JP2008247275A - サイドスタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車に乗車する際に、軸足を移すことなく、より容易に蹴り上げることができるサイドスタンドを提供する。
【解決手段】前輪7と後輪12を備えた自動二輪車1の下方一側に伸びるサイドスタンド本体39の基端が車体に回動自在に枢支され、その先端が、車体が一側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持するサイドスタンドにおいて、サイドスタンド30に車体の他側方向に伸びる操作子48を設け、車体の他側方向から足でその操作子48を蹴って該サイドスタンド30を跳ね上げられるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車を支持するサイドスタンドに関する。
従来、自動二輪車の車体の下方に設けられ、必要に応じて自動二輪車の車体を一側方向に傾斜させた状態で起立させて支持するサイドスタンドが知られている。
この種の従来のサイドスタンドにおいて、乗員が自動二輪車を運転する際には、この乗員に車体の下方に延出したサイドスタンドを蹴り上げることを促し、サイドスタンドを収納させるサイドスタンドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、自動二輪車に乗車する際に、場合によっては、サイドスタンド側の一側方向に回り込んで、該サイドスタンド側から自動二輪車に乗車し、車両に跨った後に、このサイドスタンドを収納するときには、該サイドスタンドのない車体の他側方向に軸足を移し、車体を他側方向に傾けて、一側のサイドスタンドを浮かせてから、これを逆の足で後方に蹴り上げて収納することがある。
特開昭50−159024号公報
しかし、従来の構成では、車両に跨った後に、サイドスタンドのない車体の他側方向に軸足を移し、車体を他側方向に傾けてから車体一側のサイドスタンドを車体一側方向から、足で後方に蹴り上げる動作が必要であった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、自動二輪車に乗車する際に、軸足を移すことなく、より容易に蹴り上げることができるサイドスタンドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、前輪と後輪とを備えた自動二輪車の下方一側に伸びるサイドスタンド本体の基端が車体に回動自在に枢支され、その先端が、車体が一側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持するサイドスタンドにおいて、前記サイドスタンドに車体の他側方向に伸びる操作子を設け、車体の他側方向から足でその操作子を蹴って該サイドスタンドを跳ね上げられるようにしたことを特徴とする。
この発明では、自動二輪車に乗車する際に、サイドスタンド側の一側方向に回り込んで、該サイドスタンド側から自動二輪車に乗車し、車両に跨った後に、このサイドスタンドを収納するときには、一側方向に軸足を置いたまま、車体の他側方向に軸足を移すことなく、僅かに車体を他側方向に傾け、一側のサイドスタンドを浮かせてから、車体の他側方向に伸びる操作子を、車体の他側方向から足で蹴って該サイドスタンドを跳ね上げることができ、より容易に収納できる。
この場合において、前記操作子は、車体下方に伸び、車体が他側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持してもよい。
この構成では、例えば車両に跨った後に、車体が他側方向に傾いても、操作子が地面に接地し車体を支持するため、足で車体をささえる力を軽減することが可能となる。
また、前輪と後輪とを備えた自動二輪車の下方一側に伸びるサイドスタンド本体の基端が車体に回動自在に枢支され、その先端が、車体が一側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持するサイドスタンドにおいて、前記サイドスタンドから車体の他側に第2のサイドスタンド本体が伸び、車体が他側方向に傾いたときに、その第2のサイドスタンド本体の先端が地面に接地し車体を支持するようにしてもよい。
この構成では、例えば車両に跨った後に、車体が他側方向に傾いても、第2のサイドスタンド本体の先端が地面に接地し車体を支持するため、足で車体をささえる力を軽減することが可能となる。
本発明によれば、一側方向に軸足を置いたまま、車体の他側方向に軸足を移すことなく、僅かに車体を他側方向に傾け、一側のサイドスタンドを浮かせてから、車体の他側方向に伸びる操作子を、車体の他側方向から足で蹴って該サイドスタンドを跳ね上げることができ、より容易に収納できる。
また、操作子は、車体下方に伸び、車体が他側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持すれば、例えば車両に跨った後に、車体が他側方向に傾いても、操作子が地面に接地し車体を支持するため、足で車体をささえる力を軽減することが可能となる。
さらに、サイドスタンドから車体の他側に第2のサイドスタンド本体が伸び、車体が他側方向に傾いたときに、その第2のサイドスタンド本体の先端が地面に接地し車体を支持すれば、例えば車両に跨った後に、車体が他側方向に傾いても、第2のサイドスタンド本体の先端が地面に接地し車体を支持するため、足で車体をささえる力を軽減することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る自動二輪車が左側方に傾斜した状態でサイドスタンドに支持された状態を示す図である。なお、以下の説明において、前後、上下、及び、左右は、この自動二輪車の乗員から見た方向を規準とするものとする。
この図において符号1は、オフロードバイクと称される自動二輪車を示している。この自動二輪車1は、エンジン2を懸架したメインフレーム3を有し、このメインフレーム3の前部にヘッドパイプ4が設けられ、このヘッドパイプ4の下方に、フロントフォーク5が操向自在に取り付けられ、フロントフォーク5の上端にステアリングハンドル6が取り付けられ、フロントフォーク5の下端に前輪7が回転自在に取り付けられている。
メインフレーム3の前部からは、ダウンチューブ8が下方へ延出し、このダウンチューブ8の後部に、左右のピボットプレート9L,9R(以下、これらを特に区別しない場合符号9を付す。)が形成され、このピボットプレート9L,9Rに、ピボット軸10を介してスイングアーム11が上下に揺動可能に支持され、このスイングアーム11の後端に、後輪12が回転自在に取り付けられている。
メインフレーム3の後部には、上方へ延出したシートレール(不図示)が取り付けられ、このシートレールにシート13が載置されている。
14は、エンジン2から延出した排気管、15は、前輪制御用キャリパー、16は、フロントフェンダ、17は、カウル、18は、乗員が足を乗せるステップバー、19は、リアフェンダをそれぞれ示している。
図2は、自動二輪車1を支持した状態(以下、「起立状態」という。)のサイドスタンド30を示し、図3は、収納した状態(以下、「収納状態」という。)のサイドスタンド30を示し、図4は、分解したサイドスタンド30を示す。
上記左のピボットプレート9Lの下部には、図4に示すように、固定部材91が溶接により固定され、この固定部材91には後斜め下方へ延出したサイドスタンドブラケット31が、二本のボルト54,54を固定部材91の雌ねじ91a,91aに螺合することにより固定されている。
サイドスタンドブラケット31は、固定部材91に取り付けられる固定部51と、この固定部51から折れ線部49を境界にして曲げられ、左斜め下方に延出して形成された支持部52と、を有する。
上記支持部52は、貫通孔57を有した板状のブラケット側取付部58を備え、該取付部58には、破線で示すように、サイドスタンド本体39の上端に形成されたサイドスタンド側取付部36が嵌合し、サイドスタンド側取付部36とブラケット側取付部58とがピボット軸56で固定されている。41は、接地部である。サイドスタンド側取付部36は一対の支持壁36a,36bを有し、これら支持壁36a,36bのそれぞれには、ピボット軸56が挿入される貫通孔37a,37bが形成されている。また、サイドスタンド側取付部36には前面62および後面63がそれぞれ形成され、左側面には、円盤状のフランジ受け64が形成されている。このフランジ受け64は、内部に、ピボット軸56のフランジ65を受け入れるため、該フランジ65の径と略同一の径を有して凹んだフランジ嵌合部66を有している。このフランジ嵌合部66の面には突起67が設けられ、該突起67はピボット軸56のフランジ65に設けた溝(不図示)に嵌合している。これら支持壁36a,36bの間には挿入溝38が形成され、この挿入溝38に板状のブラケット側取付部58が嵌合し、上記貫通孔37a,37bおよび貫通孔57には、上記サイドスタンド本体39を軸支するピボット軸56が挿入され、このピボット軸56にナット92を掛けて固定されている。
この状態では、突起67とフランジ65に設けた溝(不図示)とを嵌合させて、フランジ65がフランジ嵌合部66に嵌め込まれ、これによってピボット軸56が位置決めされるため、サイドスタンド側取付部36およびピボット軸56が一体化し、これらが一体化したサイドスタンド本体39が、サイドスタンドブラケット31に回動自在に保持されている。33は、コイルスプリングであり、該コイルスプリング33は、上記固定部51に設けたブラケット側突起34と、サイドスタンド本体39に設けたスタンド側突起40との間に装着されている。このコイルスプリング33は、ある一定の角度を境界として、サイドスタンド30が起立状態もしくは収納状態のいずれかの状態になるように、サイドスタンド30を付勢している。
59は、ブラケット側取付部58の前斜め下方に形成され、サイドスタンド本体39の前方への回動を規制するための前ストッパ壁、60は、同じく上方への回動を規制するための上ストッパ壁である。
上記ピボット軸56の頭部には、雌ねじ部93が形成され、この雌ねじ部93には、固定ボルト94を介して、ロータリスイッチ50が取り付けられている。このロータリスイッチ50は、左右に貫通した貫通孔84が形成された円筒状のハウジング85を有し、このハウジング85の貫通孔84には、上記ピボット軸56と一体に回転するインナーロータ86を備えている。
また、ハウジング85の外周には、位置決め片87およびケーブル取出部88を有し、これらの間に形成した位置決め溝89に、サイドスタンドブラケット31の位置決め用ピン61を嵌合している。
これによれば、ピボット軸56の雌ねじ部93に、固定ボルト94を螺合して、ロータリスイッチ50を取り付けた場合、サイドスタンド本体39が回動しても、インナーロータ86が回転するだけで、位置決め用ピン61で保持されて、ロータリスイッチ50のハウジング85は回動しない。
上記ケーブル取出部88からは、ケーブル90が延出しており、このケーブル90は制御回路(不図示)に接続される。そして、サイドスタンド本体39が回動し、サイドスタンド本体39が跳ね上げられたことを、ステアリングハンドル6の近傍に設けた表示部(不図示)に表示する。
本実施の形態では、図4に示すように、サイドスタンド本体39の上部から、操作子48(第2のサイドスタンド本体)が右方へ向かって延出している。
操作子48は、サイドスタンド本体39の上部の外周から右方へ向かって所定の長さL1だけ延出した右延出部82と、この右延出部82から所定の角度屈曲し、右斜め下方へ所定の長さL2だけ延出した下延出部83とを有し、この下延出部83の下端には、操作子接地部53が形成されている。
図5は(A)〜(C)は、この操作子48を後ろから見た状態を模式的に示す図であり、(A)は、自動二輪車1が左側方へ傾いた状態を、(B)は、地面に対し垂直に起立した状態を、(C)は、右側方へ傾いた状態を示す。
サイドスタンド30が自動二輪車1に取り付けられた際、上記右延出部82は、ピボットプレート9L,9Rの下方に形成された空間を通って、自動二輪車1の右側面を越えて右方へ延出する構成となっている。
図5(A)に示すように、サイドスタンド30が自動二輪車1に取り付けられた際、自動二輪車1が左側方へ傾きサイドスタンド本体39によって支持されている状態や、図5(B)に示すように、自動二輪車1が地面に対し垂直に起立している状態においては、操作子接地部53が地面に接地せず、図5(C)に示すように、自動二輪車1が右側方へ向かって所定の角度以上に傾いたときに、操作子接地部53の底面が地面に接地し、自動二輪車1を支持する構成となっている。
サイドスタンド30を収納すると、図3に示すように、サイドスタンド本体39と操作子48の下延出部83との間に形成された空間に、後輪12等の部材が介在する構成となっており、操作子48は、サイドスタンド30の起立状態及び収納状態のいずれにおいても自動二輪車1の部材に接触しない。
図2〜図4に示すように、上記コイルスプリング33がサイドスタンド30を起立状態になるよう付勢した際は、サイドスタンド30は、ピボット軸56を回転軸として前方に向かって回動し、所定の角度回動すると、図2に示すように、サイドスタンド側取付部36の前面62が、サイドスタンドブラケット31の前ストッパ壁59に当接し、サイドスタンド30の前方への回動が規制されて、サイドスタンド30が起立状態となる。
このとき、サイドスタンド30と一体的に、ピボット軸56及びインナーロータ86が回動し、インナーロータ86の可動接点(不図示)と、ハウジング85の固定接点(不図示)の接触が断たれ、制御回路がサイドスタンド30が起立状態にあることを検知し、その旨を表示部に表示する。
一方、スプリング33が、サイドスタンド30を、収納状態になるよう付勢した際は、サイドスタンド30は、ピボット軸56を回転軸として後方に向かって回動する。そして所定の角度回動すると、図3に示すように、サイドスタンド側取付部36の後面63が、サイドスタンドブラケット31の上ストッパ壁60に当接し、サイドスタンド30の後方への回動が規制され、サイドスタンド30は収納状態となる。
このとき、サイドスタンド30と一体的に、ピボット軸56及びインナーロータ86が回動し、インナーロータ86の可動接点(不図示)と、ハウジング85の固定接点(不図示)が接触し、制御回路がサイドスタンド30が収納状態にあることを検知し、その旨を表示部に表示する。
次いで、サイドスタンド30の動作について説明する。
なお、自動二輪車1は、図1、図2及び図5(A)に示すような左側方に傾いた起立状態で、停車しているものとする。
まず、乗員は、自動二輪車1の左側方(サイドスタンド30が位置する側方)に回り込み、ステアリングハンドル6を掴んだ状態で、左足を軸足として、自動二輪車1に跨り、シートに着座した後、自動二輪車1を、左側方に傾いた状態から地面に対し略垂直方向の状態(図5(B))に至るまで、起こす。
その際、本実施形態では、例えば、勢いを付けすぎて自動二輪車1を起こしたとき等、自動二輪車1が右側方に傾いてしまった場合においても、所定の角度以上傾くと操作子48の操作子接地部53が接地し、自動二輪車1を支持する効果が期待できる。
特に、オフロードタイプの自動二輪車1は、車高が高く、乗車の際、ライダーの体格によっては、両方の足が十分に車体を保持できない場合も起こり得るが、本実施形態では、より車体の支持に有効となる。
乗員は、自動二輪車1を地面に対し垂直に起こすタイミングと、略同一のタイミングで、自動二輪車1に跨った時の軸足(左足)を維持したまま、右足で操作子48を後方へ向かって蹴り上げ、サイドスタンド30を収納状態とする(図3)。
このように、本実施形態では、自動二輪車1に跨った時の軸足(左足)を変えずに、右足によって操作子48を蹴り上げることによってサイドスタンド30を収納状態とすることができるため、従来のように軸足を変えてサイドスタンド本体39を蹴り上げる場合と比較し、より便利に収納状態とすることができる。
サイドスタンド30が収納状態となると、上述したように、表示部にその旨表示される。乗員は、この表示部の表示を参照してサイドスタンド30が確実に収納状態となっていることを確認し、自動二輪車1を発進させる。
以上説明したように、本構成では、サイドスタンド30は、サイドスタンド本体39の他に操作子48を有しており、この操作子48が自動二輪車1の右側面を越えて右方へ延出しているため、乗員が自動二輪車1に乗車した後にサイドスタンド30を蹴り上げる場合、左足を軸足として右足によって操作子48を蹴り上げることができる。
このため、自動二輪車1に跨った時の軸足(左足)を変えずに、右足によって操作子48を蹴り上げることができるため、従来のように軸足を変えてサイドスタンド本体39を蹴り上げる場合と比較し、より便利に収納できる。
また、サイドスタンド30は、右斜め下方へ延出した下延出部83を有し、自動二輪車1が所定の角度以上右側面に傾いたときは、操作子接地部53の下面が地面に接地し、自動二輪車1を右側方に傾斜させた状態で起立させて支持するようになっている。このため、自動二輪車1に乗車する際に、仮に自動二輪車1が右側方に傾いても(図5(C))、所定の角度以上傾くと操作子48の操作子接地部53が接地し、自動二輪車1を支持する効果が期待できる。
また、本構成では、サイドスタンド30が起立状態のときは、サイドスタンド30のサイドスタンド本体39及び操作子48によって、自動二輪車1は、確実に左側方にも右側方にも倒れることがない。
このため、起立状態における自動二輪車1の左側方への傾きが小さくなるようにサイドスタンド本体39を設計することができる。
このように起立状態における自動二輪車1の左側方への傾きが小さい場合、自動二輪車1を地面に対して垂直状態に起こす際、少ない力で起こすことができ、乗員の利便性の向上を図ることができる。
また、本構成では、自動二輪車1停車中に、前輪7もしくは後輪12がパンクし、これに起因して自動二輪車1の傾斜角度が変位した場合にも、サイドスタンド30のサイドスタンド本体39および操作子48により、自動二輪車1は、左側方にも右側方にも確実に倒れない。このため、従来のように、パンクした場合においても自動二輪車1が倒れないような角度にサイドスタンド本体39の角度を設計する必要がなく、サイドスタンド本体39の設計上の自由度が向上する。
また、本構成では、操作子48は、ピボットプレート9L,9Rの下方に形成された従来から存在する空間を延出しているため、自動二輪車1を特別に加工したり、また、特別な部材を介したりすることなく、操作子48を自動二輪車1に取り付けることができると共に、起立状態のサイドスタンド30(図2)の操作子48を後方へ向かって蹴り上げた場合に、操作子48は、自動二輪車1の他の部材に接触することなく、図3に示すようにほぼ確実に収納される。
図6は、別の実施形態を説明するための図であり、自動二輪車1を後方から見た様子を模式的に示す図である。なお、図6において図1〜図4に示す構成要素と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
この図において、符号70は、左右のダウンチューブ8間を左右に連結するクロスフレームを示している。このクロスフレーム70の左右方向における中央の僅か左側に、サイドスタンドブラケット71が取り付けられている。このサイドスタンドブラケット71は、鋳造により高い強度で形成されており、溶接等の方法によってクロスフレーム70に強固に取り付けられている。このサイドスタンドブラケット71には、サイドスタンド73の一端のサイドスタンド側取付部36が所定の範囲で揺動可能に取り付けられており、この一端から左斜め下方へ向かってサイドスタンド本体74が延出し、このサイドスタンド本体74の下端に接地部75が形成されている。サイドスタンド本体74の下部において、棒状で先端が膨らんだアーム側蹴り上げ部材76が左方に突出した形状で設けられている。このアーム側蹴り上げ部材76とは、サイドスタンド73を蹴り上げる際に、足の裏を当接させるための部材である。
サイドスタンド本体74の上部において、操作子78が右方へ向かって所定の長さ延出した後、屈曲し、右斜め下方へ延出している。操作子78の下端には、操作子接地部80が形成されている。この操作子78において、操作子接地部80の上方には、棒状で先端が膨らんだ操作子側蹴り上げ部材81が右方に突出した形状で設けられている。この操作子側蹴り上げ部材81は、アーム側蹴り上げ部材76と同様、操作子78を蹴り上げる際に足の裏を当接させる部材である。
この実施形態によれば、上述した本実施形態と同様の効果が得られると同時に、以下の効果を得ることができる。
すなわち、サイドスタンドブラケット71が、クロスフレーム70という、自動二輪車1の外側から見えにくい箇所に設けられているため、外観性の向上を図ることができると共に、サイドスタンド73収納時、左右のダウンチューブ8間に形成された既存の空間に効率よくサイドスタンド73を収納できるため、収納性が増す。さらに、自動二輪車1の外側から収納状態のサイドスタンド73が見え難くなり、外観がシンプルになり、自動二輪車1の高級感が増す。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、本実施形態では、一例としてオフロードバイクにサイドスタンド30を適用した例を説明したが、サイドスタンド30は、任意の自動二輪車に適用可能である。また、別の実施形態において、サイドスタンドブラケット71が取り付けられているのは、クロスフレーム70であるが、これは、左右のピボットプレート9L,9R間に介在する補強部材等であってもよい。
本発明の一実施の形態を示す自動二輪車の側面図である。 サイドスタンドを拡大して示す側面図である。 サイドスタンドを収納した状態を拡大して示す側面図である。 サイドスタンドの分解斜視図である。 (A)〜(C)は、操作子を後ろから見た状態を模式的に示す図であり、(A)は、自動二輪車が左側方へ傾いた状態を、(B)は、地面に対し垂直に起立した状態を、(C)は、右側方へ傾いた状態を示す。 別の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 エンジン
3 メインフレーム
4 ヘッドパイプ
9L,9R ピボットプレート
30,73 サイドスタンド
39,74 サイドスタンド本体
48,78 操作子(第2のサイドスタンド本体)
53 操作子接地部
82 右延出部
83 下延出部

Claims (3)

  1. 前輪と後輪とを備えた自動二輪車の下方一側に伸びるサイドスタンド本体の基端が車体に回動自在に枢支され、その先端が、車体が一側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持するサイドスタンドにおいて、
    前記サイドスタンドに車体の他側方向に伸びる操作子を設け、
    車体の他側方向から足でその操作子を蹴って該サイドスタンドを跳ね上げられるようにしたことを特徴とするサイドスタンド。
  2. 前記操作子は、車体下方に伸び、車体が他側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持することを特徴とする請求項1に記載のサイドスタンド。
  3. 前輪と後輪とを備えた自動二輪車の下方一側に伸びるサイドスタンド本体の基端が車体に回動自在に枢支され、その先端が、車体が一側方向に傾いたときに地面に接地し車体を支持するサイドスタンドにおいて、
    前記サイドスタンドから車体の他側に第2のサイドスタンド本体が伸び、車体が他側方向に傾いたときに、その第2のサイドスタンド本体の先端が地面に接地し車体を支持することを特徴とするサイドスタンド。
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