JP2008249039A - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルシールとバックアップリングとを両者が離脱しないようにサブアセンブリすることができ、また、組立も容易で、作業性に優れている密封装置を提供すること。
【解決手段】軸に摺接するシールリップ6を有する弾性体製のオイルシール本体2と、シールリップ6を支持するバックアップリング4とを備え、このバックアップリング4は、オイルシール本体2に設けられた保持段部8に嵌合するように組み込まれる密封装置1aにおいて、バックアップリング4の外径寸法を前記保持段部8の内径寸法よりも僅かに大きくし、バックアップリング4が保持段部8に圧入されるように組み込まれる構造としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、密封流体の漏洩を防止する密封装置に係り、特に、往復動軸や回転軸に対する密封流体の漏洩を防止するのに好適な密封装置に関する。
一般に、各種の技術分野において往復動軸や回転軸に対する密封流体の漏洩を防止するために密封装置が利用されている。
このような密封装置としては、従来から、軸に接触して密封流体をシールするシールリップとこのシールリップを支持するバックアップリングを備えた構成の密封装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図4および図5は、従来の密封装置の構成例として、往復動軸用の密封装置の一例を示している。
図4に示すように、この往復動軸用の密封装置1は、オイルをシールするオイルシール本体2とダストをシールするダストシール3とを組み合わせて構成されており、両シール2、3の間にはバックアップリング4が介装されている。
更に各構成と組立方法を説明すると、図5に示すように、オイルシール本体2は、最外側の部材となる金属製の断面L字形の外側取付環5の内周端部分に内側上方に伸びるNBR等のゴム様弾性体からなるシールリップ6を一体的に形成し、外側取付環5の外周端部分の上面側には同じくゴム様弾性体からなる外周リップ7が一体的に形成されている。シールリップ6は往復動軸に摺接してその間を密封するものであり、その外周部分には締め付け力を付与する環状のスプリング6aが嵌着されている。
バックアップリング4はシールリップ6の根本の内周面に当接されてシールリップ6が過剰変形することを防止するようにシールリップ6を支持するものであり、PTFE等の樹脂あるいは硬質ゴムによって形成されている。そして、バックアップリング4の内周部分をシールリップ6の根本の内側に設けられた保持段部(凹部)8に嵌合するように組み込まれる。
ダストシール3は、外側取付環5の内側に嵌入固着される金属製の内側取付環9の内周端部分にNBR等のゴム様弾性体を内側下方に伸びるように一体的に形成して構成されている。そして、内側取付環9を外側取付環5内に嵌入させて、全体を組み立てている。
特開2005−090569号公報
図4および図5に示す従来の往復動軸用の密封装置1の組立においては、先ずオイルシール本体2にバックアップリング4を組み込んでサブアセンブリとし、その後、オイルシール本体2とダストシール3を組み合わせる工程によって、密封装置1の組立を完成させるようにしている。
ところが、従来のように、バックアップリング4を単にシールリップ6の根本に形成されている保持段部8に嵌合させるだけの構成によっては、オイルシール本体2のサブアセンブリの状態でバックアップリング4が保持段部8から簡単に脱落してしまい、組立作業性が悪いという問題があった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、オイルシールとバックアップリングとを両者が離脱しないようにサブアセンブリすることができ、また、組立も容易で、作業性に優れている密封装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために本発明の密封装置は、軸に摺接する弾性体製のシールリップを有するオイルシール本体と、シールリップを支持するバックアップリングとを備え、このバックアップリングは、オイルシール本体に設けられた保持段部に嵌合するように組み込まれる密封装置において、バックアップリングの外径寸法を前記保持段部の内径寸法よりも僅かに大きくし、バックアップリングが保持段部に圧入されるように組み込まれる構造としたことを特徴とする。
さらに、本発明においては、前記保持段部におけるバックアップリングが圧入されて保持する保持面を、内側に山型に突出するテーパ状面あるいは円弧状に突出する曲面に形成することが望ましい。
また、保持段部の内周面とバックアップリングの外周面の何れか一方側に凸部を設けると共に、他方側に凹部を設け、バックアップリングが保持段部に組み込まれた状態でこの凸部と凹部が係合する構造としてもよい。
以上のように本発明の密封装置においては、バックアップリングを保持段部に圧入するように組み込む構造としたことにより、バックアップリングの脱落を確実に防止することができる。
さらに、本発明の密封装置においては、バックアップリングの保持面を、内側に山型に突出するテーパ状面あるいは円弧状に突出する曲面としたことにより、バックアップリングを組み込む際には強い力を要することなくでスムーズに圧入できるので、バックアップリングの組み付け性が良くなり、生産性の向上につながる。さらに、圧入後のバックアップリングの変形も防止されるので、安定した性能を維持することができる。
また、バックアップリングが保持段部に組み込まれた状態で凸部と凹部が係合する構造とすることにより、バックアップリングの脱落を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1から図3によって説明する。
従来と同一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図1は本発明の密封装置の第1の実施形態を示すものである。
第1実施形態の密封装置1aは往復動軸用に適応させたものであり、バックアップリング4の外径寸法aを保持段部8の内径寸法bよりも僅かに大きくしてある。ここで、例えばバックアップリング4の外径寸法aは17.3mm、保持段部8の内径寸法bは17.5mmとされており、これによってバックアップリング4の外周部分が保持段部8の内周部分に圧入されるように組み込まれる構造としている。
このような圧入構造を採用したことにより、オイルシール本体2にバックアップリング4を組み込んだサブアセンブリの状態で、バックアップリング4は保持段部8に確実に保持されるので、簡単には脱落することがない。
さらに、本第1実施形態においては、保持段部8におけるバックアップリング4が圧入されて保持される保持面8a、即ち内周面を、山型に突出するテーパ状面に形成してある。
このようにバックアップリング4の保持面8aを、山型に突出するテーパ状面とした構造により、バックアップリング4を組み込むときにはテーパ面に沿ってバックアップリング4がスムーズに圧入されると共に、圧入時のゴムの変形量が少ないので、強い力を要することなく容易に圧入することができる。
さらに、圧入後においても、バックアップリング4にかかる荷重が少なく抑えられるので、バックアップリング4の縮径方向への変形が防止される。即ち、バックアップリング4を保持段部8に圧入した場合、オイルシール本体2のゴムがバックアップリング4を内側に押す力が強いとバックアップリング4は径が小さくなるように変形し、軸に当接して摩耗するおそれがあるが、本第1実施形態においては、バックアップリング4の保持面8aを山形のテーパ形状としたことにより、圧入時のゴムの変形量が少なく、バックアップリング4を押す力が小さく抑えられるので、バックアップリング4の変形および摩耗を抑制することが可能となり、安定した性能が維持される。
図2は本発明の密封装置の第2の実施形態を示すものである。
本第2実施形態の密封装置1bにおいては、保持段部8におけるバックアップリング4の保持面8bを、円弧状に突出する曲面に形成したものであり、このような形状とした場合でも前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図3は本発明の密封装置の第3の実施形態を示すものである。
本第3実施形態の密封装置1cにおいては、保持段部8の内周面に凸部8cが設けられ、これと対応してバックアップリング4の外周面には凹部4aが設けられており、バックアップリング4が保持段部8に組み込まれた状態においては、この凸部8cと凹部4aが係合する構造となっている。
このような係合構造を採用したことにより、オイルシール本体2にバックアップリング4を組み込んだサブアセンブリの状態で、バックアップリング4は保持段部8に確実に保持されるので、簡単には脱落することがない。
なお、この構成において、凸部と凹部を逆の関係、即ち保持段部8の内周面に凹部を設け、バックアップリング4の外周面に凸部を設けた構成としても、同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。例えば、前記各実施形態のように往復動軸用の適応する場合の他に、往復動軸用に限ることなく回転軸用の密封装置においても本発明を適用できるものである。
本発明の密封装置の第1の実施形態を示す分解図 本発明の密封装置の第2の実施形態を示す分解図 本発明の密封装置の第3の実施形態を示す分解図 従来の密封装置の構造例を示す左半部の縦断側面図 図4の密封装置の分解図
符号の説明
1a、1b、1c 密封装置
2 オイルシール本体
4 バックアップリング
8 保持段部

Claims (3)

  1. 軸に摺接する弾性体製のシールリップを有するオイルシール本体と、前記シールリップを支持するバックアップリングとを備え、前記バックアップリングは、前記オイルシール本体に設けられた保持段部に嵌合するように組み込まれる密封装置において、
    前記バックアップリングの外径寸法を前記保持段部の内径寸法よりも僅かに大きくし、前記バックアップリングが前記保持段部に圧入されるように組み込まれる構造としたことを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1に記載の密封装置において、
    前記保持段部におけるバックアップリングが圧入されて保持する保持面を、内側に山型に突出するテーパ状面あるいは円弧状に突出する曲面に形成したことを特徴とする密封装置。
  3. 軸に摺接する弾性体製のシールリップを有するオイルシール本体と、前記シールリップを支持するバックアップリングとを備え、前記バックアップリングは、前記オイルシール本体に設けられた保持段部に嵌合するように組み込まれる密封装置において、
    前記保持段部の内周面と前記バックアップリングの外周面の何れか一方側に凸部を設けると共に、他方側に凹部を設け、前記バックアップリングが前記保持段部に組み込まれた状態で前記凸部と前記凹部とが係合する構造としたことを特徴とする密封装置。
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