JP2008234010A - Icメモリ、情報通信装置、及び情報管理システム - Google Patents

Icメモリ、情報通信装置、及び情報管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】情報管理システムにおいて、多数の物品に夫々取付けられたICメモリに書き込まれた情報の全部の読み取りや、全部の読み取り確認を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】情報処理部51は、各RFIDタグから自己ID番号データと参照ID番号データとを読出し、全ての自己ID番号データと参照ID番号データとを、IDテーブルに追加書込みする。IDテーブルの各行のデータが、各RFIDタグに格納されている自己ID番号データと参照ID番号データである。リンクフラグ設定領域の全ての行に“0”を設定すると共に、IDテーブルの、M行目の参照ID番号データの値がN行目の自己ID番号データの値と等しいかどうかチェックする。両者が等しければ、リンクフラグ設定領域におけるN行目に“1”を設定する。IDテーブルの全ての行について上記処理動作を繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency IdentI/Fication)タグに代表されるような複数の記憶部を持つICメモリ、該ICメモリと交信する情報通信装置、及びICメモリと情報通信装置とを備える情報管理システムに関する。
従来、RFIDタグを用いる物品管理システムにおいて、RFIDタグ全体の枚数情報が与えられなくとも、全てのタグを読み取ることができたかどうかを正確に把握できるようにすることを目的としたものが提案されている。該提案では、物品管理システムが、各々が物品に設けられる複数のRFIDタグと、各々のRFIDタグからのデータの読み出しやそれらのRFIDタグへのデータの書き込みを行うRFIDリーダ/ライタ装置と、通信ネットワークを通じてRFIDリーダ/ライタ装置に接続し、 RFIDリーダ/ライタ装置を制御するためのパソコンと、を備える。RFIDリーダ/ライタ装置には、RFIDタグとの間で電波の送/受信を行うためのアンテナと、該アンテナをRFIDリーダ/ライタ装置に接続するためのアンテナケーブルと、が設けられ、各々のRFIDタグには、RFIDリーダ/ライタ装置により同時に読み出される、他のRFIDタグとの関連性を示すための関連情報が書き込まれる(例えば特許文献1参照)。
特開2002−92114号公報
ところで、上記構成の従来の物品管理システムでは、例えば該物品管理システムを備える物流設備において、RFIDタグ付きの多数の物品が乱雑な状態で荷役台に積載される場合には、RFIDタグの物品への取付位置と、RFIDリーダ/ライタ装置の設置位置との関係によって、該RFIDリーダ/ライタ装置によるデータ等の読み取り/書き込み処理が行えないRFIDタグが生じることがある。
このように、RFIDリーダ/ライタ装置によるデータ等の読み取り/書き込みが行えないRFIDタグが生じると、荷役台上に載置されている物品全体としての管理が不可能になるのみならず、荷役台上に載置されている多数の物品の中から或る物品が抜き取られたり、別の物品に差し替えられたり、新たな物品が追加されたりしたような場合に、それらの事象に係る物品が、何れの物品であるかを把握することが困難であるのみならず、上記のような事象が生じたことすら把握できない虞があった。
従って本発明の目的は、ICメモリと、該ICメモリとの間で情報通信を行う情報通信装置と、を備える情報管理システムにおいて、多数の物品の夫々に取付けられたICメモリに書き込まれている情報の、全部の読み取り、或いは全部の読み取り確認を容易に行うことができるようにすることにある。
また、本発明の別の目的は、ICメモリと、該ICメモリとの間で情報通信を行う情報通信装置と、を備える情報管理システムにおいて、管理対象の物品がパッケージされた完成品とその部品である場合に、該パッケージされた完成品と共に、その部品管理をも行えるようにすることにある。
本発明の第1の観点に従うICメモリは、情報送/受信機能と情報処理機能とを有し、外部の情報通信装置との間で情報の送/受信を行うもので、複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、そのICメモリを識別するための第1の識別データ、及びそのICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データ、を記憶部に記憶する。
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記第1、第2の識別データが、上記外部の情報通信装置によって、上記記憶部に書き込まれる。
上記とは別の実施形態では、上記第2の識別データを少なくとも2以上、記憶部に格納する。
本発明の第2の観点に従う情報通信装置は、情報処理機能を有し、情報送/受信機能と情報処理機能とを有するICメモリとの間で情報の送/受信を行うもので、複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、或るICメモリを識別するための第1の識別データ、及びそのICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データを少なくとも含む包括的なICメモリの識別データ、を記憶部に記憶する。
本発明の第2の観点に係る好適な実施形態では、上記包括的なICメモリの識別データが、上記ICメモリから送信される上記第1、第2の識別データに基づいて生成される。
上記とは別の実施形態では、上記1つの包括的なICメモリの識別データにおいて、上記第2の識別データが、少なくとも2つ以上含まれる。
また、上記とは別の実施形態では、上記包括的なICメモリの識別データが、実際にデータ上においてリンクを形成しているかどうかを示すフラグデータ、を更に含む。
更に、上記とは別の実施形態では、上記フラグデータが、上記包括的なICメモリの識別データの生成時には、上記リンクが形成されていないことを示す値に設定される。
本発明の第3の観点に従う情報管理システムは、情報送/受信機能と情報処理機能とを有するICメモリと、情報処理機能を有し、上記ICメモリとの間で情報の送/受信を行う1又は複数の情報通信装置と、を備え、上記ICメモリが、複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、そのICメモリを識別するための第1の識別データ、及びそのICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データ、を記憶部に記憶しており、上記情報通信装置が、複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、或るICメモリを識別するための第1の識別データ、及びそのICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データを少なくとも含む包括的なICメモリの識別データ、を記憶部に記憶する。
本発明の第3の観点に係る好適な実施形態では、上記情報管理システムが、物品を積載する載置台を備え、その載置台上の物品に対し、流通工程に送り込むに際して必要な作業を行う作業装置、に適用される。
上記とは別の実施形態では、上記情報通信装置が、その送/受信部を、上記載置台に向けて配置されており、上記載置台の、上記送/受信部と対向する部位に、上記ICメモリが、また、上記載置台に積載されている物品の適宜な箇所に、上記ICメモリが、夫々取付けられている。
また、上記とは別の実施形態では、上記載置台に取付けられているICメモリが、複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、そのICメモリを識別するための第1の識別データ、そのICメモリとは別のICメモリであって、上記載置台に積載されている物品のうちの何れかに取付けられているICメモリを識別するための第2の識別データ、上記リンクが、全体として循環構造を呈するかどうかを示すデータ、上記リンクが、そのICメモリとそのICメモリとは別のICメモリであって、上記載置台に積載されている複数の物品に夫々取付けられている複数のICメモリとの間に幾つ形成されているかを示すリンク多重度データ、上記各々の物品に取付けられているICメモリの総数を示すデータ、及び上記リンクの変遷を示す、更新リンク情報の内で、少なくとも上記第1の識別データ、上記第2の識別データ、及び上記全体として循環構造を呈するかどうかを示すデータ、を記憶する。
また、上記とは別の実施形態では、上記情報通信装置が記憶する、包括的なICメモリの識別データの各々が、上記第2の識別データを、少なくとも2つ以上含む。
また、上記とは別の実施形態では、上記情報通信装置が、上記載置台に、新たな物品が積載されたことによってその物品に取付けられた新たなICメモリとの間で交信が成立した場合に、その新たなICメモリに、上記載置台に取付けられているICメモリの識別データを記憶させると共に、上記載置台に取付けられているICメモリに、その新たなICメモリの識別データを記憶させるようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記情報通信装置が、上記載置台に積載される複数の物品中の何れかが除去されたことによってその除去された物品に係るICメモリとの間での交信が不成立になった場合、その除去された物品に係るICメモリを識別するための第1の識別データ、及びそのICメモリに記憶されている、そのICメモリとの間でデータ上においてリンクを形成していた別のICメモリを識別するための第2の識別データを、上記載置台に係るICメモリに記憶させ、上記第1の識別データを記憶する、別の物品に係るICメモリに、上記第2の識別データを記憶させ、その後、上記載置台に係るICメモリから、上記記憶させた第1、第2の識別データを消去するようにしている。
更に、上記とは別の実施形態では、上記情報通信装置が、上記載置台から除去された物品に係るICメモリとの間での交信が不成立になった場合、上記載置台に係るICメモリに記憶されている、上記循環構造に係わるデータを、循環不成立に変更し、上記載置台に係るICメモリ、及び上記載置台上の別の物品に係るICメモリについての上記処理の終了後に、上記循環構造に係わるデータを、循環成立に変更するようにしている。
本発明によれば、ICメモリと、該ICメモリとの間で情報通信を行う情報通信装置と、を備える情報管理システムにおいて、多数の物品の夫々に取付けられたICメモリに書き込まれている情報の、全部の読み取り、或いは全部の読み取り確認を容易に行うことができるようにすることができる。
また、本発明によれば、ICメモリと、該ICメモリとの間で情報通信を行う情報通信装置と、を備える情報管理システムにおいて、管理対象の物品がパッケージされた完成品とその部品である場合に、該パッケージされた完成品と共に、その部品管理をも行えるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
本発明の適用範囲は、RFIDタグだけでなく他の種類のICメモリにも及ぶが、以下では、本発明をRFIDタグに適用した場合の態様を、本発明の実施形態として、図面を参照しながら説明する。よって、以下の説明がRFIDタグに関するもののみであっても、本発明の適用範囲が他の種類のICメモリに及ばないことを意味するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報管理システムの全体構成を示すブロック図である。
上記情報管理システムは、図1に示すように、複数個(図1では、図示と説明の都合上、2個のみを記載)のRFIDタグ1、3と、1台以上(図1では、図示と説明の都合上、1台のみを記載)の情報通信装置、即ち、RFIDリーダ/ライタ装置5と、を備える。RFIDリーダ/ライタ装置5は、RFIDタグ1、3との間で無線通信により情報の授受を行う外部通信装置としての機能を有する。
RFIDタグ1、3は、例えばRFIDリーダ/ライタ装置5によりデータが書き込まれ、(RFIDリーダ/ライタ装置5とは別の装置である)RFIDリーダ/ライタ装置、又はRFIDリーダ/ライタ装置5により、上記書き込まれたデータが読み出されるようになっている。
RFIDタグ1は、図1に示すように、RFIDタグ本体7と、該RFIDタグ本体7の外部の適宜な箇所に取付けられるアンテナ9と、RFIDタグ本体7に内蔵されるRF回路11、電源部13、論理回路15、及びメモリ回路17と、を備える。アンテナ9は、外部通信装置であるRFIDリーダ/ライタ装置5から送信される電波(例えばUHF帯域の電波)を受信してRF回路11に出力すると共に、RF回路11から出力される(UHF帯域の)電波をRFIDリーダ/ライタ装置5へと送信する。
RF回路11は、論理回路15の管理下で、被変調波である、アンテナ9からの上記(UHF帯域の)電波を復調することにより、該電波から変調信号(各種情報を表す信号)を取出し、論理回路15に出力する。RF回路11は、また、論理回路15の管理下で、論理回路15から出力される各種情報を表す信号で(UHF帯域の)搬送波を変調し、該変調により生成した(UHF帯域の)電波を、アンテナ9を通じてRFIDリーダ/ライタ装置5へと送信する。電源部13は、アンテナ9からRF回路11に入力される上記(UHF帯域の)電波に起因する電磁誘導によって電力を発生させると共に、該発生させた電力を、RFIDタグ本体7の各部に駆動電力として供給する。
メモリ回路17は、論理回路15の管理下で、論理回路15によって書き込まれた、例えば自己ID番号データ19、及び参照ID番号データ21や、(例えば、利用者が任意に作成したデータである)付加情報23等の各種データを記憶する。メモリ回路17は、また、論理回路15の管理下で、論理回路15からのデータ読出し要求に応じて、対応するデータを論理回路15に出力する。
論理回路15は、所定のプロトコルの処理を実行する。即ち、論理回路15は、RF回路11から出力される(RFIDリーダ/ライタ装置5からの)変調信号が表すコマンド、データ等を複数のメモリバンク(即ち、メモリ回路17)に書き込む。論理回路15は、また、上記複数のメモリバンクに記憶されているデータ(自己ID番号データ19、参照ID番号データ21、付加情報23)等を読み出すと共に、該読み出したデータ等をRFIDリーダ/ライタ装置5へ送信すべく、RF回路11に出力する。論理回路15は、上述したように、RF回路11や、メモリ回路17をその管理下に置くことにより、RFIDタグ本体7の内部状態を管理する。なお、RFIDタグ本体7の内部状態の管理には、状態管理フラグを用いた論理的な管理方法での、メモリ回路17の書き換え可否等のロック状態の管理が含まれる。
RFIDタグ3も、RFIDタグ1におけると同様に、RFIDタグ本体25と、該RFIDタグ本体25の外部の適宜な箇所に取付けられるアンテナ27と、RFIDタグ本体25に内蔵される電源部29、RF回路31、論理回路33、及びメモリ回路35と、を備える。RFIDタグ本体25、アンテナ27、電源部29、RF回路31、論理回路33、及びメモリ回路35の構成の詳細については、説明を省略する。なお、メモリ回路35にも、メモリ回路17におけると同様に、参照ID番号データ37、自己ID番号データ39、及び付加情報41が記憶されている。
なお、本実施形態においては、図1を参照して明らかなように、RFIDタグ1側のメモリ回路17に記憶される自己ID番号データ19が、RFIDタグ3側のメモリ回路35に、参照ID番号データ37として記憶される。また、RFIDタグ3側のメモリ回路35に記憶される自己ID番号データ39が、RFIDタグ1側のメモリ回路17に、参照ID番号データ21として記憶される。
RFIDリーダ/ライタ装置5は、図1に示すように、RFIDリーダ/ライタ装置本体43と、RFIDリーダ/ライタ装置本体43に内蔵される、アンテナ45、RFIDタグ通信部47、電源部49、情報処理部51、ユーザインタフェース(I/F)部53、情報蓄積部55、及び外部通信部57と、を備える。アンテナ45は、RFIDタグ1(若しくは、RFIDタグ3)から送信される電波(例えばUHF帯域の電波)を受信してRFIDタグ通信部47に出力すると共に、RFIDタグ通信部47から出力される(UHF帯域の)電波をRFIDタグ1(若しくは、RFIDタグ3)へと送信する。
RFIDタグ通信部47は、情報処理部51の管理下で、被変調波である、アンテナ45からの上記(UHF帯域の)電波を復調することにより、該電波から変調信号(各種情報を表す信号)を取出し、情報処理部51に出力する。RFIDタグ通信部47は、また、情報処理部51の管理下で、情報処理部51から出力される各種情報を表す信号で(UHF帯域の)搬送波を変調し、該変調により生成した(UHF帯域の)電波を、アンテナ45を通じてRFIDタグ1(若しくは、RFIDタグ3)へと送信する。
ユーザI/F部53は、例えばRFIDリーダ/ライタ装置本体43の適宜な箇所に取付けられた操作部(図示しない)や、表示部(図示しない)等に接続されており、操作部(図示しない)を通じてユーザから入力される各種データや、情報等を、情報処理部51に出力する。ユーザI/F部53は、また、ユーザに報知するために情報処理部51から出力される各種データや、情報等を入力し、該各種データや、情報等を表示部(図示しない)に表示出力する。
外部通信部57は、情報処理部51の管理下で、RFIDリーダ/ライタ装置5を、例えば外部の管理装置(図示しない)と連携して動作させるために必要な、該外部管理装置(図示しない)との通信インタフェースとして機能する。電源部49は、RFIDリーダ/ライタ装置5を構成する各部が適正に動作するよう、これら各部に対し、安定化された直流電力を供給するための直流安定化電源として機能する。
情報蓄積部55には、IDテーブル59が設定されていると共に、制御プログラム61が内蔵されている。IDテーブル59には、例えば自己ID番号データ(RFIDタグ1側では符号19、RFIDタグ3側では符号39で夫々示す。)、及び参照ID番号データ(RFIDタグ1側では符号21、RFIDタグ3側では符号37で夫々示す。)が、情報処理部51によって書き込まれる。制御プログラム61は、情報処理部51の演算処理動作を規定したプログラムである。情報蓄積部55は、情報処理部51の管理下で、情報処理部51からのデータ読み出し要求に応じて、対応する上記データを情報処理部51に出力する。
情報処理部51は、所定のプロトコルの処理を実行する。即ち、情報処理部51は、RFIDタグ通信部47から出力される(RFIDタグ1、若しくはRFIDタグ3からの)変調信号が表すコマンド、データ等を、情報蓄積部55の上記IDテーブル59に書き込む。情報処理部51は、また、上記IDテーブル59に記憶されている、コマンド、データ等を読み出すと共に、該読み出したデータ等をRFIDタグ1(若しくは、RFIDタグ3)へ送信すべく、RFIDタグ通信部47に出力する。情報処理部51は、上述したように、RFIDタグ通信部47や、ユーザI/F部53や、外部通信部57や、情報蓄積部55をその管理下に置くことにより、RFIDリーダ/ライタ装置本体43の内部状態を管理する。
なお、既述のように、図1では、図示と説明の都合上、RFIDタグは、符号1、3で示した2個分だけしか記載してなく、また、RFIDリーダ/ライタ装置についても、符号5で示した1台分だけしか記載してないが、実際のシステムでは、RFIDタグ、及びRFIDリーダ/ライタ装置の何れも、上記個数、又は台数にのみ限定されるものではない。RFIDタグが多数存在する場合もあるし、RFIDリーダ/ライタ装置についても2台以上備えられている場合もあり得る。
図2は、図1に記載のRFIDリーダ/ライタ装置5の情報蓄積部55に設定されているIDテーブル59の内部構成の一例を示す説明図である。
IDテーブル59は、図2に示すように、自己ID番号データ記憶領域63と、参照ID番号データ記憶領域65と、リンクフラグ設定領域67と、を有する。自己ID番号データ記憶領域63、及び参照ID番号データ記憶領域65には、RFIDリーダ/ライタ装置5と交信したRFIDタグの識別データである自己ID番号(RFIDタグの製造時に、製造元によって付与されたIDである)が、記憶されている。図2で示した例では、自己ID番号が“0001”のRFIDタグと、自己ID番号が“0002”のRFIDタグとが、また、自己ID番号が“0002”のRFIDタグと、自己ID番号が“0003”のRFIDタグとが、更に、自己ID番号が“0003”のRFIDタグと、自己ID番号が“0001”のRFIDタグとが、夫々リンクしていることが明らかである。また、図2で示した例では、リンクフラグ設定領域67の、上記各自己ID番号データ記憶領域、各参照ID番号データ記憶領域に対応する箇所の何れにも、“0”が設定されている。
次に、図1に記載の情報処理部51による、制御プログラム61に基づく処理動作について説明する。
情報処理部51は、RFIDタグ通信部47、及びアンテナ45を通じてRFIDタグ1との間で交信することにより、RFIDタグ1のメモリ回路17に記憶されている自己ID番号データ19、及び参照ID番号データ21を、論理回路15、RF回路11、及びアンテナ9を通じて読み出す。情報処理部51は、また、RFIDタグ通信部47、及びアンテナ45を通じてRFIDタグ3との間で交信することにより、RFIDタグ3のメモリ回路35に記憶されている自己ID番号データ39、及び参照ID番号データ37を、論理回路33、RF回路31、及びアンテナ27を通じて読み出す。
情報処理部51は、上記態様で、各々のRFIDタグから自己ID番号データと参照ID番号データとを読み出すと共に、読み出した全ての自己ID番号データと参照ID番号データとを、IDテーブル59に追加書き込みする。図2に記載されているIDテーブル59の各行に記憶されているデータが、各々のRFIDタグ(のメモリ回路)に格納されている自己ID番号データと、参照ID番号データである。
情報処理部51は、次に、リンクフラグ設定領域67の全ての行に“0”を設定すると共に、IDテーブル59の、M行目の参照ID番号データの値が、IDテーブル59の、N行目の自己ID番号データの値と等しいかどうかチェックする。そして、該チェックの結果、両者が等しいと判断した場合には、リンクフラグ設定領域67におけるN行目に“1”を設定する。情報処理部51は、IDテーブル59を構成する全ての行について、上記処理動作を繰り返す。
上記処理動作を繰り返した後、リンクフラグ設定領域67における全ての行について、“1”が設定されていることが確認できれば、各々がリンクしているRFIDタグ同士で全体として循環構造を呈することになるため、情報処理部51は、全てのRFIDタグのデータを読み出せたと判断することになる。
図3は、図1に記載のRFIDリーダ/ライタ装置5によるRFIDタグ(のメモリ回路)に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データの読み取りシーケンスの一例を示す説明図である。
図3で示すシーケンス図では、図1において、符号1、3で示した2個のRFIDタグに加えて、更に、別の1個のRFIDタグも、RFIDリーダ/ライタ装置5と交信を行うものとして説明する。上記別の1個のRFIDタグには、符号4を付す。
図3において、RFIDリーダ/ライタ装置5は、まず、各々のRFIDタグ1、3、4に対し、夫々のRFIDタグ1、3、4に付与されている自己ID番号データの問合せ要求を発する(ステップS61)。この問合せ要求に対して、RFIDタグ1から、その自己ID番号データ19が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該自己ID番号データ19を受信し(ステップS62)、次に、RFIDタグ1に対し、参照ID番号データの取得要求を発する(ステップS63)。この取得要求に対して、RFIDタグ1から、参照ID番号データ21が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該参照ID番号データ21を受信する(ステップS64)。
次に、RFIDリーダ/ライタ装置5は、再び各々のRFIDタグ1、3、4に対し、自己ID番号データの問合せ要求を発する(ステップS65)。この問合せ要求に対して、RFIDタグ3から、その自己ID番号データ39が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該自己ID番号データ39を受信し(ステップS66)、次に、RFIDタグ3に対し、参照ID番号データの取得要求を発する(ステップS67)。この取得要求に対して、RFIDタグ3から、参照ID番号データ37が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該参照ID番号データ37を受信する(ステップS68)。
次に、RFIDリーダ/ライタ装置5は、再び各々のRFIDタグ1、3、4に対し、自己ID番号データの問合せ要求を発する(ステップS69)。この問合せ要求に対して、RFIDタグ4から、その自己ID番号データが送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該自己ID番号データを受信し(ステップS70)、次に、RFIDタグ4に対し、参照ID番号データの取得要求を発する(ステップS71)。この取得要求に対して、RFIDタグ4から、参照ID番号データが送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該参照ID番号データを受信する(ステップS72)。
図3で示したシーケンス処理が実行されることによって、各々のRFIDタグ1、3、4から読み出された自己ID番号データ、及び参照ID番号データは、RFIDリーダ/ライタ装置5において、情報処理部51により、情報蓄積部55内に設定されているIDテーブル59に、例えば図2で示した態様で書き込まれる。
図4は、図1に記載のRFIDリーダ/ライタ装置5によるRFIDタグ(のメモリ回路)に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データの読み取りシーケンスの他の一例を示す説明図である。
図4において、RFIDリーダ/ライタ装置5は、まず、各々のRFIDタグ1、3、4に対し、自己ID番号データの問合せ要求を発する(ステップS73)。この問合せ要求に対して、RFIDタグ1から、その自己ID番号データ19が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該自己ID番号データ19を受信し(ステップS74)、次に、各々のRFIDタグ1、3、4に対し、再び自己ID番号データの問合せ要求を発する(ステップS75)。この問合せ要求に対して、RFIDタグ3から、その自己ID番号データ39が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該自己ID番号データ39を受信し(ステップS76)、次に、各々のRFIDタグ1、3、4に対し、再び自己ID番号データの問合せ要求を発する(ステップS77)。
この問合せ要求に対して、RFIDタグ4から、その自己ID番号データが送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該自己ID番号データを受信し(ステップS78)、次に、RFIDタグ1に対し、参照ID番号データの取得要求を発する(ステップS79)。この取得要求に対して、RFIDタグ1から、参照ID番号データ21が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該参照ID番号データ21を受信する(ステップS80)。次に、RFIDリーダ/ライタ装置5は、RFIDタグ3に対し、参照ID番号データの取得要求を発する(ステップS81)。この取得要求に対して、RFIDタグ3から、参照ID番号データ37が送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該参照ID番号データ37を受信する(ステップS82)。
次に、RFIDリーダ/ライタ装置5は、RFIDタグ4に対し、参照ID番号データの取得要求を発する(ステップS83)。この取得要求に対して、RFIDタグ4から、参照ID番号データが送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置5は、該参照ID番号データを受信する(ステップS84)。
図4で示したシーケンス処理が実行されることによって、図3で示したシーケンス処理が実行された場合と同様に、各々のRFIDタグ1、3、4から読み出された自己ID番号データ、及び参照ID番号データは、RFIDリーダ/ライタ装置5において、情報処理部51により、情報蓄積部55内に設定されているIDテーブル59に、例えば図2で示した態様で書き込まれる。
なお、図3、及び図4において、RFIDリーダ/ライ装置5が、各々のRFIDタグ1、3、4に対して自己ID番号データの問合せ要求を発して、各々のRFIDタグ1、3、4から夫々の自己ID番号データを取得するに際しては、例えばビットコリジョン方式や、タイムスロット方式のようなアンチコリジョン機能が用いられる。
図5は、本発明の一実施形態に係る情報管理システムにおいて用いられるRFIDタグの変形例を示す説明図である。
図5で示されるRFIDタグ87、89は、図1において示したRFIDタグ1、3と構成は同一である。即ち、RFIDタグ87は、RFIDタグ本体91と、該RFID本体91の外部の適宜な箇所に取付けられるアンテナ93と、RFIDタグ本体91に内蔵されるRF回路95、電源部97、論理回路99、及びメモリ回路101と、を備える。RFIDタグ89もRFIDタグ87におけると同様に、RFIDタグ本体103と、該RFID本体103の外部の適宜な箇所に取付けられるアンテナ105と、RFIDタグ本体103に内蔵されるRF回路107、電源部109、論理回路111、及びメモリ回路113と、を備える。
上述したRFIDタグ87、89を構成する各部は、図1において示したRFIDタグ1、3を構成する各部と同様であるので、それらの詳細な説明を省略する。
本変形例における特徴は、図5を参照して明らかなように、RFIDタグ87のメモリ回路101には、ユニークID番号データ115が、RFIDタグ89のメモリ回路113には、ユニークID番号データ117が、夫々格納されている点である。ここで、ユニークID番号データとは、自己ID番号データと参照ID番号データとを結合することによって生成されるもので、個々のRFIDタグを、(情報処理部51が)ユニークに識別するための番号データである。ユニークID番号データ115は、自己ID番号データ119と、参照ID番号データ121との結合によって、また、ユニークID番号データ117は、自己ID番号データ123と、参照ID番号データ125との結合によって、夫々生成される。
図5を参照して明らかなように、(RFIDタグ87側の)自己ID番号データ119は、(RFIDタグ89側の)参照ID番号データ125となっており、また、(RFIDタグ89側の)自己ID番号データ123は、(RFIDタグ87側の)参照ID番号データ121となっている。なお、ユニークID番号データは、上述したように、自己ID番号データと、参照ID番号データとを含むが、自己ID番号データ、及び参照ID番号データ以外の情報を含んでいても差し支えない。
図6は、図5に記載のRFIDタグとの交信に用いられるRFIDリーダ/ライタ装置の情報蓄積部に設定されるIDテーブルの内部構成の一例を示す説明図である。
IDテーブル127は、図6に示すように、ユニークID番号データ記憶領域129と、リンクフラグ設定領域131と、を有し、ユニークID番号データ記憶領域129は、自己ID番号データ記憶領域133と、参照ID番号データ記憶領域135と、に区分される。自己ID番号データ記憶領域133、参照ID番号データ記憶領域135には、既述のような自己ID番号データ、参照ID番号データが、夫々記憶されている。図6で示した例では、自己ID番号が“0001”のRFIDタグと、自己ID番号が“0002”のRFIDタグとが、また、自己ID番号が“0002”のRFIDタグと、自己ID番号が“0003”のRFIDタグとが、更に、自己ID番号が“0003”のRFIDタグと、自己ID番号が“0001”のRFIDタグとが、夫々リンクしていることが明らかである。また、図6で示した例では、リンクフラグ設定領域131の、上記各自己ID番号データ記憶領域、各参照ID番号データ記憶領域に対応する箇所の何れにも、“0”が設定されている。
図7は、本発明の一実施形態に係る情報管理システムにおいて、図5で示したRFIDタグ(87、89)を用いた場合の、(該RFIDタグのメモリ回路に格納されている)ユニークID番号データの読み取りシーケンスの一例を示す説明図である。
図7に示すRFIDタグ141、143、及び145は、夫々のメモリ回路に上述したデータ構成のユニークID番号データが格納されているものとする。
図7において、RFIDリーダ/ライタ装置140は、まず、各々のRFIDタグ141、143、145に対し、ユニークID番号データの問合せ要求を発する(ステップS151)。この問合せ要求に対して、RFIDタグ141から、ユニークID番号データが送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置140は、該ユニークID番号データを受信し(ステップS152)、次に、各々のRFIDタグ141、143、145に対し、再びユニークID番号データの問合せ要求を発する(ステップS153)。
この問合せ要求に対して、RFIDタグ143から、ユニークID番号データが送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置140は、該ユニークID番号データを受信し(ステップS154)、次に、各々のRFIDタグ141、143、145に対し、再びユニークID番号データの問合せ要求を発する(ステップS155)。この問合せ要求に対して、RFIDタグ145から、ユニークID番号データが送信されてくると、RFIDリーダ/ライタ装置140は、該ユニークID番号データを受信する(ステップS156)。
図7で示したシーケンス処理が実行されることによって、各々のRFIDタグ141、143、及び145から読み出されたユニークID番号データ(自己ID番号データと、参照ID番号データと、を含む。)は、RFIDリーダ/ライタ装置140において、その情報処理部により、その情報蓄積部内に設定されているIDテーブル127に、例えば図6で示した態様で書き込まれる。
図8は、本発明の一実施形態に係るRFIDタグが用いられる物品の荷役・輸送・保管等の物流過程に必要な各種装置の一例を示した説明図である。
図8では、物品の荷役・輸送・保管等の物流過程に必要な装置として、パレットを例にとる。ここで、パレットとは、物品を荷役・輸送・保管するために、該物品を単位数量にまとめて載置する面と、フォーク等の差込口と、を有する荷役台のことを指す。図8(a)において、パレット161の載置面には、複数個(図8(a)では、4個)の物品163、165、167、169が載置されており、物品163の上面には、RFIDタグ171が、物品165の上面には、RFIDタグ173が、物品167の上面には、RFIDタグ175が、物品169の上面には、RFIDタグ177が、夫々取付けられている。また、パレット161の載置面における適宜な箇所(隅の部分)にも、RFIDタグ179が取付けられている。
物品(163〜169)側の各RFIDタグ(171〜177)同士の間、及び上記各RFIDタグ(171〜177)と、パレット161側のRFIDタグ179との間には、各々のRFIDタグのメモリ回路に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して、例えば、図8(b)で示すようなリンクが形成されている。
即ち、パレット161上のRFIDタグ179と、(物品169上の)RFIDタグ177とは、(各々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。また、(物品169上の)RFIDタグ177と、(物品163上の)RFIDタグ171とは、(各々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。また、(物品163上の)RFIDタグ171と、(物品163上の)RFIDタグ175とは、(各々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。また、(物品163上の)RFIDタグ175と、(物品165上の)RFIDタグ173とは、(各々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。更に、(物品165上の)RFIDタグ173と、パレット161上のRFIDタグ179とは、(各々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。
RFIDリーダ/ライタ装置による、上述した各RFIDタグ(171〜179)のうちの何れのRFIDタグが、パレット161に取付けられたRFIDタグで、何れのRFIDタグが、何れの物品(163〜169)に取付けられているかの識別は、各々のRFIDタグに付与されている(自己ID番号データ、及び参照ID番号データ等の)ID番号データの体系、或いは、各々のRFIDタグ(のメモリ回路)に格納されている付加情報を用いることによって行うことが可能である。
図9は、本発明の一実施形態に係るRFIDタグが用いられる物品としての完成された工業製品(以下、「完成品」という。)、及び該完成品と共に使用される付属部品のパッケージの一例を示した説明図である。
図9(a)において、完成品181と、付属部品183〜189とを包装したパッケージ180の外面の適宜な箇所(該パッケージ180の正面の右下隅)には、RFIDタグ191が、取付けられている。また、付属部品183の上面には、RFIDタグ193が、付属部品185の上面には、RFIDタグ195が、付属部品187の上面には、RFIDタグ197が、付属部品189の上面には、RFIDタグ199が、夫々取付けられている。
パッケージ180側のRFIDタグ191と、付属部品(183〜189)側のRFIDタグ(193〜199)の何れかとの間、及び付属部品(183〜189)側のRFIDタグ(193〜199)同士の間は、各々のRFIDタグ(191〜199)のメモリ回路に格納されている、既述の自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して、例えば、図9(b)で示すようなリンクが形成される。
即ち、パッケージ180側のRFIDタグ191と、(付属部品189上の)RFIDタグ199とは(夫々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしており、(付属部品189上の)RFIDタグ199と、(付属部品183上の)RFIDタグ193とは、(夫々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。
また、(付属部品183上の)RFIDタグ193と、(付属部品187上の)RFIDタグ197とは、(夫々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしており、(付属部品187上の)RFIDタグ197と、(付属部品185上の)RFIDタグ195とは、(夫々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。更に、(付属部品185上の)RFIDタグ195と、パッケージ180側のRFIDタグ191とは、(夫々のRFIDタグのメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)リンクしている。
上述した態様で、完成品181と、付属部品183〜189とを包装したパッケージ180の外面の適宜な箇所にRFIDタグを取付けると共に、各々の付属部品183〜189の適宜な箇所にRFIDタグを取付けて、これらのRFIDタグ(のメモリ回路)に格納されている、上述した自己ID番号データや、参照ID番号データ等を、RFIDリーダ/ライタ装置を通じて読み取り、チェックするようにしたので、完成品と共にパッケージされている各付属部品が、不正に抜き取られたり、或いは差し替えられたりされるような事態が生じたとしても、RFIDリーダ/ライタ装置を通じて該事態を早期に検知でき、適切な対応が可能になる。
図10は、本発明の一実施形態に係るRFIDタグが用いられる物品の荷役・輸送・保管等の物流過程に必要な各種装置の他の一例を示した説明図である。
図10では、物品の荷役・輸送・保管等の物流過程に必要な装置として、パレットを例にとり、また、パレットに載置される物品として、各々が梱包された複数個の物品(以下、「個別物品」という。)を例にとる。
図10において、パレット201の載置面には、複数個(図10では、合計で36個であるが、説明の都合上、n個とする。)の個別物品205〜205が載置されており、各々の個別物品205〜205の正面には、複数個のRFIDタグ(以下では、「個別物品タグ」という。)207〜207が夫々取付けられている。一方、パレット201の正面における適宜な箇所(右隅の部分)にも、RFIDタグ(以下では、「梱包タグ」という。)203が取付けられている。
各々の個別物品タグ207〜207(のメモリ回路)には、夫々、既述のような自己ID番号データ、及び参照ID番号データが格納されている。また、梱包タグ203(のメモリ回路)には、上記自己ID番号データ、及び参照ID番号データに加えて、リンク多重度データ、循環構造成立フラグデータ、個別物品タグ総数データ、更新リンク情報が格納されている。
梱包タグ203が格納する上記各データ、及び情報において、リンク多重度データとは、各々の個別物品タグ(207〜207)間に(夫々のメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)形成されるリンクの多重度を示すデータである。上記リンク多重度データにおいて、多重度“0”とは、何れの個別物品タグ(207〜207)の間においても、リンクが形成されていない状態、即ち、何れの個別物品タグ(207〜207)にも、既述の参照ID番号データが格納されていないことを示している。次に、多重度“1”とは、各々の個別物品タグ(207〜207)間に、(夫々のメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)1個のリンクが形成されている状態、即ち、各々の個別物品タグ(207〜207)に、既述の参照ID番号データが1個ずつ格納されていることを示している。
次に、多重度“2”とは、各々の個別物品タグ(207〜207)間に、(夫々のメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)2個のリンクが形成されている状態、即ち、各々の個別物品タグ(207〜207)に、既述の参照ID番号データが2個ずつ格納されていることを示している。また、多重度“3”とは、各々の個別物品タグ(207〜207)間に、(夫々のメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)3個のリンクが形成されている状態、即ち、各々の個別物品タグ(207〜207)に、既述の参照ID番号データが3個ずつ格納されていることを示している。このように、参照ID番号データが各々の個別物品タグ(207〜207)に2個以上格納されている状態を、本発明の一実施形態で定義する、リンクの多重状態という。
循環構造成立フラグデータとは、各々の個別物品タグ(207〜207)に夫々のメモリ回路に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)(1重、若しくは多重状態で)形成されるリンクが、全体として循環構造になっているかどうかを示すフラグ(データ)である。個別物品タグ総数データとは、各々の個別物品(205〜205)に取付けられた個別物品タグ(207〜207)の総数を示すデータである。更新リンク情報とは、例えば上述した個別物品(205〜205)の何れかが、パレット201から取り除かれた場合に、それまで形成されていたリンクが解消されることとなる個別物品タグ(該取り除かれた個別物品に取付けられている)に係わる情報のことである。該個別物品タグに係わる情報とは、該個別物品タグに係わる自己ID番号データ、及び参照ID番号データのことをいう。
図11は、上記梱包タグ(のメモリ回路)に格納された自己ID番号データ、及び参照ID番号データと、上記複数個の個別物品タグ(のメモリ回路)に夫々格納された自己ID番号データ、及び参照ID番号データとを介して梱包タグと個別物品タグとの間、及び個別物品タグ同士の間で形成される多重リンクの構成を示す説明図である。
図11に示した例では、梱包タグ203(のメモリ回路)には、“0001”が、個別物品タグ207(のメモリ回路)には、“0002”が、個別物品タグ207(のメモリ回路)には、“0003”が、個別物品タグ207(のメモリ回路)には、“0004”が、夫々自己ID番号データとして予め付与されている。そして、梱包タグ203、個別物品タグ207、207、及び207の間において、夫々のタグ(のメモリ回路)に格納された自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して、夫々3重のリンクを形成している。
即ち、図11(a)に示すように、梱包タグ203は、自己ID番号データが1つ先のタグである個別物品タグ207との間、自己ID番号データが2つ先のタグである個別物品タグ207との間、及び自己ID番号データが3つ先のタグである個別物品タグ207との間で、夫々リンクを形成している。次に、個別物品タグ207は、自己ID番号データが1つ先のタグである個別物品タグ207との間、自己ID番号データが2つ先のタグである個別物品タグ207との間、及び自己ID番号データが1つ前のタグである梱包タグ203との間で、夫々リンクを形成している。また、個別物品タグ207は、自己ID番号データが1つ先のタグである個別物品タグ207との間、自己ID番号データが2つ前のタグである梱包タグ203との間、及び自己ID番号データが1つ前のタグである個別物品タグ207との間で、夫々リンクを形成している。更に、個別物品タグ207は、自己ID番号データが3つ前のタグである梱包タグ203との間、自己ID番号データが2つ前のタグである個別物品タグ207との間、及び自己ID番号データが1つ前のタグである個別物品タグ207との間で、夫々リンクを形成している。
梱包タグ203、個別物品タグ207、207、207が、自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して、上述したような3重のリンクを形成するように、梱包タグ203、個別物品タグ207、207、207のメモリ回路には、図11(b)で示すようなデータ(自己ID番号データと、参照ID番号データ)が夫々格納されている。即ち、梱包タグ203のメモリ回路には、自己ID番号データとして、“0001”が格納されていると共に、参照ID番号データとして、自己ID番号データが1つ先の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0002”、2つ先の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0003”、3つ先の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0004”が格納されている。
次に、個別物品タグ207のメモリ回路には、自己ID番号データとして、“0002”が格納されていると共に、参照ID番号データとして、自己ID番号が1つ先の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0003”、2つ先の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0004”、1つ前の梱包タグ203の自己ID番号データである“0001”が格納されている。
また、個別物品タグ207のメモリ回路には、自己ID番号データとして、“0003”が格納されていると共に、参照ID番号データとして、自己ID番号データが1つ先の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0004”、2つ前の梱包タグ203の自己ID番号データである“0001”、1つ前の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0002”が格納されている。
更に、個別物品タグ207のメモリ回路には、自己ID番号データとして、“0004”が格納されていると共に、参照ID番号データとして、自己ID番号データが3つ前の梱包タグ203の自己ID番号データである“0001”、2つ前の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0002”、1つ前の個別物品タグ207の自己ID番号データである“0003”が格納されている。
図12は、図10で示した態様において、パレットに個別物品が追加積載された場合における該追加積載された個別物品に係る個別物品タグと、既存の梱包タグ、及び個別物品タグとの間で夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際してのプロセスを示した模式図である。
図12(a)は、新たな個別物品がパレットに追加積載される前の、該新たな個別物品に係る個別物品タグと、既存の梱包タグ、及び個別物品タグとの関係を示す。図12(a)では、梱包タグ203(のメモリ回路)には、自己ID番号データとして“0001”が、参照ID番号データとして“0002”が、個別物品タグ207(のメモリ回路)には、自己ID番号データとして“0002”が、参照ID番号データとして“0003”が、個別物品タグ207(のメモリ回路)には、自己ID番号データとして“0003”が、参照ID番号データとして“0001”が、夫々格納されている。また、新たな個別物品に係る個別物品タグ207(のメモリ回路)には、自己ID番号データとして“0004”が格納されているが、参照ID番号データは格納されていない。
よって、梱包タグ203と、個別物品タグ207との間、個別物品タグ207と、個別物品タグ207との間、及び個別物品タグ207と、梱包タグ203との間においては、夫々リンクが形成されるのに対し、個別物品タグ207と、梱包タグ203、及び個別物品タグ(207、207の何れか)との間においては、リンクは形成されない。
図12(b)は、新たな個別物品がパレットに追加積載された後の、該新たな個別物品に係る個別物品タグと、既存の梱包タグ、及び個別物品タグとの関係を示す。図12(b)では、個別物品タグ207(のメモリ回路)には、参照ID番号データとして“0002”が書き込まれており、また、梱包タグ203(のメモリ回路)には、参照ID番号データが、“0002”から“0004”に書き換えられている。
よって、梱包タグ203と、新たな個別物品タグ207との間、該新たな個別物品タグ207と、個別物品タグ207との間、個別物品タグ207と、個別物品タグ207との間、及び個別物品タグ207と、梱包タグ203との間において、夫々リンクが形成されることになる。
図13は、新たな個別物品がパレットに追加積載されることにより、該新たな個別物品に係る個別物品タグと、既存の梱包タグ、及び個別物品タグとの間に、夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際しての処理手順を示す流れ図である。
図13において、まず、RFIDリーダ/ライタ装置により、上記新たな個別物品タグ207(のメモリ回路)に、梱包タグ203(のメモリ回路)に格納されている参照ID番号データである“0002”を書き込む(ステップS211)。次に、梱包タグ203(のメモリ回路)に、上記新たな個別物品タグ207の自己ID番号データである“0004”を書き込む(ステップS212)。
上記2つのステップで示した処理動作が実行されることにより、新たな個別物品タグと、既存の梱包タグ、及び個別物品タグとの間に、(夫々のメモリ回路に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)図12(b)で示したリンクが新たに形成されることになる。
図14は、図10で示した態様において、既にパレットに積載済みの個別物品のうちから何れかの個別物品が除去された場合における残りの個別物品に係る個別物品タグ同士、及びそれらの個別物品タグと、梱包タグとの間で夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際してのプロセスを示した模式図である。
図14(a)は、パレットから何れかの個別物品が除去される前の、梱包タグと個別物品タグ、及び個別物品同士の間で、夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して形成されるリンクを示す。図14(a)では、梱包タグ213(のメモリ回路)には、自己ID番号データとして“0001”が、参照ID番号データとして“0002”が、格納されているのみならず、更新リンク情報として、これから削除される個別物品タグである、個別物品タグ217の自己ID番号データ“0003”、及び参照ID番号データ“0001”も格納されている。また、個別物品タグ217(のメモリ回路)には、自己ID番号データとして“0002”が、参照ID番号データとして“0003”が、個別物品タグ217(のメモリ回路)には、自己ID番号データとして“0003”が、参照ID番号データとして“0001”が、夫々格納されている。
即ち、梱包タグ213と、個別物品タグ217との間、個別物品タグ217と、個別物品タグ217との間、及び個別物品タグ217と、梱包タグ213との間においては、(夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して)夫々リンクが形成される。
図14(b)は、パレットから何れかの個別物品が除去された後の、梱包タグと個別物品タグ、及び個別物品タグ同士の間で、夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介して形成されるリンクを示す。図14(b)では、RFIDリーダ/ライタ装置によって、梱包タグ213(のメモリ回路)から、更新リンク情報として格納されていた(個別物品タグ217の)自己ID番号データ、及び参照ID番号データが消去されていると共に、個別物品タグ217(のメモリ回路)に、参照ID番号データとして格納されていた(個別物品タグ217の)自己ID番号データ“0003”が、(梱包タグ213の)自己ID番号データ“0001”に書き換えられている。これにより、個別物品タグ217と、個別物品タグ217との間のリンク、及び個別物品タグ217と、梱包タグ213との間のリンクは、共に解消され、梱包タグ213と、個別物品タグ217との間においてのみ、リンクが形成されることになる。
図15は、パレットから何れかの個別物品が除去された場合における残りの個別物品に係る個別物品タグ同士、及びそれらの個別物品タグと、梱包タグとの間で夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際しての処理手順を示す流れ図である。
図15において、まず、RFIDリーダ/ライタ装置により、梱包タグ213(のメモリ回路)に保持されている循環構造成立フラグのデータを、“成立”(例えば“1”)から、“不成立”(例えば“0”)に書き換える(ステップS221)。次に、RFIDリーダ/ライタ装置により、梱包タグ213(のメモリ回路)に、更新リンク情報として、除去しようとする個別物品タグ(217)(のメモリ回路)に格納されている自己ID番号データ(“0003”)、及び参照ID番号データ(“0001”)を書き込む(ステップS222)。
次に、RFIDリーダ/ライタ装置により、上記更新リンク情報として梱包タグ213(のメモリ回路)に書き込まれている自己ID番号データ(“0003”)を、参照ID番号データとして(メモリ回路に)格納している個別物品タグ(この場合は、個別物品タグ217)を、既存のリンクを辿ることによって検索する(ステップS223)。上記検索が成功したかどうかチェックし(ステップS224)、該チェックの結果、成功したと判断すると(ステップS224でYES)、RFIDリーダ/ライタ装置は、検索した個別物品タグ(この場合は、個別物品タグ217)(のメモリ回路)に格納されている参照ID番号データ(この場合は、“0003”)を、梱包タグ213(のメモリ回路)に、更新リンク情報として書き込まれている参照ID番号データ(この場合は、“0001”)に書き換える(ステップS225)。
そして、この書き換えが成功したかどうかチェックし(ステップS226)、該チェックの結果、成功したと判断すると(ステップS226でYES)、RFIDリーダ/ライタ装置は、梱包タグ213(のメモリ回路)に、更新リンク情報として書き込まれている自己ID番号データ(“0003”)、及び参照ID番号データ(“0001”)を共に消去する(ステップS227)。次に、RFIDリーダ/ライタ装置により、梱包タグ213(のメモリ回路)に保持されている循環構造成立フラグのデータを、“不成立”(例えば“0”)から、“成立”(例えば“1”)に書き換え、一連の処理動作が終了する(ステップS228)。
ステップS224でのチェックの結果、検索が失敗だったと判断した場合(ステップS224でNO)、及びステップS226でのチェックの結果、書き換えが失敗だったと判断した場合(ステップS226でNO)には、それらの時点で、一連の処理動作が中止される。
図15で示した処理動作を実行することにより、仮に、パレットから除去された個別物品に係わる個別物品タグ(この場合は、個別物品タグ217)の自己ID番号データ(“0003”)、及び参照ID番号データ(“0001”)の、残りの個別物品タグ(この場合は、個別物品タグ217)(のメモリ回路)からの削除が失敗したとしても、梱包タグ203(のメモリ回路)には、上述した更新リンク情報が書き込まれているために、後で再度削除処理を行うことが可能である。
以上、本発明の好適な実施形態、及びその変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態や変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明の一実施形態に係る情報管理システムの全体構成を示すブロック図。 図1に記載したRFIDリーダ/ライタ装置の情報蓄積部に設定されているIDテーブルの内部構成の一例を示す説明図。 図1に記載したRFIDリーダ/ライタ装置によるRFIDタグ(のメモリ回路)に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データの読み取りシーケンスの一例を示す説明図。 図1に記載したRFIDリーダ/ライタ装置によるRFIDタグ(のメモリ回路)に格納されている自己ID番号データ、及び参照ID番号データの読み取りシーケンスの他の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る情報管理システムにおいて用いられるRFIDタグの変形例を示す説明図。 図5に記載したRFIDタグとの交信に用いられるRFIDリーダ/ライタ装置の情報蓄積部に設定されるIDテーブルの内部構成の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る情報管理システムにおいて、図5で示したRFIDタグを用いた場合の、(該RFIDタグのメモリ回路に格納されている)ユニークID番号データの読み取りシーケンスの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るRFIDタグが用いられる物品の荷役・輸送・保管等の物流過程に必要な各種装置の一例を示した説明図。 本発明の一実施形態に係るRFIDタグが用いられる物品としての完成された工業製品(完成品)、及び該完成品と共に使用される付属部品のパッケージの一例を示した説明図。 本発明の一実施形態に係るRFIDタグが用いられる物品の荷役・輸送・保管等の物流過程に必要な各種装置の他の一例を示した説明図。 梱包タグ(のメモリ回路)に格納された自己ID番号データ、及び参照ID番号データと、複数個の個別物品タグ(のメモリ回路)に夫々格納された自己ID番号データ、及び参照ID番号データとを介して梱包タグと個別物品タグとの間、及び個別物品タグ同士の間で形成される多重リンクの構成を示す説明図。 図10で示した態様において、パレットに個別物品が追加積載された場合における該追加積載された個別物品に係る個別物品タグと、既存の梱包タグ、及び個別物品タグとの間で夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際してのプロセスを示した模式図。 新たな個別物品がパレットに追加積載されることにより、該新たな個別物品に係る個別物品タグと、既存の梱包タグ、及び個別物品タグとの間に、夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際しての処理手順を示す流れ図。 図10で示した態様において、既にパレットに積載済みの個別物品のうちから何れかの個別物品が除去された場合における残りの個別物品に係る個別物品タグ同士、及びそれらの個別物品タグと、梱包タグとの間で夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際してのプロセスを示した模式図。 パレットから何れかの個別物品が除去された場合における残りの個別物品に係る個別物品タグ同士、及びそれらの個別物品タグと、梱包タグとの間で夫々のタグ(のメモリ回路)に格納される自己ID番号データ、及び参照ID番号データを介してリンクが形成されるに際しての処理手順を示す流れ図。
符号の説明
1、3 RFIDタグ
5 RFIDリーダ/ライタ装置
7、25 RFIDタグ本体
9、27 アンテナ
11、31 RF回路
13、29 電源部
15、33 論理回路
17、35 メモリ回路
43 RFIDリーダ/ライタ装置本体
45 アンテナ
47 RFIDタグ通信部
49 電源部
51 情報処理部
53 ユーザインタフェース(I/F)部
55 情報蓄積部
57 外部通信部
59 IDテーブル
63 自己ID番号データ記憶領域
65 参照ID番号データ記憶領域
67 リンクフラグ設定領域

Claims (16)

  1. 情報送/受信機能と情報処理機能とを有し、外部の情報通信装置との間で情報の送/受信を行うICメモリにおいて、
    複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、該ICメモリを識別するための第1の識別データ、及び該ICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データ、
    を記憶部に記憶するICメモリ。
  2. 請求項1記載のICメモリにおいて、
    前記第1、第2の識別データが、前記外部の情報通信装置によって、前記記憶部に書き込まれるICメモリ。
  3. 請求項1記載のICメモリにおいて、
    前記第2の識別データを少なくとも2以上、記憶部に格納するICメモリ。
  4. 情報処理機能を有し、情報送/受信機能と情報処理機能とを有するICメモリとの間で情報の送/受信を行う情報通信装置において、
    複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、或るICメモリを識別するための第1の識別データ、及び該ICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データを少なくとも含む包括的なICメモリの識別データ、
    を記憶部に記憶する情報通信装置。
  5. 請求項4記載の情報通信装置において、
    前記包括的なICメモリの識別データが、前記ICメモリから送信される前記第1、第2の識別データに基づいて生成される情報通信装置。
  6. 請求項4記載の情報通信装置において、
    前記1つの包括的なICメモリの識別データにおいて、前記第2の識別データが、少なくとも2つ以上含まれる情報通信装置。
  7. 請求項4記載の情報通信装置において、
    前記包括的なICメモリの識別データが、実際にデータ上においてリンクを形成しているかどうかを示すフラグデータ、
    を更に含む情報通信装置。
  8. 請求項7記載の情報通信装置において、
    前記フラグデータが、前記包括的なICメモリの識別データの生成時には、前記リンクが形成されていないことを示す値に設定される情報通信装置。
  9. 情報送/受信機能と情報処理機能とを有するICメモリと、情報処理機能を有し、前記ICメモリとの間で情報の送/受信を行う1又は複数の情報通信装置と、を備え、
    前記ICメモリが、
    複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、該ICメモリを識別するための第1の識別データ、及び該ICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データ、
    を記憶部に記憶しており、
    前記情報通信装置が、
    複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、或るICメモリを識別するための第1の識別データ、及び該ICメモリとは別のICメモリを識別するための第2の識別データを少なくとも含む包括的なICメモリの識別データ、
    を記憶部に記憶する情報管理システム。
  10. 物品を積載する載置台を備え、該載置台上の物品に対し、流通工程に送り込むに際して必要な作業を行う作業装置、
    に適用される請求項9記載の情報管理システム。
  11. 前記情報通信装置が、その送/受信部を、前記載置台に向けて配置されており、
    前記載置台の、前記送/受信部と対向する部位に、前記ICメモリが、また、前記載置台に積載されている物品の適宜な箇所に、前記ICメモリが、夫々取付けられている請求項10記載の情報管理システム。
  12. 請求項11記載の情報管理システムにおいて、
    前記載置台に取付けられているICメモリが、
    複数のICメモリ同士がデータ上においてリンクを形成するのに必要なデータである、該ICメモリを識別するための第1の識別データ、該ICメモリとは別のICメモリであって、前記載置台に積載されている物品のうちの何れかに取付けられているICメモリを識別するための第2の識別データ、前記リンクが、全体として循環構造を呈するかどうかを示すデータ、前記リンクが、該ICメモリと該ICメモリとは別のICメモリであって、前記載置台に積載されている複数の物品に夫々取付けられている複数のICメモリとの間に幾つ形成されているかを示すリンク多重度データ、前記各々の物品に取付けられているICメモリの総数を示すデータ、及び前記リンクの変遷を示す、更新リンク情報の内で、少なくとも前記第1の識別データ、前記第2の識別データ、及び前記全体として循環構造を呈するかどうかを示すデータ、
    を記憶する情報管理システム。
  13. 請求項12記載の情報管理システムにおいて、
    前記情報通信装置が記憶する、包括的なICメモリの識別データの各々が、前記第2の識別データを、少なくとも2つ以上含む情報管理システム。
  14. 請求項13記載の情報管理システムにおいて、
    前記情報通信装置が、前記載置台に、新たな物品が積載されたことによって該物品に取付けられた新たなICメモリとの間で交信が成立した場合に、該新たなICメモリに、前記載置台に取付けられているICメモリの識別データを記憶させると共に、前記載置台に取付けられているICメモリに、該新たなICメモリの識別データを記憶させるようにした情報管理システム。
  15. 請求項13記載の情報管理システムにおいて、
    前記情報通信装置が、
    前記載置台に積載される複数の物品中の何れかが除去されたことによって該除去された物品に係るICメモリとの間での交信が不成立になった場合、該除去された物品に係るICメモリを識別するための第1の識別データ、及び該ICメモリに記憶されている、該ICメモリとの間でデータ上においてリンクを形成していた別のICメモリを識別するための第2の識別データを、前記載置台に係るICメモリに記憶させ、
    前記第1の識別データを記憶する、別の物品に係るICメモリに、前記第2の識別データを記憶させ、
    その後、前記載置台に係るICメモリから、前記記憶させた第1、第2の識別データを消去するようにした情報管理システム。
  16. 請求項15記載の情報管理システムにおいて、
    前記情報通信装置が、
    前記載置台から除去された物品に係るICメモリとの間での交信が不成立になった場合、前記載置台に係るICメモリに記憶されている、前記循環構造に係わるデータを、循環不成立に変更し、前記載置台に係るICメモリ、及び前記載置台上の別の物品に係るICメモリについての前記処理の終了後に、前記循環構造に係わるデータを、循環成立に変更するようにした情報管理システム。
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