JP2008254285A - 印刷制御装置及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷動作に必要な電力を賄うために二次電池を使用し、当該二次電池の充電量が減少している際に充電状況や印刷データの内容等に応じた適切な動作を制御することができると共に、印刷可能となるまでの時間を表示する制御を行うことができる印刷制御装置、及び当該印刷制御装置を備えた印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷データの印刷を行うための電力量が二次電池の充電量よりも多い場合に(S7:NO)、二次電池が充電中であれば(S13:YES)、印刷データ及び設定されている印刷条件から印刷に必要な電力量が算出されると共に、二次電池の充電量が取得される。これらの値に基づいて、印刷データの印刷が可能となる電力が二次電池に充電されるまでの待ち時間が算出されて(S15)、算出された待ち時間が液晶ディスプレイに表示される(S16)。これにより、印刷装置の使い易さを向上させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、充電可能な二次電池を駆動電源として印刷を行う印刷装置の動作を制御する印刷制御装置、及び当該印刷制御装置を備えた印刷装置に関する。
従来、印刷データの印刷を実行するための電力を、二次電池に充電された電力によって賄う印刷装置が知られている。例えば、文字や記号等を入力するキーを備え、入力された内容を印刷したラベルを作成する携帯型のラベルプリンタによると、使用状態にないときは充電台に配置されることで二次電池への充電が行われ、使用時には二次電池を駆動電源として印刷等の動作が行われる。よって、使用者は電源アダプタによる給電が不可能な場所であってもラベルを作成することができる。尚、電源アダプタによる充電中は、印刷するために十分な電力が供給されるため、直ちに印刷可能となる。
このような印刷装置では、印刷中に二次電池の充電が切れてしまう場合があった。この場合、途中で印刷が停止するため、用紙やインク、電力等が無駄になってしまうという不具合が生じていた。そこで、充電量の残量を取得し、取得された充電量の残量が所定量以下である場合に印刷枚数、印刷画質、及び印刷サイズを制限する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、充電量が減少している場合であっても、印刷動作に必要な消費電力を低下させることで印刷が途中で停止することを防いでいる。
また、コンピュータ等の情報処理装置から、USBインタフェースを介して印刷データの受信と給電とを行う印刷装置も提案されている(例えば、カシオ計算機株式会社製マウスプリンタKP−C50)。この印刷装置は二次電池を有しておらず、USBインタフェースによる給電だけで印刷動作を行うため、給電のために別の電源を接続したり、搭載された電池の交換等をしたりせずとも印刷を行うことができる。よって、装置の簡素化及び小型化が可能となっている。
特開2005−149410号公報
しかしながら、前者のような二次電池を搭載した印刷装置では、充電量が減少している際に印刷データの内容に応じた適切な動作を行うことができなかったため、使い勝手が悪いという問題点があった。また、後者のようなUSBインタフェースによる給電のみを用いて印刷を行う印刷装置では、供給される電力は電源アダプタによる電力よりも少なく、二次電池も搭載されていないため、印刷対象となる用紙の大型化や印刷速度の高速化を図ることができないという問題点もあった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、印刷動作に必要な電力を賄うために二次電池を使用し、当該二次電池の充電量が減少している際に充電状況や印刷データの内容等に応じた適切な動作を制御することができると共に、印刷可能となるまでの時間を表示する制御を行うことができる印刷制御装置、及び当該印刷制御装置を備えた印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の印刷制御装置は、充電可能な二次電池の電力により印刷データの印刷を行う印刷装置の動作を制御する印刷制御装置であって、前記二次電池に充電されている電力量を検出する充電電力量検出手段と、前記印刷データを作成する印刷データ作成手段と、当該印刷データ作成手段により作成された前記印刷データの印刷を行うために必要な電力量を算出する印刷電力量算出手段と、前記充電電力量検出手段により検出された前記二次電池の電力量と、前記印刷電力量算出手段により算出された印刷に必要な電力量とにより、前記印刷データの印刷が可能であるか否かの判断を行う印刷可能判断手段と、前記印刷可能判断手段により印刷が可能であると判断された際に前記印刷データの印刷を実行する制御を行う自動印刷実行制御手段と、前記二次電池が充電中であるか否かを判断する充電中判断手段と、前記印刷可能判断手段によって印刷が可能でないと判断された際に、前記充電中判断手段によって充電中であると判断された場合、前記印刷データの印刷が可能となる電力量が前記二次電池に充電されるまでの時間を算出する印刷待機時間算出手段と、当該印刷待機時間算出手段により算出された時間を表示する待機時間表示手段とを備えている。
また、本発明の請求項2に記載の印刷制御装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記印刷電力量算出手段は、前記印刷データから算出される印刷領域の総ドット数を少なくとも用いて必要な電力量を算出することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の印刷制御装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記印刷データの印刷条件を変更する印刷条件変更手段と、前記印刷可能判断手段によって印刷が可能でないと判断された際に、前記印刷条件変更手段による前記印刷条件の変更を行うか否かを選択する変更実行選択手段と、当該変更実行選択手段により前記印刷条件の変更を行うことが選択された場合に、前記印刷条件変更手段により変更される前記印刷条件を入力する変更条件入力手段と、前記印刷条件変更手段により前記印刷条件が変更されて、前記印刷可能判断手段により印刷が可能であると判断された場合、印刷が可能な状態であることを表示する印刷可能表示手段と、前記印刷データの印刷を実行させる指示を行う印刷実行指示手段と、前記印刷可能表示手段により印刷が可能であることが表示されている際に、前記印刷実行指示手段により印刷を実行させる指示が行われることで前記印刷データの印刷を実行する制御を行う条件変更印刷実行制御手段とを備えている。
また、本発明の請求項4に記載の印刷制御装置は、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記印刷条件変更手段により変更される前記印刷条件は、所定の範囲を囲む枠のパターンである飾り枠の条件を含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の印刷制御装置は、請求項3又は4に記載の発明の構成に加え、前記印刷条件変更手段により変更される前記印刷条件は、文字装飾の条件を含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の印刷制御装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記変更実行選択手段により前記印刷条件の制限を行わないことが選択された際に、前記充電中判断手段によって充電中でないと判断された場合、印刷の実行が不可能であることを示すエラーを出力するエラー出力手段を備えている。
また、本発明の請求項7に記載の印刷装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷制御装置を備えている。
請求項1に記載の印刷制御装置によると、二次電池に充電されている電力量、及び印刷データの印刷を行うために必要な電力量から、印刷データの印刷が可能であるか否かの判断が行われて、印刷が可能であると判断された場合には印刷の実行が制御される。また、印刷が可能でないと判断された際に二次電池が充電中であった場合には、印刷が可能となる充電量が二次電池に充電されるまでの時間が算出されて、この時間が表示される。従って、印刷がいつ開始されるかを使用者に報知することで使用者に安心感を与えることができ、使い易さを向上させることができる。
また、本発明の請求項2に記載の印刷制御装置は、請求項1に記載の発明の効果に加え、印刷データの印刷に必要な電力量を算出する際に、印刷領域の総ドット数が少なくとも用いられるため、印刷枚数や印刷サイズのみが用いられて電力量が算出される場合よりも細かく正確に値を算出することができる。
また、本発明の請求項3に記載の印刷制御装置は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、印刷が可能でないと判断された際に印刷条件を変更するか否かが選択され、印刷条件が変更されて印刷が可能な状態となれば、印刷を実行する指示が行われることで印刷データの印刷が実行されるため、使用者は、印刷条件、及び印刷条件に応じた印刷のタイミングを自由に変更することができる。従って、印刷装置の使い易さを向上させることができると共に、印刷が途中で停止することによる用紙、電力、インク等の無駄の発生を防止することができる。
また、本発明の請求項4に記載の印刷制御装置は、請求項3に記載の発明の効果に加え、印刷条件変更手段により変更される印刷条件は所定の範囲を囲む枠のパターンである飾り枠の条件を含んでいるため、飾り枠の条件を変更することで印刷領域の総ドット数を変更し、ひいては印刷に必要な電力量を変更することができる。
また、本発明の請求項5に記載の印刷制御装置は、請求項3又は4に記載の発明の効果に加え、印刷条件変更手段により変更される印刷条件は文字装飾の条件を含んでいるため、文字装飾の条件を変更することで印刷領域の総ドット数を変更し、ひいては印刷に必要な電力量を変更することができる。
また、本発明の請求項6に記載の印刷制御装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え、二次電池の電力量不足により印刷が可能でないと判断された際に、印刷条件の変更が行われず、二次電池への充電も行われていなければ、印刷の実行が不可能であることを示すエラーを出力することができる。よって、使用者は、充電の開始や印刷条件の変更等の適切な対処をエラーに応じて迅速に行うことができる。
また、本発明の請求項7に記載の印刷装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。
以下、本発明の一実施の形態である印刷制御装置を備えたテープ印刷装置1について、図面を参照して説明する。このテープ印刷装置1は、電源アダプタによる電源、又は内蔵された二次電池61に充電された電力により印刷を行うことができる。従って、電源アダプタを接続することで、二次電池61の充電量に関わらず印刷を行うことができる一方で、電源アダプタの接続を外せば、場所を限定されることなく印刷を行うことができる。また、USBケーブルによってテープ印刷装置1と外部のコンピュータとを接続すれば、コンピュータとのデータのやり取りを行うと共に、コンピュータからの給電によって二次電池61への充電を行うこともできる。
まず、テープ印刷装置1の概略構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、テープ印刷装置1の平面図であり、図2は、テープ印刷装置1の右側面図である。図1に示すように、略箱体状のテープ印刷装置1の上面部3には、文字や画像等を複数行に渡って表示する液晶ディスプレイ10と、テープ印刷装置1の動作を指示するための各種入力キー4とが設けられている。この入力キー4は、印刷データを作成するための文字入力キー5、印刷データの印刷を指示する印刷キー6、漢字変換及びスペースを入力するスペースキー7、改行指令や各種処理の実行、選択を指定するリターンキー8、液晶ディスプレイ10に表示されるカーソルを上下、左右に移動させるカーソルキー11等により構成されている。また、左側面部13には、印刷されたテープが排出されるテープ排出口14が形成されている。
また、図2に示すように、テープ印刷装置1の右側面部17には、電源アダプタ(図示外)が接続されるアダプタ挿入口18、及び外部のコンピュータと接続するためのUSBケーブル(図示外)が接続されるコネクタ19等が設けられている。また、テープ印刷装置1の底面全体は、一端部を開閉可能に支持された開閉蓋20によって覆われている。そして、図示しないが、この開閉蓋20の内側には二次電池61(図3参照)を収納する二次電池収納部と、被印字媒体であるテープとインクリボンとが巻き回されて収納されたテープカセットを収納するカセット収納部とが設けられている。さらに、テープ印刷装置1の内部にはサーマルヘッド51、テープ送りモータ53、カッター55等からなる印刷機構50(図3参照)が設けられている。
次に、図3を参照して、テープ印刷装置1の電気的構成について説明する。図3は、テープ印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、テープ印刷装置1は、主に制御部30と、センサ部40と、印刷機構50と、二次電池61を備えた電源部60とから構成されている。制御部30は、テープ印刷装置1の各部を制御するCPU32と、このCPU32にデータバス37を介して接続された入出力インタフェース31と、各種のプログラムを記憶したROM33と、各種フラグやパラメータ、印刷データ等を記憶するRAM34と、グラフィックデータを記憶したCGROM35とから構成されている。
ここで、ROM33には、テープ印刷装置1の動作を制御するための制御プログラムや、印刷処理を実行するための印刷実行プログラム等を記憶したプログラム記憶領域331と、後述するパラメータテーブル70(図4参照)等の各種テーブルを記憶したテーブル記憶領域332とが設けられている。さらに、ROM33には、図示外の各種記憶領域が設けられている。
また、RAM34には、CPU32によって作成された印刷データを記憶する印刷データ記憶領域341と、各種フラグを記憶するフラグ記憶領域342と、二次電池61の充電量を記憶する充電量記憶領域343と、作成された印刷データの印刷量を記憶する印刷量記憶領域344と、設定されている印刷条件を記憶する印刷条件記憶領域345とが設けられている。さらに、RAM34には、図示外の各種記憶領域が設けられている。
また、図3に示すように、センサ部40は、カセット収納部内のテープカセットの有無の検出、及び収納されたテープカセットの種類の検出を行うテープ検出センサ41と、開閉蓋20が開いているか閉じているかの検出を行うカバーオープンセンサ42と、テープを切断するためのカッター55の位置の検出を行うカッターセンサ43とから構成されている。センサ部40の各センサは、入出力インタフェース31を介して制御部30に接続されており、検出結果を制御部30へ出力する。
また、印刷機構50は、複数の発熱素子を有するサーマルヘッド51と、このサーマルヘッド51を駆動するための駆動回路52と、テープ送りモータ53と、このテープ送りモータ53を駆動するための駆動回路54と、印刷されたテープを切断するカッター55と、このカッター55を駆動するための駆動回路56とから構成されている。駆動回路52、駆動回路54、及び駆動回路56は入出力インタフェース31を介して制御部30に接続され、制御部30からの指示に従って印刷機構50が印刷を実行する。
さらに、入出力インタフェース31には、液晶ディスプレイ(LCD)10に表示するデータを制御するディスプレイコントローラ(LCDC)9と、入力キー4とが接続されている。
また、電源部60は、充電可能な二次電池61と、該二次電池61の充電を管理する充電制御部62とを備えており、制御部30、センサ部40、印刷機構50、LCD10、入力キー4、アダプタ挿入口18、コネクタ19のそれぞれに接続されている。そして、充電制御部62は二次電池61に充電されている充電量を電圧から判断し、且つアダプタ挿入口18及びコネクタ19を介して供給された電力による二次電池61への充電を制御する。そして、二次電池61は、アダプタ挿入口18を介した電源アダプタからの電力の供給がない場合に、コネクタ19を介してUSBケーブルから供給される電力よりも大きな電力を必要とする印刷機構50に電力を供給する。よって、テープ印刷装置1は、電源アダプタを接続せずに二次電池61の電力により駆動することもできるし、電源アダプタから供給される電力により駆動することもできるため、状況に応じて電源を使い分けることができる。尚、二次電池61にはニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池等、小型の二次電池が使用できる。本実施の形態ではリチウムイオン電池を使用した。
次に、図4を参照して、ROM33のテーブル記憶領域332に記憶されているパラメータテーブル70について説明する。図4は、パラメータテーブル70のデータ構成を示す模式図である。図4に示すように、パラメータテーブル70は、二次電池61の状態を示すレベル71と、充電制御部62により検出される二次電池61の電圧72と、電圧72から推定される二次電池61の充電量73と、充電量73から推定される印刷可能な印刷量のドット数換算値74とから構成されている。レベル71は、番号が若い程、二次電池61の充電量が多い、すなわち充電されている電力量のレベルが高いことを示している。
そして、パラメータテーブル70は、USBケーブルからの給電により二次電池61への充電が行われている場合に、1分間が経過すると1つ番号が若いレベルへ二次電池61の状態が変化するように区分けが行われている。従って、USBケーブルによる充電が行われている際、レベル「6」からレベル「3」へ二次電池61の状態が変化するまでには概ね3分間の時間を要する。また、充電量73(単位:%)は、二次電池61の満充電容量Cf(単位:Ah)、及び電圧に基づいて算出される残存容量Cr(単位:Ah)により割り出される値である。そして、各レベルに応じて、印刷可能な印刷量のドット数換算値74があらかじめ記憶されている。
ここで、印刷量のドット数換算値74について説明する。サーマルヘッド51を駆動させることで印刷を行う本実施の形態のテープ印刷装置1は、黒色を印字する際のヘッドの駆動に大電流が必要となるため、印刷データの印刷を行うために必要な電力の量は、黒色のドット数に大きく左右される。従って、本実施の形態では、印刷データにおける黒色の総ドット数(以下、「ドット数」と表す。)やカット回数等により決定される印刷量を全てドット数に換算している。そして、算出されたドット数換算値をパラメータテーブル70に参照させて、印刷に必要な電力量(レベル)を算出している。例えば、テープ印刷装置1によると、サーマルヘッド51及びテープ送りモータ53のみを駆動させて、カッター55を駆動させずに総ドット数が300000ドットの印刷データを印刷するためには、70%の充電量が二次電池61に充電されている必要があると判断される。また、カッター55を1回駆動させるためには、カッター55を駆動させずに2000ドットの印刷データの印刷を実行する場合と同程度の電力を必要とする。よって、カッター55を2回駆動させて296000ドットの印刷データを印刷する場合も、カッター55を1回も駆動させずに300000ドットの印刷データを印刷する場合も、共に70%の充電量が必要とされる。このように、カット回数や機器のウォームアップ等の各動作のエネルギー量と、所定のドット数を印刷する際に必要なエネルギー量との対応関係があらかじめ算出されて定められている。この対応関係に基づいて、印刷データの量やカッター55の駆動回数等を含めた印刷量をドット数に換算するためのプログラムが、ROM33のプログラム記憶領域331に記憶されている。
そして、ドット数換算値が算出されると、この値をパラメータテーブル70に参照させることにより、印刷に必要な電力量が算出される。例えば、算出されたドット数換算値がD4であった場合には、D4がレベル「4」に含まれているため、二次電池61には60%以上の充電量が必要であると判断される。そして、充電制御部62により検出された二次電池61の電圧が3.85V以上であれば、二次電池61の状態がレベル「4」以上であるため印刷が可能であると判断される。
次に、上記のように構成されたテープ印刷装置1の動作について、図5乃至図10を参照して説明する。図5は、テープ印刷装置1のメイン制御処理のフローチャートであり、図6は、メイン制御処理の中で行われる印刷条件変更処理のサブルーチンのフローチャートである。また、図7は、印刷条件を変更する際の変更画面の説明図であり、図8は、飾り枠選択画面の説明図であり、図9は、文字装飾選択画面の説明図である。また、図10は、メイン制御処理の中で行われる推定待ち時間算出処理のサブルーチンのフローチャートである。尚、上記の各フローチャートに示すプログラムは、テープ印刷装置1のROM33のプログラム記憶領域331に記憶されており、CPU32により実行される。
テープ印刷装置1に電源が投入されると、図5に示すメイン制御処置が開始され、電源が切られるまで繰り返し実施される。このメイン処理では、まず、テープ印刷装置1におけるRAM34のデータ等がクリアされて、システムが初期化される処理が行われる(S1)。
次いで、印刷データ作成処理が行われる(S2)。この印刷データ作成処理では、使用者によって入力キー4が操作されることにより、テープに印刷される文字や記号の入力、印刷枚数の入力、所定の範囲を囲む、又は塗りつぶすパターンである飾り枠のパターンの入力、文字のフォントや影、背景等のパターンである文字装飾のパターンの入力等が行われ、入力された内容に応じて印刷データが作成されて、RAM34の印刷データ記憶領域341に記憶される。また、印刷枚数、テープの長さ、文字の大きさ、飾り枠のパターン、文字装飾のパターンの印刷条件の設定が、RAM34の印刷条件記憶領域345に記憶される。そして、印刷キー6が押下されたか否かにより、作成された印刷データの印刷を行う指示が行われた否かが判断される(S3)。印刷キー6が押下されていないと判断された場合には(S3:NO)、印刷データ作成処理(S2)が繰り返し行われる。
また、印刷キー6が押下されたと判断された場合には(S3:YES)、二次電池61の充電量が取得される(S4)。電源部60において、二次電池61の電圧が充電制御部62によって常時検出されており、この検出結果が制御部30に出力されることで、二次電池61の充電量がCPU32によって取得される。そして、取得内容がRAM34の充電量記憶領域343に記憶される。
次いで、RAM34の印刷データ記憶領域341に記憶されている印刷データ、及び印刷条件記憶領域345に記憶されている印刷条件から、印刷データの総ドット数やカット回数等により決定される印刷量のドット数換算値が算出される(S5)。先述したように、各動作のエネルギーと、所定のドット数を印刷する際に必要なエネルギーとの対応関係があらかじめ定められており、これに基づいてドット数換算値が算出されて、RAM34の印刷量記憶領域344に記憶される。
次いで、電源アダプタからの給電があるか否かの判断が行われる(S6)。アダプタ挿入口18(図2参照)に電源アダプタが接続されており、給電が行われている場合には(S6:YES)、二次電池61の充電量に関わらず、印刷に必要な電力が賄われるため、すぐに印刷が実行される(S8)。印刷の実行処理では、まず、テープ印刷装置1のCPU32が、サーマルヘッド51を駆動する駆動回路52及びテープ送りモータ53を駆動する駆動回路54を制御して印刷データの印刷を行う。そして、1枚の印刷が終了すると、カッター55を駆動する駆動回路56をCPU32が制御してテープを切断する。全ての印刷データの印刷が終了すると、S2の処理へ戻る。
また、電源アダプタからの給電がないと判断された場合には(S6:NO)、二次電池61を電源とした印刷が可能であるか否かの判断が行われる(S7)。この判断では、パラメータテーブル70(図4参照)が参照されて、充電量記憶領域343に記憶されている二次電池61の充電量による二次電池61のレベルの判断が行われる。また、印刷量記憶領域344に記憶されている印刷量のドット数換算値により、印刷に必要な二次電池61のレベルが判断される。そして、現在のレベルが必要なレベル以上であると判断された場合には(S7:YES)、印刷が実行されて(S8)、S2の処理へ戻る。
また、現在のレベルが必要なレベルよりも低いと判断された場合には(S7:NO)、印刷条件を変更するか否かの選択を使用者に促す印刷条件変更選択画面が液晶ディスプレイ10に表示される(S9)。すると、液晶ディスプレイ10には、選択を促すメッセージと共に「実行する」「実行しない」の2つのボタンが表示される。次いで、液晶ディスプレイ10内のカーソルが「実行する」若しくは「実行しない」に位置している際にリターンキー8が押下されたか否かにより、変更を実行若しくは非実行の選択が行われたか否かが判断される(S10)。選択が行われていなければ(S10:NO)、S4の処理へ戻り、変更を実行するか否かの選択が行われるまでの間に印刷が可能となった場合には(S6:YES、若しくはS7:YES)、印刷が実行される(S8)。一方で、変更を実行するか否かの選択が行われた場合には(S10:YES)、「実行する」が選択されたか否かの判断が行われる(S11)。使用者によって「実行する」が選択された場合には(S11:YES)、印刷条件変更処理が行われる(S12)。
次に、図6を参照して、印刷条件変更処理について説明する。図6のフローチャートに示すように、印刷条件変更処理が開始されると、RAM34の印刷条件記憶領域345に記憶されている印刷枚数、テープの長さ、文字の大きさ、飾り枠のパターン、文字装飾のパターンの印刷条件を最小値とした場合の印刷量のドット数換算値が計算される(S31)。具体的には、印刷枚数が複数枚に設定されていた場合は1枚としてドット数換算値が計算され、文字の配列、大きさ、及び余白の量を調整することでテープの長さを短縮することが可能であれば、テープの長さを短縮した場合の値が計算される。また、飾り枠を印刷する設定が行われていれば、飾り枠無しの条件(図8に示す「なし」が選択された場合)で値が計算され、文字装飾に関しては、最も線が細く単純な文字の条件(図9に示すパターン91が選択された場合)で値が計算される。
次いで、印刷条件を変更すれば印刷が可能となるか否かの判断が行われる(S32)。この判断では、印刷条件を最小値とした場合のドット数換算値が属するレベルと、充電量記憶領域343に記憶されている充電量が属するレベルとがパラメータテーブル70(図4参照)により判断される。そして、現在の充電量が属するレベルの方が低ければ、印刷条件を変更しても印刷は不可能であると判断される(S32:NO)。この場合、印刷条件の変更だけでは印刷が不可能であることを示すエラー画面が液晶ディスプレイ10へ出力されて(S33)、メイン制御処理へ戻る。
一方で、現在の充電量が属するレベルの方が、印刷条件を最小値とした場合のレベル以上であれば、印刷条件を変更すれば印刷が可能となると判断される(S32:YES)。そして、印刷条件記憶領域345に記憶されている記憶内容から、現在の印刷条件の設定内容が判断される(S34)。次いで、設定内容の判断結果に基づいて、図7に示す変更画面が液晶ディスプレイ10に表示される(S35)。ここで、使用者によって設定されていた値がすでに最小値であった印刷条件の項目については、変更画面に表示されない。これにより、使用者は余分な項目を見ることなく容易に印刷条件の変更を行うことができる。
次いで、充電制御部62によって検出されている二次電池61の電圧がCPU32によって取得されて、充電量記憶領域343に記憶される(S36)。そして、印刷データ記憶領域341及び印刷条件記憶領域345に記憶されているデータから、印刷量のドット数換算値が算出されて、印刷量記憶領域に記憶される(S37)。これらの処理は、S4及びS5(図5参照)の処理と同様である。
次いで、二次電池61を電源とした印刷が可能であるか否かの判断が行われる(S38)。この判断では、その時点における印刷量のドット数換算値が属するレベルと、充電量が属するレベルとが比較される。そして、現在の充電量が属するレベルの方が低い場合には、印刷が不可能であると判断され(S38:NO)、使用者による印刷条件の変更の指示があるか否かの判断が行われる(S39)。そして、印刷条件の変更の指示があれば(S39:YES)、印刷条件の変更が行われる(S40)。
ここで、印刷条件の変更(S40)について、図7乃至図9を参照して説明する。印刷条件の変更が行われる場合、使用者は、変更画面(図7参照)を見ながら入力キー4を操作することにより、変更する項目の選択や変更する数値等の決定を行う。具体的には、図7に示す変更画面が表示されている際に「飾り枠」の条件が選択されると、図8に示す飾り枠選択画面が表示される。そして、使用者によって飾り枠の1つが選択されると、選択された飾り枠が印刷条件記憶領域345に記憶される。すると、印刷データのドット数が飾り枠の種類毎に異なるため、印刷に必要な電力量も異なることとなる。
また、図7に示す変更画面が表示されている際に「文字装飾」の条件が選択されると、図9に示す文字装飾選択画面が表示される。そして、文字装飾の1つが選択されると、選択された文字装飾の種類が印刷条件記憶領域345に記憶される。飾り枠の条件と同様に、文字装飾の種類毎に印刷データのドット数が異なるため、文字装飾の種類を変更すると、印刷に必要な電力量も変化する。また、飾り枠及び文字装飾の条件の変更と同様に、印刷枚数(図7では「部数」と表す)やテープ長等の条件が変更されて、変更された値は印刷条件記憶領域345に適宜記憶される。そして、S34の処理へ戻り、変更された印刷条件に基づいて変更画面の表示(S35)や印刷量のドット数換算値(S37)等の処理が再び行われる。
図6のフローチャートの説明に戻り、印刷条件の変更の指示が行われていない場合には(S39:NO)、変更の実行をキャンセルする指示があるか否かの判断が行われる(S41)。液晶ディスプレイ10内のカーソルが「キャンセル」に位置している際にリターンキー8が押下された場合には(S41:YES)、変更画面が消去され、印刷条件変更処理を終了してメイン制御処理へ戻る。また、変更の実行をキャンセルする指示がない場合には(S41:NO)、S34の処理へ戻る。
また、現在の充電量の属するレベルが印刷量のドット数換算値の属するレベル以上であり、二次電池61を電源とした印刷が可能であると判断された場合には(S38:YES)、図7に示す「印刷」ボタン81が選択可能とされて、印刷が可能であることが表示される(S42)。次いで、使用者による印刷指示があるか否かの判断が行われる(S43)。カーソルが印刷ボタンに位置している際にリターンキー8が押下されるか、若しくは印刷キー6が押下されると、印刷の指示があると判断されて(S43:YES)、印刷が実行され(S44)、印刷条件変更処理を終了してメイン制御処理へ戻る。また、印刷の指示がないと判断された場合には(S43:NO)、S39の判断へ移行し、印刷の指示、若しくは印刷条件の変更をキャンセルする指示があるまで繰り返しこれらの処理が行われる。従って、使用者は、自身が希望する印刷条件及びタイミングで印刷を実行することができる。尚、図5に示すように、メイン制御処理では、印刷条件変更処理(S12)が終了するとS2の処理へ戻る。
次いで、図5に示すフローチャートの説明に戻り、印刷条件の変更を実行しないことが使用者によって選択された場合には(S11:NO)、二次電池61が充電中であるか否かの判断が行われる(S13)。コネクタ19に接続されているUSBケーブルからの給電が無く、二次電池61が充電中でない場合には(S13:NO)、二次電池61を電源とした印刷、及び電源アダプタにより供給される電力を電源とした印刷は共に不可能である。従って、印刷が不可能であることを示すエラー画面が液晶ディスプレイ10に出力されて(S14)、S2の処理へ戻る。一方で、二次電池が充電中であれば(S13:YES)、推定待ち時間算出処理が行われる(S15)。
次に、図10を参照して、推定待ち時間算出処理について説明する。図10のフローチャートに示すように、推定待ち時間算出処理が開始されると、その時点で充電制御部62によって検出されている二次電池61の電圧が、CPU32によって取得される(S51)。そして、二次電池61の充電量の属するレベルLcがどのレベルであるかがパラメータテーブル70(図4参照)により判断される(S52)。
次いで、RAM34の印刷データ記憶領域341に記憶されている印刷データ、及び印刷条件記憶領域345に記憶されている印刷条件から、印刷量のドット数換算値が算出される(S53)。そして、算出されたドット数換算値の属するレベルLdがどのレベルであるかがパラメータテーブル70により判断される(S54)。
次いで、印刷量のドット数換算値が属するレベルLdと、充電量が属するレベルLcとの差が算出されて、算出された値に1分間を乗じた時間が推定待ち時間としてRAM34に記憶される(S55)。先述したように、パラメータテーブル70に設けられている各レベルは、USBケーブルによる1分間の充電が行われる毎にレベルが1つ上がる(番号の1つ若いレベルへ移行する)ようにあらかじめ定められている。よって、例えば、印刷量のドット数換算値が属するレベルLdが2であり、充電量が属するレベルLcが6であった場合には、概ね4分間の充電が必要であるとされて、この4分間の推定待ち時間が記憶されることとなる。
図5に示すフローチャートの説明に戻り、推定待ち時間算出処理(S15)が終了すると、例えば「印刷開始まで約4分」という推定待ち時間が液晶ディスプレイに表示される(S16)。次いで、電源アダプタからの給電があるか否かの判断が行われる(S17)。途中からアダプタ挿入口18(図2参照)に電源アダプタが接続され、給電が開始された場合には(S17:YES)、印刷に必要な電力は電源アダプタからの給電により賄われるため、印刷が実行され(S19)、S2の処理へ戻る。
また、電源アダプタが接続されていない場合には(S17:NO)、充電量が必要な電力に達したか否かの判断が行われる(S18)。この判断は、充電量が属するレベルLdが、印刷量のドット数換算値が属するレベルLd以上となったか否かにより判断される。充電量が必要な電力に未だ達していないと判断された場合には(S18:NO)、S15の処理へ戻り、推定待ち時間の算出及び表示が繰り返し行われる。一方で、充電量が必要な電力に達した場合には(S18:YES)、液晶ディスプレイ10に表示されている推定待ち時間が消去され、印刷が実行されて(S19)、S2の処理へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態のテープ印刷装置1によると、充電が完了して印刷可能となるまでの推定待ち時間が算出されて液晶ディスプレイ10に表示されるため、使用者に安心感を与えることができ、使い易さを向上させることができる。また、主に印刷データの総ドット数を用いて印刷量を算出すると共に、飾り枠や文字装飾を含めた印刷条件の変更に応じてその都度印刷量を算出し、この値から印刷に必要な電力量を算出している。従って、印刷枚数や印刷面積等のみを用いて印刷量を算出する場合に比べて、印刷量及び印刷に必要な電力量を細かく正確に算出することができる。
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、本実施の形態では、二次電池61の電圧をパラメータテーブル70に照らし合わせて二次電池61の充電量の判断を行っているが、この判断方法及び各パラメータの数値は一例であり、機器の性能や二次電池61の種類等によって左右される。また、充電量を判断するためのパラメータに温度等の環境要素や二次電池61の充電回数等を加えても良いし、レベルをさらに細かく区分けしてもよい。また、これから二次電池61へ充電される電流値、又は二次電池61から放電される電流値を積分することにより充電量を把握する方法や、サーマルヘッド51やテープ送りモータ53等の駆動電流を累計して二次電池61の放電量を算出し、現在の充電量を把握する方法等を用いてもよい。
また、本実施の形態では、印刷量のドット数換算値をパラメータテーブル70に照らし合わせることで印刷に必要な電力量を算出しているが、この方法を変更することも可能である。また、図8及び図9に示した飾り枠や網掛けの選択候補も一例であり、これに限られない。また、本実施の形態では二次電池61を電源とした印刷、及び電源アダプタからの給電による印刷を使い分けることができるが、二次電池のみを印刷用の電源とした機器にも本発明が適用できることは言うまでもない。
本発明の印刷装置及び印刷制御装置は、上記実施の形態のようなテープ印刷装置に限られず、小型のメモプリンタやインクジェット方式の印刷装置等、他の形態の印刷装置にも適応可能である。
テープ印刷装置1の平面図である。 テープ印刷装置1の右側面図である。 テープ印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 パラメータテーブル70のデータ構成を示す模式図である。 テープ印刷装置1のメイン制御処理のフローチャートである。 メイン制御処理の中で行われる印刷条件変更処理のサブルーチンのフローチャートである。 印刷条件を変更する際の変更画面の説明図である。 飾り枠選択画面の説明図である。 文字装飾選択画面の説明図である。 メイン制御処理の中で行われる推定待ち時間算出処理のサブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 テープ印刷装置
4 入力キー
5 文字入力キー
6 印刷キー
8 リターンキー
10 液晶ディスプレイ
32 CPU
33 ROM
34 RAM
50 印刷機構
60 電源部
61 二次電池
62 充電制御部
70 パラメータテーブル
332 テーブル記憶領域

Claims (7)

  1. 充電可能な二次電池の電力により印刷データの印刷を行う印刷装置の動作を制御する印刷制御装置であって、
    前記二次電池に充電されている電力量を検出する充電電力量検出手段と、
    前記印刷データを作成する印刷データ作成手段と、
    当該印刷データ作成手段により作成された前記印刷データの印刷を行うために必要な電力量を算出する印刷電力量算出手段と、
    前記充電電力量検出手段により検出された前記二次電池の電力量と、前記印刷電力量算出手段により算出された印刷に必要な電力量とにより、前記印刷データの印刷が可能であるか否かの判断を行う印刷可能判断手段と、
    前記印刷可能判断手段により印刷が可能であると判断された際に前記印刷データの印刷を実行する制御を行う自動印刷実行制御手段と、
    前記二次電池が充電中であるか否かを判断する充電中判断手段と、
    前記印刷可能判断手段によって印刷が可能でないと判断された際に、前記充電中判断手段によって充電中であると判断された場合、前記印刷データの印刷が可能となる電力量が前記二次電池に充電されるまでの時間を算出する印刷待機時間算出手段と、
    当該印刷待機時間算出手段により算出された時間を表示する待機時間表示手段と
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷電力量算出手段は、前記印刷データから算出される印刷領域の総ドット数を少なくとも用いて必要な電力量を算出することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記印刷データの印刷条件を変更する印刷条件変更手段と、
    前記印刷可能判断手段によって印刷が可能でないと判断された際に、前記印刷条件変更手段による前記印刷条件の変更を行うか否かを選択する変更実行選択手段と、
    当該変更実行選択手段により前記印刷条件の変更を行うことが選択された場合に、前記印刷条件変更手段により変更される前記印刷条件を入力する変更条件入力手段と、
    前記印刷条件変更手段により前記印刷条件が変更されて、前記印刷可能判断手段により印刷が可能であると判断された場合、印刷が可能な状態であることを表示する印刷可能表示手段と、
    前記印刷データの印刷を実行させる指示を行う印刷実行指示手段と、
    前記印刷可能表示手段により印刷が可能であることが表示されている際に、前記印刷実行指示手段により印刷を実行させる指示が行われることで前記印刷データの印刷を実行する制御を行う条件変更印刷実行制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記印刷条件変更手段により変更される前記印刷条件は、所定の範囲を囲む枠のパターンである飾り枠の条件を含むことを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 前記印刷条件変更手段により変更される前記印刷条件は、文字装飾の条件を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の印刷制御装置。
  6. 前記変更実行選択手段により前記印刷条件の制限を行わないことが選択された際に、前記充電中判断手段によって充電中でないと判断された場合、印刷の実行が不可能であることを示すエラーを出力するエラー出力手段を備えたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の印刷制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷制御装置を備えたことを特徴とする印刷装置。
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