JP2008242876A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報コードの検索処理がどの程度進んでいるかをユーザが認識でき、待たされる時の不便さを解消することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】QRモードが有効である場合、基準位置からのQRコードの検索を実行するとともに、QRコードの検索進行状況を表示する(ステップ101〜105)。そして、QRコードが発見された場合、QRコードの復元情報に基づいて処理を実行する(ステップ106、117)。一方、QRコードが発見されていないとき、ユーザが検索場所を指定すると、QRコード検索を中断してユーザが指定した位置からのQRコード検索を実行し、QRコードが発見されずに、指定された検索を完了した場合には、検索中断位置からQRコードの検索を再開する(ステップ108〜115)。
【選択図】図3
【解決手段】QRモードが有効である場合、基準位置からのQRコードの検索を実行するとともに、QRコードの検索進行状況を表示する(ステップ101〜105)。そして、QRコードが発見された場合、QRコードの復元情報に基づいて処理を実行する(ステップ106、117)。一方、QRコードが発見されていないとき、ユーザが検索場所を指定すると、QRコード検索を中断してユーザが指定した位置からのQRコード検索を実行し、QRコードが発見されずに、指定された検索を完了した場合には、検索中断位置からQRコードの検索を再開する(ステップ108〜115)。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像処理装置、特に情報コード、例えば、QRコードの検索/解析機能を備えた画像処理装置に関する。
最近、QR(クイック・レスポンス)コード等の二次元バーコードがチラシなどの印刷物に記載され、携帯電話などで読み取ることによりその中に含まれているURLなどの情報にアクセスできるようになってきており、複写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャナ機能等を有するデジタル複合機においても、原稿スキャンや印字時にQRコードを検索してデコード処理を行い、その結果を基に種々の機能を実行したり、新たな情報に変換して再度エンコードすることが考えられている。
例えば、商品の広告チラシにその商品を注文する注文書を送信するための送信先のアドレスを表した二次元コード情報が含まれている場合、広告チラシの画像データをスキャンして検索された二次元コード情報をデコードすることにより文字情報に変換し、この文字情報に含まれている送信先アドレスに注文書のデータを送信することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−115021号公報
また、ファクシミリ送信時に入力された送信先、ポーリング、同報、原稿枚数等の情報を原稿のヘッダー部に二次元バーコードとして記録し、同一原稿をスキャナで読み取ることにより、簡単にヘッダー部に記録されたデータを基にしてファクシミリの再送信、ファクシミリ装置への宛先の登録を行うことができるようにすることも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−343564号公報
さらに、スキャナから読み取った画像データをハードディスク等のメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像データを繰り返し読み出して印刷する機能を備えたデジタル複合機において、オリジナル原稿の画像データをメモリから読み出して印刷する際に、画像データにメモリ内の格納先及びデータ属性を示した情報コードを埋め込んで複製原稿を作成し、この複製原稿をスキャナで読取る際に、画像データの情報コードからメモリ内のオリジナル原稿の格納先を認識し、オリジナル原稿をメモリから読み出して印刷することも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−336288号公報
上記のように、従来、ファクシミリ送信時や原稿コピー時等に情報コードを検索/解析してデコード処理し、必要な処理を実行することが提案されているが、デジタル複合機でスキャンした画像に含まれている情報コードを解析するには、情報コードが配置されている位置の検出が必要であり、スキャン原稿の場合、画素数が多く、検出に時間がかかるという問題が生じる。
すなわち、情報コードがスキャン原稿内のどの位置に配置されているかが決まっている場合には問題ないが、そうでなくランダムに配置された情報コードを検索する場合には、ページ内の全エリアを検索してそこから当該情報コードとして特定しなければならない。このため、相応の時間が必要で、情報コードの検索中ユーザはデジタル複合機本体の前で待たされることになるが、ユーザにとってはどこまで検索処理が進んでいるか見当がつかず、ただ待っていなければならない。
また、スキャン原稿が複数ページにまたがるケースでは、さらに検索時間がかかり、いつまで待たされるか解らない、という状況になる。
また、スキャン原稿が複数ページにまたがるケースでは、さらに検索時間がかかり、いつまで待たされるか解らない、という状況になる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、情報コードの検索処理がどの程度進んでいるかをユーザが認識でき、待たされる時の不便さを解消することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に係る発明の画像処理装置は、画像データ中に存在する情報コードを検索し、解析する情報コード検索手段と、上記情報コード検索手段を制御する制御手段とを備えた画像処理装置であって、上記情報コード検索手段による情報コード検索中、上記制御手段が、情報コード検索の進捗状況を報知することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の画像処理装置は、請求項1に記載された画像処理装置において、上記情報コード検索手段による情報コード検索中にユーザが検索位置を指示できる検索位置指示手段を備え、情報コード検索位置が指示された場合、上記制御手段が、上記情報コード検索手段による検索を中断させるとともに、指示された位置の情報コード検索を実行させることを特徴とし、
請求項3に係る発明の画像処理装置は、請求項2に記載された画像処理装置において、検索中断時、上記情報コード検索手段が検索の中断位置を記憶するとともに、指示された位置の情報コード検索により情報コードが見つからなかった場合、上記制御手段が、上記情報コード検索手段に検索の中断位置からの情報コード検索を実行させることを特徴とする。
請求項3に係る発明の画像処理装置は、請求項2に記載された画像処理装置において、検索中断時、上記情報コード検索手段が検索の中断位置を記憶するとともに、指示された位置の情報コード検索により情報コードが見つからなかった場合、上記制御手段が、上記情報コード検索手段に検索の中断位置からの情報コード検索を実行させることを特徴とする。
さらに、請求項4に係る発明の画像処理装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載された画像処理装置において、上記制御手段が、原稿の白紙画像に重ねて検索の進行に伴って面積が増加するインジケータを表示することにより情報コード検索の進捗状況を報知することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の画像処理装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載された画像処理装置において、画像データのプレビュー画像を表示する表示手段を備え、上記制御手段が、上記プレビュー画像に重ねて検索の進行に伴って面積が増加するインジケータを表示することにより情報コード検索の進捗状況を報知することを特徴とする。
請求項1に係る発明の画像処理装置によれば、情報コード検索中、情報コード検索手段による情報コード検索の進捗状況が報知されるので、情報コードの検索処理がどの程度進んでいるかをユーザが容易に認識することができる。
また、請求項2、請求項3に係る発明の画像処理装置によれば、情報コード検索手段による検索位置をユーザが指示することができるので、検索の進捗状況を見て検索に時間がかかると思った場合、ユーザが情報コードの位置を知っていれば、検索位置を指定することにより情報コードの検索時間を短縮することができる。
また、請求項2、請求項3に係る発明の画像処理装置によれば、情報コード検索手段による検索位置をユーザが指示することができるので、検索の進捗状況を見て検索に時間がかかると思った場合、ユーザが情報コードの位置を知っていれば、検索位置を指定することにより情報コードの検索時間を短縮することができる。
さらに、請求項4、請求項5に係る発明の画像処理装置によれば、原稿の白紙画像、または、画像データのプレビュー画像に重ねて検索の進行に伴って面積が増加するインジケータが表示されるので、どのあたりまで情報コード検索が進んだかをユーザが視覚的に容易に把握することができる。また、プレビュー画像を表示した場合には、画像データの内容も認識できるので、検索位置の指定を容易に行うことができる。
以下、本発明の画像処理装置をデジタル複合機に適用した実施例について説明する。図1はデジタル複合機のハードウェア構成を示すブロック図であり、このデジタル複合機は、CPU1、ROM(Read Only Memory)2、SRAM(Static Random Access Memory)3、表示・操作部4、読取部5、画像メモリ6、記録部7、コーデック8、モデム9、ネットワーク制御ユニット(NCU)10、文書保存部11、QRコード処理部12及びネットワークインターフェース(Network I/F)13から構成され、各部がバス14を介して接続されている。
CPU1はバス14を介してデジタル複合機のハードウェア各部を制御するとともに、ROM2に記憶されたプログラムに基づいて各種のプログラムを実行する。ROM2はデジタル複合機の動作に必要な種々のプログラムや操作メッセージ等を予め記憶しており、SRAM3は、QRコードの復元情報やQRコードにコード化する情報等のプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。
表示・操作部4は、デジタル複合機の動作状態を表示したり、種々の機能の操作画面の表示を行う表示部と、デジタル複合機を操作するための複数のキーよりなり、図2に示すように、表示部を構成するLCD表示部21と多数の操作キーから構成されている。LCD表示部21には、タッチパネルスイッチが配設され、LCD表示部21に表示された項目部分を押下することで、対応する項目の選択や機能の実行を行うことができる。
また、操作キーとして、テンキー22、スタートキー23、リセットキー24、ストップキー25、複数のワンタッチダイヤルキー26、十字キー27、リターンキー28、セットキー29、FAX切替キー30、コピー切替キー31、スキャナ切替キー32等の各種キーが設けられている。なお、LCD表示部21によりこれらの操作キーの一部又は全部を代用することも可能である。
読取部5はオートドキュメントフィーダー(ADF)やフラットベッドスキャナ(FBS)等の読取り用原稿載置台を備え、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、ドットイメージデータを出力する。
また、画像メモリ6は、DRAM等を用いて構成され、送信すべき画像データまたは受信した画像データあるいは読取部5で読み取った画像データを記憶し、記録部7は電子写真方式等のプリンタ装置を備え、受信したデータ、コピー原稿データあるいは外部のパソコン等から送信されたプリントデータをプリントアウトする。
また、画像メモリ6は、DRAM等を用いて構成され、送信すべき画像データまたは受信した画像データあるいは読取部5で読み取った画像データを記憶し、記録部7は電子写真方式等のプリンタ装置を備え、受信したデータ、コピー原稿データあるいは外部のパソコン等から送信されたプリントデータをプリントアウトする。
コーデック8は所定のプロトコルに対応して符号化・復号するものであり、読み取った原稿の画像データを送信するためにMH、MRまたはMMR方式により符号化し、外部から受信した画像データを復号するとともに、電子メールに添付可能なファイルとして一般的に利用される画像フォーマットであるTIFF方式等にも対応して符号化、復号する。
モデム9はバス14に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクスモデムとしての機能を有し、このモデム9は同様にバス14に接続されたNCU10と接続されている。NCU10はアナログ回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム9を公衆交換電話網(PSTN)に接続する。
文書保存部11はハードディスク等のメモリで構成され、読取部5でスキャンされた画像データあるいは外部のパソコン等から受け取った画像データを保存する記憶部である。この文書保存部11には、文書名を識別できるファイル名が付与された各ファイルに画像データが保存されるとともに、この文書保存部11の管理ファイルに各文書のファイル名と、作成日時、作成者のID等の情報が記憶される。
一方、QRコード処理部12は、入力された画像データの中からQRコードの添付位置を検索してQRコードを抽出するとともに、抽出されたQRコードをデコードすることによりQRコードに格納されている情報を取得する。なお、このQRコード処理部12はQRコードをデコードした情報を出力するとともに、QRコードの検索中には画像データのどの部分を検索しているかの情報を出力する。
また、このQRコード処理部12は入力された情報をエンコードすることによりQRコードの生成も実行する。
また、このQRコード処理部12は入力された情報をエンコードすることによりQRコードの生成も実行する。
また、ネットワークインターフェース13はLAN等のネットワークに接続され、ネットワークに接続されたパソコンからのプリントデータ等の信号を受信する一方、ネットワークに対して信号やデータを送信するものであり、信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
デジタル複合機は上記のような構成を備えており、ファクシミリ送信時には、原稿の画像データが読取部5で読み取られ、コーデック8で圧縮されて画像メモリ6に蓄積される。この圧縮された画像データが画像メモリ6から読み出されてモデム9で変調され、NCU10からPSTNを通して通信相手先に送信される。また、ファクシミリ受信時には、受信した画像データがモデム9で復調され、画像メモリ6に蓄積された後、コーデック8で復号されて記録部7によりプリントされる。
さらに、ユーザがコピーを行う場合には、読取部5のADFまたはFBSに原稿をセットし、コピー設定画面で記録用紙サイズの選択、コピー部数の設定等を行った後、表示・操作部4のスタートキー23を押下することにより、原稿の画像データが読取部5で読み取られ、コーデック8で圧縮されて画像メモリ6に蓄積された後、コーデック8で復号されて記録部7によりプリントされる。
また、文書保存部11への文書データの保存時には、ユーザが読取部5のADFまたはFBSに原稿をセットし、文書保存設定画面で文書名、ユーザID等を入力した後、表示・操作部4のスタートキー23を押下することにより、原稿の画像データが読取部5で読み取られてコーデック8で圧縮され、文書保存部11に保存される。なお、この場合、メモリ内の格納先及びデータ属性、例えば、文書保存日時、ユーザID、公開範囲、データ転送禁止等の情報をQRコード処理部12によりQRコード化し、このQRコードを画像データに埋め込んだ保存データを文書保存部11に記憶することも可能である。
一方、上記のファクシミリ送信、コピーあるいは文書データの保存時にユーザがそれぞれの設定画面でQRモードを指定すると、スキャンされた原稿にQRコードが含まれている場合、QRコードに含まれている情報に基づいて各種機能を実行することができる。
なお、コピーやファクシミリ送信、文書データの保存時等、個々の作業時に設定画面でQRモードを設定できるようにする代わりに、デジタル複合機の初期設定として各種の機能実行時にすべてQRモードとして実行するように設定することも可能である。
なお、コピーやファクシミリ送信、文書データの保存時等、個々の作業時に設定画面でQRモードを設定できるようにする代わりに、デジタル複合機の初期設定として各種の機能実行時にすべてQRモードとして実行するように設定することも可能である。
以下、ファクシミリ送信、コピーあるいは文書データの保存時にQRモードを実行する場合の作用について、図3のフローチャートにより説明する。
読取部5に原稿がセットされた後、スタートキー23が押下されると、CPU1は、図3のフローチャートに示すQRモード判別プログラムを開始し、読取部5にセットされた原稿の画像データを読取部5に読み取らせ、コーデック8で圧縮して画像メモリ6に蓄積する(ステップ101)。
読取部5に原稿がセットされた後、スタートキー23が押下されると、CPU1は、図3のフローチャートに示すQRモード判別プログラムを開始し、読取部5にセットされた原稿の画像データを読取部5に読み取らせ、コーデック8で圧縮して画像メモリ6に蓄積する(ステップ101)。
次に、CPU1は、ユーザがQRモードを選択したか否か、あるいは機器設定がQRモードに設定されているか否かを判断することによりQRモードが有効か否かを判定し(ステップ102)、QRモードが有効でないと判定した場合、通常の処理を実行した(ステップ103)後、プログラムを終了する。
すなわち、ファクシミリ送信の場合、CPU1は圧縮された画像データを画像メモリ6から読み出してモデム9で変調し、NCU10からPSTNを通して通信相手先に送信する。また、コピーの場合、CPU1は画像メモリ6から読み出した圧縮された画像データをコーデック8で復号した後、記録部7によってプリントし、文書データの保存時には、画像メモリ6から読み出した画像データを文書保存部11に記憶する。
すなわち、ファクシミリ送信の場合、CPU1は圧縮された画像データを画像メモリ6から読み出してモデム9で変調し、NCU10からPSTNを通して通信相手先に送信する。また、コピーの場合、CPU1は画像メモリ6から読み出した圧縮された画像データをコーデック8で復号した後、記録部7によってプリントし、文書データの保存時には、画像メモリ6から読み出した画像データを文書保存部11に記憶する。
一方、ステップ102でQRモードが有効であると判定した場合、CPU1は、画像メモリ6から読み出した圧縮された画像データをコーデック8で復号したビットマップデータをQRコード処理部12に入力し、基準位置からのQRコード検索を指示する(ステップ104)。これにより、QRコード処理部12が基準位置、例えば、原稿の左上隅からQRコードの検索を開始するとともに、画像データのどの部分を検索しているかの情報を出力する。
QRコード処理部12にQRコードの検索開始を指示した後、CPU1は、QRコード処理部12から出力されるQRコードの検索中位置に基づいて、画像データのどの位置まで検索が進んでいるかの進行状況を表示・操作部4のLCD表示部21に表示する(ステップ105)。
図4はこの検索進行状況表示画面の一例であり、図に示すように、表示画面の左側に、原稿の白紙画像に重ねてQRコードの検索の進行に伴って面積が増加するインジケータが表示されている。なお、この検索進行状況表示画面で原稿の白紙画像の任意の位置を押下することにより、ユーザがQRコードの検索場所を指定することができる。
図4はこの検索進行状況表示画面の一例であり、図に示すように、表示画面の左側に、原稿の白紙画像に重ねてQRコードの検索の進行に伴って面積が増加するインジケータが表示されている。なお、この検索進行状況表示画面で原稿の白紙画像の任意の位置を押下することにより、ユーザがQRコードの検索場所を指定することができる。
QRコードの検索進行状況を表示した後、CPU1は、QRコード処理部12から抽出されたQRコードの復元情報が出力されたか否かを判断することにより、QRコードが発見されたか否かを判定し(ステップ106)QRコードが発見されていないと判定した場合、QRコード処理部12によるQRコードの検索が終了し、QRコードが見つからなかった旨の出力がなされたか否かを判断することにより、QRコード検索が完了したか否かを判定する(ステップ107)。
QRコード検索が完了していないと判定した場合、CPU1は、図4の表示画面でユーザが原稿の白紙画像のいずれかの箇所を押下したか否かを判断することにより、QRコードの検索場所の指定があったか否かを判定し(ステップ108)、検索場所の指定がなかったと判定した場合、ステップ105に戻って再びQRコードの検索進行状況を表示する。
一方、図4の表示画面でユーザが原稿の白紙画像のある箇所を押下し、ステップ108で検索場所の指定があったと判定した場合、CPU1は、QRコード処理部12にQRコードの検索中断を指令する(ステップ109)。これにより、QRコード処理部12はQRコードの検索を中断するとともに、QRコードの検索を中断した位置を記憶する。
次に、CPU1は、ユーザが指定した位置情報に基づいて指定されたラインの、例えば、20ライン上からQRコード検索を実行するようにQRコード処理部12に指示する(ステップ110)。これにより、QRコード処理部12はユーザが指定した場所の20ライン上からQRコードの検索を実行するとともに、画像データのどの部分を検索しているかの情報を出力する。
指定された位置からのQRコードの検索を指示した後、CPU1は、図5に示すように、指定された場所からのQRコード検索を実行中である旨及びQRコードの検索進行状況をLCD表示部21に表示する(ステップ111)。
指定された位置からのQRコードの検索を指示した後、CPU1は、図5に示すように、指定された場所からのQRコード検索を実行中である旨及びQRコードの検索進行状況をLCD表示部21に表示する(ステップ111)。
次に、CPU1は、QRコードが発見されたか否かを判定し(ステップ112)、QRコードが発見されていないと判定した場合、指定された位置からのQRコード検索が完了したか否かを判定する(ステップ113)。
QRコード検索が完了していないと判定した場合、CPU1は、ステップ111に戻って再び指定された場所からのQRコードの検索進行状況を表示する。
QRコード検索が完了していないと判定した場合、CPU1は、ステップ111に戻って再び指定された場所からのQRコードの検索進行状況を表示する。
一方、ステップ113で指定された位置からのQRコード検索が完了したと判定した場合、CPU1は、図6に示すように、指定された位置から下にQRコードが存在しなかった旨をLCD表示部21に表示した(ステップ114)後、QRコード処理部12にQRコード検索の再開を指示する(ステップ115)。これにより、QRコード処理部12はQRコードの検索中断位置からQRコードの検索を再開する。なお、この場合、QRコード処理部12は検索中断位置からユーザの指定により検索を実行したラインまでのQRコード検索を実行する。
QRコード検索の再開を指示した後、CPU1は、ステップ105に戻って再び、図4に示すようにQRコードの検索進行状況を表示するので、ユーザは原稿の白紙画像の別の箇所を押下することによりQRコードの検索場所を新たに指定することができる。
一方、ステップ107でQRコードが発見されずにQRコード検索が完了したと判定した場合、CPU1は、QRコードが見つからなかった旨の表示、例えば、「QRコードはありませんでした」等の表示をLCD表示部21に行った(ステップ116)後、プログラムを終了する。
また、ステップ106またはステップ112でQRコードが発見されたと判定した場合、CPU1は、QRコード処理部12から出力されたQRコードの復元情報に基づいて処理を実行する(ステップ117)。
また、ステップ106またはステップ112でQRコードが発見されたと判定した場合、CPU1は、QRコード処理部12から出力されたQRコードの復元情報に基づいて処理を実行する(ステップ117)。
すなわち、コピーの場合、CPU1は、QRコードの復元情報からコピー原稿のコピー回数を読み出し、このコピー回数に1を加えた回数を新たなコピー回数とし、ユーザID等の他の情報とともにQRコード処理部12に送ってQRコードを新たに生成させ、生成された新たなQRコードの画像と、画像メモリ6から読み出した圧縮された画像データをコーデック8で復号した画像とを合成した後、記録部7によってプリントする。
また、ファクシミリ送信の場合、CPU1は圧縮された画像データを画像メモリ6から読み出してモデム9で変調し、NCU10からPSTNを通してQRコードの復元情報に含まれている通信相手先に送信し、文書データの保存時には、圧縮された画像データを画像メモリ6から読み出して文書保存部11に保存するとともに、QRコードの復元情報に含まれている文書のファイル名や作成日時、作成者のID等の情報を文書保存部11の管理ファイルに記憶する。
以上のように、LCD表示部21に原稿の白紙画像に重ねてQRコード検索の進行に伴って面積が増加するインジケータが表示されるので、QRコードの検索処理がどの程度進んでいるかをユーザが視覚的に容易に把握することができる。
また、LCD表示部21に表示された検索進行状況表示画面でユーザが原稿の白紙画像の任意の位置を押下することにより、QRコードの検索場所を指定することができるので、ユーザがQRコードの位置を判っている場合には、検索位置を指定することによって検索時間を短縮することができる。
また、LCD表示部21に表示された検索進行状況表示画面でユーザが原稿の白紙画像の任意の位置を押下することにより、QRコードの検索場所を指定することができるので、ユーザがQRコードの位置を判っている場合には、検索位置を指定することによって検索時間を短縮することができる。
なお、上記の実施例では、QRコードの解析情報に基づく処理として、QRコードの復元情報に含まれている通信相手先へのファクシミリ送信、QRコードの復元情報に含まれるコピー回数を書き換えた新たなQRコードの生成、QRコードの復元情報に含まれているデータの文書保存部11の管理ファイルへの記憶を例として説明したが、その他のQRコード復元情報に基づく処理や、ファクシミリ受信時に受信した画像データあるいは外部のパソコンから受信した画像データに含まれるQRコードの検索/解析にも本発明を実施することができる。
また、上記の実施例では、情報コードとしてQRコードを例として説明したが、その他の情報コードであっても本発明の画像処理装置を適用することが可能である。
さらに、上記の実施例では、QRコードの検索進行状況を原稿の白紙画像に重ねて表示したが、画像データの解像度を落としたプレビュー画像を作成し、作成したプレビュー画像に重ねてQRコードの検索進行状況を表示するようにしてもよい。このようにすれば、原稿画像の内容を認識でき、検索位置の指定を容易に行うことができる。
さらに、上記の実施例では、QRコードの検索進行状況を原稿の白紙画像に重ねて表示したが、画像データの解像度を落としたプレビュー画像を作成し、作成したプレビュー画像に重ねてQRコードの検索進行状況を表示するようにしてもよい。このようにすれば、原稿画像の内容を認識でき、検索位置の指定を容易に行うことができる。
また、上記の実施例では、ユーザがQRコードの検索範囲を指定した場合、ユーザが指定したラインの、例えば、20ライン上からQRコード検索を実行したが、ユーザが指定した箇所のある所定範囲、例えば、指定箇所の前後左右数百ライン分のみを検索することも可能である。
さらに、上記の実施例では、本発明の画像処理装置をデジタル複合機に適用した例について説明したが、本発明の画像処理装置はコピー機等の他の画像処理装置にも適用することが可能である。
さらに、上記の実施例では、本発明の画像処理装置をデジタル複合機に適用した例について説明したが、本発明の画像処理装置はコピー機等の他の画像処理装置にも適用することが可能である。
1 CPU
2 ROM
3 SRAM
4 表示・操作部
5 読取部
6 画像メモリ
7 記録部
8 コーデック
9 モデム
10 NCU
11 文書保存部
12 QRコード処理部
13 Network I/F
14 バス
21 LCD表示部
2 ROM
3 SRAM
4 表示・操作部
5 読取部
6 画像メモリ
7 記録部
8 コーデック
9 モデム
10 NCU
11 文書保存部
12 QRコード処理部
13 Network I/F
14 バス
21 LCD表示部
Claims (5)
- 画像データ中に存在する情報コードを検索し、解析する情報コード検索手段と、上記情報コード検索手段を制御する制御手段とを備えた画像処理装置であって、
上記情報コード検索手段による情報コード検索中、上記制御手段が、情報コード検索の進捗状況を報知することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載された画像処理装置において、
上記情報コード検索手段による情報コード検索中にユーザが検索位置を指示できる検索位置指示手段を備え、情報コード検索位置が指示された場合、上記制御手段が、上記情報コード検索手段による検索を中断させるとともに、指示された位置の情報コード検索を実行させることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項2に記載された画像処理装置において、
検索中断時、上記情報コード検索手段が検索の中断位置を記憶するとともに、指示された位置の情報コード検索により情報コードが見つからなかった場合、上記制御手段が、上記情報コード検索手段に検索の中断位置からの情報コード検索を実行させることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された画像処理装置において、
上記制御手段が、原稿の白紙画像に重ねて検索の進行に伴って面積が増加するインジケータを表示することにより情報コード検索の進捗状況を報知することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された画像処理装置において、
画像データのプレビュー画像を表示する表示手段を備え、上記制御手段が、上記プレビュー画像に重ねて検索の進行に伴って面積が増加するインジケータを表示することにより情報コード検索の進捗状況を報知することを特徴とする画像処理装置。
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