JP2008250019A - 光集積回路および光集積回路モジュール - Google Patents

光集積回路および光集積回路モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】調芯作業が簡単で良好な結合効率が得られやすく、しかも平面光波回路と半導体素子を一体化したコンパクトな光集積回路および光集積回路モジュールを提供する。
【解決手段】平面光波回路2と半導体素子3が一つの接触面12で固定されている。半導体基板8上に半導体光増幅器(SOA)9が形成されている。SOA9の入力側および出力側に、半導体導波路10および半導体導波路11が形成されている。半導体導波路11は半導体基板8上で折り返された折り返し部11aを有する。PLC基板4上の光導波路5,6の各端部と半導体導波路10,11の各端部が接触面12上で結合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光部品を結合して形成される光集積回路、特に、PLC基板上に形成された光導波路を有する平面光波回路と、半導体基板上に形成された半導体レーザダイオードや半導体フォトダイオード等の光能動部品を有する半導体デバイスとを結合したハイブリッド光集積デバイスである光集積回路および光集積回路モジュールに関する。
光通信ネットワークの普及や進展に伴って、光通信システムで使用される光部品の高機能化が進んでいる。光部品には、信号光を発光または受光するような光能動部品、信号光を分岐/結合、または分波/合波したりする光受動部品、信号光の伝送線路となる光ファイバなどがあり、それぞれの光部品に対して高機能化や低コスト化のニーズが高まっている。このうち、光能動部品に関しては、半導体レーザや半導体フォトダイオードといった半導体材料をベースとしたデバイスが中心であり、その技術開発が進められている。半導体材料をベースとした光能動部品は光増幅機能や高速動作、コンパクトな集積が可能であるという特徴を有している。一方、光受動部品に関しては、シリカ系材料をベースとした光導波路を有する平面光波回路(PLC;Planar Lightwave Circuit)が製品化されている。PLCは低損失で偏波依存性のない光導波路を実現できるという長所を有している。
光能動部品、光受動部品とも、これまではそれぞれの部品単体の性能向上がなされていたが、光通信システムの進展によるニーズの高度化により、両者の長所を合わせ持つような高機能光部品への要求が高まっている。そこで、半導体レーザダイオード等の半導体能動素子(光能動部品)とPLCとを組み合わせたハイブリッド光集積デバイスの開発が行われている。
例えば特許文献1に開示された従来技術では、PLC基板上に半導体レーザダイオードをハイブリッド実装しており、半導体レーザダイオードとPLC上のUVグレーティングとの間で形成される外部共振器モードで発振するレーザを実現している。この従来技術では、半導体レーザダイオードからの出射光をUVグレーティングに入射させる導波路は一つのみであるので、半導体レーザダイオードの出射導波路(レーザダイオード搭載用Siテラス上の半導体導波路)の片端面とPLC上の光導波路の片端面とを結合させている。また、非特許文献2に開示された従来技術では、PLC上のアレイ導波路回折格子(AWG)と半導体光増幅器(SOA)とをハイブリッド集積することにより光波長セレクタを実現している。ここでは、SOAをゲートスイッチとして用いており、SOAの入力導波路、出力導波路は半導体基板の別々の端面に接しており、それぞれの端面でPLC基板と接してPLC基板上の光導波路と結合している。
また、特許文献3には、異なるPLC基板(第1PLC基板および第2PLC基板)上の導波路どうしを結合した技術が開示されている。この従来技術では、一方のPLC上の導波路は折り返し構造となっている。しかし、PLCでは大きな屈折率差を実現することが難しいために、折り返し部分の曲がり導波路の曲率半径はかなり大きい値にせざるを得ない。
特開2001−267684号公報 特開平10−227936号公報 (I. Ogawa, F. Ebisawa, N. Yoshimoto, K. Takiguchi, F. Hanawa, T. Hashimoto, A. Sugita, M. Yanagisawa, Y. Inoue, Y. Yamada, Y. Tohmori, S. Mino, T. Ito, K. Magari, Y. Kawaguchi, A. Himeno, and K. Kato, "Lossless hybrid integrated 8-ch optical wavelength selector module using PLC platform and PLC-PLC direct attachment techniques," Proc. OFC’98, 1998, paper PD4-1)
しかしながら、上記非特許文献2に記載された従来技術のように、入力導波路および出力導波路を有するSOA等の半導体素子と、この半導体素子の両側にある左右のPLC上の光導波路とを結合する場合、次のような固定が必要になる。つまり、入力導波路の端部がある半導体基板の一方の端面を一方のPLC基板の端面に固定すると共に、出力導波路の端部がある半導体基板の他方の端面を他方のPLC基板の端面に固定する。これにより、半導体素子の入力導波路は一方のPLCの光導波路と結合され、その出力導波路は他方のPLCの光導波路と結合される。
このように、入力導波路および出力導波路を有する半導体素子が形成された半導体基板とPLC基板を固定する面(接触面)の数が多くなると、それぞれの接触面で、半導体基板上の導波路と左右のPLC基板上の光導波路との良好な結合を得る必要がある。このため、非特許文献2に記載された従来技術では、半導体基板の一方の端面と一方のPLC基板の端面の接触面と、半導体基板の他方の端面と他方のPLC基板の端面の接触面との2箇所の接触面でそれぞれ、導波路どうしの調芯作業を行わなければならない。従って、この従来技術では、調芯工数が増えるので、調芯作業が面倒で時間がかかると共に、調芯ミスが発生する可能性も高くなり、良好な結合効率を得るのが難しいという問題があった。
また、一つのPLC基板上の光導波路を一部切欠した領域(切り欠き部)に半導体素子を挿入して配置することが考えられる。しかし、この場合においても、半導体素子の入力側および出力側導波路とPLC基板上の光導波路との結合効率を良好にするため、切り欠き部や半導体素子長に対する寸法精度が厳しくなったり、調芯作業が複雑で困難になったりするなどの問題があった。
更に、半導体素子とPLCとをハイブリッド集積したものを、ファイバピグテイルを付けたモジュール形態にする場合、PLCとファイバとの調芯は、PLC基板の両端面の2個所で行う必要があり、その分調芯工数が増えるので、調芯作業が面倒で時間がかかると共に、調芯ミスが発生する可能性も高く、良好な結合効率を得るのが難しいという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、調芯作業が簡単で良好な結合効率が得られやすく、しかも平面光波回路と半導体素子を一体化したコンパクトな光集積回路および光集積モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る光集積回路は、光導波路が第1の基板上に形成された平面光波回路と、半導体導波路を有する要素が第2の基板上に形成された半導体素子とを一体化した光集積回路であって、前記平面光波回路と前記半導体素子が一つの接触面で固定されており、前記光導波路の端部と前記半導体導波路の端部が前記接触面上で結合されていることを要旨とする。
この態様によれば、平面光波回路と半導体素子との接触面、つまり平面光波回路の第1の基板と半導体素子の第2の基板との接触面は1つのみとなるため、両者を結合するための調芯作業は一度に行うことができる。このため、調芯工数が減り、調芯作業が簡単になると共に、調芯ミスが発生する可能性も低くなり、良好な結合効率を得ることができる。また、入出力ファイバも平面光波回路と片側の端面でのみで接するために、この部分の調芯作業も軽減することが可能である。さらに、半導体素子の長さなどに対する厳しい寸法精度も要求されないという利点もある。
ここにいう「平面光波回路(PLC)」は、シリコンや石英などの基板上に光ファイバ製造技術と半導体微細加工技術などを組み合わせて、石英系やポリマー系の材料で光導波路を形成したものをいう。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記要素の入力側および出力側に、入力側の半導体導波路および出力側の半導体導波路がそれぞれ形成されており、前記入力側および出力側の半導体導波路の一方は前記第2の基板上で折り返された折り返し部を有し、前記入力側の半導体導波路の端部および前記出力側の半導体導波路の端部は、前記第1の基板上に形成された入力側光導波路の端部および出力側光導波路の端部と前記接触面でそれぞれ結合されていることを要旨とする。
通常の石英系の平面光波回路の光導波路では、この光導波路を構成するコアとクラッドの屈折率差は大きくても数%程度であるが、半導体導波路では、この光導波路を構成するコアとクラッドの屈折率差が10%を超えるような大きな値にすることができる。導波路を折り返した際の折り返し部(曲がり導波路)の曲率半径は、コアとクラッドの屈折率差が大きいほど小さくすることができる。そのため、半導体上で折り返し導波路を作製する方が、石英系の平面光波回路上で折り返し導波路を作製する場合に比べて、素子のサイズを大幅に小さくすることができる。
この態様によれば、要素の入力側および出力側の半導体導波路の一方は第2の基板上で折り返された折り返し部を有しているが、半導体導波路ではその折り返し部の曲率半径を小さくすることができ、半導体素子のサイズを大幅に小さくすることができる。従って、平面光波回路と半導体素子とを一体化したコンパクトな光集積回路を実現することができる。
これに対して、上記特許文献3に開示された従来技術では、第1PLCの基板上および第2PLCの基板上の導波路どうしを結合し、一方のPLC基板上で導波路を折り返した構造となっている。半導体導波路に比べてPLC上の石英系光導波路では大きな屈折率差の導波路を実現することが難しいために、折り返し部分の曲がり導波路の曲率半径はかなり大きい値にせざるを得ない。
また、この態様によれば、要素の入力側の半導体導波路の端部および出力側の半導体導波路の端部は、前記接触面で別々の光導波路と結合されているので、要素の入力側および出力側にそれぞれ半導体導波路があるにもかかわらず、半導体素子と平面光波回路との接触面は1つのみとなる。このため、平面光波回路上の光導波路と半導体素子上の半導体導波路とを結合するための調芯作業は一度に行うことができる。
なお、ここにいう「要素」には、例えば、半導体光増幅器(Semiconductor Optical Amplifier:SOA)、半導体の電界吸収効果を用いた電界吸収型(Elcctro Absorption: EA)変調器、半導体レーザ、半導体受光素子などが含まれる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、複数の前記要素がアレイ状に配置されていることを要旨とする。
この態様によれば、複数の要素がアレイ状に配置されている半導体素子と平面光波回路とを一体化して光集積回路を作製する場合にも、調芯作業が簡単になると共に、良好な結合効率を得ることができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記第2の基板上に形成されたすべての前記半導体導波路の端部と、前記第2の基板上に形成されたすべての前記光導波路の端部とが、前記接触面で結合されていることを特徴とする。
この態様によれば、前記接触面で接合される導波路の本数は多いが、平面光波回路と半導体素子を一つの接触面で接触させて固定するので、平面光波回路と半導体素子の調芯・固定作業は一回で行うことが可能である。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記第2の基板上に、前記要素に高周波信号を給電するための高周波電極が形成されていることを要旨とする。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、記要素は、その入力側にのみ入力側の半導体導波路が形成された半導体受光素子であり、前記入力側の半導体導波路の端部は前記接触面で前記光導波路と結合されており、前記第1の基板上には、調芯用の光を導波するための第1の調芯用光導波路および第2の調芯用光導波路が形成されており、前記第2の基板上には、調芯用の折り返し導波路が形成されており、前記第1の調芯用光導波路の光出射端部および前記第2の調芯用光導波路の光入射端部は、前記調芯用の折り返し導波路の光入射端部および光出射端部と前記接触面で結合されることを要旨とする。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記要素がアレイ状に配置されていることを要旨とする。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記要素は、その出力側にのみ出力側の半導体導波路が形成された半導体発光素子であり、前記出力側の半導体導波路の端部は前記接触面で前記光導波路の端部と結合されていることを要旨とする。
本発明の第2の態様に係る光集積回路モジュールは、前記第1の基板の前記接触面とは反対側の端面に、前記第1の基板上の前記光導波路と結合した入出力用光ファイバの端部が結合されていることを要旨とする。
本発明によれば、調芯作業が簡単で良好な結合効率が得られやすく、しかも平面光波回路と半導体素子を一体化したコンパクトな光集積回路および光集積回路モジュールを実現することができる。
本発明を具体化した光集積回路および光集積回路モジュールの各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る光集積回路を、図1〜図4に基づいて説明する。図1は第1実施形態に係る光集積回路の基本構成を示した概念図であり、図2は同光集積回路を示す平面図である。図3は図2のA−A’線に沿った断面図で、光集積回路の断面構造を示している。また、図4は図2のB−B’線に沿った断面図で、半導体素子の半導体導波路部分の断面構造を示している。
光集積回路1は、図1および図2に示すように、平面光波回路(PLC)2とシリコン基板7上に固定された半導体素子3とを一体化したものである。
平面光波回路2は、PLC基板4と、このPLC基板4上に形成された2本の直線状の光導波路5、6とを備えている。光導波路5,6はそれぞれ、平面光波回路2の一方の端面2aからその他方の端面2bまで延びている。つまり、光導波路5,6の一方の端部はPLC基板4の一方の端面(図1で左側端面)にそれぞれ接し、他方の端部はPLC基板4の他方の端面(図1で右側端面)にそれぞれ接している。PLC基板4は、例えばシリコン基板である。
半導体素子3は、図1および図2に示すように、半導体基板8と、この半導体基板8上に形成された要素としての半導体光増幅器(SOA)9とを備えている。半導体基板8上にはさらに、半導体増幅器9の入力側および出力側に、入力側の半導体導波路10および出力側の半導体導波路11がそれぞれ形成されている。出力側の半導体導波路11は、半導体基板8上で折り返された折り返し部11aを有しており、光の進行方向が反転されて入力側の半導体導波路10と同じ側の半導体素子3の端面3aに接している。
この光集積回路1の特徴は以下の構成にある。
・平面光波回路2と半導体素子3が一つの接触面12で固定されている。つまり、平面光波回路2の他方の端面2bと半導体素子3の端面3aとが固定されている。
・半導体基板8上に形成された要素が半導体光増幅器(SOA)9である。
・半導体増幅器9の入力側および出力側に、入力側の半導体導波路10および出力側の半導体導波路11がそれぞれ形成されている。出力側の半導体導波路11は、半導体基板8上で折り返された折り返し部11aを有している。
・光導波路5,6の各端部と半導体導波路10,11の各端部が一つの接触面12上で結合されている。つまり、光導波路5の端部と入力側の半導体導波路10の端部、および光導波路6の端部と出力側の半導体導波路11の端部がそれぞれ一つの接触面12上で結合されている。
平面光波回路2は、図3に示すように、PLC基板4と、このPLC基板4上に形成された下部クラッド層14と、この下部クラッド層14上に形成されたコア層15,16と、下部クラッド層14およびコア層15,16上に形成された上部クラッド層17とから構成されている。このような平面光波回路2において、光導波路5,6が、光の通り道である高屈折率のコア層15、16と、その周辺部である低屈折率のクラッド層14、17とにより構成されている。本実施形態では一例として、光導波路5,6は、下部クラッド層14,コア層15,16、および上部クラッド層17が石英系材料で形成された石英ガラス導波路である。このような光導波路5,6では、通常、コア層15,16と、クラッド層14,17との屈折率差は大きくても数%程度である。
このような平面光波回路2は、次のような方法で作られる。光ファイバ製造技術の応用である火炎直接堆積(Flame Hydrolysis Deposition, FHD)法により、PLC基板(例えばシリコン基板)4上に下部クラッド層14およびコア層15,16となるガラス粒子を堆積し、加熱してガラス膜を溶融透明化する。この後、半導体集積回路製造技術であるフォトリソグラフィと反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching, RIE)で所望の光導波路パターンを形成し、再びFHD法により上部クラッド17を形成する。
半導体基板8上に形成された入力側の半導体導波路10および出力側の半導体導波路11はそれぞれ、図4に示すように、半導体基板8上に形成された下部クラッド層20と、この下部クラッド層20上に形成されたコア層21と、このコア層21上に形成された上部クラッド層22とを備えている。半導体基板8は化合物半導体InPにより、下部クラッド層20は化合物半導体InPにより、コア層21は化合物半導体InGaAsPにより、上部クラッド層22は化合物半導体InPによりそれぞれ形成されている。また、半導体導波路10は、ハイメサ構造に形成された直線状の導波路である。半導体導波路11は、ハイメサ構造に形成され、折り返し部11aを有する導波路である。半導体導波路は埋め込み構造やローメサ構造でも良いが、本例のようにハイメサ構造とすることにより、コア層21と、その両側の空気との屈折率差が、例えば40%以上と非常に大きくなっているため、折り返し部11aの曲率半径を小さくしても低損失を保つことができる。
半導体基板8上に形成された半導体光増幅器9は、半導体導波路10,11のコア層が光増幅媒質で形成された活性層23になっている点で半導体導波路10,11とは構成が異なる。そして、半導体導波路10のコア層21内を伝播した光が、半導体光増幅器9の活性層23および半導体導波路11のコア層21を通るように、半導体光増幅器9と半導体導波路10,11とが半導体基板8上に形成されている。本実施形態では、半導体光増幅器9は、注入電流をオン/オフさせることで、入射光をオン/オフさせる半導体ゲートとして用いられている。
上記構成を有する光集積回路1は、次のようにして作製される。
・平面光波回路2と半導体素子3を一つの接触面12で接触させる。つまり、平面光波回路2の他方の端面2bと半導体素子3の端面3aとを接触させる。この状態で、光導波路5と入力側の半導体導波路10、および光導波路6と出力側の半導体導波路11の調芯を行う。この調芯方法としては、半導体基板8上の半導体光増幅器9に電流を流した状態で、光導波路5の入射ポート5a側から調芯用の光を光導波路5に入射させ、半導体導波路10、半導体光増幅器9、半導体導波路11、および光導波路6を通ってその出射ポート6aから出射する光を受光素子(図示省略)で受け、その受光量が最大となるように、平面光波回路2と半導体素子3の位置あわせを行うアクティブ調芯により行った。
なお、本実施形態ではアクティブ調芯によるアライメントを行ったが、PLC基板4上および半導体基板8上に形成した位置マーカーや、位置合わせ用の凹凸形状等を利用することによるパッシブ調芯を行うことも可能である。
PLC基板4の厚さに比べて半導体基板8の厚さが薄いため、本実施形態では、半導体基板8上の半導体素子3はシリコン基板7上に固定し、PLC基板4とシリコン基板7とを接着することで十分な接合強度をとるようにしている。
また、PLC上の光導波路と半導体導波路とでは導波モードのスポットサイズが一般的には異なるため、両導波路が結合する部分にスポットサイズ変換構造を設けて、光導波路と半導体導波路のスポットサイズを合わせておくとより高い結合効率を得ることができる。
以上の構成を有する第1実施形態によれば、以下のような作用効果を奏する。
○平面光波回路2と半導体素子3との接触面12、つまり平面光波回路2のPLC基板(第1の基板)4と半導体素子3の半導体基板8(第2の基板)との接触面は1つのみとなるため、両者を結合するための調芯作業は一度に行うことができる。このため、調芯工数が減り、調芯作業が簡単になると共に、調芯ミスが発生する可能性も低くなり、良好な結合効率を得ることができる。従って、調芯作業が簡単で良好な結合効率が得られやすく、しかも平面光波回路2と半導体素子3を一体化したコンパクトな光集積回路1を実現することができる。
○平面光波回路2と半導体素子3は一つの接触面12で固定されるため、平面光波回路2と半導体素子3の調芯および固定作業も一回で済むことになり、作製時間の短縮やコスト低減といった観点で有利である。
○半導体光増幅器(要素)9の入力側の半導体導波路10の端部および出力側の半導体導波路11の端部は、接触面12で別々の光導波路5,6と結合されているので、半導体光増幅器9の入力側および出力側にそれぞれ半導体導波路があるにもかかわらず、半導体素子3と平面光波回路2との接触面12は1つのみとなる。このため、平面光波回路2の光導波路5,6と半導体素子3の半導体導波路10,11とを結合するための調芯作業は一度に行うことができる。
○入出力ファイバも平面光波回路2と片側の端面(平面光波回路2の一方の端面2a)でのみで接するために、この部分の調芯作業も軽減することが可能である。
○半導体素子3は、その片側の端面3aでのみ平面光波回路2の他方の端面2bと固定されるので、半導体素子3の端面3aとは反対側の端面3bはフリーとなっている。このため、半導体素子3の長さなどに対する厳しい寸法精度も要求されない。従って、半導体素子3の作製が容易になる。
○出力側の半導体導波路11はハイメサ構造となっており、コアとクラッドの屈折率差が40%以上と非常に大きいため、非常に小さい曲率半径(例えば曲率半径125μm程度)で半導体導波路11を折り返しても損失を低く抑えることが可能である。半導体光増幅器9の出力側の半導体導波路11は半導体基板8上で折り返された折り返し部11aを有しているので、その折り返し部11aの曲率半径を小さくすることができ、半導体素子3のサイズを大幅に小さくすることができる。従って、平面光波回路2と半導体素子3とを一体化したコンパクトな光集積回路を実現することができる。
○半導体導波路の端面において、端面での反射を低く抑えるための無反射コーティングを施すことが一般的に行われるが、導波路を折り返さない場合は入力側と出力側のそれぞれの端面(図2の3aおよび3b)にコーティングが必要であるが、本実施例では導波路を折り返すことにより入力側導波路端面も出力側導波路端面も同一の端面3aに面しているため、無反射コーティングも片側のみ(端面3aのみ)で済むため、半導体素子の作製工程が簡便になる。
○PLC導波路から入力側半導体導波路への結合が最適でない場合、半導体導波路構造によっては非結合光が迷光として反対側の端面3bまで到達し、出力側導波路に混入してしまうことがある。本実施例では出力側の半導体導波路11は折り返し部11aを有し、出力側導波路が入力側導波路と同じ端面3aに面しており、迷光成分が端面3aには戻りにくいため、出力導波路へ迷光が混入しにくくなっている。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る光集積回路を図5および図6に基づいて説明する。図5は第2実施形態に係る光集積回路1Aの概略構成を示す概念図であり、図6は光集積回路1Aを示す平面図である。
光集積回路1Aの特徴は、図1に示す上記第1実施形態に係る光集積回路1において、半導体素子3Aの半導体基板8上に、複数の半導体光増幅器(要素)がアレイ状に配置されている点にある。本実施形態では、図5および図6に示すように、一例として4つの半導体光増幅器9〜9が半導体基板8上にアレイ状に配置されている。
また、半導体基板8上には、各半導体光増幅器9〜9の入力側に入力側の半導体導波路10〜10が、各半導体光増幅器9〜9の出力側に出力側の半導体導波路11〜11がそれぞれ形成されている。各出力側の半導体導波路11〜11は、半導体基板8上で折り返された折り返し部11aをそれぞれ有している。半導体基板8上のすべての半導体導波路10〜10および11〜11は、半導体素子3の一つの端面3aに接している。
また、平面光波回路2AのPLC基板4上には、半導体基板8上のすべての半導体導波路10〜10および11〜11にそれぞれ対応して、2本の直線状の光導波路5、6を1組として4組の光導波路5、6〜5、6が形成されている。4組の光導波路5、6〜5、6はそれぞれ、平面光波回路2Aの一方の端面2aからその他方の端面2bまで延びている。つまり、各光導波路5〜5、6〜6の一方の端部はPLC基板4の一方の端面(図5で左側端面)にそれぞれ接し、他方の端部はPLC基板4の他方の端面(図5で右側端面)にそれぞれ接している。
また、各半導体導波路10〜10、11〜11の対応する各光導波路5〜5、6〜6と結合する入出力部分には、スポットサイズ変換器(図示せず)が形成されており、各半導体導波路10〜10、11〜11と各光導波路5〜5、6〜6とのスポットサイズの整合を取ることにより結合効率を高めている。
また、各半導体光増幅器9〜9の活性層部分についてもTEモードとTMモードで光利得が一致するようにしており、光導波路5〜5、6〜6、半導体導波路10〜10、11〜11も含めて偏波無依存化を実現している。
以上の構成を有する第2実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。
○複数の半導体光増幅器9〜9がアレイ状に配置されている半導体素子3Aと平面光波回路2Aとを一体化して光集積回路1Aを作製する場合にも、調芯作業が簡単になると共に、良好な結合効率を得ることができる。
○接触面12で接合される導波路の本数は多いが、平面光波回路2Aと半導体素子3Aを一つの接触面12で接触させて固定するので、平面光波回路2Aと半導体素子3Aの調芯・固定作業は一回で行うことが可能である。
○各半導体光増幅器9〜9の出力側に形成された出力側の半導体導波路11〜11はそれぞれ折り返し部11aを有しているので、その折り返し部11aの曲率半径を小さくすることができ、半導体素子3Aのサイズを大幅に小さくすることができる。従って、平面光波回路2Aと半導体素子3Aとを一体化したコンパクトな光集積回路1Aを実現することができる。
○各半導体導波路10〜10、11〜11の対応する各光導波路5〜5、6〜6と結合する入出力部分に、スポットサイズ変換器(図示せず)が形成されているので、各半導体導波路10〜10、11〜11と各光導波路5〜5、6〜6とのスポットサイズの整合を取ることにより結合効率を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る光集積回路を図7に基づいて説明する。図7は第3実施形態に係る光集積回路1Bの概略構成を示す概念図である。
光集積回路1Bの特徴は、次の構成にある。
・半導体基板8上に複数の半導体導波路型受光素子(要素)30〜30がアレイ状に形成された半導体素子3Bと、複数の光導波路が形成された平面光波回路2Bとが一つの接触面12で固定されて一体化されている。本実施形態では、一例として、半導体基板8上に6つの半導体導波路型受光素子30〜30が形成されている。
・平面光波回路2BのPLC基板4上には、半導体導波路型受光素子30〜30の光入射側端面(受光面)とそれぞれ結合される6つの直線状の光導波路31〜31が形成されている。
・各半導体導波路型受光素子30〜30は1入力のみで光出力の無い要素であり、各半導体導波路型受光素子30〜30が各光導波路31〜31と結合するのは片側のみである。そのため、各半導体導波路型受光素子30〜30内部の入力側の半導体導波路の端部はそれぞれ、半導体素子3の端面3aに接しており、接触面12で平面光波回路2Bの対応する光導波路31〜31と結合されている。
・半導体基板8上には、半導体導波路型受光素子30〜30とは別に、調芯用の光を通すための調芯用の折り返し導波路32が形成されている。この調芯用の折り返し導波路32は、2箇所に曲がり部32aを有し、その光入力側端部および光出力側端部はそれぞれ半導体素子3Bの端面3aに接している。
・PLC基板4上には、調芯用の光を導波するための第1の調芯用光導波路33および第2の調芯用光導波路34が形成されている。
・調芯用の折り返し導波路32の光入力側端部および光出力側端部はそれぞれ、第1の調芯用光導波路33の端部および第2の調芯用光導波路34の端部と接触面12で結合されている。
このような構成を有する光集積回路1Bを作製する際には、上記第1実施形態と同様のアクティブ調芯を行う。この場合、第1の調芯用光導波路33に調芯用の光を入射させると、その光が調芯用の折り返し導波路32および第2の調芯用光導波路34を通って、この第2の調芯用光導波路34から出射される。この出射光を受光素子(図示省略)で受光し、その受光量が最大となるように、平面光波回路2Bと半導体素子3Bの相対位置を調整し、両者を接触面12で固定する。
以上の構成を有する第3実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。
○半導体基板8内およびPLC基板4内のそれぞれの導波路同士の間隔は非常に高精度に形成されているため、上記アクティブ調芯により調芯用の折り返し導波路32と対応するPLC基板4上の調芯用光導波路33,34との結合効率を最適化することで、半導体導波路型受光素子30〜30と対応する光導波路31〜31との間の結合も同時に最適化することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る光集積回路モジュール1Cを図8に基づいて説明する。図8は第4実施形態に係る光集積回路モジュール1Cの概略構成を示す概念図である。
光集積回路モジュール1Cの特徴は、次の構成にある。
・図5に示す上記第2実施形態において、半導体基板8と共に半導体基板を構成するシリコン基板7上に、半導体光増幅器9〜9に高周波信号を給電するための高周波電極35が形成されている。各半導体光増幅器9〜9には、高周波電極35からワイヤ34を介して高周波信号を個別に入力できるようになっている。
・PLC基板4の接触面12とは反対側の端面(平面光波回路2の一方の端面2a)に各光導波路5〜5、6〜6の一方の端部とそれぞれ結合した入出力用光ファイバ35〜35からなるファイバアレイが接続されている。
以上の構成を有する第4実施形態によれば、上記第2実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。
○半導体基板8上に形成された各出力側の半導体導波路11〜11の折り返し部11aで光の進行方向を折り返すことにより、平面光波回路2Aと光ファイバ35〜35との接続も、一つの端面(平面光波回路2Aの一方の端面2a)のみで行うことができるので、平面光波回路2Cと光ファイバ35〜35の調芯や接合作業も一回で行うことができる。
○平面光波回路2Cと半導体素子3Cの導波路どうしの接合が半導体素子3Cの端面3a(シリコン基板7の片側の端面)のみで可能であるため、半導体素子3Cの平面光波回路2Aと固定されない側に電極設置スペースを作り、このスペースに高周波電極35を設けることができる。これにより半導体光増幅器9〜9を高速駆動させる場合に非常に有効である。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る光集積回路モジュール1Dを図9に基づいて説明する。図9は第5実施形態に係る光集積回路モジュール1Dの概略構成を示す概念図である。
光集積回路モジュール1Dの特徴は、次の構成にある。
・PLC基板4上にアレイ導波路回折格子(AWG)40が形成された平面光波回路2Dと、半導体基板8上に複数の(N個の)半導体導波路型受光素子50〜50が形成された半導体素子3Dとが、一つの接触面12で固定されて一体化されている。半導体導波路型受光素子50〜50は、図7に示す上記半導体導波路型受光素子30〜30と同様の構成を有するものである。
アレイ導波路回折格子(AWG)40は、1本の入力導波路41と、N本の出力導波路群42〜42と、入力側のスラブ導波路43と、出力側のスラブ導波路44と、アレイ導波路45とから構成されている。
・各半導体導波路型受光素子50〜50は1入力のみで光出力の無い要素であり、各半導体導波路型受光素子50〜50が各出力導波路群42〜42と結合するのは片側のみである。そのため、各半導体導波路型受光素子50〜50内部の端部はそれぞれ、半導体素子3Dの端面3aに接しており、接触面12で平面光波回路2Dの対応する出力導波路群42〜42と結合されている。
・半導体基板8上には、半導体導波路型受光素子50〜50とは別に、調芯用の光を通すための調芯用の折り返し導波路51が形成されている。この調芯用の折り返し導波路51は、2箇所に曲がり部51aを有し、その光入力側端部および光出力側端部はそれぞれ半導体素子3Dの端面3aに接している。
・PLC基板4上には、調芯用の光を導波するための第1の調芯用光導波路46および第2の調芯用光導波路47が形成されている。
・調芯用の折り返し導波路51の光入力側端部および光出力側端部はそれぞれ、第1の調芯用光導波路46の一方の端部および第2の調芯用光導波路47の一方の端部と接触面12で結合されている。
・アレイ導波路回折格子(AWG)40の入力導波路41の端部、第1の調芯用光導波路46の他方の端部、および第2の調芯用光導波路47の他方の端部には、光ファイバ61,62、および63がそれぞれ接続されている。
この光集積回路モジュール1Dでは、アレイ導波路回折格子40を分波器として用いている。このような構成を有する光集積回路モジュール1Dを作製する際には、図7に示す上記第3実施形態と同様のアクティブ調芯を行う。この場合、光ファイバ62から第1の調芯用光導波路46に調芯用の光を入射させると、その光が調芯用の折り返し導波路51および第2の調芯用光導波路47を通って、光ファイバ63から出射される。この出射光を受光素子(図示省略)で受光し、その受光量が最大となるように、平面光波回路2Dと半導体素子3Dの相対位置を調整し、両者を接触面12で固定する。
以上の構成を有する第5実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。
○半導体基板8内およびPLC基板4内のそれぞれの導波路同士の間隔は非常に高精度に形成されている。このため、上記アクティブ調芯により調芯用の折り返し導波路51と対応するPLC基板4上の調芯用光導波路46,47との結合効率を最適化することで、半導体導波路型受光素子50〜50と対応するアレイ導波路回折格子40の出力導波路群42〜42との間の結合も同時に最適化することができる。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・図1に示す上記第1実施形態では、出力側の半導体導波路11に折り返し部11aを形成してあるが、入力側の半導体導波路10に折り返し部を形成した構成にも本発明は適用可能である。この構成によっても、同様の効果を奏することができる。
・図1、図5および図7に示す上記第1、第2および第3実施形態において、平面光波回路の各光導波路に入出力光ファイバを接続した光集積回路モジュールにも本発明は適用可能である。
・図7および図9に示す上記第3および第5実施形態において、複数の半導体導波路型受光素子30〜30、50〜50に代えて、複数の半導体レーザダイオードなどの半導体発光素子(要素)を半導体基板8上にアレイ状に形成した光集積回路にも本発明は適用可能である。半導体発光素子を要素とする場合、それらの半導体発光素子を発光させながらアクティブ調芯を行なうことも可能である。この場合、半導体基板8上に調芯用の折り返し導波路32を形成する必要がなく、また、PLC基板4上にも、調芯用光導波路33,34を形成する必要がない。
・図9に示す上記第5実施形態では、アレイ導波路回折格子(AWG)40を分波器として用いているが、アレイ導波路回折格子40を合波器として用いるように構成した光集積回路、あるいは光集積回路モジュールにも本発明は適用可能である。例えば、複数の半導体発光素子と、半導体の電界吸収効果を用いた複数の電界吸収型(Electro Absorption: EA)変調器とが半導体素子の半導体基板上にアレイ状に配置された半導体素子と平面光波回路とを一つの接触面で固定した光集積回路或いは光集積回路モジュールにも本発明は適用可能である。
第1実施形態に係る光集積回路の基本構成を示す概念図。 同光集積回路を示す平面図 図2のA−A線に沿った断面図。 図4は図2のB−B線に沿った断面図。 第2実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す概念図。 同光集積回路を示す平面図。 第3実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す概念図。 第4実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す概念図。 第5実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す概念図。
符号の説明
1,1A,1B…光集積回路
1C,1D…光集積回路モジュール
2,2A,2B,2C,2D…平面光波回路
3,3A,3B,3C,3D…半導体素子
4…PLC基板
5,6,5〜5,6〜6,31〜31,41,42〜42…光導波路
7…シリコン基板
8…半導体基板
9,9〜9…半導体光増幅器
10,11,11〜11…半導体導波路
12…接触面
30〜30,50〜50…半導体導波路型受光素子

Claims (9)

  1. 光導波路が第1の基板上に形成された平面光波回路と、半導体導波路を有する要素が第2の基板上に形成された半導体素子とを一体化した光集積回路であって、
    前記平面光波回路と前記半導体素子が一つの接触面で固定されており、
    前記光導波路の端部と前記半導体導波路の端部が前記接触面上で結合されていることを特徴とする光集積回路。
  2. 前記要素の入力側および出力側に、入力側の半導体導波路および出力側の半導体導波路がそれぞれ形成されており、前記入力側および出力側の半導体導波路の一方は前記第2の基板上で折り返された折り返し部を有し、前記入力側の半導体導波路の端部および前記出力側の半導体導波路の端部は、前記第1の基板上に形成された入力側光導波路の端部および出力側光導波路の端部と前記接触面でそれぞれ結合されていることを特徴とする請求項1に記載の光集積回路。
  3. 複数の前記要素がアレイ状に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光集積回路。
  4. 前記第2の基板上に形成されたすべての前記半導体導波路の端部と、前記第2の基板上に形成されたすべての前記光導波路の端部とが、前記接触面で結合されていることを特徴とする請求項3に記載の光集積回路。
  5. 前記第2の基板上に、前記要素に高周波信号を給電するための高周波電極が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の光集積回路。
  6. 前記要素は、その入力側にのみ入力側の半導体導波路が形成された半導体受光素子であり、前記入力側の半導体導波路の端部は前記接触面で前記光導波路と結合されており、
    前記第1の基板上には、調芯用の光を導波するための第1の調芯用光導波路および第2の調芯用光導波路が形成されており、
    前記第2の基板上には、調芯用の折り返し導波路が形成されており、
    前記第1の調芯用光導波路の光出射端部および前記第2の調芯用光導波路の光入射端部は、前記調芯用の折り返し導波路の光入射端部および光出射端部と前記接触面で結合されることを特徴とする請求項1に記載の光集積回路。
  7. 前記要素がアレイ状に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の光集積回路。
  8. 前記要素は、その出力側にのみ出力側の半導体導波路が形成された半導体発光素子であり、前記出力側の半導体導波路の端部は前記接触面で前記光導波路の端部と結合されていることを特徴とする請求項1に記載の光集積回路。
  9. 前記第1の基板の前記接触面とは反対側の端面に、前記第1の基板上の前記光導波路と結合した入出力用光ファイバの端部が結合されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載の光集積回路モジュール。
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