JP2008253436A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】機器の動作終了音やキーの受付音などの報知機能を有する炊飯器において、報知音を使用者が聞き取りやすい音に設定できるようにして、報知音が聞き取りにくいことへの不快感や苛立ちを解消するとともに報知の聞き逃しをなくし、使い勝手を向上する。
【解決手段】炊飯器本体内に米と水を入れる鍋1を着脱自在に収納し、この鍋1を鍋加熱手段2により加熱し、炊飯開始や報知音の周波数などの情報を操作手段4により入力し、この操作手段4からの入力受付や炊飯終了などを報知手段6により報知し、操作手段4からの入力に基づいて鍋加熱手段2や炊飯情報などを表示する表示手段5、報知手段6を制御手段3により制御する。操作手段4は、報知音の周波数を設定できるように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】炊飯器本体内に米と水を入れる鍋1を着脱自在に収納し、この鍋1を鍋加熱手段2により加熱し、炊飯開始や報知音の周波数などの情報を操作手段4により入力し、この操作手段4からの入力受付や炊飯終了などを報知手段6により報知し、操作手段4からの入力に基づいて鍋加熱手段2や炊飯情報などを表示する表示手段5、報知手段6を制御手段3により制御する。操作手段4は、報知音の周波数を設定できるように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、機器の動作終了音やキーの受付音などの報知機能を有する炊飯器に関するものである。
近年の電化機器では、機器の動作終了音やキーの受付音など音で報知して、使用者に機器の状態をお知らせするようになっている。炊飯器でも、炊飯終了時やキー受付時などにはブザーなど音で報知することにより、使用者の使い勝手の向上を図っている。しかし、この報知機能も各開発メーカーがそれぞれ独自に報知音を設定しているため、他機種と類似していたり、使用者の好みに合わなかったりと使用者を十分に満足させるものとは限らなかった。そこで、従来の炊飯器では、ブザーの報知パターンを変えたり、ブザーをメロディーに変えたりなど使用者が報知音を自由に設定することができるようにして、他の機器との差別化を図り、使用者の満足度の向上、使い勝手の向上を図っているものがある(例えば、特許文献1参照)。このように、従来の炊飯器では、積極的に報知を行うことでわかりやすさ、使いやすさを追求している。
特開2002−142976号公報
しかしながら、いくら報知パターンを変えたりしても、使用者によって、例えば、高齢者では、必ずしも聞き取りやすくなるとは限らない。一般的に、高齢者は高い周波数の音(高音域)は聞き取りにくいとされる。そのため、従来の炊飯器のように、報知パターンを変えることができても、周波数が高いままだと高齢者にとっては聞き取りにくく、不快感や苛立ちを与えることになり、使い勝手がよくないという問題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、報知音を使用者が聞き取りやすい音に設定できるようにして、報知音が聞き取りにくいことへの不快感や苛立ちを解消するとともに報知の聞き逃しをなくし、使い勝手を向上することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体内に米と水を入れる鍋を着脱自在に収納し、この鍋を鍋加熱手段により加熱し、炊飯開始や報知音の周波数などの情報を操作手段により入力し、この操作手段からの入力受付や炊飯終了などを報知手段により報知し、操作手段からの入力に基づいて鍋加熱手段や炊飯情報などを表示する表示手段、報知手段を制御手段により制御するよう構成し、操作手段は、報知音の周波数を設定できるように構成したものである。
これにより、報知音を使用者の聞き取りやすい音に設定することができるため、報知音が聞き取りにくいことへの不快感や苛立ちを解消することができるとともに報知の聞き逃しをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
本発明の炊飯器は、報知音の周波数を変えることにより、報知音が聞き取りにくいことへの不快感や苛立ちを解消することができるとともに報知の聞き逃しをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
第1の発明は、炊飯器本体内に着脱自在に収納され米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、炊飯開始や報知音の周波数などの情報を入力する操作手段と、炊飯情報などを表示する表示手段と、前記操作手段からの入力受付や炊飯終了などを報知する報知手段と、前記操作手段からの入力に基づき前記鍋加熱手段や前記表示手段、前記報知手段を制御する制御手段とを備え、前記操作手段は、報知音の周波数を設定できるように構成したものであり、報知音が聞き取りにくいときには使用者の聞き取りやすい音に設定することができるため、報知音が聞き取りにくいことへの不快感や苛立ちを解消するこしができるとともに報知の聞き逃しをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、操作手段は、通常の炊飯動作に関する操作とは異なる特定の操作により、報知音の周波数を設定できるようにしたものであり、使用者は常に意図的に報知音の周波数を設定することになるため、使用者が誤って設定してしまうことをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、制御手段は、現在の報知音の周波数設定を表示するように表示手段を制御するようにしたものであり、報知音の周波数設定を行った人以外の人が炊飯器を使用するときに、報知音が聞き取りにくいことで故障ではないかと不安に思ったり、困惑したりすることをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図を示し、図2は、同炊飯器の断面図を示し、図3は、同炊飯器の表示操作部の拡大正面図を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図を示し、図2は、同炊飯器の断面図を示し、図3は、同炊飯器の表示操作部の拡大正面図を示すものである。
図2に示すように、炊飯器本体16は、内部に鍋1を着脱自在に収納し、鍋1を加熱する加熱コイル15を有する。鍋1は、ステンレス、鉄などの磁性体によって形成しており、加熱コイル15は、保護枠17の底面外側に配設した内コイル13と、その外周上に配設した外コイル14とで構成し、制御基板18上に構成した加熱コイル15に高周波電流を供給するインバータ12と併せて、図1に示すように、鍋加熱手段2を構成している。加熱コイル15はインバータ12により供給された高周波電流により交番磁界を発生し、この交番磁界で鍋1を誘導加熱させる。
操作手段4は、炊飯開始や報知音の周波数などの情報を入力するもので、図3に示すように、炊飯コースを選択するコースキー23、炊き上がり時刻や予約炊飯コースなどの予約炊飯を設定する状態にする予約キー24、選択したコースで炊飯を開始したり、予約情報など設定した情報を確定する炊飯キー20、保温を開始する保温キー22、炊飯や保温、各設定状態を解除する切キー21などで構成している。なお、図3は使用者によるキー操作待ちの状態を示している。
表示手段5は、炊飯情報などを表示するもので、選択コースや炊飯残時間などの炊飯情報や現在時刻を表示して知らせるLCD25、炊飯中であることを点灯して知らせる炊飯LED26、保温中であることを点灯して知らせる保温LED27、予約炊飯開始待ち状態であることを知らせる予約LED28など現在の動作状態を知らせるLEDで構成している。
報知手段6は、操作手段4からの入力受付や炊飯終了などを報知するもので、ブザー(図示せず)で構成している。
制御手段3は、操作手段4により選択コースや予約情報など設定した情報に基づき炊飯を行うように鍋加熱手段2を制御して加熱出力を制御したり、表示手段5であるLCD25やLED、報知手段6であるブザーを制御するもので、マイクロコンピュータで構成している。
ここで、操作手段4は、通常の炊飯動作に関する操作とは異なる特定の操作により、報知音の周波数を設定できるように構成している。
上記構成において図4および図5を参照しながら動作、作用を説明する。使用者によるキー操作待ちの状態で、まず、ステップS1で炊飯キー20が押されたかどうかを確認する。炊飯キー20が押されていれば、ステップS2で高音報知の設定となっているかを確認し、高音報知の設定となっていれば、ステップS3で高音報知を行って、ステップS4で炊飯を開始する。高音報知の設定となっていなければ、ステップS9で低音報知を行って、ステップS4へ移行し、炊飯を開始する。
ステップS1で炊飯キー20が押されていなければ、ステップS10でコースキー23が押されたかどうかを確認する。コースキー23が押されていなければ、ステップS1へ戻り、キー操作の待ち状態を継続する。
ステップS10でコースキー23が押されると、ステップS11で高音報知の設定となっているかを確認し、高音報知の設定となっていれば、ステップS12で高音報知を行って、コース選択状態となる。高音報知の設定となっていなければ、ステップS16で低音報知を行って、コース選択状態となる。
つぎに、ステップS13で早炊きコースが選択されているかどうかを確認する。早炊きコースが選択されていなければ、コース選択状態のままステップS1へ戻る。早炊きコースが選択されていれば、ステップS14で所定のキー操作が行われたかどうかを確認する。ここでいう所定のキー操作とは、本実施の形態では、保温キー22、予約キー24、保温キー22の連続押しの操作のことをいう。もし、所定のキー操作が行われていれば、ステップS15で報知音の周波数(高低)を設定することができるユーザー設定モードへ移行する。
ユーザー設定モードに入ると、まず、図5(a)に示すように、ユーザー設定番号の選択状態になる。本実施の形態では、ユーザー設定番号「01」が報知音周波数設定とする。ユーザー設定番号は初期値は「01」で、コースキー23により変更できる。ユーザー設定番号を選択し、炊飯キー20を押すと、ユーザー設定番号に対応したユーザー設定モード(「01」の場合、報知音周波数設定モード)に移行する。報知音周波数設定モードに入ると、現在の設定状態が高音報知の設定となっていれば、図5(b)に示すように、「HI」をLCD25に表示し、低音報知の設定となっていれば、図5(c)に示すように、「Lo」をLCD25に表示する。なお、報知音周波数設定モードの初期値は「HI」で、設定の変更は、コースキー23で行う。
コースキー23を押して設定を変更し、そのまま何も操作せず所定の時間(本実施の形態では4秒)が経過すると、図5(d)(e)に示すように、LCD25に「完了」が表示され、その時点で変更した設定が有効となる。あとは、そのままさらに所定の時間(本実施の形態では4秒)が経過するのを待つか、切キー21を押すと、ステップS1のキー操作待ち状態に戻る。「完了」が表示される前に切キー21でユーザー設定モードを終了すると、変更した設定は有効にならず、前の設定のままとなる。
ステップS4で炊飯を開始すると、ステップS5で炊飯終了となるまで、炊飯を継続する。炊飯が正常に終了すると、ステップS6で高音報知の設定となっているかを確認し、高音報知の設定となっていれば、ステップS7にて高音で終了報知を行って、保温状態となる。高音報知の設定となっていなければ、ステップS8にて低音で終了報知を行って、保温状態となる。
以上のように、本実施の形態においては、報知音の周波数を設定できるようにすることにより、報知音を使用者の聞き取りやすい音に設定することができるため、報知音が聞き取りにくいことへの不快感や苛立ちを解消することができるとともに報知の聞き逃しをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
また、通常の炊飯動作に関する操作とは異なる特定の操作により、報知音の周波数を設定できるようにすることにより、使用者は常に意図的に報知音の周波数を設定することになるため、使用者が誤って設定してしまうことをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
なお、本実施の形態では、ユーザー設定モードへの入り方として、早炊きコース選択中に保温キー22、予約キー24、保温キー22の連続押しの操作を行うこととしたが、これは別の操作方法でもよく、要は使用者が通常の炊飯器の使い方の中で意図しない限り行わないと想定される操作方法であればよい。
(実施の形態2)
図1に示す制御手段3は、現在の報知音の周波数設定を表示するように表示手段5を制御するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
図1に示す制御手段3は、現在の報知音の周波数設定を表示するように表示手段5を制御するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において図6を参照しながら動作、作用を説明する。ユーザー設定モードにおいて、高音報知の設定をすると、図6(a)に示すように、キー操作待ち状態や炊飯中などに高音報知を意味する表示、本実施の形態では、「高音」+報知を意味するキャラクタ(スピーカー)の表示を行う。また、低音報知の設定をすると、図6(b)に示すように、キー操作待ち状態や炊飯中などに低音報知を意味する表示、本実施の形態では、「低音」+報知を意味するキャラクタ(スピーカー)の表示を行う。
以上のように、本実施の形態においては、現在の報知音の周波数設定を表示するように表示手段5を制御するようにすることにより、報知音の周波数設定を行った人以外の人が炊飯器を使用するときに、報知音が聞き取りにくいことで故障ではないかと不安に思ったり、困惑したりすることをなくすことができ、使い勝手を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、報知音の周波数を設定できるようにすることにより、報知音が聞き取りにくいことへの不快感や苛立ちを解消することができるとともに報知の聞き逃しをなくすことができ、使い勝手を向上することができるので、機器の動作終了音やキーの受付音などの報知機能を有する炊飯器として有用である。
1 鍋
2 鍋加熱手段
3 制御手段
4 操作手段
5 表示手段
6 報知手段
16 炊飯器本体
2 鍋加熱手段
3 制御手段
4 操作手段
5 表示手段
6 報知手段
16 炊飯器本体
Claims (3)
- 炊飯器本体内に着脱自在に収納され米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、炊飯開始や報知音の周波数などの情報を入力する操作手段と、炊飯情報などを表示する表示手段と、前記操作手段からの入力受付や炊飯終了などを報知する報知手段と、前記操作手段からの入力に基づき前記鍋加熱手段や前記表示手段、前記報知手段を制御する制御手段とを備え、前記操作手段は、報知音の周波数を設定できるように構成した炊飯器。
- 操作手段は、通常の炊飯動作に関する操作とは異なる特定の操作により、報知音の周波数を設定できるようにした請求項1記載の炊飯器。
- 制御手段は、現在の報知音の周波数設定を表示するように表示手段を制御するようにした請求項1または2記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007097115A JP2008253436A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007097115A JP2008253436A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008253436A true JP2008253436A (ja) | 2008-10-23 |
Family
ID=39977687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007097115A Pending JP2008253436A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008253436A (ja) |
-
2007
- 2007-04-03 JP JP2007097115A patent/JP2008253436A/ja active Pending
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