JP2008242264A - カラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カラオケ装置により演奏される演奏曲の歌詞文字映像を簡単な処理により携帯電話機に表示させるカラオケシステムを提供する。
【解決手段】カラオケ装置16は、演奏曲に対応する出力音における所定の周波数帯域の信号を除去すると共に、その出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像108を表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、合成させて出力させる制御を行う音響情報出力制御部39等を備えたものであり、携帯電話機28は、マイクロフォン90により入力される前記音響情報に基づいて、その音響情報の取得から所定時間後にその音響情報に対応する歌詞文字映像108を表示部74に表示させる歌詞文字映像表示制御手段106を備えたものであることから、カラオケ装置16に表示されるものと等価な歌詞文字映像108をその携帯電話機28の表示部74に表示させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、その演奏曲の出力と併行してその演奏曲の歌詞文字映像を含む演奏映像を表示させるカラオケ装置を備えたカラオケシステムに関し、特に、そのカラオケ装置により出力される演奏曲の歌詞文字映像を携帯電話機に表示させる技術に関する。
多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択された所定のカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
斯かるカラオケ装置においては、リモコン信号(赤外線信号)によりそのカラオケ装置への入力を行う備え付けのリモコン装置や、そのカラオケ装置と対応付けられることで電波によりそのカラオケ装置との通信が可能とされた電子早見本装置等が遠隔操作装置として用いられる。しかし、上記リモコン装置や電子早見本装置には台数に限りがあるため、比較的多くの人数でカラオケ演奏を行う場合には、使いたいのに遠隔操作装置が手元にないといった状況を招きやすかった。そこで、携帯電話機をカラオケ装置の入力装置として用いる技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載されたカラオケシステムがそれである。この技術によれば、利用者が所持する携帯電話機を前記カラオケ装置の遠隔操作装置として用いることで、遠隔操作装置の不足を好適に防止することができる。
特開2003−162286号公報
ところで、カラオケボックスの個室等において、カラオケ装置との相対位置によってはそのモニタの画面が死角になる場合があり、特にその場にいる全員で所定の曲を歌うといった場合に歌詞文字映像を視認できない利用者が生じることが問題となっていた。この問題を解消するために、複数台のモニタを設置することが考えられるが、モニタは比較的高価であるため、そのようにすることでカラオケ装置の単価を引き上げるという新たな弊害を生じさせるものであった。本発明者は、上記問題を解決するために鋭意研究を継続した一結果として、前記従来の技術のようにカラオケ装置の入力装置として携帯電話機が用いられるカラオケシステムが一般化している現状に鑑み、その携帯電話機に演奏曲の歌詞文字映像を表示させる技術を開発するに至った。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、カラオケ装置により演奏される演奏曲の歌詞文字映像を簡単な処理により携帯電話機に表示させるカラオケシステムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、その演奏曲の出力と併行してその演奏曲の歌詞文字映像を含む演奏映像を表示させるカラオケ装置と、所定の文字映像を表示し得る表示部を有する携帯電話機とを、備えたカラオケシステムであって、前記カラオケ装置は、前記演奏曲に対応する出力音における所定の周波数帯域の信号を除去すると共に、その出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像を表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、その音響情報と前記出力音とを合成して出力させる制御を行う情報出力制御手段を備えたものであり、前記携帯電話機は、所定の音声入力装置により入力される前記音響情報に基づいて、その音響情報の取得から所定時間後にその音響情報に対応する歌詞文字映像を前記表示部に表示させる歌詞文字映像表示制御手段を備えたことを特徴とするものである。
このようにすれば、前記カラオケ装置は、前記演奏曲に対応する出力音における所定の周波数帯域の信号を除去すると共に、その出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像を表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、その音響情報と前記出力音とを合成して出力させる制御を行う情報出力制御手段を備えたものであり、前記携帯電話機は、所定の音声入力装置により入力される前記音響情報に基づいて、その音響情報の取得から所定時間後にその音響情報に対応する歌詞文字映像を前記表示部に表示させる歌詞文字映像表示制御手段を備えたものであることから、音響情報に変換した歌詞情報を演奏曲の出力と所定のタイムラグをもって携帯電話機に入力させることで、前記カラオケ装置に表示されるものと等価な歌詞文字映像をその携帯電話機の表示部に表示させることができる。すなわち、カラオケ装置により演奏される演奏曲の歌詞文字映像を簡単な処理により携帯電話機に表示させるカラオケシステムを提供することができる。
ここで、好適には、前記情報出力制御手段は、先に出力した音響情報に対応する歌詞文字映像が表示されるべき時点において次なる音響情報を出力させるように前記制御を行うものであり、前記歌詞文字映像表示制御手段は、所定の音響情報を取得した時点において先に取得された音響情報に対応する歌詞文字映像の表示を開始するものである。このようにすれば、前記カラオケ装置に表示されるものと等価な歌詞文字映像を実用的な態様で前記携帯電話機の表示部に表示させることができるという利点がある。
また、好適には、前記情報出力制御手段は、前記歌詞文字映像を表示させるための情報と併せてその歌詞文字映像を順次色替表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、その音響情報と前記出力音とを合成して出力させるものであり、前記歌詞文字映像表示制御手段は、前記音声入力装置により入力されるその音響情報に基づいて、前記表示部に表示された歌詞文字映像を順次色替表示させるものである。このようにすれば、前記カラオケ装置に表示されるものと同様に、前記携帯電話機に表示された歌詞文字映像を順次色替表示させることができるという利点がある。
また、好適には、前記情報出力制御手段は、前記演奏曲に対応する出力音における非可聴音域の信号を除去すると共に、その出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像を表示させるための情報を前記除去された非可聴音域の音響情報に変換し、その音響情報と前記出力音とを合成して出力させる制御を行うものである。このようにすれば、前記演奏曲に対応する出力音における非可聴音域の信号を前記音響情報に置換して出力させることで、利用者の耳に聞こえる演奏音に影響を与えることなく、前記携帯電話機に歌詞文字映像を表示させるための情報を伝達できるという利点がある。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるカラオケシステム10を説明する概略図である。この図1に示すように、本実施例のカラオケシステム10では、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)のカラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16は、ルータ17を介して公衆電話回線等による通信回線18に接続されており、同じくその通信回線18に接続されたカラオケサービス提供会社のサーバ装置(センタ装置)20との相互間でその通信回線18を介して情報の通信が可能とされている。このサーバ装置20は、カラオケ情報(楽曲データ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うサーバであり、上記通信回線18を介して上記カラオケ装置16に定期的にコンテンツの配信を行うと共に、そのカラオケ装置16からの要求に応じて所定の機能制御プログラムを送信するものである。また、上記カラオケシステム10は、複数の電子早見本装置22a、22b、22c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置22と称する)を備えており、上記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台ずつの電子早見本装置22が貸与され、各個室14において後述するように上記カラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。上記店舗12内には上記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、上記電子早見本装置22からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。また、上記カラオケシステム10は、所定のアプリがインストールされることにより上記カラオケ装置16の遠隔操作装置等として機能すると共に、後述するように上記カラオケ装置16による演奏曲の出力と併行してその演奏曲の歌詞文字映像を表示させる歌詞文字映像表示装置として機能する複数の携帯電話機28a、28b、28c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に携帯電話機28と称する)を備えている。これら携帯電話機28は、例えば、前記カラオケ装置16によりカラオケ演奏を行う各利用者の個人所有に係るものである。
図2は、上記カラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図2に示すように、上記カラオケ装置16は、CRT(Cathode-ray Tube)やTFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)等の映像表示装置30と、CRTコントローラ等の映像出力制御部32と、映像情報デコーダ34と、ビデオミキサ36と、音源であるシンセサイザ38と、音響情報出力制御部39と、音声入力装置であるマイクロフォン40と、アンプミキサ42と、スピーカ44と、操作パネル46と、その操作パネル46等からの入力信号を処理する入出力インターフェイス48と、中央演算処理装置であるCPU50と、読出専用メモリであるROM52と、随時書込読出メモリであるRAM54と、記憶装置であるハードディスク56と、モデム58と、LANポート60と、上記携帯電話機28やリモコン装置64等の入力装置からのリモコン信号を受信するためのリモコン受信部62とを、備えて構成されている。
前記映像出力制御部32は、前記CPU50において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力する文字映像出力装置として機能する他、前記映像表示装置30による種々の映像表示を制御する表示制御装置である。また、前記映像情報デコーダ34は、利用者が歌詞を参照しながら歌を歌う際に前記ハードディスク56に記憶された背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)する背景映像再生装置である。この背景映像情報は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータであり、そのMPEGデータに基づいて前記映像情報デコーダ34により再生された背景映像は、前記ビデオミキサ36へ送られる。また、前記ビデオミキサ36は、前記CPU50において生成され且つ前記映像出力制御部32から出力される文字映像と、前記映像情報デコーダ34により再生される背景映像とを合成して前記映像表示装置30に表示させる映像合成装置である。
前記シンセサイザ38は、前記ハードディスク56から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。この演奏情報は、例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータであり、そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザ38により生成された出力音(音楽信号)は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ42へ送られる。また、後述するOFDM変調手段100により歌詞情報を音響情報に変換して携帯電話機28への送信を行う場合には、前記シンセサイザ38により生成された出力音が前記音響情報出力制御部39へ入力され、その音響情報出力制御部39を介して前記アンプミキサ42へ送られる。そのアンプミキサ42では、送られてきた音楽信号と前記マイクロフォン40を介して入力される利用者の歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅されて前記スピーカ44から出力される。
前記音響情報出力制御部39は、前記アンプミキサ42に入力される音響情報(音楽信号)を制御する。具体的には、前記シンセサイザ38から入力される出力音(音楽信号)における所定の周波数帯域の信号を除去して前記アンプミキサ42に入力する。また、後述するOFDM変調手段100により生成されるOFDM変調信号に対応する音響情報を出力させて前記アンプミキサ42に入力する。なお、本実施例では、この音響情報出力制御部39から出力される、所定の周波数帯域の信号が除去された前記シンセサイザ38からの出力音と、上記OFDM変調信号に対応する音響情報とが、共に前記アンプミキサ42に入力され、そのアンプミキサ42により合成されて前記スピーカ44から出力される態様を例示するが、前記音響情報出力制御部39がミキサ機能を有する場合には、その音響情報出力制御部39において上記出力音とOFDM変調信号に対応する音響信号との合成を行うものであってもよい。
前記操作パネル46は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置16には、前記操作パネル46の一部機能を遠隔で実行するための入力装置として機能するリモコン装置64が備えられており、前記リモコン受信部62は、そのリモコン装置64から送信されるリモコン信号を受信して前記CPU50へ供給する。また、前記カラオケ装置16と電子早見本装置22との対応付け(くくりつけ)処理も前記リモコン受信部62を介して行われ、そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置22も同様に入力装置として機能する。また、後述するようにリモコン送信部92を備えると共に所定のアプリケーションがインストールされることによって前記カラオケ装置16への情報入力機能を備えた携帯電話機28も同様にそのカラオケ装置16の入力装置として機能する。
上記CPU50は、上記RAM54の一時記憶機能を利用しつつ上記ROM52に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、上記電子早見本装置22やリモコン装置64等により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、その選曲されたカラオケ演奏曲を上記RAM54に設けられた予約曲テーブルに登録したり、その予約曲テーブルの演奏順に従って上記ハードディスク56から上記RAM54に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報等を読み出したり、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM54から上記シンセサイザ38へ演奏情報を送信したり、歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して上記映像出力制御部32へ送ったり、選曲時には曲名文字映像を生成して上記映像出力制御部32へ送ったり、上記映像情報デコーダ34を制御して所定の背景映像を再生させたり、カラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させたり、前記通信回線18を介した前記サーバ装置20との間の情報通信制御等の基本的な制御に加えて、後述する音響情報出力制御を実行する。
前記モデム58は、前記カラオケ装置16を公衆電話回線等による通信回線18に接続するための装置であり、前記CPU50から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換して前記通信回線18に送り出すと共に、その通信回線18を介して伝送されるアナログ信号をディジタル信号に変換して前記CPU50に供給する処理を行う。なお、前記店舗12に備えられた複数のカラオケ装置16のうち何れかのカラオケ装置16が前記ルータ17の機能を備えてマスターコマンダとして前記通信回線18に接続される態様も考えられ、その場合、前記モデム58はそのマスターコマンダとして機能するカラオケ装置16には必要とされるが、そのマスターコマンダを介して前記サーバ装置20との間で情報の通信を行う他のカラオケ装置16には必ずしも設けられなくともよい。
前記LANポート60は、前記カラオケ装置16をLAN24を介して他のカラオケ装置16や電子早見本装置22等の他の機器に接続するための接続器であり、前記カラオケ装置16は、そのようにLAN24を介して接続されることで、他のカラオケ装置16や電子早見本装置22等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。例えば、前記アクセスポイント26を介して受信される前記電子早見本装置22からの選曲入力を受け付けて前記RAM54に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント26を介して前記カラオケ装置16から電子早見本装置22へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置22との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記ハードディスク56には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数のカラオケデータ(楽曲データ)を記憶するカラオケデータベース98(図4を参照)をはじめとする各種データベースが設けられている。カラオケボックス等の店舗にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置16のうち所定のカラオケ装置16例えば前記カラオケ装置16aは、前記モデム58を介して前記通信回線18に接続されており、前記複数のカラオケ装置16によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たな楽曲データ等が前記サーバ装置20から前記通信回線18を介して配信され、前記ハードディスク56のカラオケデータベース98等に記憶される。また、そのようにして前記サーバ装置20から情報を取得したカラオケ装置16aとその他のカラオケ装置16との間で前記LAN24を介した通信が行われることにより、各カラオケ装置16のハードディスク56に記憶される情報が共有され、上記カラオケデータベース98等の内容が等価なものとされる。
上記カラオケデータベース98には、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に用いられる多数(例えば、数万曲)のカラオケ情報が記憶されている。このカラオケ情報は、前記シンセサイザ38により所定の出力音(楽器の演奏音)を生成するための演奏情報、その演奏曲の出力と併行してその演奏曲の歌詞文字映像を表示させるための歌詞情報、上記演奏曲の出力と併行してその歌詞文字映像を順次色替表示させるための歌詞色替情報等から成るものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。
図3は、前記携帯電話機28の構成を例示する図である。この図3に示すように、前記携帯電話機28は、中央演算処理装置であるCPU66と、読出専用メモリであるROM68と、随時書込読出メモリであるRAM70と、フラッシュROM等の記憶部72と、表示部74と、操作部76と、アンテナ78と、送受信部80と、モデム部82と、音声コーディック部84と、アナログフロントエンド86と、スピーカ88と、音声入力装置であるマイクロフォン90と、前記カラオケ装置16にリモコン信号(赤外線信号)を送信するためのリモコン送信部92とを、備えて構成されている。
上記CPU66は、随時書込読出メモリであるRAM70の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM68に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータであり、所定の文字ボタン等を備えた操作部76からの入力に従って文字入力が実行されるように制御したり、その操作部76から入力された電話番号に従って通信或いは通話チャンネルを成立させると共に相互の通信或いは通話が可能となるように制御したり、その操作部76から入力されたURLに従って所定のウェブサイトにアクセスしたり、メールの作成及び送受信を制御する等の基本的な制御に加えて、後述する歌詞文字映像表示制御を実行する。例えば、前記携帯電話機28の通話状態においては、上記アンテナ78を介して送受信部80に受けた通話信号等がモデム部82を介して音声コーディック部84においてデジタルコード信号から音声信号に変換され、アナログフロントエンド86によりスピーカ88が駆動されて音声が出力される。同時に、上記マイクロフォン90により音声から変換された音声信号が上記アナログフロントエンド86を介して上記音声コーディック部84に送られてそこでディジタル信号に変換され、上記モデム部82、送受信部80、及びアンテナ78を介して送信される。また、通信状態において、上記CPU66は、上記操作部76から入力された信号を通信先へ送信すると同時に、通信先から受信された信号を表示部74に表示させる制御を行う。また、他の通信端末からの着信があったと判定される場合には、上記記憶部72に予め記憶された着信メロディ情報を読み出し、その着信メロディ情報に基づいて図示しない音源部により所定のメロディ(呼出音)を発生させて前記スピーカ88から出力させたり、呼出音非出力モードにおいては図示しないバイブレータを駆動させて振動を発生させたりする。また、前記CPU66にインストールされた所定のアプリケーションにより、前記リモコン送信部92を介して前記カラオケ装置16に対する選曲入力等のリモコン送信制御を行う。
図4は、前記カラオケ装置16のCPU50及び携帯電話機28のCPU66に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図4に示すOFDM変調手段100及び信号置換制御手段102は前記カラオケ装置16のCPU50に、OFDM復調手段104及び歌詞文字映像表示制御手段106は前記携帯電話機28のCPU66に、それぞれ機能的に備えられたものである。また、本実施例においては、前記カラオケ装置16に備えられた音響情報出力制御部39、OFDM変調手段100、及び信号置換制御手段102が情報出力制御手段に相当する。
上記OFDM変調手段100は、よく知られたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)技術により種々の情報信号の変調処理を行う。例えば、前記カラオケ情報に含まれる歌詞情報や歌詞色替情報等のテキスト情報を、一般に人間の聴覚では認識し難い所定の周波数帯域、好適には、非可聴音域(超音波帯域)の信号としてOFDM変調する。好適には、所定の演奏曲に相当するカラオケ情報に含まれる歌詞情報を、前記映像表示装置30の1画面に表示させるように予め定められた部分毎にOFDM変調して音響情報とする。また、好適には、所定の演奏曲に相当するカラオケ情報に含まれる歌詞情報及びその歌詞情報に対応する歌詞色替情報を一まとまりのテキスト情報としてOFDM変調する。このようにして変調された信号は、前記音響情報出力制御部39により音響情報(アナログ信号)として出力された後、前記アンプミキサ42へ入力される。
前記信号置換制御手段102は、前記音響情報出力制御部39を介して、前記シンセサイザ38から出力される出力音における所定の周波数帯域の信号を除去する処理を行う。この信号置換制御手段102により除去される周波数帯域は、前記OFDM変調手段100によるOFDM変調により生成される音響情報(変調信号)の周波数帯域と略一致するように制御される。すなわち、前記信号置換制御手段102は、前記シンセサイザ38から出力される出力音における、前記OFDM変調手段100により変調された音響情報に対応する周波数帯域の信号を除去するように前記音響情報出力制御部39を制御する。
また、前記信号置換制御手段102は、前記音響情報出力制御部39を介して、前記OFDM変調手段100により生成される、前記シンセサイザ38によるその時点における出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像を表示させるための音響情報(OFDM変調情報)を、その時点において出力される出力音における所定の周波数帯域の信号と置換するための制御を行う。前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏では、前記シンセサイザ38から所定の演奏音(出力音)が出力されると共に、その演奏音に対応する歌詞情報に基づく歌詞文字映像が生成されて前記映像表示装置30に表示される。この演奏音を出力させるための演奏情報(MIDIデータ)と歌詞文字映像を表示させるための歌詞情報とは対応付けられている。また、前記映像表示装置30の1画面に表示されるべき歌詞文字映像が予め定められており、所定のタイミングでその1画面に表示されるべき歌詞文字映像が表示される(所定時間毎に画面に表示される一まとまりの歌詞文字映像が切り換えられる)と共に、その歌詞文字映像が順次色替表示させられるように制御される。ここで、前記信号置換制御手段102は、好適には、前記シンセサイザ38によるその時点における出力音の出力に際して前記映像表示装置30に表示されるべき一まとまりの歌詞文字映像よりも1画面後に表示されるべき一まとまりの歌詞文字映像を表示させるための音響情報を、その時点における出力音における所定の周波数帯域の信号と置換するための制御を行う。換言すれば、先に出力した音響情報に対応する歌詞文字映像が表示されるべき時点において次なる音響情報を出力させるように信号の置換制御を行う。すなわち、前記OFDM変調手段100により生成される、前記シンセサイザ38によるその時点における出力音の出力に際して前記映像表示装置30に表示されるべき一まとまりの歌詞文字映像よりも1画面後に表示されるべき一まとまりの歌詞文字映像を表示させるための歌詞情報に対応する変調信号に相当する音響情報を前記音響情報出力制御部39により出力させて前記アンプミキサ42へ入力させると共に、前記シンセサイザ38から出力される出力信号における所定の周波数帯域の信号を除去して前記アンプミキサ42へ入力させる。斯かる制御により、前記音響情報出力制御部39から出力される、OFDM変調信号に相当する所定の周波数帯域の信号である音響情報と、その音響情報出力制御部39によりその周波数帯域の信号が除去された前記シンセサイザ38からの出力音とが合成され、前記スピーカ44から所定の音として出力される。
前記OFDM復調手段104は、よく知られたOFDM技術により種々の情報信号の復調を行う。例えば、音声入力装置である前記マイクロフォン90から入力される、前記音響情報出力制御部39による出力に係る音響情報を、その音響情報に対応する歌詞情報及び歌詞色替情報等のテキスト情報に復調する。このOFDM復調手段104により復調された復調情報は、前記RAM70等に形成された復調情報バッファに記憶される。
前記歌詞文字映像表示制御手段106は、前記RAM70の復調情報バッファに記憶された歌詞情報に基づいて、図5に示すような歌詞文字映像108を前記表示部74に表示させる制御を行う。具体的には、前記OFDM復調手段104による音響情報の復調が行われてから、すなわち前記RAM70の復調情報バッファにその音響情報に相当する復調情報が記憶されてから所定時間後に、その復調情報に対応する歌詞文字映像を前記表示部に表示させる。好適には、所定の音響情報を取得した時点すなわち前記RAM70の復調情報バッファに新たな復調情報が記憶された時点において、その復調情報バッファに先に記憶された復調情報に対応する歌詞文字映像108の表示を開始させるように制御を行う。
図5及び図6は、前記歌詞文字映像表示制御手段106による歌詞文字映像の表示制御について説明する図である。この図5に示すように、前記表示部74に表示された歌詞文字映像108に対応する「そのとき冷たい風が二人の間を吹き抜けていった」という歌詞情報は、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において前記映像表示装置30の1画面に同様の歌詞文字映像を表示させるための一まとまりの情報であり、前記表示部74に図5に示すような歌詞文字映像108が表示されている時点において、前記カラオケ装置16によりその歌詞文字映像に対応する演奏音の出力が行われると共に前記映像表示装置30に同様の歌詞文字映像が表示されている。この時点において、前記RAM70に形成された復調情報バッファには、図5に示す歌詞文字映像108の次に表示されるべき「だから僕はその手を決して離すまいと」という一まとまりの歌詞情報に相当する復調情報が記憶されている。ここで、前記カラオケ装置16により出力される演奏音(出力音)における所定の周波数帯域の信号が、「だから僕はその手を決して離すまいと」という歌詞情報の次に表示されるべき「ネオンサインがやさしく照らすこの街角で」という歌詞情報に対応する音響情報に置換されて前記スピーカ44から出力され、前記マイクロフォン90を介して入力されると、そのマイクロフォン90から入力された音響情報がOFDM復調されて、その復調情報が前記RAM70に形成された復調情報バッファに記憶される。そして、図6に示すように、その復調情報が前記RAM70の復調情報バッファに記憶される時点においてその復調情報バッファに記憶されていた「だから僕はその手を決して離すまいと」という歌詞情報に対応する歌詞文字映像108が新たに前記表示部74に表示される。このように、前記歌詞文字映像表示制御手段106は、前記マイクロフォン90により音響情報が入力されるタイミングに応じて前記表示部74に表示される歌詞文字映像108を次の歌詞情報に対応するものに切り換える制御を行う。斯かる構成により、前記信号置換制御手段102による音響情報の置換(埋め込み)タイミングすなわち前記スピーカ44からのその音響情報の出力タイミングを適宜制御することで、前記カラオケ装置16の映像表示装置30に所定の歌詞文字映像が表示されるのと略同じタイミングで前記携帯電話機28の表示部74に同様の歌詞文字映像を表示させることが可能とされる。
また、前記歌詞文字映像表示制御手段106は、図7に示すように、前記マイクロフォン90により入力される歌詞色替情報に相当する音響情報に基づいて、前記表示部74に表示された歌詞文字映像108を順次色替表示させる。この色替表示制御を行うための歌詞色替情報は、前記歌詞情報に付随する情報であるため、前述したように、前記OFDM復調手段104により音響情報の復調が行われてから、すなわち前記RAM70の復調情報バッファにその音響情報に相当する復調情報が記憶されてから所定時間後に、その復調情報に対応する歌詞文字映像108の色替表示制御が開始される。好適には、所定の音響情報を取得した時点すなわち前記RAM70の復調情報バッファに新たな復調情報が記憶された時点において、その復調情報バッファに先に記憶された復調情報に対応する歌詞文字映像108の色替表示制御が開始される。
図8は、前記カラオケ装置16のCPU50による音響情報出力制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、所定の演奏曲のカラオケ演奏開始タイミングであるか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、演奏開始に係る演奏曲のカラオケ情報が前記カラオケデータベース98から読み出されて前記RAM54等に展開される。次に、SA3において、所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像に対応する歌詞情報及び歌詞色替情報がOFDM変調される。次に、SA4において、SA2にて読み出されたカラオケ情報に基づいて、前記シンセサイザ38により所定の演奏音が出力される。次に、SA5において、SA4にて出力された演奏音(出力音)における所定の周波数帯域(高音域)の信号が除去される。次に、SA6において、SA5において高音域の信号が除去された出力音とSA3において変調されたOFDM変調信号に相当する音響信号とが前記アンプミキサ42に入力され、そのアンプミキサ42において合成されて前記スピーカ44から出力される。次に、SA7において、カラオケ演奏終了タイミングであるか否かが判断される。このSA7の判断が否定される場合には、SA3以下の処理が再び実行されるが、SA7の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、SA3、SA5、及びSA6が情報出力制御手段としての前記音響情報出力制御部39、OFDM変調手段100、及び信号置換制御手段102の動作に対応する。
図9は、前記携帯電話機28のCPU66による歌詞文字映像表示制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に際しての歌詞文字映像を表示させるカラオケモニタモードであるか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB2において、前記マイクロフォン90から新たな音響情報すなわちOFDM変調信号の入力があったか否かが判断される。このSB2の判断が否定される場合には、SB6以下の処理が実行されるが、SB2の判断が肯定される場合には、前記OFDM復調手段104の動作に対応するSB3において、前記マイクロフォン90から入力されたOFDM変調信号が歌詞情報及び歌詞色替情報に復調され、その復調された歌詞情報及び歌詞色替情報が前記RAM70に形成された復調情報バッファに記憶される。次に、SB5において、SB4による復調情報バッファの更新が行われる時点においてその復調情報バッファに記憶されていた歌詞情報に基づく歌詞文字映像108が前記表示部74に表示される。次に、SB6において、SB4による復調情報バッファの更新が行われる時点においてその復調情報バッファに記憶されていた歌詞色替情報に基づいて前記表示部74に表示された歌詞文字映像108が順次色替表示される。次に、SB7において、カラオケモニタモードを終了させるための所定の操作が行われたか否かが判断される。このSB7の判断が否定される場合には、SB2以下の処理が再び実行されるが、SB7の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、SB3、SB5、及びSB6が前記歌詞文字映像表示制御手段106の動作に対応する。
このように、本実施例によれば、前記カラオケ装置16は、前記演奏曲に対応する出力音における所定の周波数帯域の信号を除去すると共に、その出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像108を表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、その音響情報と前記出力音とを合成して出力させる制御を行う情報出力制御手段としての音響情報出力制御部39、OFDM変調手段100、及び信号置換制御手段102(SA3、SA5、及びSA6)を備えたものであり、前記携帯電話機28は、音声入力装置である前記マイクロフォン90により入力される前記音響情報に基づいて、その音響情報の取得から所定時間後にその音響情報に対応する歌詞文字映像108を前記表示部74に表示させる歌詞文字映像表示制御手段106(SB3、SB5、及びSB6)を備えたものであることから、音響情報に変換した歌詞情報を演奏曲の出力と所定のタイムラグをもって携帯電話機28に入力させることで、前記カラオケ装置16に表示されるものと等価な歌詞文字映像108をその携帯電話機28の表示部74に表示させることができる。すなわち、カラオケ装置16により演奏される演奏曲の歌詞文字映像108を簡単な処理により携帯電話機28に表示させるカラオケシステム10を提供することができる。
また、前記信号置換制御手段102は、先に出力した音響情報に対応する歌詞文字映像108が表示されるべき時点において次なる音響情報を出力させるように前記制御を行うものであり、前記歌詞文字映像表示制御手段106は、所定の音響情報を取得した時点において先に取得された音響情報に対応する歌詞文字映像108の表示を開始するものであるため、前記カラオケ装置16に表示されるものと等価な歌詞文字映像108を実用的な態様で前記携帯電話機28の表示部74に表示させることができるという利点がある。
また、前記音響情報出力制御部39、OFDM変調手段100、及び信号置換制御手段102は、前記歌詞文字映像108を表示させるための情報と併せてその歌詞文字映像108を順次色替表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、その音響情報と前記出力音とを合成して出力させるものであり、前記歌詞文字映像表示制御手段106は、前記マイクロフォン90により入力されるその音響情報に基づいて、前記表示部74に表示された歌詞文字映像108を順次色替表示させるものであるため、前記カラオケ装置16に表示されるものと同様に、前記携帯電話機28に表示された歌詞文字映像108を順次色替表示させることができるという利点がある。
また、前記音響情報出力制御部39、OFDM変調手段100、及び信号置換制御手段102は、前記演奏曲に対応する出力音における非可聴音域の信号を除去すると共に、その出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像108を表示させるための情報を前記除去された非可聴音域の音響情報に変換し、その音響情報と前記出力音とを合成して出力させる制御を行うものであるため、前記演奏曲に対応する出力音における非可聴音域の信号を前記音響情報に置換して出力させることで、利用者の耳に聞こえる演奏音に影響を与えることなく、前記携帯電話機28に歌詞文字映像108を表示させるための情報を伝達できるという利点がある。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記音響情報出力制御部39は、前記シンセサイザ38から出力されるアナログ信号としての出力音における所定の周波数帯域の信号を除去すると共に、前記OFDM変調手段100から供給されるディジタル信号としてのOFDM変調信号に相当するアナログ信号としての音響情報を出力させ、それらを前記アンプミキサ42に入力させて合成させるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記カラオケ情報(MIDIデータ)に基づいてディジタル信号としての音楽情報を出力させ、その音楽情報における所定の周波数帯域の信号を除去すると共にディジタル信号としての前記OFDM変調信号を合成させて、そのようにして合成されたディジタル信号としての合成信号をアナログ信号に変換して前記スピーカ44から出力させるものであってもよい。すなわち、前述した各種制御機能による処理は、ディジタル信号処理であるとアナログ信号処理であるとを問わない。
また、前述の実施例では、カラオケボックス等の店舗12における個室14内に前記カラオケシステム10が適用された例について説明したが、例えば屋外におけるミニライブ等において前記カラオケ装置16が使用される場合に本発明のカラオケシステム10が適用されても当然に構わない。
また、前述の実施例では、前記カラオケ装置16の入力装置として用いられる携帯電話機28の表示部74にそのカラオケ装置16による演奏に係る演奏曲の歌詞文字映像108を表示させる態様について説明したが、前記カラオケ装置16への情報入力機能を有しない携帯電話機28の表示部74に斯かる歌詞文字映像108を表示させる態様も考えられる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施例であるカラオケシステムを説明する概略図である。 図1のカラオケシステムに備えられたカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1のカラオケシステムに備えられた携帯電話機の構成を例示するブロック線図である。 図2のカラオケ装置のCPU及び図3の携帯電話機のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図3の携帯電話機のCPUによる歌詞文字映像の表示制御について説明する図である。 図3の携帯電話機のCPUによる歌詞文字映像の表示制御について説明する図である。 図3の携帯電話機のCPUによる歌詞文字映像の色替表示制御について説明する図である。 図2のカラオケ装置のCPUによる音響情報出力制御の要部を説明するフローチャートである。 図3の携帯電話機のCPUによる歌詞文字映像表示制御の要部を説明するフローチャートである。
符号の説明
10:カラオケシステム
16:カラオケ装置
28:携帯電話機
39:音響情報出力制御部
74:表示部
90:マイクロフォン(音声入力装置)
100:OFDM変調手段
102:信号置換制御手段
106:歌詞文字映像表示制御手段
108:歌詞文字映像

Claims (4)

  1. 多数の演奏曲のうちから選択される所定の演奏曲を出力させると共に、該演奏曲の出力と併行して該演奏曲の歌詞文字映像を含む演奏映像を表示させるカラオケ装置と、所定の文字映像を表示し得る表示部を有する携帯電話機とを、備えたカラオケシステムであって、
    前記カラオケ装置は、
    前記演奏曲に対応する出力音における所定の周波数帯域の信号を除去すると共に、該出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像を表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、該音響情報と前記出力音とを合成して出力させる制御を行う情報出力制御手段を備えたものであり、
    前記携帯電話機は、
    所定の音声入力装置により入力される前記音響情報に基づいて、該音響情報の取得から所定時間後に該音響情報に対応する歌詞文字映像を前記表示部に表示させる歌詞文字映像表示制御手段を備えたものであることを特徴とするカラオケシステム。
  2. 前記情報出力制御手段は、先に出力した音響情報に対応する歌詞文字映像が表示されるべき時点において次なる音響情報を出力させるように前記制御を行うものであり、前記歌詞文字映像表示制御手段は、所定の音響情報を取得した時点において先に取得された音響情報に対応する歌詞文字映像の表示を開始するものである請求項1のカラオケシステム。
  3. 前記情報出力制御手段は、前記歌詞文字映像を表示させるための情報と併せて該歌詞文字映像を順次色替表示させるための情報を前記除去された周波数帯域の音響情報に変換し、該音響情報と前記出力音とを合成して出力させるものであり、前記歌詞文字映像表示制御手段は、前記音声入力装置により入力される該音響情報に基づいて、前記表示部に表示された歌詞文字映像を順次色替表示させるものである請求項1又は2のカラオケシステム。
  4. 前記情報出力制御手段は、前記演奏曲に対応する出力音における非可聴音域の信号を除去すると共に、該出力音の出力よりも所定時間後に表示されるべき歌詞文字映像を表示させるための情報を前記除去された非可聴音域の音響情報に変換し、該音響情報と前記出力音とを合成して出力させる制御を行うものである請求項1から3の何れかのカラオケシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015011246A (ja) * 2013-06-29 2015-01-19 株式会社第一興商 歌詞事前報知システム
JP2015011244A (ja) * 2013-06-29 2015-01-19 株式会社第一興商 歌詞表示制御システム

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