JP2017078731A - 動画処理システム、動画処理プログラム、及び、携帯端末 - Google Patents

動画処理システム、動画処理プログラム、及び、携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの意図するタイミングにおいてカラオケ楽曲の再生と動画再生とを連動させ、娯楽性を向上する。【解決手段】カラオケシステム1(動画処理システム)は、カラオケ楽曲の再生と連動して歌詞テロップを表示するメインディスプレイ16A(表示手段)と、動画を記憶した操作端末30と、を有し、操作端末30のCPUは、記憶された動画のうちメインディスプレイ16Aにおける再生時の再生開始位置及び再生終了位置の指定を受け付け、カラオケ装置10のCPU21は、上記動画を、上記再生開始位置を表す開始位置情報及び上記再生終了位置を表す終了位置情報とともに取得し、上記カラオケ楽曲の再生にしたがい、上記取得された動画が、カラオケ楽曲の第1部位において上記再生開始位置から表示開始されかつ当該カラオケ楽曲の第2部位において上記再生終了位置で表示終了する制御を、メインディスプレイ16Aに対して行う。【選択図】図5

Description

本発明は、カラオケ楽曲に連動して動画を表示させるための動画処理システム、動画処理プログラム、及び、携帯端末に関する。
携帯端末からPC端末に動画を送信し、その送信された動画をPC端末において表示する技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開2011/152428号
近年、カラオケシステムのサービスの一環として、上記従来技術と同様、スマートフォン等の携帯端末からユーザの所望の動画をカラオケ装置側へ送信し、その動画をカラオケ装置のディスプレイにおいて表示する、という手法が提供されつつある。この場合、カラオケ楽曲が再生される際に、当該カラオケ楽曲のために予め用意された背景画像に代え、上記送信された動画を再生しディスプレイで表示させることができる。
しかしながら、上記手法においては、カラオケ楽曲の再生と動画再生との連動には特に配慮されていない。したがって、例えば、曲の途中で不意に動画再生が終了してしまったり、動画のクライマックスシーンに到達する前に曲のサビが終了してしまったり等、ユーザの意図する曲中のタイミングで動画の再生を行うことができず、娯楽性が低下するという課題が生じていた。
本発明の目的は、ユーザの意図するタイミングにおいてカラオケ楽曲の再生と動画再生とを連動させ、娯楽性を向上できる、動画処理システム、動画処理プログラム、及び、携帯端末を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、カラオケ楽曲を再生する楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して、対応する歌詞テロップを表示する表示手段と、動画を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された動画のうち、前記表示手段における再生時の再生開始位置及び再生終了位置の指定を受け付ける動画指定受付手段と、前記記憶手段に記憶された動画を、前記再生開始位置を表す開始位置情報及び前記再生終了位置を表す終了位置情報とともに取得する、動画取得手段と、前記楽曲再生手段による前記カラオケ楽曲の再生にしたがい、前記動画取得手段により取得された前記動画が、前記カラオケ楽曲の特定の第1部位において前記再生開始位置から表示開始されかつ当該カラオケ楽曲の特定の第2部位において前記再生終了位置で表示終了する制御を、前記表示手段に対して行う表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明の動画処理システムにおいては、カラオケ楽曲が再生される際に、ユーザの所望の動画を上記再生と連動させて表示手段で表示させることができる。
その際、本願発明においては、ユーザは、上記動画のうちのどの部分(再生開始位置から再生終了位置まで)を上記連動して表示させるかを指定可能である。すなわち、ユーザが、例えば適宜の操作手段を介し、上記記憶手段に記憶された所望の動画のうちの上記再生開始位置及び上記再生終了位置の指定を行うと、その指定結果が動画指定受付手段によって受け付けられる。
これに応じて、表示制御手段が、楽曲再生手段による上記カラオケ楽曲の再生にしたがい、表示手段を制御する。これにより、表示手段での上記動画の表示は、
カラオケ楽曲の特定の第1部位において上記再生開始位置から表示開始されるとともに、当該カラオケ楽曲の特定の第2部位において上記再生終了位置で表示終了するように、制御される。
すなわち、カラオケ楽曲が再生されるとき、特定の区間(第1部位〜第2部位)において、上記動画のうちユーザが所望する部分(再生開始位置から再生終了位置まで)が連動して表示される。この結果、ユーザの意図するタイミングにおいて、カラオケ楽曲の再生(放音)と動画再生(表示)とを連動させることができるので、娯楽性を向上することができる。特に、当該カラオケ楽曲の演奏映像動画・歌唱映像動画等を再生する場合には、上記再生開始位置及び再生終了位置の指定を適宜に行うことで、表示手段で表示される演奏者・歌唱者の演奏動作・歌唱動作と、再生されるカラオケ楽曲の音とを高精度に同期させることも可能となり、さらに娯楽性を向上することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記カラオケ楽曲の前記歌詞テロップを取得するテロップ取得手段と、前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生開始位置に対応する開始テロップ部位の指定を受け付ける、テロップ指定受付手段と、をさらに有し、前記動画取得手段は、少なくとも、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報とともに、前記動画を取得し、前記表示制御手段は、取得された前記動画が、前記第1部位としての前記開始テロップ部位において前記再生開始位置から表示開始されかつ前記第2部位において前記再生終了位置で表示終了するように、前記表示手段を制御することを特徴とする。
本願発明においては、動画の表示開始タイミングを、歌詞テロップの特定部位(開始テロップ部位)として指定することができる。これにより、カラオケ楽曲の再生とともに歌詞テロップが表示手段で表示されるとき、表示される歌詞テロップのうち上記開始テロップ部位が表示されるタイミングから、上記ユーザの所望する動画部分(再生開始位置から再生終了位置まで)を連動して表示開始することができる。すなわち、ユーザの意図する開始タイミングにおいて、カラオケ楽曲に連動させて動画再生(表示)を開始させることができ、確実に娯楽性を向上することができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記テロップ指定受付手段は、さらに、前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生終了位置に対応する終了テロップ部位の指定を受け付け、前記動画取得手段は、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報、前記終了テロップ部位と対応づけられた前記再生終了位置を表す前記終了位置情報とともに、前記動画を取得し、前記表示制御手段は、取得された前記動画が、前記第1部位としての前記開始テロップ部位において前記再生開始位置から表示開始されかつ前記第2部位としての前記終了テロップ部位において前記再生終了位置で表示終了するように、前記表示手段を制御することを特徴とする。
本願発明においては、動画の表示開始タイミング及び動画の表示終了タイミングを、歌詞テロップの2つの特定部位(開始テロップ部位及び終了テロップ部位)として指定することができる。これにより、カラオケ楽曲の再生とともに歌詞テロップが表示手段で表示されるとき、表示される歌詞テロップのうち上記開始テロップ部位が表示されるタイミングから上記ユーザの所望する動画部分を連動して表示開始させ、さらに上記終了テロップ部位が表示されるタイミングにて上記ユーザの所望する動画部分を連動して表示終了させることができる。すなわち、ユーザの意図する開始・終了タイミングにおいて、カラオケ楽曲に連動させて動画再生(表示)を開始・終了させることができるので、確実に娯楽性を向上することができる。
第4発明は、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記表示制御手段は、前記再生開始位置から前記再生終了位置までの時間長さと、前記第1部位から前記第2部位までの時間長さとの大小に応じて前記表示手段における前記動画の再生速度を調整する、動画調整手段を備えることを特徴とする。
本願発明においては、ユーザの指定する動画再生区間(再生開始位置から再生終了位置まで)と、これに対応する歌詞テロップの特定区間(第1部位〜第2部位)との時間長さの大小に応じて、動画側の再生速度を調整する。これにより、確実に、ユーザの意図するタイミングにおいて、カラオケ楽曲の再生(放音)と動画再生(表示)とを連動させることができる。
上記目的を達成するために、第5発明の動画処理プログラムは、カラオケ楽曲を再生するカラオケ装置に接続されるとともに、操作手段、通信手段、動画を記憶した記憶手段、及び演算手段を有する、操作端末の前記演算手段に対し、前記記憶手段に記憶された動画のうち、前記カラオケ装置の表示手段で再生される時の再生開始位置及び再生終了位置の指定を、前記操作手段を介し受け付ける動画指定受付手順と、前記記憶手段に記憶された動画を、前記再生開始位置を表す開始位置情報及び前記再生終了位置を表す終了位置情報とともに、前記通信手段を介し前記カラオケ装置へ送信する動画送信手順と、を実行させる。
第6発明は、上記第5発明において、前記演算手段に対し、前記通信手段を介し、前記カラオケ装置から前記カラオケ楽曲の歌詞テロップを取得するテロップ取得手順と、前記テロップ取得手順で取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生開始位置に対応する開始テロップ部位の指定を、前記操作手段を介し受け付けるテロップ指定受付手順と、をさらに実行させ、前記動画送信手順では、少なくとも、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信することを特徴とする。
第7発明は、上記第6発明において、前記テロップ指定受付手順では、さらに、前記テロップ取得手順で取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生終了位置に対応する終了テロップ部位の指定を受け付け、前記動画送信手順では、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報、前記終了テロップ部位と対応づけられた前記再生終了位置を表す前記終了位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信することを特徴とする。
上記目的を達成するために、第8発明は、カラオケ楽曲を再生するカラオケ装置に接続される携帯端末であって、操作手段と、通信手段と、動画を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された動画のうち、前記カラオケ装置の表示手段で再生される時の再生開始位置及び再生終了位置の指定を、前記操作手段を介し受け付ける動画指定受付手段と、前記記憶手段に記憶された動画を、前記再生開始位置を表す開始位置情報及び前記再生終了位置を表す終了位置情報とともに、前記通信手段を介し前記カラオケ装置へ送信する動画送信手段と、を有することを特徴とする。
第9発明は、上記第8発明において、前記通信手段を介し、前記カラオケ装置から前記カラオケ楽曲の歌詞テロップを取得するテロップ取得手段と、前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生開始位置に対応する開始テロップ部位の指定を、前記操作手段を介し受け付けるテロップ指定受付手段と、をさらに有し、前記動画送信手段は、少なくとも、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信することを特徴とする。
第10発明は、上記第9発明において、前記テロップ指定受付手段は、さらに、前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生終了位置に対応する終了テロップ部位の指定を受け付け、前記動画送信手段は、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報、前記終了テロップ部位と対応づけられた前記再生終了位置を表す前記終了位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの意図するタイミングにおいてカラオケ楽曲の再生と動画再生とを連動させ、娯楽性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係わるカラオケシステムの概略構成を表す図である。 カラオケ装置の制御系を表す機能ブロック図である。 携帯端末のメモリに記憶された動画の一例を表す説明図である。 動画再生の対象とするカラオケ楽曲の一例を表す説明図である。 動画再生区間と楽曲再生区間との連動の一例を表す説明図である。 携帯端末における再生開始位置と再生終了位置の指定操作を表す説明図である。 携帯端末における開始テロップ部位と終了テロップ部位の指定操作を表す説明図である。 動画再生と楽曲再生とが連動して行われる様子を表す説明図である。 携帯端末のCPUにより行われる制御手順を表すフローチャートである。 カラオケ装置のCPUにより行われる制御手順を表すフローチャートである。 カラオケ楽曲と、当該カラオケ楽曲の本来の歌唱映像動画と、をそれぞれ表す説明図である。 カラオケ楽曲の再生と歌唱映像動画の再生との連動を行わない比較例を表す説明図である。 実施形態の手法によりカラオケ楽曲の再生と歌唱映像動画の再生との連動を行った場合を表す説明図である。 動画再生区間と楽曲再生区間との連動の他の例を表す説明図である。 動画再生と楽曲再生とが連動して行われる様子を表す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<概略構成>
図1に示すように、本実施形態のカラオケシステム1(動画処理システムに相当)は、メインディスプレイ16A(表示手段に相当)を備えたカラオケ装置10と、サブディスプレイ16Bと、リモコン装置60と、例えばスマートフォンなどの携帯電話機やタブレット端末やPC等から構成され、タッチパネル30A(操作手段に相当)を備えた操作端末30(携帯端末に相当。図示しないCPU,ROM,RAMからなる制御手段、ユーザの動画データを記憶するメモリである記憶手段、無線LANや赤外線通信で無線通信を行なう通信手段も備える。なお、後述の図9に示す制御手順を実行する動画処理プログラムが予めメモリにインストールされている)と、を有しており、この例では、カラオケ店舗の部屋Rに設けられている。カラオケ装置10と操作端末30とは例えば無線LANなどの無線通信を介し接続されており、カラオケ装置10とリモコン装置60とは例えば赤外線通信(但し無線LANなどの無線通信であってもよい)を介し接続されており、互いに各種の情報やデータを送受する。
<制御系>
次に、図2を用いてカラオケ装置10の制御系の主要構成について説明する。カラオケ装置10は、装置筺体11に、有線LAN回線12を接続する通信端子13と、アンプ14の音声入力端子と接続される音声出力端子15と、上記メインディスプレイ16A及びサブディスプレイ16Bの映像入力端子とそれぞれ接続される映像出力端子17a,17bと、を備えている。
アンプ14は、マイクロフォン18(図1も参照)から入力される音声信号及び曲の再生信号のミキシングを行うミキシング回路(MIX回路)19を備え、音声と曲との音量バランス、エコー調整、デレィ調整、ミキシング信号の増幅、再生される曲の音程制御、高音、低音の制御などを行う。このアンプ14から出力される増幅信号は、音としてスピーカ20から発音される。
また、カラオケ装置10には、制御プログラムにしたがって各種制御を実行するCPU21が設けられている。CPU21には、リモコン装置60や操作端末30から送信される各種情報・データなどを一時保存するためのRAM22と、CPU21により実行されるプログラム及び必要なデータテーブルなどが記憶されたROM23とが接続されている。また、CPU21には、メインディスプレイ16A及びサブディスプレイ16Bに歌詞テロップや各種メッセージ映像を表示するための文字映像データが記憶されたビデオRAM24と、外部のサーバ25から送信される楽曲データ、歌詞データ、及び映像データなどの各種データを通信端子13及び有線LAN回線12を介して受信するための有線LAN制御部26と、この有線LAN制御部26により受信される上記各種データを保存するためのHDD27とが接続されている。HDD27には、背景映像を示す背景映像データも保存(記憶)されている。
さらに、CPU21には、HDD27から読み出された楽曲データに含まれるMIDIデータを入力するとともに、その入力されたMIDIデータにより指定される音源から音源信号を出力するMIDI音源ボード28が接続されている。また、CPU21には、上記出力された音源信号を入力してアンプ14により増幅可能な信号に変換する音声制御回路29が接続されている。
また、CPU21には、サーバ25や操作端末30から受信(操作端末30からの受信の詳細は後述)した上記動画データ等を映像出力端子17を介してメインディスプレイ16A及びサブディスプレイ16に表示するための映像制御を行う映像制御回路31が接続されている。
さらに、CPU21には、カラオケ装置10の装置筺体11に設けられたアンテナ32(図1も参照)を介して上記操作端末30の通信制御部(通信手段に相当。図示省略)と無線通信により情報送受するための無線LAN制御部33が接続されている。この無線LAN制御部33には、送信部33aと受信部33bが備えられている。
本実施形態では、アンテナ32及び無線LAN制御部33は、装置筐体11に内蔵されている。他の無線通信の形態としては、アンテナ32及び無線LAN制御部33を、無線LANのアクセスポイントとして装置筐体11の外部に設置し、カラオケ装置10側に有線LANインタフェースを設け、上記アクセスポイントとカラオケ装置10とを有線LANで接続することで、操作端末30とカラオケ装置10との無線通信を、アクセスポイントを介した無線LAN通信を行う。更に、リモコン60とカラオケ装置10との無線通信も上記アクセスポイントを介した無線LAN通信で行う場合もある。
また、CPU21には、カラオケ装置10の筺体に設けられた各種ボタン・キー34(テンキー、選曲ボタン等)を押したときに点灯するLED35へ表示信号を出力する表示回路36と、上記各種ボタン、キー34を押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路37とが接続されている。
さらに、CPU21には、カラオケ装置10の装置筺体11に設けられた受光部38を介して上記リモコン装置60の通信制御部(図示省略)と赤外通信により情報受信するための変換回路39が接続されている。なお、リモコン装置60は、カラオケシステム1における専用の機器として構成してもよいが、同等の機能構成を有するスマートフォン等の携帯端末を利用してもよい。この場合には、あらかじめ当該携帯端末にリモコン装置60と同等の機能を実現するアプリケーションプログラムをインストールしておく必要がある。
<動画表示サービス>
上記構成のカラオケシステム1において、カラオケ装置10によりカラオケ楽曲が再生されると、それに連動して対応する背景映像及び歌詞テロップが上記メインディスプレイ16Aに表示され、ユーザは当該表示を見ながらマイクロフォン18を用いて歌唱を楽しむことができる。このとき、本実施形態では、上記操作端末30のメモリ(記憶手段に相当。図示省略)に予め記憶されたユーザの所望の動画をカラオケ装置10に送信し、上記カラオケ楽曲の再生時に、上記背景映像に代えて、その送信した動画をメインディスプレイ16Aに表示させることができる。
しかしながら、カラオケ楽曲の再生と動画再生との連動には特に配慮されていない場合には、例えば曲の途中で不意に動画再生が終了してしまったり、動画のクライマックスシーンに到達する前に曲のサビが終了してしまったり等、ユーザの意図する曲中のタイミングで動画の再生を行うことができず、娯楽性が低下する。
<本実施形態の特徴>
そこで、本実施形態では、操作端末30におけるユーザの所定の操作により、ユーザの意図するタイミングにおいてカラオケ楽曲の再生と動画再生とを連動させる。以下、その手法の詳細を図3〜図10を用いて説明する。
<動画の具体例>
操作端末30の上記メモリに記憶された動画の一例を図3に示す。図示の例の動画は、フレームA1〜A14を含む、連続する多数のフレームの集合体により構成される。すなわち、図示するこれらフレームA1,A2,A3,A4,A5,A6,A7,A8,A9,A10,A11,A12,A13,A14は、動画の概略内容を説明するために、便宜上、上記多数のフレームの中から抜き出して示したものであり、それらフレームA1〜A14のうち番号が隣接する2つのフレーム間にも複数の図示しないフレームが動画中には存在している(後述する図5、図8、図14、図15、図11、図12、図13等も同様)。
この例では、フレームA1〜A3において、曲線状の道路Wの図示右側部分を人物Peが画面手前側に向かって歩いてくる様子が記録されている。また、フレームA4〜A11においては、山Mtを背景に、自動車Caが図示右側から左側へと走行する様子が記録されている。フレームA1〜A3において、曲線状の道路Wの図示左側部分を人物Peが画面手前側に向かって歩いてくる様子が記録されている。
<カラオケ楽曲の具体例>
ユーザが上記動画再生の対象とするカラオケ楽曲の一例を図4に示す。図4では、当該カラオケ楽曲の再生の流れを説明するために、便宜上、カラオケ楽曲の歌詞を表記している(後述の図5、図8、図14、図15、図11、図12、図13等も同様)。すなわち、楽曲が開始されると、まず「ひとりで いないで」の歌詞に対応する部分の上記楽曲データに基づく当該カラオケ楽曲の再生が行われ(以下適宜、単に「ひとりで いないで」の再生という。以下同様)、その後続いて「僕のこと 好きになってみない?」の再生が行われる。以降、同様に、「確かに 僕は」→「君にとって」→「悪いやつかもしれないけど」→「君の好きなときに呼べばいい」→「君のnumberは聞かないから」→「君の好きなときに来ればいい」→「部屋のkeyを預けておくから」→「ふたり 過ごせる」→「わずかな このとき」→「誰にも 言えない」→「恋に さまよう」→「ああ 君の声を きかせて」の順で再生が行われて、このカラオケ楽曲の再生が終了する。
<楽曲再生と動画再生との連動>
本実施形態では、上述したように、カラオケ楽曲の再生と動画再生とを連動させることができる。具体的には、動画の所望の区間(以下適宜、動画再生区間という)とカラオケ楽曲の所望の区間(以下適宜、楽曲再生区間という)とを連動させて、それぞれ再生することができる。以下、一例として、例えば図5に示すように、図3に示した動画のうち、クライマックスシーンであるフレームA5〜フレームA9の区間を、図4に示したカラオケ楽曲のサビである「ふたり 過ごせる」→「わずかな このとき」→「誰にも 言えない」→「恋に さまよう」→「ああ 君の声を きかせて」の区間に合わせて再生したい場合を、例にとって説明する。
<再生開始位置と再生終了位置の指定>
上述の場合にユーザが操作端末30において実行する操作を、図6及び図7により説明する。まず、図6(a)に示すように、ユーザが操作端末30を適宜に操作することで、上記メモリに記憶されている複数の動画の中から、カラオケ楽曲とともに再生したい上記動画再生区間を含む所望の動画を選択するとともに、上記タッチパネル3Aに、当該動画の再生開始位置・再生終了位置を指定するための再生位置指定画面81を表示させる。この例では、前述の図3に示した動画内容に対応し、再生位置指定画面81において、その動画内容を典型的に代表するフレームとして前述の14個のフレームA1,A2,A3,A4,A5,A6,A7,A8,A9,A10,A11,A12,A13,A14が横並びで表示されている。すなわち、前述したように、この動画には、フレームA1〜A14のうち番号が隣接する2つのフレーム間にも複数のフレームが存在しているが、この再生位置指定画面81ではそれら複数のフレームは表示されない。
そして、ユーザは、このように一覧表示された14個のフレームA1〜14のうち、カラオケ楽曲の再生と共に再生する上記動画再生区間の始点(再生開始位置に相当)としたいフレームを選択する。上記図5において説明した例に沿い、この例では、図6(a)に示すようにユーザの指Fの接触操作によって上記フレームA5が選択されている。そして、この選択を行うと、図6(b)に示すように、当該フレームA5に所望のマーキング(この例では色調又は濃淡が変化。以下同様)が行われると共に上記動画再生区間の始点であることを表す「START」の表示がなされている。
その後、ユーザは、一覧表示された上記14個のフレームA1〜14のうち、上記動画再生区間の終点(再生終了位置に相当)としたいフレームを選択する。上記図5において説明した例に沿い、この例では、図6(b)に示すようにユーザの指Fの接触操作によって上記フレームA9が選択されている。そして、この選択を行うと、図6(c)に示すように、当該フレームA9に上記マーキングが行われかつ上記動画再生区間の終点であることを表す「END」の表示がなされるとともに、上記フレームA5とフレームA9とに挟まれるフレームA6,A7,A8についても、上記動画再生区間内であることを表す上記マーキングが行われている。
<開始テロップ部位と終了テロップ部位の指定>
一方、ユーザは、操作端末30を適宜に操作することで、予め、上記のように動画再生区間を選択した動画とともに再生したい所望のカラオケ楽曲の歌詞テロップ(歌詞データ)をカラオケ装置から取得しておく(この取得は、上記再生開始位置・再生終了位置の指定より前に行われる。後述の図9のステップS10,S20,S30参照)。そしてユーザは、操作端末30を適宜に操作することで、とともに、上記タッチパネル3Aに、上記取得された当該カラオケ楽曲のうち、上記動画の再生開始位置に対応する楽曲再生開始位置を表す開始テロップ部位、及び、上記動画の再生終了位置に対応する楽曲再生終了位置を表す終了テロップ部位、をそれぞれ指定するためのテロップ部位指定画面82を表示させる。
(図7(a)〜(c)参照)
次に、テロップ部位指定画面82と、その画面に表示された歌詞テロップ(以下、テロップ)と、の関係について説明する。この例では、前述の図4に示したカラオケ楽曲の内容に対応し、図7(a)〜(c)では、テロップ部位指定画面82において、そのカラオケ楽曲の全ての歌詞テロップ(以下、全テロップ)、すなわち、「ひとりで いないで 僕のこと 好きになってみない? 確かに 僕は 君にとって 悪いやつかもしれないけど 君の好きなときに呼べばいい 君のnumberは聞かないから 君の好きなときに来ればいい 部屋のkeyを預けておくから ふたり 過ごせる わずかな このとき 誰にも 言えない 恋に さまよう ああ 君の声を きかせて」のテロップが表示されている。
テロップ部位指定画面82における区切り82Aは、テロップ部位指定画面82の画面の区切りであって、画面を横スクロールさせた状態を示している。つまり、ユーザの指Fが位置する画面(「君の好きなとき・・・さまよう」が表示されている領域)は、「ひとりで・・・聴かないから」が表示されている領域を横スクロールした2画面目に相当する。「ああ・・・きかせて」の領域は3画面目に相当する。
そして、ユーザは、このように表示された全テロップのうち、上記動画の再生と共に再生する上記楽曲再生区間の始点(開始テロップ部位、この実施形態での第1部位に相当)としたいものを選択する。上記図5において説明した例に沿い、この例では、図7(a)に示すようにユーザの指Fの接触操作によって「ふたり 過ごせる」の「ふ」のテロップが選択されている。そして、この選択を行うと、図7(b)に示すように、上記楽曲再生区間の始点であることを表す「START」の表示がなされている。
その後、ユーザは、表示された上記全テロップのうち、上記動画の再生と共に再生する上記楽曲再生区間の終点(終了テロップ部位、この実施形態での第2部位に相当)としたいものを選択する。上記図5において説明した例に沿い、この例では、図7(b)に示すようにユーザの指Fの接触操作によって「ああ 君の声を きかせて」の「て」のテロップが選択されている。そして、この選択を行うと、図7(c)に示すように、上記楽曲再生区間の終点であることを表す「END」の表示がなされるとともに、上記「ふ」から「て」までの全テロップ、すなわち、「ふたり 過ごせる わずかな このとき 誰にも 言えない 恋に さまよう ああ 君の声を きかせて」のテロップに対し、所望のマーキング(この例では白黒反転等の色調の変化)が行われている。
<連動した再生>
以上のような、動画に対する再生開始位置と再生終了位置の指定と、カラオケ楽曲のテロップに対する開始テロップ部位と終了テロップ部位の指定と、を行った後、ユーザによる操作端末30の適宜の操作により、それらの指定が(当該カラオケ楽曲の通常の予約情報とともに)カラオケ装置10へと送信される。この結果、前述のように、「ひとりで いないで」→「僕のこと 好きになってみない?」→「確かに 僕は」→「君にとって」→「悪いやつかもしれないけど」→「君の好きなときに呼べばいい」→「君のnumberは聞かないから」→「君の好きなときに来ればいい」→「部屋のkeyを預けておくから」→「ふたり 過ごせる」→「わずかな このとき」→「誰にも 言えない」→「恋に さまよう」→「ああ 君の声を きかせて」の順でカラオケ楽曲の再生が行われる。その際、図8に示すように、「ふたり 過ごせる」の再生のときに、楽曲の再生と同期しつつ、メインディスプレイ16AにおいてフレームA5から上記動画の再生が開始され、「ああ 君の声を きかせて」の再生が終了するときに動画のフレームA9で動画の再生が終了する。なお、この例では、上記開始から終了までの途中は、「わずかな このとき」の再生時が動画のフレームA6の表示タイミングに、「誰にも 言えない」の再生時が動画のフレームA7の表示タイミングに、「恋に さまよう」の再生時が動画のフレームA8の表示タイミングに、それぞれ概略一致する。
<携帯端末の処理手順>
上記手法を実現するために、操作端末30に備えられたCPU(演算手段に相当)によって実行される処理内容を、図9に示すフローチャートにより説明する。
図9において、まず、ステップS10で、上記CPUは、予め適宜の操作で例えば上記タッチパネル30Aにおいて表示されていた選曲画面において、ユーザによる適宜の操作により、選曲(すなわち送信する動画と連動させるカラオケ楽曲の選択)がなされたか否かを判定する。選曲がなされるまでは判定が満たされずに(S10:No)ループ待機し、選曲がなされたらステップS10の判定が満たされて(S10:Yes)ステップS20に移る。
ステップS20では、CPUは、上記ステップS10で選曲されたカラオケ楽曲の識別情報(曲ID)と、当該カラオケ楽曲の歌詞データ要求と、を上記通信制御部を介してカラオケ装置10へ送信する。
そして、ステップS30で、CPUは、上記ステップS20で送信した上記歌詞データ要求に対応した上記カラオケ楽曲の歌詞データを、上記通信制御部を介しカラオケ装置10から受信する。なお、このステップS30が各請求項記載のテロップ取得手順に相当するとともに、このステップS30を実行する上記CPUが、テロップ取得手段として機能する。その後、ステップS40に移る。
ステップS40では、CPUは、例えば適宜の操作で例えば上記タッチパネル30Aにおいて一覧表示される、上記メモリに記憶された複数の動画の画面において、ユーザによる適宜の操作により、カラオケ装置10への転送対象とする1つの動画が指定されたか否かを、判定する。指定がなされるまでは判定が満たされず(S40:No)にループ待機し、指定がなされたらステップS40の判定が満たされ(S40:Yes)、ステップS50に移る。
ステップS50では、CPUは、タッチパネル3Aに、上記再生位置指定画面81を表示させると共に、ユーザの操作による、上記再生開始位置(前述の例ではフレームA5)と上記再生終了位置(前述の例ではフレームA9)の指定を受け付ける。なお、このステップS50が、各請求項記載の動画指定受付手順に相当するとともに、このステップS50を実行する上記CPUが、動画指定受付手段として機能する。その後、ステップS60に移る。
ステップS60では、CPUは、タッチパネル30Aに、上記ステップS30で取得された歌詞データに基づく当該カラオケ楽曲のすべての歌詞テロップである全テロップを含む、上記テロップ部位指定画面82を表示させると共に、ユーザの操作による、上記開始テロップ部位(前述の例では「ふ」の歌詞テロップ)と上記終了テロップ部位(前述の例では「て」の歌詞テロップ)の指定を受け付ける。なお、このステップS60が、各請求項記載のテロップ指定受付手順に相当するとともに、このステップS60を実行する上記CPUが、テロップ指定受付手段として機能する。その後、ステップS70に移る。
ステップS70では、CPUは、上記ステップS10での選曲に対応した通常の予約情報(曲ID、ユーザID等)、及び、上記ステップS40で指定された動画の動画データを、上記ステップS50で指定された上記再生開始位置を表す開始位置情報(上記ステップS60で指定された開始テロップ部位と関連づけられている)、及び、上記ステップS50で指定された上記再生終了位置を表す終了位置情報(上記ステップS60で指定された終了テロップ部位と関連づけられている)とともに、上記通信制御部を介してカラオケ装置10へ送信する。なお、このステップS70が、各請求項記載の動画送信手順に相当するとともに、このステップS70を実行する上記CPUが、動画送信手段として機能する。その後、このフローを終了する。
<カラオケ装置の処理手順>
上記手法を実現するために、上記図9のフローに対応して、カラオケ装置10に備えられた上記CPU21によって実行される処理内容を、図10に示すフローチャートにより説明する。
図10において、まず、ステップS110において、CPU21は、上記無線LAN制御部33を介し、操作端末30から上記曲ID・歌詞データ要求(上記図9のステップS20参照)が受信されたか否かを判定する。受信されない間は判定が満たされずにループ待機し、上起き曲ID・歌詞データ要求が受信されたらステップS110の判定が満たされ(S110:Yes)、ステップS115に移る。
ステップS115では、CPU21は、ステップS110で受け付けた上記曲IDに対応し、当該曲IDを上記RAM22に一時保存するとともに、上記有線LAN制御部26を介し、上記曲IDに対応する各種データの送信を要求するリクエスト信号をサーバ25へ送信する。これにより、サーバ25は、図示しない記憶装置から、上記リクエスト信号に示される曲IDに対応する上記楽曲データと、当該楽曲データに対応した上記歌詞データ、及び上記映像データと、を検索して読み出し、その読み出された曲データ等を、LAN回線12を介してカラオケ装置10に送信する。その後、ステップS120に移る。
ステップS120では、CPU21は、上記有線LAN制御部26を介し、サーバ25からLAN回線12を介して送信された上記楽曲データ等を受信する。その後、ステップS125に移る。
ステップS125では、CPU21は、上記ステップS120で受信した上記楽曲データ等をHDD27に一時保存する。その後、ステップS130に移る。
なお、上記ステップS115、ステップS120、及びステップS125の処理においては、曲IDに対応付けられる楽曲データ等は選曲毎にサーバ25からオンデマンドで取得する処理が行われる。なお、この手法以外に、カラオケ装置10の上記筐体11内に、大容量の補助記憶手段(例えば上記HDD27等)などに予め楽曲データ等(歌詞データを含む)を記憶し、選曲毎に、選曲番号に対応付けられた楽曲データ(MIDIデータ)等の情報群を上記補助記憶手段から読み出して、目的とする情報を取得するステップS115,ステップS120、ステップS125に相当する処理としてもよい。
ステップS130では、CPU21は、上記ステップS125でHDD27に保存された曲IDに対応する楽曲データから上記歌詞データを読み出し、無線LAN制御部33を介し、操作端末30に送信する(この送信に対応する操作端末30側の処理は、上記図9のステップS30参照)。その後、ステップS135に移る。
ステップS135では、CPU21は、上記ステップS130の歌詞データの送信に対応して上記図9のステップS70において操作端末30から送信される、上記動画データ、開始位置情報・終了位置情報、予約情報が受信されたか否かを判定する。受信されるまでは判定が満たされずに(S135:No)ループ待機し、受信されたらステップS135の判定が満たされ(S135:Yes)、ステップS140に移る。なお、このステップS135を実行する上記CPU21が、各請求項記載の動画取得手段として機能する。
ステップS140では、CPU21は、上記ステップS125でHDD27に記憶されている上記楽曲データであるMIDIデータの読み出しを開始し、読み出されたMIDIデータをMIDI音源ボード28に書き込む。ステップS140が終了したら、ステップS145に移る。
ステップS145では、上記MIDIデータの再生が行われる。すなわち、CPU21は、MIDI音源ボード28に制御信号を出力し、上記ステップS140で書き込んだMIDIデータに対応した音源信号を、MIDI音源ボード28から出力させる。このステップS145を実行するCPU45が、各請求項記載の楽曲再生手段として機能する。MIDI音源ボード28から出力された音源信号は、音声制御回路29へ出力され、アンプ14が増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号は、音声出力端子15からアンプ16へ出力される。前述の音声信号は、上記音声制御回路52を経てアンプ16へと出力され、アンプ16に内蔵された上記ミキシング回路9において上記音楽信号とミキシングされる。そして、そのミキシングされたミキシング信号は、アンプ16に内蔵された図示しない増幅回路により増幅された後にスピーカ20へ出力され、スピーカ20によって放音される。ステップS145が終了すると、ステップS150に移る。
ステップS150では、CPU21は、上記ステップS125でHDD27に保存された上記歌詞データを読み出すとともに、上記映像制御回路31に制御信号を出力し、上記ステップS145における楽曲データ(MIDIデータ)の再生と同期する形で、上記メインディスプレイ16Aにおいて、当該歌詞データに対応した歌詞テロップの表示を開始する。その後、ステップS155に移る。
ステップS155では、上記ステップS135での受信結果に基づき、CPU21は、ステップS150で表示を開始した歌詞テロップが上記開始テロップ部位に到達したか(言い換えればステップS145で再生を開始したカラオケ楽曲が上記開始位置情報の表す再生開始位置のタイミングとなったか)否か、を判定する。開始テロップ部位に到達しない間はステップS155の判定が満たされず(S155:No)後述のステップS165に移行し、開始テロップ部位に到達したらステップS155の判定が満たされ(S155:Yes)、ステップS160に移る。
ステップS160では、CPUは、上記映像制御回路31に制御信号を出力し、上記メインディスプレイ16Aにおいて、上記ステップS135で受信した動画データに対応する動画を、上記再生開始位置から再生し、表示を開始させる。なおこのときの再生速度は、後述の再生終了位置で再生が終了するように、適宜に調整される。その後、ステップS165に移る。調整のしかたについては後述する。
ステップS165では、上記ステップS135での受信結果に基づき、CPU21は、ステップS150で表示を開始した歌詞テロップが上記終了テロップ部位に到達したか(言い換えればステップS145で再生を開始したカラオケ楽曲が上記終了位置情報の表す再生終了位置のタイミングとなったか)否か、を判定する。終了テロップ部位に到達しない間はステップS165の判定が満たされず(S165:No)後述のステップS175に移行し、終了テロップ部位に到達したらステップS165の判定が満たされ(S165:Yes)、ステップS170に移る。
ステップS170では、CPUは、上記映像制御回路31に制御信号を出力し、上記メインディスプレイ16Aにおいて、上記ステップS160から再生していた動画を(上記再生終了位置で)再生終了させる。このとき、前述したように、この再生終了位置で上記動画再生が終了するように、上記ステップS160からの動画再生速度はCPU21により公知の手法で調整される。言い換えれば、CPU21は、上記動画における上記再生開始位置から上記再生終了位置までの時間長さ(前述の例ではフレームA5からフレームA9までの時間長さ)と、上記歌詞テロップにおける上記開始テロップ部位から上記終了テロップ部位までの時間長さ(前述の例では「ふ」の歌詞テロップから「て」の歌詞テロップまでの時間長さ)との大小に応じて、上記動画の再生速度を調整する(動画調整手段としての機能。後述の図14及び図15に示す変形例も参照)。なお、上記ステップS155、ステップS160、ステップS165、ステップS170を実行するCPU21が、各請求項記載の表示制御手段として機能する。このステップS170の完了後、ステップS175に移る。
ステップS175では、CPU21は、上記MIDIデータの再生が終了したか(言い換えれば、ステップS140でのMIDIデータの読み出しが楽曲データの最後のMIDIデータまで終了したか)否かを判定する。再生が終了していれば判定が満たされ(ステップS175:YES)、このフローを終了する。MIDIデータの再生が終了していなければ判定が満たされず(ステップS175:NO)、上記ステップS150に戻り、上記ステップS150〜ステップS170の手順を繰り返す。MIDIデータの再生が終了していればステップS175の判定が満たされ(S175:Yes)、このフローを終了する。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、カラオケ楽曲が再生される際に、ユーザの所望の動画を上記再生と連動させてメインディスプレイ16Aで表示させることができる。その際、ユーザは、上記図5〜図7を用いて説明したように、上記動画のうちのどの部分(上記再生開始位置から上記再生終了位置まで)を連動して表示させるかを指定可能である。すなわち、メインディスプレイ16Aでの上記動画の表示は、カラオケ楽曲の特定の部位(この例では上記開始テロップ部位)において上記再生開始位置から表示開始されるとともに、当該カラオケ楽曲のうち別の特定の部位(この例では上記終了テロップ部位)において上記再生終了位置で表示終了するように、制御される(図10のステップS155〜ステップS170参照)。言い換えれば、カラオケ楽曲が再生されるとき、特定の区間(この例では開始テロップ部位から終了テロップ部位まで)において、上記動画のうちユーザが所望する部分である上記動画再生区間(再生開始位置から再生終了位置まで)が連動して表示される。以上の結果、ユーザの意図するタイミングにおいて、カラオケ楽曲の再生(放音)と動画再生(表示)とを連動させることができるので、娯楽性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、動画の表示開始タイミングを、歌詞テロップの特定部位(開始テロップ部位)として指定することができる。これにより、カラオケ楽曲の再生とともに歌詞テロップがメインディスプレイ16Aで表示されるとき、表示される歌詞テロップのうち上記開始テロップ部位が表示されるタイミングから、上記ユーザの所望する動画部分(再生開始位置から再生終了位置まで)を連動して表示開始することができる。すなわち、ユーザの意図する開始タイミングにおいて、カラオケ楽曲に連動させて動画再生(表示)を開始させることができ、確実に娯楽性を向上することができる。
さらに、本実施形態では特に、動画の表示開始タイミング及び動画の表示終了タイミングの両方を、歌詞テロップの2つの特定部位(開始テロップ部位及び終了テロップ部位)として指定することができる。これにより、カラオケ楽曲の再生とともに歌詞テロップが表示されるとき、表示される歌詞テロップのうち上記開始テロップ部位が表示されるタイミングから上記ユーザの所望する動画部分を連動して表示開始させ、さらに上記終了テロップ部位が表示されるタイミングにて上記ユーザの所望する動画部分を連動して表示終了させることができる。すなわち、ユーザの意図する開始・終了タイミングにおいて、カラオケ楽曲に連動させて動画再生(表示)を開始・終了させることができるので、さらに確実に娯楽性を向上することができる。
<演奏映像動画等における有効性>
そして、特に本実施形態では、カラオケ楽曲の演奏映像動画・歌唱映像動画等を再生する場合には、上記再生開始位置及び再生終了位置の指定を適宜に行うことで、表示手段で表示される演奏者・歌唱者の演奏動作・歌唱動作と、再生されるカラオケ楽曲の音とを高精度に同期させることも可能となり、さらに娯楽性を向上することができる。この効果を、上記歌唱者の歌唱動作を含む歌唱映像動画の場合を例に取り、図11〜図13を用いてさらに詳細に説明する。
図11は、カラオケ楽曲と、当該カラオケ楽曲の本来の歌唱映像動画と、をそれぞれ表す説明図である。図11の左側に示すように、この例では、上記図4を用いて説明した前述の楽曲と同様、この楽曲は、「そうさ」→「Ah〜」→「俺は、」→「Yeah」→「だから、」の順で再生が行われる。
一方、図11の右側に示される上記本来の歌唱映像動画は、図示するフレームB1〜B5を含む、連続する多数のフレームの集合体により構成されている。すなわち、図示するこれらフレームB1,B2,B3,B4,B5は、上記歌唱映像動画の概略内容を説明するために、便宜上、上記多数のフレームの中から抜き出して示したものであり、それらフレームB1〜B5のうち番号が隣接する2つのフレーム間にも複数の図示しないフレームが動画中には存在している。
そして、フレームB1においては、「そうさ」の歌詞を歌唱している(破線吹き出し参照、以下同様。特に詳細には末尾の「さ」の発音を行っている)歌唱者の姿が記録されており、本来、上記図11左側に示す「そうさ」の再生タイミングに対応したフレームである。
また、フレームB2においては、「Ah〜」の歌詞を歌唱している歌唱者の姿が記録されており、上記同様、本来、上記図11左側に示す「Ah〜」の再生タイミングに対応したフレームである。
さらに、フレームB3においては、「俺は」の歌詞を歌唱している(特に詳細には末尾の「は」の発音を行っている)歌唱者の姿が記録されており、本来、上記図11左側に示す「俺は」の再生タイミングに対応したフレームである。
また、フレームB4においては、「Yeah〜」の歌詞を歌唱している歌唱者の姿が記録されており、本来、上記図11左側に示す「Yeah〜」の再生タイミングに対応したフレームである。
さらに、フレームB5においては、「だから」の歌詞を歌唱している(特に詳細には末尾の「ら」の発音を行っている)歌唱者の姿が記録されており、本来、上記図11左側に示す「だから」の再生タイミングに対応したフレームである。
<動画と楽曲の不一致が生じる比較例>
ところで、例えばユーザが個人的に上記図11のカラオケ楽曲の歌唱映像動画を取得した場合、上記図11の右側に示したような上記フレームB1〜B5を含む動画ではなく、時間長さが異なる動画を取得した場合(例えば上記よりも短い場合。あるいは上記よりも長い場合や、カット割りなどが異なる場合もあり得る)がある。そのような動画を上記カラオケ楽曲と一緒に再生して楽しもうとした場合に、上記実施形態による手法による連動を仮に行わない場合を、図12に比較例として示す。
図12において、この比較例では、ユーザにより取得されてカラオケ装置10に転送された歌唱映像動画が、上記図11の右側に示した本来の歌唱映像動画よりも短かった場合を例にとっている。すなわち、図12(a)〜(c)の右側に示すように、この比較例における歌唱映像動画は、上記フレームB2(歌唱者が「Ah〜」の歌詞を歌唱)〜フレームB3(歌唱者が「俺は」の歌詞を歌唱)を経て上記フレームB4(歌唱者が「Yeah〜」の歌詞を歌唱)までの区間のみを含んでいる。
したがって、このような動画を、(前述の連動を行うことなく)そのまま上記カラオケ楽曲に同期させて再生すると、図12(a)に示すように、例えば、「そうさ」の再生タイミングにおいて「Ah〜」の歌詞を歌唱する歌唱者が記録されたフレームB2が表示されてしまう(フレームB2中には、楽曲再生に合わせて「そうさ」の歌詞テロップも表記)。その後、図12(b)に示すように、例えば、「Ah〜」の再生タイミングにおいては「俺は」の歌詞を歌唱する歌唱者が記録されたフレームB3が表示され(フレームB3中には「Ah〜」の歌詞テロップ)、さらに図12(c)に示すように、「俺は」の再生タイミングにおいては「Yeah」の歌詞を歌唱する歌唱者が記録されたフレームB4が表示(フレームB4中には「俺は、」の歌詞テロップ)されてしまう。そしてこのタイミングで動画再生が終了する結果、図12(d)に示すように「Yeah〜」の再生タイミングにおいては動画は何も表示されない。図12(e)に示す「だから」の再生タイミングも同様。
上記のように、この比較例では、せっかくユーザが当該カラオケ楽曲の歌唱映像動画(いわゆるライブ動画)を取得して転送し、カラオケ楽曲の再生時にライブ感をより盛り上げようと意図しても、動画で表示される歌唱者の歌唱動作と楽曲の再生タイミングがずれており、娯楽性の面で改善の余地がある。
<実施形態の手法により動画と楽曲の不一致をなくした場合>
上記を改善するために、上記実施形態の手法を適用した場合を図13に示す。この例では、例えば上記再生位置指定画面81において再生開始位置を上記フレームB2でかつ再生終了位置を上記フレームB4とし、さらに上記テロップ部位指定画面82において開始テロップ部位を「Ah〜」の歌詞テロップとしかつ終了テロップ部位を「Yeah〜」の歌詞テロップとする。
これにより、図13(a)に示すように、例えば、「そうさ」の再生タイミングにおいては、動画は何も表示されない。その後、図13(b)に示すように、「Ah〜」の再生タイミングになると、「Ah〜」の歌詞を歌唱する歌唱者が記録されたフレームB2が表示される(フレームB2中に、楽曲再生に合わせて「そうさ」の歌詞テロップも表記)。同様に、図13(c)に示す「俺は」の再生タイミングになると、「俺は」の歌詞を歌唱する歌唱者が記録されたフレームB3が表示される(フレームB3中に、楽曲再生に合わせて「俺は、」の歌詞テロップも表記)。また同様に、図13(d)に示す「Yeah〜」の再生タイミングになると、「Yeah〜」の歌詞を歌唱する歌唱者が記録されたフレームB4が表示される(フレームB4中に、楽曲再生に合わせて「Yeah〜」の歌詞テロップも表記)。なお、図13(e)に示す「だから」の再生タイミングにおいては動画は何も表示されない。
上記のようにして、本実施形態によれば、歌唱映像動画で表示される歌唱者の歌唱動作と楽曲の再生タイミングを高精度に一致させることができるので、娯楽性をさらに向上することができる。
また、本実施形態では特に、上記図10におけるステップS150〜ステップS170において前述したように、CPU21により、ユーザの指定する上記動画再生区間(上記再生開始位置から上記再生終了位置まで)と、これに対応する歌詞テロップの特定区間(上記の例では開始テロップ部位から終了テロップ部位まで)との時間長さの大小に応じて、動画側の再生速度が調整される。
上記再生速度の調整の別の例を、図14及び図15により説明する。図14は、上記図5に対応する図であり、この例では、図示のように、図3に示した動画のうち、クライマックスシーンであるフレームA5〜フレームA9の区間を、図4に示すカラオケ楽曲のうちの「確かに 僕は」→「君にとって」→「悪いやつかも しれないけど」の区間(すなわち上記図5よりも短い区間)に合わせて再生したい場合を示している。
この場合、例えば上記再生位置指定画面81において上記実施形態と同様に再生開始位置を上記フレームA5でかつ再生終了位置を上記フレームA9としつつ、上記歌詞テロップ部位指定画面82では開始テロップ部位を「確かに」の「確」の歌詞テロップとしかつ終了テロップ部位を「しれないけど」の「ど」の歌詞テロップとする。
これにより、図15に示すように、「確かに 僕は」の再生のときに、楽曲の再生と同期しつつ、メインディスプレイ16AにおいてフレームA5から上記動画の再生が開始され、「悪いやつかも しれないけど」の再生が終了するときに動画のフレームA9で動画の再生が終了する。なお、上記開始から終了までの途中は、「君にとって」の再生時が動画のフレームA7の表示タイミングに、それぞれ概略一致する。このように、上記実施形態と同様の時間長さである動画のフレームA5からフレームA9までの区間が、上記実施形態よりも短い時間長さである「確かに 僕は」→「君にとって」→「悪いやつかも しれないけど」の再生の区間において再生されることから、この場合の動画再生速度は、CPU21によって、上記実施形態よりも速い速度に自動的に調整される。なお、詳細な説明は省略するが、遅く調整する場合も同様である。
以上のように、動画側の再生速度が調整されることにより、確実に、ユーザの意図するタイミングにおいて、カラオケ楽曲の再生(放音)と動画再生(表示)とを連動させることができる。
なお、本発明は、上記に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内でさらに種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)楽曲再生区間の指定の他のバリエーション
上記実施形態においては、上記動画の再生と共に再生する上記楽曲再生区間の始点を上記開始テロップ部位で指定すると共に、上記楽曲再生区間の終点を上記終了テロップ部位で指定したが、これに限られない。
すなわち、例えば楽曲再生区間の終点を当該楽曲の終了タイミングとする場合には、上記開始テロップ部位の指定のみで足りる。この場合は、(上記終了テロップ部位の指定が行われることなく)操作端末30からカラオケ装置10に対し、上記楽曲の終了タイミング(この例での第2部位に相当)に対応付けられた上記終了位置情報が前述のステップS70において送信される。
同様に、例えば楽曲再生区間の始点を当該楽曲の開始タイミングとする場合には、上記終了テロップ部位の指定のみで足りる。この場合は、(上記開始テロップ部位の指定が行われることなく)操作端末30からカラオケ装置10に対し、上記楽曲の開始タイミング(この例での第1部位に相当)に対応付けられた上記開始位置情報が前述のステップS70において送信される。
さらに、例えば楽曲再生区間の始点を当該楽曲の開始タイミングとし、かつ終点を当該楽曲の終了タイミングとする場合には、上記開始テロップ部位の指定も終了テロップ部位の指定も不要となる。この場合は、(上記開始テロップ部位や終了テロップ部位の指定は行われることなく)操作端末30からカラオケ装置10に対し、上記楽曲の開始タイミング(この例での第1部位に相当)に対応付けられた上記開始位置情報と上記楽曲の終了タイミング(この例での第2部位に相当)に対応付けられた上記終了位置情報とが前述のステップS70において送信される。
(2)動画再生区間の指定の他のバリエーション
また、以上においては、図6を用いて説明したユーザの選択操作により、操作端末30において、上記動画データとは別に、上記動画再生区間の再生開始位置を表す開始位置情報及び再生終了位置を表す終了位置情報を生成し、カラオケ装置10へと送信した(図9のステップS50、ステップS70参照)が、これに限られない。すなわち、ステップS50におけるユーザによる再生開始位置と再生終了位置の指定に基づき、動画データ自体に対し、当該再生開始位置から再生終了位置までの部分を残しつつ他の部分を消去するような加工処理を行ってもよい。この場合、上記のような開始位置情報及び終了位置情報の生成は不要であり、加工処理後の動画データの開始部が開始位置情報として機能し、動画データの終了部が終了位置情報として機能することとなる。
(3)その他
なお、以上において、図9、図10等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。例えば、動画データを静止画データに置き換えることで、開始テロップ部位で目的の静止画の表示を開始し、終了テロップ部位で静止画の表示を終了することもできる。
1 カラオケシステム(動画処理システム)
10 カラオケ装置
16A メインディスプレイ(表示手段)
21 CPU
30 操作端末(携帯端末)

Claims (10)

  1. カラオケ楽曲を再生する楽曲再生手段と、
    前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して、対応する歌詞テロップを表示する表示手段と、
    動画を記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された動画のうち、前記表示手段における再生時の再生開始位置及び再生終了位置の指定を受け付ける動画指定受付手段と、
    前記記憶手段に記憶された動画を、前記再生開始位置を表す開始位置情報及び前記再生終了位置を表す終了位置情報とともに取得する、動画取得手段と、
    前記楽曲再生手段による前記カラオケ楽曲の再生にしたがい、前記動画取得手段により取得された前記動画が、前記カラオケ楽曲の特定の第1部位において前記再生開始位置から表示開始されかつ当該カラオケ楽曲の特定の第2部位において前記再生終了位置で表示終了する制御を、前記表示手段に対して行う表示制御手段と、
    を有することを特徴とする動画処理システム。
  2. 請求項1記載の動画処理システムにおいて、
    前記カラオケ楽曲の前記歌詞テロップを取得するテロップ取得手段と、
    前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生開始位置に対応する開始テロップ部位の指定を受け付ける、テロップ指定受付手段と、
    をさらに有し、
    前記動画取得手段は、
    少なくとも、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報とともに、前記動画を取得し、
    前記表示制御手段は、
    取得された前記動画が、前記第1部位としての前記開始テロップ部位において前記再生開始位置から表示開始されかつ前記第2部位において前記再生終了位置で表示終了するように、前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする動画処理システム。
  3. 請求項2記載の動画処理システムにおいて、
    前記テロップ指定受付手段は、さらに、
    前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生終了位置に対応する終了テロップ部位の指定を受け付け、
    前記動画取得手段は、
    前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報、前記終了テロップ部位と対応づけられた前記再生終了位置を表す前記終了位置情報とともに、前記動画を取得し、
    前記表示制御手段は、
    取得された前記動画が、前記第1部位としての前記開始テロップ部位において前記再生開始位置から表示開始されかつ前記第2部位としての前記終了テロップ部位において前記再生終了位置で表示終了するように、前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする動画処理システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の動画処理システムにおいて、
    前記表示制御手段は、
    前記再生開始位置から前記再生終了位置までの時間長さと、前記第1部位から前記第2部位までの時間長さとの大小に応じて前記表示手段における前記動画の再生速度を調整する、動画調整手段を備える
    ことを特徴とする動画処理システム。
  5. カラオケ楽曲を再生するカラオケ装置に接続されるとともに、操作手段、通信手段、動画を記憶した記憶手段、及び演算手段を有する、操作端末の前記演算手段に対し、
    前記記憶手段に記憶された動画のうち、前記カラオケ装置の表示手段で再生される時の再生開始位置及び再生終了位置の指定を、前記操作手段を介し受け付ける動画指定受付手順と、
    前記記憶手段に記憶された動画を、前記再生開始位置を表す開始位置情報及び前記再生終了位置を表す終了位置情報とともに、前記通信手段を介し前記カラオケ装置へ送信する動画送信手順と、
    を実行させるための、動画処理プログラム。
  6. 請求項5記載の動画処理プログラムにおいて、
    前記演算手段に対し、
    前記通信手段を介し、前記カラオケ装置から前記カラオケ楽曲の歌詞テロップを取得するテロップ取得手順と、
    前記テロップ取得手順で取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生開始位置に対応する開始テロップ部位の指定を、前記操作手段を介し受け付けるテロップ指定受付手順と、
    をさらに実行させ、
    前記動画送信手順では、
    少なくとも、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  7. 請求項6記載の動画処理プログラムにおいて、
    前記テロップ指定受付手順では、さらに、
    前記テロップ取得手順で取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生終了位置に対応する終了テロップ部位の指定を受け付け、
    前記動画送信手順では、
    前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報、前記終了テロップ部位と対応づけられた前記再生終了位置を表す前記終了位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信する
    ことを特徴とする動画処理プログラム。
  8. カラオケ楽曲を再生するカラオケ装置に接続される携帯端末であって、
    操作手段と、
    通信手段と、
    動画を記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された動画のうち、前記カラオケ装置の表示手段で再生される時の再生開始位置及び再生終了位置の指定を、前記操作手段を介し受け付ける動画指定受付手段と、
    前記記憶手段に記憶された動画を、前記再生開始位置を表す開始位置情報及び前記再生終了位置を表す終了位置情報とともに、前記通信手段を介し前記カラオケ装置へ送信する動画送信手段と、
    を有することを特徴とする携帯端末。
  9. 請求項8記載の携帯端末において、
    前記通信手段を介し、前記カラオケ装置から前記カラオケ楽曲の歌詞テロップを取得するテロップ取得手段と、
    前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生開始位置に対応する開始テロップ部位の指定を、前記操作手段を介し受け付けるテロップ指定受付手段と、
    をさらに有し、
    前記動画送信手段は、
    少なくとも、前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信する
    ことを特徴とする携帯端末。
  10. 請求項9記載の携帯端末において、
    前記テロップ指定受付手段は、さらに、
    前記テロップ取得手段により取得された前記歌詞テロップに含まれる、前記再生終了位置に対応する終了テロップ部位の指定を受け付け、
    前記動画送信手段は、
    前記開始テロップ部位と対応づけられた前記再生開始位置を表す前記開始位置情報、前記終了テロップ部位と対応づけられた前記再生終了位置を表す前記終了位置情報とともに、前記動画を前記カラオケ装置へ送信する
    ことを特徴とする携帯端末。
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