JP2008231229A - 金属含有廃プラスチックの処理装置及方法 - Google Patents

金属含有廃プラスチックの処理装置及方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属部分とプラスチック部分の分離が困難な廃棄物をそれぞれに分離して金属と油の同時リサイクルを可能とし、小規模設備であっても経済性を有する金属含有廃プラスチックの処理装置及方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 金属を含む廃プラスチックを熱分解することによってプラスチック分を油化5して回収すると共に、金属を濃縮残渣7として回収する金属含有廃プラスチックの処置装置1において、内部に投入された金属を含む廃プラスチックを加熱手段60によって加熱し、廃プラスチックを熱分解させてガス3化すると共に、金属分を金属残渣7として回収する熱分解槽10と、熱分解槽で生成されたガス3を冷却して液体化する冷却塔20と、冷却塔20で液体化されたガス3を油5として回収する凝縮器30とを備え、加熱手段60は、回収された油5を燃料として利用可能に形成されてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属含有廃プラスチックの処理装置及方法に関し、さらに詳しくは、金属を含む廃プラスチックを熱分解することによってプラスチック分を油化して回収すると共に、金属を濃縮残渣として回収する金属含有廃プラスチックの処理装置及方法に関する。
従来、廃プラスチック類は、重油などを燃料として定置炉で燃焼させると共に、廃銅線等は、定置炉又は、キルンに装入して同様に重油などを燃料として被覆のプラスチックをキルンで燃焼させて処理されていた。
しかし、廃プラスチック類を焼却処理することから、金属残渣は回収することはできても廃プラスチック類の再利用は出来なかった。また、廃プラスチックを燃焼させるとダイオキシン等の有害物資の発生のおそれがあり、そのような有害物除去のための排ガス処理設備等も必要となっていた。
そのため、近年では、石油資源の枯渇等の状況に鑑み、廃プラスチック類を単に焼却処理するのではなく、油化して再利用することが注目されている。
廃プラスチック類の油化設備は、各種のものが提案されているが、金属を含む廃プラスチックを油化するものとしては、例えば、特開2000−176936号(特許文献1)がある。特許文献1は、CD(Compact Disk)に代表される有機物、無機物又は金属のいずれか1つ以上をポリカーボネート上に積層してなる廃プラスチック材を溶融熱分解によりガス化し、このガスを冷却器により凝縮して液化することを特徴とするものである。
特開2000−176936号公報
しかし、廃プラスチックの油化設備は、油の回収収益によって設備の稼動維持を図る必要があり、どうしても設備が大きくなりがちで、小規模設備では経済性に問題があった。
一方、携帯電話機の充電器ホルダ等、廃プラスチック類を多く含む金属スクラップの場合は、従来の焼却炉で処理していたのでは焼却時間がかかる上に、回収できる金属残渣が少なく、処理効率が良くなかった。
特許文献1にあっては、残渣として回収される金属の取り扱いについては開示されていない。
そこで、本発明は、金属を含有する廃プラスチックから金属と油の同時リサイクルを可能とする金属含有廃プラスチックの処理装置及方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、金属部分とプラスチック部分の分離が困難な廃棄物をそれぞれに分離することが可能な金属含有廃プラスチックの処理装置及方法を提供することを目的とする。
さらに本発明は、小規模設備であっても経済性を有する金属含有廃プラスチックの処理装置及方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の本発明は、金属を含む廃プラスチックを熱分解することによってプラスチック分を油化して回収すると共に、金属を濃縮残渣として回収する金属含有廃プラスチックの処置装置において、内部に投入された金属を含む廃プラスチックを加熱手段によって加熱し、廃プラスチックを熱分解させてガス化すると共に、金属分を金属残渣として回収する熱分解槽と、熱分解槽で生成されたガスを冷却する冷却塔と、冷却塔で冷却されたガスを油として回収する凝縮器とを備え、加熱手段は、回収された油を燃料として利用可能に形成されてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の金属含有廃プラスチックの処理装置において、熱分解槽は、着脱可能な内筒を備え、内筒を交換することにより連続して処理を行うことを可能としたことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の金属含有廃プラスチックの処理装置において、内筒は、上部上蓋が開閉可能とされ、交換のための吊り下げ用フックを備えてなることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、金属を含む廃プラスチックを熱分解することによってプラスチック分を油化して回収すると共に、金属を濃縮残渣として回収する金属含有廃プラスチックの処置方法において、内筒と加熱手段を備えた熱分解槽に投入された金属を含む廃プラスチックを加熱することにより廃プラスチックを熱分解させてガス化するステップと、熱分解により生成されたガスを冷却するステップと、冷却されたガスを油として回収するステップと、回収された油を加熱手段の燃料として利用するステップと、熱分解槽から内筒を取り外し、金属分を金属残渣として回収するステップと、そして、別の内筒を装着するステップとを含み構成されてなる金属含有廃プラスチックの処理方法を提供する。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の金属含有廃プラスチックの処置方法において、廃プラスチックは、200〜600℃で加熱分解することを特徴とする。
本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理装置及方法によれば、金属を含有する廃プラスチックを熱分解によってガス化してそれを油化すると共に、金属を残渣として回収し製錬原料とすることにより、金属と廃プラスチックの同時リサイクルができるという効果がある。尚、焼却により処理する場合はプラスチック分が多いほど焼却に時間がかかり、かえって効率が悪いが本発明ではプラスチック分が多いほど油を回収できるという効果がある。
また、金属部分とプラスチック部分の分離が困難な廃棄物であってもそれらを分離することができるという効果がある。
さらに、金属を回収することとしたため小規模設備であっても経済性を確保できるという効果がある。
また、処理物を直接燃焼させないため、排ガス量が減少し、環境汚染物質の大気排出も少なくなるという効果がある。
以下、本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理装置及方法について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理装置の一実施形態のブロック図である。初めに、金属含有廃プラスチックの処理装置について説明し、その後、その動作と共に金属含有廃プラスチックの処理方法について説明する。
図1に示された金属含有廃プラスチックの処理装置1は、概略として、熱分解槽10と、ガス冷却塔20と、凝縮器30と、循環槽40と、燃料タンク50と、バーナ60と、未燃ガスの燃焼装置70を備えて構成されている。
熱分解槽10は、図3及び図4に示されているように、内部に金属含有廃プラスチックを収容する空間を備えた円筒状の内筒15と、内筒15を着脱可能に配置す本体11を備え、本体11の下部側には内筒15を加熱する加熱手段であるバーナ70が設けられている。そして、本体11の内側面は、燃焼装置70による加熱に耐え得るように、耐火材13によって覆われている。
内筒15は、廃プラスチックを加熱分解する際の加熱及び内圧に耐えうるように金属性材料によって円筒状に形成されている。本実施形態ではSUSが用いられている。もちろん、これに限らず、内部に耐熱材を貼付したり、耐熱塗料等をコーティングすることもできる。SUSは加熱残渣として残る金属残渣7の剥離性がよく、金属残渣7の回収が容易となるので好ましい材料である。内筒15の上部側には開閉することで内部に処理すべき金属含有廃プラスチックを投入すると共に、熱分解後の金属残渣7を取り出すための上蓋15aが設けられている。また、上蓋15aには廃プラスチックを加熱分解することによって発生するガス3をガス冷却塔20へ送るためのガス排気管15bが設けられている。そして、ガス排気管15bはガス冷却塔20に接続されている。さらに、上蓋15aには内筒15を吊り下げるためのフック15cが複数配置されている。このフック15cに、例えば、クレーン等の吊下具を掛止して内筒15の着脱を行う。また、内筒15には過熱防止用のエアノズル15dが設けられている。
熱分解槽10内に投入される金属含有廃プラスチックとしては、例えば、携帯電話機及びその充電器ホルダ、コネクタ・アダプタ類、樹脂付基板、CD、有機溶剤ペースト、シリコンウエハ、梱包されたICチップ、油含有切削屑(ニッケル、タングステン、モリブデン等)の金属とプラスチックを容易に分離し難いものが対象となる。また、プラスチックの素材としては、ポリウレタン、メタクリル樹脂、ユリア樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチック及び油を含む樹脂等がある。回収する油5の量を確保するためには樹脂分が50%以上含まれているとよい。これらの廃プラスチックを熱分解槽10内に投入して約200〜600℃に加熱することにより廃プラスチック類は熱分解されてガス化し、ガス冷却塔20に送られる。
ガス排気管15bと接続されたガス冷却塔20は、熱分解槽10から送られてきた廃プラスチックが熱分解したガス3を冷却する。ガス冷却塔20は、送られてきたガス3に噴射ノズル21によって冷却油(油を循環させて冷却)を噴射することにより温度を下げ、ガス3を冷却する。一方、噴射された冷却油は循環槽40に蓄えられ、再びガス3の冷却に利用されるようになっている。冷却されたガス3は、凝縮器30に送られる。
凝縮器30は、ガス冷却塔20で冷却されたガス3を冷却水(工業用水)で凝縮して油5として貯える。凝縮器30に貯えられた油5は燃料タンク50に運ばれ貯留されるようになっている。なお、本実施形態では、燃料タンク50に貯留された油5の一部をバーナ60に供給することにより熱分解槽10における廃プラスチックのガス化に利用している。これにより、バーナ60を稼動させるための重油等の燃料を節約又は不要とすることができる。
さらに、処理装置1は燃焼装置70を備えており、凝縮器30内に滞留する回収できなかった未燃ガスを燃焼装置70に送り完全に焼却して排気する排ガス処理を行うようになっている。また、処理する廃プラスチックによっては塩素が含まれているものもあることから塩素も完全に燃焼させて処理をおこなうようになっている。さらに、熱分解槽10でバーナ60を燃焼させた際の排ガスも排気管17によって燃焼装置70に送られるようになっている。
以上のように構成された処理装置1によって、金属含有廃プラスチックの処理が行われるが、処理が終わった内筒15は本体11から取り外され、内部に残った金属残渣7の回収が行われる。金属残渣7の回収は、図2に示すような、金属残渣7の取出装置90によって行われる。すなわち、取出装置90は、基台91に2本の支柱93、93が立設されて形成されており、その支柱93、93の途中位置に設けられた支持部材93aに内筒15を傾倒可能に支持させることにより、上蓋15aを取り外した内筒15を傾けることによって金属残渣7を回収容器97に移し変えてその回収を行う。
また、内筒15が取出装置90に移動している場合には処理装置1が稼動しないのは効率が良くない。そのため、図5に示すように、内筒15を複数用意し、熱分解処理の終わった内筒15を冷却すると共に、次の使用まで待機するための待機冷却ゾーン100を備えており、図示しない天井クレーンによって複数の内筒15を順番に熱分解槽10の本体11に装着する取り回しを行うことによって連続的な処理を可能としている。すなわち、熱分解槽10での処理が終わった内筒15は一旦待機冷却ゾーン100に運ばれ、空冷によって冷却された後、取出装置90によって内部の金属残渣7の回収が行われる。この間に既に金属残渣7の回収が終了した内筒15が熱分解槽10の本体11に装着されて熱分解処理が進められる。本実施形態では、5つの内筒15を準備することで連続的な処理を行うようになっている。
次に、本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理方法について上述した金属含有廃プラスチックの処理装置1の動作と共に説明する。図6は、本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理方法の一実施形態のフローチャートである。
初めに、金属含有廃プラスチックを熱分解槽10の内筒15内に投入する(ステップS1)。そして、バーナ60を点火し内筒15を加熱して、内部に投入された金属含有廃プラスチックを熱分解する(ステップS2)。加熱は約200〜600℃で行われる。600℃で十分に分解する。尚、温度は処理すべき廃プラスチックにより変動するので適宜その温度範囲で調整を図るとよい。バーナ60による加熱によって熱分解されたガス3はガス冷却塔20に送られ冷却水を噴射されて冷却されて液体化する。液体化したガス3は凝縮器30内で油5となり油化される(ステップS3)。
油化された油5は燃料タンク50内に貯留される(ステップS4)。貯留された油5は適宜回収することができるが、この油5をバーナ60の燃料として利用することもできる。本実施形態ではこの油5をバーナ60に送り、燃料として供給する(ステップS5)。また、熱分解槽10内でのバーナ60の燃焼により発生する排ガスや未燃のガス及び凝縮器30内に滞留する塩素を含むガスを燃焼装置70によって排ガス処理が行われる(ステップS6)。
加熱分解が終了した内筒15はフック15cを図示しない天井クレーンによって掛止し、熱分解槽10の本体11から取り外され、待機冷却ゾーン100に運ばれる(ステップS7)。約2〜3時間放冷された後、内筒15から金属残渣7の取り出しが行われる(ステップS8)。取り出された粉砕機7は金属の製錬原料として利用される。この間、別の内筒15が熱分解槽10の本体11に設置され廃プラスチックの熱分解処理が継続されており内筒15の取り回しが行われる。金属残渣7の取り出しが終了したら再度熱分解槽10の本体11に取り付けられ金属を含有する廃プラスチックが投入されて、以後これを順次繰り返す。
携帯電話機の充電器ホルダを10kg処理したところ、燃料油として利用可能な性状の油6kgと、油化残渣2kgを回収することができた。油化残渣にはプラスチック分は残留しておらず金属の製錬原料として利用可能な性状であった。尚、フィルム類、塩ビ、フェノール樹脂を含有する樹脂、PET樹脂材料は油化が難しかった。
上述した本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理装置及方法によれば、金属を効率的に分離し難い金属を含有した廃プラスチックをそれらを分離することができると共に、小規模設備であっても経済性を確保することが可能となる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理装置の一実施形態のブロック図である。 取出装置によって内筒から金属残渣を取り出す状態を示す側面図である。 熱分解槽の側面断面図である。 内筒の平面図である。 取出装置と待機冷却ゾーンを示す平面図である。 本発明に係る金属含有廃プラスチックの処理方法の一実施形態のフローチャートである。
符号の説明
1 処理装置
3 ガス
5 油
7 金属残渣
10 熱分解槽
11 本体
13 耐火材
15 内筒
15a 上蓋
15b ガス排気管
15c フック
15d エアノズル
17 排気管
20 ガス冷却塔
21 噴射ノズル
30 凝縮器
40 循環槽
50 燃料タンク
60 バーナ
70 燃焼装置
90 取出装置
100 待機冷却ゾーン

Claims (5)

  1. 金属を含む廃プラスチックを熱分解することによってプラスチック分を油化して回収すると共に、金属を濃縮残渣として回収する金属含有廃プラスチックの処置装置において、
    内部に投入された金属を含む廃プラスチックを加熱手段によって加熱し、前記廃プラスチックを熱分解させてガス化すると共に、金属分を金属残渣として回収する熱分解槽と、
    前記熱分解槽で生成されたガスを冷却する冷却塔と、
    前記冷却塔で冷却されたガスを油として回収する凝縮器と、
    を備え、
    前記加熱手段は、回収された前記油を燃料として利用可能に形成されてなることを特徴とする金属含有廃プラスチックの処理装置。
  2. 請求項1に記載の金属含有廃プラスチックの処理装置において、
    前記熱分解槽は、着脱可能な内筒を備え、当該内筒を交換することにより連続して処理を行うことを可能としたことを特徴とする金属含有廃プラスチックの処理装置。
  3. 請求項2に記載の金属含有廃プラスチックの処理装置において、
    前記内筒は、上部上蓋が開閉可能とされ、交換のための吊り下げ用フックを備えてなることを特徴とする金属含有廃プラスチックの処理装置。
  4. 金属を含む廃プラスチックを熱分解することによってプラスチック分を油化して回収すると共に、金属を濃縮残渣として回収する金属含有廃プラスチックの処置方法において、
    内筒と加熱手段を備えた熱分解槽に投入された金属を含む廃プラスチックを加熱することにより前記廃プラスチックを熱分解させてガス化するステップと、
    熱分解により生成されたガスを冷却するステップと、
    冷却されたガスを油として回収するステップと、
    回収された前記油を前記加熱手段の燃料として利用するステップと、
    前記熱分解槽から前記内筒を取り外し、金属分を金属残渣として回収するステップと、
    そして、別の内筒を装着するステップと、
    を含み構成されてなる金属含有廃プラスチックの処理方法。
  5. 請求項4に記載の金属含有廃プラスチックの処置方法において、
    前記廃プラスチックは、200〜600℃で加熱分解することを特徴とする金属含有廃プラスチックの処理方法。
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