JP2003110665A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2003110665A
JP2003110665A JP2001301088A JP2001301088A JP2003110665A JP 2003110665 A JP2003110665 A JP 2003110665A JP 2001301088 A JP2001301088 A JP 2001301088A JP 2001301088 A JP2001301088 A JP 2001301088A JP 2003110665 A JP2003110665 A JP 2003110665A
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signal
mobile phone
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Kayoko Sanae
賀世子 早苗
Yasushi Abe
康 阿部
Atsushi Oogumo
篤 大蜘蛛
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用環境に合わせて適切な音量で音楽を再生
することが可能な音楽再生機能付きの携帯電話機を提供
する。 【解決手段】 音楽再生処理部19は、記憶部18から
格納された音楽データを読み出し、復号化等を行って音
楽信号として再生処理する。そして、この再生音楽信号
をFM出力部20において周波数変調し、FM信号とし
てFMアンテナ21から送信する。このFM信号をFM
ラジオ2で受信し、FMラジオ2においてFM信号を復
調して再生することにより、携帯電話機1で再生した音
楽を所望の音量に拡声して出力することが可能となる。
この携帯電話機1とFMラジオ2とにより、十分な音量
で再生可能な音楽再生システムまたはカラオケシステム
を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽やカラオケな
どの音楽データを再生可能な音楽再生機能付きの携帯電
話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機は広く普及し、多機能
化が進むとともに多様なサービスが提供されている。最
近では、音楽配信サービスからダウンロードした音楽や
カラオケの音楽データを保存し、好きなときに音楽を再
生したり、カラオケの伴奏を再生して歌ったりすること
ができる音楽再生機能付きの携帯電話機が開発されてい
る。
【0003】従来の携帯電話機における音楽再生機能を
説明する。図7は従来の音楽再生機能付きの携帯電話機
における音楽再生手段の構成を示すブロック図である。
この音楽再生処理部は、音楽データが圧縮データとして
格納された記憶部601、音楽データを音楽信号に変換
するデータ変換部602、音楽信号の再生を行う音楽再
生部603、再生音楽信号の音量レベルを調節する音量
調節部604、再生音楽信号を増幅する増幅部605、
再生音楽信号に基づいて発音し再生出力するスピーカ6
06を有して構成される。
【0004】記憶部601から読み出された音楽データ
は、データ変換部602において復号化等の処理がなさ
れてディジタルの音楽信号に変換される。この音楽信号
は音楽再生部603においてD/A変換等の処理がなさ
れてアナログの音楽信号として再生される。そして、音
量調節部604にて再生音楽信号の音量レベルが調節さ
れた後、増幅回路605で増幅されてスピーカ606に
入力される。この再生音楽信号によってスピーカ606
が鳴動し、音楽が再生出力される。このような構成によ
り、携帯電話機における音楽再生機能を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の携
帯電話機に設けられる音楽再生処理部の構成では、携帯
電話機本体に設けられたスピーカによって音楽を再生す
る際には、再生音量がこのスピーカの性能に依存するの
で、例えば周囲の騒音が大きい環境下などでは音楽再生
時に十分な音量が得られない場合があった。このような
場合、使用者が音楽を聞き取り難くなり、特にカラオケ
使用時には伴奏メロディが聞こえ難くてうまく歌えない
など、カラオケ装置としての機能を有効に利用できない
という問題点があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、使用環境に合わせて適切な音量で
音楽を再生することが可能な携帯電話機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、音楽再生機能
を有する携帯電話機であって、音楽データを記憶する記
憶手段と、前記音楽データを読み出して音楽信号を生成
するデータ変換手段と、前記音楽信号の再生処理を行う
音楽再生手段と、前記音楽信号を周波数変調してFM信
号として送信出力するFM送信手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0008】上記構成による携帯電話機は、記憶手段に
格納した音楽やカラオケなどの音楽データをもとに音楽
信号を再生し、これをFM変調してFM信号として送信
する。使用者は外部のFMラジオ等の受信再生装置を用
いることにより、携帯電話機からFM信号により送信し
た音楽信号を任意の音量で再生可能となり、十分な再生
音量が得られる。
【0009】また、前記記憶手段は、前記音楽データと
ともに歌詞情報を含む曲目データを記憶するものであ
り、前記データ変換手段は、前記音楽データから音楽信
号を生成するとともに、前記曲目データから歌詞を含む
文字画像信号を生成するものであり、前記音楽信号の再
生に同期して前記文字画像信号による文字情報を表示す
る表示手段を備えたことを特徴とする。
【0010】上記構成では、例えば携帯電話機をカラオ
ケ装置として用いる場合に、前記音楽信号と同期して文
字情報を表示することで、使用者は再生する音楽やカラ
オケ伴奏などと同期してタイミングを合わせた表示手段
の文字情報を見ながら歌唱することが可能となる。
【0011】また、音声入力するマイクロホンと、前記
マイクロホンより入力された入力音声信号と前記音楽信
号とを混合する混合手段とを備え、前記FM送信手段
は、前記混合手段で混合された合成音楽信号を周波数変
調してFM信号として送信出力することを特徴とする。
【0012】上記構成では、携帯電話機のマイクロホン
より入力した入力音声信号と前記音楽信号とを混合し、
これをFM変調してFM信号として送信することによ
り、携帯電話機本体に設けられたマイクロホンをカラオ
ケ装置におけるマイクロホンとして機能させることが可
能となる。よって、携帯電話機をFMラジオ等の受信再
生装置と組み合わせて十分な再生音量が得られるカラオ
ケシステムとして利用可能となる。
【0013】また、前記音楽信号を再生出力可能なスピ
ーカと、前記音楽信号を、前記FM送信手段と前記スピ
ーカのいずれか一方、または両方に出力するよう出力先
の選択を行う出力選択手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】上記構成では、再生する音楽信号を携帯電
話機のスピーカに出力するか、FM変調して送信するか
を選択でき、周囲環境などによって使用者が任意に出力
先を選択可能となる。なお、マイクロホンより入力した
入力音声信号についても同様に出力先を選択することも
可能である。
【0015】また、前記マイクロホンより入力された入
力音声信号と前記音楽信号との少なくとも一方の信号レ
ベルを調整する音量調整手段を備えたことを特徴とす
る。
【0016】上記構成では、マイクロホンより入力され
た入力音声や、再生する音楽やカラオケ伴奏などの音楽
信号の少なくとも一方を任意の音量に調整することが可
能であり、入力音声と音楽のバランス調整も可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る音
楽再生機能付きの携帯電話機の構成を示すブロック図で
ある。
【0018】使用者が保持などして使用する携帯電話機
1は、アンテナ11、無線送信/受信を行う通信部1
2、CPU等を有し各部の制御や信号処理を行う制御部
13、着信音や警告音などを出力するスピーカ14、音
声を入力するマイクロホン15、テンキー及び各種ファ
ンクションキーからなり電話番号や各種操作のための入
力を行うキー操作部16、液晶表示パネルからなり装置
の動作状態など各種情報を表示する表示部17、音楽デ
ータなど各種情報をフラッシュメモリ等のメモリに記憶
する記憶部18、DSP等を有し音楽再生に関する各種
処理を行う音楽生成処理部19、音楽信号をFM信号に
変換して送信するFM出力部20及びFMアンテナ21
を有して構成される。
【0019】この携帯電話機1のFM出力部20及びF
Mアンテナ21から出力されるFM信号の送信電波は、
近傍にある外部のFMラジオ2等のFM受信機で受信し
て再生出力できるようになっている。なお、FMラジオ
の周波数帯のFM電波を受信して音声再生できるもので
あれば、FMラジオ2以外の他の装置を用いることもで
きる。
【0020】このような構成の携帯電話機1について、
まず公知である通信機能を簡単に説明する。アンテナ1
1で受信した図示しない基地局からの電波は通信部12
で復調され、その受信情報が制御部13に伝送される。
制御部13は、通信相手の電話番号やメール文章等の受
信情報を表示部17に表示する。さらに、制御部13は
受信情報が音声データの場合は音声信号に変換してスピ
ーカ14や図示しない受話スピーカから音声を出力し、
受信情報が文字データまたは画像データの場合は表示部
17に表示する。一方、マイクロホン15により入力さ
れた使用者の音声は制御部13で音声データに変換さ
れ、送信情報として通信部12に送られる。また、キー
操作部16のキー操作により入力された送信用の文字デ
ータ等も送信情報として通信部12に送られる。通信部
12は送信情報を変調し増幅した後、アンテナ11から
図示しない基地局に無線送信する。
【0021】次に、本実施形態における音楽再生機能に
ついてその概略を説明する。音楽再生処理部19は、記
憶部18に格納された音楽データを読み出し、復号化等
を行って音楽信号として再生処理する。そして、この再
生音楽信号をFM出力部20において周波数変調し、F
M信号としてFMアンテナ21から送信する。このFM
信号をFMラジオ2で受信し、FMラジオ2においてF
M信号を復調して再生することにより、音楽を所望の音
量に拡声して再生出力することができる。
【0022】以降に示す第1〜第5実施形態において、
本発明に係る携帯電話機の音楽再生機能の構成例を詳細
に説明する。
【0023】[第1実施形態]図2は本発明の第1実施
形態に係る携帯電話機の音楽再生手段の構成を示すブロ
ック図である。
【0024】音楽再生処理部19は、音楽データを復号
化してディジタルの音楽信号を生成するデータ変換部1
02と、ディジタルの音楽信号をD/A変換してアナロ
グの音楽信号を再生する音楽再生部103とを有して構
成される。FM出力部20は、再生音楽信号を周波数変
換してFM信号を生成するFM変調部104と、FM信
号を電力増幅して出力するFM送信部105とを有して
構成される。
【0025】記憶部18には、音楽配信サービス等から
ダウンロードしたり、コンピュータ等から転送した音楽
やカラオケの音楽データが圧縮符号化されて格納されて
いる。制御部13の制御により、記憶部18から音楽デ
ータを読み出し、データ変換部102においてこの音楽
データを復号化してディジタルの音楽信号を生成する。
次いで、このディジタルの音楽信号を基に音楽再生部1
03でアナログの音楽信号として再生する。FM変調部
104は再生音楽信号を周波数変調してFM信号を生成
し、このFM信号をFM送信部105において電力増幅
した後、FMアンテナ21からFM電波を出射する。
【0026】FMラジオ2は、携帯電話機1を使用する
使用者の近傍に置かれ、FM信号を受信して通常のラジ
オ放送と同様な手順により復調して音声を再生し、内蔵
または外付けのスピーカから拡声して出力する。使用者
がFMラジオ2のボリュームを調節して音量変更するこ
とにより、任意の音量で音楽が再生される。
【0027】このように、第1実施形態では、記憶部1
8に格納した音楽データを基にして音楽信号を再生し、
再生音楽信号をFM変調してFM信号として外部のFM
ラジオ2に送信することにより、FMラジオ2において
使用者の任意の音量で再生することができる。従って、
一般的に使用されているFMラジオを利用して、例えば
周囲の騒音が大きい環境下などにおいても、十分な音量
で音楽を再生できるので、特別な手間がかからず安価か
つ簡単な構成で快適に音楽再生を楽しむことが可能とな
る。
【0028】なお、本実施形態において使用するFM信
号の周波数は、例えば、FM放送と同じ76〜90MH
zの周波数帯域の中で放送が行われていない周波数を適
宜選び、微弱パワーで電波を発信してこれを市販のFM
ラジオ等を用いて受信するようにしている。使用するF
M信号の周波数が携帯電話機本体の無線通信性能に悪影
響を及ぼすと、携帯電話機の本来の目的である通話及び
発着呼などの基本性能が劣化してしまうため、この不具
合を回避するために設計時または使用時にFM信号の周
波数を任意に設定、変更できるような機能を設けること
がより好ましい。これにより、携帯電話機の性能を劣化
させることなく、再生音楽信号のFM信号を外部のFM
ラジオ等に送信することが可能となる。
【0029】[第2実施形態]図3は本発明の第2実施
形態に係る携帯電話機の音楽再生手段の構成を示すブロ
ック図である。
【0030】第2実施形態は、図2に示した第1実施形
態の構成に加えて、表示部17に文字データ等を出力し
て表示可能とした例である。データ変換部202は、音
楽データを復号化して音楽信号を生成するとともに、曲
目データを歌詞等の文字画像信号を生成するようになっ
ている。その他の構成については図2と同一符号を付し
て説明を省略する。第2実施形態では、カラオケの伴奏
音楽を再生しながら歌詞等の文字情報を表示する場合の
機能を説明する。
【0031】記憶部18には、カラオケの音楽データと
ともに曲名や歌詞等の情報を含む曲目データが格納され
ている。使用者は、キー操作部16のキーを操作して再
生する楽曲を選択する。このとき、表示部17において
記憶部18に格納されている楽曲の一覧を表示して任意
に選択できるようにする。そして、選択された楽曲の音
楽データと曲目データを記憶部18から読み出し、デー
タ変換部202において音楽データを基に音楽信号を生
成し、曲目データを基に文字画像信号を生成する。
【0032】生成された音楽信号は、第1実施形態と同
じようにして再生処理されてFM信号として送信され、
FMラジオ2において受信されて任意の音量で伴奏音楽
が再生される。一方、生成された文字画像信号は、再生
音楽信号と同期がとられて表示部17に出力され、歌詞
等の文字情報が伴奏音楽に同期して表示される。この歌
詞等の文字情報は、所定の単位ごとに切り替え表示した
り、逐次スクロール表示する。
【0033】このように、第2実施形態では、第1実施
形態の機能に加え、再生音楽信号と同期して歌詞等を表
示部17に表示することにより、使用者は歌いたい楽曲
を任意に選択し、外部のFMラジオ2を用いて適切な音
量で伴奏音楽を再生して聞きながら、表示された歌詞を
見て正確なタイミングで歌唱することができる。したが
って、本実施形態の携帯電話機をカラオケ装置として用
いる場合の機能及び使い勝手を向上させることが可能と
なる。
【0034】[第3実施形態]図4は本発明の第3実施
形態に係る携帯電話機の音楽再生手段の構成を示すブロ
ック図である。
【0035】第3実施形態は、図3に示した第2実施形
態の構成に加えて、再生された音楽信号とマイクロホン
15からの入力音声信号とをミキシングする混合部30
6を備えたものである。その他の構成については図3と
同一符号を付して説明を省略する。第3実施形態では、
カラオケの伴奏音楽を再生する際に、再生音楽信号とマ
イクロホン15からの入力音声信号とを合成して再生出
力する場合の機能を説明する。
【0036】使用者が再生された伴奏音楽を聞きながら
マイクロホン15に向かって発声して歌う場合、マイク
ロホン15に入力された入力音声信号は、混合部306
に入力され、音楽再生部103で再生された再生音楽信
号とミキシングされる。この合成音楽信号は、第1実施
形態と同じようにして再生されてFM信号として送信さ
れ、FMラジオ2において受信されて任意の音量で伴奏
音楽及び歌唱音声が再生される。
【0037】このように、第3実施形態では、使用者の
音声と音楽とを同時に再生可能にすることにより、携帯
電話機本体がカラオケ装置におけるマイクロホンと同じ
機能を果たすように構成できる。したがって、携帯電話
機とFMラジオとによって十分な再生音量が得られ利便
性の高いカラオケシステムとして利用可能となる。
【0038】[第4実施形態]図5は本発明の第4実施
形態に係る携帯電話機の音楽再生手段の構成を示すブロ
ック図である。
【0039】第4実施形態は、図4に示した第3実施形
態の構成に加えて、再生音楽信号と入力音声信号とが混
合された合成音楽信号の出力先を選択する出力選択部4
07を備えたものである。その他の構成については図4
と同一符号を付して説明を省略する。第4実施形態で
は、音楽信号を再生する際に、出力先をFM出力部20
の他にスピーカ14を選択可能とした場合の機能を説明
する。
【0040】混合部306でミキシングされた再生音楽
信号と入力音声信号との合成音楽信号は、出力選択部4
07に入力されて出力先が選択される。出力選択部40
7はスイッチ機能を有してなり、キー操作部16のキー
操作によって使用者が信号出力先を次の3つの方法から
任意に選択可能となっている。なお、マイクロホン15
から音声信号を入力して合成せずに、音楽信号のみを再
生出力する場合も同様である。
【0041】第1の方法は、再生音楽信号をFM出力部
20に出力するもので、この場合は第1実施形態と同じ
ようにしてFM信号として送信され、FMラジオ2にお
いて受信されて任意の音量で音楽が再生される。第2の
方法は、携帯電話機1が本来備えているスピーカ14に
出力するもので、再生音楽信号は図示しない増幅回路で
増幅されてスピーカ14から再生出力される。さらに、
第3の方法は、FM出力部20とスピーカ14の両方に
出力するもので、再生音楽信号はFMラジオ2及びスピ
ーカ14から同時に再生される。
【0042】このように、第4実施形態では、音楽や入
力音声を再生する際にFMラジオ2とスピーカ14のい
ずれか一方、または同時に両方を使用者が選択して出力
することができる。これにより、例えば、周囲騒音が大
きいときは外部のFMラジオを使用し、周囲騒音が小さ
いときは携帯電話機本体のスピーカを利用し、また、F
Mラジオが少し離れている場合などFMラジオからの音
声が聞き取り難いときには、FMラジオと同時に携帯電
話機本体のスピーカからも音楽を再生することが可能で
あり、使用環境に適応した状態で音楽再生が可能な携帯
電話機を提供できる。
【0043】[第5実施形態]図6は本発明の第5実施
形態に係る携帯電話機の音楽再生手段の構成を示すブロ
ック図である。
【0044】第5実施形態は、図5に示した第4実施形
態の構成に加えて、入力音声信号のレベルを調節する音
声音量調節部508と、再生音楽信号のレベルを調節す
る再生音量調節部509とを備えたものである。その他
の構成については図5と同一符号を付して説明を省略す
る。第5実施形態では、マイクロホン15からの入力音
声信号と音楽再生部103で再生された再生音楽信号と
のそれぞれの音量を調整して再生出力する場合の機能を
説明する。
【0045】マイクロホン15より入力された入力音声
信号は、音声音量調節部508により信号振幅を増幅ま
たは減衰される。また、音楽再生部103で再生された
再生音楽信号は、再生音量調節部509により信号振幅
を増幅または減衰される。これらの信号レベルの調整
は、キー操作部16のキー操作により使用者が使用環境
等に応じて任意の音量に調節可能にすればよい。このよ
うに信号レベルが調節された入力音声信号と再生音楽信
号は、混合部306でミキシングされた後、第4実施形
態と同じように出力選択部407で合成音楽信号の出力
先が選択され、FMラジオ2とスピーカ14のいずれか
一方または両方から再生出力される。
【0046】このように、第5実施形態では、入力音声
と再生音楽のそれぞれの音量を使用者の好み等に合わせ
て任意に調整可能にすることにより、カラオケ装置とし
て使用する場合に、使用環境に応じて伴奏音楽と歌唱音
声とのバランスがとれた好みの音量で再生可能となる。
【0047】以上のように、本実施形態の携帯電話機と
一般のFMラジオ等の受信再生装置を組み合わせて用い
ることにより、携帯電話機本体のスピーカのみでは実現
できなかった大きな音量で音楽再生を行うことができ、
携帯電話機本体のスピーカの性能に左右されることな
く、音楽の聴取やカラオケ歌唱などにおいて十分な音楽
再生機能を得ることができる。また、携帯電話機本体の
表示部やマイクロホンを利用して、カラオケシステムを
簡易かつ安価に実現することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用環境に合わせて適切な音量で音楽を再生することが可
能な携帯電話機を提供できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る音楽再生機能付きの携
帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る携帯電話機の音楽
再生手段の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る携帯電話機の音楽
再生手段の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る携帯電話機の音楽
再生手段の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る携帯電話機の音楽
再生手段の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第5実施形態に係る携帯電話機の音楽
再生手段の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の音楽再生機能付きの携帯電話機における
音楽再生手段の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 FMラジオ 11 アンテナ 12 通信部 13 制御部 14 スピーカ 15 マイクロホン 16 キー操作部 17 表示部 18 記憶部 19 音楽再生処理部 20 FM出力部 21 FMアンテナ 102、202 データ変換部 103 音楽再生部 104 FM変調部 105 FM送信部 306 混合部 407 出力選択部 508 音声音量調節部 509 再生音量調節部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109M (72)発明者 大蜘蛛 篤 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5D108 BA32 BD02 BF16 BH01 5K011 BA09 HA06 HA07 JA01 JA07 JA09 5K023 AA07 EE13 MM14 NN00 5K027 AA11 BB01 HH29 5K067 AA34 BB04 BB21 EE02 FF27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音楽再生機能を有する携帯電話機であっ
    て、 音楽データを記憶する記憶手段と、 前記音楽データを読み出して音楽信号を生成するデータ
    変換手段と、 前記音楽信号の再生処理を行う音楽再生手段と、 前記音楽信号を周波数変調してFM信号として送信出力
    するFM送信手段と、を備えたことを特徴とする携帯電
    話機。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記音楽データととも
    に歌詞情報を含む曲目データを記憶するものであり、 前記データ変換手段は、前記音楽データから音楽信号を
    生成するとともに、前記曲目データから歌詞を含む文字
    画像信号を生成するものであり、 前記音楽信号の再生に同期して前記文字画像信号による
    文字情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 音声入力するマイクロホンと、 前記マイクロホンより入力された入力音声信号と前記音
    楽信号とを混合する混合手段とを備え、 前記FM送信手段は、前記混合手段で混合された合成音
    楽信号を周波数変調してFM信号として送信出力するこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記音楽信号を再生出力可能なスピーカ
    と、 前記音楽信号を、前記FM送信手段と前記スピーカのい
    ずれか一方、または両方に出力するよう出力先の選択を
    行う出力選択手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記マイクロホンより入力された入力音
    声信号と前記音楽信号との少なくとも一方の信号レベル
    を調整する音量調整手段を備えたことを特徴とする請求
    項3記載の携帯電話機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005125022A1 (ja) * 2004-06-17 2005-12-29 Niigata Seimitsu Co Ltd 変調出力装置
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WO2008122156A1 (fr) * 2007-04-06 2008-10-16 Dong Fang Téléphone portable à fonction émetteur radio et musique

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