JP2008255637A - 合成桁の施工方法 - Google Patents

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健史 北野
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Abstract

【課題】 死活荷重合成桁の簡易な施工方法を提供する。
【解決手段】 まず、合成桁を構成する第1の構成部材10を支承上に設置し、設置された第1の構成部材10に対して橋軸方向のプレストレスをPC鋼材などで導入する。次に、プレストレスが導入された第1の構成部材10の上面に、コンクリートを打設するなどして第2の構成部材20を結合させる。最後に、第2の構成部材20が第1の構成部材10に結合したことを条件として、PC鋼材を第1の構成部材10から取り外して、プレストレスを解放する。これにより、死活荷重合成桁1が完成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、死活荷重合成桁の施工方法に関する。
死活荷重合成桁は、死荷重と活荷重の双方に対して合成構造として抵抗するため、活荷重合成桁に比べて部材断面を小さくできる。
しかしながら、死活荷重合成桁の工法は、例えば、支保工などで主桁を支えてコンクリート床版を打設し、所定の期間経過後に支保工を撤去するものであった。この工法では、支保工の設置及び撤去の作業が必要になり、さらに、支保工の設置が桁下空間の状況に左右されるという問題があった。そのため、死活荷重合成桁はあまり採用されてこなかった。
なお、特許文献1には、プレキャスト床版を導入したジャッキアップダウン工法が開示されている。
特開平7−197420号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、死活荷重合成桁の簡易な施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる死活荷重合成桁の施工方法は、第1の合成桁構成部材に橋軸方向のプレストレスを導入するプレストレス導入ステップと、プレストレスが導入された第1の合成桁構成部材の上面に、第2の合成桁構成部材を結合させる結合ステップと、第1の合成桁構成部材からプレストレスを解放するプレストレス解放ステップとを有する。
好適には、前記プレストレス導入ステップは、前記第1の合成桁構成部材の下面に配置された引張部材を橋軸方向にひっぱることを含み、前記プレストレス解放ステップは、前記引張部材を前記第1の合成桁構成部材から取り外すことを含む。
好適には、前記第1の合成桁構成部材として、少なくとも下面に凹部を有するプレキャスト部材を用い、前記引張部材として、PC鋼材を用い、前記PC鋼材は、前記プレキャスト部材の下面の凹部に配置される。
好適には、前記結合ステップは、前記第1の合成桁構成部材を型枠の少なくとも一部として、この第1の合成桁構成部材の上面にコンクリートを打設することを含む。
本発明によれば、死活荷重合成桁の施工が容易になる。
図1は、本実施形態における合成桁の施工方法を概説する図である。
施工手順の概略を説明すると、まず、図1(A)に例示するように、合成桁を構成する第1の構成部材10(第1の合成桁構成部材)を支承上に設置し、設置された第1の構成部材10に対して橋軸方向のプレストレスを導入し、次に、図1(B)に例示するように、プレストレスが導入された第1の構成部材10の上面に第2の構成部材20(第2の合成桁構成部材)を結合させ、第2の構成部材20が第1の構成部材10に結合したことを条件として、図1(C)に例示するように、プレストレスを解放する。
これにより、死活荷重合成桁1が完成する。ここで、死活荷重合成桁とは、複数の構成部材(例えば、主桁と床版)の合成作用によって、車両などによる活荷重だけでなく、合成桁の自重をも負担する合成桁をいう。一方、活荷重合成桁は、活荷重については合成作用によって負担するが、死荷重については一部の構成部材(例えば、主桁)のみで負担するため、死活荷重合成桁よりも桁断面を大きくせざるをえない。
次に、上記各施工手順をより具体的に説明する。
図1(A)に例示するように、本例の第1の構成部材10は、主桁であり、例えば、鋼桁又はプレキャスト桁(コンクリート二次製品)である。この第1の構成部材10には、重力方向に変心した位置でプレストレスがかけられる。本例では、図1(A)に例示するように、第1の構成部材10の下面にPC鋼材(市販品)を配置し、このPC鋼材(引張部材)を橋軸方向にひっぱることにより、第1の構成部材10にプレストレスが導入される。
図1(B)に例示するように、本例の第2の構成部材20は、床版であり、例えば、現場打ちコンクリート、又は、特許文献1に開示された鉄筋コンクリートプレキャスト床版などである。現場打ちコンクリートで第2の構成部材20を構成する場合には、第1の構成部材10がコンクリート型枠の少なくとも一部として機能する。すなわち、第1の構成部材10の上面にコンクリートを打設することにより、第1の構成部材10の上面に第2の構成部材20(現場打ちコンクリート床版)を形成することができる。
なお、プレストレスの強さは、少なくとも第1の構成部材10及び第2の構成部材20の重さを支えるのに足るものであることが好ましい。
図1(C)に例示するように、第1の構成部材10と第2の構成部材20とが結合して合成作用を有するようになった時点で、プレストレスを解放し、死活荷重合成桁1に転換する。本例では、第1の構成部材10の下面に配置されたPC鋼材を取り外すことにより、プレストレスを解放する。このように、本例ではPC鋼材を取り外すため、PC鋼材(引張部材)の再利用が可能になる。
図2は、第1の構成部材10及び第2の構成部材20の具体例を示す図である。
図2(A)に例示するように、第1の構成部材10は、例えば、上面及び下面に少なくとも凹部又は凸部を有する波形のプレキャスト部材(すなわち、コンクリート二次製品)である。本例のプレキャスト部材(すなわち、第1の構成部材10)は波の背の方向(施工後の橋軸方向に相当)に長い形状を有する。そのため、このプレキャスト部材の長軸方向(すなわち、橋軸方向)の曲げモーメントに対しては、波の形状で抵抗できる。
本例では、複数のプレキャスト部材10a〜10d(第1の構成部材10)が、図2(B)に例示するように、橋梁の幅方向(すなわち、橋軸直角方向)に並べられ、これらのプレキャスト部材10の上面に直接鉄筋が組まれ生コンクリート(第2の構成部材20)が流し込まれる。
これらのプレキャスト部材10a〜10dには、上面及び下面に凹凸が形成される。プレキャスト部材10a〜10dの上面の凹凸部に、直接、生コンクリート(第2の構成部材20)が流しこまれるため、第1の構成部材10(波形のプレキャスト部材)と第2の構成部材20(現場打ちコンクリート)との接合面積が、第1の構成部材10の表面が平面である場合に比べて広くなる。そのため、第1の構成部材10と第2の構成部材20との結合がより強くなることが期待される。
また、プレキャスト部材10a〜10dの下面の凹部には、プレストレスをかけるためのPC鋼材30a〜30dが配置される。これにより、PC鋼材30を配置するための空間を別途設ける必要がなく、かつ、PC鋼材30の設置及び取り外しの作業が容易になる。また、プレキャスト部材10の凹部は、配筋空間として利用できる。
以上説明したように、本実施形態における合成桁の施工方法によれば、主桁などを下方から支えるための支保工がなくても、死活荷重合成桁を施工できる。
また、本施工方法によれば、PC鋼材30などの引張部材を再利用することができる。
また、上記のように、プレキャスト部材を第1の構成部材10として用いることにより、高耐久性が期待できる。
また、上記のように、凹凸を有するプレキャスト部材を第1の構成部材10として用いることにより、コンクリートの打設時に用いられる型枠を少なくすることができる。
本実施形態における合成桁の施工方法を概説する図である。 第1の構成部材10及び第2の構成部材20の具体例を示す図である。
符号の説明
1・・・死活荷重合成桁
10a〜10d・・・第1の構成部材
20・・・第2の構成部材
30a〜30d・・・PC鋼材

Claims (4)

  1. 第1の合成桁構成部材に橋軸方向のプレストレスを導入するプレストレス導入ステップと、
    プレストレスが導入された第1の合成桁構成部材の上面に、第2の合成桁構成部材を結合させる結合ステップと、
    第1の合成桁構成部材からプレストレスを解放するプレストレス解放ステップと
    を有する合成桁の施工方法。
  2. 前記プレストレス導入ステップは、前記第1の合成桁構成部材の下面に配置された引張部材を橋軸方向にひっぱることを含み、
    前記プレストレス解放ステップは、前記引張部材を前記第1の合成桁構成部材から取り外すことを含む
    請求項1に記載の合成桁の施工方法。
  3. 前記第1の合成桁構成部材として、少なくとも下面に凹部を有するプレキャスト部材を用い、
    前記引張部材として、PC鋼材を用い、
    前記PC鋼材は、前記プレキャスト部材の下面の凹部に配置される
    請求項2に記載の合成桁の施工方法。
  4. 前記結合ステップは、前記第1の合成桁構成部材を型枠の少なくとも一部として、この第1の合成桁構成部材の上面にコンクリートを打設することを含む
    請求項2に記載の合成桁の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7385064B2 (ja) 2022-01-28 2023-11-21 東急建設株式会社 プレキャストコンクリート版の継手

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