JP2008242663A - 金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム - Google Patents

金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008242663A
JP2008242663A JP2007080208A JP2007080208A JP2008242663A JP 2008242663 A JP2008242663 A JP 2008242663A JP 2007080208 A JP2007080208 A JP 2007080208A JP 2007080208 A JP2007080208 A JP 2007080208A JP 2008242663 A JP2008242663 A JP 2008242663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
financial
product
information
cancellation
procedure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007080208A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kamito
淳司 上戸
Tadashi Yamamoto
正 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2007080208A priority Critical patent/JP2008242663A/ja
Publication of JP2008242663A publication Critical patent/JP2008242663A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】時宜を得た案内による金融商品の販売促進とともに、顧客満足度の向上を図ることの可能な金融自動化装置を提供する。
【解決手段】金融自動化装置110は、金融商品に係る手続きの手続情報を入力するための手続情報入力部112と、手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たす場合には、金融商品の案内処理を行う商品案内処理部114と、を備える。かかる金融自動化装置によれば、顧客に対して金融商品の時宜を得た案内が行われるので、金融商品の販売促進が見込まれる。また、顧客に対して金融商品に係る有益な情報が提供されるので、顧客満足度の向上が図られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関などに設置されるATM(Automatic Teller Machine)装置などの金融自動化装置の機能を拡張する技術に係り、特に、ATM装置を用いて金融商品(定期預金など)に係る手続きを行うための技術に関する。
金融機関における定期預金の預入期間の変更などの手続きを、金融機関に設置されているATM装置によって取り扱う技術として、特開平8−235278号公報(特許文献1)に開示されたものがある。同文献に開示の技術によれば、定期預入期間や積立金額といった契約内容の変更手続をATM装置によって行うことができる。これによって省力化が可能になるとともに、契約内容の変更手続に時間の制約が小さくなり、顧客にとっても好都合である。
特開平8−235278号公報
ところで、上記背景技術では、顧客は定期預金を預入した際に自動継続する旨の内容で契約をした場合、自ら期日管理をしていないと、満期日には初めに作成した条件(期間など)で自動的に更新されてしまう。しかし、相場(株式、為替、金利など)が変動する可能性を視野に入れ、満期時に運用方針を変更したいと考えている顧客にとっては、予め自己の責任において解約予約や自動継続の停止を依頼しておかなければ、定期預金の契約が自動的に継続され、運用資金が固定化されてしまうおそれがある。
このような問題点を解消するための技術として、特願2006−262527号により提案されたものがある。同文献が提案する技術によれば、金融商品の解約条件(例えば株式や為替などの相場条件など)が顧客によりATM装置に予め入力され、所定の日時(例えば定期預金の満期日)に解約条件を満たす場合にのみ、金融商品の解約処理が自動的に行われる。これにより、顧客は金融商品の解約にあたり、運用方法の変更の機会を得ることができる。また、金融機関は、顧客に多様な運用機会を与えることにより、顧客満足度を高めるとともに収益性の高い金融商品を販売することができる。
ところで、上記背景技術は、顧客により設定された解約条件を所定の日時に判断することで、金融商品の解約手続きまたは継続手続きを自動的に処理するものであるが、解約予定の金融商品や解約された金融商品の代わりとなる金融商品の案内を顧客に提供するものではない。
しかしながら、解約条件の入力時や契約期限日(満期日、解約予定日)前後における顧客の心理としては、一般的に、金融商品の解約/継続や契約内容の変更について思案中であることが考えられる。このため、金融機関側としては、顧客が解約の意図を少しでも有する場合に、代わりとなる金融商品の案内を時宜を得て提供しなければ、金融商品の解約手続きや他社の金融商品への乗換えが行われてしまう場合がある。また、契約期限日が近づくと、例えば電話やダイレクトメールなどを用いて、現契約の継続を促したり、魅力的な商品を案内したりといった営業活動が行われる場合もあるが、かかる営業活動に要するコストも多大なものとなりうる。一方、顧客側としても、魅力的な金融商品の案内を時宜を得て提供されなければ、資産運用の見直しを適切に行うことができない場合がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、時宜を得た案内による金融商品の販売促進とともに、顧客満足度の向上を図ることの可能な、新規かつ改良された金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、金融商品に係る手続きを行うための金融自動化装置が提供される。本発明の金融自動化装置は、金融商品に係る手続きの手続情報を入力するための手続情報入力部と、手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たす場合に、金融商品の案内処理を行う商品案内処理部と、を備えることを特徴とする。
かかる金融自動化装置によれば、手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たす場合には、解約予定の金融商品や解約された金融商品の代わりとなる金融商品の案内が行われる。これにより、金融機関側にとっては、顧客に対して金融商品の時宜を得た案内を行うことで、他社の金融商品への乗換えなどを未然に抑制しうる場合もあり、金融商品の販売促進が見込まれる。また、金融機関などに設置されたATM装置を用いて商品案内などの営業活動を行うので、低廉なコストで効率的な営業活動を行うことができる。一方、顧客にとっては、金融商品に係る有益な情報が提供されることで、資産運用の見直しのための適切な判断材料を入手しうる場合もあり、顧客満足度の向上が図られる。
また、手続情報が所定の条件を満たすかどうかの判断は、例えば外部のシステムにより行い、その判断結果を金融自動化装置が取得するようにしてもよく、または、手続情報が所定の条件を満たすかどうかの判断を金融自動化装置自身で行うようにしてもよい。
本発明の金融自動化装置において、様々な応用が可能であるが、そのいくつかの応用例を挙げれば以下の通りである。
本発明の金融自動化装置の商品案内処理部は、手続情報が金融商品の解約に係る情報および契約期限前後の状態にある金融商品に係る顧客情報の少なくともいずれかを含む場合に、金融商品の案内処理を行うように構成されることが可能である。金融商品の解約に係る情報とは、例えば、解約予約を行う場合に設定される解約予定日や解約条件などの情報を含む。また、契約期限前後の状態にある金融商品に係る顧客情報とは、例えば、特定の金融商品の契約期限日が手続時点から1ヶ月以内に到来する/到来したような場合であって、当該金融商品の契約者の顧客番号が手続情報として入力された顧客番号と一致するような場合における、入力された顧客番号などの顧客情報を含む。なお、かかる条件は、商品案内処理部が金融商品の案内処理を行う場合に満たされるべき所定の条件の一例であって、金融商品の解約の可能性を判断しうる他のいかなる条件を適用するようにしてもよい。
例えば、選択的に、本発明の金融自動化装置は、手続情報、手続情報を判断するための情報および金融商品に係る情報の少なくともいずれかを通信ネットワークを介して外部と送受信するための通信部を備えることが可能である。手続情報を判断するための情報や金融商品に係る情報を金融自動化装置の外部のシステムや装置(例えば、後述のセンタシステム200や商品販売センタシステム300)に保持しておき、必要な情報を外部のシステムから受信することが可能である。この場合、手続情報を外部のシステムに送信し、手続情報が所定の条件を満たすかどうかの判断結果を受信するようにしてもよく、または、手続情報を判断するための情報を受信し、所定の条件を満たすかどうかの判断を金融自動化装置自身で行うようにしてもよい。また、金融商品に係る情報を外部のシステムから受信することで、外部のシステムで統合的に管理されている最新の情報を取得できる。
代替的に、本発明の金融自動化装置は、手続情報を判断するための情報を保持する判断情報保持部および金融商品に係る情報を保持する商品情報保持部の少なくともいずれかを備えるようにしてもよい。かかる構成によれば、手続情報が所定の条件を満たすかどうかの判断を金融自動化装置自身で行うことが容易となる。また、金融商品に係る情報を金融自動化装置自身で提供することも容易となる。
選択的に、本発明の金融自動化装置は、金融商品の購買傾向に係る分析情報を保持する購買情報保持部を備えることが可能である。かかる構成によれば、金融商品の購買傾向に係る分析情報に基づいて金融商品が案内されるので、顧客の購買特性に応じた金融商品を案内することができる。ここで、購買傾向に係る分析情報とは、金融商品毎の購買履歴を顧客の購買特性などに応じて分析した情報であり、例えば、年齢や性別などの顧客属性に応じて分析されたものである。なお、分析情報は、金融自動化装置自身により作成されて保持されるようにしてもよく、または、外部のシステムにより作成され、金融自動化装置に保持されるようにしてもよい。
この場合、通信部は金融商品の購買傾向に係る分析情報を通信ネットワークを介して外部と送受信するようにしてもよい。かかる構成によれば、金融商品の購買傾向に係る分析情報が外部のシステムで統合的に管理されるので、分析情報の管理が容易となる。また、外部のシステムに接続される他の金融自動化装置により取得された購買履歴情報が集約されて分析されるので、多くの購買履歴情報に基づいて作成された信頼性の高い分析情報を取得することができる。
選択的に、本発明の金融自動化装置は、金融商品の比較処理を行う商品比較処理部を備えることが可能である。かかる構成によれば、金融商品の商品情報が比較されて商品比較情報として顧客に提供されるので、商品購入のための判断材料を顧客に提供することができる。ここで、商品比較情報とは、案内する金融商品の相互および/または現契約の金融商品との間で商品情報を比較した情報であり、例えば、利回りや手数料などに基づいて、金融商品により得られる数年後の利益などを試算して比較したものである。なお、商品比較情報は、金融自動化装置自身により作成されるようにしてもよく、または、外部のシステムにより作成されるようにしてもよい。
また、本発明の金融自動化装置は、金融商品の購入処理を行う商品購入処理部を備えることが可能である。かかる構成によれば、金融自動化装置を介して金融商品の購入処理が行われるので、金融商品の購入を顧客に促すことができるとともに、顧客の利便性を向上させることができる。なお、購入処理は、金融自動化装置単独で行われるようにしてもよく、または、外部のシステムとの協働により行われるようにしてもよい。
さらに、本発明の金融自動化装置は、所定の日時に解約条件を満たす場合に金融商品の解約処理を行う解約予約処理部を備えることが可能である。かかる構成によれば、所定の日時に解約条件が満たされる場合にのみ、金融商品の解約処理が行われるので、金融商品の解約にあたり運用方法の変更の機会が顧客に提供され、顧客満足度を向上させるとともに収益性の高い金融商品を販売することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、金融商品に係る手続きを行うための金融自動化装置と、金融自動化装置と通信ネットワークを介して接続されるセンタ装置と、を含む金融システムが提供される。本発明の金融システムにおいて、金融自動化装置は、金融商品に係る手続きの手続情報を入力するための手続情報入力部と、手続情報が所定の条件を満たす場合に金融商品の案内処理を行う商品案内処理部と、センタ装置との間で通信を行う通信部と、を備える。また、センタ装置は、手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たすかを判断する手続情報判断部と、手続情報を判断するための情報を保持する判断情報保持部と、金融自動化装置との間で通信を行う通信部と、を備える。
かかる金融システムによれば、手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たす場合には、解約予定の金融商品や解約された金融商品の代わりとなる金融商品の案内が行われる。これにより、金融機関側にとっては、顧客に対して金融商品の時宜を得た案内を行うことで、他社の金融商品への乗換えなどを未然に抑制しうる場合もあり、金融商品の販売促進が見込まれる。また、金融機関などに設置されたATM装置を用いて商品案内などの営業活動を行うので、低廉なコストで効率的な営業活動を行うことができる。一方、顧客にとっては、金融商品に係る有益な情報が提供されることで、資産運用の見直しのための適切な判断材料を入手しうる場合もあり、顧客満足度の向上が図られる。
本発明の金融システムにおいても、様々な応用が可能であるが、そのいくつかの応用例を挙げれば以下の通りである。
本発明の金融システムの手続情報判断部は、手続情報が金融商品の解約に係る情報および契約期限前後の状態にある金融商品に係る顧客情報の少なくともいずれかを含む場合に、手続きが金融商品の解約の可能性を判断するように構成されることが可能である。なお、かかる条件は、商品案内処理部が金融商品の案内処理を行う場合に満たされるべき所定の条件の一例であって、金融商品の解約の可能性を判断しうる他のいかなる条件を適用するようにしてもよい。
選択的に、本発明の金融システムにおいて、金融自動化装置は金融商品の比較処理を行う商品比較処理部を備えることが可能である。かかる構成によれば、金融商品の商品情報が比較されて商品比較情報として顧客に提供されるので、商品購入のための判断材料を顧客に提供することができる。
また、本発明の金融システムにおいて、金融自動化装置は金融商品の購入処理を行う商品購入処理部を備えることが可能である。かかる構成によれば、金融自動化装置を介して金融商品の購入処理が行われるので、金融商品の購入を顧客に促すことができるとともに、顧客の利便性を向上させることができる。
さらに、本発明の金融システムにおいて、金融自動化装置は所定の日時に解約条件を満たす場合に金融商品の解約処理を行う解約予約処理部を備えることが可能である。かかる構成によれば、所定の日時に解約条件が満たされる場合にのみ、金融商品の解約処理が行われるので、金融商品の解約にあたり運用方法の変更の機会が顧客に提供され、顧客満足度を向上させるとともに収益性の高い金融商品を販売することができる。
選択的に、本発明の金融システムは、金融自動化装置と通信ネットワークを介して接続される商品販売センタ装置をさらに含むことが可能である。この場合、金融自動化装置の通信部は、商品販売センタ装置との間で通信を行い、商品販売センタ装置は、金融商品に係る情報を保持する商品情報保持部と、金融商品の購買傾向に係る分析情報を保持する購買情報保持部と、金融自動化装置および商品販売センタ装置の少なくともいずれかとの間で通信を行う通信部と、を備える。かかる構成によれば、金融商品の購買傾向に係る分析情報に基づいて金融商品が案内されるので、顧客の購買特性に応じた金融商品を案内することができる。
また、本発明の他の観点によれば、コンピュータを上記第1の観点に係る金融自動化装置として機能させるためのプログラムと、そのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体が提供される。ここで、プログラムはいかなるプログラム言語により記述されていてもよい。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスクなど、プログラムを記録可能な記録媒体として現在一般に用いられている記録媒体、あるいは将来用いられるいかなる記録媒体をも採用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、時宜を得た案内による金融商品の販売促進とともに、顧客満足度の向上を図ることの可能な金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラムを提供することができる。
以下に、添付した図面を参照しながら、本発明に係る金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(本実施形態の構成)
まず、本実施形態の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る金融システムの構成例を示す説明図である。
本実施形態に係る金融システムは、図1に示すように、銀行などの金融機関における営業店システム100と、金融機関の外部機関に設置されるセンタシステム200および商品販売センタシステム300と、外部サーバ400と、各システム構成要素を相互に接続する通信ネットワーク500と、を含んで構成される。
(営業店システム100)
営業店システム100は、図1に示すように、ATM装置110を備えて構成される。ATM装置110は、営業店システム100が提供する金融商品に係る手続を行うための金融自動化装置の一例である。なお、図1では、便宜上1つのATM装置110を示しているが、1つの営業店システム100内にATM装置110が2つ以上設置されてもよく、営業店システム100の規模によっては数十以上のATM装置110が設置される場合もある。
本実施形態では、営業店システム100は銀行に備えられるシステムであるものとし、金融商品として定期預金を例に挙げて説明する。
ATM装置110は、手続情報入力部112、商品案内処理部114、解約予約処理部116、商品比較処理部118、商品購入処理部120および通信部122を備えて構成される。以下では、かかるATM装置110の各構成要素について説明する。
手続情報入力部112は、例えば、タッチパネル式のディスプレイ装置で構成することができる。本実施形態では、手続情報入力部112には、解約条件に係る手続きを含む定期預金に係る任意の手続きに関する手続情報が入力される。また、手続情報入力部112には、各種の操作情報や処理結果が出力される。
商品案内処理部114は、手続情報入力部112に入力された手続情報に基づいて、手続きが所定の条件を満たす場合に、解約予定の定期預金や解約された定期預金の代わりとなる金融商品の案内を行う機能部である。ここで、金融商品の案内処理を行うための条件は、例えば、顧客が定期預金の解約条件に係る手続きを行う場合や、解約条件に係る手続きを含む任意の手続きを行う顧客が契約期限日前後の定期預金を保有する契約者に該当する場合に満たされる。
商品案内処理部114により案内する金融商品は、センタシステム200から取得される顧客の属性情報および商品販売センタシステム300から取得される金融商品の購買傾向に係る分析情報に基づいて選択される。ここで、顧客の属性情報とは、例えば、顧客の年齢や性別などの情報を含むものである。また、購買傾向に係る分析情報とは、例えば、金融商品毎の購買履歴を顧客の年齢や性別などの属性に応じて分析した情報である。
案内する金融商品が選択されると、選択された金融商品の商品情報が商品販売センタシステム300から取得される。ここで、商品情報とは、例えば、商品番号、商品名、商品種別および商品の内容など、金融商品に係る様々な情報を含むものである。
なお、金融商品の案内は、例えば、タッチパネル式のディスプレイ装置で構成される手続情報入力部112に表示される画像情報として提供されるようにしてもよく、または、ATM装置110に併設されたプリンタ装置(不図示)に出力される印刷情報として提供されるようにしてもよい。
解約予約処理部116は、手続情報入力部112を介して顧客により予め入力された解約条件が満たされる場合に、定期預金の解約処理を行う機能部である。ここで、解約条件とは、例えば定期預金の満期日の1ヶ月前に入力され、顧客の今後の相場動向勘や満期日時点での解約条件(自動継続停止条件)を含むものである。例えば、満期日に為替相場が幾ら以上または幾ら以下となった場合、もしくは株価が幾ら以上または幾ら以下となった場合、もしくは金利が何%以下となった場合、等が解約条件として登録される。これらの解約条件は単独でも良いし、複数を指定していずれかを満たした場合、としてもよい。そして、満期日に解約条件が満たされる場合には、解約予約処理部116を介して定期預金の自動継続の停止が行われる。
商品比較処理部118は、商品案内処理部114により案内する金融商品の商品比較情報を顧客に提供する機能部である。ここで、商品比較情報とは、案内する金融商品の相互および/または現契約の金融商品との間で商品情報を比較した情報であり、例えば、利回りや手数料などに基づいて、金融商品により得られる数年後の利益などを試算して比較したものである。
商品購入処理部120は、商品案内処理部114により案内する金融商品の購入処理を行う機能部である。購入処理は、ATM装置110単独で行われるようにしてもよく、センタシステム200と協働で行われるようにしてもよい。また、購入処理の結果は、センタシステム200や商品販売センタシステム300に送信され、後述する購買傾向に係る分析情報を作成するための購買履歴情報として利用されるようにしてもよい。
なお、かかる商品案内処理部114、解約予約処理部116、商品比較処理部118および商品購入処理部120の機能は、例えば、コンピュータに組み込まれたコンピュータプログラムによりソフトウェア的に処理することが可能である。
通信部122は、通信ネットワーク500を介してセンタシステム200、商品販売センタシステム300や外部サーバ400と通信するためのインタフェースである。本実施形態において通信部122とは、ソフトウェア(通信用プログラム)およびハードウェア(通信ケーブルやコネクタなど)の総称をいうものとする。
(センタシステム200)
センタシステム200は、図1に示すように、センタサーバ210、判断情報データベース220(以下では、「判断情報DB」とも称する。)、解約予約情報データベース230(以下では、「解約予約情報DB」とも称する。)および通信部240を含んで構成される。このように本実施形態では、センタシステム200が複数の構成要素210〜240からなるものとして説明するが、物理的に一体の装置(センタ装置)として構成することも可能である。
センタサーバ210は、センタシステム200を総括的に制御するサーバ装置である。本実施形態では、センタサーバ210は、判断情報DB220および解約予約情報DB230の管理を行うとともに、手続情報に基づいて手続きが所定の条件を満たすかどうかを判断する手続情報判断部として機能する。さらにセンタシステム200は、通信部240を制御して、通信ネットワーク500を介して営業店システム100、商品販売センタシステム300や外部サーバ400との通信を制御する。センタサーバ210は、解約条件を満たすかどうかを判断するにあたり、外部サーバ400から判断材料となる情報(為替レートなどの相場情報)を取得する。
判断情報DB220は、ATM装置110の手続情報入力部112に入力された手続情報を判断するための情報を保持する判断情報保持部として機能する。判断情報DB220の構造は任意に設計可能であるが、例えば、定期預金の口座番号および定期番号を主キーとして、同一契約者による定期預金の口座番号および定期番号や口座毎の契約期限日をレコードとして保持することが可能である。なお、判断情報DB220は顧客の口座情報を管理する勘定マスタ等、同様な情報を管理する構成に兼用させてもよい。満期日に実際に顧客に払い戻される金額は、口座番号および定期番号で特定される定期預金の情報から割り出される。この金額は、都度計算してもよいし、定期的に計算した額を判断情報DB220に記憶しておくようにしてもよい。また実際に解約を行なった場合には、そのときの払い戻し額を確定した金額として記憶するようにしてもよい。この金額は、商品案内の際に参照される。
解約予約情報DB230は、ATM装置110の手続情報入力部112に入力された解約条件を保持する解約情報保持部として機能する。解約予約情報DB230の構造は任意に設計可能であるが、例えば、定期預金の口座番号および定期番号を主キーとして、解約予定日や解約条件をレコードとして保持することが可能である。
判断情報DB220および解約予約情報DB230では、金融システムに接続されるATM装置110などから取得された情報が集約され、統合的に管理されている。なお、判断情報DB220および解約予約情報DB230については、一体のデータベースとして構成することも可能である。
通信部240は、通信ネットワーク500を介して営業店システム100、商品販売センタシステム300や外部サーバ400と通信するためのインタフェースであり、ソフトウェア(通信用プログラム)およびハードウェア(通信ケーブルやコネクタなど)などからなる。
(商品販売センタシステム300)
商品販売センタシステム300は、図1に示すように、商品情報データベース310(以下では、「商品情報DB」とも称する。)、購買情報データベース320(以下では、「購買情報DB」とも称する。)および通信部330を含んで構成される。このように本実施形態では、商品販売センタシステム300が複数の構成要素310〜330からなるものとして説明するが、物理的に一体の装置(商品販売センタ装置)として構成することも可能である。
商品情報DB310は、ATM装置110により顧客に案内するための金融商品の情報を保持する商品情報保持部として機能する。商品情報DB310の構造は任意に設計可能であるが、例えば、金融商品の商品番号を主キーとして、金融商品の商品名、商品種別、商品内容および商品パンフレットの電子データの識別情報などをレコードとして保持することが可能である。ここで、商品パンフレットの電子データは、識別情報に関連付けられて別途に保持されている。また、商品内容には、商品の概要や購入するために必要な資金量(購入金額、当面の合計積立額等)の情報が含まれている。
購買情報DB320は、ATM装置110が顧客に案内するための金融商品を選択する際に利用する、金融商品の購買傾向に係る分析情報を保持する購買情報保持部として機能する。購買情報DB320の構造は任意に設計可能であるが、例えば、顧客属性をパラメータとして、複数のパラメータ値の組合せと推奨される金融商品の商品番号とを関連付けて分析情報として保持することが可能である。
商品情報DB310および購買情報DB320では、金融システムに接続されるATM装置110などから取得された情報が集約され、統合的に管理されている。なお、商品情報DB310および購買情報DB320については、一体のデータベースとして構成することも可能である。
通信部330は、通信ネットワーク500を介して営業店システム100、センタシステム200や外部サーバ400と通信するためのインタフェースであり、ソフトウェア(通信用プログラム)およびハードウェア(通信ケーブルやコネクタなど)などからなる。
(外部サーバ400)
外部サーバ400は、ATM装置110の解約予約処理部116における、解約条件の判断のための情報を保持するためのサーバである。例えば、解約条件が為替レートなどの相場情報に関するものである場合、外部サーバ400は為替レートなどの相場情報に関する情報を保持する。そして、センタサーバ200からの要求に応じて、解約条件を満たすかどうかを判断するための情報を提供する。
なお図1には便宜上、外部サーバ400を1つのみ示しているが、情報の種類や量に応じて、2以上の外部サーバ400を含むシステム構成とすることも可能である。一方、本実施形態において外部サーバ400は必ずしも必須の構成要素ではなく、解約条件の判断のための情報を他の手段により取得するようにしてもよい。具体的には例えば、営業店システム100、センタシステム200または商品販売センタシステム300に、解約条件の判断のための情報が直接入力されるようにしてもよい。
(通信ネットワーク500)
通信ネットワーク500は、図1に示すように、営業店システム100、センタシステム200、商品販売センタシステム300および外部サーバ400を相互に接続するためのネットワークである。通信ネットワーク500は、システム構成に応じて、インターネットのような公衆回線網であってもよく、または、専用回線やLAN(Local Area Network)などであってもよい。また図1の例では、通信ネットワーク500を1つのみ示しているが、2つ以上の通信ネットワーク500が存在してもよい。例えば、営業店システム100とセンタシステム200および商品販売センタシステム300との間は専用回線であり、外部サーバ400と営業店システム100、センタシステム200および商品販売センタシステム300との間はインターネットのように異種の通信ネットワーク500が介在するようにしてもよい。
(本実施形態の動作)
本実施形態に係る金融システムは以上のように構成されている。以下に、本実施形態の動作について説明する。
次に、本実施形態の動作について、図2〜図9を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る金融システムの主要な動作の一例を示す説明図である。図3〜図9は、図2に示す商品案内処理工程における、ATM装置110の表示画面の一例を示す説明図である。
顧客は、タッチパネル式のディスプレイ装置などで構成される手続情報入力部112を介して定期預金に係る手続きの手続情報を入力する(ステップS102)。ここで、顧客は、定期預金の解約条件に係る手続きを含む任意の手続きを行うための手続情報を入力する。
ATM装置110は、手続情報が入力されると、入力された手続情報を通信部122を介してセンタサーバ210に送信する。センタサーバ210は、通信部240を介してATM装置110から手続情報を受信する。手続情報を受信すると、センタサーバ210は、手続情報が所定の条件を満たすかどうかを判定する(ステップS104)。
ここで、手続情報が解約条件に係る手続きに関するものである場合には、センタサーバ210は、解約条件を解約予約情報DB230に格納するなど解約予約のための処理を終了した後に、手続情報が所定の条件を満たす旨を通信部240を介してATM装置110に通知する。
一方、手続情報が解約条件に係る手続き以外の例えば諸手続きなどに関するものである場合には、センタサーバ210は、諸手続きのための処理を終了した後に、まず、手続情報に含まれる、例えば口座番号および定期番号を用いて判断情報DB220を検索する。次に、当該口座の契約期限日、場合によっては顧客名義の他の口座の口座番号および定期番号と契約期限日に関する情報とを判断情報DB220から取得する。そして、現在の日付がいずれかの口座の契約期限日の例えば1ヶ月前後の日付にあたるかどうかを判断し、判断結果を通信部240を介してATM装置110に通知する。
以下では、ATM装置110による金融商品の案内処理について説明する。
金融商品の案内処理に際して、ATM装置110は、顧客の保有する定期預金の契約期限日(満期日)が近づいている(または既に過ぎている)旨を、例えば図3に示すような表示画面910上のメッセージとして、タッチパネル式のディスプレイ装置として構成される手続情報入力部112に表示する。なお、手続情報入力部がタッチパネル式のディスプレイ装置ではなくボタン式の入力装置などの場合には、図3は、手続情報入力部112に併設される表示手段(例えば、タッチパネル式でないもの)に表示される画面の一例を示すものと考えることができる。表示画面910上には、該当する定期預金の口座番号および定期番号、契約期限日とともに、推奨される金融商品を案内できる旨のメッセージが表示される。また、表示画面910上には、「商品案内を希望する」、「商品案内を希望しない」という項目の付されたボタンが表示され、後続処理の選択が顧客に促される。
顧客は、商品案内を希望する場合には、「商品案内を希望する」ボタンを選択し、商品案内を希望しない場合には、「商品案内を希望しない」ボタンを選択することで、後続処理を選択する(ステップS106)。ここで、「商品案内を希望する」ボタンが選択されると、商品案内の後続処理(ステップS108)が実行され、「商品案内を希望しない」ボタンが選択されると、商品案内の処理が終了する。
ATM装置110は、「商品案内を希望する」ボタンが選択されると、まず、通信部122を介してセンタシステム200にアクセスし、判断情報DB220から顧客に関する属性情報を取得する(ステップS108)。属性情報を取得すると、ATM装置110は、通信部122を介して商品販売センタシステム300にアクセスし、購買情報DB320から購買傾向に係る分析情報を取得する(ステップS110)。属性情報および分析情報を取得すると、ATM装置110は、属性情報および分析情報に基づいて、商品情報DB310から顧客の購買特性に適合する金融商品の情報を取得する(ステップS112)。
金融商品の情報を取得すると、ATM装置110は、顧客の購買特性に適合する金融商品の商品一覧を、例えば図4に示すような表示画面920上のメッセージとして、手続情報入力部112に表示する(ステップS114)。表示画面920上には、例えば「商品A」、「商品B」および「商品C」というような商品名の付されたボタンとともに、「確認」および「案内終了」という項目の付されたボタンが表示され、案内を希望する商品の選択が顧客に促される。なお、このとき、解約によって顧客に支払われる(または支払われた)金額を取得して、その金額を元に商品の絞込みを行う。例えば、当該商品の購入に必要な資金量の情報と比較して、顧客に支払う金額から一定額の範囲の商品を抽出する。
顧客は、案内を希望する商品が表示されている場合には、該当する商品名の付されたボタンを選択し、「確認」ボタンを選択し、希望する商品が表示されていない場合には、「案内終了」ボタンを選択することで、後続処理を選択する。ここで、少なくとも1つの商品ボタンが選択された後に「確認」ボタンが選択されると、商品案内の後続処理(ステップS120)が実行され、「案内終了」ボタンが選択されると、図3に示す表示画面910の処理(ステップS106)に戻る。以下では、「商品A」および「商品B」のボタンが選択された後に、「確認」ボタンが選択された場合について説明する。
ATM装置110は、少なくとも1つの商品ボタンが選択された後に「確認」ボタンが選択されると、選択可能な後続処理の内容を、例えば図5に示すような表示画面930上のメッセージとして、手続情報入力部112に表示する(ステップS120)。表示画面930上には、例えば「商品案内」、「商品比較」、「パンフレット」、「商品購入」および「案内終了」という項目の付されたボタンが表示され、希望する後続処理の選択が顧客に促される。
顧客は、表示画面930上に表示されているいずれかのボタンを選択することで、希望する後続処理を選択する。以下では、後続処理として、「商品案内」、「商品比較」、「パンフレット」および「商品購入」が選択された場合におけるATM装置110の処理について、各々に説明する。なお、「案内終了」が選択された場合(ステップS172)には、図3に示す表示画面910の処理(ステップS106)に戻る。
顧客が「商品案内」ボタンを選択すると(ステップS122)、ATM装置110は、取得した商品情報を、例えば図6に示すような表示画面940上のメッセージとして、手続情報入力部112に表示する(ステップS124)。表示画面940上には、金融商品の商品名「商品A」および「商品B」とともに、例えば、毎月の積立金額、預金の預入期間および予定利回りなどの商品情報が表示される。なお、図6に示す商品情報は、あくまでも商品情報の一例であって、商品に係る他のいかなる情報が表示されるようにしてもよい。また、表示画面940上には、「前の画面に戻る」という項目の付されたボタンが表示されており、顧客が当該ボタンを選択することで、図5に示す表示画面930の処理(ステップS120)に戻る。
顧客が「商品比較」ボタンを選択すると(ステップS132)、ATM装置110は、取得した金融商品の商品情報を比較した結果である商品比較情報を、例えば図7に示すような表示画面950上のメッセージとして、手続情報入力部112に表示する(ステップS134)。表示画面950上には、金融商品の商品名「商品A」、「商品B」および場合によっては現契約の「商品X」とともに、例えば、予定利回りや5年後の予定利益などの商品比較情報が表示される。
なお、図7に示す商品比較情報は、あくまでも商品比較情報の一例であって、例えば、商品情報の比較結果をグラフなどを用いて図式的に表示するものであってもよく、または、商品比較に係る他のいかなる情報が表示されるようにしてもよい。例えば、商品比較の一環として、選択された金融商品の将来的な運用実績を予測するシミュレーションが行われるようにしてもよい。また、表示画面950上には、「前の画面に戻る」という項目の付されたボタンが表示されており、顧客が当該ボタンを選択することで、図5に示す表示画面930の処理(ステップS120)に戻る。
顧客が「パンフレット」ボタンを選択すると(ステップS142)、ATM装置110は、商品販売センタシステム300にアクセスし、選択された金融商品の商品情報を含むパンフレットを出力するための電子データを、商品情報DB310から取得する。そして、ATM装置110は、例えば併設されたプリンタ装置(不図示)を介してパンフレットの電子データを出力して、印刷情報として顧客に提供する(ステップS144)。
顧客が「商品購入」ボタンを選択すると(ステップS152)、ATM装置110は、商品購入のための情報を、例えば図8に示すような表示画面960上のメッセージとして、手続情報入力部112に表示する。表示画面960上には、顧客により選択された金融商品の商品名「商品A」、「商品B」の付されたボタンとともに、「購入商品選択」という項目の付されたボタンが表示される。また、表示画面960上には、「前の画面に戻る」という項目の付されたボタンが表示されており、顧客が当該ボタンを選択することで、図5に示す表示画面930の処理(ステップS120)に戻る。
顧客は、表示された商品の購入を希望する場合には、商品名の付されたボタンを選択した後に、「購入商品選択」ボタンを選択し、購入を希望しない場合には、「前の画面に戻る」ボタンを選択することで、後続処理を選択する(ステップS154)。ここで、少なくとも1つの商品ボタンが選択された後に「購入商品選択」ボタンが選択されると、商品案内の後続処理(ステップS156)が実行される。なお、以下では、「商品A」のボタンが選択された後に、「購入商品選択」ボタンが選択された場合について説明する。
ATM装置110は、少なくとも1つの商品ボタンが選択された後に「購入商品選択」ボタンが選択されると(ステップS154)、商品内容の確認を促す旨の情報を、例えば図9に示すような表示画面970上のメッセージとして、手続情報入力部112に表示する(ステップS156)。表示画面970上には、例えば購入を希望する商品の商品名、毎月の積立金額、預金の預入期間および予定利回りなどの情報が表示されるとともに、「購入確定」および「処理選択画面に戻る」という項目の付されたボタンが表示され、希望する後続処理の選択が顧客に促される。
顧客は、商品の購入を確定する場合には、商品内容の確認の後に、「購入確定」ボタンを選択し、購入を確定しない場合には、「処理選択画面に戻る」ボタンを選択する(ステップS158)。ここで、「購入確定」ボタンが選択されると、後続処理(ステップS160)が実行される。ATM装置110は、「購入確定」ボタンが選択されると、商品購入処理部120を介して商品購入処理(ステップS160)を実行する。一方、「処理選択画面に戻る」ボタンが選択されると、図5に示す表示画面930の処理(ステップS120)に戻る。
以上、本発明にかかる金融自動化装置の一例としてATM装置110とそれを用いたシステムについて説明した。かかるATM装置110は、コンピュータに上記機能を実現するためのコンピュータプログラムを組み込むことで、コンピュータをATM装置110として機能させることが可能である。かかるコンピュータプログラムは、所定の記録媒体(例えば、CD−ROM)に記録された形で、あるいは、電子ネットワークを介したダウンロードの形で市場に流通させることが可能である。
(本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たす場合には、解約予定の金融商品や解約された金融商品の代わりとなる金融商品の案内が行われる。これにより、金融機関側にとっては、顧客に対して金融商品の時宜を得た案内を行うことで、他社の金融商品への乗換えなどを未然に抑制しうる場合もあり、金融商品の販売促進が見込まれる。また、金融機関などに設置されたATM装置を用いて商品案内などの営業活動を行うので、低廉なコストで効率的な営業活動を行うことができる。一方、顧客にとっては、金融商品に係る有益な情報が提供されることで、資産運用の見直しのための適切な判断材料を入手しうる場合もあり、顧客満足度の向上が図られる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラムの好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、商品案内処理を行う条件の判断をセンタシステム200で行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ATM装置110で判断を行うようにしてもよい。この場合、センタシステム200は、ATM装置110からの要請に応じて、判断情報DB220に保持されている判断情報を送信するようにする。そして、ATM装置110は、センタシステム200から送信される判断情報を受信して、手続情報が商品案内処理を行う条件を満たすかどうかを判断することが可能である。
また、上記実施形態では、案内する金融商品の商品情報および購買傾向に係る分析情報を、商品販売センタシステム300内の商品情報DB310および購買情報DB320に保持する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、金融商品の商品情報および購買傾向に係る分析情報の少なくともいずれかを、ATM装置110内で保持することも可能である。この場合、ATM装置110は、金融商品の商品情報を保持する商品情報保持部や購買傾向に係る分析情報を保持する購買情報保持部を備えた構成とすることができる。
その他、上記実施形態においてATM装置110の機能として説明した機能をセンタシステム200もしくは商品販売センタシステム300の機能として実施することも可能であり、また、センタシステム200もしくは商品販売センタシステム300の機能として説明した機能をATM装置110の機能として実施することも可能である。
また、図3〜図9を参照してATM装置110の表示画面910〜970について説明したが、かかる表示画面の内容や表示の仕様については任意に設計可能である。
また例えば、ATM装置110における顧客の入力内容が明らかに不自然な場合などに、警告を表示することも可能である。
本発明は、金融機関などに設置されるATM(Automatic Teller Machine)装置などの金融自動化装置の機能を拡張する技術に利用可能であり、特に、ATM装置を用いて金融商品に係る手続きを行う技術に利用可能である。
本発明の一実施形態に係る金融システムの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る金融システムの主要な動作の一例を示す説明図である。 商品案内処理工程における表示画面の一例を示す説明図である。 商品案内処理工程における表示画面の一例を示す説明図である。 商品案内処理工程における表示画面の一例を示す説明図である。 商品案内処理工程における表示画面の一例を示す説明図である。 商品案内処理工程における表示画面の一例を示す説明図である。 商品案内処理工程における表示画面の一例を示す説明図である。 商品案内処理工程における表示画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 営業店
110 ATM装置
112 手続情報入力部
114 商品案内処理部
116 解約予約処理部
118 商品比較処理部
120 商品購入処理部
122 通信部
200 センタシステム
210 センタサーバ
220 判断情報データベース(DB)
230 解約予約情報データベース(DB)
240 通信部
300 商品販売センタシステム
310 商品情報データベース(DB)
320 購買情報データベース(DB)
330 通信部
400 外部サーバ
500 通信ネットワーク

Claims (18)

  1. 金融商品に係る手続きを行うための金融自動化装置であって、
    金融商品に係る手続きの手続情報を入力するための手続情報入力部と、
    前記手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たす場合に、金融商品の案内処理を行う商品案内処理部と、
    を備えることを特徴とする、金融自動化装置。
  2. 前記商品案内処理部は、前記手続情報が金融商品の解約に係る情報および契約期限前後の状態にある金融商品に係る顧客情報の少なくともいずれかを含む場合に、金融商品の案内処理を行うように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の金融自動化装置。
  3. 前記手続情報、前記手続情報を判断するための情報および金融商品に係る情報の少なくともいずれかを通信ネットワークを介して外部と送受信するための通信部を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の金融自動化装置。
  4. 前記手続情報を判断するための情報を保持する判断情報保持部および金融商品に係る情報を保持する商品情報保持部の少なくともいずれかを備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の金融自動化装置。
  5. 金融商品の購買傾向に係る分析情報を保持する購買情報保持部を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の金融自動化装置。
  6. 前記通信部は前記分析情報を通信ネットワークを介して外部と送受信することを特徴とする、請求項5に記載の金融自動化装置。
  7. 金融商品の比較処理を行う商品比較処理部を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の金融自動化装置。
  8. 金融商品の購入処理を行う商品購入処理部を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の金融自動化装置。
  9. 所定の日時に解約条件を満たす場合に金融商品の解約処理を行う解約予約処理部を備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の金融自動化装置。
  10. 金融商品を購入するために必要となる購入資金量が、解約によって顧客が取得する金額から所定の範囲にある場合、当該金融商品の案内処理を行うことを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の金融自動化装置。
  11. 金融商品に係る手続きを行うための金融自動化装置と、前記金融自動化装置と通信ネットワークを介して接続されるセンタ装置と、を含む金融システムにおいて、
    前記金融自動化装置は、
    金融商品に係る手続きの手続情報を入力するための手続情報入力部と、
    前記手続情報が所定の条件を満たす場合に金融商品の案内処理を行う商品案内処理部と、
    前記センタ装置との間で通信を行う通信部と、
    を備え、
    前記センタ装置は、
    前記手続情報が金融商品の解約の可能性を示唆する条件を満たすかを判断する手続情報判断部と、
    前記手続情報を判断するための情報を保持する判断情報保持部と、
    前記金融自動化装置との間で通信を行う通信部と、
    を備えることを特徴とする、金融システム。
  12. 前記手続情報判断部は、前記手続情報が金融商品の解約に係る情報および契約期限前後の状態にある金融商品に係る顧客情報の少なくともいずれかを含む場合に、金融商品の解約の可能性を判断するように構成されることを特徴とする、請求項11に記載の金融システム。
  13. 前記金融自動化装置は金融商品の比較処理を行う商品比較処理部を備えることを特徴とする、請求項11または12に記載の金融システム。
  14. 前記金融自動化装置は金融商品の購入処理を行う商品購入処理部を備えることを特徴とする、請求項11〜13のいずれかに記載の金融システム。
  15. 前記金融自動化装置は所定の日時に解約条件を満たす場合に金融商品の解約処理を行う解約予約処理部を備えることを特徴とする、請求項11〜14のいずれかに記載の金融システム。
  16. 前記金融システムは、前記金融自動化装置と前記通信ネットワークを介して接続される商品販売センタ装置をさらに含み、
    前記金融自動化装置の前記通信部は、前記商品販売センタ装置との間で通信を行い、
    前記商品販売センタ装置は、
    金融商品に係る情報を保持する商品情報保持部と、
    金融商品の購買傾向に係る分析情報を保持する購買情報保持部と、
    前記金融自動化装置および前記商品販売センタ装置の少なくともいずれかとの間で通信を行う通信部と、
    を備えることを特徴とする、請求項11〜15のいずれかに記載の金融システム。
  17. 金融商品を購入するために必要となる購入資金量が、解約によって顧客が取得する金額から所定の範囲にある場合、当該金融商品の案内処理を行うことを特徴とする、請求項11〜16のいずれかに記載の金融システム。
  18. コンピュータを請求項1〜10のいずれかに記載の金融自動化装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
JP2007080208A 2007-03-26 2007-03-26 金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム Withdrawn JP2008242663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080208A JP2008242663A (ja) 2007-03-26 2007-03-26 金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007080208A JP2008242663A (ja) 2007-03-26 2007-03-26 金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008242663A true JP2008242663A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39913958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007080208A Withdrawn JP2008242663A (ja) 2007-03-26 2007-03-26 金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008242663A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101337095B1 (ko) * 2011-11-09 2013-12-05 주식회사 엘지씨엔에스 금융기기, 그를 이용한 금융상품정보 제공 시스템 및 그 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101337095B1 (ko) * 2011-11-09 2013-12-05 주식회사 엘지씨엔에스 금융기기, 그를 이용한 금융상품정보 제공 시스템 및 그 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11205186B2 (en) Artificial intelligence for automated stock orders based on standardized data and company financial data
JP6118959B2 (ja) 取引管理システムおよび取引管理プログラム
KR101165062B1 (ko) 개인자산관리서비스 방법 및 시스템
CN102428442A (zh) 发布系统、获取系统以及支付网络/系统开发
JP2006236273A (ja) 管理システムおよび店舗管理端末
KR100859945B1 (ko) Pos 단말 장치 및 이를 이용한 금융기관의 대출 시스템
JP2004287819A (ja) 有価証券売買システム
JP2018142382A (ja) 取引管理システムおよび取引管理プログラム
JP5719414B2 (ja) アフターサービス管理システム、サーバー、方法、及び、プログラム
KR101808269B1 (ko) 복수의 els를 포함하는 일임형 투자시스템 및 그 제공방법
Dimitrov et al. Optimal inventory decisions when offering layaway
JP5862144B2 (ja) サーバ装置、およびプログラム
CN111445298A (zh) 评论管理装置、信息处理方法、可读存储介质及电子设备
JP2008242663A (ja) 金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム
KR20210048325A (ko) 멀티에셋 포트폴리오를 위한 플랫폼 제공방법 및 그 시스템
JP2008083940A (ja) 金融自動化装置、金融システム、およびコンピュータプログラム
US20230162251A1 (en) Method and apparatus for a commercial system designed to facilitate buyer event driven commerce without need for a constant internet connection
US20230179676A1 (en) Method and system for actionable push notifications
US20220156830A1 (en) Method and system for transmitting investment information through an interactive window embedded in a web page
JP2008129983A (ja) 予実管理システム
US20240202803A1 (en) System And Method for Modifying a Portion of a User Interface According to An Interaction with A Message
JP2004334388A (ja) 売上予測方法
JP2004102349A (ja) キャンペーン設計支援方法
JP2008071306A (ja) 商品管理装置および商品管理プログラム
JP2008234449A (ja) センタ装置、金融システムおよびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100601