JP2010248746A - 埋設型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料使用量が少なく軽量・薄型で、容易に製作および施工ができ、長スパン化を可能とし、耐久性が高い埋設型枠を提供すること。
【解決手段】埋設型枠11のリブ部1とスラブ部3とを、別々に製作する。リブ部1は、スラブ部3と接合する部分が曲面5である。埋設型枠11を形成する際には、スラブ部3の上面7をリブ部1の曲面5に沿わせつつ、接合具13でリブ部1とスラブ部3とを接合する。接合具13は、埋設型枠11の軸方向に所定の間隔をおいて配置する。曲面5の形状は、リブ部1とスラブ部3とを接合する際に、それぞれに初期たわみ(初期応力)が生じるように設定する。埋設型枠11では、リブ部1とスラブ部3とを接合した状態でスラブ部3の下面9に圧縮応力を生じさせておくことにより、後打ちコンクリート27の打設時にスラブ部3の下面9に生じる引張応力が緩和される。
【選択図】図1

Description

本発明は、埋設型枠に関するものである。
従来、土木および建築の各種コンクリート構造物において、コンクリート打設の際の仮設工事を簡略化・省略化するため、埋設型枠が使用されてきた。埋設型枠の必要性能として、施工時荷重と完成後供用時荷重に対して十分な強度および剛性を有することが挙げられる。
埋設型枠に、施工時のコンクリート打設時の荷重に対する十分な強度および剛性を付加するためには、(1)埋設型枠の厚さを持たせ、断面2次モーメントを大きくする方法、(2)埋設型枠のスラブにリブを設けることにより、断面2次モーメントを大きくする方法、(3)埋設型枠の下に支保工を構築する方法、(4)鉄筋を付加することにより埋設型枠の剛性を増加する方法、(5)埋設型枠の形状をアーチ型として、全体の剛性を大きくする方法(例えば、非特許文献1参照)、(6)プレストレスを導入することにより、ひび割れを抑制する方法等があった。また、(2)と(6)を併用する方法もあった(例えば、非特許文献2参照)。さらに、(7)アーチ状をした板状の埋設型枠の端部を工場又は現場にてタイドバーにより緊張し、現場後打ちコンクリート打設して、硬化後にタイドバーを外すことによって、埋設型枠にプレストレスを導入するする方法(例えば、特許文献1参照)、(8)上面が平らで下面がアーチ状をしたスラブ構造で、スラブ端部下端にケーブルを直線状に架け渡し、ケーブルの緊張力により、タイドアーチ構造を構築する方法(例えば、特許文献2参照)などがあった。
梁や桁に関しても、長スパン化やたわみ防止を目的として、鉄骨梁およびプレキャスト板をむくりを有する架台に押し付けた状態で接合し、むくりを有する合成梁を製造する方法があった(例えば、特許文献3参照)。また、鋼桁にたわみを生じさせた状態で引張側のフランジ部にコンクリートを巻き立てた後、たわみを解放してコンクリート部にプレストレスを与える方法があった(例えば、特許文献4参照)。
特開平8−239806号公報 特開2005−163483号公報 特許第2952364号公報 特開昭58−4004号公報
アーチフォーム工法によるRC床版の構築、川田技報Vol.24、2005、pp.76−77 部材接合方式が異なるPCaPC工法による物流倉庫の建設事例、コンクリート工学Vol.46、No.8、2008.8、pp.33−38
しかしながら、(1)の方法は、埋設型枠の重量が大きくなるため、運搬性や施工性が悪くなる。また、材料使用量が多いため、埋設型枠の材料が高価な場合、材料費が増大する。(2)、(4)の方法は、大きなスパンに適用した場合、上載荷重によってスラブ底面に容易にひび割れが生じる可能性が高い。また、(2)、(5)、(7)、(8)の方法は、曲面やリブを有し、形状が複雑となるため、製作に手間がかかり、制作費が増大する。(3)の方法は、支保工を構築する手間が増える。また、埋設型枠の下部に空間が確保できない場合には支保工が構築できない。(4)の方法は、トラス筋を用いるため、製作費が増大する。(6)、(7)、(8)の方法は、埋設型枠に十分なプレストレスを導入するために緊張材の定着部を非常に強固にする必要があること、プレストレスを導入するための特別な施設を必要とすること、さらには高価なPC鋼材を必要とすることから、制作費が高くなる。また、(7)の方法は、後打ちコンクリート打設時の重量に対して十分な剛性を有するために部材を厚くする必要があり、材料単価の高い高耐久材料等には適さない。また、架設時の重量が大きくなってしまうといった問題がある。
また、例えば特許文献3のような方法では、鉄骨とプレキャスト板を同時に同一方向に変形させるための大きな荷重が必要となるため、製造装置が大掛かりとなる。また、鉄骨とプレキャスト板とが同一方向に変形するため、接合部のずれなどによって変形や応力が容易に緩和してしまい、変形量や応力の正確な確保が困難である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、材料使用量が少なく軽量・薄型で、容易に製作および施工ができ、長スパン化を可能とし、耐久性が高い埋設型枠を提供することである。
前述した目的を達成するための本発明は、スラブ部と、前記スラブ部の面外方向に配置され、前記スラブ部と接合される部分が曲面であるリブ部とを具備し、前記スラブ部と前記リブ部とを別々に製作し、前記スラブ部を前記曲面に沿わせつつ前記リブ部に接合することにより、前記スラブ部および前記リブ部に初期たわみを導入したことを特徴とする埋設型枠である。
本発明の埋設型枠は、後打ちコンクリートを打設すると、コンクリートの自重で生じるたわみにより初期たわみが緩和する。
スラブ部は、例えば、リブ部の下方に配置され、スラブ部とリブ部とが、所定の間隔で配置された接合具を用いて接合される。スラブ部が、リブ部の上方に配置され、スラブ部とリブ部とが、所定の間隔で配置された接合具を用いて接合される場合もある。スラブ部が、リブ部の下方および上方に配置され、スラブ部とリブ部とが、所定の間隔で配置された接合具を用いて接合される場合もある。
スラブ部の上部は、必要に応じて、スラブ部の下部よりも引張強度の高い材料で構成される。
スラブ部には、リブ部の側方に配置されたラチス筋又は形鋼を固定してもよい。また、スラブ部およびリブ部のうち、接合された状態で曲げ引張り応力が働く範囲に鉄筋を配置してもよい。さらに、スラブ部および/またはリブ部を、プレストレストコンクリート部材とする場合もある。
リブ部には、通し孔又は凸凹を設けてもよい。また、スラブ部とリブ部の接合面に、せん断キーを設けてもよい。
本発明では、スラブ部と、曲面を有するリブ部とを別々に製作し、スラブ部を曲面に沿わせつつリブ部に接合することにより、少ない材料で軽量・薄型の埋設型枠を容易に製作できる。また、従来の埋設型枠よりもスパン長を長くできるため、仮設支保工が省略でき、施工が容易となる。さらに、接合時にスラブ部およびリブ部に導入した初期たわみが、後打ちコンクリートの打設時にコンクリートの自重で生じるたわみにより緩和されるので、部材の出来形形状の調整が可能である。本発明の埋設型枠を用いて形成した部材は、常時の応力状態が改善されるので、繰り返し荷重に対しての耐久性が向上する。
本発明によれば、材料使用量が少なく軽量・薄型で容易に製作および施工ができ、長スパン化を可能とし、耐久性が高い埋設型枠を提供できる。
埋設型枠11の概要図 埋設型枠11の斜視図 接合具13付近の断面図 リブ部1にせん断キー20を設けた埋設型枠11を示す図 埋設型枠11に後打ちコンクリート27を打設して形成した部材25の断面図 埋設型枠11の応力状態を示す図 建築物39の合成床版への埋設型枠11の適用例を示す図 橋梁41の合成床版への埋設型枠11の適用例を示す図 他の接合方法を示す図 リブ部1に通し孔26や凹凸28を設けた埋設型枠11を示す図 埋設型枠11aの短辺方向の断面図と応力分布とを示す図 埋設型枠71の概要図 埋設型枠71の応力状態を示す図 埋設型枠91の概要図 埋設型枠91の応力状態を示す図 埋設型枠11b、埋設型枠11dの概要図 埋設型枠11cの概要図
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。図1は、埋設型枠11の概要図、図2は、埋設型枠11の斜視図を示す。図1の(a)図は、別々に製作されたリブ部1およびスラブ部3の側面図である。図1の(b)図は、埋設型枠11の長辺方向の断面図、図1の(c)図は、埋設型枠11の短辺方向の断面図である。図1の(b)図は、図1の(c)図に示す矢印C−Cによる断面図、図1の(c)図は、図1の(b)図に示す矢印A−Aによる断面図である。
図1の(a)図に示すように、リブ部1とスラブ部3とは、別々に製作される。リブ部1は、応力が付与されていない状態において、スラブ部3と接合される部分が曲面5である。図1の(b)図、図1の(c)図、図2に示すように、埋設型枠11は、リブ部1の下方にスラブ部3が配置される。埋設型枠11を製作する際には、スラブ部3の上面7をリブ部1の曲面5に沿わせつつ、接合具13でリブ部1とスラブ部3とを接合する。接合具13は、埋設型枠11の軸方向に所定の間隔をおいて配置される。
曲面5の形状は、リブ部1とスラブ部3とを接合する際に、それぞれに初期たわみ(初期応力)が生じるように設定される。リブ部1とスラブ部3との接合後の構造は、後打ちコンクリート打設時の施工時荷重によってリブ部1とスラブ部3との間に水平ずれが生じない合成構造とする。
リブ部1およびスラブ部3は、初期たわみを生じさせる際にひび割れを発生させないこと、または、ひび割れを許容する場合においては構造安定性が保持できることが必要である。そのため、弾性的に曲げたわみを発生させることが可能である、ひび割れ発生強度が高い特殊コンクリートとするのが望ましい。ひび割れの発生を許容する場合は、鉄筋コンクリート部材や引張靭性の高い繊維補強コンクリート部材等でひび割れを制御することが必要となる。
図3は、接合具13付近の断面図を示す。図3は、図1の(b)図に示す範囲Bの拡大図である。図3に示すように、接合具13は、ボルト15、ネジ式インサート17、ナット23等からなる。スラブ部3は、上面7にネジ式インサート17が設けられる。ネジ式インサート17には、ボルト15が設置される。リブ部1は、内部に作業穴21が設けられる。リブ部1は、作業穴21と曲面5との間に通し穴19が設けられる。ボルト15には、作業穴21に配置されたナット23が締め込まれる。
リブ部1とスラブ部3とを接合するには、まず、ボルト15をリブ部1の作業穴21から通し穴19に通し、スラブ部3にあらかじめ埋設したネジ式インサート17に捩じ込む。そして、作業穴21を用いてナット23をボルト15に締め込むことにより、リブ部1とスラブ部3とを変形させつつ接合する。すなわち、ボルト15の締めこみによって、リブ部1とスラブ部3の中央部は互いに押し付けられて変形する。したがって、リブ部1とスラブ部3それぞれの曲げ方向は逆向きとなる。
リブ部1とスラブ部3とを変形させるために、油圧ジャッキなどを使用し、リブ部1とスラブ部3とが接触した状態で、ボルト15やナット23等を定着して接合する方法もある。
図4は、リブ部1にせん断キー20を設けた埋設型枠11を示す図である。図4の(a)図は、リブ部1にせん断キー20を設けた埋設型枠11の長辺方向の立面図である。埋設型枠11は、スラブ部3とリブ部1とを別々に曲げ変形させてから、もしくは、スラブ部3だけを曲げ変形させてから、スラブ部3とリブ部1とを結合する方法としていることから、リブ部1とスラブ部3との接合面、すなわちリブ部1の曲面5およびスラブ部3の上面7にせん断キー20を設けることが可能である。せん断キー20を設けることにより、リブ部1とスラブ部3との接合後の構造を、曲げに対してより確実とすることができる。
図4の(b)図は、リブ部1とスラブ部3との間にモルタルやエポキシ樹脂など22を充填した埋設型枠11の長辺方向の立面図である。スラブ部3の上面7にせん断キー20を設けた場合、リブ部1の曲面5とスラブ部3の上面7との間にモルタルやエポキシ樹脂など22を充填してもよい。モルタルやエポキシ樹脂など22を用いることにより、リブ部1とスラブ部3とのせん断キー接触面の噛み合わせの誤差を吸収することができる。
図5は、埋設型枠11に後打ちコンクリート27を打設して形成した部材25の断面図を示す。図5に示すように、埋設型枠11には、後打ちコンクリート27が打設される。埋設型枠11は、後打ちコンクリート27を打設して形成される部材25に埋設される。
図6は、埋設型枠11の応力状態を示す図である。リブ部1とスラブ部3とを接合した状態(図2)において、埋設型枠11に生じる曲げ応力は、図6に示す応力図29のようになり、スラブ部3の下面9に圧縮応力が作用する。なお、前述の通り、この状態においてはリブ部1の上面は圧縮応力が作用し、リブ部1とスラブ部3の接合部近傍においては、リブ部1およびスラブ部3のいずれにも引張応力が付与されている。
通常の床版下面の埋設型枠では、後打ちコンクリート打設時に埋設型枠に生じる曲げ応力は、図6に示す応力図31のようになり、スラブ部の下面に引張応力が作用する。これに対し、埋設型枠11では、後打ちコンクリート27を打設する前に応力図29に示すような曲げ応力を生じさせておくため、後打ちコンクリート27の打設時に生じる曲げ応力が、図6に示す応力図33のようになる。埋設型枠11では、応力図29に示すような初期応力を導入することにより、後打ちコンクリート27の打設時にスラブ部3の下面9に生じる引張応力を緩和することが可能となる。
埋設型枠11では、後打ちコンクリート27の打設時に生じる曲げたわみと逆方向に初期たわみを導入しておくことによって、後打ちコンクリート27の打設後にコンクリートの自重で生じるたわみにより初期たわみを緩和して、部材25の形状を調整することができる。例えば、通常の埋設型枠を用いた場合、後打ちコンクリート打設時に曲げたわみが生じ、形成された部材は下に凸となるような形状になる。これに対し、埋設型枠11では、スラブ部3の初期たわみとして後打ちコンクリート27の打設時に生じる変形量分だけ逆方向に変形させておくことにより、図5に示すように部材25の下面を水平にすることが可能である。
埋設型枠11は、リブ部1とスラブ部3との間に取り付けた接合具13のせん断剛性と引張力およびスラブ部3とリブ部1との間に生じる摩擦力により形状が保持されていることから、スラブ部3とリブ部1とにずれが生じにくい。また、リブ部1とスラブ部3との接触面に上述したせん断キー20を設けた場合、せん断キー20によりリブ部1とスラブ部3との間の水平方向のせん断ずれの防止が可能となる。
次に、埋設型枠11の構造物への適用例について説明する。図7は、建築物39の合成床版への埋設型枠11の適用例を示す図である。埋設型枠11は、例えば、図7に示すように、建築物39の合成床版を構築する際に使用される。建築物39の合成床版を構築するには、図7に示すように、柱35に接合された2本の梁37の間に複数の埋設型枠11を架け渡す。そして、後打ちコンクリートを打設して床版を形成する。
図8は、橋梁41の合成床版への埋設型枠11の適用例を示す図である。埋設型枠11は、例えば、図8に示すように、橋梁41の合成床版を構築する際にも使用される。橋梁41の合成床版を構築するには、図8に示すように、2本の主桁43の間に複数の埋設型枠11を架け渡す。そして、後打ちコンクリートを打設して床版を形成する。
構造物に埋設型枠11を適用する際には、工場等で製作したリブ部1およびスラブ部3を構築現場まで運搬した後、現場でリブ部1とスラブ部3とを接合具13を用いて接合するのが望ましい。
このように、第1の実施の形態では、リブ部1とスラブ部3とを別々に製作することによって、従来のリブ付き埋設型枠と比較して、形状を単純化することが可能となり、製作費の低減が期待できる。また、リブ部1、スラブ部3ともに平板に近い形状で、従来よりも容易に運搬できるため、運搬費の低減も期待できる。
さらに、従来技術に記述したむくりを有する合成梁では、上述したように、鉄骨とプレキャスト板を同一方向に変形させるため、接合時に大きな荷重が必要で製造装置が大掛かりとなるが、埋設型枠11では、リブ部1とスラブ部3との接合に大規模な装置が不要である。また、従来技術の合成梁では、鉄骨とプレキャスト板を同一方向に変形させるために、接合部のずれなどによって変形や応力が容易に緩和するのに対し、埋設型枠11では、接合具13のせん断剛性と引張力およびスラブ部3とリブ部1との間に生じる摩擦力により形状が保持されているため、接合後の変形量や応力を正確に確保できる。リブ部1とスラブ部3との接触面にせん断キー20を設けた場合、より確実な形状保持が可能となる。
埋設型枠11では、リブ部1とスラブ部3とを接合する際に初期たわみを導入することにより、後打ちコンクリート27の打設時にコンクリートの自重で生じるたわみにより初期たわみを緩和する。そのため、後打ちコンクリート27を打設して形成される部材の出来形形状を調整することができる。
埋設型枠11では、スラブ部3の下面9に圧縮応力を導入することにより、後打ちコンクリート27の打設時にスラブ部3の下面9に生じる引張応力が緩和されるため、従来の埋設型枠と比較して、軽量化や薄型化が可能となるうえ、使用する材料量を少なくでき、材料費が低減できる。また、軸方向プレストレスを導入して埋設型枠の応力状態を改善する従来の方法と比較して、大掛かりな製作施設や機械が不要となるため、簡単かつ経済的に同様の効果が得られる。
さらに、従来の埋設型枠では仮設支保工が必要であるスパン長であったところが、埋設型枠11を用いると長スパン化が可能となり、仮設支保工が不要または簡易化できるため、施工費が低減できる。
埋設型枠11に後打ちコンクリート27を打設して形成した部材では、常時の応力状態が改善されるため、自動車などの繰り返し荷重に対しての耐久性が向上する。また、部材下面を塩害や中性化に対して耐久性の高い埋設型枠11で構築することにより、構造物の長寿命化を期待できる。
なお、リブ部1とスラブ部3とを接合する方法は、図3に示すものに限らない。図9は、他の接合方法を示す図である。図9は、図1の(b)図に示す範囲Bの拡大図である。図9に示すように、接合具13aは、ボルト15a、ネジ式インサート17a、ナット23a等からなる。リブ部1は、曲面5にネジ式インサート17aが設けられる。ネジ式インサート17aには、ボルト15aが設置される。スラブ部3は、内部に作業穴21aが設けられる。スラブ部3は、作業穴21aと上面7との間に通し穴19aが設けられる。ボルト15aには、作業穴21aに配置されたナット23aが締め込まれる。
リブ部1とスラブ部3とを接合するには、まず、ボルト15aをスラブ部3の作業穴21aから通し穴19aに通し、リブ部1にあらかじめ埋設したネジ式インサート17aに捩じ込む。そして、作業穴21aを用いてナット23aをボルト15aに締め込むことにより、リブ部1とスラブ部3とを変形させつつ接合する。
図10は、リブ部1に通し孔26や凹凸28を設けた埋設型枠11を示す図である。図10の(a)図は、通し孔26を有する埋設型枠11の長辺方向の立面図、図10の(b)図は、通し孔26を有する埋設型枠11の短辺方向の断面図である。図10の(b)図は、図10の(a)図に示す矢印L−Lによる断面図である。第1の実施の形態では、図10の(a)図および(b)図に示すように、リブ部1に通し孔26を設けても良い。
図10の(c)図は、凹凸28を有する埋設型枠11の長辺方向の立面図、図10の(d)図は、凹凸28を有する埋設型枠11の短辺方向の断面図である。図10の(d)図は、図10の(c)図に示す矢印M−Mによる断面図である。第1の実施の形態では、図10の(c)図および(d)図に示すように、リブ部1の両側面に凹凸28を設けても良い。図10に示すように、リブ部1に通し孔26や凸凹28を設けることにより、リブ部1と後打ちコンクリート27とのせん断付着強度が大きくなる。
従来、埋設型枠を床版下面に配置する場合、埋設型枠と後打ちコンクリートとの付着力不足による埋設型枠の剥落の危険度を低減するために、アンカ筋などを埋設型枠に埋め込む方法が採られていた。埋設型枠11では、リブ部1に通し孔26または凸凹28を設けてリブ部1と後打ちコンクリート27とのせん断付着強度を高めることによって、アンカ筋などを省略又は削減しつつ、付着力不足による剥落の危険度を低減することが可能である。
第1の実施の形態では、埋設型枠11を建築物39の床版や橋梁41の床版に適用する場合について説明したが、埋設型枠11は他の部材にも適用可能である。
次に、第2の実施の形態について説明する。図11は、埋設型枠11aの短辺方向の断面図と応力分布とを示す図である。埋設型枠11aは、埋設型枠11とほぼ同様の構造を有するが、スラブ部3のスラブ下部3aとスラブ上部3bとが異なる材料で形成される。
埋設型枠11aは、埋設型枠11と同様に、リブ部1とスラブ部3とが別々に製作される。リブ部1は、スラブ部3と接合される部分が曲面5である。埋設型枠11aを製作する際には、埋設型枠11と同様に、スラブ部3の上面7をリブ部1の曲面5に沿わせつつ、リブ部1とスラブ部3とを所定の間隔をおいて配置される接合具で接合する。
埋設型枠11aでは、リブ部1とスラブ部3との接合時にスラブ部3の上部において引張応力が生じることになる。そのため、スラブ上部3bが十分な引張強度を持っていない場合、例えばコンクリートのような材料の場合には、ひび割れの発生などによって、施工時および完成後の耐力や耐久性に問題が生じる可能性がある。
この問題点を解消するため、埋設型枠11aでは、スラブ上部3bを、スラブ下部3aよりも引張強度の高い材料で構成する。例えば、スラブ下部3aを繊維補強コンクリート部材や鉄筋コンクリート部材とし、スラブ上部3bを鉄鋼や炭素繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチックとする。
図11の応力分布図45は、リブ部1とスラブ部3とを接合して初期たわみを導入した状態での埋設型枠11aの応力分布を示す。また、応力分布図47は、後打ちコンクリート打設時の増分応力を示す。応力分布図49は、後打ちコンクリート打設時の応力分布を示す。
埋設型枠11aでは、応力分布図45に示すように、リブ部1とスラブ部3との接合時に、スラブ上部3bに引張応力が生じる。この時の引張応力を引張強度の高い材料で負担することにより、スラブ上部3bにひび割れが発生することに起因する各種問題を解決できる。
埋設型枠11aでは、応力分布図45に示すように、リブ部1とスラブ部3との接合時にスラブ部3の下面9に圧縮応力が作用する。通常の床版下面の埋設型枠では、後打ちコンクリート打設時にスラブ部の下面に引張応力が作用するのに対し、埋設型枠11aでは、後打ちコンクリート27を打設する前に初期応力を導入することにより、後打ちコンクリートの打設時の荷重や建設時の作業荷重、および供用時の活荷重によってスラブ部3の下面9に生じる引張応力を緩和することが可能となる。
埋設型枠11aでは、応力分布図45に示すように、後打ちコンクリートの打設時に生じる曲げたわみと逆方向に初期たわみを導入しておく。これにより、応力分布図49に示すように、後打ちコンクリートの打設時にコンクリートの自重で生じる増分応力(応力分布図47)により初期たわみを緩和して、部材の形状を調整することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。図12は、埋設型枠71の概要図を示す。図12の(a)図は、別々に製作されたリブ部61およびスラブ部63の側面図である。図12の(b)図は、埋設型枠71の長辺方向の断面図、図12の(c)図は、埋設型枠71の短辺方向の断面図である。図12の(b)図は、図12の(c)図に示す矢印E−Eによる断面図、図12の(c)図は、図12の(b)図に示す矢印D−Dによる断面図である。
図12の(a)図に示すように、リブ部61とスラブ部63とは、別々に製作される。リブ部61は、スラブ部63と接合される部分が曲面65である。図12の(b)図、図12の(c)図に示すように、埋設型枠71は、リブ部61の上方にスラブ部63が配置される。埋設型枠71を製作する際には、スラブ部63の下面67をリブ部61の曲面65に沿わせつつ、接合具73でリブ部61とスラブ部63とを接合する。接合具73は、埋設型枠71の軸方向に所定の間隔をおいて配置される。
曲面65の形状は、リブ部61とスラブ部63とを接合する際に、それぞれに初期たわみ(初期応力)が生じるように設定される。リブ部61とスラブ部63との接合後の構造は、後打ちコンクリート打設時の施工時荷重によってリブ部61とスラブ部63との間に水平ずれが生じない合成構造とする。
リブ部61、スラブ部63は、第1の実施の形態のリブ部1、スラブ部3と同様の材料で形成するのが望ましい。また、接合具73には、第1の実施の形態の接合具13の他、適切な接合具が用いられる。
図13は、埋設型枠71の応力状態を示す図である。リブ部61とスラブ部63とを接合した状態において、埋設型枠71に生じる曲げ応力は、図13に示す応力図75のようになり、スラブ部63の下面67に圧縮応力が作用する。
通常の床版下面の埋設型枠では、後打ちコンクリート打設時に埋設型枠に生じる曲げ応力は、図13の応力図77に示すようになる。これに対し、埋設型枠71では、後打ちコンクリートを打設する前に応力図75に示すような曲げ応力を生じさせておくことにより、図13の応力図79に示すように、後打ちコンクリートの打設後にスラブ部63の下面67に比較的大きな圧縮応力を導入することが可能となり、自動車荷重などで生じる引張応力を緩和することが可能となる。
次に、第4の実施の形態について説明する。図14は、埋設型枠91の概要図を示す。図14の(a)図は、別々に製作されたリブ部83、スラブ部81a、スラブ部81bの側面図である。図14の(b)図は、埋設型枠91の長辺方向の断面図、図14の(c)図は、埋設型枠91の短辺方向の断面図である。図14の(b)図は、図14の(c)図に示す矢印G−Gによる断面図、図14の(c)図は、図14の(b)図に示す矢印F−Fによる断面図である。
図14の(a)図に示すように、リブ部83、スラブ部81a、スラブ部81bは、別々に製作される。リブ部83は、スラブ部81aと接合される部分が曲面85aである。また、スラブ部81bと接合される部分が曲面85bである。図14の(b)図、図14の(c)図に示すように、埋設型枠91は、リブ部83の上方にスラブ部81aが配置される。また、リブ部83の下方にスラブ部81bが配置される。
埋設型枠91を製作する際には、スラブ部81aの下面87aをリブ部83の曲面85aに沿わせつつ、接合具93aでリブ部83とスラブ部81aとを接合する。また、スラブ部81bの上面89aをリブ部83の曲面85bに沿わせつつ、接合具93bでリブ部83とスラブ部81bとを接合する。接合具93a、接合具93bは、埋設型枠91の軸方向に所定の間隔をおいて配置される。
曲面85aの形状は、リブ部83とスラブ部81aとを接合する際に、それぞれに初期たわみ(初期応力)が生じるように設定される。曲面85bの形状は、リブ部83とスラブ部81bとを接合する際に、それぞれに初期たわみ(初期応力)が生じるように設定される。リブ部83とスラブ部81a、リブ部83とスラブ部81bとの接合後の構造は、後打ちコンクリート打設時の施工時荷重によってリブ部83とスラブ部81a、リブ部83とスラブ部81bとの間に水平ずれが生じない合成構造とする。
リブ部83、スラブ部81a、スラブ部81bは、第1の実施の形態のリブ部1、スラブ部3と同様の材料で形成するのが望ましい。また、接合具93a、接合具93bには、第1の実施の形態の接合具13の他、適切な接合具が用いられる。
図15は、埋設型枠91の応力状態を示す図である。リブ部83とスラブ部81a、リブ部83とスラブ部81bとを接合した状態において、埋設型枠91に生じる曲げ応力は、図15に示す応力図95のようになり、スラブ部81aの下面87a、スラブ部81bの下面87bに圧縮応力が作用する。
通常、後打ちコンクリート打設時に埋設型枠に生じる曲げ応力は、図15の応力図97に示すようになる。これに対し、埋設型枠91ではリブ部83とスラブ部81a、リブ部83とスラブ部81bとの接合時に応力図95に示すような曲げ応力を生じさせておくことにより、図15の応力図99に示すように、後打ちコンクリートの打設時にスラブ部81bの下面87bに生じる引張応力を緩和することが可能となる。
なお、第1から第4の実施の形態では、スラブ部やリブ部を繊維補強コンクリート部材、鉄筋コンクリート部材等としたが、スラブ部やリブ部を、プレストレスを導入したプレストレストコンクリート部材としてもよい。
スラブ部やリブ部をプレストレストコンクリート部材とすることにより、初期たわみ導入時に曲げ引張応力が作用する範囲を無くすまたは縮小することが可能となり、より高い構造特性を有する埋設型枠を得ることができる。高強度のコンクリートを用いた場合、プレストレス可能な圧縮応力の限界までプレストレスを導入するためには非常に多くのPC鋼材が必要となるが、第1から第4の実施の形態の埋設型枠とプレストレストコンクリートと併用して高強度のコンクリートを用いた場合、比較的容易に限界プレストレス量を導入することができる。
また、第1から第4の実施の形態に係る図では、埋設型枠部分のみの応力状態を示したが、後打ちコンクリートの打設範囲は埋設型枠の下端から天端までに限らない。
次に、第5の実施の形態について説明する。図16は、埋設型枠11b、埋設型枠11dの概要図を示す。図16の(a)図は、埋設型枠11bの長辺方向の立面図、図16の(b)図は、埋設型枠11bの端面の立面図である。図16の(b)図は、図16の(a)図に示す矢印Hの方向から見た図である。
図16に示すように、埋設型枠11bは、第1の実施の形態の埋設型枠11のスラブ部3にラチス筋101を固定した構造である。ラチス筋101は、リブ1の両側方に配置され、スラブ3の上面7に固定される。
埋設型枠11bでは、ラチス筋101の上部に接合されている鉄筋103によって、ラチス筋101および鉄筋103を用いない埋設型枠11と比較して、リブ部1とスラブ部3との接合時、すなわち初期たわみ導入時におけるスラブ部3の中立軸が高い位置となる。そのため、埋設型枠11や従来技術に記述したむくりを有する合成梁に比べ、スラブ部3に生じる曲げ圧縮領域が増加し、後打ちコンクリート打設時に、より大きな引張応力を緩和することができる。
図16の(c)図は、埋設型枠11dの長辺方向の立面図、図16の(d)図は、埋設型枠11dの端面の立面図である。図16の(d)図は、図16の(c)図に示す矢印Kの方向から見た図である。
図16に示すように、埋設型枠11dは、第1の実施の形態の埋設型枠11のスラブ部3に形鋼109を固定した構造である。形鋼109は、リブ1の両側方に配置され、スラブ3の上面7に固定される。形鋼109は、H形鋼、I形鋼などである。
埋設型枠11dでは、埋設型枠11bにおけるラチス筋101および鉄筋103の代替として形鋼109を用いることにより、埋設型枠11bと同様に初期たわみ導入時におけるスラブ部3の中立軸が高い位置となる。そのため、埋設型枠11や従来技術に記述したむくりを有する合成梁に比べ、スラブ部3に生じる曲げ圧縮領域が増加し、後打ちコンクリート打設時に、より大きな引張応力を緩和することができる。
次に、第6の実施の形態について説明する。図17は、埋設型枠11cの概要図を示す。図17の(a)図は、埋設型枠11cの長辺方向の断面図、図17の(b)図は、埋設型枠11cの端面の立面図である。図17の(a)図は、図17の(b)図に示す矢印J−Jによる断面図、図17の(b)図は、図17の(a)図に示す矢印Iの方向から見た図である。
図17に示すように、埋設型枠11cは、リブ部1に鉄筋107を、スラブ部3に鉄筋105を埋設した構造である。鉄筋105、鉄筋107は、リブ部1とスラブ部3との接合時、すなわち初期たわみ導入時に曲げ引張応力が働く範囲に配置される。
埋設型枠11cでは、鉄筋105、鉄筋107を埋設することによって、鉄筋105、鉄筋107を埋設しない埋設型枠11や従来技術に記述したむくりを有する合成梁と比較して、初期たわみ導入時にリブ部1およびスラブ部3の母材料に生じるひび割れをより安定して制御できる。リブ部1およびスラブ部3の母材料が、ひび割れ分散性が高く靭性の高い繊維補強コンクリートである場合、特に良好なひび割れ制御効果を得ることができる。
第2から第6の実施の形態の各埋設型枠は、第1の実施の形態の埋設型枠11と同様に、各種構造物の床版の他、様々な部材に適用可能である。
第2から第6の実施の形態の各埋設型枠においても、第1の実施の形態の埋設型枠11と同様に、リブ部とスラブ部との接触面に図4に示すようなせん断キーを設けることによって、リブ部とスラブ部との接合後の構造を曲げに対してより確実とすることができる。また、リブ部とスラブ部の接合部に図4に示すようなモルタルやエポキシ樹脂などを用いることによって、リブ部とスラブ部との接触面の噛み合わせの誤差を吸収することができる。さらに、リブに図10に示すような通し孔や凹凸を設けることによって、リブ部と後打ちコンクリートとのせん断付着強度を高めることができる。
第2から第6の実施の形態の各埋設型枠においても、第1の実施の形態の埋設型枠11と同様に、リブ部とスラブ部とを別々に製作することによって、従来のリブ付き埋設型枠と比較して、形状を単純化することが可能となり、製作費の低減が期待できる。また、リブ部、スラブ部ともに平板に近い形状で従来よりも容易に運搬できるため、運搬費の低減も期待できる。
さらに、リブ部とスラブ部とを接合する際に初期たわみを導入することにより、後打ちコンクリートの打設時にコンクリートの自重で生じるたわみにより初期たわみを緩和する。そのため、後打ちコンクリートを打設して形成される部材の出来形形状を調整することができる。
第2から第6の実施の形態の各埋設型枠においても、埋設型枠11と同様に、スラブ部の下面に圧縮応力を導入することにより、後打ちコンクリートの打設時にスラブ部の下面に生じる引張応力が緩和されるため、従来の埋設型枠と比較して、軽量化や薄型化が可能となるうえ、使用する材料量を少なくでき、材料費が低減できる。また、軸方向プレストレスを導入して埋設型枠の応力状態を改善する従来の方法と比較して、大掛かりな製作施設や機械が不要となるため、簡単かつ経済的に同様の効果が得られる。
さらに、従来の埋設型枠では仮設支保工が必要であるスパン長であったところが、第2から第6の実施の形態の各埋設型枠を用いると長スパン化が可能となり、仮設支保工が不要または簡易化できるため、施工費が低減できる。
第2から第6の実施の形態の各埋設型枠に後打ちコンクリートを打設して形成した部材では、常時の応力状態が改善されるため、自動車などの繰り返し荷重に対しての耐久性が向上する。また、部材下面を塩害や中性化に対して耐久性の高い埋設型枠で構築することにより、構造物の長寿命化を期待できる。
なお、第1から第6の実施の形態では、埋設型枠のスラブ部を帯状とし、スラブ部の1軸方向にリブ部を配置したが、スラブ部の形状やリブ部の配置パターンはこれに限らない。例えば、スラブ部を矩形とし、スラブ部の2軸方向に格子状にリブ部を配置してもよい。これにより、2方向のたわみ・応力を同時に緩和することができる。また、スラブ部1枚につき、1軸方向や2軸方向に複数のリブ部を配置してもよい。
第1から第6の実施の形態では、リブ部および/またはスラブ部に、第1から第6の実施の形態の埋設型枠を用いて形成した部材を用いてもよい。さらに、第1から第6の実施の形態の埋設型枠を用いた部材製作を複数回繰り返して構造物や部材を製作してもよい。第1から第6の実施の形態の埋設型枠を用いた部材製作を複数回繰り返して構造物や部材を製作することにより、初期たわみによる応力を蓄積させて、設計上有利な初期応力をあらかじめ構造物や部材に導入することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかる埋設型枠の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、61、83………リブ部
3、63、81a、81b………スラブ部
3a………スラブ下部
3b………スラブ上部
5、65、85a、85b………曲面
11、11a、11b、11c、11d、71、91………埋設型枠
13、13a、73、93a、93b………接合具
15、15a………ボルト
17、17a………ネジ式インサート
20………せん断キー
22………モルタルやエポキシ樹脂など
23、23a………ナット
26………通し孔
27………後打ちコンクリート
28………凹凸
101………ラチス筋
103、105、107………鉄筋
109………形鋼

Claims (9)

  1. スラブ部と、
    前記スラブ部の面外方向に配置され、前記スラブ部と接合される部分が曲面であるリブ部と、
    を具備し、
    前記スラブ部と前記リブ部とを別々に製作し、前記スラブ部を前記曲面に沿わせつつ前記リブ部に接合することにより、前記スラブ部および前記リブ部に初期たわみを導入したことを特徴とする埋設型枠。
  2. 後打ちコンクリートを打設すると、コンクリートの自重で生じるたわみにより前記初期たわみが緩和されることを特徴とする請求項1記載の埋設型枠。
  3. 前記スラブ部が、前記リブ部の下方および/または上方に配置され、前記スラブ部と前記リブ部とが、所定の間隔で配置された接合具を用いて接合されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の埋設型枠。
  4. 前記スラブ部の上部が、前記スラブ部の下部よりも引張強度の高い材料で構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された埋設型枠。
  5. 前記スラブ部に、前記リブ部の側方に配置されたラチス筋又は形鋼が固定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載された埋設型枠。
  6. 前記スラブ部および前記リブ部のうち、接合された状態で曲げ引張り応力が働く範囲に鉄筋が配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載された埋設型枠。
  7. 前記スラブ部および/または前記リブ部が、プレストレストコンクリート部材であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載された埋設型枠。
  8. 前記リブ部に、通し孔又は凸凹を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載された埋設型枠。
  9. 前記スラブ部と前記リブ部との接合面に、せん断キーを有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載された埋設型枠。
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