JP2006033281A - 受信装置及び半導体集積回路 - Google Patents

受信装置及び半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】
格段と確実にデータを受信し得る半導体集積回路及び受信装置を実現する。
【解決手段】
マルチリーダライタ装置1は、タイプA方式ICカードから受信した受信信号S1について、1データ期間(1ETU)における前半期間中のサブキャリア成分信号レベルと後半期間中のサブキャリア成分信号レベルとを検出し、当該検出結果に基づいて返信データを1ビットずつ再生する。
【選択図】 図7

Description

本発明は受信装置及び半導体集積回路に関し、例えば、外部の非接触ICカードに対してデータのリード/ライトを実行するリーダライタ装置に適用して好適なものである。
駅の改札機、セキュリティシステム、電子マネーシステム等の分野においては、非接触ICカードを用いた非接触ICカードシステムが普及し始めている。
このような非接触ICカードシステムにおいては、例えば、ユーザにより非接触ICカードがリーダライタ装置にかざされると、非接触ICカードとリーダライタ装置との間でデータ通信が開始される。
つまりこの際このリーダライタ装置は、アンテナ部を介して非接触ICカードに対し電磁波を放射する。非接触ICカードは、当該電磁波に応じて自身のアンテナ部に誘起される電圧を整流し、これを駆動電力として利用することによりバッテリーレスで動作する。
そしてこの状態においてリーダライタ装置が、データを返信するように要求する返信要求信号をアンテナ部を介して非接触ICカードに対し送出すると、これに応じてこの非接触ICカードは、当該要求されたデータを返信データとして負荷変調しその結果得られた返信信号をアンテナ部を介してリーダライタ装置に対し送出する。
因みに現在、非接触ICカードからリーダライタ装置へ送出される返信信号の波形としては、国際標準規格(例えばISO14443)等により定められたものを含めて3つのタイプ(タイプA方式、タイプB方式、FeliCa(R)方式)が存在する。
例えばタイプA方式の非接触ICカードは、リーダライタ装置への返信データに応じて、13.56[MHz]のキャリア(搬送波)を、847[KHz]のサブキャリア(副搬送波)で負荷変調することにより、図15(A)に概略的に示すような返信信号を生成する。
つまりこのタイプA方式では、1ビットのデータを表す1データ期間(ETU(Elementary Time Unit))において、例えば、その前半期間中のみにサブキャリアが重畳されている場合をデータ値「1」とし、その後半期間中のみにサブキャリアが重畳されている場合をデータ値「0」として表現するようになされている。
一方タイプB方式では、図15(B)に概略的に示すように、1ビットのデータを表す1データ期間ごとに、サブキャリアの位相を変化させることにより、データ値「1」又は「0」を表現するようになされている。
またマンチェスタ符号化が適用されているFeliCa(R)方式では、図15(C)に概略的に示すように、1ビットのデータを表す1データ期間ごとに、「LOWレベルからHIレベル」又は「HIレベルからLOWレベル」に信号レベルを変化させることにより、データ値「1」又は「0」を表現するようになされている。
このように3つのタイプの非接触ICカードが存在する昨今、全てのタイプの非接触ICカードとデータ通信し得るようになされたマルチリーダライタ装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−342725公報
ところでこのような各方式の非接触ICカードに対応したマルチリーダライタ装置においては、非接触ICカードとの間の伝送路状態がノイズの生じやすい場合等であっても、これら非接触ICカードからの返信データを確実に受信できることが重要である。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、格段と確実にデータを受信し得る半導体集積回路及び受信装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、受信装置において、サブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調されてなる受信信号から、サブキャリア信号を検出するサブキャリア検出手段と、サブキャリア検出手段により検出したサブキャリア信号が最初に位相変化する第1の位相変化点から、当該サブキャリア信号が次に位相変化する第2の位相変化点までの時間を測定する位相変化時間測定手段と、位相変化時間測定手段により測定した時間が所定範囲内である場合、第2の位相変化点後の所定部分に対して復調処理を実行することによりデータを再生する再生手段とを設けるようにした。
また本発明においては、半導体集積回路において、サブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調されてなる受信信号から、サブキャリア信号を検出するサブキャリア検出手段と、サブキャリア検出手段により検出したサブキャリア信号が最初に位相変化する第1の位相変化点から、当該サブキャリア信号が次に位相変化する第2の位相変化点までの時間を測定する位相変化時間測定手段と、位相変化時間測定手段により測定した時間が所定範囲内である場合、第2の位相変化点後の所定部分に対して復調処理を実行することによりデータを再生する再生手段とを設けるようにした。
このように、サブキャリア信号が最初に位相変化する第1の位相変化点から、当該サブキャリア信号が次に位相変化する第2の位相変化点までの時間が所定範囲内である場合に、当該第2の位相変化点後の所定部分に対して復調処理を実行することによりデータを再生するようにした。これにより、例えばタイプB方式非接触ICカードからの返信データを確実に受信することができる。
また本発明においては、受信装置において、所定期間の前半期間中又は後半期間中の何れかにサブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調された受信信号について、前半期間中及び後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する信号レベル認識手段と、信号レベル認識手段の認識結果に基づいてデータを再生する再生手段とを設けるようにした。
さらに本発明においては、半導体集積回路において、所定期間の前半期間中又は後半期間中の何れかにサブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調された受信信号について、前半期間中及び後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する信号レベル認識手段と、信号レベル認識手段の認識結果に基づいてデータを再生する再生手段とを設けるようにした。
このように、前半期間中及び後半期間中のサブキャリア成分信号レベルに基づいて受信信号からデータを再生するようにした。これにより、例えばタイプA方式非接触ICカードからの返信データを確実に受信することができる。
本発明によれば、サブキャリア信号が最初に位相変化する第1の位相変化点から、当該サブキャリア信号が次に位相変化する第2の位相変化点までの時間が所定範囲内である場合に、当該第2の位相変化点後の所定部分に対して復調処理を実行することによりデータを再生するようにした。これにより、例えばタイプB方式非接触ICカードからの返信データを確実に受信することができる。
また本発明によれば、前半期間中及び後半期間中のサブキャリア成分信号レベルに基づいて受信信号からデータを再生するようにした。これにより、例えばタイプA方式非接触ICカードからの返信データを確実に受信することができる。
この結果、格段と確実にデータを受信することができる受信装置及び半導体集積回路を実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)マルチリーダライタ装置の構成
図1において、1は全体としてマルチリーダライタ装置を示し、このマルチリーダライタ装置1は、外部の非接触ICカードと非接触によりデータ通信するためのアンテナ部2と、当該アンテナ部2に接続された半導体集積回路3とを有する。因みに本実施の形態の場合この半導体集積回路3は、上述した3つのタイプの非接触ICカードとデータ通信し得るように構成されている。
なお以下では説明の便宜上、適宜、タイプA方式の非接触ICカードについてはこれを「タイプA方式ICカード」と呼び、タイプB方式の非接触ICカードについてはこれを「タイプB方式ICカード」と呼び、FeliCa(R)方式の非接触ICカードについてはこれを「フェリカ方式ICカード」と呼ぶ。
この半導体集積回路3においては、全体を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)4に対しバス5を介して、プログラムやデータ等が記憶されるメモリ部6やその他回路部が接続されると共に、変調部7及び復調部8が接続されている。この変調部7及び復調部8は、それぞれ送信部9及び受信部10を介してアンテナ部2に接続される。
この変調部7はCPU4の制御のもと、例えば外部の非接触ICカードに対して送信するデータに対して変調処理を施し、この結果得られた信号を送信部9に対して供給する。この際この送信部9は、当該変調部7から供給される信号を、アンテナ部2を介して外部へ送出するようになされている。
一方受信部10は、例えば外部の非接触ICカードからアンテナ部2を介して受信した信号に対して2値化処理等を施し、この結果得られた2値化後の信号を復調部8に対して供給する。この際この復調部8は、受信部10から供給される信号に対して復調処理を施し、この結果得られたデータをCPU4等に供給するようになされている。
次に、このマルチリーダライタ装置1と非接触ICカードとの間のデータ通信方法について詳細に説明する。
マルチリーダライタ装置1のCPU4は、タイプA方式ICカードに対してデータを返信するように要求する信号(以下、これを「第1返信要求信号」と呼ぶ)や、タイプB方式ICカードに対してデータを返信するように要求する信号(以下、これを「第2返信要求信号」と呼ぶ)や、フェリカ方式ICカードに対してデータを返信するように要求する信号(以下、これを「第3返信要求信号」と呼ぶ)を、アンテナ部2を介して繰り返し送出するようになされている(いわゆるポーリング処理)。
例えばこのマルチリーダライタ装置1は、アンテナ部2近傍にタイプA方式ICカードが存在する状態で、当該アンテナ部2を介して第1返信要求信号を外部に送出した場合、これに応じて所定時間T1(図2)後、このタイプA方式ICカードから送出される返信信号を、アンテナ部2を介して受信信号として受信する。この際受信部10はCPU4の制御のもと、当該アンテナ部2を介して受信した受信信号に対して2値化処理等を施し、その結果得られた2値化後の受信信号を復調部8(図3)に対して供給する。
この図3に示す復調部8内の第1復調回路20はCPU4による制御のもと、受信部10から供給される受信信号に対して復調処理を施すことにより、タイプA方式ICカードからの返信データを再生する。そして第1復調回路20は、当該再生した返信データを、セレクタ21を介してシフトレジスタ23に供給すると共に、当該返信データをラッチするために必要となるクロックを、セレクタ22を介してシフトレジスタ23に供給する。シフトレジスタ23は、当該供給されるクロックに基づいて、当該供給される返信データを1ビットごとにラッチする。そしてこのシフトレジスタ23は、当該返信データが例えば8ビット分揃った際、これをメモリ(FIFO)24を介してCPU4に供給するようになされている。
なおタイプA方式においては、例えば図2に示したように、マルチリーダライタ装置1が第1返信要求信号を外部に送出した後、当該第1返信要求信号に応じてタイプA方式ICカードから送出された返信信号を受信信号として受信するまでの時間T1が規定されている。従ってマルチリーダライタ装置1は、第1返信要求信号を送出した後当該時間T1を内部で計時することにより、タイプA方式ICカードから受信した受信信号の先頭部分を認識することができ、かくして当該受信信号に変調されている返信データを確実に再生することができるようになされている。因みにマルチリーダライタ装置1は、自身で生成しているETUタイミング信号に基づいて、かかる時間T1を計時するようになされている。このETUタイミング信号は、1データ期間(ETU)ごとに生成されるものである。
また、マルチリーダライタ装置1のCPU4は、アンテナ部2近傍にタイプB方式ICカードが存在する状態で、当該アンテナ部2を介して第2返信要求信号を外部に送出した場合、これに応じてこのタイプB方式ICカードから送出される返信信号を、アンテナ部2を介して受信信号として受信する。受信部10はCPU4の制御のもと、当該アンテナ部2を介して受信した受信信号に対して2値化処理等を施し、その結果得られた2値化後の受信信号を、復調部8に対して供給する。
この際図3に示す復調部8内のタイミング判定回路25は、受信部10から供給される受信信号に対して、SOF(Start Of Frame:フレーム開始信号)を検出するためのSOF検出処理を実行する。そしてこのタイミング判定回路25は、かかるSOF検出処理によりSOFを検出すると、この旨を第2復調回路26に対して通知する。これを受けて第2復調回路26は、受信部10から供給される受信信号に対して復調処理を施すことにより、タイプB方式ICカードからの返信データを再生する。そして第2復調回路26は、当該再生した返信データを、セレクタ21を介してシフトレジスタ23に供給すると共に、当該返信データをラッチするために必要となるクロックを、セレクタ22を介してシフトレジスタ23に供給する。シフトレジスタ23は、当該供給されるクロックに基づいて、当該供給される返信データを1ビットごとにラッチする。そしてこのシフトレジスタ23は、当該返信データが例えば8ビット分揃った際、これをメモリ24を介してCPU4に供給するようになされている。
なおタイプB方式ICカードから受信した受信信号は、図4に示すように構成されている。すなわちこの受信信号においては、返信データが変調された部分(Data)の先頭前側にSOFが付加されている。従ってマルチリーダライタ装置1は、アンテナ部2を介して受信している受信信号の中からSOFを検出することにより、当該返信データが変調された部分を認識することができ、かくして当該受信信号から返信データを再生することができるようになされている。
また本実施の形態の場合この第2復調回路26は、ボーレート変更機能を有するデジタルPLL(Phase Locked Loop)回路等からなる。タイプB方式ICカード及びフェリカ方式ICカードから受信した受信信号は、図15に示したようにBPSK(Binary Phase Shift Keying)方式により変調されているものと考えることができるので、この第2復調回路26により復調処理が実行されるようになされている。
また、マルチリーダライタ装置1のCPU4は、アンテナ部2近傍にフェリカ方式ICカードが存在する状態で、当該アンテナ部2を介して第3返信要求信号を外部に送出した場合、これに応じてこのフェリカ方式ICカードから送出される返信信号を、アンテナ部2を介して受信信号として受信する。受信部10はCPU4の制御のもと、当該アンテナ部2を介して受信した受信信号に対して2値化処理等を施し、その結果得られた2値化後の受信信号を、復調部8に対して供給する。
この際図3に示す復調部8内のタイミング判定回路25は、受信部10から供給される受信信号に対して、シンクコードを検出するためのシンクコード検出処理を実行する。そしてこのタイミング判定回路25は、当該シンクコード検出処理によりシンクコードを検出すると、この旨を第2復調回路26に対して通知する。これを受けて第2復調回路26は、受信部10から供給される受信信号に対して復調処理を施すことにより、フェリカ方式ICカードからの返信データを再生する。そして第2復調回路26は、当該再生した返信データを、セレクタ21を介してシフトレジスタ23に供給すると共に、当該返信データをラッチするために必要となるクロックを、セレクタ22を介してシフトレジスタ23に供給する。シフトレジスタ23は、当該供給されるクロックに基づいて、当該供給される返信データを1ビットごとにラッチする。そしてこのシフトレジスタ23は、当該返信データが8ビット分揃った際、これをメモリ24を介してCPU4に供給するようになされている。
なおフェリカ方式ICカードから受信した受信信号においては、返信データが変調された部分の先頭前側にシンクコードが付加されている。従ってマルチリーダライタ装置1は、アンテナ部2を介して受信している受信信号の中からシンクコードを検出することにより、当該返信データが変調された部分を認識することができ、かくして当該受信信号から返信データを再生することができるようになされている。
また本実施の形態の場合、メモリ24に格納される返信データに対しては、8ビットごとにエラー・ステータスフラグやコリジョン位置検出結果情報が付加される。ここでこのエラー・ステータスフラグは、オーバランエラー、フレーミングエラー、EOF検出フラグ、データ有無フラグ、コリジョン検出フラグ等からなるものであり、またコリジョン位置検出結果情報は、返信データのうちのどのビット部分にコリジョンが生じているかを示すものである。実際上、これらエラー・ステータスフラグやコリジョン位置検出結果情報は、メモリ24と共に設けられているレジスタ27に格納されるようになされている。
(2)タイプB方式におけるSOF検出
次に、タイミング判定回路25により実行されるSOF検出処理を詳細に説明する。
図4に示したように、タイプB方式ICカードからの受信信号は、返信データが変調された部分の先頭前側にSOFを有する。このSOFにおいては、当該受信信号に重畳されているサブキャリアが最初に位相変化する点Paから所定時間経過した点Pbで再びサブキャリアが位相変化し、その後再び所定時間経過した点Pcで再度サブキャリアが位相変化するようになされている。そしてこの位相変化点Pcに続くようにして、返信データが変調された部分が配されるようになされている。
ここで図5に示すフローチャートを用いて、タイミング判定回路25により実行されるSOF検出処理の処理手順RT1を説明する。
ステップSP1においてタイミング判定回路25は、外部からアンテナ部2及び受信部10を順次介して供給される受信信号に対し、サブキャリアを検出するためのサブキャリア検出処理を実行する。
本実施の形態の場合、サブキャリア検出処理としては2つの手法が用意されている。タイミング判定回路25は、予めユーザ等により行われた設定に応じて、これら2つの手法のうちの一によりサブキャリア検出処理を実行するようになされている。以下、これら2つの手法を順に説明する。
まず、第1の手法のサブキャリア検出処理が設定されている場合を説明する。この場合タイミング判定回路25は、図6(A)に示すように、受信信号に重畳されている何らかの波信号の立下りエッジ部分間の時間T2を測定する。これによりタイミング判定回路25は、この波信号の1周期時間(時間T2)を認識することができる。
実際上タイプB方式におけるサブキャリアの周波数fsは、キャリアの周波数fcに対して「fs=fc/16(例えば、fc=13.56[MHz]」という関係があるので、サブキャリアの1周期時間は予め決まっている。タイミング判定回路25は、当該予め決まっているサブキャリアの1周期時間に対して、かかる測定した時間T2が所定範囲内(ほぼ等しいと判断可能な範囲内)にあれば、受信信号に重畳されている波信号をサブキャリアとして判断(検出)するようになされている。
因みに、受信信号に重畳されている波信号のデューティ比が良くない場合であっても、このような波信号の周波数はほぼ変化しないという特性があるので、この場合この第1の手法は非常に有効であると言える。
次に、第2の手法のサブキャリア検出処理が設定されている場合を説明する。この場合タイミング判定回路25は、受信信号に重畳されている何らかの波信号にロックしたデジタルPLL回路から出力される信号に基づいて、図6(B)に示すように、当該受信信号に重畳されている波信号のセンタ部分を順次サンプリングする。
ここで本実施の形態の場合このデジタルPLL回路は、第2復調回路26内に設けられたものである。このデジタルPLL回路は、受信信号に重畳されている何らかの波信号にロックした際、当該波信号と周波数/位相的に同期した信号(例えばVCO信号)を出力する。タイミング判定回路25は、このデジタルPLL回路から出力される信号に基づいて、かかる波信号のセンタ部分を順次サンプリングすることができる。
そしてこのタイミング判定回路25は、当該サンプリングの結果に基づいて当該波信号がHI及びLOWを繰り返すようにして変化していることを認識した場合、当該波信号をサブキャリアとして判断(検出)するようになされている。
因みに、受信信号に重畳されている波信号の1周期期間中に、エッジが検出されてしまうようなノイズ成分が存在する場合、上述した第1の手法に比べてこの第2の手法のサブキャリア検出処理は非常に有効であると言える。
以上に説明した第1又は第2の手法の何れかにより、タイミング判定回路25はサブキャリア検出処理を実行し、かくして受信信号からサブキャリアを検出するようになされている。
タイミング判定回路25は次のステップSP2において、検出したサブキャリアが最初に位相変化する位相変化点Paと、次に位相変化する位相変化点Pbとの間の時間T3(図4)を測定する。
ここでタイプB方式のSOFにおいて、サブキャリアが最初に位相変化する位相変化点Paと次に位相変化する位相変化点Pbとの間の時間は、所定時間(例えば10〜11ETUに相当する。以下これを「タイプB規定時間」と呼ぶ)になるように規定されている。
従ってタイミング判定回路25は続くステップSP3において、当該規定されているタイプB規定時間に対し、ステップSP2で測定した時間T3が所定範囲内(ほぼ等しいと判断可能な範囲内)にあるか否かを判定する。
ここで肯定結果が得られると、このことは受信信号にSOFが現れていることを意味しているので、このときタイミング判定回路25は次のステップSP4へ進み、SOFを検出した旨を第2復調回路26に対して通知する。この結果この第2復調回路26は、この受信信号の所定部分(位相変化点Pcに続く部分)に対して復調処理することにより得られた返信データを、セレクタ21を介してシフトレジスタ23に対して供給するようになされている。
これに対して否定結果が得られると、このことは受信信号にSOFが現れていないことを意味しているので、このときタイミング判定回路25は上述のステップSP1へ戻るようになされている。
このようにしてこのマルチリーダライタ装置1は、タイプB方式ICカードから受信した受信信号の中からSOFを確実に検出することができる。この結果このマルチリーダライタ装置1は、タイプB方式ICカードからの返信データを確実に受信することができる。
またこのマルチリーダライタ装置1は、ステップSP3において否定結果が得られることにより、受信信号にSOFが現れていないことを認識した時、迅速にステップSP1へ戻ってサブキャリア検出処理を再度開始するようになされている。かくしてこのマルチリーダライタ装置1によれば、受信信号に重畳されているサブキャリア信号を確実に検出することができ、この結果このサブキャリア信号により構成されたSOFを格段と確実に検出することができる。
(3)タイプA方式における復調処理
本実施の形態の場合第1復調回路20は、図7、図8、図9に示すような3つの復調ロジック部20A、20B、20Cを有している。このマルチリーダライタ装置1のCPU4は、例えばユーザ等により予め行われた設定に基づいて、これら3つの復調ロジック部20A、20B、20Cのうちの一を用いて、タイプA方式ICカードからの受信信号に対する復調処理を実行するようになされている。以下、これら復調ロジック部20A、20B、20Cを詳細に説明する。
まず図7に示す復調ロジック部20Aを説明する。この復調ロジック部20Aにおいて、受信部10から入力された受信信号S1(図7)は、サブキャリア信号レベル検出部30内の第1乗算器31及び第2乗算器32にそれぞれ供給される。因みにこの受信信号S1は、例えば図10に示すような波形でなる。
また図示しない所定回路で生成されたサブキャリアと同周波数の信号S2(ここでは、これを「第1乗算用信号」と呼ぶ)が、サブキャリア信号レベル検出部30内の第1乗算器31及び位相シフト部33に供給される。位相シフト部33は、当該供給された第1乗算用信号S2の位相を1/2πシフトすることにより得られた信号S2´(ここでは、これを「第2乗算用信号」と呼ぶ)を、サブキャリア信号レベル検出部30内の第2乗算器32に供給する。
この結果第1乗算器31は、当該第1乗算用信号S2と受信部10側から供給される受信信号S1とを乗算し、得られた第1乗算結果信号S3(いわゆるI信号)を演算部34に供給する。また第2乗算器32も、当該第2乗算用信号S2´と受信部10側から供給される受信信号S1とを乗算し、得られた第2乗算結果信号S4(いわゆるQ信号)を演算部34に供給する。
演算部34は、第1乗算器31からの第1乗算結果信号S3及び第2乗算器32からの第2乗算結果信号S4をそれぞれ自乗する。そして演算部34は、当該自乗結果を加算して当該加算結果の平方根をとり、その結果得られた演算結果信号S5を移動平均部35に対して供給する。
かくして、演算部34から出力される演算結果信号S5には、受信信号S1に重畳されているサブキャリア成分の信号レベルが現れる。
移動平均部35は、演算部34から順次供給される演算結果信号S5を1/2データ期間単位で積分し、得られた積分結果信号S6をシフトレジスタ部36に順次供給する。シフトレジスタ部36は、例えば半導体集積回路3内で生成されている1/2ETUタイミング信号S7に基づいて、移動平均部35から供給される積分結果信号S6を1/2データ期間終了ごとにラッチする。
因みにこの1/2ETUタイミング信号S7は、1データ期間における前半期間が終わるタイミング、及び、1データ期間における後半期間が終わるタイミングを示すようになされている。従ってシフトレジスタ部36には、前半期間におけるサブキャリア成分の信号レベルが表された積分結果信号S6と、後半期間におけるサブキャリア成分の信号レベルが表された積分結果信号S6とが、順次保持されるようになされている。
シーケンス判別部37は、半導体集積回路3内で生成されているETUタイミング信号S8に応じたタイミングで、シーケンス判別処理を実行する。
このシーケンス判別処理では、シフトレジスタ部36に保持されている、前半期間におけるサブキャリア成分の信号レベルを表す積分結果信号S6が、図11に示す所定閾値を超えていた場合、当該前半期間中にサブキャリアが存在していると判定し、これに対して、前半期間におけるサブキャリア成分の信号レベルを表す積分結果信号S6が、所定閾値以下であった場合、当該前半期間中にサブキャリアが存在していないと判定する。
さらにこのシーケンス判別処理では、シフトレジスタ部36に保持されている、後半期間におけるサブキャリア成分の信号レベルを表す積分結果信号S6が、図11に示す所定閾値を超えていた場合、当該後半期間中にサブキャリアが存在していると判定し、これに対して当該後半期間におけるサブキャリア成分の信号レベルを表す積分結果信号S6が、所定閾値以下であった場合、当該後半期間中にサブキャリアが存在していないと判定する。
そしてこのシーケンス判別処理では、前半期間中及び後半期間中の両方にサブキャリアが存在しないと判定した場合、該当する1データ期間はシーケンスF(例えば無変調期間)に相当すると判断し、前半期間中及び後半期間中の両方にサブキャリアが存在していると判定した場合、該当する1データ期間はコリジョンに相当すると判断する。またこのシーケンス判別処理では、前半期間中にサブキャリアが存在し且つ後半期間中にサブキャリアが存在しないと判定した場合、該当する1データ期間はシーケンスD(例えばデータ値「1」)に相当すると判断し、前半期間中にサブキャリアが存在せず且つ後半期間中にサブキャリアが存在していると判定した場合、該当する1データ期間はシーケンスE(例えばデータ値「0」)に相当すると判断する。
かくしてこの復調ロジック部20Aは、タイプA方式ICカードからの返信データを、1ビットずつ再生することができる。
次に、図8(図7との対応部分に同一符号を付す)に示す復調ロジック部20Bを説明する。
因みにこれから説明する復調ロジック部20Bは、タイプA方式ICカード及びマルチリーダライタ装置1間の伝送路状態が良くない等の理由により、図12(C)に示すように受信信号S1におけるサブキャリア波形が崩れてしまっている場合等に適用すると有効である。
この復調ロジック部20Bにおいて、受信部10から入力された受信信号S1は、サブキャリア信号レベル検出部40内のサンプリング部42に供給される。また図示しない所定回路で生成されたサブキャリアと同周波数の信号S10が、位相調整部41により位相調整処理された後、サンプリングタイミング信号S11としてサンプリング部42に対して供給される。
ここで位相調整部41による位相調整処理を説明するが、その前に図15等を参照してこの前提を説明する。すなわちタイプA方式においては、1データ期間の前半期間中にサブキャリアが重畳される場合、当該前半期間中の最初部分においてサブキャリアが例えば立ち上がるような位相になることが規定されている。また1データ期間の後半期間中にサブキャリアが重畳される場合、当該後半期間中の最初部分においてサブキャリアが例えば立ち下がるような位相になることが規定されている。この前提を受けてこの位相調整部41は、半導体集積回路3内で生成されているETUタイミング信号S8に基づいて、サブキャリアと同周波数の信号S10を位相調節処理することにより、サブキャリア成分のセンタ部分でサンプリングが行われるようなサンプリングタイミング信号S11(図13)を生成することができ、かくしてこれをサンプリング部42に対して供給するようになされている。
この結果このサンプリング部42は、供給されるサンプリングタイミング信号S11に基づいて、受信部10から入力された受信信号S1を順次サンプリングし、得られたサンプリング結果信号S12を移動平均部43に対して順次供給する。
かくして、サンプリング部42から出力されるサンプリング結果信号S12には、受信信号S1に重畳されているサブキャリア成分の信号レベルが現れる。
特にこの復調ロジック部20Bにおいては、受信信号S1に重畳されているサブキャリア波形が図12(C)に示したように崩れていたとしても、サブキャリア成分が残存している可能性の高い場所(つまり、サブキャリアのセンタ部分に相当する場所)をサンプリングするようにサンプリングタイミング信号S11を生成しているので、確実にサブキャリア成分の信号レベルを検出することができる。
後段の移動平均部43は、サンプリング部42から順次供給されるサンプリング結果信号S12を1/2データ期間単位で積分し、得られた積分結果信号S6をシフトレジスタ部36に順次供給する。
この後、シフトレジスタ部36やシーケンス判別部37などは上述の説明と同様に動作する。かくしてこの復調ロジック部20Bも、タイプA方式ICカードからの返信データを、1ビットずつ再生することができる。
次に、図9(図8との対応部分に同一符号を付す)に示す復調ロジック部20Cを説明する。
因みにこれから説明する復調ロジック部20Cは、例えば図14に示すように何らかの要因によりサンプリングタイミング信号S11がずれてしまって、サブキャリア成分の信号レベル検出が困難になった場合等に適用すると有効である。
この復調ロジック部20Cにおいて、受信部10から入力された受信信号S1は、サブキャリア信号レベル検出部50内に設けられた複数のサンプリング部51A、51B、……、51Xに供給される。また図示しない所定回路で生成されたサブキャリアと同周波数の信号S10が、複数の位相調整部52A、52B、……、52Xによりそれぞれ位相調整処理された後、サンプリングタイミング信号S11A、S11B、……、S11Xとして各サンプリング部51A、51B、……、51Xに対して供給される。
この場合これら位相調整部52A、52B、……、52Xは、例えば、サブキャリア成分のセンタ部分でサンプリングが行われるように位相調節されたサンプリングタイミング信号S11Aと、当該サンプリングタイミング信号S11Aに前後してサンプリングが行われるように位相調節されたサンプリングタイミング信号S11B、……、S11Xとを生成し、当該生成した各サンプリングタイミング信号S11A、S11B、……、S11Xを対応するサンプリング部51A、51B、……、51Xに供給するようになされている。
この結果各サンプリング部51A、51B、……、51Xは、供給されるサンプリングタイミング信号S11A、S11B、……、S11Xに基づいて、受信部10から入力された受信信号S1を順次サンプリングし、得られたサンプリング結果信号S12A、S12B、……、S12Xを対応する移動平均部53A、53B、……、53Xに対して順次供給する。
各移動平均部53A、53B、……、53Xは、各サンプリング部51A、51B、……、51Xから順次供給されるサンプリング結果信号S12A、S12B、……、S12Xを1/2データ期間単位で積分し、得られた積分結果信号S6A、S6B、……、S6Xを最大レベル選択部54に供給する。最大レベル選択部54は、各移動平均部53A、53B、……、53Xから供給される複数の積分結果信号S6A、S6B、……、S6Xの中から、最大レベルの積分結果信号S6を選択し、これを後段のシフトレジスタ部36に供給する。
この後、シフトレジスタ部36やシーケンス判別部37などは上述の説明と同様に動作する。つまりシーケンス判別部37は、最大レベル選択部54からシフトレジスタ部36を介して供給された最大レベルの積分結果信号S6に基づいて、上述のシーケンス判別処理を実行することにより、受信信号S1に変調されていた返信データを1ビットずつ再生する。
このようにこの復調ロジック部20Cでは、サブキャリア成分のセンタ部分でサンプリングが行われるように位相調節されたサンプリングタイミング信号S11Aだけでなく、当該サンプリングタイミング信号S11Aに前後してサンプリングが行われるように位相調節されたサンプリングタイミング信号S11B、……、S11Xを複数生成する。そしてこの復調ロジック部20Cでは、これらサンプリングタイミング信号S11A、S11B、……、S11Xに基づいてサンプリングした複数の結果のうち、最もサブキャリア成分の信号レベルが現れているものを選択して、これをシーケンス判別処理に用いるようにした。これにより、何らかの要因によりサンプリングタイミング信号S11がずれてしまうような場合であっても、確実に返信データを得ることができる。
(4)動作及び効果
以上の構成において、マルチリーダライタ装置1は、図4に示したように最初に位相変化する位相変化点Paと次に位相変化する位相変化点Pbとの間の時間T3を測定し、当該測定した時間T3が所定範囲内である場合に、当該第2の位相変化点Pb後の所定部分に対して復調処理を実行することにより返信データを再生するようにした。これにより、タイプB方式ICカードからの返信データを確実に得ることができる。
またこのマルチリーダライタ装置1は、タイプA方式ICカードから受信した受信信号(例えば図15(A)参照)について、1データ期間(1ETU)における前半期間中のサブキャリア成分信号レベルと後半期間中のサブキャリア成分信号レベルとを検出し、当該検出結果に基づいて返信データを1ビットずつ再生するようにした。これにより、タイプA方式ICカードからの返信データを確実に得ることができる。
以上の構成によれば、フェリカ方式ICカードからの返信データだけでなく、タイプA方式ICカード及びタイプB方式ICカードからの返信データも確実に得ることができる。この結果、格段と確実に返信データを受信することができるマルチリーダライタ装置1を実現することができる
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、各方式の非接触ICカードから送出された返信データを受信し得る半導体集積回路3を具備する受信装置として、マルチリーダライタ装置1を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistance)や改札機等のこの他種々の情報処理装置を適用するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、サブキャリア信号を検出するサブキャリア検出手段、サブキャリア信号が最初に位相変化する第1の位相変化点(Pa)から当該サブキャリア信号が次に位相変化する第2の位相変化点(Pb)までの時間(T3)を測定する位相変化時間測定手段として、図3に示したようなタイミング判定回路25を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、第2の位相変化点後の所定部分に対して復調処理を実行することによりデータを再生する再生手段として、図3に示したような第2復調回路26を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、受信信号に重畳されている信号の周期時間(T2)を測定する周期時間測定手段として、図3に示したようなタイミング判定回路25を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、受信信号に重畳されている信号に位相同期する位相同期手段として、第2復調回路26内のデジタルPLL回路を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用することができる。また、この位相同期結果に基づいて受信信号に重畳されている信号の各部をサンプリングするサンプリング手段として、図3に示したようなタイミング判定回路25を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、所定期間(1ETU)の前半期間中又は後半期間中の何れかにサブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調された受信信号について、前半期間中及び後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する信号レベル認識手段として、直交検波を実行するサブキャリア信号レベル検出部30や、サンプリングを実行するサブキャリア信号レベル検出部40、50を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用することができる。
本発明は、外部の非接触ICカードに対してデータのリード/ライトを実行するリーダライタ装置等に利用することができる。
本実施の形態におけるマルチリーダライタ装置の構成を示す略線図である。 タイプA方式におけるポーリングの様子を示す略線図である。 復調部の構成を示す略線図である。 SOFの構成を示す略線図である SOF検出処理手順を示す略線図である。 サブキャリア検出の様子を示す略線図である。 復調ロジック部の構成(1)を示す略線図である。 復調ロジック部の構成(2)を示す略線図である。 復調ロジック部の構成(3)を示す略線図である。 タイプA方式の場合の受信信号を示す略線図である。 シーケンス判別ルールを示す略線図である。 サブキャリア波形の様子を示す略線図である。 サンプリング処理(1)の説明に供する略線図である。 サンプリングタイミング信号がずれる様子を示す略線図である。 各タイプの信号波形を示す略線図である。
符号の説明
1……マルチリーダライタ装置、3……半導体集積回路、4……CPU、8……復調部、10……受信部、20……第1復調回路、25……タイミング判定回路、26……第2復調回路、30、40、50……サンプリング信号レベル検出部、RT1……SOF検出処理手順。

Claims (14)

  1. サブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調されてなる受信信号から、上記サブキャリア信号を検出するサブキャリア検出手段と、
    上記サブキャリア検出手段により検出したサブキャリア信号が最初に位相変化する第1の位相変化点から、当該サブキャリア信号が次に位相変化する第2の位相変化点までの時間を測定する位相変化時間測定手段と、
    上記位相変化時間測定手段により測定した時間が所定範囲内である場合、上記第2の位相変化点後の所定部分に対して復調処理を実行することにより上記データを再生する再生手段と
    を具えることを特徴とする受信装置。
  2. 上記サブキャリア検出手段は、
    上記受信信号に重畳されている信号の周期時間を測定する周期時間測定手段
    を有し、
    上記周期時間測定手段により測定した周期時間が所定範囲内である場合、上記受信信号に重畳されている上記信号を上記サブキャリア信号と判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 上記サブキャリア検出手段は、
    上記受信信号に重畳されている信号に位相同期する位相同期手段と、
    上記位相同期手段による位相同期結果に基づいて上記受信信号に重畳されている上記信号の各部をサンプリングするサンプリング手段と
    を有し、
    上記サンプリング手段によるサンプリング結果に基づいて上記受信信号に重畳されている上記信号が上記サブキャリア信号であるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 上記位相変化時間測定手段により測定した時間が所定範囲内にないことを認識した時、上記サブキャリア検出手段により上記サブキャリア信号の検出を再度開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. サブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調されてなる受信信号から、上記サブキャリア信号を検出するサブキャリア検出手段と、
    上記サブキャリア検出手段により検出したサブキャリア信号が最初に位相変化する第1の位相変化点から、当該サブキャリア信号が次に位相変化する第2の位相変化点までの時間を測定する位相変化時間測定手段と、
    上記位相変化時間測定手段により測定した時間が所定範囲内である場合、上記第2の位相変化点後の所定部分に対して復調処理を実行することにより上記データを再生する再生手段と
    を具えることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 上記サブキャリア検出手段は、
    上記受信信号に重畳されている信号の周期時間を測定する周期時間測定手段
    を有し、
    上記周期時間測定手段により測定した周期時間が所定範囲内である場合、上記受信信号に重畳されている上記信号を上記サブキャリア信号と判断する
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 上記サブキャリア検出手段は、
    上記受信信号に重畳されている信号に位相同期する位相同期手段と、
    上記位相同期手段による位相同期結果に基づいて上記受信信号に重畳されている上記信号の各部をサンプリングするサンプリング手段と
    を有し、
    上記サンプリング手段によるサンプリング結果に基づいて上記受信信号に重畳されている上記信号が上記サブキャリア信号であるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  8. 上記位相変化時間測定手段により測定した時間が所定範囲内にないことを認識した時、上記サブキャリア検出手段により上記サブキャリア信号の検出を再度開始する
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  9. 所定期間の前半期間中又は後半期間中の何れかにサブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調された受信信号について、上記前半期間中及び上記後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する信号レベル認識手段と、
    上記信号レベル認識手段の認識結果に基づいて上記データを再生する再生手段と
    を具えることを特徴とする受信装置。
  10. 上記信号レベル認識手段は、
    上記受信信号に対して直交検波を実行することにより上記前半期間中及び上記後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する
    ことを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
  11. 上記信号レベル認識手段は、
    上記サブキャリア信号に同期したタイミングで上記受信信号をサンプリングするサンプリング手段
    を有し、
    上記前半期間中に実行した上記サンプリングの結果に基づいて上記前半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識し、上記後半期間中に実行した上記サンプリングの結果に基づいて上記後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する
    ことを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
  12. 所定期間の前半期間中又は後半期間中の何れかにサブキャリア信号が重畳されることによりデータが変調された受信信号について、上記前半期間中及び上記後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する信号レベル認識手段と、
    上記信号レベル認識手段の認識結果に基づいて上記データを再生する再生手段と
    を具えることを特徴とする半導体集積回路。
  13. 上記信号レベル認識手段は、
    上記受信信号に対して直交検波を実行することにより上記前半期間中及び上記後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する
    ことを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路。
  14. 上記信号レベル認識手段は、
    上記サブキャリア信号に同期したタイミングで上記受信信号をサンプリングするサンプリング手段
    を有し、
    上記前半期間中に実行した上記サンプリングの結果に基づいて上記前半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識し、上記後半期間中に実行した上記サンプリングの結果に基づいて上記後半期間中のサブキャリア成分信号レベルを認識する
    ことを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路。
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