JP2008234701A - 光ピックアップ装置の製造方法及び光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置の製造方法及び光ピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光源の波長のバラツキに関わらず、光の利用効率を高めることができる光ピックアップ装置の製造方法及び光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】ステップS101で、波長帯域Aを設定し、ステップS102で任意の第1半導体レーザの発振波長λを測定する。ステップS102で、測定した発振波長λに応じて分類グループに分類する。ステップS101〜S103と並行してステップS202で、複数の波長帯域Bを設定する。ステップS202で、任意の対物レンズOBJの効率ピーク波長を求める。ステップS203で、求めた効率ピーク波長に応じて分類グループに分類する。ステップS301で、第nグループ内の第1半導体レーザと第Nグループ内の対物レンズとを選択し、ステップS302で光ピックアップ装置PU1を組み立てる。このような選別組み合わせを実施することにより、光の利用効率が高くなる光ピックアップ装置が完成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ピックアップ装置の製造方法及び光ピックアップ装置に関し、特に高い光利用効率を実現できる光ピックアップ装置用の製造方法及び光ピックアップ装置に関する。
情報の記録及び/又は再生(以下、「記録及び/又は再生」を、「記録/再生」と記載する)に波長405nm程度の青紫色半導体レーザを使用する、Blu−ray Disc(以下、BDという)や、HD DVD(以下、HDという)に対応する光ピックアップ装置においては、既に広く普及しているDVD(記録/再生波長は655nm程度)やCD(記録/再生波長は785nm程度)との互換性が求められる。以下、本明細書では、BDやHDに代表される情報の記録/再生に波長405nm程度のレーザ光を使用する光ディスクを「高密度光ディスク」と呼ぶ。
DVDやCDにも対応可能な高密度光ディスク用の光ピックアップ装置においては、コンパクト化・低コスト化を実現するために、それぞれの光ディスク用の
光学素子をできるだけ共通化することが好ましい。そして、光学素子を共通化する場合、所望の性能で集光スポットをそれぞれの光ディスクの情報記録面上に形成するためには、光学素子に微少段差を有する位相構造を形成するのが好ましい。
特許文献1には、BD、DVD、CDの3種類の光ディスクに対してコンパチブルに使用可能とした対物レンズが開示されている。この対物レンズには、位相構造として回折構造が形成されており、BD、DVD、CDの保護層の厚さの違いと、光源波長の違いによる球面収差を補正して、何れの光ディスクの情報記録面上にも良好な集光スポットを形成できるという機能を有している。
また、特許文献2には、BD、DVD、CDの3種類の光ディスクに対してコンパチブルに使用可能としたコリメートレンズが開示されている。このコリメートレンズには、位相差付与構造として回折構造が形成されており、対物レンズで発生する色収差を低減し、特にBDへの記録/再生特性を良好にする、という機能を有している。
特開2005−158217号公報 特開2005−166227号公報
上記特許文献に開示された対物レンズやコリメートレンズのように、青紫色、赤色、赤外の3つの波長帯のレーザ光の共通光路に配置される位相構造レンズは、従来の赤色、赤外の2つの波長帯のレーザ光の共通光路に配置される位相構造レンズに比べて、光利用効率の波長依存性が大きい。一例として、特許文献1の実施例7の対物レンズのBD側の光利用効率の波長依存性を図1に示す。
ここで、位相構造レンズの光利用効率の波長依存性が大きいと以下に述べるような問題が顕在化する。半導体レーザの一般市販品では、設計波長に対して実際の発振波長が最大±10nm程度ばらつくことが知られている。また、半導体レーザは温度変化に伴い発振波長が変化することが知られている。例えば、高密度光ディスク用の光ピックアップ装置に搭載される青紫色半導体レーザは、一般的に、温度変化1℃あたり発振波長が0.07nm程度変化する。例えば、図1に示すように、特許文献1の実施例7の対物レンズと、当該対物レンズの設計波長408nm(点A)から発振波長が長波長側に10nmずれたレーザ光源(点B)を搭載した光ピックアップ装置では、環境温度が50℃高温側へ変化した場合のレーザ光源の発振波長は421.5nmとなる(点C)。この状態における対物レンズの光利用効率は約75%となり、光ディスクへの記録/再生特性に支障をきたす可能性がある。これに対して、波長選別することで、発振波長を位相構造レンズの設計波長に揃えたレーザ光源を選定して用いることが考えられるが、レーザ光源の量産に支障をきたす恐れがある。
一方、光利用効率が最大値となる波長は、位相構造の微少段差の製造誤差によっても変化する。位相構造レンズの製造において、かかる誤差を完全にゼロにすることは不可能である。かかる場合に、発振波長を光学素子の設計波長に揃えたレーザ光源を選定して用いたとしても、光ピックアップ装置の環境温度が変化した場合、位相構造レンズの光利用効率変化が大きくなり、光ディスクへの記録/再生特性に支障をきたす可能性がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、光源の発振波長バラツキや位相構造レンズの製造誤差に関わらず、波長変化や温度変化に伴う光利用効率変化を小さく抑えることができる光ピックアップ装置の製造方法及び光学素子を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、
500nm以下の基準波長λ1(nm)の第1光源と、位相構造を有する位相構造レンズとを有し、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置の製造方法であって、
前記基準波長λ1を含む所定の波長範囲について、所定の波長巾αを有する複数の波長帯域Aを設定する工程と、
前記第1光源の発振波長を測定する工程と、
前記第1光源を、前記複数の波長帯域Aのうち、当該発振波長を含む波長帯域に分類する工程と、
前記基準波長λ1を含む所定の波長範囲について、所定の波長巾βを有する複数の波長帯域Bを設定する工程と、
前記位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長(以下、効率ピーク波長とする)を測定する工程と、
前記位相構造レンズを、前記複数の波長帯域Bのうち、当該効率ピーク波長を含む波長帯域に分類する工程と、
前記複数の波長帯域Aのうち、所定の波長帯域に分類された前記第1光源と、前記複数の波長帯域Bのうち、所定の波長帯域に分類された前記位相構造レンズとを選択して組み合わせる工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1光源を発振波長毎に複数の波長帯域A(A1、A2・・・An)に分類し、位相構造レンズを効率ピーク波長毎に複数の波長帯域B(B1、B2、・・・Bn)に分類し、さらに、波長帯域Aの中の特定の波長帯域Aiに組み合わせる、波長帯域Bの中の波長帯域Biを予め決めておくことで、発振波長と効率ピーク波長が比較的近い第1光源と位相構造レンズとを効率良く組み合わせることが可能となる。この結果、発振波長が基準波長λ1からずれた第1光源や効率ピーク波長が基準波長λ1からずれた位相構造レンズを用いることができ、第1光源や位相構造レンズの製造歩留まりを向上させることができるとともに、波長変化や温度変化に伴う光利用効率変化が小さい光ピックアップ装置を提供することが可能となる。
尚、「波長巾α」は波長帯域毎に同じ波長巾であってもよいし、波長帯域毎に異なる波長巾であってもよい。同様に、「波長巾β」は波長帯域毎に同じ波長巾であってもよいし、波長帯域毎に異なる波長巾であってもよい。さらに、波長巾αと波長巾βは互いに同じ波長巾であってもよいし、互いに異なる波長巾であってもよい。すなわち、波長巾αと波長巾βは第1光源の発振波長のばらつき分布や位相構造レンズの効率ピーク波長のばらつき分布によってフレキシブルに設定可能である。
位相構造レンズの効率ピーク波長は、例えば図2に概略図を示すような装置を使用して測定することができる。本装置は、基準波長λ1近傍であって、互いに異なる波長のレーザ光を発振する第1光源LD1、第2光源LD2、第3光源LD3と、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2、コリメートレンズCOL、絞りAP、拡大光学系OS、ピンホールPH、積分球ISから概略構成される。光源LD1、光源LD2、光源LD3としては、例えば、それぞれ、基準波長λ1、λ1+5nm、λ1−5nmの波長のレーザ光を発振する光源を使用するのが好ましい。ピンホールPHは、測定対象である位相構造レンズPLを透過した光のうち、結像に寄与しない不要な光を遮断する機能を有し、ピンホール径は、位相構造レンズPLの焦点距離と拡大光学径の焦点距離により決定される。光源LD1〜光源LD3からの光束を入射させて、位相構造レンズPLの光利用効率を測定することにより得られた波長と光利用効率の関係カーブから位相構造レンズPLの効率ピーク波長を求めることができる。
また、効率ピーク波長を全ての位相構造レンズPLについて測定することは現実的ではない。そこで、実際の量産においては、位相構造レンズPLを製造ロット毎に分類した後、製造ロット内に含まれる任意の位相構造レンズPLの効率ピーク波長を測定し、その効率ピーク波長を含む波長帯域に当該製造ロットの位相構造レンズPLを分類するようにすることが好ましい。
同様に、発振波長を全ての第1光源LD1について測定することは現実的ではない。そこで、実際の量産においては、第1光源LD1を製造ロット毎に分類した後、製造ロット内に含まれる任意の第1光源LD1の発振波長を測定し、その発振波長を含む波長帯域に当該製造ロットの第1光源LD1を分類するようにすることが好ましい。
上記のように、第1光源LD1や位相構造レンズPLをロット管理することで、第1光源LD1や位相構造レンズPLの性能管理が容易になり、生産効率を向上させることが可能となる。
尚、「位相構造」とは、通過する光束に対して光路差を付与する構造(例えば回折構造)をいい、勿論、波面が分割される構造も含む。
請求項2に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、前記位相構造レンズは、対物レンズであることを特徴とする。
請求項3に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、前記位相構造レンズは、コリメートレンズであることを特徴とする。
請求項4に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、前記光ピックアップ装置は、基準波長λ2(nm)(λ1<λ2)の第2光源を有し、前記対物レンズは、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっていることを特徴とする。
請求項5に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、光利用効率が最大となる波長が異なる複数種類の位相構造レンズから、第1光源の発振波長に応じて一種類の位相構造レンズを選択する工程と、前記第1光源と前記選択された種類の位相構造レンズとを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする。
請求項6に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、光利用効率が最大となる波長が異なる複数種類の位相構造レンズを準備する工程と、第1光源の発振波長に応じて、前記複数種類の位相構造レンズのうち一種類の位相構造レンズを選択する工程と、前記第1光源と前記選択された種類の位相構造レンズとを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする。
請求項7に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長に応じて、発振波長が異なる複数の第1光源のうち一つの第1光源を選択する工程と、前記位相構造レンズと前記選択された第1光源とを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする。
請求項8に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、発振波長が異なる複数種類の第1光源を準備する工程と、位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長に応じて、前記複数種類の第1光源のうち一つの第1光源を選択する工程と、前記位相構造レンズと前記選択された第1光源とを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする。
請求項9に記載の光ピックアップ装置の製造方法は、前記第1光源の発振波長は500nm以下であり、前記光ピックアップ装置は、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能であることを特徴とする。
請求項10に記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の製造方法により製造された光ピックアップ装置であって、前記光ピックアップ装置の環境温度が25℃である場合の、前記対物レンズにより集光されるスポットの光利用効率に対する、前記光ピックアップ装置の環境温度が55℃である場合の、前記対物レンズにより集光されるスポットの光利用効率の変化量をΔη(%)としたとき、次式を満たすことを特徴とする。
0≦|Δη|≦3
本明細書中において、対物レンズとは、光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと対向すべく配置される集光作用を有するレンズのみを指す場合もあるが、本明細書においては、そのレンズと共にアクチュエータによって少なくとも光軸方向に作動可能な光学素子やレンズを更に有する際には、それらレンズや光学素子を全て含めて対物レンズと呼ぶものとする。
本発明によれば、光源の発振波長バラツキや位相構造レンズの製造誤差に関わらず、波長変化や温度変化に伴う光利用効率変化を小さく抑えることができる光ピックアップ装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図3は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるHDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える第1の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU1は、光情報記録再生装置に搭載できる。
光ピックアップ装置PU1は、高密度光ディスクであるHDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ1=405nmを基準波長とする青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する第1半導体レーザ(第1光源)LD1、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ2=655nmを基準波長とする赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第2半導体レーザ(第2光源)LD2、CDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ3=785nmを基準波長とする赤外レーザ光束(第3光束)を射出する第3半導体レーザ(第3光源)と光検出器とを含むホロレーザHL、HD/DVD共用の光検出器PD、コリメートレンズCOL、入射したレーザ光束を光ディスクの情報記録面上に集光させる対物レンズOBJ、偏光ビームスプリッタPBS、第1ダイクロイックプリズムDBS1,第2ダイクロイックプリズムDBS2、λ/4波長板QWP、開口制限フィルタAP、図示しない絞りSTOとから構成されている。尚、プラスチック製で単玉の対物レンズOBJの光学面には、波長λ1の光束について10次回折光を発生し、波長λ2の光束について6次回折光を発生し、波長λ3の光束について5次回折光を発生する色収差補正用の回折構造が形成されている。
光ピックアップ装置PU1において、HDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第1半導体レーザLD1を発光させる。第1半導体レーザLD1から射出された発散光束は、第1ダイクロイックプリズムDBS1、偏光ビームスプリッタPBS、第2ダイクロイックプリズムDBS2を通過した後、コリメートレンズCOLにより弱収束光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、図示しない絞りSTOを通過することにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってHDの保護層(0.6mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
HDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ、開口制限フィルタAPを通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOL、第2ダイクロイックプリズムDBS2を通過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてHDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU1において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、第2半導体レーザLD2を発光させる。第2半導体レーザLD2から射出された発散光束は、第1ダイクロイックプリズムDBS1で反射され、偏光ビームスプリッタPBS、第2ダイクロイックプリズムDBS2を通過した後、コリメートレンズCOLにより弱収束光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、開口制限フィルタAPを通過することにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってDVDの保護層(0.6mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ、開口制限フィルタAPを通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOL、第2ダイクロイックプリズムDBS2を通過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU1において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、ホロレーザHLの第3半導体レーザを発光させる。第3半導体レーザから射出された発散光束は、第2ダイクロイックプリズムDBS2で反射され、コリメートレンズCOLにより弱発散光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、開口制限フィルタAPを通過することにより光束径が規制され、対物レンズOBJによってCDの保護層(1.2mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ、開口制限フィルタAPを通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、更に第2ダイクロイックプリズムDBS2で反射され、ホロレーザHLの光検出器の受光面上に収束する。そして、光検出器の出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
対物レンズOBJの光学面に形成された位相構造の一例である回折構造は、波長λ1の光束について10次回折光を発生し、波長λ2の光束について6次回折光を発生し、波長λ3の光束について5次回折光を発生するように、微少段差が設定されており、HDの設計波長405nm、DVDの設計波長655nm、CDの設計波長785nmに対してほぼ100%という高い光利用効率を有する。しかし、後述する図10にHDの所定の波長範囲(385nm〜425nm)での光利用効率を示したように、設計波長λ1から波長が変化した場合の光利用効率変化が大きいため、このままでは、基準波長λ1から発振波長がずれた第1半導体レーザLD1、及び、効率ピーク波長が基準波長λ1からずれた対物レンズOBJを使用することが困難となる。
次に、本実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU1の製造方法について図3のフローチャートを用いて説明する。ここでは、発振波長変動に対する光利用効率変動が最も大きい第1半導体レーザLD1と対物レンズOBJの組み合わせ方法を考えるが、それ以外の半導体レーザを対象としても良い。以下の説明において、基準波長λ1は405nmである。
まず、ステップS101で、複数の波長帯域Aを設定する。ここでは393〜417nmの波長範囲を、393nm以上401nm未満、401nm以上409nm未満、409nm以上417nm未満の3つの波長帯域に分ける。すなわち、この例の場合は、波長巾αは全ての波長帯域で同じ8nmである。かかる場合、それぞれの波長帯域の中央値は、それぞれ397nm、405nm、413nmとなる。
続くステップS102で、任意の第1半導体レーザLD1の発振波長を測定する。次に、ステップS103で、第1半導体レーザLD1の発振波長が393nm以上401nm未満なら第1グループに分類してn=1とし、401nm以上409nm未満なら第2グループに分類してn=2とし、409nm以上417nm未満なら第3グループに分類してn=3とする。尚、第1半導体レーザの発振波長が、393nm未満或いは417nm以上であった場合、許容公差範囲外の製品として別のものと置換すればよい。
ステップS101〜S103と並行して(或いは前後して)、ステップS202で、複数の波長帯域Bを設定する。ここでは393nm以上413nm未満の波長範囲とし、393nm以上〜401nm未満、401nm以上409nm未満、409nm以上417nm未満の3つの波長帯域に分ける。すなわち、この例の場合は、波長巾βは全ての波長帯域で同じ8nmである。かかる場合、それぞれの波長帯域の中央値は、それぞれ397nm、405nm、413nmとなる。
続くステップS202で、任意の対物レンズOBJの光利用効率を測定し、効率ピーク波長を求める。次に、ステップS203で、対物レンズOBJの効率ピーク波長が393nm以上401nm未満なら第1グループに分類してN=Iとし、401nm以上409nm未満なら第2グループに分類してN=IIとし、409nm以上417nm未満なら第3グループに分類してN=IIIとする。尚、対物レンズOBJの効率ピーク波長が、393nm未満或いは417nm以上であった場合、許容公差範囲外の製品として別のものと置換すればよい。
続くステップS301で、第nグループ内の第1半導体レーザLD1と第Nグループ内の対物レンズOBJとを選択し、ステップS302で光ピックアップ装置PU1を組み立てる。尚、ステップS301では、第1グループ内の第1半導体レーザLD1に対しては、第Iグループ内の対物レンズOBJを組み合わせ、第2グループ内の第1半導体レーザLD1に対しては、第IIグループ内の対物レンズOBJを組み合わせ、第3グループ内の第1半導体レーザLD1に対しては、第IIIグループ内の対物レンズOBJを組み合わせるようにする。
第1半導体レーザLD1と対物レンズOBJにてこのような選別組み合わせを実施することにより、対物レンズには設計波長に対して最大でも±4nm以内の波長差の光束のみが入射することになるので、波長変化や温度変化に伴う光利用効率変化が小さい光ピックアップ装置を提供することが可能となる。以下に述べる実施の形態でも、同様にして光ピックアップ装置を製造できる。
また、第1半導体レーザLD1や対物レンズOBJをロット管理する場合の光ピックアップ装置PU1の製造方法のフローチャートを図5に示す。フローチャートの基本的な内容は、図4と同様であるのでここでは詳細な説明は割愛する。
図6は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える第2の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU2は、光情報記録再生装置に搭載できる。
光ピックアップ装置PU2は、高密度光ディスクであるBDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ1=405nmを基準波長とする青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する第1半導体レーザ(第1光源)と、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ2=655nmを基準波長とする赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第2半導体レーザ(第2光源)と、CDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ3=785nmを基準波長とする赤外レーザ光束(第3光束)を射出する第3半導体レーザ(第3光源)とを一つに一体化した3レーザ1パッケージ光源3L1P、BD専用の光検出器PD1、DVD及びCD共用の光検出器PD2、1軸アクチュエータAC1で光軸方向に駆動されるコリメートレンズCOL、入射したレーザ光束を光ディスクの情報記録面上に集光させる対物レンズOBJ、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2、λ/4波長板QWP、図示しない絞りSTOとから構成されている。尚、プラスチック製で単玉の対物レンズOBJの光学面には、波長λ1の光束について2次回折光を発生し、波長λ2の光束について1次回折光を発生し、波長λ3の光束について1次回折光を発生するBD/DVD互換用の回折構造と、波長λ1の光束について0次回折光を発生し、波長λ2の光束について0次回折光を発生し、波長λ3の光束について1次回折光を発生するBD/CD互換用の回折構造と、波長λ1の光束について10次回折光を発生し、波長λ2の光束について6次回折光を発生し、波長λ3の光束について5次回折光を発生する温度特性補正用の位相構造が形成されている。
本実施の形態においては、上述した実施例のように発振波長毎にグループ分けした第1半導体レーザ(第1光源)と、効率ピーク波長毎にグループ分けした対物レンズOBJとを選別して組み合わせている。
また、上述の本実施の形態においては、第1光源と対物レンズとを予めグループ分けした例を説明したが、第1光源と対物レンズとの一方を予め所定の波長巾毎にグループ分けしておき、他方の発振波長や効率ピーク波長の何れかを測定し、その結果に応じて組み合わせるべき一方をグループ分けされた中から選別するようにしてもよい。
また、何れも明確にグループ分けすることなく、組み合わせるべき発振波長と効率ピーク波長との関係を予め決めておき、所定の発振波長の第1光源と所定の効率ピーク波長の対物レンズとをそれぞれ複数種類の中から選択するようにすることもできる。
例えば、光利用効率が最大となる波長が異なる複数種類の位相構造レンズから、第1光源の発振波長に応じて一種類の位相構造レンズを選択して、その第1光源と選択された種類の位相構造レンズとを装置に組み込むようにすることができる。
また、光利用効率が最大となる波長が異なる複数種類の位相構造レンズを必要に応じてグループ分けなどして準備しておき、第1光源の発振波長に応じて、その複数種類の位相構造レンズのうち一種類の位相構造レンズを選択し、その第1光源と選択された種類の位相構造レンズとを装置に組み込むようにすることができる。
また、位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長に応じて、発振波長が異なる複数の第1光源のうち一つの第1光源を選択して、その位相構造レンズと選択された第1光源とを装置に組み込むようにすることができる。
また、発振波長が異なる複数種類の第1光源を必要に応じてグループ分けなどして準備しておき、位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長に応じて、その複数種類の第1光源のうち一つの第1光源を選択し、その位相構造レンズと選択された第1光源とを装置に組み込むようにすることができる。
なお、以上のような光ピックアップ装置の製造は、第1光源の発振波長が500nm以下、好ましくは385nm以上425nm以下である光源を少なくとも使用する光ピックアップ装置に適用することが、光源の発振波長バラツキや位相構造レンズの製造誤差に関わらず、波長変化や温度変化に伴う光利用効率変化を小さく抑える効果を大きく反映することができて好ましい。
特にBDに対して情報の記録/再生が少なくとも可能な光ピックアップ装置の製造において有効である。
光ピックアップ装置PU2において、BDに対して情報の記録/再生を行う場合には、3レーザ1パッケージ光源3L1Pの第1半導体レーザを発光させる。第1半導体レーザから射出された発散光束は、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2を通過した後、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、図示しない絞りSTOを通過することにより光束径を規制され、対物レンズOBJによってBDの保護層(0.1mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
BDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及を通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOL、第2偏光ビームスプリッタPBS2を通過した後、第1偏光ビームスプリッタPBS1で反射され、光検出器PD1の受光面上に収束する。そして、光検出器PD1の出力信号を用いてBDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU2において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変え、3レーザ1パッケージ光源3L1Pの第2半導体レーザを発光させる。第2半導体レーザから射出された発散光束は、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2を通過した後、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、対物レンズOBJによってDVDの保護層(0.6mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及を通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOLを通過した後、第2偏光ビームスプリッタPBS2で反射され、光検出器PD2の受光面上に収束する。そして、光検出器PD2の出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU2において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変え、3レーザ1パッケージ3L1Pの第3半導体レーザを発光させる。第3半導体レーザから射出された発散光束は、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2を通過し、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、対物レンズOBJによってCDの保護層(1.2mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJ及を通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOLを通過した後、第2偏光ビームスプリッタPBS2で反射され、光検出器PD2の受光面上に収束する。そして、光検出器の出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
尚、光ピックアップ装置PU2においては、BDの2層ディスクやDVDの2層ディスクに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変えることで層間ジャンプの際に発生する球面収差を補正することが可能である。
また、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合、対物レンズOBJに入射する光束のうち、DVDの開口数に対応する領域の外側に入射する光束は、DVDの情報記録面上へのスポット形成には寄与しないので、光ピックアップ装置PU2においては、DVDの開口数に対応する絞りは不要である。同様に、CDに対して情報の記録/再生を行う場合、対物レンズOBJに入射する光束のうち、CDの開口数に対応する領域の外側に入射する光束は、CDの情報記録面上へのスポット形成には寄与しないので、光ピックアップ装置PU2においては、CDの開口数に対応する絞りは不要である。
図7は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える第3の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU3の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU3は、光情報記録再生装置に搭載できる。
光ピックアップ装置PU3は、高密度光ディスクであるBDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ1=405nmを基準波長とする青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する第1半導体レーザ(第1光源)と、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ2=655nmを基準波長とする赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第2半導体レーザ(第2光源)と、CDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ3=785nmを基準波長とする赤外レーザ光束(第3光束)を射出する第3半導体レーザ(第3光源)とを一つに一体化した3レーザ1パッケージ光源3L1P、BD専用の光検出器PD1、DVD及びCD共用の光検出器PD2、1軸アクチュエータAC1で光軸方向に駆動されるコリメートレンズCOL、入射したレーザ光束を光ディスクの情報記録面上に集光させる対物レンズOBJ、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2、λ/4波長板QWP、図示しない絞りSTOとから構成されている。尚、対物レンズOBJは、それぞれプラスチック製である平板状の平板素子L1と集光レンズL2とからなり、平板素子L1と集光レンズL2は保持部材にて一体化されている。平板素子L1の光学面には、波長λ1の光束について2次回折光を発生し、波長λ2の光束について1次回折光を発生し、波長λ3の光束について1次回折光を発生するBD/DVD互換用の回折構造と、波長λ1の光束について0次回折光を発生し、波長λ2の光束について0次回折光を発生し、波長λ3の光束について1次回折光を発生するBD/CD互換用の回折構造と、波長λ1の光束について10次回折光を発生し、波長λ2の光束について6次回折光を発生し、波長λ3の光束について5次回折光を発生する温度特性補正用の位相構造が形成されている。
本実施の形態においては、上述した実施例のように発振波長毎にグループ分けした第1半導体レーザ(第1光源)と、効率ピーク波長毎にグループ分けした対物レンズOBJとを選別して組み合わせている。
光ピックアップ装置PU3において、BDに対して情報の記録/再生を行う場合には、3レーザ1パッケージ3L1Pの第1半導体レーザを発光させる。第1半導体レーザから射出された発散光束は、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2、を通過した後、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、図示しない絞りSTOを通過することにより光束径を規制され、対物レンズOBJによってBDの保護層(0.1mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
BDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJを通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOL、第2偏光ビームスプリッタPBS2を通過した後、第1偏光ビームスプリッタPBS1で反射され、光検出器PD1の受光面上に収束する。そして、光検出器PD1の出力信号を用いてBDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU3において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変え、3レーザ1パッケージ3L1Pの第2半導体レーザを発光させる。第2半導体レーザから射出された発散光束は、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2を通過した後、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、対物レンズOBJによってDVDの保護層(0.6mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学系OBJを通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOLを通過した後、第2偏光ビームスプリッタPBS2で反射され、光検出器PD2の受光面上に収束する。そして、光検出器PD2の出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
また、光ピックアップ装置PU3において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変え、3レーザ1パッケージ3L1Pの第3半導体レーザを発光させる。第3半導体レーザから射出された発散光束は、第1偏光ビームスプリッタPBS1、第2偏光ビームスプリッタPBS2を通過し、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、更に立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、対物レンズOBJによってCDの保護層(1.2mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。対物レンズOBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJを通過した後、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、立ち上げミラーMで反射され、コリメートレンズCOLを通過した後、第2偏光ビームスプリッタPBS2で反射され、光検出器PD2の受光面上に収束する。そして、光検出器の出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
尚、光ピックアップ装置PU3においては、BDの2層ディスクやDVDの2層ディスクに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変えることで層間ジャンプの際に発生する球面収差を補正することが可能である。
また、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合、対物レンズOBJに入射する光束のうち、DVDの開口数に対応する領域の外側に入射する光束は、DVDの情報記録面上へのスポット形成には寄与しないので、光ピックアップ装置PU3においては、DVDの開口数に対応する絞りは不要である。同様に、CDに対して情報の記録/再生を行う場合、対物レンズOBJに入射する光束のうち、CDの開口数に対応する領域の外側に入射する光束は、CDの情報記録面上へのスポット形成には寄与しないので、光ピックアップ装置PU3においては、CDの開口数に対応する絞りは不要である。
図8は、異なる光情報記録媒体(光ディスクともいう)であるBDとDVDとCDに対して適切に情報の記録/再生を行える第4の実施の形態にかかる光ピックアップ装置PU4の構成を概略的に示す図である。かかる光ピックアップ装置PU4は、光情報記録再生装置に搭載できる。
光ピックアップ装置PU4は、高密度光ディスクであるBDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ1=408nmを基準波長とする青紫色レーザ光束(第1光束)を射出する第1半導体レーザ(第1光源)と、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ2=655nmを基準波長とする赤色レーザ光束(第2光束)を射出する第2半導体レーザ(第2光源)と、CDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光されλ3=785nmを基準波長とする赤外レーザ光束(第3光束)を射出する第3半導体レーザ(第3光源)とを一つに一体化した3レーザ1パッケージ光源3L1P、BDとDVDとCD共用の光検出器PD、1軸アクチュエータAC1で光軸方向に駆動されるコリメートレンズCOL、入射したレーザ光束を光ディスクの情報記録面上に集光させる第1の対物レンズOBJ1及び第2の対物レンズOBJ2、偏光ビームスプリッタPBS、λ/4波長板QWP、図示しない第1の絞りSTO1、図示しない第2の絞りSTO2とから構成されている。尚、プラスチック製で単玉の第1の対物レンズOBJ1はBD専用であり、その光学面に温度特性補正用の位相構造が形成されている。一方、プラスチック製で単玉の第2の対物レンズOBJ2は、DVD及びCD共用であり、その光学面には互換用の回折構造が形成されている。コリメートレンズCOLの光学面には、波長λ1の光束について10次回折光を発生し、波長λ2の光束について6次回折光を発生し、波長λ3の光束について5次回折光を発生する温度特性補正用の回折構造が形成されている。 本実施の形態においては、上述した実施例のように発振波長毎にグループ分けした第1半導体レーザ(第1光源)と、効率ピーク波長毎にグループ分けしたコリメートレンズCOLとを選別して組み合わせている。立ち上げミラーMは、実線で示す位置と点線で示す位置とのいずれかに図示しない駆動装置によって変位可能となっている。
光ピックアップ装置PU4において、BDに対して情報の記録/再生を行う場合には、3レーザ1パッケージ光源3L1Pの第1半導体レーザを発光させる。第1半導体レーザから射出された発散光束は、偏光ビームスプリッタPBSを通過した後、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、実線で示す位置に配置された立ち上げミラーMで反射され、図示しない第1の絞りSTO1を通過することにより光束径を規制され、第1の対物レンズOBJ1によってBDの保護層(0.1mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第1の対物レンズOBJ1は、第2の対物レンズOBJ2と共に、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
BDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第1の対物レンズOBJ1を透過した後、立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、コリメートレンズCOLを通過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてBDに記録された情報を読み取ることができる。
次に、光ピックアップ装置PU4において、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変え、3レーザ1パッケージ光源3L1Pの第2半導体レーザを発光させる。第2半導体レーザから射出された発散光束は、偏光ビームスプリッタPBSを通過した後、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、点線で示す位置に変位した立ち上げミラーMで反射され、図示しない第2の絞りSTO2により光束径を規制され、第2の対物レンズOBJ2によってDVDの保護層(0.6mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第2の対物レンズOBJ2は、第1の対物レンズOBJ1と共に、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
DVDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズOBJ2を透過した後、立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、コリメートレンズCOLを通過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
また次に、光ピックアップ装置PU4において、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変え、3レーザ1パッケージ光源3L1Pの第3半導体レーザを発光させる。第3半導体レーザから射出された発散光束は、偏光ビームスプリッタPBSを通過し、コリメートレンズCOLにより平行光束に変換され、λ/4波長板QWPを通過することにより直線偏光から円偏光に変換された後、点線で示す位置に配置された立ち上げミラーMで反射され、第2の対物レンズOBJ2によってCDの保護層(1.2mm)を介して情報記録面上に形成されるスポットとなる。第2の対物レンズOBJ2は、第1の対物レンズOBJ1と共に、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングが行われる。
CDの情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び第2の対物レンズOBJ2を透過した後、立ち上げミラーMで反射され、λ/4波長板QWPを通過することにより円偏光から直線偏光に変換された後、コリメートレンズCOLを通過した後、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、光検出器PDの受光面上に収束する。そして、光検出器PDの出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
尚、光ピックアップ装置PU4においては、BDの2層ディスクやDVDの2層ディスクに対して情報の記録/再生を行う場合には、1軸アクチュエータAC1でコリメートレンズCOLの位置を変えることで層間ジャンプの際に発生する球面収差を補正することが可能である。
また、CDに対して情報の記録/再生を行う場合、第2の対物レンズOBJ2に入射する光束のうち、CDの開口数に対応する領域の外側に入射する光束は、CDの情報記録面上へのスポット形成には寄与しないので、光ピックアップ装置PU4においては、CDの開口数に対応する絞りは不要である。
(実施例)
以下、上述した実施の形態に好適な実施例について説明する。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10-3)を、E(例えば、2.5E―3)を用いて表すものとする。
また、これ以降(表のレンズデータ含む)において、riは近軸曲率半径、diは光軸上の距離、ni(λ)は、波長λにおける屈折率を表す。
実施例にかかる光学系の光学面は、それぞれ式(1)に、表に示す係数を代入した数式で規定される、光軸の周りに軸対称な非球面に形成されている。
z=(y2/R)/[1+√{1−(κ+1)(y/R)2}]+A0+A44+A66+A88+A1010+A1212+A1414+A1616+A1818+A2020
・・・(1)
但し、
z:非球面形状(非球面の面頂点に接する平面から光軸に沿った方向の距離)
y:光軸からの距離
R:曲率半径
κ:コーニック係数
0,A4,A6,A8,A10,A12,A14,A16,A18,A20:非球面係数
また、回折構造により各波長の光束に対して与えられる光路差は、式(2)の光路差関数に、表に示す係数と回折次数を代入した数式で規定される。
φ=dor×λ/λB×(B22+B44+B66+B88+B1010
・・・(2)
但し、
φ:光路差関数
λ:回折構造に入射する光束の波長
λB:製造化波長
dor:回折次数
y:光軸からの距離
2,B4,B6,B8,B10:光路差関数係数
(実施例1)
表1に、図3に示す光ピックアップ装置PU1に好適な対物レンズOBJのデータを示す。図9は、設計波長を405nmとしたときの本実施例における対物レンズOBJの回折効率を示すグラフである。尚、本実施例において、対物レンズOBJのd線における屈折率ndは1.550であり、アッベ数νdは55である。
(実施例2)
表2に、図6に示す光ピックアップ装置PU2に好適な対物レンズOBJのデータを示す。図10は、設計波長を405nmとしたときの本実施例における対物レンズOBJの回折効率を示すグラフである。尚、本実施例において、対物レンズOBJのd線における屈折率ndは1.544であり、アッベ数νdは56である。
(実施例3)
表3に、図7に示す光ピックアップ装置PU3に好適な対物レンズOBJのデータを示す。図11は、設計波長を405nmとしたときの本実施例における対物レンズOBJの回折効率を示すグラフである。尚、本実施例において、対物レンズOBJのd線における屈折率ndは1.550であり、アッベ数νdは55である。
(実施例4)
表4に、図8に示す光ピックアップ装置PU4に好適なコリメートレンズCOLと第1の対物レンズOBJ1のデータを示す。図12は、設計波長を408nmとしたときの本実施例におけるコリメートレンズCOLの回折効率を示すグラフである。尚、本実施例において、コリメートレンズCOLのd線における屈折率ndは1.550であり、アッベ数νdは55である。また、図8に示す光ピックアップ装置PU4に好適な第2の対物レンズOBJ2は一般的に広く知られたレンズであるので、ここではそのデータは割愛する。
特許文献1の実施例7の対物レンズのBD側の光利用効率の波長依存性を示す図である。 位相構造レンズの効率ピーク波長を測定する測定装置の概略図である。 光ピックアップ装置PU1の構成を概略的に示す図である。 第1半導体レーザLD1や対物レンズOBJを測定して組み合わせる場合の光ピックアップ装置PU1の製造方法のフローチャートである。 第1半導体レーザLD1や対物レンズOBJをロット管理する場合の光ピックアップ装置PU1の製造方法のフローチャートである。 光ピックアップ装置PU2の構成を概略的に示す図である。 光ピックアップ装置PU3の構成を概略的に示す図である。 光ピックアップ装置PU4の構成を概略的に示す図である。 設計波長を405nmとしたときの実施例1における対物レンズOBJの回折効率を示すグラフである。 設計波長を405nmとしたときの実施例2における対物レンズOBJの回折効率を示すグラフである。 設計波長を405nmとしたときの実施例3における対物レンズOBJの回折効率を示すグラフである。 設計波長を408nmとしたときの実施例4におけるコリメートレンズCOLの回折効率を示すグラフである。
符号の説明
3L1P 3レーザ1パッケージ
COL コリメートレンズ
DBS ダイクロイックプリズム
DBS1 第1ダイクロイックプリズム
DBS2 第2ダイクロイックプリズム
LD1 第1の半導体レーザ
LD2 第2の半導体レーザ
HL ホロレーザ
OBJ 対物レンズ
OBJ1 第1の対物レンズ
OBJ2 第2の対物レンズ
PBS 偏光ビームスプリッタ
PBS1 第1偏光ビームスプリッタ
PBS2 第2偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PD1、PD2 光検出器
PU1〜PU4 光ピックアップ装置
QWP λ/4波長板

Claims (10)

  1. 500nm以下の基準波長λ1(nm)の第1光源と、位相構造を有する位相構造レンズとを有し、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっている光ピックアップ装置の製造方法であって、
    前記基準波長λ1を含む所定の波長範囲について、所定の波長巾αを有する複数の波長帯域Aを設定する工程と、
    前記第1光源の発振波長を測定する工程と、
    前記第1光源を、前記複数の波長帯域Aのうち、当該発振波長を含む波長帯域に分類する工程と、
    前記基準波長λ1を含む所定の波長範囲について、所定の波長巾βを有する複数の波長帯域Bを設定する工程と、
    前記位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長(以下、効率ピーク波長とする)を測定する工程と、
    前記位相構造レンズを、前記複数の波長帯域Bのうち、当該効率ピーク波長を含む波長帯域に分類する工程と、
    前記複数の波長帯域Aのうち、所定の波長帯域に分類された前記第1光源と、前記複数の波長帯域Bのうち、所定の波長帯域に分類された前記位相構造レンズとを選択して組み合わせる工程と、
    を有することを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  2. 前記位相構造レンズは、対物レンズであることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置の製造方法。
  3. 前記位相構造レンズは、コリメートレンズであることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置の製造方法。
  4. 前記光ピックアップ装置は、基準波長λ2(nm)(λ1<λ2)の第2光源を有し、前記対物レンズは、前記第2光源からの光束を、厚さt2(t1≦t2)の保護層を介して第2光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能となっていることを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  5. 光利用効率が最大となる波長が異なる複数種類の位相構造レンズから、第1光源の発振波長に応じて一種類の位相構造レンズを選択する工程と、
    前記第1光源と前記選択された種類の位相構造レンズとを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  6. 光利用効率が最大となる波長が異なる複数種類の位相構造レンズを準備する工程と、
    第1光源の発振波長に応じて、前記複数種類の位相構造レンズのうち一種類の位相構造レンズを選択する工程と、
    前記第1光源と前記選択された種類の位相構造レンズとを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  7. 位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長に応じて、発振波長が異なる複数の第1光源のうち一つの第1光源を選択する工程と、
    前記位相構造レンズと前記選択された第1光源とを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  8. 発振波長が異なる複数種類の第1光源を準備する工程と、
    位相構造レンズの光利用効率が最大となる波長に応じて、前記複数種類の第1光源のうち一つの第1光源を選択する工程と、
    前記位相構造レンズと前記選択された第1光源とを装置に組み込む工程とを有することを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  9. 前記第1光源の発振波長は500nm以下であり、前記光ピックアップ装置は、前記第1光源からの光束を、厚さt1の保護層を介して第1光情報記録媒体の情報記録面に集光させることによって、情報の記録及び/又は再生を行うことが可能であることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の光ピックアップ装置の製造方法。
  10. 請求項1に記載の製造方法により製造された光ピックアップ装置であって、前記光ピックアップ装置の環境温度が25℃である場合の、前記対物レンズにより集光されるスポットの光利用効率に対する、前記光ピックアップ装置の環境温度が55℃である場合の、前記対物レンズにより集光されるスポットの光利用効率の変化量をΔη(%)としたとき、次式を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
    0≦|Δη|≦3
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003233928A (ja) * 2001-12-05 2003-08-22 Victor Co Of Japan Ltd 光ピックアップ装置及び光ピックアップ装置の製造方法
JP2005166227A (ja) * 2003-05-22 2005-06-23 Konica Minolta Opto Inc 光ピックアップ装置、光情報記録再生装置、エキスパンダーレンズ、カップリングレンズ、及び色収差補正用光学素子
WO2006077915A1 (ja) * 2005-01-20 2006-07-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ピックアップおよび当該ピックアップを備える光ディスク装置

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