JP2008246754A - 筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法 - Google Patents

筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008246754A
JP2008246754A JP2007089007A JP2007089007A JP2008246754A JP 2008246754 A JP2008246754 A JP 2008246754A JP 2007089007 A JP2007089007 A JP 2007089007A JP 2007089007 A JP2007089007 A JP 2007089007A JP 2008246754 A JP2008246754 A JP 2008246754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
elastic
swing fulcrum
writing instrument
rear end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007089007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4909149B2 (ja
Inventor
Morio Akiyama
守雄 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zebra Pen Corp
Original Assignee
Zebra Pen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zebra Pen Corp filed Critical Zebra Pen Corp
Priority to JP2007089007A priority Critical patent/JP4909149B2/ja
Publication of JP2008246754A publication Critical patent/JP2008246754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909149B2 publication Critical patent/JP4909149B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Clips For Writing Implements (AREA)

Abstract

【課題】 生産性および耐久性に優れた筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法を提供する。
【解決手段】 軸筒外周部に設けられるクリップ支持部32と、該クリップ支持部32に枢支されて揺動可能なクリップ部35とを備え、クリップ部35における揺動支点部pよりも後部側が軸筒求心方向へ押圧されることで同クリップ部35の揺動支点部pよりも前部側を軸筒遠心方向へ揺動させるようにした筆記具用クリップ取付構造において、クリップ支持部32には、軸筒求心方向へ弾性的に撓むように後方へ突出した弾性部33が設けられ、この弾性部33の後端側には、可撓性を有する接続部34を介してクリップ部35の後端側が接続され、クリップ部35は、その揺動支点部pと接続部34との間を、弾性部33に対し部分的に当接させている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筆記具後端部に対する摘み操作により、クリップ先端側を開放できるようにした筆記具用クリップ取付構造に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されているように、筒体10に対し略U字上の挟みバネ(20)の一端側を嵌合し、該挟みバネ(20)の他端側と前記筒体(10)の外周面との間にクリップ(30)を挟むようにして支持したものがある。
しかしながら、前記従来技術によれば、筒体(10)に挟みバネ(20)を嵌め合わせる作業が困難な上、挟みバネ(20)を紛失し易い等、生産性の改善が求められていた。
また、他の関連技術としては、例えば特許文献2に記載された発明のように、クリップ(5)の後端側と軸筒(2)との間に弾性体(10)を嵌め合わせ、該弾性体(10)の弾発力によりクリップ(5)の前端側を閉じるようにしたものがある。しかし、この従来技術においても、弾性体(10)を嵌め合わせる作業が困難であるという生産性の問題を有している。
更に、他の関連技術としては、例えば特許文献3に記載された発明のように、クリップ本体(4)とホルダー本体(5)を揺動可能な屈曲片(6)で連結し、クリップ基端(7)、屈曲片(6)及び支持基端(8)の外周を軟質被覆層(13)で被覆するとともにクリップ本体(4)と支持基端(8)間を一体的な弾性連結部(14)で連結したものがある。
この従来技術においても、軟質被覆層(13)や弾性連結部(14)を成形する構造であるため、インサート成形等の複雑な成形技術を要する。また、クリップ(1)が繰り返し開閉操作された際には、クリップ本体(4)の後端部と屈曲片(6)との接続箇所等が、疲労破壊するおそれがある。
特開2001−146094号公報 特開2005−313329号公報 特開2006−315179号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、生産性および耐久性に優れた筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る筆記具用クリップ取付構造は、軸筒外周部に設けられるクリップ支持部と、該クリップ支持部に枢支されて揺動可能なクリップ部とを備え、クリップ部における揺動支点部よりも後部側が軸筒求心方向へ押圧されることで同クリップ部の揺動支点部よりも前部側を軸筒遠心方向へ揺動させるようにした筆記具用クリップ取付構造において、前記クリップ支持部には、軸筒求心方向へ弾性的に撓むように後方へ突出した弾性部が設けられ、この弾性部の後端側には、可撓性を有する接続部を介して前記クリップ部の後端側が接続され、前記クリップ部は、その揺動支点部と前記接続部との間を、前記弾性部に対し部分的に当接させていることを特徴とする。
ここで、前記弾性部は、軸筒遠心方向からの押圧力により軸筒求心方向へ弾性的に撓み、その押圧力が除去されると弾性的に復元する部材であればよく、例えば、金属や合成樹脂材料等から構成され、特に好ましくは合成樹脂材料から構成される。
また、前記接続部は、前記弾性部の後端側と前記クリップ部の後端側とを接続する部分であり、製造性を良好にする観点から可撓性を有する構成とするのが好ましく、特に好ましくは、前記弾性部及び前記クリップ部よりも薄肉な合成樹脂材料から構成される。
また、前記クリップ支持部と前記弾性部と前記接続部と前記クリップ部は、別体の部材を一体的に接続してなる態様としてもよいが、より好ましくは、合成樹脂材料から一体成形した態様とされる。
また、より好ましい態様としては、前記弾性部を、前記クリップ部との当接により軸筒求心方向へ弾性的に撓ませるとともに、前記クリップ部における揺動支点部よりも前部側を軸筒外周面に当接させたことを特徴とする。
更に好ましい態様としては、前記クリップ支持部と前記クリップ部との内の一方に、軸筒軸方向に沿う凸片部を設けるとともに、その他方に、前記凸片部に嵌り合う凹部を設けたことを特徴とする。
更に好ましい態様としては、前記クリップ部は、前記クリップ支持部の側部に対し凹凸状に嵌り合うことで、前記揺動支点部を構成することを特徴とする。
また、本発明に係る筆記具用クリップ取付構造の製造方法は、軸筒外周部に設けられるクリップ支持部と、該クリップ支持部から後方へ突出して軸筒求心方向へ弾性的に撓むことが可能な弾性部と、該弾性部の後端に可撓性の接続部を介して接続されるクリップ部と、を一体成形した後に、前記クリップ部を回動して前記クリップ支持部に係合することで、前記クリップ部における前記接続部よりも前側に、前記クリップ部を揺動させるための揺動支点部を構成するとともに、前記クリップ部における前記揺動支点部と前記接続部との間を、前記弾性部に対し部分的に当接させるようにしたことを特徴とする。
更に好ましい態様としては、前記クリップ部を、軸筒外表面に沿うようにして配設される本体部と、該本体部の両側に配設されるとともに該本体部に対し回動可能な側部とから一体的に成形し、前記各側部を回動させ前記クリップ支持部に嵌め合わせて、前記クリップ部の揺動支点部を構成することを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
クリップ支持部やクリップ部、支持部分等を一体的に構成しているため、クリップ部や支持部分等が別体に構成された従来構造に比較し、製造中における部品の紛失や脱落等が少なく、生産性が良好である。
しかも、揺動支点部と接続部との間が弾性部に対し部分的に当接しているので、接続部に加わる荷重を比較的小さくすることができ、ひいては、繰返し荷重等により接続部が破損するようなことを防ぐことができる。
よって、筆記具用クリップ取付構造の生産性及び耐久性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係わる筆記具用クリップ取付構造の一例を備えた筆記具Aを示している。
筆記具Aは、軸筒10後端側のノック操作によりボールペンリフィール20先端の筆記部(図示せず)を出没させるようにした出没式ボールペンであり、軸筒10外周面の後端側には、クリップ支持部32やクリップ部35等を有するリフィール進退ユニット30が構成されている。
そして、この筆記具Aは、クリップ部35における揺動支点部pよりも後部側が軸筒求心方向(図1における下方)へ押圧されることで、同クリップ部35の揺動支点部pよりも前部側を、図1(b)に示すように軸筒遠心方向(図1における上方)へ揺動させる。
リフィール進退ユニット30は、軸筒10の後端開口部に嵌合固定されて軸筒10の後端部分を構成する後端筒部31の内部に、ボールペンリフィール20を進退させるリフィール進退機構36を構成している。
後端筒部31は、前側の小径部31aと後側の大径部31bとからなる略段付筒状を呈し、小径部31aを軸筒10の後端開口部内に嵌合固定するとともに、大径部31bを軸筒10後方へ露出している。
そして、この後端筒部31の外周面には、クリップ支持部32や、弾性部33、接続部34、クリップ部35等が一体成形されている。
クリップ支持部32は、図示例によれば、前記後端筒部31の外周面から遠心方向へ突出した略中空直方体状に形成され、その突端面には、後述するクリップ部35の凸片部35cに嵌り合うように、凹部32aが設けられている(図2参照)。
また、クリップ支持部32の両側壁には、後述するクリップ部35の側部35eを凹凸状に嵌め合わせるための貫通孔32b,32bが設けられている。
そして、このクリップ支持部32の後部側には、軸筒求心方向へ弾性的に撓むように、後方へ突出する弾性部33が設けられている。
弾性部33は、図示例によれば、前記クリップ支持部32から後方へ延設された略先細状であり、その先端側を、後述するクリップ部35から受ける押圧力によって軸筒求心方向へ弾性的に撓ませるようにしている。
そして、この弾性部33の先端部(換言すれば後端部)には、可撓性を有する接続部34を介してクリップ部35の後端部が接続されている。
前記接続部34は、前記弾性部33や後述するクリップ部35に比して薄肉に形成されることで、撓み可能に構成された部分である。この接続部34は、クリップ部35を回動させてクリップ支持部32に組付ける際の揺動支点部pとなる。
また、クリップ部35は、その後端部が前記接続部34に接続され、図2および図3(a)に示すように、クリップ支持部32(あるいは軸筒10)に対し交差する位置に(図示例によれば略垂直に)配設され成形されている。
そして、このクリップ部35は、接続部34を撓ませながら回動してクリップ支持部32に嵌り合うことで揺動支点部pを構成するとともに(図3(a)(b)参照)、この揺動支点部pと接続部34との間の当接部35bを、弾性部33に対し部分的に当接させている。
より詳細に説明すれば、クリップ部35は、軸筒10に沿う平板状に形成された本体部35aと、該本体部35aにおける裏面の後端側から弾性部33へ向かって突出する当接部35bと、該当接部35bよりも前側に配設された凸片部35cと、本体部35aにおける裏面の前端側に突設された玉部35dと、本体部35a後端側の両側に略鍔状に突設された側部35e,35eとを一体的に備えている。
当接部35bは、その突端側が、軸筒軸方向に略直交する半円柱状に形成され、クリップ部35がクリップ支持部32に組み付けられた際、弾性部33に対し当接する。
凸片部35cは、軸筒軸方向に沿うようにして配設された略平板状の突起であり、クリップ支持部32の凹部32aに対し遊嵌される。この遊嵌状態についてより詳細に説明すれば、クリップ部35がクリップ支持部32に対し軸筒周方向へガタつくことのないように、クリップ部35と凹部32aとの隙間が必要最小限の寸法に設定されている。なお、この隙間が無く、クリップ部35が凹部32aに摺接して嵌り合うようにしてもよい。
各側部35eは、本体部35aと略面一となる位置から本体部35aと略直角になる位置に曲げられるように、薄肉な接続部35e1によって本体部35aに接続されている(図4参照)。
前記側部35eには、クリップ支持部32の側壁の貫通孔32bに対し挿入されて、クリップ部35の揺動支点部pを構成する突起35e2が設けられている。
この突起35e2は、貫通孔32bに挿入された際に引き抜けないように、先端側が拡径された略円柱状に形成されている。
上記構成の後端筒部31、クリップ支持部32、弾性部33、接続部34、およびクリップ部35は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)、POM(ポリアセタール)、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)等、弾性的に撓むことが可能な合成樹脂材料によって一体成形される。
なお、弾性部33は、二重成形によって他の部分とは異なる合成樹脂材料とすることも可能であり、この場合、この弾性部33は、他の部分よりも弾性の高い合成樹脂材料(例えばエラストマー樹脂等)とするのが好ましい。
また、リフィール進退機構36は、後端筒部31の内周面に形成されるスライド溝31c、該スライド溝31cに案内されて進退するノック操作部36a、該ノック操作部36a前端面の傾斜面に係合して回転する回転子36b、該回転子36b及び該回転子36b内に嵌合されたボールペンリフィール20を後方へ付勢するスプリング36c、該スプリング36cを前方側から受ける受け部材36d等によって構成された周知の進退機構(例えば特開2004-209881参照)である。
このリフィール進退機構36によれば、ノック操作部36aに対するノック操作により、ボールペンリフィール20の筆記部(図示せず)を軸筒10先端から出没させることができる。
次に、上記筆記具Aにおけるクリップ部35の組付け手順について詳細に説明する。
上記クリップ部35は、クリップ支持部32に対し係合する前の状態では、図3(a)に示すように、クリップ支持部32から離間して、クリップ支持部32および弾性部33に対し略直角になるように位置する。
このクリップ部35は、軸筒後方から押動されると、接続部34を撓ませながら回動し、凸片部35cがクリップ支持部32の凹部32aに遊嵌する。
よって、図4(a)に示すように、クリップ部35の凸片部35cとクリップ支持部32の凹部32aとが嵌り合い、クリップ部35の軸筒周方向への触れが抑制されることになる。
次に、図4(b)に示すように、クリップ部35の側部35eが回動され、該側部35e内面の突起35e2がクリップ支持部32の貫通孔32bに挿入されることで、クリップ部35を揺動させるための揺動支点部pが構成される。
この際、図3(b)に示すように、クリップ部35前端側の玉部35dが軸筒10外周面に当接するとともに、弾性部33の後端側が、当接部35bからの押圧力を受けて軸筒求心方向(図示の下方)へ撓み、この撓み状態が維持されることになる。
したがって、玉部35dと軸筒10外周面との間に隙間が生じるようなことを防ぐことができ、挟持される紙や衣類等の被挟持物を、弾性部33の弾性的な復元力により確りと挟持することができる。
また、被挟持物が比較的厚い物である場合には、図1(b)に示すようにクリップ部35と軸筒10との後端部同士を摘むようにして、クリップ部35後端部に軸筒求心方向の押圧力を加えれば、弾性部33が弾性的に撓み、クリップ部35の前部側が揺動支点部pを中心に軸筒遠心方向へ揺動し、クリップ部35の玉部35dと軸筒10外周面との間を広げることができる。
そして、前記押圧力が解除されれば、弾性部33の弾性的な復元力により、クリップ部35前部側が軸筒求心方向へ揺動する。
また、当接部35bの作用を詳細に述べれば、弾性部33は、当接部35bにより部分的に当接されるため、その当接箇所に局部的な荷重を受けることになる。そのため、例えば接続部34等のように前記当接箇所以外の箇所が、クリップ部35から受ける圧縮荷重によって破損してしまうようなことを防ぐことができる。
すなわち、仮に上記筆記具用クリップ取付構造から当接部35bを省いた構成とした場合には、クリップ部35後端側に受ける押圧力が接続部34に加わるため、接続部34の破損が懸念される。しかしながら、本実施の形態によれば、前記のような接続部34の破損を防ぐことができる上、接続部34を容易に撓ませることが可能な薄肉状に形成して、クリップ部35を回動させてクリップ支持部32に係合する際の製造作業性を向上することができる。
なお、前記した当接部35bの作用によって、接続部34に引張荷重を受ける可能性もあるが、一般的に合成樹脂材料が圧縮荷重に比して引張荷重に強靭なことより、引張荷重によって接続部34の破損を招く可能性は少ない。
また、上記実施の形態によれば、クリップ部35の側部35eを回動させてクリップ支持部32の貫通孔32bに嵌め合わせるようにしたが、他例としては、図5や図6に示す態様とすることが可能である。なお、以下に示す態様において、上記筆記具Aと略同様の構成については、同一の符号を付けることで重複する詳細説明を省略する。
図5に示す態様では、上記筆記具Aに対し、クリップ部35をクリップ部35’に置換するとともに、クリップ支持部32をクリップ支持部32’に置換し、クリップ部35’とクリップ支持部32’の側部同士を凹凸状に嵌め合わせて、より簡素な構造の揺動支点部pを構成するようにしている。
詳細に説明すれば、クリップ部35’は、下方を開口した断面略凹状に形成され、その両側部の各々の内面に、断面略半円状の凹部35a’を有する。
また、クリップ支持部32’は、前記クリップ部35’に嵌り合う断面略凸状に形成され、その両側面の各々に、前記凹部35a’と嵌り合う断面略半円状の凸部32a’を有する。
そして、クリップ部35’は、クリップ支持部32’に対し上方から嵌り合う際、両側壁間を弾性的に広げて、凹部35a’を凸部32a’に対し嵌め合わせる。
また、図6に示す態様では、上記筆記具Aに対し、クリップ部35をクリップ部35”に置換するとともに、クリップ支持部32をクリップ支持部32”に置換し、軸部材50を加えた構成としている。
クリップ部35”は、開口部を下方へ向けた断面略凹状に形成され、その両側壁の各々に貫通孔35a”を形成している。
また、クリップ支持部32”は、前記クリップ部35”に嵌り合う断面略凸状に形成され、クリップ部35”の両貫通孔35a”,35a”に連通するように貫通孔32a”を形成している。
軸部材50は、一端側(図6によれば左端側)に拡径された頭部を有するピン状の部材であり、クリップ部35”側の両貫通孔35a”,35a”およびクリップ支持部32”の貫通孔32a”に挿通され、その突端部がカシメられる。
よって、図6に示す態様によれば、軸部材50を揺動支点部pとして、クリップ部35”を揺動させることができる。
なお、図示例の筆記具Aによれば、揺動支点部pと接続部34との間において、クリップ部35側に突設された当接部35bを弾性部33に対し部分的に当接させる構成としたが、他例として、前記当接部35bを省くとともに、弾性部33側に当接部(図示せず)を突設し、この当接部をクリップ部35の裏面に当接させるようにしてもよい。
本発明に係る筆記具用クリップ取付構造の一例を示す断面図であり、(a)はクリップ部が閉鎖された状態を示し、(b)はクリップ部が開放された状態を示す。 同取付構造の斜視図である。 同取付構造の組立手順を(a)と(b)に順次に示す要部断面図である。 同取付構造の組立手順を(a)と(b)に順次に示す要部断面図である。 本発明に係る筆記具用クリップ取付構造の他例を示す要部断面図である。 本発明に係る筆記具用クリップ取付構造の他例を示す要部断面図である。
符号の説明
10:軸筒
32:クリップ支持部
32a:凹部
33:弾性部
34:接続部
35:クリップ部
35a:本体部
35b:当接部
35c:凸片部
A:筆記具
p:揺動支点部

Claims (6)

  1. 軸筒外周部に設けられるクリップ支持部と、該クリップ支持部に枢支されて揺動可能なクリップ部とを備え、クリップ部における揺動支点部よりも後部側が軸筒求心方向へ押圧されることで同クリップ部の揺動支点部よりも前部側を軸筒遠心方向へ揺動させるようにした筆記具用クリップ取付構造において、
    前記クリップ支持部には、軸筒求心方向へ弾性的に撓むように後方へ突出した弾性部が設けられ、この弾性部の後端側には、可撓性を有する接続部を介して前記クリップ部の後端側が接続され、
    前記クリップ部は、その揺動支点部と前記接続部との間を、前記弾性部に対し部分的に当接させていることを特徴とする筆記具用クリップ取付構造。
  2. 前記弾性部を、前記クリップ部との当接により軸筒求心方向へ弾性的に撓ませるとともに、前記クリップ部における揺動支点部よりも前部側を軸筒外周面に当接させたことを特徴とする請求項1記載の筆記具用クリップ取付構造。
  3. 前記クリップ支持部と前記クリップ部との内の一方に、軸筒軸方向に沿う凸片部を設けるとともに、その他方に、前記凸片部に嵌り合う凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具用クリップ取付構造。
  4. 前記クリップ部は、前記クリップ支持部の側部に対し凹凸状に嵌り合うことで、前記揺動支点部を構成することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の筆記具用クリップ取付構造。
  5. 軸筒外周部に設けられるクリップ支持部と、該クリップ支持部から後方へ突出して軸筒求心方向へ弾性的に撓むことが可能な弾性部と、該弾性部の後端に可撓性の接続部を介して接続されるクリップ部と、を一体成形した後に、
    前記クリップ部を回動して前記クリップ支持部に係合することで、
    前記クリップ部における前記接続部よりも前側に、前記クリップ部を揺動させるための揺動支点部を構成するとともに、前記クリップ部における前記揺動支点部と前記接続部との間を、前記弾性部に対し部分的に当接させるようにしたことを特徴とする筆記具用クリップ取付構造の製造方法。
  6. 前記クリップ部を、軸筒外表面に沿うようにして配設される本体部と、該本体部の両側に配設されるとともに該本体部に対し回動可能な側部とから一体的に成形し、
    前記各側部を回動させ前記クリップ支持部に嵌め合わせて、前記クリップ部の揺動支点部を構成することを特徴とする請求項5記載の筆記具用クリップ取付構造の製造方法。
JP2007089007A 2007-03-29 2007-03-29 筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法 Active JP4909149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007089007A JP4909149B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007089007A JP4909149B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008246754A true JP2008246754A (ja) 2008-10-16
JP4909149B2 JP4909149B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=39972297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007089007A Active JP4909149B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909149B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2169265A2 (en) 2008-09-25 2010-03-31 Honda Motor Co., Ltd Multistage transmission
EP2284419A1 (en) 2009-07-31 2011-02-16 Honda Motor Co., Ltd. Multistage transmission
US11291776B2 (en) 2016-05-31 2022-04-05 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Cap assembly for a drug delivery device and method for assembling a cap assembly

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585787A (ja) * 1981-07-03 1983-01-13 株式会社日立製作所 表示装置
JPS62164182A (ja) * 1986-01-16 1987-07-20 Oki Electric Ind Co Ltd 文字図形パタ−ン認識方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585787A (ja) * 1981-07-03 1983-01-13 株式会社日立製作所 表示装置
JPS62164182A (ja) * 1986-01-16 1987-07-20 Oki Electric Ind Co Ltd 文字図形パタ−ン認識方式

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2169265A2 (en) 2008-09-25 2010-03-31 Honda Motor Co., Ltd Multistage transmission
EP2284419A1 (en) 2009-07-31 2011-02-16 Honda Motor Co., Ltd. Multistage transmission
CN101988560A (zh) * 2009-07-31 2011-03-23 本田技研工业株式会社 多级变速器
EP2302258A1 (en) 2009-07-31 2011-03-30 Honda Motor Co., Ltd. Multistage transmission
US11291776B2 (en) 2016-05-31 2022-04-05 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Cap assembly for a drug delivery device and method for assembling a cap assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP4909149B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4833209B2 (ja) 筆記具のための機構、該機構を含む筆記具、及びその製造方法
JP2007130900A (ja) 筆記具用クリップ
JP4909149B2 (ja) 筆記具用クリップ取付構造及び該筆記具用クリップ取付構造の製造方法
JP3121560U (ja) タッチペン
JP7108525B2 (ja) 熱変色性筆記具
JP4987493B2 (ja) 筆記具用クリップ取付構造
JP6576136B2 (ja) シャープペンシル
JP6341841B2 (ja) 多芯筆記具
JP2012025077A (ja) 筆記具のクリップ構造
JP5501698B2 (ja) 筆記具の軸筒
KR101539396B1 (ko) 볼펜
JP2018094877A (ja) 筆記具
JP6000725B2 (ja) 筆記体と摺動部材との連結構造
KR100227962B1 (ko) 필기구
JP6954829B2 (ja) 多芯筆記具
JP6275409B2 (ja) クリップの軸筒への取付構造
JP2011011375A (ja) 筆記体と摺動部材との連結構造
JP4879669B2 (ja) ボールペン用チップ
JP2019111658A (ja) 多芯筆記具
JP2023004112A (ja) 出没式筆記具用先端カバー及びこの出没式筆記具用先端カバーを具備した出没式筆記具
JP2022142872A (ja) 筆記具
JP6217180B2 (ja) 軸筒へのクリップ取り付け構造
JP6413572B2 (ja) 筆記具
JP5964217B2 (ja) ネジ部材の抜け止め構造、当該抜け止め構造を有する筆記具
JP2011093172A (ja) 筆記体と摺動部材との連結構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100205

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4909149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250