JPS63132995A - 連続熱分解乾溜装置 - Google Patents

連続熱分解乾溜装置

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JPS63132995A
JPS63132995A JP28051986A JP28051986A JPS63132995A JP S63132995 A JPS63132995 A JP S63132995A JP 28051986 A JP28051986 A JP 28051986A JP 28051986 A JP28051986 A JP 28051986A JP S63132995 A JPS63132995 A JP S63132995A
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Japan
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gas
dry distillation
inner cylinder
cylinder
waste
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Mamoru Sano
護 佐野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発  明  の  目  的] (産業上の利用分野) 本発明は連続熱分解乾溜装置に係り、可撚性の廃棄物、
例えば、プラスチック被覆電線でのプラスチック被覆部
分を熱分解、乾溜してガス化し、金属部分を分が処理す
るのに好適であり、また、廃タイヤ、古紙、廃塗料その
他の可撚性の有機物質をガス化して、これを有効利用で
きるようにした連続熱分解乾溜装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 産業、経済の発達に伴ない各種の廃棄物が発生し、それ
らの性状、特質に応じた処理が行なわれている。その処
理は、例えば埋立、焼却であるも、いずれも一長一短が
ある。
埋立処理を行なうためには広大な場所を要し、しかも、
埋立に伴ない発生する有毒ガス、有毒な析出液その他の
二次分書も発生し、それの対策を必要とするばかりでな
く、最近では埋立場所の確保が困難で、限界に達しつつ
ある。
こうしたことから、焼却処理が好適とされても、焼却処
理を行なうためには、可撚性のものでも、直接燃焼法に
よると、高温度に達した場合は焼却炉の耐火性、有毒ガ
ス・粉塵の大量発生その他に種々のトラブルが生じる。
そのための耐火性向上、除去設備に多大な費用を要し、
運転、稼働も面倒である。手の耐火性向上、除去設備に
多大な費用を要するのは、廃棄物中に含まれる高熱量発
生のプラスチック等の有機性物質に起因するものであっ
た。
そこで、廃棄物中から高熱量発生物質であるプラスチッ
ク等を分別し、例えば別個に埋立処理を行っている。と
ころが、最近の廃棄物では、このプラスチック等が極め
て多く、その分別自体が面倒、困難であり、物理的、機
械的選別には大きな設備と費用を要する。
他の方法として、特公昭52−10451号公報にある
ように、廃棄物のガス化→炭化→炭化物オキ燃焼を行う
無公害連続熱分解焼却の方式がある。ところが、これは
、低温転着ガス化炉と乾溜ガス処理装置とを組合せるこ
とで、外熱方式によって廃棄物を熱分解、乾溜させると
するも、原料廃棄物を投入するために投入口を開放する
際、原料廃棄物と共に空気が低温転着ガス化炉のガス化
室に混入する。また、このガス化室で生じた熱分解生成
物たる固形炭化物をオキ燃焼室に送り出し機構によつ排
出するとき、オキ燃焼室では可燃物たるガス、炭化物が
火源で大気雰囲気になっているから、ガス化室内に逆に
大気が進入する。したがって、このガス化室では、ガス
を連続生成中の300℃から最高410℃の温度状況で
、且つガスの発生と流出力を生起するガス圧力下にある
から、ガス化室内での空気(M素)と火源と燃焼速度の
極めて早い可撚性ガスとの接触は、即引火→爆発現象を
招来する結果となり、これをを有効安全に防止するには
技術上の難点が存在する。すなわち、この連続処理シス
テムによると、廃棄物をガス化炉に投入するに際し、そ
の投入部においては特別な閉塞手段がなく、高温可燃ガ
ス雰囲気中のガス化炉内への廃棄物の連続投入は空気混
入による爆破の危険が必至である。
特に、情報化社会の到来と共に通信量が多くなる今日に
あっては、光フアイバー通信網の設置が増大する反面、
旧来の不要となった通信ケーブル類が、処理困難物或い
は産業廃棄物として処理され、しかも、その処理量は急
増している。こうした通信ケーブル類は、′S電性の銅
、アルミニウムの金属線をプラスチックにて被覆して成
る構造を有し、しかも、複数のそれを多数纏めて多層大
径のものとしであるため、これを金属部分とプラスチッ
ク部分とに分別するには著しく面倒であり、且つ困難で
分別不能品も混在する。
電線・通信ケーブル類は、従来から、銅線大径物は電線
手段で被覆物たるプラスチックを縦切断して金属とプラ
スチックとの剥離分級を行い、銅線中の小径物は微切断
して振動剥離後、比重分級して金属とプラスチックとに
分別(通称ナゲツト)される。ところが、通信容量大な
るケーブル類は、構成される銅線径が極小のものを夫々
プラスチックで絶縁した数千本の集合束体であるために
、前述の電線、ナゲツト両工法では処理不能であり、第
3の手段として焼鋼と称し、通信ケーブル類を焼却処理
して、不燃物たる極小径銅線を酸化銅として低品位で分
別回収している。
何れも、被分級されるプラスチック類の廃棄埋立、焼却
排ガス公害化を招くから、二次公害発生防止手段の無い
蹟行処理方式で、根本的解決とはならないものである。
これを解決すべく、外熱式で完全密封熱分解乾溜させる
ことで、プラスチック類はガス化・油化・炭化させ、金
属銅、アルミニウム線は、無酸化麗姿の状態で、熱不分
解物として取出す熱分解方式を、I Ill 昭60−
127545号明ill liトL r、本発明者は提
案している。
その方法は、充填回分のバッジ処理システムである。す
なわち、カートリッジ式熱分解有底筒状容器に可能な限
り廃棄物を充填し、これを熱分解筒内に装置して、この
部外からの燃焼熱によって筒状容器内を高温還元雰囲気
にして熱分解乾溜を行なう。転着後は、熱分解筒を外側
から冷却し、取出適温下で部外に取出し、カートリッジ
容器内の熱分解金属を排出して、再び充填して再度の゛
処理を行なうものである。
この従来の充填回分のバッジ処理システムによると、1
回での処理として大容量に纏めるため、それに要する熱
エネルギーが大きくなり、また、発生するガス量が平均
せず、突出性があり、緊急停止等制御困難であり、また
、精製装置が巨大化する難点があった。
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み
なされたものであり、外熱方式での廃棄物の不活性ガス
雰囲気中での間欠投入によって、廃棄物中に含まれるプ
ラスチックをはじめとする可撚性物質は安全確実にガス
化して、これを各種の燃料源として使用可能とし、また
、不分解の金属類は回収して再利用を可能とすることに
あり、更に、ガス化に際してのその発生量を、原料投入
量毎に平均させ、緊急停止等制御可能として安全性の向
上を図る連続熱分解乾溜装置の提供を目的とする。
[発  明  の  構  成] (問題点を解決するための手段) 本発明の連続熱分解乾溜装置は、可燃性廃棄物を外熱式
に熱分解乾溜させる熱分解機と、この熱分解機によって
得られたガスを冷却し、ガス中に含まれる油分、タール
分、微粉炭化量、水分その他を分離する分級濾過装置と
、ガスを洗滌精製する水封洗滌装置とを備え、熱分解機
は、筒壁にバーナーを配した外筒内に乾溜内筒を配置し
、乾溜内筒蓋板には、所定量の廃棄物を間欠的に投入す
る廃棄物投入機構とガス排出管とを設け、乾溜内筒底部
には、乾溜内筒内で生成された固形物を排出する生成固
形物取出機構を設けて成り、分級濾過装置は、外筒底部
に区画した分離槽に行くに従い次第に小径となる内筒を
配装し、内筒と外筒との間には冷却水を循環させ、外筒
上部から導入されたガスを旋回冷却しながら油分を除去
し、ガスを導出させる複数の分離塔から成ることを特徴
とする。
(作用) 本発明に係る連続熱分解乾溜装置において、熱分解機で
は、バーナーによって燃焼加熱を行ない、転着内部外か
ら乾溜内筒内を400〜1000℃の高温還元雰囲気と
なしておいて、廃棄物投入機構によって可撚性廃棄物を
所定量宛間欠投入する。
乾溜内筒内に投入された廃棄物は、乾溜内筒内で超短間
で熱分解され、可撚性のプラスチックその他は油分を含
んだ状態でガス化され、分級濾過装置へ送られる。一方
、不分解性の金属類は乾溜内筒内で残置されても、それ
は生成固形物取出機構によって熱分解機外に排出される
ガスが送られた分級濾過装置では、ガスを冷−即し、ガ
ス中に含まれる油分、ダスト、タールを貯留、分離させ
、ガス分のみを水封洗滌装置に送る。
水封洗滌装置では、その洗滌水中にガスを噴出すること
で洗滌、中和させる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図において示される符号1は可撚性廃棄物を熱分解乾溜
する熱分解機であり、設置面に据付けられ、筒壁に配設
したバーナー3にて内部が高温化される断熱構造の外筒
2内に転層内筒4を配置した2重筒状に構成される。
乾溜内筒4自体は、筒状で、その横断形状は円形あるい
は隅部が曲面をなす長方形であり、底部は平形鏡板ある
いは円錐形を呈する。これの胴径と高さとの比率は1:
1.01以上での柱状に形成され、後述する吊り下げ構
造によって外[12上部から直角あるいは斜角をもって
保持される。
乾溜内筒4内は、外筒2のバーナー3によって外熱方式
で加熱され、バーナー3はガス、油を燃料とし、更には
本発明装置によって得られたガスをも使用される。その
燃焼排ガスは煙道循環路にて適宜排出させる。
乾溜内筒4内には、上部の開閉自在な平板状あるいは湾
曲状の蓋板5に直立あるいは斜立状に連結された廃棄物
投入機構6を経て所定量の廃棄物が間欠的に投入される
ようになっている。廃棄物投入機構6は、第1図に示す
ように、蓋板5に接続した投入落下筒7の途中に上下の
遮断弁8を配列してその間に、炭酸ガス、窒素ガスの不
活性雰囲気を形成する不活性ガス注入管9を接続し、遮
断弁8夫々及び不活性ガス注入管9の定型順次開閉°に
よって乾溜内筒4内外を遮断しつつ、本装置内にある空
気を転層内筒4へ排出置換して、この乾溜内筒4内を不
活性雰囲気として防煤効力を発揮する。また、投入落下
筒7上方には、廃棄物の回分重山を自動計測しつつ落下
させるため、ホッパー10からベルトコンベアの搬送手
段11によって搬送される廃棄物を天秤式計量器12を
経て間欠供給されるものとする。そして、間欠供給され
る廃棄物は、投入落下筒7上方に配した投入シリンダ1
3のシリンダロッドを上下の遮断弁8に 。
縦貫作動させることで乾溜内筒4内に投入される。
一方、前記外筒2に設けたバーナー3は、乾溜内筒4内
に投入される廃棄物を熱分解させるに足る温度とするよ
う乾溜内筒4内を熱する。廃棄物として可撚性のある固
体、液体が予定されており、それは、例えば、電線被覆
のプラスチック、廃棄物としてのプラスチック、ゴム、
木、紙、塗料、印刷インキ、石炭、塵芥、鉱物油、動植
物油、スラッジ類、ピッチタール類その他であるから、
乾溜内筒4内は400〜1000℃の高温に維持される
ように自動制御装置で運転が制御されている。
乾溜内筒4内での熱効率の向上及び内部の均熱化を図る
ため、第3図に示すように、転置内筒4外周には断面山
形のフィン14を形成し、また、外筒2の底部と上部と
の間で加熱燃焼排ガスと廃熱を循環させるプロワ−15
を備えた排ガス熱循環路16を形成する。
転着内!1ilJ内での熱分解後に生じる不分解物或い
は炭化量は、乾溜内筒4底部に設け′た生成固形物取出
機構17にて排出される。第1図に示すように、この生
成固形物取出機構17は、揺動シリンダ18の作動にて
下方に揺動自在となって、乾溜内筒4底部近傍に設けら
れた水平状の支持盤19下方に設けられており、この支
持!!!19から落下された固形物の集積を考慮して円
錐形に形成した乾溜内筒4底部に構成される。すなわち
、円錐形底部にほぼ水平状とした半円筒状の排出室20
を区画形成し、この排出室20の一端に配したモーター
にて駆動するスクリューフィーダ21を排出室20内に
支承する。排出室20の他端には排出落下筒22を下方
に垂設し、この排出落下筒22に、上下の遮断弁23を
配列してその間に、炭酸ガス、窒素ガスの不活性雰囲気
を形成する不活性ガス注入管24を接続し、遮断弁23
夫々及び不活性ガス注入管24の開閉によって転着内r
s4底部においての内外を遮断する。
この生成固形物取出機構17は、乾溜内筒4内で残留さ
れる不分解物、例えば、被wIN線での金属製線材を排
出するものであり、支持盤19の揺動によって排出室2
0内に落下した固形物をスクリューフィーダ21によっ
て外部に排出するよう、投入される廃棄物の性状、量そ
の他に応じての自動制御あるいは手動にて操作される。
しかして、乾溜内筒4自体は外筒2上部あるいは中はど
から、吊り下げ保持されることで外筒2内に設けられて
おり、熱分解機1を分解可能とすることで保守点検を容
易にする。その吊り下げ保持構造は、例えば、第2図に
示すように、外筒2上部に乾溜内筒4が挿通可能な大き
さの開口を形成する一方、乾溜内筒4上部外周に乾溜内
筒4上部周縁上に載置される7ランジ状の受止板25を
突設し、この受止板25を転着内IIJ上tsm縁に締
付ボルト26を介してねじ止めする。また、乾溜内筒4
上部開口周縁に筒状の蓋受材27を配し、この蓋受材2
7に前記蓋板5を着脱自在にねじ止めする。なお、図中
28は受止板25補強用の受止板リブである。こうする
と、蓋板5を乾溜内筒4に対して着脱でき、また、締付
ボルト26の取外しによって乾溜内筒4を外筒2から脱
去でき、これらの点検、修理、交換が容易となる。
乾溜内筒4内での高温雰囲気中で熱分解された可撚性の
廃棄物から発生するガスは、転着内m4上部に接続され
たガス排出管29によって自噴排出され、ガスを冷却す
る分級濾過装置30及び洗滌精製する水封洗滌装置31
を経て図示しないガスホルダーに貯留される。
図示の分級濾過装置30は、直列、並列の組合せて配列
された複数のサイクロン式外水冷型の分離塔32から成
る。この分離塔32は、第1図、第4図に示すように、
上部側壁にガス導入管33を接続し、ガス中の油分を貯
留分離する分離槽34を底部に区画した外筒35を形成
する。この外筒35上部の蓋部から外筒35内に遠心筒
36を垂設し、ガス導入管33から導入されたガスが外
筒35と遠心筒36との間で旋回し、冷却されるように
する。また、外筒35内には、分離槽34に行くに従い
次第に小径となる内筒37を配装して内筒37内をサイ
クロン室38と成し、内筒37外周に多数の放熱フィン
39を列設し、内筒37と外筒35との間は冷却室40
と成して冷却水を循環させる。更に、遠心筒36内に位
置させて、蓋部にはガス導出管41を接続し、次段の分
離塔32或いは前記水封洗滌装置31にガスを排出する
ようにして成る。
したがって、ガス導入管33にて導入されたガスは、遠
心筒36外周に沿って旋回される間に冷却され、冷却に
伴ない生じた油分は分離槽34に一旦貯留後、適宜に排
出される一方、遠心筒36内、ガス導出管41を経て排
出される。この冷却、分離を繰り返すことで、乾溜内筒
4内で充分に高温化されたガスも次第に冷却され、また
、油分が分離される。
冷却されたガスは、フィルター42、計量器43を経て
前記水封洗滌装置31に送られる。図示の水封洗滌81
31は、複数の洗滌基44を配列して成り、洗滌基44
底部に貯留させである洗滌水中に噴出口を位置させてガ
ス導入管45を設け、洗滌基44上部には次段の洗滌基
44或いはガスホルダーへのガス導出管46を設けて成
る。
次に、これが使用の一例を説明する。
熱分解機1において、バーナー3によって乾溜内筒4外
から乾溜内筒4内を400〜1000℃の高温還元雰囲
気となしておいて、廃棄物投入機構6によって可撚性廃
棄物を所定量宛間欠投入する。このとき、投入落下筒7
での上下の遮断弁8夫々及び不活性ガス注入管9の開閉
作動によって乾溜内筒4内外を遮断しながら行なうもの
で、不活性ガスによって乾溜内筒4内での熱分解高温有
圧加燃ガスが乾溜内筒4外での被投入廃棄物に影響を与
えない。
乾溜内筒4内に投入された廃棄物は、乾溜内筒4内で熱
分解され、可撚性のプラスチックその他可燃物は油分を
含んだ状態でガス化され、高温有圧ガスのため、還流運
動を繰り返しながらガス排出ff29にて分級濾過装置
30へ自噴して流れる。
一方、不分解の金属類は乾溜内筒4内で残置されても、
それは固形物取出機構17によって熱分解機1外に排出
される。
ガスが送られた分級濾過装置30においては、各段での
分離塔32内で生成ガスを冷却し、ガス中に含まれる油
分タール分、微粉炭化量(ダスト)、水分、その他をそ
の分離槽34に貯留、分離させ、ガス分のみを水封洗滌
装置31に送る。
水封洗滌装置31では、その洗滌水中にガスを噴出する
ことで洗滌、中和し、ガスホルダーへ送り、貯留する。
しかして、今、連続自動分解式の本発明装置を使用して
プラスチック被覆電線の廃棄物を分解した例を示すと、
乾溜内筒4の容量を600gとし、その0.5%の容量
である3NiiFの廃棄物を20秒毎に間欠投入した場
合では、投入後、即時に熱分解を開始し、プラスチック
類はガス化され、不分解物の純・金属のみが還元雰囲気
のため無酸化現姿の状態で蓄積され、連続投入原料の分
解促進の熱媒体として残置され、そして、約1時間の稼
働時間で540 K!Jの廃棄物を分解、できた。こう
した連続稼働によって、プラスチック電線では約3時間
で1.6ooKs、シェリー電線では約2時間で800
 Kg程度を処理できた。
また、連続稼働後、一旦冷却し、同様にして再稼働し、
−日当り3回の運転を行なったところ、約5.4tのプ
ラスチック電線から約4.8tの銅線が得られ、同様に
約2.41のシェリー電線から約1.2〜1.8tの銅
線が得られた。
なお、この間に発生したガス量は、時間的経過によって
変化せず、平均化され、それの制御は十分に可能であっ
た。
一方、充填回分のバッジ処理システムによると、カート
リッジ式熱分解筒状容器に可能な限り充填するもので、
例えば600gの容量を有するカートリッジでは600
 K9の電線廃棄物が充填でき、それを基に実際の作業
を行なった。すると、大量に充填されている廃棄物を熱
分解するには大口の熱量と時間とを要し、熱分解に約4
時間、冷却に約1.5時間、カートリッジ取出しに約1
5分を要した。
その結果、カートリッジに満杯の廃棄物の容積は減少し
て173程度の不分解銅線が残置された。
このような運転は、その1回が約5時間45分を要する
から、−日当り2回の運転しかできず、約1.2tのプ
ラスチック電線から約11の銅線が得られ、同様に約1
tのシェリー電線から約0.5tの銅線が得られた。
なお、この間に発生したガス量は、時間的経過によって
大きく変化し、突出性があって制御が困難なときもあり
、危険なときもあった。
[発  明  の  効  果] 本発明は以上のように構成されており、これがため、外
熱方式での廃棄物の間欠投入によって、廃棄物中に含ま
れるプラスチックをはじめとする可撚性物質はガス化し
、これは一般都市ガスより高位発熱量で、燃焼速度の比
較的遅い、安全で優秀なガスであるから各種の燃料源と
して使用可能である。また、子分・解性の金属類は回収
して再利用が可能であり、更に、ガス化に際してのその
発生器を平均させ、制御可能として安全性と装置の経済
化の向上を図ることができる。
したがって、従来の切断、破砕、解体、焼却分級や焼却
・埋立等の処分態系と根本的に代替して、金属の原資1
00%の収率回収と、ガス化燃料、炭化品利用を複合的
に無公害に実現し、ガス制御も容易で安全確実な機構と
して操作性の確立等ができる。
例えば、廃棄物としてプラスチック被覆電線であると、
その被覆部分は転着されて完全にガス化され、金属線材
部分は不分解物として取り出される。
本発明装置に適用される廃棄物は、プラスチック電線の
みならず、可撚性のものであればよく、固体、液体を問
わない。例えば、プラスチック、ゴム、木、紙、塗料、
印刷インキ、石炭、塵芥、鉱物油、動植物油、スラッジ
類、ピッチタール類、これらと金属である不分解物との
複合体のものもよい。
なお、以上の説明から、本発明の種々の実施例、及びそ
れによる作用、効果は明らかであるが、本分野に属する
熟練者であれば、他の種々の形状、構造のものへの改良
は容易であり、また、本発明の範囲も前述の実施例に限
定されないことも明らかである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は全体系
統概略図、第2図は熱分解機の要部縦断面図、第3図は
同じく横断面図、第4図は分級濾過装置での分離塔の横
断面図である。 1・・・熱分解機、2・・・外筒、3・・・バーナー、
4・・・転属内筒、5・・・蓋板、6・・・廃棄物投入
機構、7・・・投入落下筒、8・・・遮断弁、9・・・
不燃性ガス注入管、10・・・ホッパー、11・・・搬
送手段、12・・・計量器、13・・・投入シリンダ、
”14−・・フィン、15・・・プロワ−116・・・
熱気循環路、17・・・生成固形物取出機構、18・・
・揺動シリンダ、19・・・支持盤、20・・・排出室
、21・・・スクリューフィーダ、22・・・排出落下
筒、23・・・遮断弁、24・・・不燃性ガス注入管、
25・・・受止板、26・・・締付ボルト、27・・・
蓋受材、28・・・受止板リプ、29・・・ガス排出管
、30・・・分級濾過装胃、31・・・水封洗滌装置、
32・・・分離塔、33・・・ガス導入管、34・・・
分離槽、35・・・外筒、36・・・遠心筒、37・・
・内筒、40・・・冷却室、41・・・ガス導出管、4
2・・・フィルター、43・・・計量器、44・・・洗
滌基、45・・・ガス導入管、46・・・ガス導出管。 特  許  出  願  人  佐   野     
   護第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、可燃性廃棄物を外熱式に熱分解乾溜させる熱分解機
    と、この熱分解機によって得られたガスを冷却し、ガス
    中に含まれる油分、タール分、微粉炭化品、水分その他
    を分離する分級濾過装置と、ガスを洗滌精製する水封洗
    滌装置とを備え、熱分解機は、筒壁にバーナーを配した
    外筒内に乾溜内筒を配置し、乾溜内筒蓋板には、所定量
    の廃棄物を間欠的に投入する廃棄物投入機構とガス排出
    管とを設け、乾溜内筒底部には、乾溜内筒内で生成され
    た固形物を排出する生成固形物取出機構を設けて成り、
    分級濾過装置は、外筒底部に区画した分離槽に行くに従
    い次第に小径となる内筒を配装し、内筒と外筒との間に
    は冷却水を循環させ、外筒上部から導入されたガスを旋
    回冷却しながら油分を除去し、ガスを導出させる複数の
    分離塔から成ることを特徴とする連続熱分解乾溜装置。 2、熱分解機は、外筒上部に乾溜内筒が挿通可能な大き
    さの開口を形成し、乾溜内筒上部外周に乾溜内筒上部周
    縁上に載置されるフランジ状の受止板を突設し、この受
    止板を乾溜内筒上に締付ボルトを介してねじ止めして成
    る特許請求の範囲第1項記載の連続熱分解乾溜装置。 3、廃棄物投入機構は、乾溜内筒上部の蓋板に接続した
    投入落下筒に、上下の遮断弁を配列してその間に不燃雰
    囲気を形成する不活性ガス注入管を接続し、投入落下筒
    上方に、ホッパーからの搬送手段によって搬送される廃
    棄物の回分重量を計測して間欠供給落下させる計量器と
    、上下の遮断弁に縦貫作動させるシリンダロッドを有す
    る投入シリンダとを設けて成る特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の連続熱分解乾溜装置。 4、生成固形物取出機構は、下方に揺動自在にして乾溜
    内筒底部に設けた支持盤を支承し、乾溜内筒底部に形成
    した排出室に垂設した排出落下筒に上下の遮断弁を配列
    してその間に不活性雰囲気を形成する不活性ガス注入管
    を接続して成る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいず
    れか記載の連続熱分解乾溜装置。 5、分離塔は、外筒上部の蓋部から外筒内上部に位置す
    る遠心筒を垂設し、外筒上部側壁に接続した外筒から導
    入されたガスを遠心筒外周で旋回するようにし、旋回後
    のガスは遠心筒内での蓋部に接続したガス導出管にて導
    出されるようにしてある特許請求の範囲第1項乃至第4
    項のいずれか記載の連続熱分解乾溜装置。
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