JP2001108894A - 光ピックアップ用光学系、光ピックアップ装置、カップリング光学系、カップリング光学系用レンズ、および、記録再生装置 - Google Patents
光ピックアップ用光学系、光ピックアップ装置、カップリング光学系、カップリング光学系用レンズ、および、記録再生装置Info
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Abstract
る光源が用いられた場合であっても、比較的簡単な構成
で軸上色収差を補正することができしかも低コストで製
造可能な光ピックアップ用光学系を提供する。 【解決手段】 光ピックアップ用光学系にカップリング
光学系と対物レンズ光学系とを設け、カップリング光学
系としての回折一体型コリメータ13に回折面を形成す
る。回折一体型コリメータ13の回折面は対物レンズ1
5と大きさがほぼ同じで逆符号の軸上色収差を発生する
ので、半導体レーザ11から出射された光束は、ほとん
ど軸上色収差なく光ディスク16の情報記録面16″上
に集光される。
Description
光学系、光ピックアップ装置、カップリング光学系、カ
ップリング光学系用レンズ、および、記録再生装置に関
し、特に単色性が悪い光源或いは波長が急激に変動する
光源を使用した高密度光ディスク装置に用いると好適な
光ピックアップ用光学系、光ピックアップ装置、カップ
リング光学系、カップリング光学系用レンズ、および、
記録再生装置に関する。
容量:640MB)と同程度の大きさで記録密度を高め
たDVD(記憶容量:4.7GB)が開発され、急速に
普及が進んでいる。DVDを再生するためには、光源の
波長が635nmないし660nmのレーザ光を使用す
る。レーザ光源からの発散光束は、コリメートレンズで
平行光束にされてからDVD側の開口数(NA)が0.
6の対物レンズに入射され、DVDの透明基板を介して
情報記録面に集光される。
なる短波長光源を利用し、10ないし30GBの記憶容
量をもつCDやDVDと同様の光情報記録媒体の開発が
盛んである。短波長光源として有望視されているものと
して、発振波長400nm程度のGaN青色半導体レー
ザがある。
は、他の半導体レーザと同様に、発振波長の温度依存性
があり、さらにモードホップやレーザ出力によって波長
が変動し、レーザノイズを減らすために高周波重畳が必
要であって発振波長の単色性が悪い等の特徴がある。そ
のため、GaN青色半導体レーザを使用した高密度光デ
ィスクの集光光学系では、軸上色収差の補正が必要であ
ると予想されている。
ional Symposium on Optical Memory and Optical Data
Storage 1999)Postdeadline Poster Papers のセッシ
ョンWD26は、GaN青色半導体レーザを用いて、記
憶容量17GBの高密度光ディスクをディスク側の開口
数が0.6の通常の対物レンズにより再生した場合、高
周波重畳によりマルチモード発振になってスペクトル幅
が0.7nm(FWHM)となり、高周波重畳を行わな
い場合と比較してジッターが悪化した実験例を示すとと
もに、軸上色収差を改善した光源側の面とディスク側の
面が非球面であり接合面が球面である接合ダブレット型
対物レンズを提案している。
スク用対物レンズとしては、特開昭61−3110号公
報、特開昭62−286009号公報等に記載のものが
知られている。また、特開平9−311271号公報に
は、両面が非球面であり両面ともが位相型回折エレメン
トである光情報記録媒体側の開口数が0.7以上の対物
レンズが開示されている。
5である2枚玉とした対物レンズを使用した光ディスク
装置および高密度光ディスクが提案されている。例え
ば、ISOM/ODS’99のセッションWC1(予稿
集50頁)では、波長650nmの赤色半導体レーザを
使用した記憶容量9.2GBの光ディスク装置について
の発表があった。また、ISOM/ODS’99のセッ
ションWD1(予稿集228頁)では、波長400nm
のGaN半導体レーザを使用して記憶容量20GBを達
成したとの発表があった。これらの半導体レーザについ
て、波長変動による影響についての発表はなかった。
情報記録媒体側の開口数が0.85であって、色収差を
補正するために光学面にホログラムを設けた2枚構成の
対物レンズが記載されている。このように、対物レンズ
光学系に回折素子を導入することにより色収差を補正す
ることができるが、一般にガラス製の回折レンズの製造
コストは非常に高い。
ラスチック製の対物レンズとしては、光情報記録媒体側
の開口数が0.55程度のものが実用となっている。し
かしながら、プラスチック製の対物レンズは、温度変化
により屈折率が変わることで球面収差が変化し、光源の
短波長化と対物レンズの高NA化を必要とする高密度光
ディスクの集光光学系には不向きである。プラスチック
製の対物レンズにおいても、2枚構成とすることで温度
変化による球面収差変化は緩和されるが、プラスチック
は素材の膨張係数がガラスと比べて大きいため、外径の
温度変化が大きく、鏡枠に組み込んだ後の低温または高
温への温度変化でレンズが歪みやすいという問題があ
る。従って、温度変化による球面収差変化も考慮する
と、2枚のレンズのうち少なくとも1枚をガラスレンズ
とすることが望ましい。
ュエータからの発熱の影響によって対物レンズに温度分
布が生じ、これがプラスティックレンズの場合には屈折
率分布の原因となって対物レンズを通過した光束の波面
収差が悪化し問題を生じやすい。従って、2枚構成の対
物レンズにおいても、温度特性を考慮すると、2枚とも
ガラスレンズとすることがさらに望ましい。しかしなが
ら、ガラスレンズには上述のように製造コストの問題が
あり、高密度ディスク用の対物レンズ単独による色収差
補正は現実には困難である。
レンズに代表されるように、回折素子を使わずに、正の
屈折力の低分散材料からなるレンズと、負の屈折力の高
分散材料からなるレンズとを組み合わせたレンズは、軽
量であることが必須の光ディスク用対物レンズには不向
きである。なぜなら、材料の分散には限界があるので、
レンズの高NA化を図ろうとすると個々のレンズの屈折
力を大きくする必要があって、レンズ自体が重くなるか
らである。
リメートレンズの色収差を補正過剰にすることで、光情
報記録媒体の記録再生用集光光学系全体の軸上色収差を
補正する方法が、特開昭62−269922号公報に記
載されている。
みて、本発明の目的は、例えば高密度光ディスク装置な
どにおいて単色性が悪い光源或いは波長が急激に変動す
る光源が用いられた場合であっても、比較的簡単な構成
で軸上色収差を補正することができしかも低コストで製
造可能な光ピックアップ用光学系、これを備えた光ピッ
クアップ装置、および、これを備えた記録再生装置を提
供することである。
録媒体側の開口数が大きいために球面収差の補正、正弦
条件の補正および小型化、薄型化、軽量化、低コスト化
の目的で軸上色収差が残留した対物レンズとともに使用
された場合に軸上色収差を補正することができるカップ
リング光学系およびカップリング光学系用レンズを提供
することである。
スクにおいて軸上色収差の規格が厳しく、既存の光情報
記録媒体の記録再生用集光光学系に用いられる対物レン
ズ光学系における光源波長近傍で軸上の残留色収差が問
題となる理由について考察する。
物レンズ光学系の光情報記録媒体側の開口数をNAとす
る。説明を簡単にするために、集光光学系は、光源、コ
リメータ、対物レンズ光学系、光情報記録媒体の透明基
板より構成され、コリメータは理想レンズ(すべての収
差が補正されている)とする。すなわち、たとえ光源の
波長が変動したときであっても、対物レンズ光学系への
入射光束は光軸に平行な平行光束である。
に対しては球面収差を完全に補正し、フォーカスがあっ
た状態では波面収差の平均自乗根値Wrmsは0となる。
波長変動Δλに対しては対物レンズ光学系によって球面
収差は変化せず、バックフォーカスfBがΔfBだけ変
動するとする。バックフォーカスの変動に対して対物レ
ンズ光学系を光軸方向にfB駆動してフォーカシングす
ればWrmsは0であるが、フォーカシングが行われない
とWrmsは以下の式(1)の様になる。 Wrms=0.145・{(NA)2/λ}/|ΔfB| (1)
6、λ=650nm)と、一例としてのNA0.85、
λ=400nmの次世代光ディスクとを比較すると、Δ
fBが同じでも、後者のほうが、3.26倍波面収差が
劣化する。すなわち、波面収差の許容値が同じだとする
と、|ΔfB|の許容値が1/3.26と小さくなり、
より残留軸上色収差を少なくする必要がある。
f、レンズ素材の屈折率を波長λの関数としてn(λ)
としたとき以下の式(2)が成立する。 df/dλ=〔−f/{n(λ)−1}〕・dn/dλ (2)
α1)、n(λ−α2)を導入すると、式(2)は以下
の式(3)のように書き換えることができる。ここで、
α1、α2は基準波長からのずれ量を表すものとする。 Δf=〔−f/{n(λ)−1}]・{n(λ+α1)−n(λ−α2)} =f/ν(λ、α1、α2) (3) 但し、 ν(λ、α1,α2)={n(λ)−1}/{n(λ−
α2)−n(λ+α1)} ν(λ、α1、α2)は、波長λのときの分散を表す
λ−α2=λF、λ+α1=λC(λD、λF、λCは
それぞれd線(589.6nm)、f線(486.1n
m)、c線(656.3nm)のスペクトル線に対する
屈折率である)が使われる。光情報記録媒体の記録再生
用集光光学系においては、光源波長のバラツキ、変動の
範囲での軸上色収差が重要であるので、本明細書では、
α1=α2=10nmとし、λの単位をnmで表し、あ
らためて以下の式(4)のようにν(λ)を定義する。 ν(λ)={n(λ)−1}/{n(λ−10)−n(λ+10)} (4)
(3)は、 ΔfB=f/ν(λ) (5) となる。ΔfBは、波長近傍での20nmの波長変化に
対するバックフォーカスの変化のおおよその値を示す。
±10nm、650nm±10nm、400nm±10
nmでの屈折率を示す。780nmはCDで使用される
波長であり、650nmはDVDで使用される波長であ
り、400nmは前述のとおり次世代の光ディスクで使
用が予定されている波長である。
(780)、ν(650)、ν(400)を計算した結
果を[表2]に示す。
料については、波長が短い程ν(λ)が小さくなり、式
(5)から波長が短い程ΔfBは大きくなる。ここで、
[表3]に示すように、ν(400)はν(650)の
1/4から1/5の大きさにまで小さくなる。
(λ)で決まってしまう屈折率レンズを対物レンズとし
たとき、波長400nm程度の青色半導体レーザを利用
した次世代光ディスク用途では波長変動に対するバック
フォーカスの変動が大き過ぎて軸上色収差を必要十分に
小さくすることができない。
コントロールすることができるため、屈折レンズと同様
なレンズ効果をもっている。回折素子の焦点距離fと光
源の波長λとの関係は、設計波長λ0のときの焦点距離
をf0とすると、以下の式(6)のように表すことがで
きる。 f=(λ0/λ)f0 (6)
と、 df/dλ=−(λ0/λ2)f0=−f/λ (7) となる。 よつて、Δf=−(f/λ)Δλ =−f{(λ+α1)−(λ−α2)}/λ =f{(λ−α2)−(λ+α1)}/λ (8) となる。
をnmで表し、あらためて式(11)のようにν(λ)を定
義する。 ν(λ)=λ/{(λ−10)−(λ+10)} (11)
に関して、ν(780)、ν(650)、ν(400)
を計算すると ν(780)=−39.0 ν(650)=−32.5 ν(400)=−20.0 となる。
で、ν(λ)が正の屈折素子と組み合わせて、個々の素
子の屈折力を小さく押さえなから、軸上色収差を補正す
ることができる。
をν(650)と比較すると、絶対値は小さくなるもの
のその絶対値の変化は屈折レンズと比較して小さい。従
って、青色半導体レーザ領域では、回折素子と屈折素子
とを粗み合わせた場合においても色収差の補正は困難に
なると考えられる。
てしまう無限共役型の屈折単レンズからなる対物レンズ
光学系と、回折素子と屈折素子とを組合せたハイブリッ
ト素子からなるコリメート光学系或いはカップリング光
学系とから構成される集光光学系について検討する。
平行光束に対して、光情報記録媒体の透明基板を通して
球面収差がほぼ最小になるように補正されたレンズであ
る。すなわち、対物レンズはその結像倍率mOがゼロで
ある。したがって、カップリング光学系は、光源からの
光束を光軸に平行な球面収差の補正された平行光束とす
るコリメート光学系となる。
ズの軸上色収差をΔfBO、コリメート光字系の軸上色
収差をΔfBCとしたときに、集光光学系全体の軸上色
収差ΔfBTは、mTを集光光学系全体の結像倍率とし
て、 ΔfBT=ΔfBO+(mT)2・ΔfBC (12) と表される。
いる場合においては、ΔfBT=0となる。したがっ
て、この場合には式(12)を変形して、 ΔfBC=−(1/mT2)・ΔfBO (13) が成立する。
とも薄肉レンズとして解析することにする。薄肉レンズ
においては、バックフォーカスと焦点距離は等しいの
で、 ΔfBO=ΔfO (14) ΔfBC=ΔfC (15) とおける。よって、式(13)は、 ΔfC=−(1/mT2)・ΔfO (16) と置き換えることができる。
素子と屈折素子とが近接して配置されている薄肉近似で
計算を進める。屈折素子の焦点距離をfCR、回折素子
の焦点距離をfCD、コリメート光学系全体の焦点距離
をfCとすると 1/fC=1/fCR+1/fCD (17) であり、この両辺を全微分すると、 −ΔfC/fC2=−ΔfCR/fCR2−ΔfCD/fCD2 (18) となる。よって、式(5)を考慮すると、 ΔfC=(ΔfCR/fCR2+ΔfCD/fCD2)・fC2 ={1/(νR・fCR)+1/(νD・fCD)}・fC2 (19) となる。但し、νRは屈折素子の材料の分散、すなわち
ν(λ)であり、νDは回折素子の分散を表す。
の条件式は、式(16)および(19)より、 {1/(νR・fCR)+1/(νD・fCD)}・fC2=−(1/mT2) ・ΔfO (20) となる。ここで、fC、mTは、集光光学系の仕様に基
づくものである。ΔfOは対物レンズの残留軸上色収差
であり、対物レンズが屈折単レンズである場合、その焦
点距離と、レンズ材料の分散ν(λ)とにより決められ
る。また、νDは波長に応じて決まる定数であり、νR
はコリメート光学系を構成するレンズ素子の材料を選択
すれば決まる量である。
るには、連立方程式を解けばよい。計算の過程は省略す
るが、fCRとfCDは以下のように表せる。 fCR=(νR−νD)・fC/[νR{1+νD・ΔfO/(mT2・f C)}] (21) fCD=(νD−νR)・fC/[νD{1+νR・ΔfO/(mT2.f C)}] (22)
型的な二つの例について考察する。はじめは、対物レン
ズ光学系の軸上色収差が補正されている場合についてで
ある。このとき、ΔfO=0なので、式(21)、(22)は以
下のようになる。 fCR={(νR−νD)/νR}・fC (23) fCD={(νD−νR)/νD}・fC (24)
組み合わせたハイブリッド素子からなるコリメート光学
系単独で軸上色収差が補正されているときのfCRとf
CDを表している。
折力)を導入する。コリメート光学系全体のパワーをφ
C、コリメート光学系を構成する屈折素子のパワーをφ
CR、コリメート光学系を構成する回折素子のパワーを
φCDとすると、 φC=1/fC (25) φCR=1/fCR (26) φCD=1/fCD (27) φC=φCR+φCD (28) である。また、式(23)、(25)、(26)から φCR={νR/(νR−νD)}・φC (29) であり、式(24)、(25)、(27)から、 φCD={νD/(νD−νR)}・φC (30) である。
と、 φCR/φC=νR/(νR−νD) (31) φCD/φC=νD/(νD−νR) (32) が成り立つ。また、光源の波長を400nmとすると、
式(11)からνD=−20であり、オレフィン系樹脂をレ
ンズ材料として使用する場合、[表2]からνR=16
5である。従って、これらの数値を式(31)、(32)に代入
すると、 φCR/φC=0.892 (33) φCD/φC=0.108 (34) となる。
が0でない場合を考える。対物レンズが屈折単レンズで
ある場合、対物レンズを薄肉レンズとすると、式(3)
と同様に、 ΔfO=fO/νO(λ) (35) となる。
単レンズである対物レンズ光学系の軸上色収差が補正さ
れていないとき、対物レンズを薄肉レンズとすると以下
の式(36)が成り立つ。 fC=−fO/mT (36) 従って、 ΔfO/(mT2・fC)=−(1/mT)・(ΔfO/fO) =−1/{mT・ν0(λ)} (37) である。
を用いて計算すると、 φCR/φC=νR・{1−νD/(mT・νO(λ))}/(νR−νD) (40) φCD/φC=νD・{1−νR/(mT・νO(λ))}/(νD−νR) (41) が成り立つ。
折素子とを組み合わせたハイブリッド素子からなるコリ
メート光学系を使用し、対物レンズ光学系と合わせた集
光光学系全体で軸上色収差を補正する場合において、φ
CR/φC、φCD/φCは、νR、νD、νO
(λ)、mTによって決まり対物レンズ光学系の焦点距
離にはよらないことがわかる。
る場合、νD=−20であり、オレフィン系樹脂をコリ
メート光学系の材料として使用すると[表2]からνR
=165である。ここで、νO(400)=254、す
なわち[表2]に記載の低屈折率低分散材料であるFC
D1と νO(400)=101、すなわち[表2]に
記載の低屈折率低分散材料であるM−NbFD82に関
して、式(40)、(41)に基づいて、mTと、φCR/φC
およびφCD/φCとの関係について計算した。
おいては、mTは−1/2から−1/8というのが一般
的に使われる(再生専用では、mTは−1/5から−1
/8の値をとるのが普通であり、再生だけでなく記録も
行う場合には、光源からの発散光束をできるだけ高効率
に取り込む必要かあるためmTは−1/2から−1/5
の値をとる)。そこで、mTが−1/2(−0.50
0)、−1/3(−0.333)、−1/4(−0.2
50)、−1/5(−0.200)、−1/6(−0.
167)、−1/7(−0.143)、−1/8(−
0.125)、および、−1/20(−0.050)の
場合についてのφCR/φCおよびφCD/φCを計算
した。その結果を[表4]および[表5]に示す。
に、mTが0に近づくにつれて、回折のパワーが強くな
る。νO=254の場合、mTが−1/20のときには
φCR/φCが負になる。一方、νO=101の場合、
mTが−1/5よりも大きくなったところでφCR/φ
Cが0を下回り、さらにmTが0に近づくにつれて負の
値をとりつつその絶対値が大きくなっていく。また、m
Tが−1/20のときには、φCR/φC、φCD/φ
Cとも絶対値が1を超えるが、あとで述べるように、コ
リメート光学系の開口数が小さいために、このような場
合においても、カップリング光学系に使用される回折光
学素子を製作することが可能である。
と、対物レンズ光学系の光情報媒体側の開口数NAOと
の関係は、以下の式(42)で表せる。 NAC=−mT・NA0 (42)
回折レンズの開口数をNACDとすると、 NACR=NAC・φCR/φC (43) NACD=NAC・φCD/φC (44) が成り立つ。今、NAO=0.85としたときのNAC
RおよびNACDの値を、式(42)〜(44)に基づいて求め
て[表4]および[表5]にまとめた。
ッチΛminは、波長をλとしたときに、下記の式(45)に
示すように近似することができる。そこで、[表4]お
よび[表5]には、λ/NACDの値を併せて示してい
る。 Λmin=λ/NACD (45)
に、NACRは0.32以下、NACDは0.20以
下、Λminは2μm以上の値をとり、これらの値はすべ
て製作可能な値である。実際には、トラッキングのため
にコリメート光学系の光軸に対して対物レンズ光学系が
垂直に駆動されても光束が蹴られないために、NAC、
NACR、NACDは[表4]および[表5]に示され
ている値よりも大きくなる。
ップリング光学系を構成するのではなく、屈折レンズの
一方もしくは双方の面を回折光学素子とした回折屈折一
体型光学素子をカップリング光学系とすることも可能で
ある。回折屈折一体型光学素子としては、光情報記録媒
体の記録再生用集光光学系の軸上色収差が補正されたN
A0.55程度のものが対物レンズとして提案されてい
る。本発明では、屈折レンズの開口数が小さく光学面の
曲率があまりきつくならないこと、および、カップリン
グ光学系は対物レンズのように作動距離の確保や軽量化
のため薄型化・小型化の要求が強くないことのため、モ
ールドを使った射出成形等によって回折屈折一体型光学
素子のレンズをカップリング光学系の一部として容易に
低コストで生産することができる。
プ用光学系は、入射光の発散角を変換するカップリング
光学系と、前記カップリング光学系からの光束を集光す
る対物レンズ光学系とを備えている光ピックアップ用光
学系において、前記対物レンズ光学系に所定の波長の光
とは所定の波長差だけ異なる波長の光を入射させた際の
軸上色収差に対して、前記カップリング光学系に前記所
定の波長差だけ異なる波長の光を入射させて前記対物レ
ンズ光学系を介した際の軸上色収差を小さくする回折面
を、前記カップリング光学系の少なくとも1つの面に設
けたことを特徴とするものである。
光学系によると、カップリング光学系の少なくとも1つ
の面に回折面が設けられているので、回折面によって生
じる軸上色収差を、対物レンズ光学系の屈折面によって
生じる軸上色収差に対して、逆符号でかつ(1/mT)
2倍の関係が成立するようにすれば、対物レンズ光学系
によって発生する軸上色収差をカップリング光学系によ
り補正することができる。カップリング光学系には、上
述したような対物レンズ光学系についての種々の制限が
存在しないので、カップリング光学系をプラスティック
などの樹脂材料によって射出成型などで製造することが
可能となる。従って、光ピックアップ用光学系を低コス
トで容易に製造することができるようになる。
系によると、波長400nm程度のGaN青色半導体レ
ーザのような単色性が悪い光源或いは波長が急激に変動
する光源が用いられた場合であっても軸上色収差を補正
することができる光ピックアップ光学系を容易且つ低コ
ストで製造可能となる。
記対物レンズ光学系が光学面上に回折面を有していない
ことを特徴とするものである。
記対物レンズ光学系が1枚の両面非球面レンズからなる
ことを特徴とするものである。
記対物レンズ光学系が2枚のレンズからなり、前記2枚
のレンズに少なくとも1面の非球面屈折面が含まれてい
ることを特徴とするものである。
に記載の光ピックアップ用光学系に適用可能であること
を特徴とするカップリング光学系である。
少なくとも1つの光源と、前記光源から出射された発散
光の発散角を変換するカップリング光学系と、前記カッ
プリング光学系からの光束を光情報記録媒体の情報記録
媒面に集光する対物レンズ光学系とを備えている光ピッ
クアップ装置において、前記対物レンズ光学系に所定の
波長の光とは所定の波長差だけ異なる波長の光を入射さ
せた際の軸上色収差に対して、前記カップリング光学系
に前記所定の波長差だけ異なる波長の光を入射させて前
記対物レンズ光学系を介した際の軸上色収差を小さくす
る回折面を、前記カップリング光学系の少なくとも1つ
の面に設けたことを特徴とするものである。
物レンズ光学系が光学面上に回折面を有していないこと
を特徴とするものである。
物レンズ光学系が1枚の両面非球面レンズからなること
を特徴とするものである。
物レンズ光学系が2枚のレンズからなり、前記2枚のレ
ンズに少なくとも1面の非球面屈折面が含まれているこ
とを特徴とするものである。
対物レンズ光学系の光情報記録媒体側の開口数が0.5
8以上であることを特数とするものである。
対物レンズ光学系の光情報記録媒体側の開口数が0.6
5以上であることを特徴とするものである。
光源の波長が700nm以下であることを特徴とするも
のである。
光源の波長が680nm以下であることを特徴とするも
のである。
カップリング光学系が、入射された発散光束を光軸に対
して実質的に平行な平行光束に変換するコリメート光学
系であることを特徴とするものである。
カップリング光学系が、入射された発散光束を発散角が
より小さな光束に変換することを特徴とするものであ
る。
カップリング光学系が、入射された発散光束を収束光束
に変換することを特徴とするものである。
回折面が略同心円状の回折パターンを有しており、前記
回折パターンの最小ピッチΛminが、前記光源の波長を
λとして、2λ<Λmin<100λを満たす値であるこ
とを特徴とするものである。
光源の波長λが450nm以下であるとともに、前記回
折面が略同心円状の回折パターンを有しており、前記回
折パターンの最小ピッチΛminが、2λ<Λmin<30λ
を満たす値であることを特徴とするものである。
ずれか1項に記載の光ピックアップ装置に適用可能であ
ることを特徴とする光ピックアップ用光学系である。
光ピックアップ用光学系に適用可能であることを特徴と
するカップリング光学系である。
ターンをもつ回折面を少なくとも一方の面に有してお
り、前記回折パターンの最小ピッチΛminが450nm
以下の波長λに対して2λ<Λmin<30λを満たす値
であることを特徴とするカップリング光学系用レンズで
ある。
は、略同心円状の回折パターンをもつ回折面を少なくと
も一方の面に有しており、前記回折パターンの最小ピッ
チΛminが0.4μm<Λmin<13.5μmを満たす値
であることを特徴とするものである。
は、回折効率が最大となる波長が450nm以下である
ことを特徴とするものである。
は、波長λが400nmの光を入射させた際に、焦点距
離fが2mm<f<25mmを満足する値であることを
特徴とするものである。
は、プラスチックから形成されることを特徴とするもの
である。
は、回折面がフォトポリマリゼーション法により形成さ
れていることを特徴とするものである。
ターンをもつ回折面を少なくとも一方の面に有するレン
ズであって、前記レンズと同じ材料、同じ軸上厚、同じ
焦点距離、および、同じバックフォーカスを有し且つ回
折面をもたない屈折レンズと比較して軸上色収差の絶対
値が大きく且つ符号が反対であることを特徴とするレン
ズである。
を有することを特徴とするカップリング光学系である。
1項に記載の光ピックアップ装置を搭載しており、音声
および画像の少なくともいずれか一方を記録または再生
することが可能であることを特徴とする記録再生装置で
ある。
は、狭義には光情報記録媒体に最も近い位置においてこ
れと対向配置される集光作用を有するレンズ系を指し、
広義には光情報記録媒体に対向する位置に配置され、ア
クチュエータによって少なくともその光軸方向に作動可
能なレンズ系を指すものとする。
レンズ光学系とは別体に構成され、光源からの発散光束
が直接的または間接的に入射され、その光束の発散角を
代える作用を有するレンズ系を指し、例えば、光源から
の発散光束を光軸とほぼ平行な平行光束にするいわゆる
コリメート光学系を含むものとする。対物レンズ光学系
および/またはカップリング光学系は単レンズであって
もよく、その場合には、光学系の構成枚数を減らすこと
ができてこれらを安価且つ小型に構成することができ
る。
ばレンズの表面に、レリーフを設けて、回折によって光
束を集光あるいは発散させる作用を持たせる面のことを
いい、同一光学面に回折を生じる領域と生じない領域が
ある場合は、回折を生じる領域をいう。レリーフの形状
としては、例えば、光学素子の表面に、光軸を中心とす
る略同心円状の輪帯として形成され、光軸を含む平面で
その断面をみれば各輪帯は鋸歯のような形状が知られて
いるが、そのような形状を含むものである。
は、例えば、CD, CD-R, CD-RW, CD-Video, CD-ROM等の
各種CD、DVD, DVD-ROM, DVD-RAM, DVD-R, DVD-RW等の
各種DVD、或いはMD等のディスク状の現在の光情報
記録媒体のみならず、次世代の記録媒体なども含まれ
る。多くの光情報記録媒体の情報記録面上には透明基板
が存在する。
は、上記のような情報記録媒体の情報記録面上に情報を
記録すること、情報記録面上に記録された情報を再生す
ることをいう。本発明の光学系は、記録だけ或いは再生
だけを行うために用いられるものであってもよいし、記
録および再生の両方を行うために用いられるものであっ
てもよい。また、或る情報記録媒体に対しては記録を行
い、別の情報記録媒体に対しては再生を行うために用い
られるものであってもよいし、或る情報記録媒体に対し
ては記録または再生を行い、別の情報記録媒体に対して
は記録及び再生を行うために用いられるものであっても
よい。なお、ここでいう再生とは、単に情報を読み取る
ことを含むものである。
ぞれの次数の回折光の光量の割合を回折面の形状(レリ
ーフの形状)に基づき、また照射する光の波長を所定の
波長に設定したシュミレーションによる計算で求める。
D、CD−R、CD−RW、CD−Video、CD−
ROM、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、D
VD−R、DVD−RW、MD等の光情報記録媒体に対
してコンパチブルなプレーヤまたはドライブ等、あるい
はそれらを組み込んだAV機器、パソコン、その他の情
報端末等の音声および/または画像の記録および/また
は再生装置に搭載することができる。
について、図面を参照しつつ説明する。
ックアップ用光学系を含む光ピックアップ装置の構成を
概略的に示す図である。光ピックアップ装置1は、光源
としての半導体レーザ11と、カップリング光学系とし
ての回折一体型コリメータ13と、対物レンズ光学系と
しての対物レンズ15とを有している。
光束を出射する青色レーザである。ただし、半導体レー
ザ11は、出射光束の波長が700nm以下或いは68
0nm以下であってもよい。回折一体型コリメータ13
は、半導体レーザ11からの発散光束を光軸に対して平
行な平行光束に変換する。なお、回折一体型コリメータ
13の代わりに、半導体レーザ11からの発散光束の発
散角をより小さくする光学系や、半導体レーザ11から
の発散光束を収束光束に変換する光学系を設け、かかる
光学系の少なくとも一面に回折パターンを設けても良
い。
ンズ15側の面には、略同心円状の回折パターンが設け
られている。そして、この回折パターンの最小ピッチΛ
minは、半導体レーザ11の波長λに対して、2λ<Λm
in<100λ、好ましくは450nm以下の波長λに対
して2λ<Λmin<30λを満足するように形成されて
いる。具体的には、回折パターンの最小ピッチΛmin
は、0.4μm<Λmin<13.5μmを満たすことが
好ましい。また、波長λが400nmの光を入射させた
際に、回折一体型コリメータ13の焦点距離fは、2m
m<f<25mmであることが好ましい。なお、略同心
円状の回折パターンは、回折一体型コリメータ13の対
物レンズ15とは反対側の面に設けられていてもよい。
また、回折一体型コリメータ13の回折パターンは光学
軸に対して略同心円状としたが、これ以外の回折パター
ンが設けられていてもよい。
13からの光束を光ディスク16の情報記録面16″上
に集光するレンズであって、その光学面上に回折面を有
していない。対物レンズ15は、2枚のレンズから構成
されており、当該2枚のレンズに少なくとも1面の非球
面屈折面が含まれている。対物レンズ15の光ディスク
16側の開口数は0.58以上であることが好ましく、
0.65以上であることがより好ましい。
は、偏光ビームスプリッタ12で反射し、回折一体型コ
リメータ13および1/4波長板14を透過して円偏光
の平行光束となり、対物レンズ15によって高密度記録
用光ディスク16の透明基板16′を介して情報記録面
16″上に形成されるスポットとなる。対物レンズ15
は、その周辺に配置されたアクチュエータ2によってフ
ォーカス制御およびトラッキング制御される。本実施の
形態において、対物レンズ15は2枚またはそれ以上の
組合せレンズを想定しているが、1枚の両面非球面レン
ズを用いてもよい。
された反射光束は、再び対物レンズ15、1/4波長板
14、回折一体型コリメータ13により収束光束とな
り、偏光ビームスプリッタ12を透過し、シリンドリカ
ルレンズ17および凹レンズ18を経ることによって非
点収差が与えられるとともに倍率変換がなされ、光検出
器19に収束する。そして、光検出器19の出力信号を
用いて光ディスク16に記録された情報を読み取ること
ができる。
ータ13は、上述したような略同心円状の回折パターン
が光学面上に設けられていることにより、半導体レーザ
11の発振波長に対して、対物レンズ15とは、逆符号
でかつ(1/mT)2倍の関係を有する軸上色収差を発
生する。そのため、半導体レーザ11から出射された光
束は、回折一体型コリメータ13および対物レンズ15
を経ることによってほとんど軸上色収差なく光ディスク
16の情報記録面16″上に集光される。
口数が小さくて光学面の曲率が比較的小さく且つ対物レ
ンズのように作動距離の確保や軽量化のため薄型化・小
型化の要求が強くない。従って、モールドを使った射出
成形等によってプラスチック製の回折一体型コリメータ
13を低コストで容易に生産することが可能である。
は、例えばCD、CD−R、CD−RW、CD−Vid
eo、CD−ROM、DVD、DVD−ROM、DVD
−RAM、DVD−R、DVD−RW、MD等の光ディ
スクに対してコンパチブルなプレーヤまたはドライブ
等、あるいはそれらを組み込んだAV機器、パソコン、
その他の情報端末等の音声および/または画像の記録お
よび/または再生装置に搭載することができる。
施例について説明する。
構成する各レンズは、次の〔数1〕で表される非球面形
状を光学面に有している。
直方向の軸(光軸からの高さ:光の進行方向を正とす
る)、R0は近軸曲率半径、κは円錐係数、Aは非球面
係数、2iは非球面のべき数である。
構成するカップリングレンズの一方の面には、光軸と略
同心円状に鋸刃状の回折パターン(回折輪帯:輪帯状の
回折面)が設けられている。一般に、回折輪帯のピッチ
は、位相差関数若しくは光路差関数を使って定義され
る。具体的には、位相差関数ΦBは単位をラジアンとし
て以下の〔数2〕で表され、光路差関数Φbは単位をm
mとして〔数3〕で表わされる。尚、実施例1〜5にお
ける回折パターンの輪帯最小ピッチは、それぞれ5.1
μm、5.4μm、5.9μm、3.0μm、3.0μ
mである。
が、回折輪帯のピッチを表わす意味では同等である。即
ち、主波長λ(単位mm)に対し、単位をラジアンとし
た位相差関数の係数Bに、λ/2πを掛ければ光路差関
数の係数bに換算でき、また逆に単位をmmとした光路
差関数の係数bに、2π/λを掛ければ位相差関数の係
数Bに換算できる。
クアップ光学系に関するデータを示す。実施例1では、
対物レンズ光学系としてFCD1からなる2つのレンズ
を用い、カップリング光学系としてオレフィン系樹脂か
らなる直径4mmのHOEコリメータを用いた。なお、
〔表6〕中、iは面番号、riは曲率半径、diは面間
隔を示す。
の光路図を示す。また、図2は、実施例1の光ピックア
ップ光学系に用いられた対物レンズ光学系単体による波
長400±10nmにおける軸上色収差を示すグラフで
あり、波長が短いと焦点がアンダー側になることを示し
ている。図3は、実施例1の光ピックアップ光学系に用
いられたカップリング光学系単体による波長400±1
0nmにおける軸上色収差および非点収差を示すグラフ
であり、軸上色収差のグラフは波長が長いと焦点がアン
ダー側になることを示している。図4は、実施例1の光
ピックアップ光学系全体による波長400±10nmに
おける軸上色収差を示すグラフであり、波長に関わらず
バックフォーカスが移動しないことを示している。
クアップ光学系に関するデータを示す。実施例2では、
実施例1と同様に対物レンズ光学系としてFCD1から
なる2つのレンズを用い、カップリング光学系としてB
K7からなるコリメータを用いた。
の光路図を示す。また、図6はに、実施例2の光ピック
アップ光学系に用いられたカップリング光学系単体によ
る波長400±10nmにおける軸上色収差および非点
収差を示すグラフであり、軸上色収差のグラフは波長が
長いと焦点がアンダー側になることを示している。図7
は、実施例2の光ピックアップ光学系全体による波長4
00±10nmにおける軸上色収差を示すグラフであ
り、波長に関わらずバックフォーカスが移動しないこと
を示している。なお、対物レンズ光学系については、図
2と同様なので図示を省略した。
クアップ光学系に関するデータを示す。実施例3では、
実施例1と同様に対物レンズ光学系としてFCD1から
なる2つのレンズを用い、カップリング光学系として非
球面レンズBK7の表面にポレオレフィン系樹脂を貼付
した、すなわち2P法(フォトポリマリゼーション法)
で作成されたコリメータを用いた。
系の光路図を示す。また、図9は、実施例3の光ピック
アップ光学系に用いられたカップリング光学系単体によ
る波長400±10nmにおける軸上色収差および非点
収差を示すグラフであり、軸上色収差のグラフは波長が
長いと焦点がアンダー側になることを示している。図1
0は、実施例3の光ピックアップ光学系全体による波長
400±10nmにおける軸上色収差を示すグラフであ
り、波長に関わらずバックフォーカスが移動しないこと
を示している。なお、対物レンズ光学系については、図
2と同様なので図示を省略した。
クアップ光学系に関するデータを示す。実施例4では、
対物レンズ光学系としてMNBFD82からなる1つの
両面非球面レンズを用い、カップリング光学系としてオ
レフィン系樹脂からなる直径4mmのコリメータを用い
た。
系の光路図を示す。また、図12は、実施例4の光ピッ
クアップ光学系に用いられた対物レンズ光学系単体によ
る波長400±10nmにおける軸上色収差を示すグラ
フであり、波長が短いと焦点がアンダー側になることを
示している。図13は、実施例4の光ピックアップ光学
系に用いられたカップリング光学系による波長400±
10nmにおける軸上色収差および非点収差を示すグラ
フであり、軸上色収差のグラフは波長が長いと焦点がア
ンダー側になることを示している。図15は、実施例4
の光ピックアップ光学系全体による波長400±10n
mにおける軸上色収差を示すグラフであり、波長に関わ
らずバックフォーカスが移動しないことを示している。
ックアップ光学系に関するデータを示す。実施例5で
は、実施例4と同様に対物レンズ光学系としてMNBF
D82からなる1つの両面非球面レンズを用い、カップ
リング光学系としてオレフィン系樹脂からなる直径4m
mのコリメータを用いた。
系の光路図を示す。また、図16は、実施例5の光ピッ
クアップ光学系に用いられたカップリング光学系単体に
よる波長400±10nmにおける軸上色収差および非
点収差を示すグラフであり、軸上色収差のグラフは波長
が長いと焦点がアンダー側になることを示している。図
17は、実施例5の光ピックアップ光学系全体による波
長400±10nmにおける軸上色収差を示すグラフで
あり、波長に関わらずバックフォーカスが移動しないこ
とを示している。なお、対物レンズ光学系については、
図12と同様なので図示を省略した。
単色性が悪い光源或いは波長が急激に変動する光源が用
いられた場合であっても、比較的簡単な構成で軸上色収
差を補正することができしかも低コストで製造可能な光
ピックアップ用光学系、これを備えた光ピックアップ装
置、および、これを備えた記録再生装置を得ることがで
きる。また、光情報記録媒体側の開口数が大きいために
球面収差の補正、正弦条件の補正および小型化、薄型
化、軽量化、低コスト化の目的で軸上色収差が残留した
対物レンズとともに使用された場合に軸上色収差を補正
することができるカップリング光学系およびカップリン
グ光学系用レンズを得ることができる。
光学系を含む光ピックアップ装置の構成を概略的に示す
図である。
いられた対物レンズ光学系による軸上色収差を示すグラ
フである。
いられたカップリング光学系による軸上色収差および非
点収差を示すグラフである。
による軸上色収差を示すグラフである。
る光路図である。
いられたカップリング光学系による軸上色収差および非
点収差を示すグラフである。
による軸上色収差を示すグラフである。
る光路図である。
いられたカップリング光学系による軸上色収差および非
点収差を示すグラフである。
体による軸上色収差を示すグラフである。
よる光路図である。
用いられた対物レンズ光学系による軸上色収差を示すグ
ラフである。
用いられたカップリング光学系による軸上色収差および
非点収差を示すグラフである。
体による軸上色収差を示すグラフである。
よる光路図である。
用いられたカップリング光学系による軸上色収差および
非点収差を示すグラフである。
体による軸上色収差を示すグラフである。
よる光路図である。
Claims (29)
- 【請求項1】 入射光の発散角を変換するカップリング
光学系と、前記カップリング光学系からの光束を集光す
る対物レンズ光学系とを備えている光ピックアップ用光
学系において、 前記対物レンズ光学系に所定の波長の光とは所定の波長
差だけ異なる波長の光を入射させた際の軸上色収差に対
して、前記カップリング光学系に前記所定の波長差だけ
異なる波長の光を入射させて前記対物レンズ光学系を介
した際の軸上色収差を小さくする回折面を、前記カップ
リング光学系の少なくとも1つの面に設けたことを特徴
とする光ピックアップ用光学系。 - 【請求項2】 前記対物レンズ光学系が光学面上に回折
面を有していないことを特徴とする講求項1に記載の光
ピックアップ用光学系。 - 【請求項3】 前記対物レンズ光学系が1枚の両面非球
面レンズからなることを特徴とする請求項1または2に
記載の光ピックアップ用光学系。 - 【請求項4】 前記対物レンズ光学系が2枚のレンズか
らなり、前記2枚のレンズに少なくとも1面の非球面屈
折面が含まれていることを特徴とする請求項1または2
に記載の光ピックアップ用光学系。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光
ピックアップ用光学系に適用可能であることを特徴とす
るカップリング光学系。 - 【請求項6】 少なくとも1つの光源と、前記光源から
出射された発散光の発散角を変換するカップリング光学
系と、前記カップリング光学系からの光束を光情報記録
媒体の情報記録媒面に集光する対物レンズ光学系とを備
えている光ピックアップ装置において、 前記対物レンズ光学系に所定の波長の光とは所定の波長
差だけ異なる波長の光を入射させた際の軸上色収差に対
して、前記カップリング光学系に前記所定の波長差だけ
異なる波長の光を入射させて前記対物レンズ光学系を介
した際の軸上色収差を小さくする回折面を、前記カップ
リング光学系の少なくとも1つの面に設けたことを特徴
とする光ピックアップ装置。 - 【請求項7】 前記対物レンズ光学系が光学面上に回折
面を有していないことを特徴とする講求項6に記載の光
ピックアップ装置。 - 【請求項8】 前記対物レンズ光学系が1枚の両面非球
面レンズからなることを特徴とする請求項6または7に
記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項9】 前記対物レンズ光学系が2枚のレンズか
らなり、前記2枚のレンズに少なくとも1面の非球面屈
折面が含まれていることを特徴とする請求項6または7
に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項10】 前記対物レンズ光学系の光情報記録媒
体側の開口数が0.58以上であることを特数とする請
求項8に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項11】 前記対物レンズ光学系の光情報記録媒
体側の開口数が0.65以上であることを特徴とする請
求項9に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項12】 前記光源の波長が700nm以下であ
ることを特徴とする請求項8または10に記載の光ピッ
クアップ装置。 - 【請求項13】 前記光源の波長が680nm以下であ
ることを特徴とする請求項9または11に記載の光ピッ
クアップ装置。 - 【請求項14】 前記カップリング光学系が、入射され
た発散光束を光軸に対して実質的に平行な平行光束に変
換するコリメート光学系であることを特徴とする請求項
6〜13のいずれか1項に配載の光ピックアップ装置。 - 【請求項15】 前記カップリング光学系が、入射され
た発散光束を発散角がより小さな光束に変換することを
特徴とする請求項6〜13のいずれか1項に記載の光ピ
ックアップ装置。 - 【請求項16】 前記カップリング光学系が、入射され
た発散光束を収束光束に変換することを特徴とする請求
項6〜13のいずれか1項に記載の光ピックアップ装
置。 - 【請求項17】 前記回折面が略同心円状の回折パター
ンを有しており、前記回折パターンの最小ピッチΛmin
が、前記光源の波長をλとして、2λ<Λmin<100
λを満たす値であることを特徴とする請求項6〜16に
記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項18】 前記光源の波長λが450nm以下で
あるとともに、前記回折面が略同心円状の回折パターン
を有しており、前記回折パターンの最小ピッチΛmin
が、2λ<Λmin<30λを満たす値であることを特徴
とする請求項6〜16に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項19】 請求項6〜18のいずれか1項に記載
の光ピックアップ装置に適用可能であることを特徴とす
る光ピックアップ用光学系。 - 【請求項20】 請求項19に記載の光ピックアップ用
光学系に適用可能であることを特徴とするカップリング
光学系。 - 【請求項21】 略同心円状の回折パターンをもつ回折
面を少なくとも一方の面に有しており、前記回折パター
ンの最小ピッチΛminが450nm以下の波長λに対し
て2λ<Λmin<30λを満たす値であることを特徴と
するカップリング光学系用レンズ。 - 【請求項22】 略同心円状の回折パターンをもつ回折
面を少なくとも一方の面に有しており、前記回折パター
ンの最小ピッチΛminが0.4μm<Λmin<13.5μ
mを満たす値であることを特徴とするカップリング光学
系用レンズ。 - 【請求項23】 回折効率が最大となる波長が450n
m以下であることを特徴とする請求項22に記載のカッ
プリング光学系用レンズ。 - 【請求項24】 波長λが400nmの光を入射させた
際に、焦点距離fが2mm<f<25mmを満足する値
であることを特徴とする請求項22または23に記載の
カップリング光学系用レンズ。 - 【請求項25】 プラスチックから形成されることを特
徴とする請求項21〜24のいずれか1項に記載のカッ
プリング光学系用レンズ。 - 【請求項26】 回折面がフォトポリマリゼーション法
により形成されていることを特徴とする請求項21〜2
5のいずれか1項に記載のカップリング光学系用レン
ズ。 - 【請求項27】 略同心円状の回折パターンをもつ回折
面を少なくとも一方の面に有するレンズであって、前記
レンズと同じ材料、同じ軸上厚、同じ焦点距離、およ
び、同じバックフォーカスを有し且つ回折面をもたない
屈折レンズと比較して軸上色収差の絶対値が大きく且つ
符号が反対であることを特徴とするレンズ。 - 【請求項28】 請求項27に記載のレンズを有するこ
とを特徴とするカップリング光学系。 - 【請求項29】 請求項6〜19のいずれか1項に記載
の光ピックアップ装置を搭載しており、音声および画像
の少なくともいずれか一方を記録または再生することが
可能であることを特徴とする記録再生装置。
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