波数と変調の幅に応じたカウント値nをデコードすれば、クロックCLKの周波数とパルス幅を任意に設定することができる。
なお、図2(b)に示したのは、シリアル通信データのNRZデータが特定の通信速度のみに対応する場合の構成である。一方、図3にシリアル通信データのNRZデータが複数の通信速度に対応する場合の構成を示す。この場合は、通信速度が設定できる通信速度設定回路15とデコーダ16が追加されており、デコーダ16からは設定された通信速度に対応する入力値がデコーダ12に入力されるようになっている。デコーダ12はこの入力値に基づき、デコーダ16に設定された開始デコード値と終了デコード値に対応するカウンタ11からのカウント値の時に、カウンタ値をデコードしてRZ制御回路13に入力する。
図4(a)は、特定の通信速度のみに対応した変調回路10の構成を示すものである。図2(a)に示した構成と対比すると、カウンタ制御部21がカウンタ11に対応しており、変調制御部22がデコーダ12とRZ制御回路13に対応している。カウンタ制御部21にはNRZデータイネーブル信号が入力され、変調制御部22には、カウンタ制御部21からのカウント値、開始デコード値(例えば固定値s)、終了デコード値(例えば固定値e>s),シリアル通信データのNRZデータ信号、RZ変調或いはRZI変調の設定信号が入力されている。変調制御部22からはRZデータ信号が出力される。
図4(b)は複数の通信速度に対応した変調回路の構成を示すものである。図3に示した構成と対比すると、カウンタ制御部21がカウンタ11に対応しており、変調制御部22がデコーダ12とRZ制御回路13に対応しており、デコード値制御部23がデコーダ14に対応している。カウンタ制御部21にはNRZデータイネーブル信号が入力され、デコード値制御部には通信速度の設定値が入力される。そして、変調制御部22には、カウンタ制御部21からのカウント値、デコード値制御部23からの開始デコード値(例えば可変値s)と終了デコード値(例えば可変値e>s),シリアル通信データのNRZデータ信号、RZ変調或いはRZI変調の設定信号が入力されている。変調制御部22からはRZデータ信号が出力される。
ここで、図4(a)、(b)に示した変調回路10の各部分の動作を図5により説明する。図5には、以下の動作が示されている。
・通信速度の1ビット幅とクロック信号、
・NRZデータ信号、
・NRZデータイネーブル信号、
・カウンタのカウント値、
・RZ復調設定時のRZデータ
・RZI復調設定時のRZデータ
この実施例では、RZ変調、或いはRZI変調は以下の手順で行われる。
(1)IrDA通信のSIRモードにおいて、3/16ビット幅になるように、開始デコード値sと終了デコード値eを設定する。通信速度が複数ある場合は、設定した通信速度に応じた開始デコード値sと終了デコード値eを設定する。
(2)シリアル通信データのNRZデータに同期して、NRZデータイネーブル信号が「1」になると(時刻t0)、この入力でカウンタ制御部21のカウント値が「0」に初期化される(時刻t1)。
(3)カウンタ制御部21のカウント値はNRZデータイネーブル信号が「0」の状態でクロック信号のカウントアップを行う(時刻t1〜t5)。
(4)変調制御部22は、変調開始デコード値sとカウンタ制御部21のカウント値が一致した変調開始のタイミング(時刻t3)で、RZ変調設定ならNRZデータの極性をそのままRZデータとして出力し、RZI変調設定ならNRZデータの極性を反転してRZデータとして出力する。
(5)変調制御部22は、変調終了デコード値eとカウンタ制御部21のカウント値が一致した変調終了のタイミング(時刻t4)で、NRZデータの極性とRZ変調設定、或いはRZI変調設定の設定に関係なく、常にRZデータとして「0」を出力して変調処理を終了する。
このように、本発明では変調処理をパルスを作って行うのではなく、変調開始タイミングと変調終了タイミングで行うようにしている。このため、回路のクロックの通信速度を任意に設定できると共に、複数の通信速度への対応が容易に行える。また、本発明では、パルス作成回路が不要なので回路規模を削減でき、消費電力も低減することができる。
図6(a)は、図3に示したカウンタ11に、上限付きcビット幅のカウンタ回路を用いた実施例を示すものである。このカウンタ11は、「0〜(2のc乗)−1」の範囲のカウント値を出力することができる。この実施例では、図6(b)に示すように、NRZデータイネーブル信号の「1」の入力で、カウンタ11を「0」に初期化し、NRZデータイネーブルの「0」の入力時にカウンタ11をカウントアップし、カウント値が「(2のc乗)−1」になった時にカウンタ11のカウントアップを停止する制御を行う。
カウンタ11のカウント値を上限値「(2のc乗)−1」で停止する制御の目的は、図6(b)に破線で示すように、何らかの理由で、「1」になるべきNRZデータイネーブル信号が時刻t5において途絶して「0」になった時の誤動作を無くすためである。例えば、時刻t5においてNRZデータイネーブル信号が「0」のままの時は、時刻t6においてカウンタ11のカウント値が上限値である「(2のc乗)−1」になり、時刻t6でカウントアップで「0」に戻ってしまう。この状態では、カウンタは「0」からカウントアップを続けるので、その後の開始デコード値sと終了デコード値eにおいてRZ変調、或いはRZI変調を行う誤動作が発生してしまうからである。
これに対して、カウンタ11のカウンタ値が上限値「(2のc乗)−1」になった時にカウント値をこの値で停止させると、図6(b)に示すように、時刻t7以降において、カウンタ11のカウント値が開始デコード値sと終了デコード値eにならないため、RZ変調、或いはRZI変調の誤動作を防止することができる。なお、図6(b)に示す実施例では、RZI変調設定時の動作の図示及び説明は省略してある。
図7(a)は、図4(a)、(b)に示した変調制御回路22の内部の構成の一例を示すものである。変調制御回路22内には、変調判定回路24と情報保持回路25が設けられている。変調判定回路24にはカウント値、開始デコード値、終了デコード値、NRZデータ、RZ変調/RZI変調設定信号、及び情報保持回路25からのNRZデータ信号が入力されている。
変調判定回路24は、カウンタ11のカウント値と開始デコード値sが一致した時に変調開始タイミングと判定し、RZ変調或いはRZI変調の設定がRZ変調ならNRZデータの極性をそのままフリップフロップやラッチ回路等の情報保持回路25に出力して、情報保持回路25からRZデータを出力し、RZI変調ならNRZデータ信号の極性を反転して情報保持回路25に出力して、情報保持回路25からRZデータを出力する。また、カウンタ11からのカウント値と終了デコード値eが一致した時には変調終了タイミングと判定し、NRZデータとRZ変調或いはRZI変調設定に関係なく、情報保持回路25に「0」を出力してRZデータを出力する。
図7(b)は図4(b)のデコード値制御部23の内部構成を示すものである。デコード値制御部23の内部には、開始デコード値回路26と終了デコード値回路27がある。開始デコード値回路26と終了デコード値回路27は、通信速度の設定により、設定した通信速度に対応した開始デコード値と終了デコード値を選択して、複数の通信速度に対応できるようになっている。また、開始デコード値と終了デコード値は、通信規格に応じたパルス幅を生成できる値に設定されている。IrDA通信のSIRモードなら、パルス幅は3/16ビット幅になるように設定される。
図8(a)は、図4(b)で説明した複数の通信速度に対応した変調回路の構成において、開始デコード値(可変値s)の設定を無くし、開始デコード値をNRZデータイネーブル信号の「1」の入力に設定した変形実施例である。この構成では、デコード値制御の開始デコード値の生成論理と変調制御の開始デコード値とカウント値の一致判定回路を省略することができるので、回路規模を更に小さくすることができる。
この実施例では、RZ変調、或いはRZI変調は図9に示す以下の手順で行われる。
(1)IrDA通信のSIRモードにおいて、3/16ビット幅になるように、設定した通信速度に応じた終了デコード値eを設定する。
(2)シリアル通信データのNRZデータに同期して、NRZデータイネーブル信号が「1」になると(時刻t0)、この入力でカウンタ制御部21のカウント値が「0」に初期化される(時刻t1)。
(3)カウンタ制御部21のカウント値はNRZデータイネーブル信号が「0」の状態でクロック信号のカウントアップを行う(時刻t1〜t5)。
(4)変調制御部22は、NRZデータイネーブル信号の「1」の入力で変調開始のタイミング(時刻t1)と判定し、RZ変調設定ならNRZデータの極性をそのままRZデータとして出力し、RZI変調設定ならNRZデータの極性を反転してRZデータとして出力する。
(5)変調制御部22は、変調終了デコード値eとカウンタ制御部21のカウント値が一致した変調終了のタイミング(時刻t4)で、NRZデータの極性とRZ変調設定、或いはRZI変調設定の設定に関係なく、常にRZデータとして「0」を出力して変調処理を終了する。
図10(a)は、図3に示したカウンタ11に、cビット幅のカウンタ回路を用いた実施例を示すものである。このカウンタ11は、「0〜(2のc乗)−1」の範囲のカウント値を繰り返し出力することができる。この実施例では、図10(b)に示すように、NRZデータイネーブル信号の「1」の入力で、カウンタ11を「0」に初期化し、NRZデータイネーブルの「0」の入力時にカウンタ11をカウントアップし、カウント値が「(2のc乗)−1」になった後は、カウンタ11はリセットされ、カウント値「0」からのカウントアップを繰り返す動作を行う。
カウンタ11のカウント値を「0〜(2のc乗)−1」の範囲で繰り返させる制御の目的は、図10(b)に破線で示すように、何らかの理由で、「1」になるべきNRZデータイネーブル信号が時刻t5において途絶して「0」になっても、RZ変調、或いはRZI変調における誤動作を防止することができるからである。なお、図10(b)に示す実施例では、RZI変調設定時の動作の図示及び説明は省略してある。
これは、図8(a)に示した構成の実施例では、何らかの理由によってNRZデータイネーブル信号が途絶しても、RZ変調、或いはRZI変調は、カウンタ制御部21からのカウント値で開始されず、NRZデータイネーブル信号が「1」の入力で開始され、変調終了時は常にRZデータの値が「0」になるため、カウンタ11のカウント値を上限値「(2のc乗)−1」で止めなくとも誤動作しないからである。
図11は、図8(a)に示した変調制御回路22の内部の構成の一例を示すものである。変調制御回路22内には、変調判定回路24と情報保持回路25が設けられている。変調判定回路24にはカウント値、NRZデータイネーブル信号、終了デコード値、NRZデータ信号、RZ変調/RZI変調設定信号、及び情報保持回路25からのRZデータが入力されている。
変調判定回路24は、NRZデータイネーブル信号の「1」の入力を変調開始タイミングと判定し、RZ変調或いはRZI変調の設定がRZ変調ならNRZデータの極性をそのまま情報保持回路25に出力して、情報保持回路25からRZデータを出力し、RZI変調ならNRZデータ信号の極性を反転して情報保持回路25に出力して、情報保持回路25からRZデータを出力する。また、カウンタ11からのカウント値と終了デコード値が一致した時には変調終了タイミングと判定し、NRZデータとRZ変調或いはRZI変調設定に関係なく、情報保持回路25に「0」を出力してRZデータを出力する。
このように、図8(a)に示した実施例では、カウンタ11のカウント値を上限値で止める論理が不要となり、回路規模の更なる縮小を図ることができる。
図12は本発明のデータ線通信装置40を内蔵した電子装置として、車載装置50の構成を示すものである。車載装置50には、受光素子1と発光素子9を備えた赤外線通信装置40の他に、GPS装置42、ナビゲーション装置43、オーディオやビデオを再生するデッキ44があり、相互にLAN(内部バス)45で接続されている。このような車載装置50に対して、赤外線ポート47を備えた携帯電話46や、赤外線ポート49を備えたリモコン48から照射した赤外線を通じて、GPS装置42、ナビゲーション装置43、或いはデッキ44を制御することができる。
例えば、携帯電話46については、赤外線通信装置40との双方向赤外線通信が可能であるので、車載機器50に内蔵されたナビゲーション装置43とリンクさせる使い方がある。この使い方では、携帯電話46を使用してインターネットのドライブ情報に関する専用サイトに接続し、このサイトから、観光地情報、レストラン情報、駐車場情報、ショッピング情報、道路情報等を入手して、赤外線によってこれを赤外線通信装置40に送り、LAN45を通じてナビゲーション装置43に送ることが可能である。
また、例えば、ナビゲーション装置43から、車内で設定した目的地や現在地情報を赤外線通信装置40を介して携帯電話46に送信することが可能である。このようにして、車内で設定した目的地情報や現在地の情報(例えばレストラン情報やショッピング情報)が携帯電話46に送られると、ユーザーが駐車場に車両を入れ、降車した後に携帯電話46にあるナビゲーション機能を使用して、目的地までユーザーを案内することができるというサービスが可能となる。
本発明に係るデータ通信装置を備える赤外線通信装置の概略構成を示すブロック回路図である。 (a)は図1に示した本発明のデータ通信装置である、特定の通信速度のみに対応した変調回路の構成の一実施例の構成を示すブロック回路図、(b)は(a)の各部分の動作を示す波形図である。 図1に示した本発明のデータ通信装置である、複数の通信速度に対応した変調回路の構成の一実施例の構成を示すブロック回路図である。 (a)は特定の通信速度のみに対応した変調回路の一実施例の構成を示すブロック回路図、(b)は複数の通信速度に対応した変調回路の一実施例の構成を示すブロック回路図である。 図4(a)、(b)に示した変調回路の各部分の、NRZデータ信号及びNRZデータイネーブル信号入力時の、カウント値とRZ変調時とRZI変調時のRZデータの推移を示すタイムチャートである。 (a)は図4(a)、(b)に示したカウント制御部に上限付きcビット幅のカウンタ回路を採用した実施例を示すブロック図、(b)は(a)に示したカウント回路を備えた変調回路の各部分の、NRZデータ信号及びNRZデータイネーブル信号入力時の、カウント値とRZ変調時のRZデータの推移を示すタイムチャートである。 (a)は、図4(a)、(b)に示した変調制御回路の内部の構成の一例を示すブロック回路図、(b)は図4(b)のデコード値制御部の内部構成を示すブロック図である。 複数の通信速度に対応した変調回路の一実施例の構成を示すブロック回路図である。 図8に示した回路の各部の、NRZデータ信号及びNRZデータイネーブル信号入力時の、カウント値とRZ変調時とRZI変調時のRZデータの推移を示すタイムチャートである。 (a)は、図3に示したカウンタに、cビット幅のカウンタ回路を用いた実施例を示すブロック回路図、(b)は図8(a)に示した変調回路に、NRZデータ信号及びNRZデータイネーブル信号入力時の、カウント値とRZ変調時のRZデータの推移を示すタイムチャートである。 図8(a)に示した変調制御回路の内部の構成の一例を示すブロック回路図である。 本発明のデータ通信装置を内蔵した電子装置である車載装置の構成を示す構成図である。
符号の説明
1 受光素子
9 発行素子
10 変調回路(データ通信装置)
11 カウンタ
12、16 デコーダ
13 RZ制御回路
14 クロック発生回路
15 通信速度設定回路
21 カウンタ制御部
22 変調制御部
24 変調判定回路
25 情報保持回路
26 開始デコード値回路
40 赤外線通信装置
43 ナビゲーション装置
46 携帯電話
47 赤外線ポート
50 車載装置

Claims (4)

  1. シリアルデータと、これに同期するデータの区切りを示す信号が入力され、特定の通信速度に応じたRZ,或いはRZI変調信号を出力するデータ通信装置であって、
    クロック発生回路と、該クロックのパルス数を計数するカウンタとを備え、
    前記データの区切りを示す信号の入力によって前記カウンタをリセットし、
    RZ変調設定時には、カウンタが予め定められた開始デコード値に達した時には前記シリアルデータの極性をRZデータにそのまま出力し、カウンタが予め定められた終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にし、
    RZI変調設定時には、カウンタが前記開始デコード値に達した時には前記シリアルデータの極性をRZIデータに反転して出力し、カウンタが前記終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にすることを特徴とするデータ通信装置。
  2. シリアルデータと、これに同期するデータの区切りを示す信号が入力され、通信速度に応じたRZ,或いはRZI変調信号を出力するデータ通信装置であって、
    クロック発生回路と、該クロックのパルス数を計数するカウンタと、を備え、
    前記データの区切りを示す信号の入力によって前記カウンタをリセットし、
    RZ変調設定時には、カウンタが前記通信速度に応じて予め定められた開始デコード値に達した時には前記シリアルデータの極性をRZデータにそのまま出力し、カウンタが前記通信速度に応じて予め定められた終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にし、
    RZI変調設定時には、カウンタが前記通信速度に応じた前記開始デコード値に達した時には前記シリアルデータの極性をRZIデータに反転して出力し、カウンタが前記通信速度に応じた前記終了デコード値に達した時には無条件でRZデータを「0」にすることを特徴とするデータ通信装置。
  3. 前記カウンタは、前記データの区切りを示す信号の入力が所定時間無かった時に、特定の値でカウントアップを停止することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信装置。
  4. 前記開始デコード値が前記データの区切りを示す信号の入力によるカウンタのリセット値であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のデータ通信装置。
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