JP2008240696A - 内燃機関の自動停止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、現在のユーザの意図を自動停止制御に反映させることができる、内燃機関の自動停止装置の提供を目的とする。
【解決手段】自動停止条件の成立時にエンジン9を自動的に停止させ、前記自動停止条件の成立時に所定の自動停止禁止条件が成立しているとエンジン9の自動停止を禁止する、エコランECU10を備え、ユーザが手動で操作可能なエコラン頻度切替スイッチ15からの切替信号に基づいてエンジン9の自動停止の禁止頻度が低くなる方向に前記自動停止禁止条件が変更されることを特徴とする、内燃機関の自動停止装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動停止条件成立時に自動停止禁止条件が成立していない限り内燃機関を自動的に停止させる、内燃機関の自動停止装置に関する。
近年、燃費、排ガス、騒音などの観点から、所定の自動停止条件が成立時に内燃機関を自動的に停止させ、所定の自動始動条件成立時に内燃機関を自動的に再始動させる自動停止/始動装置の開発が進んでいる。一方、蓄電池からの給電によって作動するスタータモータによって内燃機関は始動するので、自動停止/始動による充放電の繰り返しが蓄電池などの寿命低下の誘因となるおそれがある。そこで、このような自動停止/始動装置には、蓄電池などの寿命を確保できるように、自動停止を禁止する自動停止禁止条件が設けられていることが多い。
この自動停止禁止条件に着目した従来技術として、自動停止条件成立時に所定の自動停止禁止条件が成立していると自動停止制御を禁止する自動停止禁止手段と、内燃機関の始動に関わる要素(例えば、蓄電装置、スタータモータ、オルタネータ)の使用履歴に応じて自動停止禁止条件を変更する禁止条件変更手段とを備える、内燃機関の自動停止・始動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の開示内容には、蓄電装置などの使用頻度や使用時間が少なく性能低下が殆どないときに無駄に自動停止制御を禁止してかえって燃料消費率の悪化を招くことを防ぐために、内燃機関の始動に関わる蓄電装置などの使用頻度や使用時間が少ない場合は、自動停止制御の禁止領域が縮小(自動停止制御の実行領域が拡大)されるよう自動停止禁止条件を変更する点が示唆されている。
特開2000−220488号公報
しかしながら、特許文献1の開示技術のように、蓄電池などの使用履歴に応じて一義的に内燃機関の自動停止禁止条件を変更し自動停止制御を行うシステム主体の動作が、ユーザにとって勝手が悪い場合もある。
そこで、本発明は、現在のユーザの意図を自動停止制御に反映させることができる、内燃機関の自動停止装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明に係る内燃機関の自動停止装置は、
自動停止条件成立時に内燃機関を自動的に停止させる自動停止手段と、
前記自動停止条件成立時に所定の自動停止禁止条件が成立していると前記自動停止手段による自動停止を禁止する自動停止禁止手段と、
ユーザからの自動停止に関する要求指令に基づいて前記自動停止禁止条件を変更する禁止条件変更手段と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る内燃機関の自動停止装置であって、
前記禁止条件変更手段は、前記自動停止手段による自動停止の禁止頻度が低くなる方向に前記自動停止禁止条件を変更することを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明に係る内燃機関の自動停止装置であって、
前記禁止条件変更手段による前記自動停止禁止条件の変更は、前記内燃機関の停止指示後に解除されることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明に係る内燃機関の自動停止装置であって、
前記要求指令は、前記ユーザが操作可能な手動スイッチを介して受け付けられることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明に係る内燃機関の自動停止装置であって、
前記手動スイッチによって、前記自動停止禁止条件の変更要否が切り替えられることを特徴とする。
本発明によれば、現在のユーザの意図を自動停止制御に反映させることができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明に係る内燃機関の自動停止装置の一実施形態であるエコランシステム100の構成図である。車両は、様々な電気負荷を搭載している。車載の電気負荷として、例えば、空調装置、音響装置、シートヒータ、シガーソケット、各種ECU(Electronic Control Unit)などが挙げられる。なお、これらの電気負荷は、あくまで例示であって負荷の種類を限定するものではない(図1は、負荷A,B,Cとして例示)。これらの電気負荷の電源は、オルタネータ1やバッテリ2である。オルタネータ1やバッテリ2は、電源ライン14を介して、各電気負荷に電力を供給する。
オルタネータ1は、エンジン9を動力源とする発電機であって、車両を走行させるためのエンジン9の出力によって発電を行う。オルタネータ1で発生した電力によって、電気負荷が動作したり、バッテリ2が充電されたりする。
なお、バッテリ2への充電等はモータ(電動機)を回生動作させても可能なので、オルタネータ1以外の発電手段として、回生制御が可能なモータをエコランシステム100に備えてもよい。例えば、車両の減速時に制動力を確保するために、車輪駆動軸に連結されるモータを回生制御することによって、インバータを介してバッテリ2に充電をすることができる。
また、オルタネータ1は、発電機の機能と回生制御可能なモータの機能の両方備えるモータ/ジェネレータ(いわゆる、MG)でもよい。例えば、MGは、車両減速時に回生制御することによって、バッテリ2に充電をすることができる。
バッテリ2も、オルタネータ1と同様に、電源ライン14を介して電気負荷に電力を供給する。バッテリ2は、オルタネータ1の電力供給能力が足りない時に電気負荷に電力を供給し、また、エンジン9を始動させるためのスタータモータ3に電力を供給する。バッテリ2の具体例として、鉛電池が挙げられる。
また、オルタネータ1が停止している状態では、バッテリ2から電気負荷に電力を供給し得る。例えば、エンジン9が停止してオルタネータ1の不作動状態である停車状態で必要とされる電力は、バッテリ2から電気負荷に電力を供給することができる。
スタータモータ3は、バッテリ2から電力供給を受けてエンジン9を始動させるものである。スタータモータ3を始動させる操作信号がエコランECU10から出力された場合、スタータスイッチ3aがオンすることによりスタータリレー3bがオンする。これにより、スタータモータ3への通電がなされ、スタータモータ3のピニオンギアとエンジン9のフライホイールのリングギアとが噛み合う(接続する)。これにより、スタータモータ3が回転することによってフライホイールを介してエンジン9のクランクシャフトが回転し、エンジン9が始動する。スタータモータ3を停止させる操作信号がエコランECU10から出力された場合(又は、スタータモータ3を始動させる操作信号の出力が無くなった場合)、スタータスイッチ3aがオフすることによりスタータリレー3bがオフする。これにより、スタータモータ3のピニオンギアとエンジン9のフライホイールのリングギアは離れ、非通電となって、スタータモータ3の回転は停止する。
スイッチ6は、ユーザ(ドライバー)からのエンジンの始動や停止の指示を受け付ける操作スイッチである。スイッチ6の具体例として、イグニッションスイッチ(キースイッチ)が挙げられる。また、キーをキーシリンダに差し込んでエンジンの始動や停止の操作をするタイプもあるし、モーメンタリー式のボタンスイッチタイプもある。スイッチ6がオンの場合にスイッチ6で遮断されていた電源ライン14が通電し、逆に、スイッチ6がオフの場合に電源ライン14が遮断される。ドライバーはエンジンを始動させたい場合にはスイッチ6をオン側に操作し、エンジンを停止させたい場合にはスイッチ6をオフ側に操作する。
スイッチ6のオン/オフ状態はエコランECU10に入力される。スイッチ6のオフからオンへの変化を検知したエコランECU10は、スタータモータ3を始動させる操作信号を出力することによって、スタータモータ3の始動が完了する。なお、スイッチ6のオフからオンへの変化を検知した不図示の他のECU(例えば、エンジンECU)が、エコランECU10に対して、スタータモータ3を始動させる操作信号を出力するように指令をしてもよい。スイッチ6のオフを検知したエコランECU10(又は、エンジンECU)は、エンジン9を停止させる。
また、エコランECU10は、所定の自動停止条件成立時に所定の自動停止禁止条件が成立していない限りエンジン9を自動的に停止させ、所定の自動始動条件成立時にエンジン9を自動的に再始動させる制御手段である。エコランECU10は、ユーザからの自動停止に関する要求指令に応じて初期状態の自動停止禁止条件を第2の自動停止禁止条件に変更し、第2の自動停止禁止条件の下で自動停止条件が成立しているか否かを判断し、自動停止条件が成立している場合にはエンジン9を自動停止させる。詳細は後述するが、自動停止禁止条件の変更によって、自動停止の実行頻度が変更可能となる。ユーザからの自動停止に関する要求指令は、エコラン頻度切替スイッチ15を介して、エコランECU10に入力される。
エコラン頻度切替スイッチ15は、乗員からの自動停止の実行頻度に関する切替指令を手動で受け付け、エコランECU10にその切替指令を伝達する操作スイッチである。ドライバーは、エコラン頻度切替スイッチ15を操作することによって、自動停止の実行頻度を手動で切り替えることができる。エコランECU10は、エコラン頻度切替スイッチ15からの切替信号に基づいて自動停止禁止条件を標準頻度条件と高頻度条件に切り替える。例えば、エコラン頻度切替スイッチ15の操作によって、自動停止の実行頻度の推奨値としてエコランECU10によって自動的に設定されている標準値とその標準値より自動停止の実行頻度を高めた高頻度値との切り替えが可能となる。自動停止の実行頻度の推奨値は、自動停止/自動始動による充放電の繰り返しによってバッテリ2の極板や活物質などの酸化などが生じ、バッテリ2の寿命が低下するのを防ぐため、予めメーカー側で設定されている。
また、エコラン頻度切替スイッチ15は、例えば、乗員が操作しやすいように車室内のインストルメントパネルに設置される。エコラン頻度切替スイッチ15のスイッチ方式として、例えば、モーメンタリー式やオルタネイト式やプッシュプル式のボタンスイッチなどが挙げられる。エコラン頻度切替スイッチ15は、例えば、エコランECU10に対して自動停止の実行頻度に関する切替指令を無線で伝達する無線装置でもよい。
また、エコランECU10は、バッテリ2の充放電電流を検出する電流センサ4の出力値に基づいてバッテリ2の充放電電流値(バッテリ電流値)を算出する。電流センサ4に内蔵される電流検出部には、ホール素子によって電流を検出するタイプやシャント抵抗によって電流を検出するタイプなどがある。電流センサ4は、例えば、検出した電流に応じた電圧(0〜5V)を出力する。また、エコランECU10は、バッテリ2の電圧を検出する電圧センサ5の出力値に基づいてバッテリ2の電圧値を算出する。バッテリ2の電圧とは、図1からも明らかなように、電源ライン14の電圧であって電気負荷A,B,C等に印加される電圧に相当する。
また、エコランECU10は、バッテリ2の充放電電流を検出する電流センサ4やバッテリ2の電圧を検出する電圧センサ5を用いてバッテリ2の電流値や電圧値を検出することによって、バッテリ2の容量がどれだけ残っているのかを示す「充電率(SOC:State of Charge)」を算出する。充電率は、満充電容量に対する残容量を示すものである。エコランECU10は、例えば、バッテリ2の充放電電流の積算(積分)などにより充電率(残容量)を算出する。電気量(バッテリ2の容量)の時間的変化の割合が、電流に相当するからである。残容量はバッテリ2の満充電時の容量からバッテリ2から放電された放電容量を引いた値に相当することから、エコランECU10は、バッテリ2に接続される電源ライン上の電流センサ4等によってバッテリ2の充放電電流をモニターしその履歴をメモリに記録することによって、充電率(残容量)を算出することが可能になる。なお、満充電時の初期容量の情報は、エコランECU10に内蔵の不揮発性メモリなどに記憶しておくとよい。
また、エコランECU10は、放電初期時のバッテリ2の電圧の極小値を測定することによって充電率を推定してもよい。放電初期時の電圧の落ち込みにより生じる極小値と充電率は相関があることが知られているため、エコランECU10は、その相関関係(例えば、マップデータ)に基づいて充電率を推定することができる。
また、エコランECU10は、放電初期時のバッテリ2の内部抵抗を測定することによって充電率及び満充電容量を算出してもよい。内部抵抗は、初期放電電流と初期放電電圧によって算出される。内部抵抗と充電率、ならびに、内部抵抗と満充電容量は、相関があることが知られている。エコランECU10は、バッテリ2の内部抵抗に対する充電率の算出マップを参照して、バッテリ2の内部抵抗に対応する充電率を算出する。エコランECU10は、バッテリ2の内部抵抗に対する満充電容量の算出マップを参照して、バッテリ2の内部抵抗に対応する満充電容量を算出する。
なお、エコランECU10は、上述の制御動作を実行するための制御プログラムや制御データを記憶するROM10a、その制御プログラムの処理データを一時的に記憶するRAM10b、その制御プログラムを処理するCPU10c、外部と情報をやり取りするための入出力インターフェースなどの複数の回路要素によって構成されたものである。また、エコランECU10は一つの制御ユニットとは限らず、上述の制御動作が分担されるように複数の制御ユニットであってよい。例えば、いわゆる電源ECUや電源マネージメントECUに分担されてよい。
ROM10aには、自動停止の実行頻度をその推奨値(標準値)に制限するための標準頻度用ガード値と自動停止の実行頻度をその推奨値より高めた高頻度値に制限するための高頻度用ガード値が記憶されている。CPU10cは、エコラン頻度切替スイッチ15からの切替信号に応じてROM10aから上記いずれかのガード値を読み出し、その読み出したガード値を自動停止制御プログラム内の自動停止禁止条件に適用する。
また、エコランECU10は、イグニッションスイッチ6がオンしてからのバッテリ2の放電電流を積算する。エコランECU10は、イグニッションスイッチ6がオンしてからのバッテリ2の放電電流の積算値(積算放電量)が現在適用のガード値以上になった場合、自動停止条件が成立していても自動停止禁止条件が成立しているとして、自動停止を禁止する。なお、積算放電量の単位は、例えば[Asec]で表すことができる。
また、エコランECU10は、イグニッションスイッチ6がオンしてからのバッテリ2の充放電電流を積算してもよい。この場合、エコランECU10は、イグニッションスイッチ6がオンしてからのバッテリ2の充放電電流の積算値(積算充放電量)が現在適用のガード値以上になった場合、自動停止条件が成立していても自動停止禁止条件が成立しているとして、自動停止を禁止する。
それでは、本発明に係る内燃機関の自動停止装置の一実施形態であるエコランシステム100による自動停止制御について述べる。エコランECU10の自動停止制御は、CPU10cが図2,3に示される制御ルーチンを有する制御プログラムをROM10aから読み出しその処理をすることによって実行される。図2は、自動停止制御のメインルーチンである。図3は、自動停止禁止条件を切り替えるためのサブルーチンである。
図2において、イグニッションスイッチ6がオフからオンに切り替わることにより、エンジン9が始動する。ステップ10においてイグニッションスイッチ6のオフからオンへの変化を検知したCPU10cは、デフォルト条件として、自動停止禁止条件を標準頻度条件に設定する(ステップ20)。すなわち、イグニッションスイッチ6のオフからオンへの変化を検知したCPU10cは、ROM10aから標準頻度用ガード値を読み込み、そのガード値を自動停止禁止条件に適用する。
CPU10cは、図1に例示の車載センサに基づいて、エンジン9の自動停止条件が成立しているか否かを判断する(ステップ30)。エンジン9の自動停止条件は、例えば、『車速センサ20によって検出される車速が零、且つ、シフトポジションセンサ21によって検出されるシフトポジション状態がニュートラルポジション、且つ、クランクポジションセンサ22によって検出されるエンジン9の回転数が所定値以下、且つ、アクセルポジションセンサ23によって検出されるアクセルペダルの踏み込み量が零』と設定される。
CPU10cは、エンジン9の自動停止条件が成立していると判断した場合、エンジン9の自動停止禁止条件が成立しているか否かを判断する(ステップ40)。CPU10cは、上述の積算放電量等に基づいて自動停止禁止条件が成立していると判断した場合、自動停止を禁止する、すなわちエンジン9を停止させない(ステップ50)。一方、CPU10cは、上述の積算放電量等に基づいて自動停止禁止条件が成立していないと判断した場合、自動停止を実行する、すなわちエンジン9を停止させる(ステップ70)。
ここで、ステップ40で判断される自動停止禁止条件に適用されるガード値は、図3の割り込みルーチンによって決められる。CPU10cは、エコラン頻度切替スイッチ15からの切替信号の割り込みが生じるたびに(ステップ100)、自動停止禁止条件を標準頻度条件と高頻度条件に切り替える(ステップ110)。すなわち、CPU10cは、自動停止禁止条件に適用されるガード値が標準頻度用ガード値に設定されている状態でエコラン頻度切替スイッチ15のオンを検知すると、自動停止禁止条件に適用するガード値を高頻度用ガード値に設定変更する。逆に、CPU10cは、自動停止禁止条件に適用されるガード値が高頻度用ガード値に設定されている状態でエコラン頻度切替スイッチ15のオンを検知すると、自動停止禁止条件に適用するガード値を標準頻度用ガード値に設定変更する。
図2に戻り、ステップ70において自動停止を実行したCPU10cは、車載センサに基づいて、自動停止中のエンジン9を自動始動させるための自動始動条件が成立したか否かを判断する(ステップ80)。CPU10cは、自動始動条件が成立したと判断した場合に、自動始動を実行する(ステップ90)。なお、自動停止中にイグニッションスイッチ6がオフされれば、本フローは終了させてよい。
そして、ステップ50又はステップ90の後に、イグニッションスイッチ6がオフになるまで、ステップ30からの制御ステップが繰り返し実行される(ステップ60)。
したがって、本実施例のエコランシステム100によれば、ユーザの自動停止の頻度を上げるか否かの意思をエコラン頻度切替スイッチ15によってエコランECU10に伝達することができ、ユーザの要求に合った実行頻度で自動停止を実行させることができる。
すなわち、従来のエコランシステムでは、自動停止をさせてもよい状況であっても、バッテリ等の寿命を考慮し、一定の閾値を超えた場合には自動停止禁止条件が成立しているとして、自動停止が禁止されてしまう。しかしながら、本実施例のエコランシステム100は、ユーザが自動停止させてもよいと判断すれば、自動停止の頻度を上げることができ、燃費の向上効果を一層得られる。
また、本実施例のエコランシステム100によれば、イグニッションスイッチ6のオフの後にイグニッションスイッチ6が再度オンされれば、デフォルト条件として、自動停止禁止条件を標準頻度条件に設定されるので、高頻度条件に設定され続けてバッテリ等の寿命に対する影響が大きくなることを防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、エコランシステム100は、自動停止禁止条件が標準頻度条件に設定されているのか高頻度条件に設定されているのかをユーザに知らせる報知手段を備えてもよい。報知手段として、例えば、表示装置や音声出力装置が挙げられる。表示装置を用いれば、ランプの点灯状態やディスプレイによる表示によって、自動停止禁止条件の設定内容をユーザに認識させることができる。スピーカ等の音声出力装置を用いれば、音声案内によって、自動停止禁止条件の設定内容をユーザに認識させることができる。
また、ユーザからの自動停止に対する要求指令をエコランECU10に対して伝達する伝達手段は、手動のスイッチ15でなく、ユーザの音声を認知してエコランECU10に対して伝達する音声認識装置でもよいし、要求指令メニューを選択表示し、選択された要求指令をエコランECU10に対して伝達するタッチパネル装置でもよい。
また、エコランECU10は、バッテリ2の充電率が所定値以下になった場合に、自動停止条件が成立していても自動停止禁止条件が成立しているとして、自動停止を禁止するようにしてもよい。
また、バッテリ2の具体例として鉛電池を挙げたが、それ以外の蓄電池でもよい。例えば、ニッケル水素電池、リチウムイオンバッテリ、電気二重層キャパシタ、それらのいずれかを組み合わせたものでもよい。
本発明に係る内燃機関の自動停止装置の一実施形態であるエコランシステム100の構成図である。 自動停止制御のメインルーチンである。 自動停止禁止条件を切り替えるためのサブルーチンである。
符号の説明
1 オルタネータ
2 バッテリ
3 スタータモータ
4 電流センサ
5 電圧センサ
6 イグニッションスイッチ
9 エンジン
10 エコランECU
15 エコラン頻度切替スイッチ

Claims (5)

  1. 自動停止条件成立時に内燃機関を自動的に停止させる自動停止手段と、
    前記自動停止条件成立時に所定の自動停止禁止条件が成立していると前記自動停止手段による自動停止を禁止する自動停止禁止手段と、
    ユーザからの自動停止に関する要求指令に基づいて前記自動停止禁止条件を変更する禁止条件変更手段と、を備える、内燃機関の自動停止装置。
  2. 前記禁止条件変更手段は、前記自動停止手段による自動停止の禁止頻度が低くなる方向に前記自動停止禁止条件を変更する、請求項1に記載の内燃機関の自動停止装置。
  3. 前記禁止条件変更手段による前記自動停止禁止条件の変更は、前記内燃機関の停止指示後に解除される、請求項1に記載の内燃機関の自動停止装置。
  4. 前記要求指令は、前記ユーザが操作可能な手動スイッチを介して受け付けられる、請求項1に記載の内燃機関の自動停止装置。
  5. 前記手動スイッチによって、前記自動停止禁止条件の変更要否が切り替えられる、請求項4に記載の内燃機関の自動停止装置。
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