JP2008230755A - 手すり装置およびその連結施錠具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライド開閉式にされた手すり枠を閉じ合わせるときには自動的に掛金が係合して連結され、開放時のみ掛金の一方を手で持ち上げると連結が解除できるように構成された手すり装置とその連結施錠具を提供する。
【解決手段】搬器の荷台側部に設けられたガイドレールに沿ってスライドする手すり枠11,11′を所定位置で閉じて連結する連結手段を備えた手すり装置であって、一方の手すり枠11上隅部に係止部15が手すり移動方向に交差して配置され、他方の手すり枠11′の上隅部に前記係止部15に係合して係止する鉤型の係止片20が回動自在に付設され、その係止片20は先端部を曲面にして、かつその先端部が前記係止部15に当接すると持ち上げられて鉤部21にその係止部の係止軸16を受け入れ係止し、手すり枠11,11′が連結されるように形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、主として工事用リフトにおける荷台の縁部に立設され、荷扱い時には荷台側部を開放できるようにされた手すり装置に関するもので、詳しくはスライドする手すり枠を閉じるとき、手すり枠の閉じ合わせ部で連結手段が自動的にロックされるように構成された手すり装置およびその連結施錠具に関するものである。
従来、建設工事などで資材などを昇降運搬するのに用いられる搬器として長尺の荷台を備える工事用昇降装置では、その搬器の荷台上側面に所要高さで側部をガードする手すり装置が設けられている。この手すり装置は、搬器が昇降して目的位置に到達するまでは定置状態に保たれ、荷台上から積み荷を降ろすとき、あるいは荷台上に積み込むとき、作業を容易にするために荷台の側方を開放できるようにされている。この荷台側部を開放できる手すり装置を備えた工事用昇降装置(工事用リフト)については、例えば特許文献1あるいは特許文献2などによって知られている。
前記特許文献1によって知られる工事用リフトの手すり装置は、手すり枠を左右両方にスライドさせて開閉する場合、その両手すりの閉じ合わせる隣接部で、一方の手すり枠上部にピン連結された連結片を、他方の手すり枠の上部に被せるようにして相互に連結し、手すりを開放する時には前記連結片による連結を解くと手すりをスライドさせて荷台側部を開放できるようにされている。また、手すり枠を固定手すり枠と入れ子式にして、開放時には固定手すり枠内に収容するような方式のものが特許文献2によって開示されている。
実公昭59−31655号公報(第3図参照) 実公昭62−7663号公報
前述の搬器に設けられる手すり装置の先行技術にあっては、前記特許文献1に記載のもののほかに、図9に示されるように、左右にスライドする手すり枠の閉じ合わせ箇所で、一方の手すり枠101の上部に一端部を連結ピン102で連結された連結片103を他方の手すり枠104の上部に上側から被せて連結するように構成されたものがある。そして、この連結片103は、所要長さで板材を屈曲して溝型に形成されて連結ピン102で上下回動可能にして、先端部内側に突出形成された係止ピン106を手すり枠104の上側に設けられている係止穴107に係合して連結するようにされている。そのために、長期間使用していると連結片103が変形しやすく、手すり枠の閉じ合わせに際して、変形していると相手方の手すり枠形成部材(主に丸パイプ材で形成されている)に被せて連結するとき嵌め合わせができなくなる。あるいは被せて連結後、その連結を解除するとき連結片103と手すり枠104の形成部材との係合部での摩擦が高まって外すことが困難となる、などの問題点がある。とりわけ、この連結片103による連結・解除の操作は作業者が手で持って開閉するので、その操作が簡単でないと作業性が著しく低下する。
また、スライド式の手すり枠を閉じた後の連結については、一般的なレバー式の掛金具を使用して側面で連結する方式もあるが、このような方式ではレバーハンドルが手すりの側面から突き出す構造となるので搭載物と接触すると昇降中に損傷するという問題点がある。また、昇降時などでの振動によって連結が外れて閉じている手すりが開放されるおそれがある。さらに、その開閉の操作を低い位置で行うことになるので、作業時の操作が不便であるという問題点もある。
本発明は、前述のような問題点を解決するためになされたもので、構造を複雑化することなくスライド開閉式にされた手すり枠を閉じ合わせるときには自動的に掛金が係合して連結され、開放時のみ掛金の一方を手で持ち上げると連結が解除できるように構成された手すり装置とその連結施錠具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、第1の発明による手すり装置は、
搬器の荷台側部に設けられたガイドレールに沿ってスライドする手すり枠を所定位置で閉じて連結する手すり装置であって、一方の手すり枠上隅部に係止部が手すり移動方向に交差して配置され、他方の手すり枠の上隅部に前記係止部に係合して係止する鉤型の係止片が回動自在に付設され、その係止片は先端部を曲面にして、かつその先端部が前記係止部に当接すると持ち上げられて鉤部にその係止部を受け入れ係止し、手すり枠が連結されるように形成されていることを特徴とするものである。
前記発明において、前記係止部は、手すり枠の移動軸線に平行して所定の間隔で配される一対の支持板により両端を支持された係止軸を有し、これに対して前記係止片は前記係止軸の支持板と同様に平行する一対の支持板間に配設された支持軸で回動可能に基部を支持されて設けられ、この係止片の先端部に下向きの鉤部が形成され、前記先端部の端縁を曲面にして手すり閉鎖時にこの先端部端縁が前記係止軸に当接すると持ち上げられて鉤部が係止軸に係合するように構成されているのがよい。
また、前記係止部は、U字状に形成された部材の彎曲部を前記係止片側に対向するようにして一方の手すり枠もしくは支持体に付設されて構成され、前記彎曲部が前記係止片の鉤部に係合するようにされているのがよい。
また、第2の発明による手すり装置の連結施錠具は、
搬器の荷台側部に設けられたガイドレールに沿ってスライドする手すり枠を所定位置で閉じて連結する手すり装置の連結施錠具であって、
円弧状に形成された前記手すり枠の上隅部に沿うようにしてボルト固定される係止具本体と、この係止具本体に対向して手すり枠にボルト固定される連結具本体とでなり、前記係止具本体の係止軸に、前記連結具本体で上下方向に回動自在に付設される係止片の先端部に設けた鉤部が、手すり枠を閉じる際係止具本体の係止軸により持ち上げられて鉤部に係止軸が係合し連結される構成であることを特徴とするものである。
前記係止具本体および連結具本体は、いずれも一対の支持板を上部で繋いで手すり枠の手すり部材の上隅部に跨座してボルト締着される構成であり、係止具本体の前端部には前記一対の支持板間に係止軸が架設され、連結具本体の前端部には前記一対の支持板間に架設される支持軸により基部を枢支されて先端部に下向きの鉤部を備える係止片が設けられる構成であるのがよい。
前記発明において、前記係止片は枢支位置から先端部が長く突き出すようにされ、その先端部端縁が前下がり形状の曲面に形成されているのがよい。
第1の発明によれば、スライドする手すり枠の閉じ合わせ側上部で一方の手すり枠には係止部が設けられ、他方の手すり枠には鉤部を備えた係止片が取付けられて閉じ合わせる際、前記係止片の先端が前記係止部に当接すると係止片の先端部が持ち上げられて、自動的に係止片の鉤部が係止部に係合して連結閉止されるので、手動による手すりの閉止を行う必要なく能率よく作業を行うことができるという効果を奏する。なお、手すりの開放を行うときは係止片を手で持ち上げれば閉止を解除でき、便利に取扱える。
また、本発明では係止部を軸構造にして、対する係止片の先端縁を曲面構造にして、閉じ合わせる際、前記係止部の軸構造と係止片先端縁の曲面との接触で変位に従い係止片先端部を持ち上げて後、係止片の自重によって係止部にその鉤部を係合させるように構成されているから、スライド手すり枠を閉じ合わせることにより自動閉止できるという効果を奏する。そして、係止部並びに係止片の取付け構造が、それぞれ一対の支持板間に設けられ、剛性を備えているから、頻繁に開閉操作しても変形などが生じることもなく、耐久性を備え支障を来すことはないという効果を奏する。
また、第2の発明においては、基本的に前記第1の発明と同様の作用効果を奏するものであり、スライドする手すり枠の連結手段として、係止軸を備える係止具本体と前記係止軸に係合する鉤部を設けた係止片を備える連結具本体とが、それぞれ独立して形成され、この係止具本体と連結具本体とを手すり枠の閉じ合わせ側の上隅部に、既存の連結片取付孔を利用してボルトにて取付けることで、手すり枠の閉じ合わせ時、自動的に連結することができ、利便性を高めることができる。
この発明の連結施錠具によれば、既存の荷台手すり装置に後付けできるとともに、一対のものを向きを変えて手すり枠に装着することができるので、係止具本体と連結具本体とを一組にして同一構造のものを用意し、荷台の両側の手すり装置に使用できるから、製作コストを低減できるという利点がある。また、構造的にも頑丈に形成できるので頻繁な使用に対する耐久性も高まり、故障なく長期使用ができるという効果を奏する。
次に、本発明による手すり装置およびその連結施錠具の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には本発明の一実施形態に係る手すり装置が適用される工事用リフトの正面図が示されている。図2には図1に示す工事用リフトの部分平面図が、図3には工事用リフトの手すり装置のスライド要部を示す断面図(a)とその右側面図(b)が、図4には連結施錠部を表す斜視図が、それぞれ示されている。
この実施形態の手すり装置は、例えば工事用リフトの長尺荷台(搬器)における荷台床側面部に沿って設置されるスライド開閉式の手すりに適用されるものである。
この工事用リフト1は、図1に示されるように、所定の間隔で左右対称に立設されて搬器3の昇降支持体となる一対のガイドレール2,2と、このガイドレール2,2に両端部で案内されて昇降する長尺の搬器3とで構成されている。なお、前記両ガイドレール2,2には搬器3(荷台)を昇降させるためのラック(図示せず)が沿設されている。また、前記搬器3の両側に配される昇降フレーム4,4にそれぞれ駆動機5が搭載されており、この駆動機5によって駆動回転される歯車(図示せず)を前記ガイドレール2,2に沿設のラックと噛み合わせることにより搬器3が昇降駆動される。
このような工事用リフト1の搬器3は、ガイドレール2,2に架装される左右の昇降フレーム4,4に両端部を左右方向へ可動的に支持されて、この両昇降フレーム間4,4に架設されている。この搬器3は、所要幅(両昇降フレーム4,4に架設される方向を長さ、この長さに交差する方向を幅と称する)で、側面部の上縁と下縁にガイドレール3aと荷台構成部材3b(下部のガイドレール)がそれぞれ全長にわたり設けられている。そして、その上下のガイドレール3a,3bに案内支持されて搬器3(以下、単に「荷台3」という)の両側に手すり装置10が設けられている。
図1に示される工事用リフト1は、荷台3の片側にオペレータが搭乗する搭乗席6が設けてある。この搭乗席6に乗ったオペレータの操作で駆動機5を作動させて所要階位置まで昇降するもので、その搭乗席6の幅方向の両側と搬器昇降用のガイドレール2側にはガード6aが配置され、このガード6aで囲まれた箇所の上面にはヘッドガード6bが取付けられている。
前記手すり装置10は、荷台3の長手両端部に固定手すり枠と搭乗席ガード6aが立設され、この固定手すり枠と搭乗席ガード6aとの間に、両側へガイドレール3aと横向きの荷台構成部材3bに沿ってスライド可能にされたスライド手すり枠11,11′が設けられている。このスライド手すり枠11,11′は、その長さ方向の中間部にそれぞれ二本の脚部材12が荷台3側面の外側に垂設され、この脚部材12の上部には前記荷台3の上側のガイドレール3aに案内される溝付きのガイドローラ21が、脚部材12の下部には荷台3下側の荷台構成部材3bの内面に案内されるガイドローラ22が、それぞれ付設され、これら上下のガイドローラ21,22によりスライド手すり枠11(11′)が起立状態で左右にスライドできるように支持されている(図3参照)。
前記左右のスライド手すり枠11,11′は、その手すり部材11aが閉じ合わせ側で上隅部を円弧曲線状に屈曲形成され、図4に示されるように、その上隅部で一方の手すり部材11aには手すり枠連結用の係止部15が、他方の手すり枠11′には前記係止部15に係合して連結する係止片を備える連結部17が、それぞれ付設されている。
前記係止部15は、手すり部材11aを両側から挟むようにして互いに平行に固着される一対の支持板15a,15aに、手すり部材11aの彎曲部から突き出す位置で両端部を支持されて、手すり部材11aの軸方向に直交する向きで係止軸16が設けられている。
前記係止部15に対向して他方の手すり枠11bに設けられる連結部17は、前記係止部15と同様に手すり部材11bを両側から挟むようにして互いに平行な一対の支持板17a,17aが溶接されて定着され、この両支持板17aを貫通して先端部に取付く支持軸18で基部を枢支される係止片20を備えている。この係止片20の先端部20aは、下向きの鉤部21に形成され、先端縁20bが前下がり形状の曲面に形成されて常時下がり勝手となるように長く突き出す形状にされている。なお、この係止片20の後端下部20cは手すり部材11bの円弧状曲面に接して先端部20aの下向き回動を規制するようにされている。この係止片20は、連結前の状態で、図5で実線にて示されるように、その先端縁20bの円弧面の中点Pよりやや下を通る水平面fが対向位置にある前記係止部15の係止軸16中心線を通る水平面上にほぼ合致するように関係付けられている。なお、図中符号15b,17bは繋ぎ部片である。
一方、前記スライド手すり枠11,11′には、前記荷台3の側面下部で、その荷台構成部材3b(下部ガイドレール)の側面に規制部片7,7が付設されており、この規制部片7,7にて両スライド手すり枠11,11′が閉じ合わせた状態で、接合側寄り位置の脚部材12側面が当接していずれも過剰に閉じ合せ方向へ移動しないようにされている。したがって、左右両スライド手すり枠11,11′は、閉じて連結した状態でそのまま左右いずれの方向にもスライドすることなく保持されるようになっている。
このように構成された手すり装置10は、両スライド手すり枠11,11′を連結位置までスライドさせると、そのスライド手すり枠11,11′の接合側が閉じ合う直前に、連結部17側の係止片20が手すり枠11′端より相手側に突き出しているので、先にその係止片20の先端部20aが相手の手すり枠に取付く係止軸16と接触する。この当接時点では、係止軸16に対して係止片20の先端部20aが、図5で示されるように、円弧面20bの中点Pより下側の位置に接触するので、スライド手すり枠11,11′の前進に伴い係止軸16によって係止片20の先端部20aが持ち上げられる(図5に二点鎖線で示す)。したがって、前記係止片20は、両スライド手すり枠11,11′の移動に従い係止軸16との接触状態の変化で接合する寸前持ち上げられた先端縁20bが係止軸16から外れると、自重によって先端部20aが下降して鉤部21が係止軸16に係合し、この係止片20によって両スライド手すり枠11,11′が連結される。言い換えると、両スライド手すり枠11,11′がスライドして閉じ合うと、同時に自動的に連結される。そして、この両スライド手すり枠11,11′は、連結状態では互いに荷台3の枠下部に設けられている規制部片7,7によって左右への移動が阻止されて移動することがないので、スライド手すり枠11,11′により荷台3の開放部が保護されるのである。
スライド手すり枠11,11′の連結を解除するには、係止片20を手で持ち上げて係止軸16と鉤部21との係合を断ち、そのまま開く方向にスライド手すり枠11,11′を移動させれば、そのスライド手すり枠11,11′を自由にスライドさせて荷台3の側方部を開放することができる。なお、係止片20は、前記要領で連結を解除するとそのままで施錠前の姿勢に戻るので、次回の連結時にはそのままで対応できる。
このように本実施形態の手すり装置10によれば、スライド手すり枠11,11′を閉じるときには、両方のスライド手すり枠11,11′を荷台3の側部でガイドレール3aおよび荷台構成部材3bに沿い中央部に引き寄せて接合させる操作を行えば、係止部15と連結部17とが自動的に連結され、開放する場合のみ作業者が係止片20を持ち上げて係止を解くことにより開放することができるので、取り扱いが便利になり、作業性の向上を図ることができる。
図6には、他の実施形態に係る手すり装置の連結施錠部の斜視図が示されている。本実施形態においては、一方の手すり枠11に付設される係止部15に、U字状に彎曲形成した係止部材22が、その彎曲部22aを前述のように形成される連結部17の係止片20先端縁20bと連結前に接触するように位置させて手すり部材11aの上隅部に溶接付設され、他方の手すり枠11′に前記実施形態と同様にして連結部17の係止片20が配設されている。このように構成すると、前記実施形態の場合と同様に機能して両スライド手すり枠11,11′を連結することができる。
なお、例えば一方の手すり枠のみがスライド可能にして、対応する手すり枠が固定あるいは手すり以外の固定部材に対してスライド手すり枠が開閉するようにした方式の場合、固定側に前述の係止部15を設け、スライド手すり枠に連結部17(係止片20)を前記要領で設けるようにすれば、前述のようにして手すり枠を閉じた場合、固定側に連結して施錠することができる。
次に、本発明に係る手すり装置の連結施錠具の実施形態について、説明する。図7にはその連結施錠具の全体斜視図が示されている。また、図8にはこの連結施錠具を手すり装置に装着した態様を表す図が示されている。
この連結施錠具30は、前記実施形態の手すり枠11,11′に付設された係止部15と連結部17とに対応する係止具本体31と連結具本体32とを一組とするもので、既存の工事用リフトにおける手すり枠11,11′に組み付けて連結するのに使用できるように構成されたものである。
前記係止具本体31は、工事用リフト1の荷台3に設けられた手すり枠11の円弧状に形成された上隅部に装着できるように、その手すり枠11の手すり部材11aを挟み込む間隔でバチ形状に形成された一対の支持板31a,31aを上縁部で繋ぎ部片31bにより一体に連結して本体部31Aが形成され、その先端部側の適所(使用時、ちょうど手すりの円弧形状の中点の斜め上位置)に、前記支持板31a,31aにて両端を固着支持される係止軸33が、装着される手すりの軸線に直交するようにして設けられている。また、前記繋ぎ部片31bの裏面(下面)には姿勢維持片31cが斜め下向きに付設され、この姿勢維持片31cの下端が手すり部材11aの円弧状彎曲部上面に当接することにより装着時所定の姿勢を保つようにされている。そして、係止具本体31の後部には、手すりに対する取付孔34が設けられ、また、中間下部位置にも取付孔34aが設けられている。前記後部の取付孔34は、手すり部材11aに設けてある既存の連結片取付孔14を利用してボルト19とナット19aで取付けられるようにされ、前記中間下部の取付孔34aは手すりの円弧状彎曲部の内側にボルト19が位置するように挿通させて係止具本体31が浮き上がらないで取付けられるようにされている。
前記連結具本体32は、前記係止具本体31と同様、手すり枠11′の円弧状に形成された上隅部に装着できるように、その手すり枠11′の手すり部材11bを挟み込む間隔でバチ形状に形成された一対の支持板32a,32aを上縁部で繋ぎ部片32bにより一体に連結して本体部32Aが形成され、かつ前記係止具本体31と同様に、先端部には前記係止軸33と同様にして支持軸35が両支持板32a,32a間に取付けられ、後部と中間下部位置にはそれぞれ取付孔36,36aが設けられている。また、前記繋ぎ部片32bの裏面(下面)には姿勢維持片32cが斜め下向きに付設され、この姿勢維持片32cの下端が手すり部材11bの円弧状彎曲部上面に当接することにより装着時所定の姿勢を保つようにされている。そして、前記支持軸35には、両支持板32a,32a間で係止片40が上下方向回動可能に支持されて設けてある。前記係止片40は、その先端部40aが下向きの鉤部41に形成され、先端縁40bを曲面に形成されて常時下がり勝手となるように長く突き出す形状にされている。なお、この係止片40の後端部40cは、本体部31Aの支持板32a,32aを上部で繋ぐ繋ぎ部片32bの下面に接して先端部40aの下向き回動を規制するようにされている。
このように構成される本実施形態の連結施錠具30は、前記手すり装置10の実施形態と同様に、搬器荷台3の左右スライド手すり枠11,11′における閉じ合わせ側で、手すり部材11a,11bの上隅部に、既設の連結片取付孔14,14′を利用して一方の手すり枠11には係止具本体31を前述の要領で本体部31Aの後部取付孔34を合わせ、ボルト19を挿入貫通させてナット19aで締結し、また中間下部位置の取付孔34aにボルト19を挿入してナット19aで固定する。こうすると、係止具本体31は後部の取付孔34から手すり部材11aの既存の連結片取付孔14を通じて固定したボルト19でまず手すり部材11aに結合され、中間下部の取付孔34aに挿通固定したボルト19・ナット19aによって手すり部材11aの彎曲部内側を抱えた状態で固定される。そして、本体部31Aの内側に位置する姿勢維持片31cと手すり部材11aの円弧状彎曲部上面との当接で、この係止具本体31が手すり枠11の所定位置に固着される。
次いで、連結具本体32は、前記係止具本体31に対向するように係止片40の先端部40aを向けて本体部32Aを他方の手すり枠11′の上隅部に固着する。この取付け要領は、前記係止具本体31と同様に後部取付孔36を既設の連結片取付孔14′に合わせてボルト19とナット19aとで締結し、中間下部位置の取付孔36aにボルト19を通して抱えるように締結する。こうして、本体部32Aの内側に位置する姿勢維持片32cと手すり部材11bの円弧状彎曲部上面との当接で、図8に示されるように所定の姿勢で固着される。
このようにして係止具本体31と連結具本体32とを左右のスライド手すり枠11,11′の上隅部に取付ければ、この状態で連結具本体32が取付く手すり枠11′の接合部端から前記係止片40の先端部40aが突き出した状態に保たれ、かつ係止具本体31の係止軸33と前記係止片40先端部40aとの位置関係が、前述のように係止軸33の中心を通る水平面上に前記係止片先端部40aの円弧面の中点より下側で対応するレベルに保たれている。
したがって、両スライド手すり枠11,11′を閉じるようにスライドさせると、両スライド手すり枠11,11′が閉じる直前、係止軸33に対して係止片40の先端縁40bの円弧面が接触すると、その円弧面が係止軸33の周面を滑って係止片先端部40aが持ち上げられる。そのまま慣性でスライド手すり枠11,11′が前進することにより、前記先端部40aの円弧面端の接触が途絶えると係止片40前半部の自重が働いて下向きに回動し、鉤部41が係止軸33に係合して連結具本体32と係止具本体31とが連結される。この連結状態では、係止片40の自重によって浮き上がることはなく連結状態が維持される。なお、この両スライド手すり枠11,11′は、連結によってそのまま左右にスライドさせようとしても、前述のように荷台3の側部に付設されている規制部片7、7により移動を阻止されて荷台3の側方が開くことはない。
また、本実施形態の連結施錠具30は、手すり枠11,11′に対して脱着可能な構成とされているので、例えば従来の手すり枠に付設されている連結片による止め金具に代えて前記要領で使用することができ、左右いずれの向きに取付けても同様に機能するので、荷台3における両側部に取付けるに際して係止具本体31と連結具本体32との向きを任意に設定して使用することができる。また、本体部31A、32Aは左右同じ形状のものが使用できるので、係止軸33・支持軸35と係止片40の取付けを変えて組み立てるようにすれば共通品が使用できるので、安価に提供することができる。
また、本発明の趣旨に則すれば、本体部の形状について前記実施形態に限定されることなく形成することができる。
本発明の一実施形態に係る手すり装置が適用される工事用リフトの正面図 図1に示す工事用リフトの部分平面図 工事用リフトの手すり装置のスライド要部を示す断面図(a)とその右側面図(b) 連結施錠部の斜視図 連結施錠部の連結態様説明図 他の実施形態に係る手すり装置の連結施錠部の斜視図 手すり装置の連結施錠具の全体斜視図 連結施錠具を手すり装置に装着した態様を表す図(a)と連結時の作動説明図(b) 従来の連結具の一態様を表す図
符号の説明
1 工事用リフト
3 搬器(荷台)
3a ガイドレール
3b 荷台構成部材(下部のガイドレール)
10 手すり装置
11,11′ スライド手すり枠
11a,11b 手すり部材
12 脚部材
15 係止部
15a,17a,31a,32a 支持板
16,33 係止軸
17 連結部
18,35 支持軸
19 取付用のボルト
20,40 係止片
20a,40a 係止片の先端部
20b,40b 係止片の先端縁
21,41 鉤部
22 係止部材
30 連結施錠具
31 係止具本体
32 連結具本体

Claims (6)

  1. 搬器の荷台側部に設けられたガイドレールに沿ってスライドする手すり枠を所定位置で閉じて連結する手すり装置であって、一方の手すり枠上隅部に係止部が手すり移動方向に交差して配置され、他方の手すり枠の上隅部に前記係止部に係合して係止する鉤型の係止片が回動自在に付設され、その係止片は先端部を曲面にして、かつその先端部が前記係止部に当接すると持ち上げられて鉤部にその係止部を受け入れ係止し、手すり枠が連結されるように形成されていることを特徴とする手すり装置。
  2. 前記係止部は、手すり枠の移動軸線に平行して所定の間隔で配される一対の支持板により両端を支持された係止軸を有し、これに対して前記係止片は前記係止軸の支持板と同様に平行する一対の支持板間に配設された支持軸で回動可能に基部を支持されて設けられ、この係止片の先端部に下向きの鉤部が形成され、前記先端部の端縁を曲面にして手すり閉鎖時にこの先端部端縁が前記係止軸に当接すると持ち上げられて鉤部が係止軸に係合するように構成されている請求項1に記載の手すり装置。
  3. 前記係止部は、U字状に形成された部材の彎曲部を前記係止片側に対向するようにして一方の手すり枠もしくは支持体に付設されて構成され、前記彎曲部が前記係止片の鉤部に係合するようにされている請求項1に記載の手すり装置。
  4. 搬器の荷台側部に設けられたガイドレールに沿ってスライドする手すり枠を所定位置で閉じて連結する手すり装置の連結施錠具であって、
    円弧状に形成された前記手すり枠の上隅部に沿うようにしてボルト固定される係止具本体と、この係止具本体に対向して手すり枠にボルト固定される連結具本体とでなり、前記係止具本体の係止軸に、前記連結具本体で上下方向に回動自在に付設される係止片の先端部に設けた鉤部が、手すり枠を閉じる際係止具本体の係止軸により持ち上げられて鉤部に係止軸が係合して連結される構成であることを特徴とする手すり装置の連結施錠具。
  5. 前記係止具本体および連結具本体は、いずれも一対の支持板を上部で繋いで手すり枠の手すり部材の上隅部に跨座してボルト締着される構成であり、係止具本体の前端部には前記一対の支持板間に係止軸が架設され、連結具本体の前端部には前記一対の支持板間に架設される支持軸により基部を枢支されて先端部に下向きの鉤部を備える係止片が設けられる構成である請求項4に記載の手すり装置の連結施錠具。
  6. 前記係止片は、枢支位置から先端部が長く突き出すようにされ、その先端部端縁が前下がり形状の曲面に形成されている請求項4または5に記載の手すり装置の連結施錠具。
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