JP2008235827A - 発光装置 - Google Patents

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圭一 山崎
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Abstract

【課題】色むらの発生を抑制でき且つ光取り出し効率の向上を図れる発光装置を提供する。
【解決手段】LEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、実装基板20に実装されたLEDチップ10を封止した封止材からなる封止部30と、封止部30の光出射面30b側に設けられLEDチップ10から放射される光によって励起されてLEDチップ10よりも長波長の可視光を放射する蛍光体を分散した透光性材料により形成された色変換層40と、封止部30と色変換層40との間に設けられLEDチップ10から放射される光を透過し且つ色変換層40の蛍光体から放射される可視光を反射する波長選択フィルタ層50とを備える。封止部30の光出射面30bおよび色変換層40の光入射面それぞれがフラット面であり、波長選択フィルタ層50は、色変換層40のフラット面に成膜された光学多層膜により構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチップ)を利用した発光装置に関するものである。
従来から、LEDチップとLEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップとは異なる発光色の光を放射する蛍光体とを組み合わせ所望の混色光(例えば、白色光)を得るようにした発光装置の研究開発が各所で行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
ここにおいて、上記特許文献1には、図5に示すように、青色光を放射するLEDチップ10’と、当該LEDチップ10’が実装された実装基板20’と、LEDチップ10’における実装基板20’側とは反対の表面側に積層されLEDチップ10’から放射される光によって励起されてLEDチップ10’よりも長波長の可視光(黄色光)を放射する蛍光体および透光性材料により形成された色変換層40’と、LEDチップ10’と色変換層40’との間に設けられLEDチップ10’から放射される光を透過し且つ色変換層40’の蛍光体から放射される可視光を反射する波長選択フィルタ層50’と、実装基板20’におけるLEDチップ10’の実装面側においてLEDチップ10’、波長選択フィルタ層50’および色変換層40’を覆うレンズ60’とを備えた発光装置が記載されている。
また、上記特許文献2には、図6に示すように、青色光を放射するLEDチップ10’と、リードフレームの一部からなりLEDチップ10’が内底面上に実装されたカップ部120’と、LEDチップ10’を封止した封止材からなる半球状の封止部30’と、封止部30’の表面側に積層されLEDチップ10’から放射される光によって励起されてLEDチップ10’よりも長波長の可視光(黄色光)を放射する蛍光体および透光性材料により形成されたドーム状の色変換層40’と、封止部30’と色変換層40’との間に設けられLEDチップ10’から放射される光を透過し且つ色変換層40’の蛍光体から放射される可視光を反射する波長選択フィルタ層50’と、カップ部120’におけるLEDチップ10’の実装面側において色変換層40’を覆うレンズ60’とを備えた発光装置が記載されている。なお、波長選択フィルタ層50’は、相対的に屈折率の高いTiO膜と相対的に屈折率の低いSiO膜とが交互に積層されている。
米国特許第5813752号明細書(第2欄第66行−第3欄第65行、FIG.1) 米国特許第6155699号明細書(第5欄第11行−第40行、第5欄第62行−第6欄第9行、FIG.2)
ところで、図5や図6に示した発光装置は、LEDチップ10’と色変換層40’との間に波長選択フィルタ層50’が設けられているので、色変換層40’の蛍光体から放射された可視光の一部がLEDチップ10’側に戻って光取り出し効率が低下するのを抑制することができる。
しかしながら、図5に示した構成の発光装置では、LEDチップ10’の側面から放射された青色光が色変換層40’を通らずにレンズ60’へ入射して外部へ出射されるので、色むらが生じやすかった。
これに対して、図6に示した構成の発光装置は、色変換層40’がドーム状に形成されているので、図5に示した構成の発光装置に比べて色むらの発生を抑制することができるが、波長選択フィルタ層50’を半球状の封止部30’の表面上(つまり、曲面上)に形成する必要があり、波長選択フィルタ層50’の膜厚の面内ばらつきに起因してフィルタ特性の面内ばらつきが生じやすく、光取り出し効率が低下するという問題があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、色むらの発生を抑制でき且つ光取り出し効率の向上を図れる発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、LEDチップと、当該LEDチップが実装された実装基板と、実装基板におけるLEDの実装面側でLEDチップを封止した封止樹脂からなる封止部と、封止部の光出射面側に設けられLEDチップから放射される光によって励起されてLEDチップよりも長波長の可視光を放射する蛍光体を分散した透光性材料により形成された色変換層と、封止部と色変換層との間に設けられLEDチップから放射される光を透過し且つ色変換層の蛍光体から放射される可視光を反射する波長選択フィルタ層とを備え、封止部の光出射面および色変換層の光入射面それぞれがフラット面であり、波長選択フィルタ層は、封止部と色変換層との一方のフラット面に成膜された光学多層膜からなることを特徴とする。
この発明によれば、色変換層が封止部の光出射面側に設けられているので、色むらの発生を抑制でき、しかも、封止部の光出射面および色変換層の光入射面それぞれがフラット面であり、波長選択フィルタ層が、封止部と色変換層との一方のフラット面に成膜された光学多層膜からなるので、波長選択フィルタ層の膜厚の面内ばらつきに起因したフィルタ特性の面内ばらつきを小さくでき、色変換層の蛍光体から放射された可視光がLEDチップ側に戻って実装基板などに吸収されるのを抑制できるから、光取り出し効率の向上を図れる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記透光性材料は、ガラスからなることを特徴とする。
この発明によれば、前記透光性材料が、ガラスからなるので、前記透光性材料として、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂を用いる場合に比べて、前記透光性材料の熱膨張率が小さく、前記LEDチップの点灯時と消灯時とでの前記色変換層の温度変化に起因した前記色変換層の膨張収縮が起こりにくいから、波長選択フィルタ層にかかる熱応力を低減でき、波長選択フィルタ層の耐久性が向上する。
請求項1の発明では、色むらの発生を抑制でき且つ光取り出し効率の向上を図れるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の発光装置1は、図1に示すように、LEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、実装基板20に実装されたLEDチップ10を封止した封止材(例えば、シリコーン樹脂など)からなる封止部30と、封止部30の光出射面30b側に設けられLEDチップ10から放射される光によって励起されてLEDチップ10よりも長波長の可視光を放射する蛍光体を分散した透光性材料により形成された色変換層40と、封止部30と色変換層40との間に設けられLEDチップ10から放射される光を透過し且つ色変換層40の蛍光体から放射される可視光を反射する波長選択フィルタ層50とを備えている。
本実施形態の発光装置1では、LEDチップ10として、青色光を放射するGaN系青色LEDチップを用い、色変換層40の蛍光体として、LEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体を用いており、LEDチップ10から放射され封止部30、波長選択フィルタ層50および色変換層40を透過した青色光と、色変換層40の黄色蛍光体から放射された黄色光とが色変換層40の光出射面40bから出射されることとなり、白色光を得ることができる。
実装基板20は、LEDチップ10を収納する収納凹所20aが一表面側に設けられ且つLEDチップ10のアノード電極およびカソード電極それぞれが電気的に接続される導体パターン(図示せず)が収納凹所20aの内底面に設けられたセラミック基板により構成されている。ここにおいて、LEDチップ10は、実装基板20に対して、フェースダウンで実装してもよいし、フェースアップで実装してもよい。なお、実装基板20は、上記導体パターンと電気的に接続される外部接続用電極(図示せず)が他表面に設けられており、対応する導体パターンと外部接続用電極とが貫通孔配線(図示せず)を介して電気的に接続されている。
上述の実装基板20の外周形状は矩形状であり、実装基板20における収納凹所20aは、円形状に開口され且つ内底面から離れるにつれて開口面積が徐々に大きくなっている。なお、実装基板20の収納凹所20aの内底面および内側面には、LEDチップ10から放射された光を反射する金属膜からなる反射膜が形成されている。
上述の封止部30の材料である封止材としては、シリコーン樹脂を用いているが、シリコーン樹脂に限らず、例えばエポキシ樹脂などを用いてもよい。ここにおいて、封止部30は、実装基板20にLEDチップ10を実装した後で、実装基板20の収納凹所20aに封止材を充填して硬化させることにより形成されており、光出射面30bが実装基板20の上記一表面と略面一のフラット面となっている。
色変換層40は、半球状の形状に形成されており、封止部30側とは反対側が凸曲面となるように配置されている。したがって、色変換層40は、光入射面がフラット面となっている。ここにおいて、色変換層40は、ガラスのような透光性材料に、LEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体を分散させた混合物の成形品により構成されている。なお、色変換層40の材料として用いる透光性材料は、ガラスに限らず、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、有機成分と無機成分とがnmレベルもしくは分子レベルで混合、結合した有機・無機ハイブリッド材料などを採用してもよい。また、色変換層40の材料として用いる透光性材料に分散させる蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを分散させて白色光を得ることができる。
また、波長選択フィルタ層50は、相対的に屈折率の高い高屈折率材料からなる第1の誘電体膜と相対的に屈折率の低い低屈折率材料からなる第2の誘電体膜とが交互に積層された光学多層膜により構成されている。ここにおいて、波長選択フィルタ層50は、高屈折率材料として、例えば、Ta、TiOなどを採用し、低屈折率材料として、例えば、SiO、MgFなどを採用すればよく、各誘電体膜をイオンプレーティング法やイオンビームアシスト蒸着法などによって容易に成膜することができる。一例として、高屈折率材料としてTa、低屈折率材料としてSiOを採用した波長選択フィルタ層50の光学特性を図2に示す。なお、高屈折率材料および低屈折率材料は、上述の材料に限るものではない。また、波長選択フィルタ層50の各誘電体膜の積層数や膜厚は、当該波長選択フィルタ層50に接する封止部50および色変換層40それぞれの屈折率、各誘電体膜の屈折率、LEDチップ10の発光ピーク波長と色変換層40の蛍光体の発光ピーク波長との間のカットオフ波長、などに応じて適宜設定すればよい。
ところで、本実施形態の発光装置1では、封止部30の光出射面30bおよび色変換層40の光入射面それぞれがフラット面であり、波長選択フィルタ層50を色変換層40のフラット面に成膜してあり、波長選択フィルタ層50を封止部30と固着してある。ここで、波長選択フィルタ層50は、周部が実装基板20の上記一表面に固着されている。したがって、色変換層40の蛍光体で発生した熱を、波長選択フィルタ層50を介して実装基板20へ放熱させることができ、色変換層40中の蛍光体の温度上昇を抑制でき、光取り出し効率の向上を図れる。
以上説明した本実施形態の発光装置1では、色変換層40が封止部30の光出射面30b側に設けられているので、LEDチップ10の光取り出し面11から放射された光およびLEDチップ10の側面から放射された光のいずれも封止部30、波長選択フィルタ50を透過して色変換層40へ入射することとなるから、色むらの発生を抑制でき、しかも、封止部30の光出射面30bおよび色変換層40の光入射面それぞれがフラット面であり、波長選択フィルタ層50が、色変換層40のフラット面に成膜された光学多層膜からなるので、波長選択フィルタ層50の膜厚の面内ばらつきに起因したフィルタ特性の面内ばらつきを小さくでき、色変換層40の蛍光体(本実施形態では、黄色蛍光体)から放射された可視光がLEDチップ10側に戻って実装基板20などに吸収されるのを抑制できるから、光取り出し効率の向上を図れる。なお。波長選択フィルタ層50は、色変換層40のフラット面ではなく、封止部30のフラット面に成膜し、色変換層40と固着するようにしてもよい。
また、本実施形態の発光装置1では、色変換層40のフラット面に波長選択フィルタ層50が成膜されており、色変換層40の透光性材料としてガラスを採用しているので、色変換層40の透光性材料として、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂を用いる場合に比べて、透光性材料の熱膨張率が小さく、LEDチップ10の点灯時と消灯時とでの色変換層40の温度変化に起因した色変換層40の膨張収縮が起こりにくいから、波長選択フィルタ層50にかかる熱応力を低減でき、波長選択フィルタ層50の耐久性が向上する。
(実施形態2)
本実施形態の発光装置1の基本構成は実施形態1と略同じであり、図3に示すように、色変換層40がシート状に形成されている点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、色変換層40の厚み方向の両面がフラット面となっており、色変換層40の厚み方向の一面であって封止部30側となる光入射面に、波長選択フィルタ層50を成膜してある。
しかして、本実施形態の発光装置1は、実施形態1と同様、色むらの発生を抑制でき且つ光取り出し効率の向上を図れる。なお。本実施形態においても、波長選択フィルタ層50は、色変換層40のフラット面ではなく、封止部30のフラット面に成膜し、色変換層40と固着するようにしてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の発光装置1は、図4に示すように、LEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、実装基板20におけるLEDチップ10の実装面側においてLEDチップ10を封止した封止材からなる封止部30と、封止部30の光出射面30b側に設けられLEDチップ10から放射される可視光によって励起されてLEDチップ10よりも長波長の可視光を放射する蛍光体および透光性材料により形成された色変換層40と、封止部30と色変換層40との間に設けられLEDチップ10から放射される光を透過し且つ色変換層40の蛍光体から放射される可視光を反射する波長選択フィルタ層50とを備えている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
LEDチップ10は、厚み方向の一表面側(図4における下面側)にアノード電極(図示せず)が形成されるとともに、厚み方向の他表面側(図4における上面側)にカソード電極(図示せず)が形成されており、上記他表面側を光取り出し面11側としている。ここにおいて、アノード電極およびカソード電極は、下層側のNi膜と上層側のAu膜との積層膜により構成されている。
実装基板20は、LEDチップ10が一表面側に搭載される矩形板状のサブマウント部材27と、熱伝導性材料により形成されサブマウント部材27が一面側の中央部に固着される矩形板状の伝熱板21と、伝熱板21の一面側(図4における上面側)に例えばポリオレフィン系の固着シート(図示せず)を介して固着される矩形板状のフレキシブルプリント配線板により形成され中央部にサブマウント部材27を露出させる矩形状の窓孔24を有する配線基板22とで構成されている。したがって、LEDチップ10で発生した熱が配線基板22を介さずにサブマウント部材27および伝熱板21に伝熱されるようになっている。
上述の伝熱板21は、Cuからなる金属板21aを基礎とし、当該金属板21aの厚み方向の両面にAu膜からなるコーティング膜21bが形成されている。
一方、配線基板22は、ポリイミドフィルムからなる絶縁性基材22aの一表面側に、LEDチップ10への給電用の一対の配線パターン23,23が設けられるとともに、各配線パターン23,23および絶縁性基材22aにおいて配線パターン23,23が形成されていない部位を覆う白色系の樹脂からなるレジスト層26が積層されている。ここにおいて、LEDチップ10は、上記カソード電極がボンディングワイヤ14を介して一方の配線パターン23と電気的に接続され、上記アノード電極がサブマウント部材27の電極パターン28およびボンディングワイヤ14を介して他方の配線パターン23と電気的に接続されている。要するに、本実施形態では、LEDチップ10として厚み方向の両面に電極が設けられたLEDチップを採用しており、LEDチップ10を実装基板20にフェースアップで実装してあるが、LEDチップ10として一表面側に両電極が設けられたLEDチップを採用して、フェースアップあるいはフェースダウンで実装するようにしてもよい。なお、各配線パターン23,23は、絶縁性基材22aの外周形状の半分よりもやや小さな外周形状に形成されている。また、絶縁性基材22aの材料としては、FR4、FR5、紙フェノールなどを採用してもよい。
レジスト層26は、配線基板22の窓孔24の近傍において各配線パターン23,23の2箇所が露出し、配線基板22の周部において各配線パターン23,23の1箇所が露出するようにパターニングされており、各配線パターン23,23は、配線基板22の窓孔24近傍において露出した部位が、ボンディングワイヤ14が接続される端子部23aを構成し、配線基板22の周部において露出した円形状の部位が外部接続用の電極部23bを構成している。なお、配線基板22の配線パターン23,23は、Cu膜とNi膜とAu膜との積層膜により構成され、最上層がAu膜となっている。
また、サブマウント部材27は、熱伝導率が比較的高く且つ電気絶縁性を有するAlNにより形成されており、平面サイズをLEDチップ10のチップサイズよりも大きく設定してあり、伝熱板21とLEDチップ10との線膨張率差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和する応力緩和機能と、LEDチップ10で発生した熱を伝熱板21においてLEDチップ10のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能とを有している。したがって、本実施形態の発光装置1では、LEDチップ10と伝熱板21との線膨張率差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和することができるとともに、LEDチップ10で発生した熱をサブマウント部材27および伝熱板21を介して効率良く放熱させることができる。
本実施形態では、サブマウント部材27の材料として熱伝導率が比較的高く且つ絶縁性を有するAlNを採用しているが、サブマウント部材27の材料はAlNに限らず、例えば、複合SiC、Siなどを採用してもよい。また、サブマウント部材27の一表面側には、LEDチップ10におけるサブマウント部材27側の電極である上記アノード電極と接合される上述の電極パターン28が形成され、当該電極パターン28の周囲に可視光を反射する反射膜29が形成されている。したがって、LEDチップ10から放射された光がサブマウント部材27に吸収されるのを防止することができ、外部への光取出し効率をさらに高めることが可能となる。ここにおいて、電極パターン28は、Auを主成分とするAuとSnとの合金(例えば、80Au−20Sn、70Au−30Snなど)により形成されている。また、反射膜29は、Alにより形成されているが、Alに限らず、Ag、Ni、Auなどにより形成してもよい。
また、本実施形態の発光装置1では、サブマウント部材27の厚み寸法を、当該サブマウント部材27の表面が配線基板22のレジスト層26の表面よりも伝熱板21から離れるように設定してあり、LEDチップ10や黄色蛍光体から放射された光が配線基板22の窓孔24の内周面を通して配線基板22に吸収されるのを防止することができる。
ところで、本実施形態では、封止部30が角錐台状の形状であり、封止部30の光出射面30bが、LEDチップ10の光取り出し面11に平行でありLEDチップ10の光取り出し面11から放射された光が出射するフラット面と、当該フラット面と隣り合いLEDチップ10の側面から放射された光が出射する複数のフラット面とで構成されている。
これに対して、色変換層40は、実施形態1と同様に半球状の形状に形成されており、光入射面が封止部30の光出射面30bと実装基板20における封止部30周辺部の形状とに沿った形状に形成されている点が相違する。要するに、本実施形態における色変換層40は、光入射面が複数のフラット面により構成されており、波長選択フィルタ層50が、色変換層40の複数のフラット面の全体に亘って積層されている。
しかして、本実施形態の発光装置1は、実施形態1と同様、色むらの発生を抑制でき且つ光取り出し効率の向上を図れる。なお。本実施形態においても、波長選択フィルタ層50は、色変換層40のフラット面ではなく、封止部30のフラット面に成膜し、色変換層40と固着するようにしてもよい。
実施形態1の発光装置の概略断面図である。 同上における波長選択フィルタ層の一例の光学特性図である。 実施形態2の発光装置の概略断面図である。 実施形態3の発光装置の概略断面図である。 従来例の発光装置の概略断面図である。 他の従来例の発光装置の概略断面図である。
符号の説明
1 発光装置
10 LEDチップ
11 光取り出し面
20 実装基板
30 封止部
30b 光出射面
40 色変換層
50 波長選択フィルタ層

Claims (2)

  1. LEDチップと、当該LEDチップが実装された実装基板と、実装基板におけるLEDの実装面側でLEDチップを封止した封止樹脂からなる封止部と、封止部の光出射面側に設けられLEDチップから放射される光によって励起されてLEDチップよりも長波長の可視光を放射する蛍光体を分散した透光性材料により形成された色変換層と、封止部と色変換層との間に設けられLEDチップから放射される光を透過し且つ色変換層の蛍光体から放射される可視光を反射する波長選択フィルタ層とを備え、封止部の光出射面および色変換層の光入射面それぞれがフラット面であり、波長選択フィルタ層は、封止部と色変換層との一方のフラット面に成膜された光学多層膜からなることを特徴とする発光装置。
  2. 前記透光性材料は、ガラスからなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
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