JP2008256054A - トラクションドライブ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラ同士の接触部における面圧分布を均一化することができるトラクションドライブ機構を提供する。
【解決手段】リングローラ22には、ピニオンローラ23の外周面33と対向配置され且つピニオンローラ23の外周面33と接触しない窪み部26がその周方向に沿って形成され、窪み部26は、回転軸方向においてリングローラ22とピニオンローラ23との接触部間に挟まれている。リングローラ22の内周面32は、リングローラ22とピニオンローラ23との接触部に法線力が作用していない状態において、窪み部26との距離が減少するにつれてピニオンローラ23の外周面33から離れるよう径方向外側へ傾斜した形状を呈している。
【選択図】図4

Description

本発明は、ローラ同士の接触部に法線方向の力が作用することで生じる接線方向のトラクション力によってトルク伝達が行われるトラクションドライブ機構に関する。
トラクションドライブ機構においては、ローラ同士の油膜を介した接触部に押圧力(法線方向の力)が作用することで生じる油膜のせん断力(接線方向のトラクション力)によってトルク伝達が行われる。こうしたトラクションドライブ機構の関連技術が下記特許文献1に開示されている。特許文献1によるトラクションドライブ機構は、サンローラとリングローラとの間にピニオンローラ(遊星ローラ)が配置された遊星ローラ機構であり、リングローラの内周面の一部領域に窪み部(除肉部)を設けている。遊星ローラ機構においては、サンローラとリングローラの曲率が異なり、サンローラはその外周面でピニオンローラの外周面と接触するのに対してリングローラはその内周面でピニオンローラの外周面と接触する。そのため、ピニオンローラとリングローラとの接触部の面圧がサンローラとピニオンローラとの接触部の面圧よりも低下しやすくなる。特許文献1においては、リングローラの内周面に設けた窪み部によってピニオンローラとリングローラとの接触部の軸方向幅を減少させることで、ピニオンローラとリングローラとの接触部の面圧を増大させている。
また、その他の関連技術として、下記特許文献2による減速装置が開示されている。
特開2000−120820号公報 特開2004−169720号公報
特許文献1のように、リングローラに窪み部を設けると、窪み部を設けた部分の径方向厚さが薄くなる。その場合は、ピニオンローラとリングローラとの接触部に押圧力(法線力)を作用させるのに伴ってリングローラが変形することで、ピニオンローラとリングローラとの接触部における面圧分布が不均一になる。特に、窪み部の縁部やその近傍において面圧が局所的に高くなる。ローラ同士の接触部において面圧が局所的に高くなる部分が生じると、ローラの転動疲労寿命の低下を招きやすくなる。
本発明は、ローラ同士の接触部における面圧分布を均一化することができるトラクションドライブ機構を提供することを目的とする。
本発明に係るトラクションドライブ機構は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るトラクションドライブ機構は、第1ローラの第1転動面と第2ローラの第2転動面との接触部に法線方向の力が作用することで生じる接線方向のトラクション力によって、第1ローラと第2ローラとの間でトルク伝達が行われるトラクションドライブ機構であって、第1ローラには、第2転動面と対向配置され且つ第2転動面と接触しない窪み部がその周方向に沿って形成され、前記窪み部は、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向において前記接触部間に挟まれており、第1転動面は、前記接触部に前記法線方向の力が作用していない状態において、前記窪み部との距離が減少するにつれて第2転動面から離れる方向に傾斜した形状を呈することを要旨とする。
本発明によれば、第1ローラの第1転動面と第2ローラの第2転動面との接触部に法線方向の力を作用させるのに伴って第1ローラが変形しても、窪み部の縁部及びその近傍における局所的な面圧上昇を抑えることができる。その結果、第1ローラと第2ローラとの接触部における面圧分布を均一化することができる。
本発明の一態様では、前記窪み部が、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向における第2転動面の中央部と対向配置されていることが好適である。
また、本発明に係るトラクションドライブ機構は、リングローラの内周面とピニオンローラの外周面との接触部に法線方向の力が作用することで生じる接線方向のトラクション力によって、リングローラとピニオンローラとの間でトルク伝達が行われるトラクションドライブ機構であって、リングローラには、ピニオンローラの外周面と対向し且つピニオンローラの外周面と接触しない窪み部がその周方向に沿って形成され、前記窪み部は、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向において前記接触部間に挟まれており、リングローラの前記窪み部の裏側には、その径方向外側へ張り出した張り出し部がその周方向に沿って形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、リングローラにおける窪み部を設けた部分の肉厚の減少を張り出し部によって抑えることができ、リングローラの曲げ剛性を向上させることができる。そのため、リングローラの内周面とピニオンローラの外周面との接触部に法線方向の力を作用させても、リングローラの変形を抑えることができ、窪み部の縁部及びその近傍における局所的な面圧上昇を抑えることができる。その結果、リングローラとピニオンローラとの接触部における面圧分布を均一化することができる。
本発明の一態様では、前記窪み部が、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向におけるピニオンローラの外周面の中央部と対向配置されていることが好適である。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
「実施形態1」
図1,2は、本発明の実施形態1に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図であり、図1はリングローラ22の回転中心軸に平行な方向から見た図を示し、図2はリングローラ22の回転中心軸と直交する方向から見た図を示す。本実施形態に係るトラクションドライブ機構は、リングローラ22と、リングローラ22の内側(径方向内側)に配置されたサンローラ21と、サンローラ21とリングローラ22との間にこれらと接触して挟持(挟圧保持)された複数のピニオンローラ(遊星ローラ)23と、各ピニオンローラ23を回転自在に支持するキャリア24と、を有する遊星ローラ機構12である。なお、図1,2は、遊星ローラ機構12がシングルピニオン遊星ローラ機構である例を示している。また、サンローラ21、リングローラ22、及びキャリア24の回転中心軸は一致しており、ピニオンローラ23が自転するときの回転中心軸はリングローラ22の回転中心軸と平行である。
トラクションドライブ機構(遊星ローラ機構12)においては、ローラ同士の油膜を介した接触部に押圧力(法線方向の力)が作用することで生じる油膜のせん断力(接線方向のトラクション力)によってトルク伝達を行うことが可能である。例えば遊星ローラ機構12を焼き嵌め方式で組み立てることにより、サンローラ21の外周面(転動面)31と各ピニオンローラ23の外周面(転動面)33との接触部(接触面)27、及び各ピニオンローラ23の外周面33とリングローラ22の内周面(転動面)32との接触部(接触面)28に押圧力(法線力)を付加することが可能となる。また、サンローラ21の外周面31と各ピニオンローラ23の外周面33との接触部27、及び各ピニオンローラ23の外周面33とリングローラ22の内周面32との接触部28に押圧力(法線力)を付加する既知の押圧力付加機構を設けることもできる。このように、接触部27,28に法線方向の力を作用させることで、接触部27,28に接線方向のトラクション力を発生させることができ、サンローラ21と各ピニオンローラ23との間、及び各ピニオンローラ23とリングローラ22との間でトルク伝達を行うことができる。なお、図1,2は、接触部27,28に法線力が作用している状態において、リングローラ22の回転中心軸に対する接触部27,28の距離が、リングローラ22の回転中心軸に平行な方向(以下単に回転軸方向とする)に関してほぼ一定となる例を示している。そのため、図1,2に示す例では、接触部27,28の法線方向は遊星ローラ機構12(リングローラ22)の径方向に一致し、接触部27,28の接線方向及び法線方向と垂直方向は回転軸方向に一致する。
本実施形態では、遊星ローラ機構12を変速機構として用いることができる。例えばリングローラ22を図示しないケーシングに固定してその回転を拘束することで、サンローラ21とキャリア24との間で動力を変速して伝達することができる。その場合に、サンローラ21からキャリア24へ動力を伝達するときは、遊星ローラ機構12は、サンローラ21からキャリア24へ動力を減速して伝達する減速機構として機能する。一方、キャリア24からサンローラ21へ動力を伝達するときは、遊星ローラ機構12は、キャリア24からサンローラ21へ動力を増速して伝達する増速機構として機能する。また、キャリア24を図示しないケーシングに固定してその回転を拘束することで、サンローラ21とリングローラ22との間で動力を変速して伝達することもできる。また、サンローラ21を図示しないケーシングに固定してその回転を拘束することで、キャリア24とリングローラ22との間で動力を変速して伝達することもできる。
本実施形態では、図3の接触部28の拡大図に示すように、回転軸方向(接触部28の接線方向及び法線方向と垂直方向)に関するリングローラ22の内周面32の幅Xrが、回転軸方向に関する各ピニオンローラ23の外周面33の幅Xpよりも広く設定されている。そして、回転軸方向に関する各ピニオンローラ23の外周面33の両端部が、リングローラ22の内周面32と(油膜を介して)接触している。なお、図3は、接触部28に法線力が作用している状態を示している。
さらに、図2,3に示すように、リングローラ22には、ピニオンローラ23の外周面33と対向配置され且つピニオンローラ23の外周面33と接触しない窪み部(凹部)26がその周方向に沿って形成されている。ここでの窪み部26は、回転軸方向(接触部28の接線方向及び法線方向と垂直方向)において接触部28間に挟まれており、リングローラ22の内周面32の全周に渡って形成されている。また、窪み部26は、回転軸方向に関するリングローラ22の中央部に形成されており、さらに、回転軸方向に関するピニオンローラ23の外周面33の中央部と対向配置されている。そのため、窪み部26によって、接触部28が回転軸方向に関して2等分割される(図3においてL1=L2が成立する)。
さらに、本実施形態では、リングローラ22の内周面(転動面)32は、接触部28に法線力が作用していない状態においては、図4に示すように、窪み部26との距離が減少するにつれて各ピニオンローラ23の外周面(転動面)33から離れるよう径方向外側へ傾斜した形状を呈している。図4に示す例では、リングローラ22の内周面32は、窪み部26が形成された中央部に近づくにつれて内径が徐々に増大するテーパ形状を呈している。締まり嵌めによって接触部27,28に法線力を作用させる場合は、サンローラ21及びピニオンローラ23がリングローラ22の内側に嵌め込まれるときに生じる締め代は、窪み部26が形成された中央部に近づくにつれて徐々に小さくなる。
遊星ローラ機構12においては、サンローラ21とリングローラ22の曲率が異なる。そして、サンローラ21はその外周面31で各ピニオンローラ23の外周面33と接触するのに対して、リングローラ22はその内周面32で各ピニオンローラ23の外周面33と接触する。そのため、各ピニオンローラ23とリングローラ22との接触面28の面圧がサンローラ21と各ピニオンローラ23との接触面27の面圧よりも低下しやすくなり、各ピニオンローラ23とリングローラ22との接触面28に過大滑り(グロススリップ)が発生しやすくなる。接触面28への法線力を増大させることで接触面28の面圧を増大させることができるが、接触面28への法線力を増大させると、接触面27への法線力も増大して接触面27の面圧も増大する。接触面27の面圧が過度に増大すると、転動疲労寿命の低下を招きやすくなる。遊星ローラ機構12において、接触部27,28への法線力を過度に増大させることなくマクロスリップを適切に防止するためには、接触部27の面圧と接触部の面圧28との差を低減できることが望ましく、さらに、接触部の面圧28を接触部27の面圧に等しくできることが好ましい。
これに対して本実施形態では、リングローラ22に窪み部26を設けることで、図5の接触部27,28の拡大図に示すように、各ピニオンローラ23とリングローラ22との接触部28の回転軸方向長さLr(接線方向及び法線方向と垂直方向の合計長さLr=L1+L2)を、サンローラ21と各ピニオンローラ23との接触部27の回転軸方向長さLsよりも短く設定することができる。これによって、接触部28の面積を減少させて接触部28の面圧を増大させることができ、接触部27の面圧と接触部28の面圧との差を低減することができる。したがって、接触部27,28への法線力を過度に増大させることなくグロススリップを適切に防止することができる。
さらに、サンローラ21の(外周面31の)曲率をρs、ピニオンローラ23の(外周面33の)曲率をρp、リングローラ22の(内周面32の)曲率をρrとすると、接触部28の面圧を接触部27の面圧に等しくするためには、接触部28の長さLr及び接触部27の長さLsに関して以下の(1)式が成立する(あるいはほぼ成立する)ことが好ましい。
Lr/Ls=(ρp−ρr)/(ρs+ρp) (1)
図1〜5に示すシングルピニオン遊星ローラ機構の例では、サンローラ21の曲率ρs、ピニオンローラ23の曲率ρp、及びリングローラ22の曲率ρrに関して以下の(2)式が成立する。
1/ρs+2/ρp=1/ρr (2)
したがって、図1〜5に示すシングルピニオン遊星ローラ機構の例では、(1)、(2)式から以下の(3)式が成立する。
Lr/Ls=ρr/ρs (3)
本実施形態では、(1)式(シングルピニオン遊星ローラ機構の例では(3)式)が成立する(あるいはほぼ成立する)ように接触部28の長さLrと接触部27の長さLsとの比Lr/Lsを設定することで、接触部28の面圧を接触部27の面圧に等しく(あるいはほぼ等しく)することができる。
また、トラクションドライブ機構(遊星ローラ機構12)においてローラ同士の接触部に適切なトラクション力を安定して発生させるためには、ローラ同士の回転軸方向の相対変位やローラ同士の法線まわりの相対回転を抑制することが望ましい。そのため、この相対変位及び相対回転を抑制するように、ローラ(サンローラ21、各ピニオンローラ23、及びリングローラ22)が回転自在に支持される。しかし、遊星ローラ機構12に作用する外力が増大して回転軸方向の力や法線まわりのモーメントが増大した場合は、ローラ同士(例えばピニオンローラ23とリングローラ22)の回転軸方向の相対変位やローラ同士の法線まわりの相対回転が生じやすくなる。
これに対して本実施形態では、リングローラ22に窪み部26を設けることで、外力によってリングローラ22とピニオンローラ23との間に回転軸方向(接触部28の接線方向及び法線方向と垂直方向)の相対変位が発生した場合でも、この相対変位を元に戻す力(セルフアライメント力)を接触部28に発生させることができる。また、外力によってリングローラ22とピニオンローラ23との間に接触部28の法線まわりの相対回転が発生した場合でも、この相対回転を元に戻す力(セルフアライメント力)を接触部28に発生させることができる。以下、このセルフアライメント力を接触部28に発生させることができる理由について説明する。
図6に示すように、ピニオンローラ23が図の反時計まわりに回転駆動することで、ピニオンローラ23に伝達されたトルクがリングローラ22に作用するものとする。リングローラ22の回転が許容されている場合は、リングローラ22が図6の反時計まわりに回転駆動する。一方、リングローラ22の回転が固定されている場合は、ピニオンローラ23が図6の反時計まわりに回転(自転)しながらリングローラ22の内周面33に沿って図6の時計まわりに転動(公転)する。
そして、ピニオンローラ23からリングローラ22にトルクが作用する際に、図7,8に示すように、外力によってピニオンローラ23がリングローラ22に対して図の右方向に変位することで、リングローラ22とピニオンローラ23との間に回転軸方向の相対変位が発生したものとする。この相対変位によって、図8に示すように、窪み部26によって2分割された接触部28−1,28−2の長さL1,L2は、L1<L2となる。そのため、接触部28−2に発生するトラクション力FT2が接触部28−1に発生するトラクション力FT1よりも大きくなる(図7はピニオンローラ23に作用する力FT1,FT2を示す)ことで、リングローラ22に法線まわり(図7の時計まわり)のモーメントが作用し、その反作用としてピニオンローラ23に反対方向(図7の反時計まわり)のモーメントMP1が作用する。このモーメントによって、図9に示すように、ピニオンローラ23がリングローラ22に対して図の反時計まわりに回転(ヨー回転)する。その結果、接触部28−1,28−2に発生するトラクション力FT1,FT2(図9もピニオンローラ23に作用する力FT1,FT2を示す)は、接線方向(トルク伝達方向)の成分の他に、回転軸方向(接触部28−1,28−2の接線方向及び法線方向と垂直方向)の成分FS1,FS2も有することになる。そして、回転軸方向の成分FS1,FS2によって、リングローラ22に図9の右方向の力が作用し、その反作用としてピニオンローラ23に図9の左方向の力が作用する。つまり、リングローラ22とピニオンローラ23との間に発生した回転軸方向の相対変位を元に戻す力(セルフアライメント力)が接触部28−1,28−2に作用することになる。このセルフアライメント力によって、回転軸方向の相対変位が抑制される。この相対変位が抑制された後は、リングローラ22及びピニオンローラ23の支持力によって、リングローラ22及びピニオンローラ23に生じていた法線まわりの相対回転(ヨー回転)も抑制される。
また、ピニオンローラ23に伝達されたトルクがリングローラ22に作用する際に、図10に示すように、外力によってピニオンローラ23がリングローラ22に対して法線まわり(図の反時計まわり)に回転(ヨー回転)することで、リングローラ22とピニオンローラ23との間に法線まわりの相対回転が発生したものとする。ここでは、接触部28−1,28−2に発生するトラクション力FT1,FT2がピニオンローラ23に作用する(図10もピニオンローラ23に作用する力FT1,FT2を示す)ことで、接触部28−1,28−2の位置がピニオンローラ23の重心Gに対してトラクション力FT1,FT2の方向(図10の上方向)にずれたものとなる。そのため、ピニオンローラ23がリングローラ22に対して図10の反時計まわりにヨー回転すると、図10に示すように、接触部28−1,28−2の長さL1,L2は、L1>L2となり、接触部28−1に発生するトラクション力FT1が接触部28−2に発生するトラクション力FT2よりも大きくなる。これによって、リングローラ22に法線まわり(図10の反時計まわり)のモーメントが作用し、その反作用としてピニオンローラ23に反対方向(図10の時計まわり)のモーメントMP2が作用する。つまり、リングローラ22とピニオンローラ23との間に発生した法線まわりの相対回転を元に戻す力(セルフアライメント力)が接触部28−1,28−2に作用することになる。このセルフアライメント力によって、法線まわりの相対回転が抑制される。
また、リングローラ22とピニオンローラ23との間に法線まわりの相対回転が発生すると、接触部28−1,28−2に発生するトラクション力FT1,FT2は、図10に示すように、接線方向(トルク伝達方向)の成分の他に、回転軸方向の成分FS1,FS2も有することになる。そして、回転軸方向の成分FS1,FS2によって、リングローラ22に図10の右方向の力が作用し、その反作用としてピニオンローラ23に図10の左方向の力が作用する。この力によって、図11,12に示すように、ピニオンローラ23がリングローラ22に対して図の左方向に変位する。その結果、接触部28−1,28−2の長さL1,L2の差L1−L2がさらに増大し、接触部28−1に発生するトラクション力FT1と接触部28−2に発生するトラクション力FT2との差がさらに増大する(図11もピニオンローラ23に作用する力FT1,FT2を示す)。これによって、ピニオンローラ23に作用する法線まわり(図11の時計まわり)のモーメントMP2がさらに増大する。つまり、リングローラ22とピニオンローラ23との間に発生した法線まわりの相対回転を元に戻すセルフアライメント力がさらに増大する。このセルフアライメント力によって法線まわりの相対回転が抑制された後は、リングローラ22及びピニオンローラ23の支持力によって、リングローラ22及びピニオンローラ23に生じていた回転軸方向の相対変位も抑制される。
このように、本実施形態では、ピニオンローラ23に伝達されたトルクがリングローラ22に作用する際に、リングローラ22とピニオンローラ23との間に回転軸方向の相対変位が発生した場合でも、この相対変位を元に戻すセルフアライメント力を接触部28に発生させることができるので、相対変位を抑制することができる。また、リングローラ22とピニオンローラ23との間に接触部28の法線まわりの相対回転が発生した場合でも、この相対回転を元に戻すセルフアライメント力を接触部28に発生させることができるので、相対回転を抑制することができる。したがって、接触部28に適切なトラクション力を安定して発生させることができ、高効率化を実現することができる。
また、リングローラ22に伝達されたトルクがピニオンローラ23に作用する際に、図13に示すように、外力によってピニオンローラ23がリングローラ22に対して法線まわり(図の反時計まわり)に回転(ヨー回転)することで、リングローラ22とピニオンローラ23との間に法線まわりの相対回転が発生したものとする。ここでは、接触部28−1,28−2に発生するトラクション力FT1,FT2がピニオンローラ23に作用する(図13もピニオンローラ23に作用する力FT1,FT2を示す)ことで、接触部28−1,28−2の位置がピニオンローラ23の重心Gに対してトラクション力FT1,FT2の方向(図13の下方向)にずれたものとなる。そのため、ピニオンローラ23がリングローラ22に対して図13の反時計まわりにヨー回転すると、図13に示すように、接触部28−1,28−2の長さL1,L2は、L1<L2となり、接触部28−2に発生するトラクション力FT2が接触部28−1に発生するトラクション力FT1よりも大きくなる。これによって、リングローラ22に法線まわり(図13の反時計まわり)のモーメントが作用し、その反作用としてピニオンローラ23に反対方向(図13の時計まわり)のモーメントMP2が作用する。つまり、リングローラ22とピニオンローラ23との間に発生した法線まわりの相対回転を元に戻す力(セルフアライメント力)が接触部28−1,28−2に作用することになる。このセルフアライメント力によって、法線まわりの相対回転が抑制される。
このように、本実施形態では、リングローラ22に伝達されたトルクがピニオンローラ23に作用する際に、リングローラ22とピニオンローラ23との間に接触部28の法線まわりの相対回転が発生した場合でも、この相対回転を元に戻すセルフアライメント力を接触部28に発生させることができるので、相対回転を抑制することができる。したがって、接触部28に適切なトラクション力を安定して発生させることができる。
ただし、リングローラ22に窪み部26を設けると、窪み部26を設けた部分の肉厚(径方向厚さ)が薄くなるため、接触部28に法線力を作用させるのに伴ってリングローラ22が変形しやすくなる。図14の上側の図に示すように、接触部28に法線力が作用していない状態でリングローラ22の内周面32の内径が一定である場合は、接触部28に法線力を作用させるのに伴ってリングローラ22が反るように変形することで、リングローラ22の内周面32は、図14の下側の図に示すように、窪み部26が形成された中央部に近づくにつれて内径が徐々に減少し、ピニオンローラ23の外周面33に対し傾斜しようとする。その結果、接触部28における面圧分布は、図15の計算結果に示すように、特に窪み部26の縁部36やその近傍において面圧が局所的に高くなり、不均一になる。接触部28において面圧が局所的に高くなる部分が生じると、ローラの転動疲労寿命の低下を招きやすくなる。
これに対して本実施形態では、リングローラ22の内周面32は、接触部28に法線力が作用していない状態(例えばサンローラ21及びピニオンローラ23がリングローラ22の内側に嵌め込まれていない状態)においては、図16の上側の図に示すように、窪み部26が形成された中央部に近づくほど内径が増大するよう径方向外側へ引っ込んだ(傾斜した)形状を呈している。そのため、例えば締まり嵌め等によって接触部28に法線力を作用させるのに伴ってリングローラ22が反るように変形すると、リングローラ22の内周面32は、図16の下側の図に示すように内径がほぼ一定となり、図3に示すようにピニオンローラ23の外周面33とほぼ平行になる。その結果、接触部28における面圧分布は、図17の計算結果に示すように、窪み部26の縁部36及びその近傍における局所的な面圧上昇が抑えられ、均一化される。したがって、遊星ローラ機構12の転動疲労寿命を向上させることができる。なお、リングローラ22の内周面32の傾斜角度については、接触部28に作用させる法線力やリングローラ22の曲げ剛性に応じて設定することができる。
本実施形態では、例えば図18に示すように、窪み部26の縁部36に面取り部37を形成することもできる。これによって、窪み部26の縁部36及びその近傍での局所的な面圧上昇をさらに抑えることができる。ここでは、例えば図19に示すように、窪み部26の縁部36に曲面(凸曲面)38を形成することによっても、窪み部26の縁部36及びその近傍での局所的な面圧上昇をさらに抑えることができる。また、リングローラ22の内周面32を湾曲させた形状にすることも可能である。なお、図18,19は、接触部28に法線力が作用していない状態を示している。
また、本実施形態では、リングローラ22の内周面32の幅Xrをピニオンローラ23の外周面33の幅Xpと等しく設定することも可能である。あるいは、リングローラ22の内周面32の幅Xrをピニオンローラ23の外周面33の幅Xpより狭く設定することも可能である。これらの場合でも、接触部28における面圧分布を均一化することができる。また、これらの場合は、回転軸方向に関するリングローラ22の内周面32の両端部(角部)に面取り部または曲面(凸曲面)を形成することで、リングローラ22の内周面32の両端部及びその近傍での局所的な面圧上昇を抑えることができる。
また、本実施形態では、リングローラ22の内周面32に形成する窪み部26の形状は、図2〜5に示す凹形状に限定されるものではなく、例えば図20に示す三角形状や、図21に示す曲面形状であってもよい。ただし、図20,21は、接触部28に法線力が作用していない状態を示している。
「実施形態2」
図22,23は、本発明の実施形態2に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図であり、図22はリングローラ22の回転中心軸と直交する方向から見た全体構成を示し、図23はリングローラ22の回転中心軸と直交する方向から見たリングローラ22の構成の一部を示す。以下の実施形態2の説明では、実施形態1と同様の構成または対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、リングローラ22の外周面42には、その径方向外側へ張り出した張り出し部46がその周方向に沿って形成されている。ここでの張り出し部46は、リングローラ22の外周面42の全周に渡って形成されている。そして、張り出し部46は、回転軸方向に関するリングローラ22の中央部に形成されており、窪み部26の裏側に形成されている。図22,23に示す例では、リングローラ22の外周面42(張り出し部46)は、中央部(窪み部26の裏側)に近づくにつれて外径が徐々に増大するテーパ形状を呈している。
本実施形態では、リングローラ22の外周面42に設けた張り出し部46によって、窪み部26を設けた部分の肉厚(径方向厚さ)の減少を抑えることができ、リングローラ22の曲げ剛性を向上させることができる。そのため、例えば締まり嵌め等によって接触部28に法線力を作用させても、リングローラ22が反るように変形するのを抑えることができるので、窪み部26の縁部36及びその近傍における局所的な面圧上昇を抑えることができる。その結果、接触部28における面圧分布を均一化することができ、遊星ローラ機構12の転動疲労寿命を向上させることができる。
本実施形態では、リングローラ22の外周面42に形成する張り出し部46の形状は、図22,23に示すテーパ形状(三角形状)に限定されるものではなく、例えば図24に示す台形形状や、図25に示す凸曲面形状であってもよい。また、実施形態1と同様に、窪み部26の縁部36に面取り部37または曲面(凸曲面)38を形成することもできる。また、実施形態1と同様に、リングローラ22の内周面32の幅Xrをピニオンローラ23の外周面33の幅Xpと等しく設定することや、リングローラ22の内周面32の幅Xrをピニオンローラ23の外周面33の幅Xpより狭く設定することも可能である。また、実施形態1と同様に、リングローラ22の内周面32に形成する窪み部26の形状は、凹形状に限定されるものではなく、例えば図20に示す三角形状や、図21に示す曲面形状であってもよい。
以上の実施形態1,2の説明では、遊星ローラ機構12がシングルピニオン遊星ローラ機構であるものとした。ただし、実施形態1,2では、遊星ローラ機構12がダブルピニオン遊星ローラ機構であってもよい。さらに、遊星ローラ機構以外のトラクションドライブ機構に対しても本発明の適用が可能である。また、実施形態1,2の構成を組み合わせて用いることも可能である。
遊星ローラ機構12がダブルピニオン遊星ローラ機構である場合は、サンローラ21と接触する内側のピニオンローラの(外周面の)曲率をρp1、リングローラ22と接触する外側のピニオンローラの(外周面の)曲率をρp2とすると、リングローラ22と外側のピニオンローラとの接触部28の長さLr、及びサンローラ21と内側のピニオンローラとの接触部27の長さLsに関して以下の(4)式が成立する(あるいはほぼ成立する)ことで、接触部28の面圧を接触部27の面圧に等しく(あるいはほぼ等しく)することができる。
Lr/Ls=(ρp2−ρr)/(ρs+ρp1) (4)
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
実施形態1に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 リングローラとピニオンローラとの接触部に法線力を作用させたときのリングローラの変形を説明する図である。 リングローラとピニオンローラとの接触部における面圧分布の不均一を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の動作を説明する図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構のリングローラとピニオンローラとの接触部における面圧分布を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の他の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の他の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の他の概略構成を示す図である。 実施形態1に係るトラクションドライブ機構の他の概略構成を示す図である。 実施形態2に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図である。 実施形態2に係るトラクションドライブ機構の概略構成を示す図である。 実施形態2に係るトラクションドライブ機構の他の概略構成を示す図である。 実施形態2に係るトラクションドライブ機構の他の概略構成を示す図である。
符号の説明
12 遊星ローラ機構、21 サンローラ、22 リングローラ、23 ピニオンローラ、24 キャリア、26 窪み部、27,28 接触部(接触面)、31,33,42 外周面、32 内周面、36 縁部、46 張り出し部。

Claims (4)

  1. 第1ローラの第1転動面と第2ローラの第2転動面との接触部に法線方向の力が作用することで生じる接線方向のトラクション力によって、第1ローラと第2ローラとの間でトルク伝達が行われるトラクションドライブ機構であって、
    第1ローラには、第2転動面と対向配置され且つ第2転動面と接触しない窪み部がその周方向に沿って形成され、前記窪み部は、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向において前記接触部間に挟まれており、
    第1転動面は、前記接触部に前記法線方向の力が作用していない状態において、前記窪み部との距離が減少するにつれて第2転動面から離れる方向に傾斜した形状を呈する、トラクションドライブ機構。
  2. 請求項1に記載のトラクションドライブ機構であって、
    前記窪み部が、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向における第2転動面の中央部と対向配置された、トラクションドライブ機構。
  3. リングローラの内周面とピニオンローラの外周面との接触部に法線方向の力が作用することで生じる接線方向のトラクション力によって、リングローラとピニオンローラとの間でトルク伝達が行われるトラクションドライブ機構であって、
    リングローラには、ピニオンローラの外周面と対向し且つピニオンローラの外周面と接触しない窪み部がその周方向に沿って形成され、前記窪み部は、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向において前記接触部間に挟まれており、
    リングローラの前記窪み部の裏側には、その径方向外側へ張り出した張り出し部がその周方向に沿って形成されている、トラクションドライブ機構。
  4. 請求項3に記載のトラクションドライブ機構であって、
    前記窪み部が、前記法線方向及び前記接線方向と垂直方向におけるピニオンローラの外周面の中央部と対向配置された、トラクションドライブ機構。
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